JP2002162039A - 電子レンジのヒータ加熱システム - Google Patents

電子レンジのヒータ加熱システム

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ソン ユン リュー
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    • F24C7/00Stoves or ranges heated by electric energy
    • F24C7/02Stoves or ranges heated by electric energy using microwaves
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータの熱を効率的に調理物Fに伝達して、
熱の損失を防止して汚染物の付着を防止し得る電子レン
ジのヒータ加熱システムを提供すること。 【解決手段】 調理室の天井面の上部プレート24に循
環空気の吸入部26と吐出部28とを穿孔形成し、上部
プレート24の上面に空間状のトンネル30を板材によ
り屈曲形成し、該トンネル30の内部の吸入部26上に
対流ファン34を装着し、トンネル30の吐出部28上
に第1ヒータが収納される第1ヒータチャンバ40′を
形成し、その側方に輻射熱を伝達する第2ヒータが収納
される第2ヒータチャンバ50′を形成して電子レンジ
のヒータ加熱システムを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジのヒー
タ加熱システムに係るもので、詳しくは、ヒータの熱を
効率的に調理物に伝達して、熱損失を低減し得る電子レ
ンジのヒータ加熱システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子レンジはマイクロウエーブ
を利用して加熱対象物の調理物を加熱していたが、近来
は、より多様な加熱機能を電子レンジに装着する技術と
して、マイクロウエーブの他にヒータを装着して該ヒー
タの発生熱も調理物の加熱に利用してある。このような
従来技術による電子レンジのヒータ加熱システムにおい
ては、図3に示すように、内部中央に調理台2′が収納
される調理室2の上部に天井として形成された上部プレ
ート3と、該上部プレート3の上方に板材により屈曲形
成された空間のヒートチャンバ5と、該ヒートチャンバ
5の内部両方側に収納されて調理物Fを加熱する2個の
ヒータ7、7′と、それらヒータ7、7′の中央のヒー
タチャンバ5の内部に突成された対流ファン9と、該対
流ファン9に連結されてヒータチャンバ5の外部に突成
されたモータ10とから構成されている。
【0003】また、前記上部プレート3の中央には、前
記対流ファン9に対応して複数の吸入部3Sがそれぞれ
穿孔形成され、該吸入部3の両方側には複数の吐出部3
Eがそれぞれ穿孔形成されることで、前記各ヒータ7、
7′に電源が印加して発熱されると、前記対流ファン9
の動作に従って、調理室2内部の空気が前記吸入部3S
を通って前記ヒータチャンバ5の内部に吸入され、該吸
入された空気はヒータチャンバ5内部の各ヒータ7、
7′を通過しながら加熱されて吐出部3Eから調理室2
の内部に吐出され、該吐出された空気は調理物Fを加熱
した後、再び前記吸入部3Sを通ってヒータチャンバ5
の内部に吸入されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このように構
成された従来技術による電子レンジのヒータ加熱システ
ムにおいては、上部プレート3の中央に穿孔形成された
吸入部3Sの側方に隣接してそれぞれ吐出部3Eが穿孔
形成されているため、吐出部3Eから吐出された空気の
一部が調理物Fを経ることなくそのまま吸入部3Sに吸
入される現象が発生することで、調理物Fの均一な加熱
が行われず、熱の損失が発生するという不都合な点があ
る。また、前記各ヒータ7、7′の下面吐出側には上部
プレート3の板部が過度に露出されているため、各ヒー
タ7、7′の発生熱が上部プレートの板部に過度に吸収
されて熱の損失が甚だしいという不都合な点がある。即
ち、調理物Fに伝達される以前に上部プレートの板部に
熱が伝達されるため、熱損失が増加される。
【0005】更に、調理中に調理物Fから発生する加熱
飛散物(飲食物の屑及び油)が調理室真上の吸入部の各
孔にくっついて、吸入部の各孔が閉鎖されることで空気
の流通が円満に行われず、汚染が甚だしいという不都合
な点がある。また、各ヒータ7、7′が容易に汚染され
るので、掃除することが煩雑で、引いては故障する憂い
があるという不都合な点がある。
【0006】本発明の目的は、ヒータから発生する熱の
調理物への対流系を改善して調理物を均一に加熱しよう
とするものである。更に、本発明の他の目的は、ヒータ
の発生熱を調理物に効果的に伝達して熱の損失を低減し
ようとするものである。更に、本発明のその他の目的
は、輻射力を利用するヒータと対流を利用するヒータと
の区分を確立することで、2つのヒータを効率的に利用
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、このような本発
明の目的は、電子レンジのキャビティの調理室の内部天
井面に、循環空気が流入される吸入部と、循環空気が吐
出される吐出部と、輻射熱が伝達される開口部と、がそ
れぞれ穿孔形成されて、その内部天井面の上部に屈曲さ
れた板材により所定容積を有するように被覆形成された
空間状のエアトンネルと、前記エアトンネルの内部の前
記吸入部の上方の前記屈曲された板材を貫通して装着さ
れ、前記調理室内の空気を前記吸入部から吸入して前記
吐出部から前記調理室に吐出させるファン組立体と、前
記エアトンネル内部の前記吐出部側に、屈曲された板材
により所定容積の空間を有するように被覆形成されて、
空気を加熱する第1ヒータが内部に収納される第1ヒー
タチャンバと、前記エアトンネル内部の前記吸入部と前
記吐出部間側に、屈曲された板材により所定容積の空間
を有するように被覆形成されて、前記調理室の内部に輻
射熱を伝達する第2ヒータが内部に収納される第2ヒー
タチャンバと、をそれぞれ包含して、前記吸入部と前記
吐出部とは、それぞれ前記エアトンネルの両方端の前記
調理室の内部天井面にそれぞれ穿孔形成されて、構成さ
れることを特徴とする電子レンジのヒータ加熱システム
を提供することにより達成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を説明する。本発明に係る電子レンジの加
熱システムにおいては、図1に示すように、電子レンジ
のキャビティ20の内部に調理室22が形成され、該調
理室22の内部中央に調理物Fが載置される調理台2
2′が配置されて、調理物Fは調理室上方のマイクロウ
エーブ(図示されず)と以下説明するヒータとにより加
熱されて調理されるようになってある。そして、調理室
22の上面には、天井としての上部プレート24が形成
され、該上部プレート24の上方には屈曲された板によ
り包囲されて空間のエアトンネル30が形成され、該エ
アトンネル30の一方側に偏って対流ファン34がエア
トンネル30の上方から下方向きに突成され、該対流フ
ァン34の上方のエアトンネル30の外部には、その対
流ファン34に駆動モータ32が装着されてある。
【0009】エアトンネル30の内部の対流ファン34
の側方には、断面梯形状に屈曲形成された板材が上部プ
レート24の上面に被覆載置されることで、対流ファン
34の遠方を基準にそれぞれ第1ヒータチャンバ4
0′、及び第2ヒータチャンバ50′が所定間隔を置い
て形成され、それら第1ヒータチャンバ40′及び第2
ヒータチャンバ50′には、それぞれ対流を利用して調
理物Fに熱を伝達する第1ヒータ40と、輻射を利用し
て調理物Fに熱を伝達する第2ヒータ50とが収納装着
されてある。
【0010】また、上部プレート24の表面上の対流フ
ァン34に対向する部位には、複数の空気流通孔が穿孔
されることで空気の吸入部26が形成され、第1ヒータ
チャンバ40′及び第2ヒータチャンバ50′に対向す
る上部プレート24の表面上には循環空気の吐出口28
及び輻射熱が通過する開口部29がそれぞれ穿孔形成さ
れ、第1ヒータチャンバ40′の外部側方の上部プレー
ト24の表面には補助吐出部28′が穿孔形成されてあ
る。また、板材により屈曲形成された第1ヒータチャン
バ40′の上面及び側面は第1反射板42として形成さ
れて、それら第1反射板42には複数の空気連通孔44
がそれぞれ穿孔形成され、同様に板材により屈曲形成さ
れた第2ヒータチャンバ50′の上面及び側面も第2反
射板52として形成されてある。
【0011】また、第2反射板52には複数の孔53が
穿孔形成され、それら孔を介してエアトンネル30に吸
入された空気が流れるようになる。このような空気の流
れによって第2反射板52及び第2ヒータ50が冷却さ
れるようになる。第2ヒータ50が収納された第2ヒー
タチャンバ50′の下方の開口部29周辺の上部プレー
ト24の表面部位には、ガラスフィルタ54が装着され
ることで、調理物Fから発生する異物質の侵入を防止す
ると共に、第2ヒータ50からの輻射熱の伝達を良好に
行い得るようになってある。
【0012】以下、このように構成された本発明に係る
電子レンジのヒータ加熱システムの動作を図2に基づい
て説明する。先ず、使用者によりヒータ40、50を用
いる調理が選択されて、第1ヒータ40及び第2ヒータ
50が稼動して発熱されると、駆動モータ32及び対流
ファン34が駆動して、調理室22の内部空気が吸入部
26を通ってエアトンネル30の内部に吸入される。次
いで、該吸入された空気は、第2ヒータチャンバ50′
の第2反射板52の外部上方を通って第1ヒータチャン
バ40′の第1反射板42側に到達し、該第1反射板4
2の連通孔44を通過して第1ヒータ40に至った後、
該第1ヒータ40から加熱を受けて加熱された状態にな
って吐出部28を通って調理室22内の側方に吐出され
る。
【0013】次いで、対流ファン34により形成される
空気の流動系を沿って調理物Fを加熱した後、再び吸入
部26を通ってエアトンネル30の内部に流入される流
動経路が反復されるが、このとき、補助吐出部28′
は、第1反射板42の各連通孔44を通過する空気の流
動を促進させる役割を行う。吐出部28は、第1ヒータ
チャンバー40′の下面が全て開放されるように上部プ
レート24に穿孔形成されることで、第1ヒータ40の
加熱を受けた循環空気が迅速に調理室22の内部に吐出
され、従来のように、循環空気の熱が上部プレート24
により奪われることがないように構成されてある。
【0014】また、第2ヒータ50から発生した熱は、
ガラスフィルタ54を通って輻射熱のみが調理室22の
調理物Fに伝達されることで、第2ヒータチャンバー5
0′の上方のエアトンネル30を通過した後、第1ヒー
タチャンバー40′の各連通孔44を通って調理室22
の内部に吐出される循環空気の影響はなるべく受けない
ようになってある。従って、輻射熱を伝達する第2ヒー
タ50の周囲の反射板52は対流ファン34により冷却
されることで、第2ヒータ50により過度に温度が上昇
されることが防止されて、均一な調理物の加熱が行われ
るという長所がある。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電子
レンジのヒータ加熱システムにおいては、調理室の内部
の空気の循環経路を良好に形成して、ヒータにより加熱
された空気を調理物に理想的に利用して熱の損失を防止
し得るという効果を奏する。また、上部プレートにより
ヒータの加熱が奪われる現象を防止して熱効率を向上し
得るという効果を奏する。
【0016】また、輻射熱を伝達する第2ヒータは、対
流熱を伝達する第1ヒータの影響をなるべく受けないよ
うになっているため、調理室の調理中発生する異物質に
よる汚染を防止し、対流ファンにより輻射熱を利用する
第2ヒータを冷却させて、調理物を均一に加熱し得ると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による電子レンジのヒータ加
熱システムの構成を示した縦断面図である。
【図2】本発明の実施形態による電子レンジのヒータ加
熱システムの調理物加熱動作の説明図である。
【図3】従来技術による電子レンジのヒータ加熱システ
ムの構成を示した縦断面図である。
【符号の説明】
20…キャビティ 22…調理室 22′…調理台 24…上部プレート 28…吐出口 28′…補助吐出部 29…開口部 30…エアトンネル 32…駆動モータ 34…対流ファン 40…第1ヒータ 40′…第1ヒータチャンバ 42…第1反射板 44…空気連通孔 50…第2ヒータ 50′…第2ヒータチャンバ 52…第2反射板 54…ガラスフィルタ F…調理物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リュー ソン ユン 大韓民国,ギョンサンプク−ド,チャンウ ォン,サンナン−ドン,デホ アパートメ ント 1606 (72)発明者 リー ゲウン ヒュン 大韓民国,プサン,スヤン−ク,グワンガ ン 4−ドン,741−16 Fターム(参考) 3L086 AA03 BA08 BB05 BD00 BD07 DA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子レンジのキャビティの調理室の内部
    天井面に、循環空気が流入される吸入部と、循環空気が
    吐出される吐出部と、輻射熱が伝達される開口部とがそ
    れぞれ穿孔形成されて、その内部天井面の上部に屈曲さ
    れた板材により所定容積を有するように被覆形成された
    空間状のエアトンネルと、 前記エアトンネルの内部の前記吸入部の上方の前記屈曲
    された板材を貫通して装着され、前記調理室内の空気を
    前記吸入部から吸入して前記吐出部から前記調理室に吐
    出させるファン組立体と、 前記エアトンネル内部の前記吐出部側に、屈曲された板
    材により所定容積の空間を有するように被覆形成され
    て、空気を加熱する第1ヒータが内部に収納される第1
    ヒータチャンバと、 前記エアトンネル内部の前記吸入部と前記吐出部間側
    に、屈曲された板材により所定容積の空間を有するよう
    に被覆形成されて、前記調理室の内部に輻射熱を伝達す
    る第2ヒータが内部に収納される第2ヒータチャンバ
    と、をそれぞれ包含し、 前記吸入部と前記吐出部とは、それぞれ前記エアトンネ
    ルの両方端の前記調理室の内部天井面にそれぞれ穿孔形
    成されて構成されることを特徴とする電子レンジのヒー
    タ加熱システム。
  2. 【請求項2】 前記第1ヒータチャンバは、前記天井板
    の吐出部の上方に、ほぼ断面梯形に屈曲形成されて被覆
    された板材により空間状に形成され、前記屈曲形成され
    た板材により第1反射板が形成され、該第1反射板には
    複数の連通孔が穿孔形成されてそれら連通孔を通って循
    環空気が連通されることを特徴とする請求項1記載の電
    子レンジのヒータ加熱システム。
  3. 【請求項3】 前記第2ヒータチャンバは、前記天井板
    の開口部の上方に、ほぼ断面梯形状に屈曲形成されて被
    覆された板材により空間状に形成され、前記屈曲形成さ
    れた板材により第2反射板が形成されることを特徴とす
    る請求項1記載の電子レンジのヒータ加熱システム。
  4. 【請求項4】 前記第2ヒータチャンバは、前記開口部
    が形成された天井面の上部に、輻射熱が通過されるフィ
    ルタが装着されることを特徴とする請求項1または3記
    載の電子レンジのヒータ加熱システム。
  5. 【請求項5】 前記フィルタは、ガラスフィルタである
    ことを特徴とする請求項4記載の電子レンジのヒータ加
    熱システム。
  6. 【請求項6】 前記エアトンネルの内部と前記第1ヒー
    タチャンバの外部間の前記天井面の表面には、循環空気
    が吐出される補助吐出部が追加穿孔形成されることを特
    徴とする請求項1記載の電子レンジのヒータ加熱システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記ファン組立体は、対流ファン及び駆
    動モータを備えて構成され、前記対流ファンは、前記エ
    アトンネル内部の前記吸入部の真上に突成されることを
    特徴とする請求項1記載の電子レンジのヒータ加熱シス
    テム。
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