JPH06281148A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JPH06281148A
JPH06281148A JP7163093A JP7163093A JPH06281148A JP H06281148 A JPH06281148 A JP H06281148A JP 7163093 A JP7163093 A JP 7163093A JP 7163093 A JP7163093 A JP 7163093A JP H06281148 A JPH06281148 A JP H06281148A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heater
oven
storage material
heat storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7163093A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2849526B2 (ja
Inventor
Hiroki Inoue
博喜 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5071630A priority Critical patent/JP2849526B2/ja
Publication of JPH06281148A publication Critical patent/JPH06281148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2849526B2 publication Critical patent/JP2849526B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/32Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens
    • F24C15/322Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation
    • F24C15/325Arrangements of ducts for hot gases, e.g. in or around baking ovens with forced circulation electrically-heated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】発生する熱の有効利用を図った加熱調理器を提
供する。 【構成】オーブン庫内2の天壁3の上部側に、グリルヒ
ータ4よりの放熱を蓄える蓄熱材18を収納する蓄熱材
収納部19を設け、ヒータユニット収納部7の後部側
に、ヒータ9よりの放熱を蓄える蓄熱材18を収納する
蓄熱材収納部20を設け、これら蓄熱材収納部19,2
0の各一端部にオーブン庫内2に連通する熱放出口2
1,22を形成し、他端部は開閉可能なダンパー蓋23
を介してヒータユニット収納部7に連接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波加熱やヒータ加
熱により被加熱物の調理を行う加熱調理器に係り、より
詳細には、発生する熱の有効利用を図った加熱調理器に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に普及している電子レンジは、水分
を含む食品等にマイクロ波を照射し、これによって起こ
る誘電加熱によって食品等の被加熱物を加熱調理するも
のである。また、最近ではこのような誘電加熱の単機能
だけでなく、ヒータ等を付加して食品を熱で調理できる
ようにし、調理器としての機能を一層高めたものが提供
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなレンジ加熱
とオーブン加熱とを備えた加熱調理器において、ヒータ
による加熱を行う場合、ヒータから発せられた熱は放射
状に発散することから、被加熱物を加熱するオーブン庫
内に向かう熱と、それ以外の方向に向かう熱とに大別す
ることができる。
【0004】そして、それ以外の方向に向かう熱は、オ
ーブン庫内を加熱するためには本来不要な熱であるだけ
でなく、オーブン庫外に伝わって好ましくない結果を招
く。そのため、調理器内に設けられた部品を守り、また
使用者の安全を確保するために、断熱材を設けて遮断し
たり、冷却ファンを設置して排熱したりしており、その
熱を有効に利用していなかった。
【0005】また、レンジ加熱時、マグネトロンはマイ
クロ波を発振するために発熱する。そのため、この熱を
発散させるべく従来は冷却ファンにより風を当て、その
排熱をオーブン庫外にただ単に排出しており、有効に利
用していなかった。
【0006】本発明はかかる実情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、このようなオーブン庫内には直接に向
かわない熱の有効利用を図って、効率良く被加熱物の加
熱を行うことのできる加熱調理器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の加熱調理器は、オーブン庫内の天壁近傍に
グリルヒータが設けられるとともに、一側壁に設けられ
たヒータユニット収納部にコンベクションファンとヒー
タとが収納され、このコンベクションファンの回転によ
りヒータの熱が側壁吹出口から吹き出されてオーブン庫
内を循環するように構成された加熱調理器に適用し、オ
ーブン庫内の前記天壁の上部側に、前記グリルヒータよ
りの放熱を蓄える蓄熱材を収納する蓄熱材収納部が設け
られ、前記ヒータユニット収納部の後部側に、前記ヒー
タよりの放熱を蓄える蓄熱材を収納する蓄熱材収納部が
設けられ、これら蓄熱材収納部はその一端部に前記オー
ブン庫内に連通する熱放出口が形成され、他端部は開閉
可能なダンパー蓋を介して前記ヒータユニット収納部に
連接されたものである。
【0008】また、本発明の加熱調理器は、オーブン庫
内の天壁近傍にグリルヒータが設けられるとともに、一
側壁に設けられたヒータユニット収納部にコンベクショ
ンファンとヒータとが収納され、このコンベクションフ
ァンの回転によりヒータの熱が側壁吹出口から吹き出さ
れてオーブン庫内を循環するように構成された加熱調理
器に適用し、前記グリルヒータの取り付け位置に対応す
る前記オーブン庫内の天壁部分に熱放出口が形成され、
この熱放出口を含む前記天壁の上部側に熱流通路が形成
され、この熱流通路の熱流入口は開閉可能なダンパー蓋
を介して前記ヒータユニット収納部に連接されたもので
ある。
【0009】また、本発明の加熱調理器は、高周波加熱
を行うマグネトロンの排熱側に、排熱を蓄える蓄熱材を
収納した蓄熱材収納部が設けられ、この蓄熱材収納部の
前記マグネトロン側である一端部に空気流入口が形成さ
れ、他端部にオーブン庫内に連通する空気流出口が形成
され、かつ前記空気流入口に開閉可能なダンパー蓋が設
けられたものである。
【0010】
【作用】オーブン庫内の天壁の上部側に、グリルヒータ
よりの放熱を蓄える蓄熱材を収納する蓄熱材収納部を設
け、ヒータユニット収納部の後部側に、ヒータよりの放
熱を蓄える蓄熱材を収納する蓄熱材収納部を設ける。そ
して、これら蓄熱材収納部の一端部にオーブン庫内に連
通する熱放出口をそれぞれ形成し、他端部は開閉可能な
ダンパー蓋を介してヒータユニット収納部に連接する。
【0011】これにより、ヒータ加熱時、グリルヒータ
より放散されるオーブン庫内と反対側に向かう熱は、蓄
熱材収納部に収納された蓄熱材により蓄熱される。ま
た、ヒータより放散されるオーブン庫内と反対側に向か
う熱は、蓄熱材収納部に収納された蓄熱材により蓄熱さ
れる。このとき、ダンパー蓋は閉じた状態としておく。
【0012】そして、このようにして各蓄熱材に蓄熱し
た後、再びヒータ加熱を行うとき、ダンパー蓋を開いて
ヒータユニット収納部と各蓄熱材収納部とを連通させ
る。
【0013】これにより、コンベクションファンの回転
によってヒータユニット収納部から各蓄熱材収納部へ空
気が流れ、この空気は各蓄熱材を通過するとき熱交換さ
れて暖められ、各熱放出口からオーブン庫内に放出され
る。その結果、オーブン庫内の加熱温度の立ち上がり時
間が短くなり、その分調理時間が短縮されることにな
る。つまり、蓄熱された熱をオーブン庫内に放出するこ
とにより、ヒータの通電時間が短くなる結果、例えばパ
ン等を焼くときに、ヒータの輻射熱によるパン生地等の
表面温度の過剰加熱による醗酵のし過ぎを防止すること
が可能となる。また、加熱開始時ではなく、加熱終了後
に蓄熱された熱をオーブン庫内に放出することにより、
被加熱物の保温に利用することも可能である。
【0014】また、グリルヒータの取り付け位置に対応
するオーブン庫内の天壁部分に熱放出口を形成し、この
熱放出口を含む天壁の上部側に熱流通路を形成し、この
熱流通路の熱流入口は開閉可能なダンパー蓋を介してヒ
ータユニット収納部に連接する。
【0015】上記構成において、オーブン加熱時、ダン
パー蓋を開いてヒータユニット収納部と熱流通路とを連
通させる。これにより、コンベクションファンを回転さ
せることによって生じた風の一部を熱流通路に送り込
み、熱放出口からオーブン庫内に放出させる。そのた
め、グリルヒータからオーブン庫内とは反対側(すなわ
ち、天壁側)に放散された熱は、この風によりオーブン
庫内に押し戻されることとなり、オーブン庫内での加熱
に供することになる。
【0016】また、高周波加熱を行うマグネトロンの排
熱を蓄える蓄熱材を収納した蓄熱材収納部を設け、この
蓄熱材収納部のマグネトロン側である一端部に空気流入
口を形成し、他端部にオーブン庫内に連通する空気流出
口を形成し、かつ空気流入口に開閉可能なダンパー蓋を
設ける。
【0017】これにより、マイクロ波加熱時、発熱した
マグネトロンを冷却ファンにより冷却し、その排熱を蓄
熱材に蓄熱する。このようにして蓄熱材に蓄熱した後、
再びマイクロ波加熱を行うとき、ダンパー蓋を開く。こ
れにより、マグネトロンの排熱は、空気流入口より蓄熱
材収納部に流入し、蓄熱材を通過するとき熱交換されて
暖められ、空気流出口からオーブン庫内に放出される。
その結果、オーブン庫内が暖められるため、マイクロ波
により加熱された被加熱物の熱放射が少なくなり、より
早く加熱することが可能となる。また、オーブン庫内に
放出される熱をオーブン庫内確認用窓の内側に当てるこ
とにより、より早く窓面の温度を上げることができ、窓
の内側の曇りをより軽減することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0019】図1及び図2は、本発明の加熱調理器の一
実施例を示す側面より見た概略断面図であって、請求項
1に対応している。
【0020】図において、調理器本体10の前面に扉1
が設けられており、この扉1により開閉されるオーブン
庫内2の天壁3には、棒状に形成された2本のグリルヒ
ータ4,4が並列に配置されている。また、天壁3に
は、これらグリルヒータ4,4を収納するための凹み溝
部5,5が扉1と平行に形成されており、グリルヒータ
4,4がオーブン庫内で突出しないようにしている。
【0021】また、オーブン庫内2の後壁6には、コン
ベクションファン8とヒータ9とが収納されたヒータユ
ニット収納部7が設けられている。ヒータ9は、コンベ
クションファン8を周回するように配置されており、コ
ンベクションファン8は、ヒータユニット収納部7と調
理器本体10との間に配置されたコンベクションモータ
11により回転駆動されるようになっている。また、ヒ
ータユニット収納部7とオーブン庫内2との境である後
壁6には、ヒータ9より放散される熱をオーブン庫内2
に吹き出させるための吹出口12が形成されている。
【0022】また、オーブン庫内2の底壁13には、図
示しない被加熱物を載置するターンテーブル14が設け
られており、このターンテーブル14は、底壁13の下
部に設けられたターンテーブルモータ15により回転駆
動されるようになっている。
【0023】また、オーブン庫内2の天壁3の上部側
に、グリルヒータ4よりの放熱を蓄える蓄熱材18を収
納する蓄熱材収納部19が設けられており、ヒータユニ
ット収納部7の後部側に、ヒータ9よりの放熱を蓄える
蓄熱材18を収納する蓄熱材収納部20が設けられてい
る。そして、これら蓄熱材収納部19,20はその一端
部がオーブン庫内2に連通する熱放出口21,22に形
成されており、他端部は開閉可能なダンパー蓋23を介
してヒータユニット収納部7に連接されている。
【0024】上記構成の加熱調理器において、本実施例
では蓄熱材18としてゼオライトを使用している。ゼオ
ライトとは、セラミック系の蓄熱材であって、加熱する
ことで内部の水分を無くすことにより蓄熱し、湿度ある
空気を当てることで熱を放出するものである。
【0025】次に、上記構成の加熱調理器の加熱時の動
作について説明する。
【0026】通常使用時、グリルヒータ4から発せられ
た熱エネルギーは、被加熱物を加熱するためにオーブン
庫内2に放散されるもの(図中に、破線の矢符Aで示
す)と、オーブン庫内2とは反対側に放散されるもの
(図中に、実線の矢符Bで示す)とがある。このうち熱
エネルギーBは、オーブン庫内2を加熱するためには本
来不要な熱である。そこで、この熱エネルギーBを蓄熱
材収納部19に収納された蓄熱材18に蓄熱する。
【0027】また、コンベクション運転時、ヒータ9よ
り放散されるオーブン庫内2と反対側に向かう熱エネル
ギーCを、蓄熱材収納部20に収納された蓄熱材18に
蓄熱する。このとき、ダンパー蓋23は閉じた状態とな
っており、ヒータユニット収納部7と各蓄熱材収納部1
9,20とは完全に仕切られている。因みに、このとき
のコンベクションファン8の回転による熱風の流れを図
1中に白抜きの矢符で示す。
【0028】この後、再びコンベクション運転を行うと
き、ダンパー蓋23を開いてヒータユニット収納部7と
各蓄熱材収納部19,20とを連通させる(図2参
照)。
【0029】これにより、コンベクションファン8の回
転によってヒータユニット収納部7から各蓄熱材収納部
19,20へ湿度ある空気が流れ、この空気は各蓄熱材
18を通過するとき熱交換されて暖められ、各熱放出口
21,22からオーブン庫内に放出される。このときの
空気の流れを、図2に実線の矢符で示す。
【0030】このように、蓄熱材18に蓄熱された熱エ
ネルギーを加熱開始時の補助として使用することによ
り、オーブン庫内2の温度をより早く立ち上げることが
でき、より早く被加熱物を加熱することが可能となる。
その結果、例えばパン等を焼くときに、グリルヒータ4
の輻射熱によるパン生地等の表面温度の過剰加熱による
醗酵のし過ぎを防止することが可能となる。また、加熱
開始時ではなく、加熱終了後に蓄熱された熱をオーブン
庫内2に放出することにより、被加熱物の保温に利用す
ることもできる。
【0031】図3及び図4は、本発明の加熱調理器の他
の実施例を示す側面より見た概略断面図であって、請求
項2に対応している。
【0032】図において、1は扉、2はオーブン庫内、
3は天壁、4はグリルヒータ、5は凹み溝部、6は後
壁、7はヒータユニット収納部、8はコンベクションフ
ァン、9はヒータ、10は調理器本体、11はコンベク
ションモータ、12は吹出口、13は底壁、14はター
ンテーブル、15はターンテーブルモータであり、これ
らの構成は図1に示したものと同様である。
【0033】本実施例の加熱調理器は、上記構成におい
て、グリルヒータ4の取り付け位置である凹み溝部5に
熱放出口25を形成し、この熱放出口25を含む天壁3
の上部側に熱流通路26を形成し、この熱流通路26の
熱流入口側27を開閉可能なダンパー蓋28を介してヒ
ータユニット収納部7に連接したものである。
【0034】次に、上記構成の加熱調理器の加熱時の動
作について説明する。
【0035】通常加熱では、ヒータユニット収納部7に
設けられたダンパー蓋28を閉じてコンベクションファ
ン8を回転させる。これにより、ヒータ9より発せられ
た熱がオーブン庫内2に吹き出されて循環し、ターンテ
ーブル14に載置された被加熱物(図示省略)の加熱調
理を行われる。このときのコンベクションファン8の回
転による熱風の流れを図3中に実線の矢符で示す。
【0036】次に、グリルヒータ4で加熱調理する場
合、調理内容に応じてヒータユニット収納部7に設けら
れたダンパー蓋28を開き、ヒータユニット収納部7と
熱流通路26とを連通させる(図4に示す状態)。これ
により、コンベクションファン8を回転させることによ
って生じた風の一部を熱流通路26に送り込み、熱放出
口25からオーブン庫内2に放出させる。そのため、グ
リルヒータ4からオーブン庫内2とは反対側(すなわ
ち、天壁3側)に放散された熱は、この風によりオーブ
ン庫内2に押し戻されることとなり、オーブン庫内2で
の加熱に供することになる。つまり、ターンテーブル1
4に載置された被加熱物(図示省略)をより効率良く加
熱調理することができるものである。このときのコンベ
クションファン8の回転による熱風の流れを図4中に実
線の矢符で示す。
【0037】図5及び図6は、本発明の加熱調理器の他
の実施例を示す平面より見た概略断面図であって、請求
項3に対応している。
【0038】図において、前面に扉1が設けられた調理
器本体10の上部には、マイクロ波加熱を行うマグネト
ロン31と、このマグネトロン31を冷却する冷却ファ
ン32とが設けられており、冷却ファン32により冷却
されたマグネトロン31の排熱は、吸気ダクト33を介
して送出口38からオーブン庫内2に送出される。そし
て、オーブン庫内2を循環後、排気ダクト39の排気口
40を介して庫外へ排出されるようになっている。
【0039】本実施例では、この吸気ダクト33をほぼ
2分割した形で蓄熱材収納部34が形成されており、こ
の蓄熱材収納部34に、マグネトロン31の排熱を蓄え
る蓄熱材18が収納されている。この蓄熱材収納部34
のマグネトロン31側である空気流入口35には、開閉
可能なダンパー蓋37が設けられており、他端部側であ
る空気流出口36は、吸気ダクト33の送出口38を介
してオーブン庫内2に向けられている。ただし、吸気ダ
クト33と蓄熱材収納部34とは別構成とすることが可
能である。
【0040】次に、上記構成の加熱調理器の加熱時の動
作について説明する。
【0041】マイクロ波加熱時、発熱したマグネトロン
31を冷却ファン32により冷却し、その排熱を蓄熱材
収納部34に収納された蓄熱材18に蓄熱する。このと
き、ダンパー蓋37は閉じた状態として(図5に示す状
態)、蓄えられた熱が放出されないようにする。
【0042】このようにして蓄熱材18に蓄熱した後、
再びマイクロ波加熱を行うとき、ダンパー蓋37を開く
(図6に示す状態)。これにより、マグネトロン31の
排熱は、空気流入口35より蓄熱材収納部34内に流入
し、蓄熱材18を通過するとき熱交換されて暖められ、
空気流出口36から送出口38を介してオーブン庫内2
に放出される。その結果、オーブン庫内2が暖められる
ため、マイクロ波により加熱された被加熱物(図示省
略)の熱放射が少なくなり、より早く加熱することが可
能となる。
【0043】また、オーブン庫内2に放出される熱を扉
1に設けられたオーブン庫内確認用窓(図示省略)の内
側に当てることにより、より早く窓面の温度を上げるこ
とができ、窓の内側の曇りをより軽減することが可能と
なる。
【0044】
【発明の効果】本発明の加熱調理器は、オーブン庫内の
天壁の上部側に、グリルヒータよりの放熱を蓄える蓄熱
材を収納する蓄熱材収納部を設け、ファン収納部の後部
側に、ヒータよりの放熱を蓄える蓄熱材を収納する蓄熱
材収納部を設け、これら蓄熱部材収納部の一端部にオー
ブン庫内に連通する熱放出口をそれぞれ形成し、他端部
は開閉可能なダンパー蓋を介してファン収納部に連接す
る構成としたので、コンベクションファンの回転によっ
てファン収納部から各蓄熱材収納部へ空気が流れ、この
空気は各蓄熱材を通過するとき熱交換されて暖められ、
各熱放出口からオーブン庫内に放出されるため、オーブ
ン庫内の加熱温度の立ち上がり時間が短くなり、その分
調理時間を短縮することができる。つまり、蓄熱された
熱をオーブン庫内に放出することにより、ヒータの通電
時間が短くなる結果、例えばパン等を焼くときに、ヒー
タの輻射熱によるパン生地等の表面温度の過剰加熱によ
る醗酵のし過ぎを防止することができる。また、加熱開
始時ではなく、加熱終了後に蓄熱された熱をオーブン庫
内に放出することにより、被加熱物の保温に利用するこ
とができる。
【0045】また、本発明の加熱調理器は、グリルヒー
タの取り付け位置に対応するオーブン庫内の天壁部分に
熱放出口を形成し、この熱放出口を含む天壁の上部側に
熱流通路を形成し、この熱流通路の熱流入口は開閉可能
なダンパー蓋を介してファン収納部に連接する構成とし
たので、コンベクションファンを回転させて生じた風の
一部を熱流通路に送り込み、熱放出口からオーブン庫内
に放出させることにより、グリルヒータからオーブン庫
内とは反対側に放散された熱をオーブン庫内に向かわせ
ることができ、オーブン庫内での加熱効率を向上するこ
とができる。
【0046】また、本発明の加熱調理器は、高周波加熱
を行うマグネトロンの排熱を蓄える蓄熱材を収納した蓄
熱材収納部を設け、この蓄熱材収納部のマグネトロン側
である一端部に空気流入口を形成し、他端部にオーブン
庫内に連通する空気流出口を形成し、かつ空気流入口に
開閉可能なダンパー蓋を設けた構成としたので、マグネ
トロンの排熱は、空気流入口より蓄熱材収納部に流入
し、蓄熱材を通過するとき熱交換されて暖められ、空気
流出口からオーブン庫内に放出されて、オーブン庫内が
暖められる。そのため、マイクロ波により加熱された被
加熱物の熱放射が少なくなり、より早く加熱することが
できる。また、オーブン庫内に放出される熱をオーブン
庫内確認用窓の内側に当てることにより、より早く窓面
の温度を上げることができ、窓の内側の曇りをより軽減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の加熱調理器の請求項1に対応する実施
例を示す側面より見た概略断面図である。
【図2】本発明の加熱調理器の請求項1に対応する実施
例を示す側面より見た概略断面図である。
【図3】本発明の加熱調理器の請求項2に対応する実施
例を示す側面より見た概略断面図である。
【図4】本発明の加熱調理器の請求項2に対応する実施
例を示す側面より見た概略断面図である。
【図5】本発明の加熱調理器の請求項3に対応する実施
例を示す平面より見た概略断面図である。
【図6】本発明の加熱調理器の請求項3に対応する実施
例を示す平面より見た概略断面図である。
【符号の説明】
2 オーブン庫内 3 天壁 4 グリルヒータ 6 後壁 7 ヒータユニット収納部 8 コンベクションファン 9 ヒータ 12 吹出口 18 蓄熱材 19,20 蓄熱材収納部 21,22 熱放出口 23 ダンパー蓋 25 熱放出口 26 熱流通路 27 熱流入口側 28 ダンパー蓋 31 マグネトロン 32 冷却ファン 34 蓄熱材収納部 35 空気流入口 36 空気流出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーブン庫内の天壁近傍にグリルヒータ
    が設けられるとともに、一側壁に設けられたヒータユニ
    ット収納部にコンベクションファンとヒータとが収納さ
    れ、このコンベクションファンの回転によりヒータの熱
    が側壁吹出口から吹き出されてオーブン庫内を循環する
    ように構成された加熱調理器において、 オーブン庫内の前記天壁の上部側に、前記グリルヒータ
    よりの放熱を蓄える蓄熱材を収納する蓄熱材収納部が設
    けられ、前記ヒータユニット収納部の後部側に、前記ヒ
    ータよりの放熱を蓄える蓄熱材を収納する蓄熱材収納部
    が設けられ、これら蓄熱材収納部はその一端部に前記オ
    ーブン庫内に連通する熱放出口が形成され、他端部は開
    閉可能なダンパー蓋を介して前記ヒータユニット収納部
    に連接されたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 オーブン庫内の天壁近傍にグリルヒータ
    が設けられるとともに、一側壁に設けられたヒータユニ
    ット収納部にコンベクションファンとヒータとが収納さ
    れ、このコンベクションファンの回転によりヒータの熱
    が側壁吹出口から吹き出されてオーブン庫内を循環する
    ように構成された加熱調理器において、 前記グリルヒータの取り付け位置に対応する前記オーブ
    ン庫内の天壁部分に熱放出口が形成され、この熱放出口
    を含む前記天壁の上部側に熱流通路が形成され、この熱
    流通路の熱流入口は開閉可能なダンパー蓋を介して前記
    ヒータユニット収納部に連接されたことを特徴とする加
    熱調理器。
  3. 【請求項3】 高周波加熱を行うマグネトロンの排熱側
    に、排熱を蓄える蓄熱材を収納した蓄熱材収納部が設け
    られ、この蓄熱材収納部の前記マグネトロン側である一
    端部に空気流入口が形成され、他端部にオーブン庫内に
    連通する空気流出口が形成され、かつ前記空気流入口に
    開閉可能なダンパー蓋が設けられたことを特徴とする加
    熱調理器。
JP5071630A 1993-03-30 1993-03-30 加熱調理器 Expired - Fee Related JP2849526B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5071630A JP2849526B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5071630A JP2849526B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06281148A true JPH06281148A (ja) 1994-10-07
JP2849526B2 JP2849526B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=13466174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5071630A Expired - Fee Related JP2849526B2 (ja) 1993-03-30 1993-03-30 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2849526B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000009949A (ko) * 1998-07-29 2000-02-15 구자홍 상이한 파장의 가열원을 구비하는 전자레인지
WO2003036174A1 (fr) 2001-10-19 2003-05-01 Sharp Kabushiki Kaisha Appareil de cuisson
KR100756508B1 (ko) * 2000-11-10 2007-09-10 주식회사 엘지이아이 전자레인지의 대류장치
JP2009127899A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Panasonic Corp 加熱調理機
JP2009273897A (ja) * 2004-10-06 2009-11-26 Rie Usui フライヤー
EP2126473A1 (en) * 2007-01-17 2009-12-02 LG Electronics Inc. Oven
US20120067334A1 (en) * 2009-05-11 2012-03-22 Lg Electronics Inc. Cooking appliance
US8242413B2 (en) 2006-11-29 2012-08-14 Lg Electronics Inc. Method of controlling oven
CN107110508A (zh) * 2014-09-02 2017-08-29 三星电子株式会社 烹饪设备
CN110500621A (zh) * 2014-09-02 2019-11-26 三星电子株式会社 烹饪设备
EP4253842A4 (en) * 2020-11-26 2024-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha COOKER WITH HEATING

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000009949A (ko) * 1998-07-29 2000-02-15 구자홍 상이한 파장의 가열원을 구비하는 전자레인지
KR100756508B1 (ko) * 2000-11-10 2007-09-10 주식회사 엘지이아이 전자레인지의 대류장치
WO2003036174A1 (fr) 2001-10-19 2003-05-01 Sharp Kabushiki Kaisha Appareil de cuisson
EP1437552A1 (en) * 2001-10-19 2004-07-14 Sharp Kabushiki Kaisha Cooking device
EP1437552A4 (en) * 2001-10-19 2005-11-16 Sharp Kk COOKING DEVICE
US7296510B2 (en) 2001-10-19 2007-11-20 Sharp Kabushiki Kaisha Cooking device
JP2009273897A (ja) * 2004-10-06 2009-11-26 Rie Usui フライヤー
US8242413B2 (en) 2006-11-29 2012-08-14 Lg Electronics Inc. Method of controlling oven
AU2007347943B2 (en) * 2007-01-17 2011-02-24 Lg Electronics Inc. Oven
EP2126473A4 (en) * 2007-01-17 2010-03-03 Lg Electronics Inc OVEN
EP2126473A1 (en) * 2007-01-17 2009-12-02 LG Electronics Inc. Oven
US8461488B2 (en) 2007-01-17 2013-06-11 Lg Electronics, Inc. Oven
JP2009127899A (ja) * 2007-11-21 2009-06-11 Panasonic Corp 加熱調理機
US20120067334A1 (en) * 2009-05-11 2012-03-22 Lg Electronics Inc. Cooking appliance
CN107110508A (zh) * 2014-09-02 2017-08-29 三星电子株式会社 烹饪设备
US20170280516A1 (en) * 2014-09-02 2017-09-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Cooking apparatus
JP2017529508A (ja) * 2014-09-02 2017-10-05 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 調理機器
EP3190343A4 (en) * 2014-09-02 2018-10-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Cooking apparatus
CN110500621A (zh) * 2014-09-02 2019-11-26 三星电子株式会社 烹饪设备
US11212884B2 (en) 2014-09-02 2021-12-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Cooking apparatus
EP4253842A4 (en) * 2020-11-26 2024-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha COOKER WITH HEATING

Also Published As

Publication number Publication date
JP2849526B2 (ja) 1999-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4211909A (en) Combination microwave and gas oven
US7442901B2 (en) Electric oven and method of operating the same
US20060027560A1 (en) Convection part for electric oven range
US5142125A (en) Double-chamber electric oven with uniform heat transfer
JP2849526B2 (ja) 加熱調理器
JP4547344B2 (ja) 加熱調理器
KR100395559B1 (ko) 히터를 가지는 전자렌지
WO2009136484A1 (ja) 高周波加熱装置
JP4607649B2 (ja) 加熱調理器と調理方法
CA1152573A (en) Combination microwave/forced convection oven with a microwave transparent container
JP2004077107A (ja) 電子レンジ
USRE31637E (en) Combination microwave and gas oven
JPH10146280A (ja) 調理器
JP2687672B2 (ja) 複合加熱調理器
KR100633173B1 (ko) 전기오븐의 전장실 구조
JP3259473B2 (ja) 加熱調理器
JP2001311519A (ja) 加熱調理器
JP6758336B2 (ja) 加熱調理器
KR20070053566A (ko) 전자레인지 일체형 피자오븐의 가열구조
JP2687666B2 (ja) 複合加熱調理器
JP2010243116A (ja) 加熱調理器
JPH0126962Y2 (ja)
KR100390490B1 (ko) 전자렌지의 히팅장치
JPH0742949A (ja) 加熱調理器
KR200182327Y1 (ko) 다기능 전자렌지의 환풍장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees