JP2002153396A - 身体洗浄用具 - Google Patents

身体洗浄用具

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のナイロンタオル以上に優れた泡立ち性
と泡質とを実現するとともに、皮膚に対して優しい身体
洗浄用具を提供する。 【解決手段】 身体洗浄用具は、少なくとも第1外布層
1、内布層2及び第2外布層3から構成され、各層が互
いにずれ得るように積層されている。第1外布層1、内
布層2及び第2外布層3は、それぞれメッシュ構造を有
する。内布層2のメッシュサイズは、0.5〜2mmで
あり、第1外布層1及び第2外布層3のそれぞれのメッ
シュサイズは2〜5mmであるが、第1外布層1及び第
2外布層3のそれぞれのメッシュサイズは、内布層2の
メッシュサイズよりも大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体洗浄用具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴用身体洗浄用具としては、パイ
ル編みのコットンタオルやナイロンタオルが用いられて
いる。しかし、コットンタオルの場合、皮膚に対する当
たりは優しいが、泡立ち性が十分でなく、一方、ナイロ
ンタオルの場合には、コットンタオルに比べて泡立ち性
は良好であるが、皮膚に対する当たりが優しくないとい
う問題がある。
【0003】そこで、網目または織布の天然繊維(綿、
麻等)からなる表層で、化学繊維(ナイロン等)の織布
からなる内層を挟み込んだあるいは包み込んだ三層構造
の浴用タオル(実用新案登録第3036719号)や、
ポリエステル地編み布に綿ループを編み込んだタオル地
で、嵩密度0.2g/cc以下のポリエステル不織布を
綿ループが外側になるように包み込んだ浴用タオル(特
願2000−5094号公報)が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実用新
案登録第3036719号の浴用タオルの場合、表層の
素材として保水性の高い綿等を使用することを意図して
いるが、十分に保水させた際に空気と洗浄液とが表層を
通過し易くなるような構成や、メッシュの具体的な大き
さについては考慮されていない。
【0005】また、特願2000−5094号公報の浴
用タオルの場合、表層のタオル地のポリエステル地編み
布と内層である不織布とを熱融着法などにより貼り合わ
せているが、内層と外層とで洗浄液と空気とを十分に混
合するための構成については考慮されていない。
【0006】本発明は、従来のナイロンタオル以上に優
れた泡立ち性と泡質とを実現するとともに、耐久性に優
れた身体洗浄用具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、メッシュ
構造を有する布を少なくとも3枚用意し、少なくともそ
れらが互いにずれ得るように積層するか、又は外側表面
の布としてメッシュ構造を有する編み物を使用すること
により、上述の問題を達成できることを見出した。
【0008】即ち、本発明は、少なくとも第1外布層、
内布層及び第2外布層からなり、各層が互いにずれ得る
ように積層されている身体洗浄用具であって、第1外布
層、内布層び第2外布層がそれぞれメッシュ構造を有す
る身体洗浄用具を提供する。
【0009】また、本発明は、少なくとも第1外布層、
内布層及び第2外布層からなる身体洗浄用具であって、
第1外布層、内布層及び第2外布層がそれぞれメッシュ
構造を有し、第1外布層及び第2外布層が編み物である
身体洗浄用具を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の身体洗浄用具は、図1
(部分切り欠け平面図(a)、断面図(b))に示すよ
うに、いずれもメッシュ構造を有する第1外布層1、内
布層2及び第2外布層3から少なくとも構成されてい
る。ここで、各層は、互いにずれ得るように積層され
る。このような構成とすることにより、泡立て時に各層
間に空隙が生まれ、また、各層同士を十分に擦れ合わせ
ることが可能となるので、泡立ち性と泡質とを改善する
ことができる。ここで「各層が互いにずれ得る」とは、
隣接する2つの層の接点が略同一平面上でのずれによっ
て離間し得る距離の最大値が3cm以上、好ましくは5
cm以上であることをいう。
【0011】また、本発明の身体洗浄用具の各層が散逸
しないようにするために、図1(a)に示すように、ロ
ックミシン等を用いてオーバーロック部4を設けること
が好ましい。オーバーロック部4は、好ましくは周囲長
の50%以上(例えば、長方形の2つの長辺)、より好
ましくは全周にわたつて設けられる。
【0012】また、各層のズレが過度に生じるようにな
ると身体洗浄用具のハンドリング性が低下することが懸
念されるので、内布層2と第1外布層1及び第2外布層
3とを糸で軽く結び付けて点状の間止め部5を形成する
ことが好ましい。
【0013】また、内布層2と第1外布層1及び第2外
布層3とを互いに異なる色になるように、例えば内布層
2のみを着色しておいてもよい。複数の身体洗浄用具を
異なる色に着色すると、個々の区別が目視にて容易にな
るので、使用者に便利であり、最近のパーソナルユース
の傾向からも好ましい。
【0014】本発明の身体洗浄用具において、内布層2
のメッシュサイズ(即ち、実質的に変形していない単位
メッシュに外接する円の直径の長さ)が小さすぎると空
気を巻き込みにくくなり、大きすぎるとクリーミーな泡
が生じにくくなるので、内布層2のメッシュサイズは、
好ましくは0.2〜8mm、より好ましくは0.5〜3
mmである。
【0015】一方、第1外布層1及び第2外布層3のそ
れぞれのメッシュサイズが小さすぎると空気を巻き込み
にくくなると同時に内布層2からの泡の放出が妨げら
れ、大きすぎると内布層2が皮膚に直接接触するように
なり、内布層2の性状によっては皮膚に対して優しいも
のとならない虞が生ずるので、それらのメッシュサイズ
は、好ましくは0.5〜10mm、より好ましくは1〜
5mmである。
【0016】なお、第1外布層1、内布層2及び第2外
布層3は、上述したようなメッシュサイズを有するが、
第1外布層1及び第2外布層3のそれぞれのメッシュサ
イズは、内布層2のメッシュサイズよりも大きいことが
好ましい。これにより、内布層2に生じた小さな泡が第
1外布層1及び第2外布層3を通過し易くなる。
【0017】また、第1外布層1、内布層2及び第2外
布層3は、身体洗浄用具のハンドリング性、肌触りなど
の観点から、それぞれ適度の曲げ強度と伸縮性を有する
ことが好ましい。ここで、内布層2の曲げ強度は、第1
外布層1及び第2外布層3のそれぞれの曲げ強度よりも
大きいことが好ましい。これにより、内布層2が第1外
布層1及び第2外布層3の動きに追随しにくくなり、各
層間のズレが生じやすくなって泡立ち性が向上する。こ
の場合、内布層2の曲げ強度を第1外布層1及び第2外
布層3の曲げ強度よりも小さくしても両者の追随性は低
下するが、身体洗浄用具の肌触りが悪くなるので好まし
くない。
【0018】内布層2の曲げ強度を、第1外布層1及び
第2外布層3のそれぞれの曲げ強度より大きくするため
には、以下の条件(a)〜(c)の少なくとも1つを満
たすことが好ましい: (a)内布層2のメッシュサイズが、第1外布層1及び
第2外布層3のメッシュサイズよりも小さいこと; (b)内布層2のメッシュを構成する糸の太さが、第1
外布層1及び第2外布層3のメッシュを構成する糸の太
さよりも大きいこと(糸の太さは、単繊維の太さとフィ
ラメント数の積で表され、複数種の糸からなるメッシュ
の場合それらの平均値とする); 及び (c)内布層2のみが樹脂加工処理されていること。
【0019】また、内布層2の伸縮性は、第1外布層1
及び第2外布層3のそれぞれの伸縮性よりも小さいこと
が好ましい。これにより、内布層2が第1外布層1及び
第2外布層3の動きに追随しにくくなり、各層間のズレ
が生じやすくなって泡立ち性が向上する。ここで、各層
の伸縮性は、層を構成する布の試験片を任意の方向に引
っ張った場合の、元の長さに対する可逆的な伸びの最大
長さの比として規定される。例えば、伸びが無いときの
伸縮性は1.0という数値となり、2倍に伸びるときの
伸縮性は2.0という数値となる。内布層2の伸縮性
は、第1外布層1及び第2外布層3のそれぞれの伸縮性
よりも少なくとも0.05以上、特に0.1以上小さい
ことが好ましい。
【0020】なお、内布層2の伸縮性が第1外布層1及
び第2外布層3の伸縮性よりも大きくても両者の追随性
は低下するが、身体洗浄用具の肌触りが悪くなるので好
ましくない。
【0021】本発明において、第1外布層1、内布層2
及び第2外布層3のそれぞれは、メッシュ構造を有する
種々の布から構成することができ、例えば、経糸と緯糸
との2本の糸を直角に合わせて布地とした織物(平織り
物、綾織り物、朱子織物、からみ織物等)、糸にわなを
作りそのわなを連結して布地とした編み物(ラッセル編
み物、トリコット編み物、ミラニーズ編み物などの経編
み物、ニットなどの横編み物、メリヤスなどの丸編み物
等)、多数の糸を隣りどうし2本ずつ結び合わせて結節
を作り、これを繰り返して布地とした網地(ネット、漁
網等)、繊維を集合させて離れないように保って布地と
した不織布(フェルト、ケミカルボンド不織布、ニード
ルパンチ不織布、サーマルボンド不織布、スパンレース
不織布、メルトブローン不織布等)から構成することが
できる。
【0022】特に、第1外布層1及び第2外布層3につ
いては、伸縮性、肌触り、耐久性、外観などの点から編
み物、特にメッシュが角目の編み物から構成することが
好ましい。この場合には、第1外布層1、内布層2及び
第2外布層3を互いにずれ得るように積層しなくても、
従来に比べ良好な泡立ち性が得られるが、互いにずれ得
るように積層すれば、更に効果が高まる。
【0023】本発明において、第1外布層1及び第2外
布層3を構成する糸としては、単繊維を使用してもよい
が、良好な柔軟性と腰の強さとを付与するために、複数
(好ましくは数本〜数十本)のフィラメントを撚り合わ
せた糸を使用することが好ましい。
【0024】また、第1外布層1及び第2外布層3を構
成する糸の材質としては、身体洗浄用具を皮膚に強く擦
りつけた場合でも皮膚を痛めないような材質を用いるこ
とが好ましく、例えば、綿、麻等の天然繊維、レーヨン
等の半合成繊維、ポリエステル、ナイロン等の合成繊維
及びこれらの組み合わせ(例えば、経糸を合成繊維、緯
糸を天然繊維とした編み物)が挙げられる。中でも、水
に濡れた際に繊維の物性が大きく変わらず、弾性が高い
ために網目が変形し難く、また、濯ぎ性にすぐれ、カビ
が生え難いという性質を有するポリエステル、ナイロン
が好ましいが、肌に対する優しさ感を重視する場合に
は、天然繊維の中でも綿が特に好ましい。
【0025】合成繊維の場合、肌への優しさを高めるた
めに弱酸性化処理を行ってもよい。弱酸性化処理は繊維
上又は繊維中にカルボキシル基などの弱酸性基を導入す
るものであり、公知の条件に従って行うことができる。
【0026】また、内布層2についても、耐久性、外観
などの観点から編み物から構成することが好ましい。特
に、内布層2は、亀甲目の編み物(亀甲ネット)から構
成することが好ましい。ここで、亀甲ネットとは、6角
形の網目(メッシュ)が連続したネットである。このよ
うな亀甲ネットは、6角形の網目、即ち、略円形の網目
が連続しているので大きさの揃った均質の泡を生じさせ
ることができる。また、網目が形状的に安定した6角形
なので、網目が潰れ難く、安定した泡立ちが可能とな
る。
【0027】亀甲ネットを構成する糸としては、単繊維
を使用してもよいが、ネットに良好な柔軟性と腰の強さ
とを付与するために、複数(好ましくは数本〜数十本)
のフィラメントを撚り合わせた糸を使用することが好ま
しい。
【0028】亀甲ネットの網目の大きさ(即ち、6角形
編目に略外接する円の直径)は、前述したように、小さ
すぎると泡が立ち難く、大き過ぎると泡が粗くなりクリ
ーミーな泡質が得られないので、内布層2のメッシュサ
イズについて先に記載したように、好ましくは0.2〜
8mm、より好ましくは0.5〜3mmに調整する。
【0029】なお、亀甲ネット自体の製造は、例えば、
刺繍レース用基布に用いられている公知のチュールネッ
トの製造(実公昭60−6468号公報等)に準じて行
うことができる。
【0030】また、亀甲ネットなどの内布層2を構成す
る糸の材質としては、直接的に身体に触れるものではな
いので、水に濡れた際に繊維の物性が大きく変わらず、
弾性が高いために網目が変形し難く、また、濯ぎ性にす
ぐれ、カビが生え難いという性質を有するポリエステ
ル、ナイロンが好ましい。
【0031】また、内布層2については、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂などの縮合型の合成樹脂で樹脂加工処理する
ことが好ましい。具体的には、そのような合成樹脂の初
期縮合樹脂液に内布層2を構成する布地を浸漬し、過剰
な樹脂液を除去した後に、乾燥し、高温処理(キュアリ
ング又はベーキング)することにより内布層2を構成す
る繊維に樹脂を浸透もしくは被覆させればよい。このよ
うな樹脂加工処理により、水に濡れた場合でも内布層2
の強度が保たれ、乾燥時のしわの発生を抑制し、縮みも
少なくなる。また、内布層2の腰を強くして上述のよう
に曲げ強度を大きくすることができる。
【0032】本発明の身体洗浄用具は、常法により製造
することができる。例えば、第1外布層1、内布層2及
び第2外布層3を重ね合わせ、全周をオーバーロッキン
グした後に、間止め処理することにより製造することが
できる。
【0033】また、身体洗浄用具の大きさや形状は、使
用する人の好みに応じて適宜設計する。例えば、日本に
おいては、背中も洗い易いように、一般に長さ80〜1
20cm、幅10〜40cm、好ましくは長さ90〜1
00cm、幅15〜30cmの大きさの長方形が好ま
れ、また欧米では約30cm四方の大きさが好まれる。
間止め処理をする場合、複数の間止め部同士の間隔、ま
たは間止め部と外周部との間隔は、好ましくは5〜25
cm、より好ましくは10〜20cmである。
【0034】以上説明した本発明の身体洗浄用具は、従
来のナイロンタオル以上に優れた泡立ち性を有し、クリ
ーミーな泡を作ることができ、しかも、皮膚に対して優
しいものとなる。従って、アトピー肌や敏感肌の洗浄に
も適用することができる。また、泡立ちに優れているの
で、洗浄剤の使用量を減ずることが可能である。
【0035】
【実施例】参考例1以下の実施例及び比較例の身体洗浄
用具の性能を評価する際に使用する保湿剤配合洗浄剤
を、表1の成分を常法に従って均一に混合することによ
り調製した。得られた保湿剤配合洗浄剤のpHは6.2
であった。
【0036】
【表1】成分 重量%ホ゜リオキシエチレンアルキルエーテル 硫酸ナトリウム 12ラウリルアミト゛フ゜ロヒ゜ルヘ゛タイン 6 ひまわり油 3シリコーン KF-96 1000cs 3 PH調整剤 適量 水 バランス
【0037】実施例1 内布層としてラッセル編みの亀甲ネット(チュールレー
ス)を用いた(経糸=ポリエステル、75デニール/3
6フィラメント、1本;緯糸=ポリエステル、200デ
ニール/48フィラメント、1本;網目の大きさ:直径
約1mm)。外布層としてラッセル編みの角目レース
(3針編み)を用いた(経糸=ポリエステル、300デ
ニール/144フィラメント、1本;緯糸=綿、20番
手/2本撚り、1本;綱目の大きさ:1.5×3m
m)。
【0038】各層を、それぞれ長さ90cm幅15cm
の(四隅を曲線状にした)略長方形にカットし、2枚の
外布層の間に内布層を挟んで、全周をオーバーロック
し、幅方向の略中央部に15cm間隔で5箇所の間止め
部を設けて、図1に示す身体洗浄用具を作製した。
【0039】実施例2 外布層としてラッセル編みの角目レース(2針編み)を
用いた(経糸=ポリエステル、300デニール/96フ
ィラメント、1本;緯糸=ナイロン、320デニール/
16フィラメント、4本;網目の大きさ:1.5×3m
m)以外は、実施例1と同様にして身体洗浄用具を作製
した。
【0040】比較例1〜2 市販の一般的な綿パイルタオル(比較例1)及びナイロ
ンタオル(比較例2)を比較のための身体洗浄用具とし
て用いた。
【0041】(評価)実施例1〜2並びに比較例1〜2
の身体洗浄用具に参考例の保湿剤配合洗浄剤4mlと水
36mlとを付け、両手にもって20秒揉むという条件
で泡立たせ、専門パネラーの腕を洗浄してもらい、「泡
立ちの速さ」、「泡の量」、「泡の外観」、「洗浄時の
肌感触」及び「濯ぎ性」について以下に説明するように
評価した。評価結果を表2に示す。
【0042】(泡立ちの速さ)20秒の泡立ての初め5
秒間で得られた泡をメスシリンダーに入れ、その容量を
測定し、以下の基準で評価した。 ランク 基準 ◎: 比較例2の身体洗浄用具に比べて泡量が非常に多い場合 ○: 比較例2の身体洗浄用具に比べて泡量が多い場合 △: 比較例2の身体洗浄用具と同等の泡量である場合 ×: 比較例2の身体洗浄用具に比べて少ない泡量である場合
【0043】(泡の量)20秒の泡立ての後で得られた
泡をメスシリンダーに入れ、その容量を測定し、以下の
基準で評価した。 ランク 基準 ◎: 比較例2の身体洗浄用具に比べて泡量が非常に多い場合 ○: 比較例2の身体洗浄用具に比べて泡量が多い場合 △: 比較例2の身体洗浄用具と同等の泡量である場合 ×: 比較例2の身体洗浄用具に比べて泡量が少ない場合
【0044】(泡の外観)泡立てた泡を目視に観察し、
以下の基準で評価した。 ○: 比較例2の身体洗浄用具に比べて微細で均一な白
い泡である場合 △: 比較例2の身体洗浄用具と同程度の微細さ、均一
さ、白さを有する泡である場合 ×: 比較例2の身体洗浄用具に比べて粗大で、不均一
で透明〜半透明な泡である場合
【0045】(洗浄時の肌感触)泡立て後、身体洗浄用
具で肌を擦り、以下の基準で評価した。 ランク 基準 ◎: 比較例2の身体洗浄用具に比べてほとんど痛くない場合 ○: 比較例2の身体洗浄用具に比べて痛くない場合 △: 比較例2の身体洗浄用具と同等の痛さの場合 ×: 比較例2の身体洗浄用具に比べて痛い場合
【0046】(濯ぎ性)泡立てに使用した身体洗浄用具
を水道水ですすぎ、以下の基準で評価した。 ランク 基準 ○: 比較例2の身体洗浄用具に比べて泡が濯ぎ易い場合 △: 比較例2の身体洗浄用具と同等の泡の濯ぎ易さである場合 ×: 比較例2の身体洗浄用具に比べて泡が濯ぎ難い場合
【0047】
【表2】
【0048】表2からわかるように、実施例1〜2の身
体洗浄用具は、いずれの評価項目についても、従来例で
ある比較例2の身体洗浄用具(ナイロンタオル)よりも
同等以上の良好な結果が得られたが、比較例1の身体洗
浄用具の場合には、泡立ち性に問題があった。
【0049】
【発明の効果】本発明の身体洗浄用具は、従来のナイロ
ンタオル以上に優れた泡立ち性を有し、クリーミーな泡
を作ることができ、しかも、耐久性にもすぐれ、皮膚に
対して優しいものとなる。従って、アトピー肌や敏感肌
の洗浄にも適用することができる。また、泡立ちに優れ
ているので、洗浄剤の使用量も減ずることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の身体洗浄用具の部分切り欠け正面図
(同図(a))と断面図(同図(b))である。
【符号の説明】
1 第1外布層、2 内布層、3 第2外布層、4 オ
ーバーロック部、5間止め部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1外布層、内布層及び第2
    外布層からなり、各層が互いにずれ得るように積層され
    ている身体洗浄用具であって、第1外布層、内布層及び
    第2外布層がそれぞれメッシュ構造を有する身体洗浄用
    具。
  2. 【請求項2】 内布層のメッシュサイズが0.5〜3m
    mであり、第1外布層及び第2外布層のそれぞれのメッ
    シュサイズが1〜5mmである請求項1記載の身体洗浄
    用具。
  3. 【請求項3】 第1外布層及び第2外布層が内布層より
    も大きなメッシュサイズを有する請求項1記載の身体洗
    浄用具。
  4. 【請求項4】 内布層が第1外布層及び第2外布層より
    も大きな曲げ強度を有する請求項1〜3のいずれかに記
    載の身体洗浄用具。
  5. 【請求項5】 内布層が第1外布層及び第2外布層より
    も低い伸縮性を有する請求項1〜3のいずれかに記載の
    身体洗浄用具。
  6. 【請求項6】 第1外布層及び第2外布層が編み物であ
    る請求項1〜5項のいずれかに記載の身体洗浄用具。
  7. 【請求項7】 内布層が編み物である請求項6記載の身
    体洗浄用具。
  8. 【請求項8】 内布層が亀甲目の編み物である請求項7
    記載の身体洗浄用具。
  9. 【請求項9】 少なくとも第1外布層、内布層及び第2
    外布層からなる身体洗浄用具であって、第1外布層、内
    布層及び第2外布層がそれぞれメッシュ構造を有し、第
    1外布層及び第2外布層が編み物である身体洗浄用具。
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