JP2013230179A - ボディタオル - Google Patents

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【課題】泡立ちが良く、皮膚に優しく、使い勝手の良いボディタオルを提供する。
【解決手段】主として天然繊維の糸で編成される外側筒状編地部2と、外側筒状編地部2の内部に配置され、主として化学繊維の糸で編成される内側筒状編地部3とを有する。外側筒状編地部2と内側筒状編地部3とは、長手方向両端部において積層された状態で接合されている。十分なボリューム感が得られ、内側筒状編地部3は泡立ち良く肌へ接触がなく、肌に優しい外側筒状編地部2のみで身体の洗浄を良好に行なえる。
【選択図】図3

Description

本発明は、身体洗浄用のホディタオルに関するものである。
風呂場等で身体洗浄のために使用されるボディタオルとしては、綿・麻などの天然繊維製のボディタオルやナイロンなどの化学繊維製のボディタオルが知られている。
しかしながら、例えば綿製のボディタオルは、皮膚に対して優しいが、石鹸の泡立ちが不十分であり、また、化学繊維製のボディタオルは、石鹸の泡立ちは良好であるが、皮膚によっては好ましくない場合がある。
そこで、天然繊維の糸で筒状に編成される天然繊維筒状部と、化学繊維の糸で筒状に編成される化学繊維筒状部とを交互に連続編成していき、隣接した天然繊維筒状部と化学繊維筒状部とを1つの単位として切断して、両端の開口部を閉じるように縫い合わせ、天然繊維筒状部の内部に化学繊維筒状部を収納するように化学繊維筒状部を折り返して押込むことで一端が開放された手袋状ホディタオルが提案されている。
上記手袋状ボディタオルは、一端開放部から内部に手を挿入して使用するようになっており、表面の天然繊維部分を皮膚に接触させるので肌に優しく、内部の化学繊維部分により石鹸の泡立ちを良くし、化学繊維部分と天然繊維部分とをこすり合わせることで、天然繊維部分の外側表面に泡を発生させるようにしている。
特開2005−279189号公報
しかしながら、上記手袋状ボディタオルは、背中を洗浄することが困難で、身体全体を十分に洗浄することができなかった。さらに、天然繊維筒状部の内部に化学繊維筒状部を押込んでいるだけなので、使用している間に化学繊維筒状部が外側に露出して、化学繊維筒状部が皮膚に接触するようになってしまう問題がある。
また、一般のボディタオルの長さのように、天然繊維筒状部と化学繊維筒状部の長さを長くすることが考えられるが、天然繊維筒状部の内部に化学繊維筒状部を押込む際にそれぞれの閉じた部分が重なるように押込むことは難しく取り扱いが煩雑となる問題があるし、この場合でも、使用中に天然繊維筒状部と化学繊維筒状部とのズレによって、化学繊維筒状部が外側に露出していってしまう。
本発明は、上記問題点に鑑み提案されたもので、泡立ちが良く、皮膚に優しく、使い勝手の良いボディタオルを提供することを目的とする。
本発明のボディタオルは、
主として天然繊維の糸で編成される外側筒状編地部と、
外側筒状編地部の内部に配置され、主として化学繊維の糸で編成される内側筒状編地部とを有し、
外側筒状編地部と内側筒状編地部とは、長手方向両端部において積層された状態で接合されていることを特徴とする。
本発明のボディタオルによれば、外側筒状編地部と内側筒状編地部とは織物ではなく糸の間の隙間が大きい編地で構成され、外側筒状編地部内に内側筒状編地部が配置されて構成されているので、十分なボリューム感が得られる。しかも、泡立ちの良い化学繊維の糸を主として使用して編成された内側筒状編地部は、外側筒状編地部で完全に覆われた状態で外側筒状編地部の長手方向両端部と接合されているので、内側筒状編地部が外部に露出することがなく、内側筒状編地部の肌への接触を阻止することができる。さらに、内側筒状編地部の長手方向両端部以外は外側筒状編地部に対して自由に移動できるので良好に石鹸を泡立たせることができる。そして、内側筒状編地部により泡立たされた泡を外側筒状編地部の編み目から外側に通過させながら、肌への感触の良好な主として天然繊維の糸で編成される外側筒状編地により良好に身体を洗浄できる。
特に、本発明のボディタオルは、外側筒状編地部は、50%以上が天然繊維の糸で編成され、内側筒状編地部は、100%化学繊維の糸で編成されていることが好ましい。
外側筒状編地部は50%以上が天然繊維の糸で編成されているので肌への感触が良好であり、内側筒状編地部は100%化学繊維の糸で編成されているので内側筒状編地部の泡立ちが非常に良くなり、しかも、泡立ちの持続も良好となるので、常に十分な泡を発生させながら身体の洗浄ができる。
本発明のボディタオルは、外側筒状編地部の編目の開口率が内側筒状編地部の編目の開口率よりも大きくなるように外側筒状編地部及び内側筒状編地部を編成することが好ましい。
このような構成により、内側筒状編地部において良好に石鹸を泡立たせることができ、外側筒状編地部の編目を粗くして隙間を大きくすることで、大きな隙間から内側筒状編地部で泡立てられた泡を良好に外側筒状編地部の外側に連続的に排出させることができる。その結果、内側筒状編地部によって大量に発生した泡が外側筒状編地部の外側に常時排出されて身体の洗浄を良好に行なうことができる。
また、本発明のボディタオルは、外側筒状編地部及び内側筒状編地部が、それぞれ丸編機で筒状に編成され、針抜きを利用して、編目の開口率が調整されるようにすることが好ましい。
本発明によれば、外側筒状編地部及び内側筒状編地部をそれぞれ丸編機で筒状に編成する際に針抜きにより編み目を飛ばして編地に多数の隙間を形成するので、簡単な方法で安定した編目を有するように編目の開口率を調整することができる。
さらに、本発明のボディタオルは、内側筒状編地部は、少なくとも100デニール〜300デニールのポリエチレンの糸を用いて編成することが好ましい。
100デニール〜300デニールのポリエチレンの糸は、泡立ちが非常によく、硬く、細く、伸びが少ない。本発明によれば、ポリエチレン糸の硬く伸びの小さい性質から、内側筒状編地部は、伸ばしてもループ形状が長細く変形するだけで糸自体の弾性的な伸びは非常に小さく、しかも、引っ張り力が解除されると、ポリエチレン糸は硬いので変形したループは最も安定する元のループ形状に戻ろうとする。そのため、主として天然繊維の糸で編成される外側筒状編地部の編地の伸びが大きくても、外側筒状編地部と内側筒状編地部とは両端部が接合されているので、伸びの少ない内側筒状編地により外側筒状編地部は、伸び過ぎることなく適度な伸縮性を有し、形状の安定性が良くなる。
また、本発明のボディタオルは、平面状態にした外側筒状編地部及び内側筒状編地部の長手方向両端部を折畳んで縫い合わせて接合されることが好ましい。
このような構成により、手で握り締めずとも、細長く、ボリューム感の有るボディタオルを形成することができ、しかも、編地を折り曲げて両端部を閉じているので、両端部分に指を引っ掛ける部分ができる。従って、背中を洗う場合には、両端部の閉じた部分の内側に指を引っ掛けることによって、泡により滑りやすくなっているボディタオルから指が抜け外れるのを防止できながら、良好に背中を洗うことができる。
本発明のボディタオルによれば、主として天然繊維の糸で編成される外側筒状編地部の表面に石鹸を擦り込み、外側筒状編地部と内側筒状編地部とをこすり合わすことで、泡立ちが良好な化学繊維の糸を主として使用して編成される内側筒状編地部において石鹸を良好に泡立てることができる。
そして、身体を洗浄する際には、内側筒状編地部で常時泡立てが良好に行なわれながら、内側筒状編地部で発生した泡は外側筒状編地部の編目を通って外側筒状編地部の表面に現れて、天然繊維の糸で編成される外側筒状編地部により肌に優しく身体を良好に洗浄することができる。
本発明のボディタオルの平面図である。 本発明のボディタオルの長手方向中央部を幅方向に広げた状態で折り曲げた全体斜視図である。 本発明のボディタオルの外側筒状編地部と内側筒状編地部との重なり状態を示す部分平面図である。 本発明のボディタオルの長手方向端部の縫い合わせ状態を示す部分斜視図である。 本発明のボディタオルの長手方向端部が4つ折り状態で縫い合わされて、指の引っ掛け部分が形成されている状態を示す部分斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、本発明のボディタオル1は、筒状の編地により構成されている。そして、図3に示すように、ボディタオル1は、外側筒状編地部2と内側筒状編地部3とから構成されている。外側筒状編地部2と内側筒状編地部3とは、個別に丸編機を用いて緯編みにより筒状に編成されている。
本実施形態では、外側筒状編地部2は、天然繊維の糸のみで緯編みにより、継ぎ目の無い筒状に連続して編成されている。このとき、図3に示すように、2ウェール編むごとに針抜きを1針行なうようにして、外側筒状編地部2に編目の大きい部分を多数形成している。
天然繊維としては、綿、麻、絹などが挙げられ、本実施形態では、綿20番手の糸を用いている。天然繊維の糸を用いる場合、糸の太さは、ボディタオルとしての所望のボリューム感、柔らかさ等を得るために決定される編目の大きさ、針のゲージ等に応じて種々の太さの糸を用いることができる。なお、綿糸は、あまり太い糸を用いると、同じゲージの場合には編目が詰って編地の感触が硬くなってしまう。また、糸の撚り数は緩い方が編地の感触が柔らかくなる。
外側筒状編地部2は、本実施形態では、綿糸のみを用いて編地を編成しているが、綿糸と麻糸とを1コースずつ編成したり、綿糸2コースと麻糸1コースを交互に編成したりするなど、異なる天然繊維の糸を用いてコース数を変えて連続編成していくようにしてもよい。
さらに、編地の50%以上が天然繊維の糸で編成され、残りの編地をポリエステル糸、レーヨン糸などの化学繊維の糸で編成するようにしてもよい。この場合も天然繊維の糸と化学繊維の糸とを用いてコース数を変えて連続編成していくようにする。化学繊維には、特に極細繊維のポリエチレンの糸を用いることが好ましい。さらに、嵩高性があり柔軟性に優れるポリエステルウーリー糸やナイロンウーリー糸も用いることができる。
内側筒状編地部3は、本実施形態では、丸編機を用いて、化学繊維の糸のみで緯編みにより、継ぎ目の無い筒状に連続して編成されており、極細のポリエチレン糸と、ポリエステルウーリー糸とが1コースずつ交互に緯編みで継ぎ目の無い筒状に連続して編成されている。このとき、図3に示すように、何れの糸も、9ウェール編むごとに針抜きを1針行なうように編成している。このように内側筒状編地部3を編成することによって、内側筒状編地部3の編目の密度が、外側筒状編地部2の編目の密度よりも大きくなり、内側筒状編地部3の編地部分で良好に泡を発生させながら、外側筒状編地部2の針抜きした大きい編目から内側筒状編地部3の内部に保有される泡を良好に外側に排出し易くしている。
内側筒状編地部3の編成のために用いた極細のポリエチレン糸は、本実施形態では、130デニールの糸を用いているが、100〜300デニールの糸を使用できる。また、ポリエステルウーリー糸は、本実施形態では、150デニールの糸を用いているが、50デニール〜500デニールの糸を使用することができる。
化学繊維の糸としては、本実施形態では、極細のポリエチレン糸とポリエステルウーリー糸とを用いたが、ポリエチレン及びポリエステル以外の合成繊維であるナイロン糸、ポリウレタン糸でもよい。さらに、天然繊維を原料にして製造されるレーヨン、キュプラなどの再生繊維、天然繊維を改質して製造するアセテートなどの半合成繊維を用いてもよい。
例えば、極細のポリエチレン糸とウーリーナイロン糸を用いたり、極細のポリエチレン糸とアクリル糸とを用いたりしてもよい。また、極細のポリエチレン糸単独、ポリエステルウーリー糸単独、ウーリーナイロン糸単独、ポリウレタンのスパンデックス糸単独などあらゆる化学繊維の糸を用いることができる。
また、内側筒状編地部3は、本実施形態では、化学繊維の糸のみを用いて編地を編成しているが、泡立ちが天然繊維の糸のみを用いる場合よりも良好であれば、綿糸、絹糸、麻糸などの天然繊維の糸を混ぜて編成することもできる。この場合、編地の化学繊維の糸の割合は、60%以上とすることが好ましい。
本実施形態では、外側筒状編地部2での泡の通りを良くするために、図3に示すように、外側筒状編地部2の編目の方が内側筒状編地部3の編目よりも目が粗く、隙間が多くなるように編成されている。
本実施形態では、例えば、長さ約5mの硬質筒状部材の周囲に所定の長さ(例えば100m)の外側筒状編地部2を手繰り寄せて蛇腹状に配置させておき、この硬質筒状部材の内部に、同じく所定長さの内側筒状編地部3を挿通させて、内側筒状編地部3の挿通先端部と外側筒状編地部2の端部とを同時に引っ張ることで、外側筒状編地部2の内部に内側筒状編地部3を配置させていく。次に、外側筒状編地部2の内部に内側筒状編地部3が配置されたものをプレスにより平坦にした後、所定長さに切断していく。
そして、切断された二重の筒状編地の長手方向両端部を、ロックミシンを用いてオーバーロックして縫い合わして、外側筒状編地部2と内側筒状編地部3とを接合する。
このとき、二重の筒状編地の両端部は、図1、図2、図4及び図5に示すように、長尺状に2つに折り曲げ、さらに、2つに折り曲げて4つに折り曲げた状態にして、図4のオーバーロック部4で示されるように、オーバーロックにより縫い合わせる。このようにして、二重の筒状編地の両端の開口部がオーバーロック部4により閉じられた状態になり、図1及び図2に示すようなボディタオル1が完成する。
ボディタオル1を使用する際には、まず、ボディタオル1を濡らして、外側筒状編地部2の表面に石鹸をこすり付けた状態、又は、ボディシャンプーをボディタオル1に浸した状態で外側筒状編地部2と内側筒状編地部3とを互いにこすり合わせて石鹸水等を泡立たせる。
このとき、内側筒状編地部3が吸水性の低い化学繊維の糸で編成されているので、外側筒状編地部2の編目を通過して外側筒状編地部2の内部に浸入した石鹸水等は、この内側筒状編地部3の編目からさらに内側筒状編地部3の内方にまで侵入していく。
そして、外側筒状編地部2と内側筒状編地部3とをこすり合わせることにより内側筒状編地部3によって大量に良好な泡が発生する。
内側筒状編地部3によって泡立たされた泡は、内側筒状編地部3の内方に保有されると共に、内側筒状編地部3と外側筒状編地部2との間の空間にも保有される。
この状態で、ボディタオル1により身体の洗浄を行なうと、外側筒状編地部2の編目を通過して表面に泡が現れて、泡により外側筒状編地部2の表面によって身体の洗浄を行なうことができる。
このように、本実施形態のボディタオル1を使用することにより、外側筒状編地部2の内部で、泡立ち良好な化学繊維の糸で編成された内側筒状編地部3により大量に泡を発生させながら、外側筒状編地部2の編目から泡を通過させて、外側筒状編地部2の肌に優しい天然繊維の糸で編成される編地によって、肌に優しく身体の洗浄が良好に行なえる。そして、本実施形態のボディタオル1は、肌に優しい天然繊維の糸で編成される外側筒状編地部2で内側筒状編地部3を完全に覆って内側筒状編地部3が外部に露出しないようにしているので、内側筒状編地部3が肌に接触することなく天然繊維の糸で編成される外側筒状編地部2で身体の洗浄が行なえることから、皮膚に優しく、汚れも良好に落とすことができる。
さらに、本実施形態では、外側筒状編地部2の編目を所定間隔で針抜きにより飛ばすことにより、ループ間に大きな孔を形成することができ、この孔により泡の通りを良くして、外側筒状編地部2の内部で発生した泡を外側に排出し易くしている。
本実施形態のボディタオル1は、織物ではなく糸の間の隙間が大きい編地で構成される外側筒状編地部2及び内側筒状編地部3の二重構造となっているので、ボリューム感が良好となり、洗い心地が良くなる。
特に、内側筒状編地部3は、化学繊維糸のみで編成されているので、嵩が高くボリューム感が出て、しかも、編地であるので糸の間の隙間が大きく形成されるため、通気性が良好となる。その結果、外側筒状編地部2の内側に内側筒状編地部3が配置されていても、内側筒状編地部3は乾燥し易くなる。
また、本実施形態では、外側筒状編地部2が綿糸のみで編成されているため、例えば、外側筒状編地部2のみでボディタオルを構成する場合には、綿糸の編地同士が接触するため、濡れた状態が続くとカビが生える可能性がある。しかしながら、本実施形態のボディタオル1は、外側筒状編地部2の内部に化学繊維の糸で編成された内側筒状編地部3が配置されているので、外側筒状編地部2の編地同士が接触することを阻止でき、しかも、内側筒状編地部3の嵩高性により外側筒状編地部2の通気性が良くなり、外側筒状編地部2は乾燥しやすく、カビなどが発生し難くなる。
また、外側筒状編地部2の一部に化学繊維の糸を用いる場合には、化学繊維の糸の部分によって、外側筒状編地部2は綿糸のみで編成されるよりも風合いがやや硬くなるが、シャリ感がでて、体を洗ったときに、外側筒状編地部2が肌にしっかりと当るので、汚れの落ちが良くなる。
また、内側筒状編地部3を構成する極細のポリエチレン糸は、泡立ちが非常に良く、硬く、伸びが少ないので、この糸を使用することにより、編地を伸ばしても元の状態に戻り易く、編地の状態が安定されるが、切れ易く、肌触りも良くない。そのため、本実施形態では、嵩高性が良好で柔軟性のあるポリエステルウーリー糸も用いている。このように、極細のポリエチレン糸とポリエステルウーリー糸とを組み合わせて、これらの糸を交互に数コースずつ編成していくことにより、泡立ちが良く、ボリュームをアップできながら、かつ、伸縮性も良く、編地の安定性も良くなる。
さらに、ボディタオル1は、二重の筒状編地の両端部が、図4に示すように、長尺状に4つに折り曲げた状態にしてオーバーロック部4により閉じられているので、細長く、ボリュームの有るボディタオル1を形成することができる。しかも、ボディタオル1の両端のオーバーロック部4により、内側から指を引っ掛けることができる引っ掛け部分が形成される。その結果、背中を洗う場合に、この両端部の引っ掛け部分に指を引っ掛けることにより、泡により滑りやすくなっているボディタオル1から指が抜け外れるのを防止でき、スムーズに背中を洗うことができる。なお、折り曲げ方は、2つ折りだけでもよいし、8つ折りでもよいし、波状に複数回折り曲げてもよい。
また、本実施形態では、丸編機を用いて筒状編地を編成したが、丸編機は、針のピッチやテンションの調整が難しいので、針抜きにより編目を飛ばして隙間の調整を行なっている。この方が編地の状態が安定するからである。
なお、編地は、横編機により編成してもよく、この場合には、針のピッチによって、ループ間の隙間を調整できるし、また、ピッチが固定されている場合には、糸のテンションでループの緩みを調整して、隙間を調整することもできる。
なお、本発明のボディタオルは、上記実施形態に限定されず、あらゆる筒状編地に対して本発明を適用することができる。
例えば、編地としては、緯編みによる編地だけでなく、ラッセル編み、トリコット編み、ミラニーズ編みなどの経編みにより筒状に編成された編地でもよい。
また、前記実施形態では、内側筒状編地部3は、1つの筒状編地だけで構成したが、2つの内側筒状編地部3を並べた状態で外側筒状編地部2の内部に収納し、2つの内側筒状編地部3の長手方向端部を外側筒状編地部2の端部と接合するように構成することもできるし、あるいは内側筒状編地部3内にさらに内側筒状編地部3を内装してもよい。
さらに、上記実施形態のボテイタオル1は、外側筒状編地部2と内側筒状編地部3とは完全に長手方向両端部が閉じた状態に接合されたが、外側筒状編地部2と内側筒状編地部3の開口部に沿って接合し、長手方向両端部が開放された二重筒状に構成することもできる。
1 ボディタオル
2 外側筒状編地部
3 内側筒状編地部
4 オーバーロック部

Claims (6)

  1. 主として天然繊維の糸で編成される外側筒状編地部と、
    外側筒状編地部の内部に配置され、主として化学繊維の糸で編成される内側筒状編地部とを有し、
    外側筒状編地部と内側筒状編地部とは、長手方向両端部において積層された状態で接合されていることを特徴とするボディタオル。
  2. 請求項1に記載のボディタオルにおいて、
    外側筒状編地部は、50%以上が天然繊維の糸で編成され、
    内側筒状編地部は、100%化学繊維の糸で編成されていることを特徴とするボディタオル。
  3. 請求項1又は2に記載のボディタオルにおいて、
    外側筒状編地部の編目の開口率が内側筒状編地部の編目の開口率よりも大きくなるように外側筒状編地部及び内側筒状編地部が編成されていることを特徴とするボディタオル。
  4. 請求項3に記載のボディタオルにおいて、
    外側筒状編地部及び内側筒状編地部は、それぞれ丸編機で筒状に編成され、針抜きを利用して、編目の開口率が調整されていることを特徴とするボディタオル。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載のボディタオルにおいて、
    内側筒状編地部は、少なくとも100デニール〜300デニールのポリエチレンの糸を用いて編成されていることを特徴とするボディタオル。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のボディタオルにおいて、
    平面状態にした外側筒状編地部及び内側筒状編地部の長手方向両端部を折畳んで縫い合わせて接合される構成としていることを特徴とするボディタオル。
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