JP4427018B2 - 浴用ボディタオル - Google Patents

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本発明は浴用ボディタオルに関し、詳しくは泡立ち性,泡もち性,泡切れ性,乾燥性に優れ、皮膚に優しく、触感においては全く新規な柔らかさを持った浴用ボディタオルに関する。
従来より浴用のボディタオルとして綿の紡績糸100%のループパイルを表面に形成させたものが多く使用されている。しかしながら、この素材は吸水性に優れるが、繰り返し使用による強度低下や乾燥性,泡立ち性に劣るという欠点がある。そのため合成繊維、例えばポリエステルやナイロン使いのメッシュ編地などが開発されており、泡立ち性,泡切れ性には優れるが、皮膚刺激性が強くて肌を傷めるという欠点があり、ボディタオルとして満足のいくものではなかった。
そこで近年、綿糸使いであっても糸使いを工夫して泡立ち性を向上させたり、また綿糸(吸水性)と合成繊維(泡立ち性)の良さを併せもった複合素材のボディタオルが提案されている。
例えば天然繊維布生地の緯糸に意匠撚糸を織り込むもの(例えば特許文献1参照)、片面に天然繊維、他面に化学繊維で編成した2層構造の編物(例えば特許文献2参照)、天然繊維と合成繊維の3層構造のメッシュ編構造(例えば特許文献3参照)などが提案されている。
特開2002−191527号公報 特開2000−271036号公報 特開2002−153396号公報 しかしながら、上記天然繊維布生地の緯糸に意匠撚糸を織り込んだものは、綿糸の織物に太い意匠撚糸と細い意匠撚糸を挿入して柔軟性と泡立ち性の両面を謳っているが、マッサージ効果に主眼があり風合いに疑問がある。また、天然繊維と合成繊維の表裏2層構造の編物は表裏構造で使用者に任意の面を選ばせるものであり、泡立ち性と触感性を同時に体験できるものではない。さらに3層のメッシュ編構造のものは、これらの3層が機能するには種々の制約があり、製法においても複雑である。
本発明者は上述の如き実状に鑑み、特に洗浄と泡の関係について考察を進め、身体の汚れ(油分など)は泡に吸着させて汚れを取ることからキメ細かい泡が多量な程、汚れ吸着の面積が広がり、洗浄性がよくなることを知見した。
本発明は上記知見に基づき特に泡立ち性を重要視し、ボディタオルの泡立ち性の良否の因子が繊維の細かな空隙部の量の多少にあることに着目し、特異な意匠撚糸の使用を見出すことにより泡立ち性が良く、併せて皮膚に優しく従来品にない触感を同時に達成する新規なボディタオルを提供することを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本発明浴用ボディタオルは、経編機を用いて編成され、経方向に並列して延びる鎖編目列と、コース方向に1〜2列離れた鎖編目列間でジグザグ状に横に振って挿入される柄糸により構成される編地であって、該編地の前記並列して延びる鎖編目列が綿糸により編成されると共に、挿入柄糸アクリル繊維糸を芯とし、ナイロンをループ形成用飾り糸とし、ポリエステル繊維糸を押え糸とする意匠撚糸が使用されていることを特徴とする。
請求項は上記浴用ボディタオルに使用される経糸の綿糸としては16/1(16番手単糸)〜34/1(34番手単糸)が好ましいこと、更に請求項は同じくボディタオルに使用される柄糸の意匠撚糸は芯糸にアクリル紡績糸34/1、ループ形成用飾り糸にナイロン300D/15fの仮撚加工糸を2本引揃え、押え糸にポリエステルフィラメント75Dを用いた意匠撚糸が好ましいことを夫々特徴としている。なお、意匠撚糸は請求項のように芯糸を中心として飾り糸により少なくとも大小2種類のループが形成されていることが好適である。
しかして、上記本発明において、意匠撚糸は芯糸を中心に根元部に大小2種類のループを形成して飾り糸であるナイロンをゆるく巻いているため、ボディタオル使用時にループが上下運動して、細やかな空隙層を生み出し、泡立ち性,泡持ち性に寄与し、かつ弾力性に寄与する。
また、各素材の組み合わせについて、経糸の綿糸は吸水性や柔軟性,意匠撚糸の芯糸のアクリル糸は柔軟性や乾燥性、ループ形成用飾り糸のナイロンと押え糸のポリエステル糸は、泡立ち性,泡切れ性,乾燥性に夫々、寄与している。
更にラッシェル編機の如き経編機で編成した編地は、通常、表裏の外観が異なるが、本発明は意匠撚糸を挿入する際、4〜6ゲージで、好ましくは4.5ゲージ/インチで編立てることにより表面と裏面は同じ構造のリバーシブルに編成できるため美観的にも、また取扱い性もよい。
本発明の浴用ボディタオルは、経編地の柄糸にアクリル紡績糸を芯とし、ナイロンをループ形成用飾り糸とし、ポリエステルを押え糸とする意匠撚糸を用いているので空気の空隙性が大きく、泡立ち性,泡持ち性,肌触りに優れ、表面の形態も美しく斬新な風合いである。また、編成時の工夫で表面,裏面の区別は殆どなく、リバーシブルで使用し易く、綿100%素材の浴用タオルに比べればアクリル,ナイロン,エステル混用であるため全体に軽量で乾燥性,寸法安定性にも優れている。
以下、更に添付図面を参照し本発明の具体的な実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る浴用ボディタオルの外観概要図で、図2は同タオルの部分拡大組織図、図3は使用する意匠撚糸の構造を示す図である。
図示する本発明ボディタオルは経編機を用いて編成された経編地によって構成されている。経編機は既知の経編機が随時、使用可能であるが、実用的にはラッシェル機が最も好適であり、一般に用いられる。
図2に示すタオル組織は上記ラッシェル機によって編成された組織の1例であり、ウエール方向に並列されて多数の鎖編目列aからなる地組織が経糸1によって形成されると共に、該鎖編目列において図では隣接する鎖編目列aの編目間にわたって2〜3ウエール飛びでジグザグ状に横に振って柄糸2が挿入されている。この柄糸2の挿入は、隣接する鎖編目列間のみでなく、1列以上離れた鎖編目列間にわたって横振りさせてもよく、また両者を組み合わせても良い。
ここで上記ウエール方向に並列して延びる鎖編目列よりなる地組織を形成する経糸1には特に綿糸が用いられ、一方、並列する鎖編目列間で横振り挿入される柄糸2には本発明の特徴として後述の意匠撚糸が用いられる。
地組織を形成する経糸1の綿糸の太さとしてはボディタオルに適するものであれば適宜、使用可能であるが、実用的には16番手単糸(16/1)〜34番手単糸(34/1)位が好適であり、一般に使用される。
また、柄糸2に用いる意匠撚糸はアクリル,ナイロン,ポリエステルの如き合成繊維糸の組み合わせによって作られ、図3に示す芯糸2aにアクリル紡績糸34/1、ループを形成する飾り糸2bにナイロン300D/15fの仮撚加工糸の2本引揃え、押え糸2cにポリエステル糸75Dを配し、既知の意匠撚糸装置によって芯糸1のまわりにループをもつ意匠撚糸として作成されたものが用いられる。
なお、上記意匠撚糸を製造する際は、通常、供給速度15m/分で行ない、大小2種のループを形成することも可能であり、かつ好適である。
勿論、各使用する芯糸2a,飾り糸2b,押え糸2cの太さは上記例示のものに限らず、必要に応じて変更可能であることは云うまでもない。
また、編成時に異なった色の綿糸を適宜、例えば5本おきなどに使用することも好ましく意匠性のあるボディタオルに仕上がり、頗る有用である。
そして上記経編機により編成されたループ形成用飾り糸を有する意匠撚糸が挿入された経編地は、これを浴用ボディタオルの用途に合わせてふさわしい大きさ、例えば幅20〜25cm,長さ85〜95cmなどに自動裁断縫製することにより本発明における浴用ボディタオルを作成することができる。
次に本発明の具体的実施例を示す。
ラッシェル経編機を使用し、経糸に綿糸34/1、柄糸に意匠撚糸を用いて地組織4.5ゲージ/インチ,2本振りの編地を作成した。意匠撚糸は芯糸にアクリル紡績糸34/1,ループ形成用飾り糸にナイロン300D/15fの仮撚加工糸2本引揃え、押え糸にポリエステル糸75Dを使用し供給速度15m/分で大小2種のループをもつ意匠撚糸として作成し使用した。得られた経編地はこれを幅25cm,長さ95cmに裁断縫製し、浴用ボディタオルとした。
この浴用ボディタオル使用したところ、キメ細かい泡が多量に得られ、泡立ち性,泡もち性がよく、洗浄性が極めて良好であると同時に肌を傷つけることなく、肌触りも頗る快適であった。
本発明浴用ボディタオルの1例を示す外観概要図である。 上記タオルの部分拡大図である。 上記タオルに使用する意匠撚糸の一部拡大図である。
T:浴用ボディタオル
a:鎖編目列
1:経糸
2:柄糸
2a:芯糸
2b:ループ形成用飾り糸
2c:押え糸


Claims (4)

  1. 経編機を用いて編成され、経方向に並列して延びる鎖編目列と、コース方向に1〜2列離れた上記鎖編目列間でジグザグ状に横に振って挿入される柄糸よりなり、前記並列して延びる鎖編目列は綿糸により編成されている一方、挿入柄糸にはアクリル繊維糸を芯糸とし、ナイロンをループ形成用飾り糸とし、ポリエステル繊維糸を押え糸とする意匠撚糸が使用されている編地からなることを特徴とする浴用ボディタオル。
  2. 経糸の綿糸が16番手単糸〜34番手単糸である請求項1記載の浴用ボディタオル。
  3. 柄糸の意匠撚糸が芯糸にアクリル紡績糸34番手単糸,ループ形成用飾り糸にナイロン300D/15fの仮撚加工糸の2本引揃え、押え糸にポリエステル糸75Dを用いた意匠撚糸である請求項1または2記載の浴用ボディタオル。
  4. 意匠撚糸の飾り糸が少なくとも2種の大きさの異なるループを形成する請求項1,2または3記載の浴用ボディタオル。
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