JP3162844U - 泡立てネット - Google Patents

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一利 戸屋
一利 戸屋
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Abstract

【課題】 泡の発生量が多く、しかも泡を取り出しやすい泡立てネットを提供する。【解決手段】 この泡立てネットは、ネット生地を縫着することによって石鹸を収納しうる袋部が形成されてなるものである。ネット生地は、ラッセル組織の生地であり、繊度10〜30dTexのポリ乳酸製モノフィラメントを2〜5本合撚した合撚糸を使用して鎖編みされて形成されたものである。合撚糸の撚数は、100〜300回/m程度である。そして、隣り合う鎖編糸間に形成された目の大きさは0.2〜4mm2となっている。【選択図】 図1

Description

本考案は、顔等の身体を洗浄する際に用いる泡立てネットに関し、微細な泡を大量に取り出すことのできる泡立てネットに関するものである。
従来より、ネット生地を縫着することによって石鹸を収納しうる袋部が形成された泡立てネットが、種々提案されている。たとえば、ナイロンモノフィラメントを用いて織成した平織ネット生地が提案されている。また、泡立てネットではなく洗顔ネットのネット生地として、ポリ乳酸繊維よりなる紡績糸をラッセル編みしたラッセル生地が提案されている(特許文献1)。
しかしながら、平織ネット生地は、その表面が滑らかで、石鹸が削れにくく、泡の発生量が少ないという欠点があった。また、洗顔ネットのネット生地に用いられているラッセル生地は、紡績糸を用いているため、肌あたりは良好であるが、泡を取り出しにくいという欠点があった。また、泡の発生量も少ないという欠点があった。すなわち、洗顔ネットとしては適しているが、泡立てネットのネット生地としては、適していない。
特開2007−82866号公報
本考案の課題は、泡の発生量が多く、しかも泡を取り出しやすい泡立てネットを提供することにある。
本考案は、ネット生地として、特定の糸使いで、かつ特定の編組織のものを使用することによって、上記課題を解決したものである。すなわち、本考案は、ネット生地を縫着することによって石鹸を収納しうる袋部が形成された泡立てネットにおいて、該ネット生地は、繊度10〜30dTexのポリ乳酸製モノフィラメントを2〜5本合撚した合撚糸を使用して鎖編みされたものであり、かつ隣り合う鎖編糸間に形成された目の大きさが0.2〜4mm2であるラッセル生地であることを特徴とする泡立てネットに関するものである。
本考案で用いる糸は、繊度10〜30dTexのポリ乳酸製モノフィラメントを2〜5本合撚した合撚糸である。繊度10〜30dTexのポリ乳酸製モノフィラメントを用いるのは、その剛直性を利用して、石鹸が削れやすいようにするためである。すなわち、ポリ乳酸製モノフィラメントは、ナイロンモノフィラメントのような柔軟性に乏しく硬いため、石鹸がよく削れる。また、繊度も10〜30dTexとしたので、その剛直性がより高くなる。なお、繊度が30dTexを超えると、剛直になりすぎて、合撚しにくくなるので好ましくない。
ポリ乳酸製モノフィラメントを2〜5本合撚するのは、微細な泡を大量に発生せしめるためである。すなわち、合撚された各モノフィラメント間には非常に微細な間隙が形成され、この微細な間隙で泡が形成されるため、泡も微細なものとなる。たとえば、1本のモノフィラメントでラッセル生地を編成すると、泡はラッセル組織間でしか形成されず、大きな泡しか形成されない。また、モノフィラメントの合撚糸ではなく、マルチフィラメントや紡績糸を用いると、各繊維間の間隙が殆どなく、繊維間で微細な泡は形成されにくい。なお、モノフィラメントを6本以上合撚すると、ラッセル生地が厚さが厚くなったり、剛直になりすぎて、扱いにくくなる。
合撚する場合の撚数は任意であるが、100〜300回/m程度である。ポリ乳酸製モノフィラメントは剛直なので、撚数を多くしすぎると、ポリ乳酸製モノフィラメントが切断するし、しかも合撚糸中のモノフィラメント間の間隙が狭くなりすぎて、微細な泡が形成されにくくなる。また、撚数が少なすぎると、合撚糸中のモノフィラメント間の間隙が大きくなりすぎて、微細な泡を大量を発生せしめにくくなる。
本考案では、合撚糸を鎖編みして生地を得る。平織生地等の織成生地に比べて、鎖編みした生地は、合撚糸自体にループが形成されているので、表面に凹凸ができており、石鹸が削れやすくなっている。また、ループ内の間隙でも、泡が発生するので、大量の泡を形成することができる。
本考案に用いるラッセル生地は、隣り合う鎖編糸間で0.2〜4mm2の大きさの目が形成されていく。かかる大きさの目が存在するため、合撚糸中で発生した泡が、目に貯留し、大量の泡を形成することができる。目の大きさが0.2mm2未満であると、泡の貯留量が少なくなる。また、目の大きさが4mm2を超えると、間隙が大きすぎて、泡が脱落してしまう。
本考案に係る泡立てネットは、特定のラッセル生地を用いて、これを縫着して石鹸が収納しうる袋部を形成したものである。そして、袋部に石鹸を収納して、水を供給して手指で泡立てネットの表面を擦ると、大量の微細な泡が発生する。袋部から石鹸を取り出した後、泡立てネットを手指でしごくと、微細な泡を大量に取り出せ、この泡によって顔等の身体を洗浄しうるのである。
本考案に係る泡立てネットは、繊度10〜30dTexのポリ乳酸製モノフィラメントを2〜5本合撚した合撚糸を使用し、これを鎖編みして、隣り合う鎖編糸間に形成された目の大きさを0.2〜4mm2としたラッセル生地を用いて、石鹸を収納しうる袋部を持つように縫着されたものである。この泡立てネットの袋部に石鹸を収納して、水を供給し、泡立てネットの表面を擦ると、合撚糸中で大量の微細な泡が形成され、この泡はラッセル生地の目に貯留される。そして、石鹸を取り出した後、泡立てネットをしごくと、大量の微細な泡を取り出すことができるという効果を奏する。
繊度26dTexのポリ乳酸製モノフィラメント(ユニチカトレーディング社製)を3本合撚(撚数180回/m)して、合撚糸を得た。この合撚糸をラッセル編機(カールマイヤー社製「RSE4N」)の各筬に1本づつ供給して、4コースメッシュ組織で編密度35コース/インチで編成した。編成後、130℃で30秒間乾熱処理した。その後、さらに精練し、最後に130℃で30秒の仕上セットを行って、ラッセル生地を得た。
このラッセル生地を縫製して、図1に示すような略四辺形で袋部を持つ泡立てネットを得た。この泡立てネットの袋部に石鹸を収納し、水を供給して泡立てネット表面を手指で擦ると、大量の微細な泡が発生した。
本考案の一例に係る泡立てネットの斜視図である。

Claims (3)

  1. ネット生地を縫着することによって石鹸を収納しうる袋部が形成された泡立てネットにおいて、該ネット生地は、繊度10〜30dTexのポリ乳酸製モノフィラメントを2〜5本合撚した合撚糸を使用して鎖編みされたものであり、かつ隣り合う鎖編糸間に形成された目の大きさが0.2〜4mm2であるラッセル生地であることを特徴とする泡立てネット。
  2. ポリ乳酸製モノフィラメントを3本合撚した合撚糸を使用する請求項1記載の泡立てネット。
  3. 合撚糸の撚数が100〜300回/mである請求項1記載の泡立てネット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012070954A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Duskin Co Ltd 洗浄用布帛及びそれを用いたタオル
JP2015223251A (ja) * 2014-05-27 2015-12-14 ジェオンジュン ベ 垢すり用具用生地の製造方法

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