JP2008184711A - クリーナー - Google Patents

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恵美 小出
Kazutaka Takami
和孝 高見
Tomoaki Yoshida
友昭 吉田
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Abstract

【課題】 圧縮弾性回復性を損なわずにフィット性、形状追従性に優れたクリーナーを提供する。
【解決手段】表裏二層の編地と該二層の編地を連結する連結糸から構成される二重編地が、2枚以上積層されてなり、積層された二重編地同士は連結糸がクリーナー表面に表れないように少なくともその周縁部が固着一体化されてなるクリーナー。
【選択図】なし

Description

本発明は、クリーナーに関し、特に二重編地を用いた、食器用、浴室用、身体洗浄用等に適したクリーナーに関するものである。
従来、クリーナーはポリウレタンフォーム単体や、ポリウレタンフォームと嵩高い不織布を貼り合せて、持ちやすい大きさに打ち抜いたり、裁断したものが使用されているが、ポリウレタンフォーム単体に汚れ落とし性能がなかったり、不織布と貼り合せたタイプは固く、コップやグラスなど狭くラウンドした食器は洗いにくいといった問題点があった。また、不織布と貼り合せたタイプは嵩高い不織布が、使用途中で剥離が生じたり、毛羽立ちが発生したりし耐久性がないといった問題があった。
そこで、コップやグラスなど狭くラウンドした食器を洗いやすくするために、嵩高い不織布との貼り合せをせず、ポリウレタンフォーム単体を布地で被覆したクリーナーが開発された。しかし、いずれの場合においても 水を含みやすい軟らかいポリウレタンフォームが使われているため、洗浄後の水切れ・水はけが悪く、しばらく放置すると雑菌が繁殖しやすい状態になり変色するなどの衛生面の問題や、使用しているうちにポリウレタンフォーム単体が歪んだりするといった耐久性が悪いといった問題があった。
一方、特許文献1では、表裏二層のメッシュ状編地を積層したたわしを使うことによって、水切れ性が向上することが行われてきたが、メッシュの開口部が4mmと大きく、ゴミが付着したり、内部にはいり込んで衛生的ではない問題があった。
一方、特許文献2および3には、表裏の地組織が連結糸で連結された編地を縫製や接着しない状態で使うことによって、水切れ性や耐久性を向上させることが行われてきた。しかし、これらの布地は、端部(周辺部、周囲)を加工されていないため、洗浄の際に、経糸が手に刺さり使い難く、また編地を連結している連結糸がつぶれクッション性が損なわれたり、歪みやすく使用途中で厚みが減少し、使い勝手が悪くなったり、経糸の部分に細かいゴミが付着して不衛生な状態になったりする問題があり、このままではクリーナーとして使用できない問題があった。
実開平4−21359号公報 特開平5−148736号公報 特開2002−61056号公報
本発明の課題は、水切れ・水はけに優れ、かつ衛生的で、適度な厚みとクッション性を保持し、歪み難く、耐久性に優れた二重編地を主体とするクリーナーを提供することにある。
本発明者は、上記課題を達成するために鋭意検討した結果、下記の発明に到達するにいたった。
(1) 編地Aと編地B及び該二層の編地を連結する連結糸Cからなる二重編地Dであって、該編地Aと該編地Bが全周縁部において固着一体化されてなり、該編地Aの開口部分は0.1〜3.5mm四方であり、該編地Aの繊維被覆面積と開口部の面積比が繊維被覆面積1に対して0.1〜1.5であることを特徴とするクリーナー。
(2)前記二重編地において、編地Aと編地B及び該二層の編地を連結する連結糸Cが、相対する編目から二つから五つ離れたウエール及びコースの編目をウエール又はコース方向の少なくとも1方向に相対する編目を連結する連結糸に対し30〜60度の角度で斜めに連結し、かつ相対する編目を連結する連結糸に対し30〜60度の角度で斜めに連結し、5コースの間に少なくとも1つのクロス点を有していることを特徴とする(1)記載のクリーナー。
(3) 連結糸Cがポリトリメチレンテレフタレート繊維またはポリトリメチレンテレフタレートを主成分とした繊維で構成されていることを特徴とする(1)または(2)に記載のクリーナー。
(4) 縫製により固着一体化されてなる(1)ないし(3)のいずれかに記載のクリーナー。
(5) 融着により固着一体化されてなる(1)ないし(4)のいずれかに記載のクリーナー。
(6)厚みが4〜70mmからなる(1)ないし(5)のいずれかに記載のクリーナー。
本発明のクリーナーは、編地Aと編地B及びそれに連結する連結糸Cで連結した二重編地Dでできているために、表の編地Aと裏の編地Bの間にある連結糸Cの厚み分の空隙が存在している。この空隙によって、クリーナーに必要な機能である泡立ちを生じさせることができる。さらにこの空隙部が編地Aと編地Bへつながっていることから、水切れ・水はけがよく衛生的に使用することが可能となる。また、この連結糸Cがあることによって、適度な厚みやクッション性を得ることもできる。この連結糸Cは、繊維素材を選択し、連結の間隔や連結の仕方を変えることによって、厚み、水切れ性能、クッション性等をコントロールすることが可能である。また、編地部分は、繊維素材を選択したり、柄を変えることによって、被洗浄物に応じた剛軟性などをコントロールすることができ、汚れの除去性能を高めたりすることが可能である。
本発明のクリーナーは、編地Aと編地B及び該二層の編地を連結する連結糸Cから構成される二重編地Dであって、編地Aと編地Bが全周縁部において固着一体化されていることが必要である。
このクリーナーに用いられる編地は、二重に限定されるものではなく、適度な厚みやクッション性が得られる三重や四重の編地でもよい。
このクリーナーに用いられる二重編地Dは好ましくはダブルラッセル機等で編成することができるが、特に限定されるものではない。適度なクッション性や弾力性の観点から、特開平2−229247号公報、特開平2−74648号公報に記載されるような、二重編地Dにおける少なくとも一部の隣りあうウエール列の2本の連結糸Cが、表裏の相対する編目から離れた隣のウエール列の編目を互いに逆方向に斜めに連結した構造をした二重編地や、連結糸が相対する編目から二つから五つ離れたウエール及びコースの編目を、ウエール又はコース方向の少なくとも1方向に相対する編目を連結する連結糸に対し30〜60度の角度で斜めに連結し、相対する編目を連結する連結糸に対し30〜60度の角度で斜めに連結した連結糸が、5コースの間に少なくとも1つのクロス点を有している二重編地Dを使用することが好ましい。
また、クリーナー表面にあたる編地Aの繊維素材は、被洗浄物等の性状に応じて適宜選択することができ、特に限定されるものではない。具体的には、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン、ビニロン等の合成繊維や再生繊維、絹、ウール、木綿といった天然繊維のいずれでもよい。
また、上記編地の柄(組織)は、食物や髪の毛が中に入り難くするために、編地の開口部を少なくしたものが好ましいが、チェーン、デンビ、リブ、ドットなどの柄を選ぶものではない。
編地Aの開口部は、衛生面の点から、水切れ性がよく、食物や髪の毛などが中に入り難くするために、開口部分は0.1〜3.5mm四方とすることが好ましい。さらに、水切れ性を良くし、細かい食物カスを中に入り難くするために、0.2〜3.0mm四方とするとさらに好ましい。また、クリーナーに洗剤を保持し、泡立たせるために 開口部を持ちながら、クリーナーの表面の編地に繊維で被われている部分(繊維被覆面積)が多いことが望ましく、開口部との面積比が繊維被覆面積1に対して0.1〜1.5が好ましい。さらに、連続して洗剤を保持するためには、開口部との面積比が繊維被覆面積1に対して0.1〜1.2がさらに好ましい。開口部との面積比が、繊維被覆面積1に対して0.1より小さいと、洗剤を保持するものの泡立ちが悪くなり、1.5より大きい場合は、洗剤を保持にくくなる。また、編地の繊維本数は10〜24コース/インチ、8〜24ウエール/インチが好ましい。このような条件を満たす編地は、例えばダブルラッセル機で編成することが可能である。
編地Aの糸の配列は通常同一繊度の糸を各ガイドに1本の糸条として通し配列する方法が用いられる。編地Aの表面に連結糸のモノフィラメントの飛び出しを抑えるために、連結糸を抑える表面の糸の繊度は、使用するモノフィラメントの繊度と同等以上、ないしは2倍以上の繊度の糸が好ましく、更に好ましくは、モノフィラメントの繊度の3倍以上の繊度の糸がよい。加えて、この使用するモノフィラメントを抑える編地Aを構成する糸のフィラメント数は5本以上、50本以下から構成して成るマルチフィラメントが好ましく、7本以上、40本以下より構成されたマルチフィラメントの方がより好ましく、更に好ましくは、10本以上30本以下より構成して成るマルチフィラメントであれば、連結糸のモノフィラメントの表面への飛び出しを抑えることができる。又、表面層を構成する筬の編成ラッピングは、抑える連結糸のモノフィラメントの編成ラッピングに対して逆方向にオーバーラッピングして編成することが好ましい。
又、編地Aに使用する素材は特に限定はしないが、クリーナーとして使用時の水切れ性を良好とするためには、200デシテックスから700デシテックスのマルチフィラメントを使用する方が紡績糸や嵩高仮撚加工糸を使用するよりも水切れ性は良く、このマルチフィラメントを構成するフィラメント数も50フィラメント以下が好ましく、水切れ性をさらに良くするには40フィラメントがさらに好ましい。更に好ましくは30フィラメント以下である。
編地Bの開口部分は、特に限定される大きさや繊維被覆面積と開口部の比率はなく、編地Aと同一であってもよいし、異なる大きさや比率であってもよい。メッシュ組織の様な開口部を有する編組織は水切れ性能が向上し、平坦なフラット組織の方は泡持ち性が向上する。水切れ性能を重視する場合は、開口部分の大きさをおおきくし、比率をあげることが好ましく、泡持ち性能を重視する場合は、開口部分の大きさを小さくし、比率を下げる事が好ましい。たとえば、水切れ性能を重視する場合は、開口部分は0.5〜4.5mm四方が好ましく、開口部との面積比が繊維被覆面積1に対して0.5〜1.5が好ましい。また、泡持ち性能を重視するならば、開口部分は0.1〜3.0mm四方が好ましく、開口部との面積比が繊維被覆面積1に対して0.1〜1.2が好ましい。
編地Bを構成する繊維は、特に限定はしないが、クリーナーの泡立ち性、泡持ち性を向上させるためには、仮撚加工糸等の捲縮を有する嵩高な糸を用いることが好ましい、この時の編組織も特に限定はしないが、メッシュ組織の様な開口部を有する編組織よりは、平坦なフラットな組織の方が泡持ち性は向上する。
連結糸Cは適度な厚みとクッション性や歪み難いといった性能を付与するために、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニリデン、ビニロン等合成繊維のモノフィラメントが好ましい。特に、長期間使用するためには、弾性率が低く、適度な弾性回復率を有するポリトリメチレンテレフタレート繊維、またはポリトリメチレンテレフタレートを主成分とした繊維がさらに好ましい。弾性率が低く、適度な弾性回復率を有するためには、主成分であるポリトリメチレンテレフタレートを20%以上含有することが好ましい。
このように二重編地Dの編地Aや連結糸Cをコントロールすることによって、クリーナーに適した厚みやクッション性を得ることができる。
又、二重編地Dを別の材料と組み合わせてクリーナーとして製品化しても良い。複合する材料は特に限定はしないが、布、不織布、スポンジ等、適宜組み合わせて製品化することもできる。
得られるクリーナーの厚みは4〜70mmが好ましい。さらに、コップやグラスのような細長い形態の被洗浄物をさらに洗いやすくし、手になじみやすくするために、5〜60mmがより好ましく、6〜50mmがさらに好ましい。
編地Aおよび編地Bを構成する編組織は限定されないが、例えば、四角、六角等のメッシュ編地、マーキゼット編地等、複数の開口部を有する編地にて軽量性及び水切れ性等を有するものが好ましい。このような編地は、表面を平坦な組織にして肌触り及び手持ち感の向上を計ることができる。また表面を起毛して肌触り及び泡立ち性を良好にする等の改良を行うことができる。又、表面に凹凸を付与して汚れのかきとり効果を向上させる方法等が好ましく用いられる。この際の表面の編組織は、例えば2枚筬でのチェーン挿入、シングルデンンビ、ダブルデンビ、ダブルコード、クインズコードと鎖編の組み合わせ等適宜組み合わせれば良いが、表面層を構成する筬の内少なくとも1枚の筬は、針1本に掛かる繊度を隣り合う糸と繊度差を付けることが好ましい。例えば、糸の通し配列を同一繊度の糸を1本通し2本通しの繰り返し、あるいは、1本目に通す繊度に対して、次の2本目に通す繊度は1本目に通した繊度より太くするの繰り返し等のデンビ組織であれば表面が凹凸状となり、汚れのかきとり性が向上する。
二枚以上積層させた二重編地Dは、連結糸Cが二重編地Dのカットした断面から出ないように、かつ、積層させた二重編地Dを固着一体化するため、その周縁部を加工する必要がある。好ましい形態になるために、積層させた編地の周縁の加工方法としては、縫製、高周波、超音波もしくは熱などによって融着することが好ましい。固着一体化とは、二重編地D同士及び編地Aと編地Bを縫製または融着によって密着及び固定させた状態を示し、連結糸Cがカットした断面から出ないような形態や二重編地D同士及び編地Aと編地Bの間に細かなゴミが入り込まないような形態にすることをいう。縫製においては、本縫い1本針にて2〜8針/cmピッチで縫製することが好ましく、さらに端部のはがれ等が発生しないようにするためには、本縫い1本針にて3〜7針/cmピッチで縫製することがさらに好ましい。さらにクリーナーの形状を安定化させるため、クリーナ−の中央部等の積層させた編地の両端面の一部を糸等で縫製したり、熱融着したりしてもよい。
又、編地A、編地Bを構成する糸のどちらか一方又は両面に、練り込みタイプの抗菌糸を用いることが好ましく、抗菌糸を用いた場合又は抗菌糸を用いない場合は得られた二重編地を編地にて抗菌加工処理を施すことも好ましい。練り込みタイプの抗菌剤は、安全性の高いものが好ましく、例えば銀化合物(酸化銀など)などが好ましく、練り込み濃度は、0.01〜3.0wt%が好ましい。
クリーナーは、6枚筬を装備した14ゲージ、釜感13mmのダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)を用い編成した編地を、裁断、縫製もしくは超音波熱融着することにより作製された。
クリーナーの編地は、6枚筬を装備した14ゲージ、釜感13mmのダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)を用い、表編地Aを形成する二枚の筬(L5、L6)に抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10f・裏編地Bを形成する二枚の筬(L1、L2)にポリエステルマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸、連結糸Cを形成する二枚の筬(L3、L4)にポリトリメチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを用い、目付け620g/m・厚み10mmの二重編地Dが得られた。この連結糸Cが、5本のうち2本が相対する編目から三つはなれたコース方向に45度の角度で斜めに連結し、連結糸同士がクロスする点を有する構造となっている。この編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を縫製することによりクリーナーを作製した。作製されたクリーナーをマイクロスコープにて観察し、ランダムに5箇所を計測した結果、開口部分は平均0.7mm四方であり、繊維被覆面積と開口部の面積比も同様に計測した結果、繊維被覆面積1に対して0.2となった。
編組織と糸配列
L1:1011/2322/1011/2333/4544/3233/4544/2322/
糸配列は、2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れない、つまり、ポリエステルマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸を2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れず、その後の1つのガイドにはポリエステルマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸を2本引き揃えて入れ、その後の3つのガイドには糸を入れないの繰り返しにて糸を配置する。
L2:4544/3233/4544/2322/1011/2322/1011/2322/
糸配列は、2つのガイドには糸を入れずに、その後の1つのガイドに2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の1つのガイドには糸を入れない、つまり、2つのガイドには糸を入れずに、その後の1つのガイドにポリエステルマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸を2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れず、その後の1つのガイドにはポリエステルマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸を2本引き揃えて入れ、その後の3つのガイドには糸を入れないの繰り返しにて糸を配置する。
L3:3254/3201/3254/2301/2354/2301/2354/3201/
糸配列は、1本の糸を1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れない、つまり、ポリトリメチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを1本1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れず、その後の1つのガイドにはポリトリメチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを1本入れ、その後の3つのガイドには糸を入れないの繰り返しにて糸を配置する。
L4:2310/2345/2310/3245/3210/3245/3210/2345/
糸配列は、2つのガイドには糸を入れずに、その後の1つのガイドに1本の糸を入れ、その後の1つのガイドには糸を入れない、つまり、2つのガイドには糸を入れずに、その後の1つのガイドにポリトリメチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを1本1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れず、その後の1つのガイドにはポリトリメチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを1本入れ、その後の3つのガイドには糸を入れないの繰り返しにて糸を配置する。
L5:0001/1110/
糸配列は、2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の1つのガイドには1本の糸を入れる、つまり、抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10fを2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後は抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10fを1本1つのガイドに入れる、この繰り返しにて糸を配置する。
L6:4400/0044/4488/8844/
糸の配列は、全てのガイドに1本づつ糸を入れる、つまり、抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10fを1本づつ1つのガイドに糸を入れ配置する。
実施例1と同一の編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を超音波熱融着することにより作製した。
実施例1と同一の編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を高周波熱融着することにより作製した。
クリーナーの編地は、ダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)14Gを使用し、表編地Aにポリ塩化ビニリデンモノフィラメント700d/1f・裏編地にポリエステルマルチフィラメント330T/96f、連結糸Cにポリトリメチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを用い、目付け620g/mの編地が得られた。この連結糸Cが、5本のうち2本が相対する編目から三つはなれたコース方向に45度の角度で斜めに連結し、連結糸同士がクロスする点を有する構造となっている。この編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。作製されたクリーナーの開口部分は0.6mm四方であり、繊維被覆面積と開口部の面積比が繊維被覆面積1に対して0.3となった。
実施例4と同一の編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を超音波熱融着することにより作製した。
実施例4と同一の編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を高周波熱融着することにより作製した。
クリーナーの編地は、ダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)14Gを使用し、表編地にポリ塩化ビニリデンモノフィラメント450d/10f・裏編地にポリエステルマルチフィラメント330T/96f、経糸にポリトリメチレンテレフタレートモノフィラメント200T/1fを用い、目付け620g/mの編地が得られた。この連結糸Cが、5本のうち2本が相対する編目から三つはなれたコース方向に45度の角度で斜めに連結し、連結糸同士がクロスする点を有する構造となっている。この編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。作製されたクリーナーの開口部分は1.0mm四方であり、繊維被覆面積と開口部の面積比が繊維被覆面積1に対して0.25となった。
クリーナーの編地は、ダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)14Gを使用し、表編地と裏編地にポリエステルマルチフィラメント167T/48F、経糸にポリアミドモノフィラメント240T/1Fを用い、目付け550g/mの編地が得られた。この二重編地Dは、連結糸Cの20%が隣り合うウエール列の2本の連結糸が表裏の相対する編目から離れた隣のウエール列の編目を互いに逆方向に斜めに連結した構造となっている。この編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を縫製することにより作製した。作製されたクリーナーの開口部分は2.0mm四方であり、繊維被覆面積と開口部の面積比が繊維被覆面積1に対して0.5となった。
実施例1と同様の編機、編組織、糸配列にて、表編地Aを形成する二枚の筬(L5、L6)に通常のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10fを用いた以外は実施例1と同様である。得られた立体編地を温水70℃にて精練後、液流染色機を用い染色加工と同時に抗菌加工も同時に施しその後、乾熱125℃にて熱セットして仕上げ目付600g/mの編地を得た。この編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を縫製することによりクリーナーを作製した。作製されたクリーナーをマイクロスコープにて観察し、ランダムに5箇所を計測した結果、開口部分は平均0.7mm四方であり、繊維被覆面積と開口部の面積比も同様に計測した結果が繊維被覆面積1に対して0.2となった。
実施例1と同様の編機、編組織、糸配列にて、表編地Aを形成する二枚の筬(L5、L6)に抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/55fを用いた以外は、実施例1と同様に行なった。
実施例1と同様の編機、編組織にて、表編地Aを形成する二枚の筬(L5、L6)に抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10fを用いて、L5の糸配列をL6と同様に1本づつ1つのガイドに糸を入れ配置する以外は、実施例1と同様に行なった。
[比較例1]
クリーナーは、ウレタン発砲体をポリエステル製の編地で被覆してある15cm×8cm 厚み 2.5cmのスポンジ(市販品)を用いた。
[比較例2]
クリーナーは、ウレタン発砲体とナイロン不織布で貼りあわせてあるスポンジ(市販品)を用いた。
[比較例3]
18ゲージの二列の針列を有するダブルラッセル機を使用して、表裏二層のメッシュ編地を形成する繊維に360d/3fのポリ塩化ビニリデン繊維を使用し、経糸に110dのナイロンモノフィラメント繊維を使用して目付け370g/mの編地が得られた。この編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を縫製する。これによって作製されたクリーナーの厚さは4mm、開口部分は4mm四方、繊維被覆面積と開口部の面積比が繊維被覆面積1に対して1.4となった。
[比較例4]
18ゲージの二列の針列を有するダブルラッセル機を使用して、表裏二層のメッシュ編地を形成する繊維に360d/3fのポリ塩化ビニリデン繊維を使用し、経糸に110dのナイロンモノフィラメント繊維を使用して目付け370g/mの編地が得られた。この編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を縫製する。これによって作製されたクリーナーの厚さは4mm、開口部分は4mm四方、繊維被覆面積と開口部の面積比が繊維被覆面積1に対して1.4となった。
[比較例5]
18ゲージの二列の針列を有するダブルラッセル機を使用して、表裏二層のメッシュ編地を形成する繊維に360d/3fのポリ塩化ビニリデン繊維を使用し、経糸に110dのナイロンモノフィラメント繊維を使用して目付け670g/mの編地が得られた。この編地を10cm×18cmに裁断し、周囲を縫製する。これによって作製されたクリーナーの厚さは4mm、開口部分は0.2mm四方、繊維被覆面積と開口部の面積比が繊維被覆面積1に対して0.05となった。
クリーナーの評価方法は下記のとおりである。
<水切れ>
水温25℃の水に5分浸漬させた後、取り出し、手で軽く絞った後 20℃、40%RH環境下でつるした状態で乾燥させ、完全に乾燥するまでの時間を測定した。
◎―――4時間以内に乾燥する
○―――4〜8時間の間に乾燥する
×―――乾燥時間が8時間より長い
<繰返し圧縮ひずみ試験>
JIS K 6400 第4部:圧縮残留ひずみ及び繰返し圧縮ひずみB法に準拠。
◎―――0.1〜8.0%
○―――8.1〜12.0%
×―――12.1%以上
<使用中の剥がれ>
クリーナーとして1ヶ月間使用後にほつれや剥がれがあるかどうかを目視で確認した。
◎―――ほつれや剥がれは確認されなかった
×―――ほつれや剥がれが確認された
<使用中のゴミの付着>
クリーナーとして1ヶ月間使用後にご飯粒等ゴミの付着があるかどうかを目視で確認した。
◎―――ゴミの付着は確認されなかった
○―――微量のゴミの付着は確認されなかった
×―――ゴミの付着が確認された
<使用中の汚れのかきとり性>
ガラス板にご飯粒3gを約4cmに均一に固めたものを濡らしたクリーナーで掻き落した回数を確認した。
◎―――ゴミは、1〜2回の繰り返し洗いにより掻き取れた。
○―――ゴミは、3〜5回程度の繰り返し洗いにより掻き取れた。
×―――ゴミは、5回以上の繰り返し洗いでも掻き取れなかった。
<泡立ち性>
市販の中性洗剤を1cc濡らしたクリーナーに滴下し、片手で10回揉んだ。
◎―――泡立ちが、クリーナー上に高さ3mm以上の泡の高さにて観察された。
○―――泡立ちが、クリーナー上に高さ1〜3mmの泡の高さにて観察された。
×―――泡立ちが、クリーナー上に高さ1mmより低い泡の高さにて観察された。
<洗剤保持性>
市販の中性洗剤を1cc濡らしたクリーナーに滴下し、サラダオイル2ccで汚した直径約15cmの平皿を連続にて洗った枚数を数えた。
◎―――平皿を連続8枚以上洗えた。
○―――平皿を連続4枚以上洗えた。
×―――洗えた平皿が3枚より少なかった。
本発明は、食器用クリーナー、浴室用クリーナー及び身体洗浄用具に関するものである。
本発明のクリーナーの一例を示す写真図。 本発明のクリーナーの断面写真図 本発明の布地の拡大平面写真図。 本発明の布地の拡大平面写真図。

Claims (6)

  1. 編地Aと編地B及び該二層の編地を連結する連結糸Cからなる二重編地Dであって、該編地Aと該編地Bが全周縁部において固着一体化されてなり、該編地Aの開口部分は0.1〜3.5mm四方であり、該編地Aの繊維被覆面積と開口部の面積比が繊維被覆面積1に対して0.1〜1.5であることを特徴とするクリーナー。
  2. 前記二重編地において、編地Aと編地B及び該二層の編地を連結する連結糸Cが、相対する編目から二つから五つ離れたウエール及びコースの編目をウエール又はコース方向の少なくとも1方向に相対する編目を連結する連結糸に対し30〜60度の角度で斜めに連結し、かつ相対する編目を連結する連結糸に対し30〜60度の角度で斜めに連結し、5コースの間に少なくとも1つのクロス点を有していることを特徴とする請求項1記載のクリーナー。
  3. 連結糸Cがポリトリメチレンテレフタレート繊維またはポリトリメチレンテレフタレートを主成分とした繊維で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のクリーナー。
  4. 縫製により固着一体化されてなる請求項1ないし3のいずれかに記載のクリーナー。
  5. 融着により固着一体化されてなる請求項1ないし4のいずれかに記載のクリーナー。
  6. 厚みが4〜70mmからなる請求項1ないし5のいずれかに記載のクリーナー。
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