JP2009249794A - クリーナー - Google Patents

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Abstract

【課題】適度な硬さによって、ガラスなどの食器への傷つきがなく、汚れた面を軽い力で洗うことができるクリーナーを提供することを目的とする。
【解決手段】
多数の編目10によって0.1〜3.5mm四方の多数の開口部分Apが形成された編地Aと、多数の編目20を有する編地Bと、互いに重なり合う編地A及び編地Bを連結する連結糸Cとを有する単数または複数の多重編地Dを備え、編地Aは、繊維被覆面積と開口部分との面積比が、1:0.1〜1.5であり、単数または複数の多重編地Dは、編地Aの端部と編地Bの端部とが固着一体化されており、多重編地Dは、自然状態における厚さの40%まで圧縮したときの圧縮圧が400N以上となるクリーナー1とした。このクリーナー1によれば、適度な硬さによって、ガラスなどの食器への傷つきがなく、汚れた面を軽い力で洗うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、食器用、浴室用及び身体洗浄用等に適したクリーナーに関するものである。
従来、クリーナーはポリウレタンフォーム単体や、ポリウレタンフォームと嵩高い不織布を貼り合せ、持ちやすい大きさに打ち抜いたり、裁断したりしたものが使用されている。しかしながら、この種のクリーナーでは、ポリウレタンフォーム単体に汚れ落とし性能がなく、ポリウレタンフォームの部分を押し込んで洗うことになるため、力を必要とした。また、嵩高い不織布部分が、コップやグラスなど食器を傷つけるといった問題点があり、嵩高い不織布が使用途中で剥離したり、毛羽立ちが発生したりして耐久性がないといった問題があった。
そこで、コップやグラスなど狭くラウンドした食器を洗いやすくするために、嵩高い不織布との貼り合せをせず、ポリウレタンフォーム単体を布地で被覆したクリーナーが開発された。しかしながら、いずれの場合においても、水を含み易い柔らかなポリウレタンフォームが使われているため、こびりついた汚れを落とすときは強い力を必要とした。また、洗浄後の水切れ、水はけが悪く、しばらく放置すると雑菌が繁殖しやすい状態になり、クリーナーに付着した油汚れが落ちにくくなったりするなどの衛生面の問題や、使用しているうちにポリウレタンフォーム単体が歪んで変形するといった耐久性が悪いといった問題があった。
そこで、ポリウレタンフォームを使用せず、例えば、表裏二層のメッシュ状編地を積層したたわしによって水切れ性及び耐空性を向上させたクリーナー(特許文献1参照)が知られている。しかしながら、この種のクリーナーでは、メッシュの開口部分が4mmと大きく、ゴミが付着したり、内部に入り込んだりして衛生的で無いという問題があった。
一方で、特許文献2または特許文献3には、表裏の地組織が連結糸で連結された編地を縫製や接着しない状態で使う事によって、水切れ性や耐久性を向上させた布または洗浄具が記載されている。
実開平4−21359号公報 特開平5−148736号公報 特開2002−61056号公報
しかしながら、特許文献2または3に記載の布または洗浄具では、布地の端部(周辺部、周囲)に加工処理が施されておらず、洗浄の際に、端部から突き出した連結糸が邪魔になって使い難かった。また、編地を連結している連結糸の強度が弱く、柔らか過ぎる為、洗う時にこの布や洗浄具を洗う面に手で押し付けて洗うことになり、使い勝手が悪くなる可能性があった。さらに、開口部分を大きくして水切れ性を向上させているので、その開口部分から布地の中にゴミが入り、連結糸の部分に細かいゴミが付着して不衛生な状態になり易く、さらに、泡持ち、泡立ちが悪いといったこともあり、このままではクリーナーとして使用できないという問題があった。
本発明は、以上の課題を解決することを目的としており、適度な硬さによって、ガラスなどの食器への傷つきがなく、汚れた面を軽い力で洗うことができるクリーナーを提供することを目的とする。
本発明者は、上記した従来技術における課題を解決するため、鋭意研究に取り組んだ結果、本発明の目的を達成するクリーナーを発明するに至った。
すなわち、本発明に係るクリーナーは、多数の編目によって0.1〜3.5mm四方の多数の開口部分が形成された第1の編地と、多数の編目を有する第2の編地と、互いに重なり合う第1の編地及び第2の編地を連結する連結糸とを有する単数または複数の多重編地を備え、第1の編地は、繊維被覆面積と開口部分との面積比が、1:0.1〜1.5であり、単数または複数の多重編地は、第1の編地の端部と第2の編地の端部とが固着一体化されており、自然状態における厚さの40%まで圧縮したときの圧縮圧が400N以上であることを特徴とする。
本発明によれば、第1の編地と第2の編地とを連結糸で連結した単数または複数の多重編地を備えているため、第1の編地と第2の編地とを連結する連結糸によって、クリーナーの硬さをコントロールすることができ、ガラス性の食器などへの傷付きがなく、汚れた面を軽く洗えることができる。また、第1の編地と第2の編地との間には連結糸で連結する領域分の空隙が存在している。この空隙によって、クリーナーに必要な機能である泡立ちを生じさせることができる。さらに、この空隙を介して第1の編地と第2の編地とがつながっているため、水切れ、水はけが良く、衛生的な使用を可能にする。また、連結糸があることによって、適度な硬さを得ることもできる。さらに、クリーナーは、多重編地の第1の編地の端部と第2の編地の端部とが固着一体化されてなるため、厚みや硬さをコントロールし易くなり、使い勝手が向上し、長期の使用においても変形を起こし難く、耐久性が高くなる。さらに、多重編地の第1の編地の端部と第2の編地の端部とが固着一体化されているので、連結糸が、第1の編地及び第2の編地の端部から突き出して作業の邪魔になることを防ぎ、利便性を向上できる。この連結糸は、繊維素材を選択し、連結の間隔や連結の仕方を変えることによって、厚み、水切れ性能、硬さ等をコントロールすることが可能になる。また、第1の編地と第2の編地との編地部分は、繊維素材を選択したり、柄を変えることによって、被洗浄物に応じた剛軟性などをコントロールすることができ、汚れの除去性能を高めたりすることが可能である。
特に、本発明では、自然状態における厚さの40%まで圧縮したときの圧縮圧が400N以上であるため、適度な硬さによって、ガラスなどの食器への傷つきがなく、汚れた面を軽い力で洗うことができる。
さらに、複数の多重編地を備え、第1の編地が表層に配置されるように、複数の多重編地を折り畳み、もしくは積層した複数層が形成されていると、厚みやクッション性をコントロールし易くなり、使い勝手が向上し、長期の使用においても変形を起こし難く、耐久性が高くなる。
さらに、単数の多重編地を備え、多重編地によって単層が形成されていると、複数層が形成されている場合に比べて薄くなり、作業者にとって扱い易くなる。
さらに、第1の編地の面方向に垂直な方向に向けて、第1の編地と第2の編地との間を見たときに、連結糸が交差するクロス点が形成されていると好適である。
さらに、クロス点を形成する連結糸は、第1の編地側の第1の編目と第2の編地側の第2の編目とを連結し、第2の編目は、第1の編地の面方向において、第1の編目に相対する第2の編地側の基準編目に対してウエール方向またはコース方向に二つから五つ離れた編目であると好適である。
さらに、クロス点を形成する連結糸は、第1の編地側の第1の編目と第2の編地側の第2の編目とを連結し、第1の編地の面方向において、第1の編目に相対する第2の編地側の基準編目と第1の編目とを結ぶ仮想の基準線を規定したときに、基準線と連結糸との挟角は30°〜60°になると好適である。
さらに、連結糸によって、5コースの間に少なくとも一つのクロス点が形成されていると好適である。
さらに、連結糸は、50〜500デシテックスの繊度のポリエチレンテレフタレート繊維もしくはポリエチレンテレフタレートを主成分とした繊維で構成されていると好適である。
さらに、連結糸は、50〜500デシテックスの繊度のポリアミド繊維もしくはポリアミドを主成分とした繊維で構成されていると好適である。
さらに、多重編地は、縫製もしくは融着により第1の編地の端部と第2の編地の端部とが固着一体化されていると好適である。
さらに、4〜70mmの厚みを有すると好適である。
本発明によれば、適度な硬さによって、ガラスなどの食器への傷つきがなく、汚れた面を軽い力で洗うことができる。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るクリーナーの一例を示す斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。また、図3は、二重編地を模式的に示す斜視図であり、図4は、連結糸を拡大して示す斜視図である。
図1〜図3に示されるように、本実施形態に係るクリーナー1は、多数の編目10によって多数の開口部分Ap(図3参照)が形成された編地(第1の編地)Aと、多数の編目20を有する編地Bと、互いに重なり合う編地A及び編地Bを連結する連結糸Cとからなる二重編地Dを備える。クリーナー1は、表層側に編地Aが配置されるように二枚の二重編地D(図2参照)を積層して構成されている。二枚の二重編地Dは、それぞれ1種類(同種)の素材からなっていても、二種以上(異種)の素材からなっていてもよい。クリーナー1の端部1a、すなわち重なり合う二重編地Dの端部では、複数の編地A及び編地Bの端部同士が固着一体化されている。
なお、本実施形態では、二枚の二重編地Dを積層させた態様を例示するが、三枚以上の複数の二重編地Dを積層した態様であってもよい。また、複数の二重編地Dを積層した後で折り畳んで纏め、纏めた状態での複数の編地A及び編地Bの端部同士を固着一体化するようにしたものであってもよい。この場合、折り目の部分については既に塞がっているので、折り目以外の端部のみを固着一体化するようにすると良い。また、単体(一枚)の二重編地Dのみからなり、編地A及び編地Bの全周縁である端部が固着一体化した態様であってもよい。また、本実施形態では、多重編地の一例として二重編地Dを説明するが、多重編地は二重に限定されるものではなく、適度な厚みやクッション性が得られる三重や四重の編地でもよい。
また、本発明に係る多重編地は、好ましくはダブルラッセル機等で編成することができるが、特に限定されるものではない。また、本発明に係る多重編地は、クッション性や弾力性の観点から好ましくは、特開平2−229247号公報、特開平2−74648号公報に記載の、二重編地における少なくとも一部の隣りあうウエール列の2本の連結糸が、表裏の相対する編目から離れた隣のウエール列の編目を互いに逆方向に斜めに連結した構造をした二重編地や、連結糸が相対する編目から二つから五つ離れたウエール及びコースの編目を、ウエール又はコース方向の少なくとも1方向に相対する編目を連結する連結糸に対し30〜60度の角度で斜めに連結し、相対する編目を連結する連結糸に対し30〜60度の角度で斜めに連結した連結糸が、5コースの間に少なくとも1つのクロス点を有していることを特徴とする二重編地であってもよい。本実施形態では、クロス点を形成する態様を例に詳しく説明する。
図4に示されるように、例えば、複数の連結糸Cの中から、隣接する二本の連結糸C,Cを抽出して考察する。一方の連結糸Cは、編地A側の第1の編目10aと編地B側の第2の編目20aと、を連結している。編地B側の第2の編目20aは、編地Aの面方向において、第1の編目10aに相対する編地B側の基準編目20xに対してコース方向に二つ離れている。さらに、第1の編目10aと基準編目20xとを結ぶ仮想の基準線Saを規定したときに、この基準線Saと連結糸Cとの挟角は30°〜60°の範囲に含まれている。
また、他方の連結糸Cは、編地A側の第3の編目10bと編地B側の第4の編目20bと、を連結している。編地B側の第4の編目20bは、編地Aの面方向において、第3の編目10bに相対する編地B側の基準編目20yに対して連結糸Cとは逆となるコース方向に二つ離れている。さらに、第3の編目10bと基準編目20yとを結ぶ仮想の基準線Sbを規定したときに、この基準線Sbと連結糸Cとの挟角は30°〜60°の範囲に含まれている。
編地Aの面方向に垂直な方向に向けて、編地Aと編地Bとの間を見たときに、連結糸Cと連結糸Cとが交差して見える。この交差点がクロス点Xである。さらに、クリーナー1では、連結糸Cと連結糸Cとによって、5コースの間に少なくとも一つのクロス点Xが形成されており、クッション性を確保している。なお、本実施形態では、一方の連結糸Cの編地B側の第2の編目20aは、基準編目20xに対してコース方向に二つ離れているが、ウエールまたはコース方向に二つから五つ離れていてもよい。また、他方の連結糸Cの編地B側の第4の編目20bは、基準編目20yに対してコース方向に二つ離れているが、ウエールまたはコース方向に二つから五つ離れていてもよい。
編地Aの繊維素材は、特に限定されるものではなく、被洗浄物等に応じて選択することができる。そして、編地Aの繊維素材は、ガラスなどの食器類の傷を無くすために、金属蒸着された繊維や研磨剤成分を10%以上含まれる繊維を除いた繊維が選択される。例えば、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、塩化ビニリデン、ビニロン等の合成繊維や再生繊維、絹、ウール、木綿といった天然繊維のいずれでもよい。
また、編地Aや編地Bの柄(組織)は、食物や髪の毛が中に入り難くする為に、開口部分Apを少なくしたものが好ましいが、チェーン、デンビ、リブ、ドットなどの柄を選ぶものではない。また、表側の編地Aの凹凸での汚れ落ち性能を維持しつつ、付いた油汚れを落ちやすくする為には、編地Aの繊維本数は10〜24コース/インチ、8〜24ウエール/インチが好ましい。このような条件を満たす編地は、ダブルラッセル機で編成することが可能である。
編地Aの開口部分Apは、衛生面の点から、水切れ性がよく、食物や髪の毛などが中に入り難くする為に、開口部分は0.1〜3.5mm四方、すなわち略菱形の開口部分Apの一辺の寸法dが0.1〜3.5mmとすると好ましい。さらに、水切れ性を良くし、細かい食物カスを中に入り難くするために0.2〜3.0mm四方とするとさらに好ましい。また、クリーナー1で洗剤を保持し、泡立たせる為には、開口部分Apを持ちながら、クリーナー1の表面側の編地Aに繊維で被われている部分(繊維被覆面積)が多い事が望ましく、開口部分Apとの面積比が繊維被覆面積“1”に対して0.1〜1.5が好ましい。さらに、連続して洗剤を保持する為には、開口部分Apとの面積比が繊維被覆面積“1”に対して0.1〜1.2がさらに好ましい。開口部分Apとの面積比が繊維被覆面積“1”に対して0.1より小さいと、洗剤を保持するものの泡立ちが悪くなり、1.5より大きい場合は、洗剤を保持し難くなる。
編地Aや編地Bの表面の糸の配列は、通常同一繊度の糸を各ガイドに1本の糸条として通し配列する方法が用いられる。表面に連結糸Cの飛び出しを抑える為に、連結糸Cを抑える表面の糸の繊度は、使用する連結糸の繊度と同等以上もしくは2倍以上の繊度の糸を用いると良い。加えて、この使用する連結糸Cを抑える表面糸のフィラメント数は5本以上50本以下から構成して成るマルチフィラメントが好ましく、7本以上40本以下より構成されたマルチフィラメントの方がより好ましく、更に好ましくは、10本以上30本以下より構成して成るマルチフィラメントであれば、連結糸Cの表面への飛び出しを抑える事ができる。又、表面層を構成する筬の編成ラッピングは、抑える連結糸Cの編成ラッピングに対して逆方向にオーバーラッピングして編成する事が好ましい。
二重編地Dにより形成されたクリーナー1が、ガラスなどの食器への傷付き性がなく、汚れた面を軽い力で洗うためには、クリーナー1の自然状態での厚さの40%まで圧縮した圧縮圧(硬さ)が、少なくとも400N以上が好ましい。さらに420N以上がより好ましい。クリーナーの硬さは、JIS K 6400 「軟質ウレタンフォーム試験方法」で規定することができ、詳細は後述する。このようなクリーナーの硬さを発現させるためには、連結糸Cに適度な硬さを持たせることが好ましい。例えば、連結糸Cの繊維素材は、初期モジュラスが25(cN/dT)以上あるポリエチレンテレフタレート繊維、ポリアミド、ポリプロピレン、塩化ビニリデン等合成繊維のモノフィラメントが好ましい。特に、食器洗い時に必要な適度な親水性を付与するためには、公定水分率が0.1%以上ある、ポリエチレンテレフタレート繊維もしくはポリエチレンテレフタレートを主成分とした繊維、または、ポリアミド繊維もしくはポリアミドを主成分とした繊維がさらに好ましい。さらに適度な硬さと水切れ性を兼ね備える観点から、繊度は50〜500デシテックスが好ましい。
このように二重編地Dの編地Aや連結糸Cをコントロールすることによって、クリーナー1に適した硬さを得ることができる。
二重編地Dを二枚以上積層させて得られるクリーナー1の厚みは4〜70mmが好ましい。さらに、コップやグラスのような細長い形態の被洗浄物をさらに洗いやすくし、手になじみやすくするために、5〜60mmがより好ましく、6〜50mmがさらに好ましい。
編地B(裏面)を構成する繊維は、特に限定されないが、クリーナー1の泡立ち性、泡持ち性を向上させる為には、仮撚加工糸等の捲縮を有する嵩高な糸を用いる事が好ましい、この時の編組織も特に限定はしないがメッシュ組織の様な開口部分を有する編組織よりは、平坦なフラットな組織の方が泡持ち性は向上する。加えて、更に泡持ち性を向上させるには、使用する立体編地の積層する間(立体編地と立体編地の間)に布、不織布、スポンジ等を挟み製品として使用する事も望ましい。
クリーナー1の表裏面を構成する編組織は、特に限定されない。例えば、四角、六角等のメッシュ編地、マーキゼット編地等、複数の開口部分を有する編地とすることで、クリーナー1に軽量性及び水切れ性等を付与する。これにより、表面を平坦な組織にして肌触り及び手持ち感の向上を計ることができ、表面を起毛して肌触り及び泡立ち性を良好にする等の改良を行うことができる。また、表面に凹凸を付与して汚れの掻き取り効果を向上させる方法等が好ましく用いられる。この際、表面の編組織は、例えば2枚筬でのチェーン挿入、シングルデンンビ、ダブルデンビ、ダブルコード、クインズコードと鎖編の組み合わせ等適宜組み合わせればよい。この場合、表面層を構成する筬の内少なくとも1枚の筬は、針1本に掛かる繊度を隣り合う糸と繊度差を付ける事が好ましい。例えば、糸の通し配列を同一繊度の糸を1本通し2本通しの繰り返し、あるいは、2本目に通す糸の繊度を1本目に通す糸の繊度より太くして、1本通し2本通しの繰り返し等を行うデンビ組織であれば表面が凹凸状となり、汚れの掻き取り性が向上する。
また、表面に使用する素材は、特に限定されないが、クリーナー1として使用時の水切れ性を良好とする為には、200デシテックスから700デシテックスのマルチフィラメントを使用する方が紡績糸や嵩高仮撚加工糸を使用するよりも水切れ性は良く、このマルチフィラメントを構成するフィラメント数も10フィラメントから40フィラメント以内で構成された原糸を使用する事が望ましい。
二枚を積層させた二重編地Dは、連結糸Cが二重編地Dのカットした断面から出ないように、かつ、積層させた二重編地Dを固着一体化するため、その周縁部を加工する必要がある。好ましい形態とするために、積層させた二重編地Dの周縁の加工方法としては、縫製、高周波、超音波もしくは熱などによって融着することが好ましい。固着一体化とは、二重編地D同士及び編地Aと編地Bを縫製もしくは融着によって密着及び固定させた状態を示し、連結糸Cがカットした断面から出ないような形態や二重編地D同士及び編地Aと編地Bの間に細かなゴミが入り込まないような形態にすることをいう。縫製において本縫い1本針にて2〜8針/cmピッチで縫製する事が好ましく、さらに端部のはがれ等が発生しないようにするためには、本縫い1本針にて3〜7針/cmピッチで縫製することがさらに好ましい。さらにクリーナー1の形状を安定化させるため、クリーナー1の中央部等の積層させた編地の両端面の一部を糸等で縫製したり、熱融着したりしてもよい。なお、二重編地Dが単層、または3枚以上の複数枚からなる複数層を形成する場合も、同様の方法によって編地Aの端部と編地Bの端部とを固着一体化させることができる。
また、二枚以上積層する方法としては、得られた二重編地Dの表側同士、裏面同士、表面と裏面の組み合わせ等適宜選定して製品化すれば良い、好ましくは得られた二重編地Dを裏面側で折り返し縫製して得られた製品の表裏は、二重編地Dの表面、すなわち編地Aで構成されている事が好ましい。表裏面を構成する糸のどちらか一方又は両面に、練り込みタイプの抗菌糸を用いる事が好ましく、抗菌糸を用いた場合又は抗菌糸を用いない場合は得られた二重編地Dに抗菌加工処理を施す事も好ましい。練り込みタイプの抗菌剤は、安全性の高いものが好ましく、例えば銀化合物(酸化銀など)などが好ましく、練り込み濃度は、0.01〜3.0wt%が好ましい。
クリーナーは、6枚筬を装備した14ゲージ、釜感13mmのダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)を用い編成した編地を、裁断、縫製もしくは超音波熱融着することにより作製された。
[実施例1]
クリーナーの編地は、6枚筬を装備した14ゲージ、釜感13mmのダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)を用い、表側の編地Aを形成する二枚の筬(L5、L6)に抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10f、裏面の編地Bを形成する二枚の筬(L1、L2)にポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸、連結糸Cを形成する二枚の筬(L3、L4)にポリエチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを用い、目付け620g/m、厚み10mmの二重編地Dが得られた。この連結糸Cは、5本のうち2本が編地Aの面方向に相対する編目から三つはなれたコース方向に45度の角度で斜めに連結し、連結糸同士がクロス点を形成する構造となっている。この二重編地Dを20cm×18cmに裁断し、二つ折りにし、周囲を縫製して固着一体化してクリーナーを作製した。作製されたクリーナーをマイクロスコープにて観察し、ランダムに5箇所を計測した結果、開口部分は平均0.7mm四方であり、繊維被覆面積と開口部分の面積比も同様に計測した結果が繊維被覆面積“1”に対して0.2となった。
(編組織と糸配列)
L1:1011/2322/1011/2333/4544/3233/4544/2322/ 糸配列は、2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れない。つまり、ポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸を2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れず、その後の1つのガイドにはポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸を2本引き揃えて入れ、その後の3つのガイドには糸を入れない、の繰り返しにて糸を配置する。
L2:4544/3233/4544/2322/1011/2322/1011/2322/ 糸配列は、2つのガイドには糸を入れずに、その後の1つのガイドに2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の1つのガイドには糸を入れない。つまり、2つのガイドには糸を入れずに、その後の1つのガイドにポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸を2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れず、その後の1つのガイドにはポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント330T/96f仮撚加工糸を2本引き揃えて入れ、その後の3つのガイドには糸を入れない、の繰り返しにて糸を配置する。
L3:3254/3201/3254/2301/2354/2301/2354/3201/ 糸配列は、1本の糸を1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れない。つまり、ポリエチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを1本1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れず、その後の1つのガイドにはポリエチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを1本入れ、その後の3つのガイドには糸を入れない、の繰り返しにて糸を配置する。
L4:2310/2345/2310/3245/3210/3245/3210/2345/ 糸配列は、2つのガイドには糸を入れずに、その後の1つのガイドに1本の糸を入れ、その後の1つのガイドには糸を入れない。つまり、2つのガイドには糸を入れずに、その後の1つのガイドにポリエチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを1本1つのガイドに入れ、その後の3つのガイドには糸を入れず、その後の1つのガイドにはポリエチレンテレフタレートモノフィラメント390T/1fを1本入れ、その後の3つのガイドには糸を入れない、の繰り返しにて糸を配置する。
L5:0001/1110/ 糸配列は、2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後の1つのガイドには1本の糸を入れる。つまり、抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10fを2本引き揃えて1つのガイドに入れ、その後は抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10fを1本1つのガイドに入れる、この繰り返しにて糸を配置する。
L6:4400/0044/4488/8844/ 糸配列は、全てのガイドに1本ずつ糸を入れる。つまり、抗菌剤練り込み糸のポリ塩化ビニリデンマルチフィラメント450d/10fを1本ずつ1つのガイドに糸を入れ配置する。
[実施例2]
クリーナーの編地は、ダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)14Gを使用し、表側の編地Aにポリ塩化ビニリデンモノフィラメント450d/10f、裏側の編地Bにポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント330T/96f、連結糸Cにポリエチレンテレフタレートモノフィラメント200T/1fを用い、目付け620g/mの二重編地Dが得られた。
この連結糸Cが、5本のうち2本が、編地Aの面方向に相対する編目から三つ離れたコース方向に45度の角度で斜めに連結し、連結糸C同士がクロス点を形成する構造となっている。この二重編地Dを20cm×18cmに裁断し、二つ折りにし、周囲を縫製して固着一体化することにより作製した。作製されたクリーナー1の開口部分Apは1.0mm四方であり、繊維被覆面積と開口部分の面積比が繊維被覆面積“1”に対して0.25となった。
[実施例3]
実施例1と同様の編機、編組織、糸配列にて、表側の編地Aを形成する二枚の筬(L5、L6)にポリエステルフィラメント330T/450f(公定水分率0.4%)を用いた以外は実施例1と同様である。
クリーナーの編地は、ダブルラッセル編み機(HDRS6V−SL)14Gを使用し、表側の編地Aと裏側の編地Bにポリエステルマルチフィラメント167T/48F、連結糸Cにポリアミドモノフィラメント240T/1Fを用い、目付け550g/mの二重編地Dが得られた。この二重編地Dは、連結糸Cの20%が、編地Aの面方向に相対する編目から離れた隣のウエール列の編目を互いに逆方向に斜めに連結した構造となっている。作製されたクリーナー1の開口部分は2.0mm四方であり、繊維被覆面積と開口部分の面積比が繊維被覆面積“1”に対して0.5となった。
[比較例1]
クリーナーは、ウレタン発砲体をポリエステル製の編地で被覆してある15cm×8cm、厚み2.5cmのスポンジ(市販品)である。
[比較例2]
クリーナーは、ウレタン発砲体とナイロン不織布とが貼りあわせてあるスポンジ(市販品)である。
[比較例3]
18ゲージの二列の針列を有するダブルラッセル機を使用して、表裏二層のメッシュ編地を形成する繊維に360d/3fのポリ塩化ビニリデン繊維を使用し、連結糸に200T/1fのポリトリメチレンテレフタレート繊維を使用して、目付け370g/mの編地が得られた。この編地を20cm×15cmに裁断し、二つ折りにし、周囲を縫製する。これによって作製されたクリーナーの厚さは8mm、開口部分は4mm四方、繊維被覆面積と開口部分の面積比が繊維被覆面積“1”に対して1.7となった。
[比較例4]
実施例1と同様の編機、編組織、糸配列にて、連結糸Cにポリトリメチレンテレフタレート200T/1fを用いた以外は、実施例1と同様である。作製されたクリーナーをマイクロスコープにて観察し、ランダムに5箇所を計測した結果、開口部分は平均0.7mm四方であり、繊維被覆面積と開口部分の面積比も同様に計測した結果が繊維被覆面積“1”に対して0.2であった。
そして、以下に説明する硬さ、水切れ、使用中のゴミの付着、使用中の汚れの掻き取り性、ガラスへの傷付き性、泡立ち性、洗剤保持性の各観点について、実施例1〜3および比較例1〜4の測定を行った。測定結果を表1に示す。
<硬さ>
JIS K 6400 軟質ウレタンフォーム試験方法:硬さD法に規定される。試験片は、各クリーナーそのものとし、380mm角に大きさ換算した。表1中の評価は以下の通りである。
◎・・・400N以上
×・・・400Nより小さい
表1に示されるように、比較例1〜4の硬さは400Nより小さいが、実施例1〜3の硬さは400N以上であった。
<水切れ>
水温25±3℃の水に5分浸漬させた後、取り出し、10kgの重りで5分間絞り、23±3℃、40%RH環境下でつるした状態で乾燥させ、完全に乾燥するまでの時間を測定した。表1中の評価は以下の通りである。
◎・・・4時間以内に乾燥した
○・・・4〜8時間の間に乾燥した
×・・・8時間を超えて乾燥した
表1に示されるように、比較例3及び比較例4では、乾燥時間が4時間以内であったが、比較例1及び比較例2では、乾燥時間が8時間より長かった。これに対し、実施例1〜3では、何れも、乾燥時間が4時間以内と、比較的短い時間で乾燥することが分かった。
<使用中のゴミの付着>
30代の男女10人にクリーナーとして1ヶ月間使用してもらい、ご飯粒等ゴミの付着があるかどうかを目視で確認した。10人の結果で一番多い回答を選んだ。表1中の評価は以下の通りである。表1中の評価は以下の通りである。
◎・・・ゴミの付着は、ほとんど確認されなかった
○・・・ゴミの付着が確認されたが、微量であった
×・・・ゴミの付着が確認された
表1に示されるように、比較例1及び比較例4では、ゴミの付着がほとんど確認されなかったが、比較例2では、微量のゴミの付着が確認され、比較例3は、ゴミの付着が確認された。これに対し、実施例1〜3では、何れも、ゴミの付着がほとんど確認されなかった。
<使用中の汚れの掻き取り性>
ガラス板にご飯粒2gとサラダオイル0.2gを約4cmに200℃20分で均一に固めたものを水温20±3℃の水で濡らしたクリーナーで1kgの荷重で掻き落した回数を確認した。表1中の評価は以下の通りである。
◎・・・汚れは、3回以下で掻き取れた
○・・・汚れは、4回から6回で掻き取れた
×・・・汚れは、6回では掻き取れなかった
表1に示されるように、比較例2及び比較例3では、3回以下で汚れを掻き取ることができたが、比較例1及び比較例4では、6回でも汚れを掻き取ることができなかった。これに対し、実施例1〜3では、何れも、3回以下で汚れを掻き取ることができた。
<ガラスへの傷付き性>
荷重を500gかけたクリーナーをガラス板に置き、水平に15cmを5回往復させた。表1中の評価は以下の通りである。
◎・・・目視で傷は確認できない
×・・・目視で傷が確認できた
表1に示されるように、比較例1、比較例3及び比較例4では、目視で傷が確認することができなかったが、比較例2では、目視で傷が確認された。これに対し、実施例1〜3では、何れも、目視で傷を確認することができなかった。
<泡立ち性>
30代の男女10人に市販の中性洗剤を1cc濡らしたクリーナーに滴下し、片手で10回揉んでもらい、泡立ちの高さを計測した。10人の平均値で評価した。表1中の評価は以下の通りである。
◎・・・泡立ちが、クリーナー上で高さ3mm以上の泡の高さにて観察された
○・・・泡立ちが、クリーナー上に高さ1〜3mmの泡の高さにて観察された
×・・・泡立ちが、クリーナー上に高さ1mmより低い泡の高さにて観察された
表1に示されるように、比較例1、比較例2及び比較例4では、クリーナー上で泡の高さが3mm以上の泡立ちを観察することができたが、比較例3では、クリーナー上で泡の高さが1mmより低い泡立ちしか観察されなかった。これに対して、実施例1〜3では、何れも、クリーナー上で泡の高さが3mm以上の泡立ちを観察することができた。
<洗剤保持性>
市販の中性洗剤を1cc濡らしたクリーナーに滴下し、サラダオイル2ccで汚した直径約15cmの平皿を連続にて洗った枚数を数えた。30代の男女10人にて行い、平均枚数で評価した。表1中の評価は以下の通りである。
◎・・・平皿を連続8枚以上洗えた
○・・・平皿を連続4枚以上洗えた
×・・・平皿を連続4枚洗えなかった
表1に示されるように、比較例1、比較例2及び比較例4では、平皿を連続して8枚以上洗うことができたが、比較例3では、平皿を連続して4枚洗うことができなかった。これに対し、実施例1〜3では、何れも、平皿を連続して8枚以上洗うことができた。
本発明は、食器用クリーナー、浴室用クリーナー及び身体洗浄用具に関する製品として広く利用できる。
Figure 2009249794
本発明の実施形態に係るクリーナーを示す斜視図である。 図1のII−II線に沿った断面図である。 本実施形態に係る二重編地を模式的に示す斜視図である。 本実施形態に係る連結糸を拡大して示す斜視図である。
符号の説明
1…クリーナー、1a…端部、10,10a,10b…編目(第1の編地側)、10x,10y…基準編目、20,20a,20b…編目(第2の編地側)、A…編地(第1の編地)、B…編地(第2の編地)、C…連結糸、D…二重編地(多重編地)、Ap…開口部分、X…クロス点。

Claims (11)

  1. 多数の編目によって0.1〜3.5mm四方の多数の開口部分が形成された第1の編地と、多数の編目を有する第2の編地と、互いに重なり合う前記第1の編地及び前記第2の編地を連結する連結糸とを有する単数または複数の多重編地を備え、
    前記第1の編地は、繊維被覆面積と前記開口部分との面積比が、1:0.1〜1.5であり、
    単数または複数の前記多重編地は、前記第1の編地の端部と前記第2の編地の端部とが固着一体化されており、
    自然状態における厚さの40%まで圧縮したときの圧縮圧が400N以上であることを特徴とするクリーナー。
  2. 複数の前記多重編地を備え、
    前記第1の編地が表層に配置されるように、複数の前記多重編地を折り畳み、もしくは積層した複数層が形成されていることを特徴とする請求項1記載のクリーナー。
  3. 単数の前記多重編地を備え、
    前記多重編地によって単層が形成されていることを特徴とする請求項1記載のクリーナー。
  4. 前記第1の編地の面方向に垂直な方向に向けて、前記第1の編地と前記第2の編地との間を見たときに、前記連結糸が交差するクロス点が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のクリーナー。
  5. 前記クロス点を形成する前記連結糸は、前記第1の編地側の第1の編目と前記第2の編地側の第2の編目とを連結し、
    前記第2の編目は、前記第1の編地の面方向において、前記第1の編目に相対する前記第2の編地側の基準編目に対してウエール方向またはコース方向に二つから五つ離れた編目であることを特徴とする請求項4記載のクリーナー。
  6. 前記クロス点を形成する前記連結糸は、前記第1の編地側の第1の編目と前記第2の編地側の第2の編目とを連結し、
    前記第1の編地の面方向において、前記第1の編目に相対する前記第2の編地側の基準編目と前記第1の編目とを結ぶ仮想の基準線を規定したときに、前記基準線と前記連結糸との挟角は30°〜60°になることを特徴とする請求項4記載のクリーナー。
  7. 前記連結糸によって、5コースの間に少なくとも一つの前記クロス点が形成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項記載のクリーナー。
  8. 前記連結糸は、50〜500デシテックスの繊度のポリエチレンテレフタレート繊維もしくはポリエチレンテレフタレートを主成分とした繊維で構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載のクリーナー。
  9. 前記連結糸は、50〜500デシテックスの繊度のポリアミド繊維もしくはポリアミドを主成分とした繊維で構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載のクリーナー。
  10. 前記多重編地は、縫製もしくは融着により前記第1の編地の端部と前記第2の編地の端部とが固着一体化されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項記載のクリーナー。
  11. 4〜70mmの厚みを有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項記載のクリーナー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011106061A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Maeda Kosen Co Ltd 2重ネット編地とその製造方法
JP2019535404A (ja) * 2016-11-11 2019-12-12 ケヴィン オーチャード カンパニー,リミテッド 洗浄パッド
WO2021006361A1 (ko) * 2019-07-05 2021-01-14 (주)광진상사 다기능 양면 수세미

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