JP7188918B2 - ネットスポンジ - Google Patents
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Description
(1)ネットと、前記ネットに封入されるスポンジからなるネットスポンジであり、
前記ネットのスポンジ挿入部の少なくとも一部にネット接着部を設けられており、
前記ネット接着部の目付けが1~13mg/mm2であることを特徴とするネットスポンジである。
また、
(2)前記ネット接着部の面積が、ネットスポンジのネット端部の面積を100%とした際の、5~50%の面積を占めることを特徴とすることが好ましい。
さらに、
(3)前記ネット接着部の形状が、破線状、ドット状、多角形状であることが好ましい。
通常、スポンジ挿入部を接着する際には、図2(a)のようにスポンジ挿入部の開口端部5を内側矢印方向に手作業で折り込んで接着するが、前記範囲において伸縮性の糸部材を含ませて編むと、前記範囲が縮み易くなり、図2(b)のようにスポンジ挿入部の開口端部5が自動的に内側へと折り込まれ易くなる。このため、接着部分のネット端部の目付けが増えるため、スポンジ挿入部の接着強度が高くなり、使用時のスポンジ挿入部のはがれを抑制できる。
ネットスポンジ端部の面積とは、図1に示すように、ネットスポンジ中のネット端部3のようにネットのみにより構成されるスポンジとネットの非接触部分の面積である。
ネットスポンジのネット端部3の面積を100%とした際に、ネット接着部4が5%未満の場合は、ネット表裏面の接着力が弱いため、使用時に剥がれる恐れがある。ネット接着部4が50%を超えると、接着力はあるが、接着面積が大きくなるため、手で触ったときに接着部分に触れ、感触が悪くなる。さらに、接着部の面積割合が大きくなると、接着端部にかかる負荷が大きくなり、使用時に剥がれやすくなる。ネットスポンジのネット接着部4の面積としてネット端部3の面積を100%としたさいに10~30%であることが、さらに好ましい。この範囲であれば、ネットスポンジの接着部分が手に触れることがほとんどなく、さらに十分な接着強度が得られるため、好ましい。
ネット本体の糸部材:100デニールのポリエチレンのフィラメント糸(融点250℃)
ネット端部の糸部材:100デニールのポリエチレンフィラメント糸(融点250℃)と
ポリウレタン系弾性糸(伸度250%、融点200℃)の混合糸
横編み機を用い、ポリエチレンの糸部材を用いてネットを縫製し、開口端部から5mmの範囲において弾性糸を併用して、ネット端部の目付けが1.0mg/mm2となるように度目を調整し、ネット端部の面積が幅方向80mm、長さ方向10mmとなるように、1つのスポンジ挿入部を有する袋状のネットを一体的に作製した。次に、前記袋状のネットにスポンジを挿入し、その後、超音波溶着機で凹凸形状のホーンを用いて、ホーンの凸部分同士を接触させることで、スポンジ挿入部であるネットスポンジのネット端部を幅方向に2mm間隔でネット接着部(2mm×2mm)を作製した。このときの、ネット接着部の面積はネット端部の面積の15%であった。
ネット端部の目付け(mg/mm2)、ネット端部におけるネット接着部の面積(%)を表1に示すように設定したこと以外は実施例1と同様にネットスポンジを作製した。
ネット端部の目付けを0.5mg/mm2、ネット端部におけるネット接着部の面積を15%とした以外は、実施例1と同様にネットスポンジを作製した。
ネット端部の目付けを15mg/mm2、ネット端部におけるネット接着部の面積を15%とした以外は、実施例1と同様にネットスポンジを作製した。
ネット端部を100デニールのポリエチレンのフィラメント糸で縫製し、ネットスポンジを作製した。
作製したネットスポンジの端部を目視で確認した。溶着した実施例1~10は端部処理の必要はなかった。縫製した比較例2は糸でスポンジ挿入部を縫製しているため、端部処理が必要であった。
実施例、比較例で作製したサンプルから、幅30mm長さ50mmで長さ方向の中心部に溶着部または、接着部のある試験片を作製し、試験片の両端をはさみ、速度200mm/minの一定速度で引張るときに破断した強度を測定し、接着強度とし、以下の基準で評価した。
◎:80N/3cm以上
○:50~79N/3cm
△:10~49N/3cm
×:10N/3cm未満
溶着部、または縫製部の風合いの官能評価を以下の基準で評価した。
○:ネット本体部と同程度の柔らかい触感であった。
△:ネット本体部よりやや硬いが、縫製品より柔らかい触感であった。
×:縫製した糸が引っかかり、触感が悪かった。
各サンプルを10個ずつ作製し、それぞれのネット端部に圧縮と、開放を200回繰り返し施した後のネット端部の剥がれを確認した。
○:剥がれ無
△:剥がれ有(2~3個)
×:剥がれ有(4~10個)
10: ネット
11:スポンジ
2:スポンジ+ネット部
3:ネット端部
4:ネット接着部
5:開口端部
Claims (3)
- ネットと、前記ネットに封入されるスポンジからなるネットスポンジであり、前記ネットのスポンジ挿入部であるネット端部の一部にネット接着部を設けられており、前記ネット接着部の目付けが1~13mg/mm2であり、前記ネット接着部の面積が、ネットスポンジの前記ネット端部の面積を100%とした際の、5~50%の面積を占めており、ネット本体の糸部材は、50~450デニールの糸で、前記ネット端部の糸部材は、50~450デニールの糸とポリウレタン系弾性糸の混合糸であって、前記ネット端部とは、ネットスポンジにおけるスポンジとネットの非接触部であるネットのみにより構成される部分であることを特徴とするネットスポンジ。
- 前記ネット本体の糸部材は100デニールのポリエチレンフィラメント糸であり、前記ネット端部の糸部材は、100デニールのポリエチレンフィラメント糸とポリウレタン弾性糸の混合糸であることを特徴とする請求項1に記載のネットスポンジ。
- 前記ネット接着部の形状が、破線状、ドット状、多角形状であることを特徴とする請求項 1~2に記載のネットスポンジ。
Priority Applications (1)
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JP2018124362A JP7188918B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | ネットスポンジ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018124362A JP7188918B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | ネットスポンジ |
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JP2020000622A JP2020000622A (ja) | 2020-01-09 |
JP2020000622A5 JP2020000622A5 (ja) | 2021-08-05 |
JP7188918B2 true JP7188918B2 (ja) | 2022-12-13 |
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ID=69097688
Family Applications (1)
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JP2018124362A Active JP7188918B2 (ja) | 2018-06-29 | 2018-06-29 | ネットスポンジ |
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