JP2002145282A - 包装袋 - Google Patents

包装袋

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JP2002145282A
JP2002145282A JP2000335293A JP2000335293A JP2002145282A JP 2002145282 A JP2002145282 A JP 2002145282A JP 2000335293 A JP2000335293 A JP 2000335293A JP 2000335293 A JP2000335293 A JP 2000335293A JP 2002145282 A JP2002145282 A JP 2002145282A
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JP
Japan
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film
packaging bag
sheet
polyethylene
cut
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000335293A
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English (en)
Inventor
Katsuji Furuta
勝司 古田
Yukihiko Shibata
幸彦 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Gravure Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Gravure Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiwa Gravure Co Ltd filed Critical Daiwa Gravure Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外側のフィルムと、内側のフィルムとを備え、
これら外側のフィルムと内側のフィルムとが剥離強度
0.03N/cm〜0.26N/cmの接合力で接合さ
れてなるシートにより構成され、周囲がヒートシールに
より閉じられてなる包装袋において、内容物の取り出し
の際の包装袋の切り開きを容易に行なえるようにする。 【解決手段】外側のフィルム1と、内側のポリエチレン
フィルム6とを備え、これら外側のフィルム1と内側の
ポリエチレンフィルムとが剥離強度0.03N/cm〜
0.26N/cmの接合力で接合されてなるシート7に
より構成され、ヒートシールにより閉じられてなる包装
袋8であって、ヒートシール部9の一部にカット用切り
込み部10が形成され、前記カット用切り込み部10よ
りカットされる線上を含む適当幅の範囲で前記外側のフ
ィルム1と内側のポリエチレンフィルム6とをヒートシ
ールにより互いに接合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に食品などを
収納する包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に合成樹脂製のフィルムを複数層
積層してなるシートからなる包装袋として、例えば外側
にナイロンフィルムを位置せしめ、このナイロンフィル
ムの内側にポリエチレンフィルムを接着剤を介してドラ
イラミネートや押し出しラミネートなどにより剥離強度
1.96N/cm〜6.53N/cmで強く接合させて
なるシートを材料として作られたものがある。このよう
な包装袋は、包装袋内面のポリエチレンフィルム同士が
ヒートシールにより接着して密封状態が保持される。
【0003】しかしながら、上記従来の包装袋では外側
のナイロンフィルムと内側のポリエチレンフィルムがド
ライラミネートや押し出しラミネートなどにより強く接
合されているので、包装袋の外側から先端が尖った物が
包装袋に触れたとき、外側のナイロンフィルムから内側
のポリエチレンフィルムに力が掛かってナイロンフィル
ムとポリエチレンフィルムが同時に損傷して包装袋に孔
があき、その部分から包装袋内に空気が入り、内容物を
酸化させたり、吸湿させたりして、内容物を劣化、腐敗
に至らしめるという問題があった。
【0004】そこで、包装袋の外側から先端が尖った物
が包装袋に触れることにより外側のフィルムに孔があい
ても、内側のフィルムの孔あきを防止するようにした包
装袋が提案されている。即ち、この包装袋は、外側のフ
ィルムと、内側のフィルムとを備え、これら外側のフィ
ルムと内側のフィルムとが剥離強度0.03N/cm〜
0.26N/cmの接合力で接合されてなるシートによ
り構成されており、包装袋の外側から先端が尖った物が
包装袋に触れて外側のフィルムが損傷して孔があいて
も、内側のフィルムは外側のフィルムに対し剥離強度
0.03N/cm〜0.26N/cmの弱い接合力で接
合されているので、内側のフィルムに突き刺し力が掛か
っても内側のフィルムは突き刺し力により外側のフィル
ムから離れようとし、内側のフィルムは損傷に至ること
がないようにしたものである。
【0005】このような包装袋において、内容物を取り
出すべく、周囲のヒートシール部の一部にカット用切り
込み部を形成して包装袋を切り開こうとした場合、外側
のフィルムと内側のフィルムとが剥離強度0.03N/
cm〜0.26N/cm程度の小さな接合力で接合され
ているので、切り開こうとする力を与えたときに外側の
フィルムと内側のフィルムが互いに剥離する結果、外側
のフィルムと内側のフィルムが同時に破れず、両フィル
ムが伸びる方向に力がかかり、なかなか切り開くことが
できないという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、外側のフィルムと、内側のフィル
ムとを備え、これら外側のフィルムと内側のフィルムと
が剥離強度0.03N/cm〜0.26N/cmの接合
力で接合されてなるシートにより構成され、ヒートシー
ルにより閉じられてなる包装袋において、内容物の取り
出しの際の包装袋の切り開きを容易に行なえるようにす
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、外側のフィルムと、内側のフィルムとを備
え、これら外側のフィルムと内側のフィルムとが剥離強
度0.03N/cm〜0.26N/cmの接合力で接合
されてなるシートにより構成され、ヒートシールにより
閉じられてなる包装袋であって、ヒートシール部の一部
にカット用切り込み部が形成され、前記カット用切り込
み部よりカットされる線上を含む適当幅の範囲で前記外
側のフィルムと内側のフィルムとをヒートシールにより
互いに接合してなることを要旨とするものである。
【0008】この構成により、包装袋の切り開き部分に
おける外側のフィルムと内側のフィルムとがヒートシー
ルにより互いに接合されているので、カット用切り込み
部より切り開こうとする力を与えたときに外側のフィル
ムと内側のフィルムが同時に破れて、内容物の取り出し
の際の包装袋の切り開きを容易に行なうことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図4において、
1は酸素バリヤー性を得るために塩化ビニリデンのコー
ティング層2を内面に設けた外側のナイロンフィルムの
層3と、前記コーティング層2の内面側に設けられる印
刷層4と、この印刷層4を内側より覆うようにナイロン
フィルムの層3の内面側に接着されるポリエチレンフィ
ルムの層5とで構成された外側のフィルムで、この外側
のフィルム1と、外側のフィルム1のポリエチレンフィ
ルムの層5の内側に重なるポリエチレンフィルム6から
なるシート7によって包装袋8が作られている。ところ
で、前記外側のフィルム1のポリエチレンフィルムの層
5と内側のポリエチレンフィルム6とは剥離強度0.0
3N/cm〜0.26N/cmの接合力で接合されてい
る。前記ナイロンフィルムの層3は例えばナイロン6、
ナイロン66などを材料として構成され、ポリエチレン
フィルムの層5は例えば直鎖状低密度ポリエチレンを材
料として構成され、ポリエチレンフィルム6も例えば直
鎖状低密度ポリエチレンを材料として構成されるのであ
って、ナイロンフィルムの層3の軟化点は約150℃で
あるのに対し、直鎖状低密度ポリエチレンの軟化点が約
80℃である。そこで、外側のフィルム1のポリエチレ
ンフィルムの層5と内側のポリエチレンフィルム6とを
剥離強度0.03N/cm〜0.26N/cm程度の接
合力で熱圧着により接合させるに際し、熱圧着用のロー
ラーの温度を80℃程度に設定してあり、ポリエチレン
フィルムの層5とポリエチレンフィルム6を重ねた状態
で熱圧着用のローラー間に通すことによりポリエチレン
フィルムの層5とポリエチレンフィルム6は共に軟化状
態に近づき、ポリエチレンフィルムの層5とポリエチレ
ンフィルム6は剥離強度0.03N/cm〜0.26N
/cmの弱い接合力で接合されることになる。
【0010】このような構成のシート7を用いて平面形
状が長方形の包装袋8が作製されるのであって、包装袋
8は、ヒートシールによりシート7内側のポリエチレン
フィルム6,6同志ならびにポリエチレンフィルムの層
5とポリエチレンフィルム6も溶着して密封状態が保持
される。
【0011】ところで、本実施の形態の包装袋8は上記
のような構成に加えて、長辺側の1組の対向側辺に沿う
ヒートシール部9,9の一方のヒートシール部9の一部
にカット用切り込み部10を形成してなり、このカット
用切り込み部10よりカットされる線上を含む適当幅の
範囲で前記外側のフィルム1と内側のポリエチレンフィ
ルム6とがヒートシールにより互いに接合されている。
11はそのヒートシール部である。
【0012】上記構成の包装袋8において、包装袋8の
外側から先端が尖った物12が包装袋8に触れて外側の
フィルム1が損傷して孔があいても、外側のフィルム1
のポリエチレンフィルムの層5に対しポリエチレンフィ
ルム6は剥離強度0.03N/cm〜0.26N/cm
の弱い接合力で接合されているので、ポリエチレンフィ
ルム6に突き刺し力が掛かってもポリエチレンフィルム
6は突き刺し力により外側のフィルム1から離れようと
し(図3参照)、ポリエチレンフィルム6は損傷に至る
ことがない。従って、包装袋8は密封状態が保持され、
酸素バリヤー性などの包装袋8としての性能を維持する
ことができる。
【0013】そして、密封状態の包装袋8より内容物
(図示せず)を取り出すときは、前記カット用切り込み
部10より切り開こうとする力を与えることにより外側
のフィルム1と内側のポリエチレンフィルム6が同時に
破れて、内容物の取り出しの際の包装袋8の切り開きを
容易に行なえる。
【0014】ところで、以上述べた実施の形態におい
て、外側のフィルム1の酸素バリヤー性を得るためにナ
イロンフィルムの層3の内面に塩化ビニリデンのコーテ
ィング層2を設けているが、酸素バリヤー性を特に付与
する必要はなく、また外側および内側の各フィルム1,
6を構成する材料は以上述べた実施の形態に限定される
ものではない。さらに、前記カット用切り込み部10の
位置ならびにカット用切り込み部10よりカットされる
線上を含むヒートシール部11の位置も図面に示す実施
の形態に限定されるものではない。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、包装袋の
切り開き部分における外側のフィルムと内側のフィルム
とがヒートシールにより互いに接合されているので、カ
ット用切り込み部より切り開こうとする力を与えたとき
に外側のフィルムと内側のフィルムが同時に破れて、内
容物の取り出しの際の包装袋の切り開きを容易に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における包装袋の斜視図
である。
【図2】同包装袋の拡大断面図である。
【図3】同外側のフィルムが損傷した場合の包装袋の要
部拡大断面図である。
【図4】同包装袋を切り開く状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 外側のフィルム 2 コーティング層 3 ナイロンフィルムの層 4 印刷層 5 ポリエチレンフィルムの層 6 ポリエチレンフィルム 7 シート 8 包装袋 9 ヒートシール部 10 カット用切り込み部 11 ヒートシール部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側のフィルムと、内側のフィルムとを
    備え、これら外側のフィルムと内側のフィルムとが剥離
    強度0.03N/cm〜0.26N/cmの接合力で接
    合されてなるシートにより構成され、ヒートシールによ
    り閉じられてなる包装袋であって、ヒートシール部の一
    部にカット用切り込み部が形成され、前記カット用切り
    込み部よりカットされる線上を含む適当幅の範囲で前記
    外側のフィルムと内側のフィルムとをヒートシールによ
    り互いに接合してなることを特徴とする包装袋。
JP2000335293A 2000-11-02 2000-11-02 包装袋 Pending JP2002145282A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004174266A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Bristol Myers Squibb Co 小孔排出物に耐性のある、オストミーパウチ用取付接着剤
CN112004676A (zh) * 2018-04-16 2020-11-27 共同印刷株式会社 易剥离性吸收薄膜

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JP2004174266A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Bristol Myers Squibb Co 小孔排出物に耐性のある、オストミーパウチ用取付接着剤
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