JP2002138582A - 建物ユニット - Google Patents

建物ユニット

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JP2002138582A
JP2002138582A JP2000336009A JP2000336009A JP2002138582A JP 2002138582 A JP2002138582 A JP 2002138582A JP 2000336009 A JP2000336009 A JP 2000336009A JP 2000336009 A JP2000336009 A JP 2000336009A JP 2002138582 A JP2002138582 A JP 2002138582A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット式建物の内部に土間を設けることが
でき、利用価値の高い建物ユニットを提供する。 【解決手段】 軸組フレーム55を有する箱形の建物ユ
ニット14Aの内部床面側に、第2土間部18Bを形成
した。そのため、このような建物ユニットを、通常の構
造の他の建物ユニットと組み合わせれば、ユニット式建
物の内部に土間を設けることができる。従って、雨等に
濡れたままでも、あるいは子供が泥遊びで汚れてきて
も、玄関や勝手口からそのまま土間に行くことができ、
土間で濡れた服を脱いだり、汚れたものを置いたりする
ことができ、利用価値の高い建物ユニットとすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸組フレームを有
する箱形の建物ユニットに関する。
【0002】
【背景技術】例えば、工業化住宅であるユニット式建物
は、予め工場で生産される複数の箱形の建物ユニット
を、現場で組み合わせることにより建てられる(特開平
11−172772号公報)。このユニット式建物で
は、工場で建物ユニットの内装、外装まで行い、建築現
場ではそれらの建物ユニットを組み合わせるだけの作業
が主となるので、現場での作業が大幅に軽減され、その
結果、短時間で建築工事を完了できるという利点があ
る。
【0003】このようなユニット式建物を構成する通常
の建物ユニット1は、図5に示すように、四隅に立設さ
れる4本の柱2と、これらの柱2の上端間同士および下
端間同士を結合する各4本の天井梁3、床梁4とで構成
された骨組み(軸組フレーム)5を備えている。天井梁
3の長辺梁間には、複数本の天井小梁6が架けわたさ
れ、これらの天井小梁6の下面には図示しない天井面材
が張り付けられている。また、床梁4の長辺梁間には、
複数本の根太7が架けわたされ、これらの根太7の上面
には図示しない床面材が張り付けられている。
【0004】以上のようなユニット式建物では、複数の
箱形建物ユニットの組み合わせにより生じる外観の変化
の乏しさを、大きさの異なる建物ユニットを組み合わせ
たり、屋根の形状を変えたりして外観のデザインをよく
しようと工夫することが行われている。一方、建物の内
部を多目的に利用できるように、例えば、使用目的を決
めず、何にでも利用できるようなフリールームを設ける
等の工夫が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、雨
の中を帰宅した場合、ゴルフ道具等が濡れていたり、服
や靴、傘等が水浸しとなっていたりすることがある。玄
関ポーチ等で、それらを脱いだり、雨を拭いたりして
も、玄関ポーチ等にゴルフ道具等を置きっぱなしにする
訳にはいかず、玄関に取り込まなくてはならない。しか
し、玄関は家の顔ともいうべきものであり、玄関に、濡
れた物や汚れた物をいつまでも置くことはできない。
【0006】また、フリールームがあるときでも、濡れ
た物等を手に持ってその部屋に行かなければならず、途
中の廊下等の通路が、滴で濡れてしまう。これに対し
て、土間は、例えば土足のまま歩けたり、濡れたまま入
っても何ら問題はなく、また、濡れた物、汚れた物等を
外部から持ち込んでも何ら問題はない。そのため、この
ような土間が、ユニット式建物の内部に設けられていれ
ば、多目的に利用できて、便利であり、内部に土間が設
けられる建物ユニットが要望されている。
【0007】本発明の目的は、ユニット式建物の内部に
土間を設けることができ、利用価値の高い建物ユニット
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、図面を参照して説明すると、図3に示すように、軸
組フレーム55を有する箱形の建物ユニットにおいて、
内部床面側に土間18Bが形成可能となっていることを
特徴とする建物ユニット14Aである。
【0009】このような本発明では、建物ユニットの内
部に土間が形成可能となっているので、このような建物
ユニットを、通常の軸組フレームを有する他の建物ユニ
ットと組み合わせることで、ユニット式建物の内部に土
間を設けることができる。従って、この土間を、例えば
玄関に続くものとしたり、勝手口に続くものとすること
により、雨等に濡れたままでも、あるいは子供が泥遊び
で汚れてきても、玄関や勝手口からそのまま土間に行く
ことができ、土間で濡れた服を脱いだり、汚れたものを
置いたりすることができ、利用価値の高い建物ユニット
とすることができる。
【0010】以上の本発明において、土間の広さ等は限
定されず、所定の幅寸法で建物ユニットの長手方向に沿
って形成してもよく、あるいは短辺方向に沿って形成し
てもよい。また、建物ユニットの内部床面を全部土間に
形成してもよい。さらに、土間は、玄関や勝手口に連続
していることが利用しやすい等の理由で好ましいが、必
ずしもそうでなくてもよく、土間専用の出入り口を設け
てもよい。
【0011】請求項2に記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項lに記載の建物ユニットにおいて、内部床面
側に土間18Bと連続する収納部35が設けられている
ことを特徴とするものである。このような本発明では、
土間と収納部とが連続しているので、例えば濡れた物、
汚れた物等を、とりあえず土間から収納室内に収納して
おくことができる。また、土間部と収納室とを、高さレ
ベルを同じとして連続させることで、例えば重い物を収
納室に収納する際、持ち上げなくても押し込んで収納す
ることができる。以上の本発明において、土間と収納部
とは、同一高さレベルで連続することが好ましいが、例
えば収納部側が高くなる等、両者は必ずしも同一高さレ
ベルで連続していなくてもよい。
【0012】請求項3に記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項1または請求項2に記載の建物ユニットにお
いて、内部に土間18Bに沿って階段31が設けられ、
収納部35は階段下空間に形成されていることを特徴と
するものである。このような本発明では、階段下空間の
有効活用ができるとともに、土間から階段を利用するこ
とができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の建物ユ
ニットにおいて、土間18Bには、外部への出入り口2
9が設けられていることを特徴とするものである。この
ような本発明では、土間から、勝手口等の外部への出入
り口を通って外部に出入りすることができるので、玄関
から土間に出入りしにくいようなときに利用することが
でき、利用価値が高くなる。
【0014】請求項5に記載の発明は、図3に示すよう
に、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の建物ユ
ニットにおいて、土間18Bは、床面の長手方向に沿っ
て設けられることを特徴とするものである。このような
本発明では、長さの長い土間とすることができ、利用価
値が高くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1には、ユニット式建物10
の1階部分Aの平面が示されており、このユニット式建
物10には、本発明の建物ユニットである土間用建物ユ
ニット(以下、単に土間ユニットという)14Aが用い
られている。
【0016】ユニット式建物10は、予め工場で生産さ
れ、かつ、大きさの異なる複数の建物ユニット11〜1
4を現場で組み合わせて建てられており、これらの建物
ユニット11〜14は、前記建物ユニット1と同様の構
造となっている。そして、これらの建物ユニット11〜
14のうち外側の建物ユニット11,12等の外壁1
9、窓等により囲まれた空間が居室空間100とされて
いる。
【0017】複数の建物ユニット11〜14のうち、図
1,2において左上側に配置された建物ユニット12A
は、玄関用建物ユニットとされ、その内部には、玄関ポ
ーチ、玄関、および第1土間部18Aが形成されてい
る。玄関には第1土間部18Aが連続しており、また、
玄関の上がり框部23の先には玄関ホールが形成されて
いる。このような玄関用建物ユニット12Aの構造は図
示しないが、土間コンクリート打設のため、前記建物ユ
ニット1の短辺側の床梁が取り外され、これに替わって
補強梁を設け、あるいは必要に応じて中間梁を設けた骨
組みを有するものとなっている。
【0018】前記土間ユニット14Aは、玄関用建物ユ
ニット12Aの横方向に互いの短辺方向同士を対向さ
せ、かつ、隣接して設けられ、その内部には、土間を構
成する第2土間部18B、階段ユニット31、階段室3
2および収納部としての収納室35Aが設けられてい
る。
【0019】土間ユニット14Aには、長手方向に沿っ
て、ユニット14Aの短辺寸法のほぼ半分の幅寸法に形
成された前記第2土間部18Bが設けられ、この第2土
間部18Bは、土間ユニット14Aのほぼ全長にわた
り、かつ、その一端は玄関用建物ユニット12Aの第1
土間部18Aに連続している。そして、これら第1土間
部18Aと第2土間部18Bとでユニット式建物10の
土間18が構成され、この土間18は、玄関とともに、
ユニット式建物10の外壁19に沿って連続して設けら
れていることになる。また、土間18の幅は、例えば1
200cm程度に形成されており、この土間18および
その両側の壁面等でユニット式建物10の土間空間10
1が形成されている。
【0020】このような土間18の他端には、外部への
出入り口である勝手口29が設けられており、勝手口2
9には、開閉自在にドア30が取り付けられている。従
って、勝手口29から、外部に出入りできるようになっ
ている。また、土間ユニット14Aにおいて土間18に
沿った位置には、建物の2階と通じる階段ユニット31
を備えた階段室32が設けられており、この階段ユニッ
ト31の下方空間には前記収納室35が形成されてい
る。収納室35の床面は、第2土間部18Bと同一レベ
ルで連続しており、階段ユニット31の一側面側の側壁
が所定の大きさに切り欠かれ、その切り欠かれた部位が
収納室35への出入り口35Aとなっている。
【0021】また、建物ユニット11〜14等で形成さ
れる室内空間は、図示しないが適宜間仕切り壁で仕切ら
れ、キッチン、ダイニング、リビング等が形成されてい
る。そして、第2土間部18Bの他端からは、階段室3
2を通って、それらのキッチンやダイニング等に容易に
出入りできるようになっている。
【0022】次に、このような土間ユニット14Aの軸
組構造を、図3に基づいて説明する。なお、この図にお
いて、前記建物ユニット1に使われた部材と同一の部材
および同一構造には同一符号を付し、その詳細な説明
は、省略または簡略化する。土間ユニット14Aは、四
隅に立設される4本の柱2と、これらの柱2の上端間同
士を結合する4本の天井梁3、および下端間同士を結合
する2本の床梁4および各1本ずつの床梁42,45と
で構成された骨組み(軸組フレーム)55を備えてい
る。
【0023】このような土間ユニット14Aの短辺の床
梁4と床梁45との間には、中間梁8が架けわたされて
いる。中間梁8は、床梁4と同じ部材で形成されてお
り、土間ユニット14Aの幅方向(短辺方向)のほぼ中
央部間にわたって架けわたされている。そして、中間梁
8で仕切られた床面の他方40に、コンクリートを打設
することにより前記第2土間部18Bが形成されるよう
になっている。これに対して、中間梁8で仕切られた床
面の一方41には、当該中間梁8、床梁4等に支持され
て、前記階段室32および階段ユニット31が設けられ
るようになっている。
【0024】中間梁8の長手方向途中、かつ、前記玄関
用建物ユニット12A側には欠損部8Cが形成されてお
り、その結果、中間梁8は、欠損部8Cを挟んで第1梁
部材8Aと第2梁部材8Bとに分割されていることにな
る。また、欠損部8Aの位置が前記収納室35の出入り
口35Aの位置となっている。
【0025】欠損部8Aの下方には、中間梁8と同じ部
材で形成された連結部材9が架けわたされ、この連結部
材9により、分割された第1梁部材8Aと第2梁部材8
Bとの端部同士が連結され、結果的に中間梁8は連結部
材9を介して連続する1本の梁となっている。連結部材
9は、図4に示すように、コ字状に形成されており、ま
た、中間梁8の高さ寸法より所定寸法Hだけ低く配置さ
れている。なお、この連結部材9は、第1梁部材8A等
と同じ部材で形成されているが、別部材で形成してもよ
い。
【0026】土間ユニット14Aの床梁のうち、玄関用
建物ユニット12A側の短辺床梁45は、床面の一方側
41において柱2と中間梁8との間に架けわたされてい
る。これに対して、床面の他方側40において柱2と中
間梁8との間には、輸送用治具としての仮梁45Aが架
けわたされている。この仮梁45Aは、土間ユニット1
4Aを建築現場に輸送した後、基礎上に載置する前に取
り外されるようになっている。
【0027】また、土間ユニット14Aの前記外壁19
側の床梁42には、前記勝手口29位置に該当する部位
に所定長さ寸法の欠損部42Cが形成されており、床梁
42は、欠損部42Cを挟んで、第1梁部材42Aと第
2梁部材42Bとに分割されていることになる。欠損部
42Cの下方には、床梁42と同じ部材で形成された連
結部材43が架けわたされ、この連結部材43により、
分割された第1梁部材42Aと第2梁部材42Bとの端
部同士が連結されている。
【0028】以上のような中間梁8の欠損部8Cと長辺
方向の床梁42の欠損部42Cと、土間18Bとの高さ
の位置関係は、図4に示すような関係となっている。す
なわち、床梁4、中間梁8の上面から寸法Hだけ低くな
った位置が第2土間部18Bの上面Bとなっており、連
結部材9、43の上面は、その第2土間部18Bの上面
より所定寸法低くなっている。つまり、連結部材9、4
3は、コンクリートに埋め込まれ、第2土間部18Bか
ら隠れている。従って、連結部材9、43が通行を妨げ
ることはない。また、土間ユニット14Aの各欠損部8
C,42Cと基礎との関係は、欠損部8C,42Cが基
礎に干渉する部位では、連結部材9、43が収容される
程度に切り欠かれている。
【0029】次に、このような土間ユニット14Aを用
いてユニット式建物10を建てる手順を説明する。予め
工場で生産した各建物ユニット11〜14等をトラック
で建設現場に搬送し、基礎上に1階建物ユニット11〜
14を順次載置、固定するとともに、隣り合う建物ユニ
ット同士を連結する。玄関用建物ユニット12Aおよび
土間ユニット14Aは、所定の基礎の上に載せ、互いを
連結するとともに隣り合う建物ユニット12,14等と
連結した後、盛土および切込砕石等の土間形成部に、溶
接金網等を配置し、所定の高さ位置まで土間コンクリー
トを打設し、玄関から勝手口29まで連続する土間18
を形成する。
【0030】ユニット式建物10に土間18を形成する
一方で、1階建物ユニット11〜14等の上に、図示し
ない複数の2階建物ユニットを載置するとともに、接合
ピン等で互いを連結し、また、2階建物ユニット同士を
連結し、例えば2階建てのユニット式建物10を建て
る。
【0031】このような実施形態によれば、次のような
効果がある。 (1) 土間ユニット14Aの内部に第2土間部18Bが形
成されているので、このような土間ユニット14Aを、
通常の軸組フレームを有する他の建物ユニットと組み合
わせることで、ユニット式建物10の内部に土間を設け
ることができる。この第2土間部18Bは、玄関に続く
とともに、勝手口29にも続いているので、雨等に濡れ
たままでも、あるいは子供が泥遊びで汚れてきても、玄
関や勝手口29からそのまま第2土間部18Bに行くこ
とができ、土間で濡れた服を脱いだり、汚れたものを置
いたりすることができる。そのため、利用価値の高い土
間ユニット14Aとすることができる。
【0032】(2) 土間ユニット14Aの内部床面側に、
第2土間部18Bと収納室35とが連続して設けられて
いるので、例えば濡れた物、汚れた物等を、とりあえず
第2土間部18Bから収納室35内に収納しておくこと
ができ、これにより、土間が濡れたり汚れたりしない。 (3) 第2土間部18Bと収納室35は、高さレベルを同
じとして連続しているので、例えば重い物を収納室35
に収納する際、持ち上げなくても押し込んで収納するこ
とができる。
【0033】(4) 土間ユニット14Aの内部に、第2土
間部18Bに沿って階段ユニット31が設けられ、収納
室35は階段下空間に形成されているので、階段下空間
の有効活用ができるとともに、土間から階段を利用する
ことができる。
【0034】(5) 土間ユニット14A内部の第2土間部
18Bには、勝手口29が設けられているので、第2土
間部18Bから、勝手口29を通って外部に出入りする
ことができる。従って、玄関から土間18Bに出入りし
にくいようなときでも土間18Bを利用することがで
き、利用価値が高くなる。
【0035】(6) 土間ユニット14A内部の第2土間部
18Bは、床面の長手方向に沿って設けられているの
で、長さの長い土間とすることができ、利用範囲が広が
って、利用価値が高くなる。
【0036】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できるものであれ
ば、次のような変形形態でもよいものである。例えば、
前記実施形態では、第2土間部18Bを、床面の長手方
向に沿って設けていたが、これに限らず、土間ユニット
14Aの短辺梁に沿った土間部としてもよい。
【0037】また、前記実施形態では、第2土間部18
Bと収納室35との出入り口35Aを、中間梁8の長手
方向の途中、すなわち土間ユニット14Aの長辺方向の
途中に設けたが、これに限らず、土間ユニット14Aの
長辺方向のいずれか一方側端部に出入り口35Aを形成
してもよい。この場合、階段ユニット31の向きを逆に
することになる。
【0038】さらに、前記実施形態では、勝手口29の
位置は、床梁42において前記収納室35の出入り口3
5Aから離れた位置の途中に設けられているが、この位
置は限定されず、任意の位置に設けてよい。しかし、キ
ッチン等に近い方が使い勝手がよい。
【0039】また、前記実施形態では、第2土間部18
Bと収納室35とは、同一高さレベルで連続している
が、これに限らず、例えば収納室35側が高くなる等、
両者は必ずしも同一高さレベルで連続していなくてもよ
い。要は、第2土間部18Bと収納室35とが連続して
いればよい。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
によれば、建物ユニットの内部に土間が形成可能となっ
ているので、このような建物ユニットを、通常の軸組フ
レームを有する他の建物ユニットと組み合わせること
で、ユニット式建物の内部に土間を設けることができ
る。従って、この土間を、例えば玄関に続くものとした
り、勝手口に続くものとすることにより、雨等に濡れた
ままでも、あるいは子供が泥遊びで汚れてきても、玄関
や勝手口からそのまま土間に行くことができ、土間で濡
れた服を脱いだり、汚れたものを置いたりすることがで
き、利用価値の高い建物ユニットとすることができる。
【0041】請求項2の発明によれば、建物ユニットの
内部床面側に土間と連続する収納部が設けられているの
で、例えば濡れた物、汚れた物等を、とりあえず土間か
ら収納室内に収納しておくことができる。また、土間部
と収納室とを、高さレベルを同じとして連続させること
で、例えば重い物を収納室に収納する際、持ち上げなく
ても押し込んで収納することができる。
【0042】請求項3の発明によれば、建物ユニットの
内部に土間に沿って階段が設けられ、収納部は階段下空
間に形成されているので、階段下空間の有効活用ができ
るとともに、土間から階段を利用することができる。
【0043】請求項4の発明によれば、建物ユニットの
土間には、外部への出入り口が設けられているので、玄
関から土間に出入りしにくいようなときに利用すること
ができ、利用価値が高くなる。
【0044】請求項5の発明によれば、建物ユニットの
土間は、床面の長手方向に沿って設けられているので、
長さの長い土間とすることができ、利用範囲が広がっ
て、利用価値が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る建物ユニットを利用し
たユニット式建物の1階部の平面図である。
【図2】前記実施形態の要部を示す平面図である。
【図3】前記実施形態の土間ユニットの軸組を示す全体
斜視図である。
【図4】前記実施形態の土間ユニットの床面と土間上面
との関係を示す図である。
【図5】本発明に係るユニット式建物を構成する建物ユ
ニットの軸組を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 建物ユニット 8 中間梁 8C 欠損部 9 連結部材 10 ユニット式建物 12A 玄関用建物ユニット 14A 土間用建物ユニット 18 土間 18A 第1土間部 18B 第2土間部 29 外部との出入り口である勝手口 35 収納部である収納室 35A 出入り口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸組フレームを有する箱形の建物ユニッ
    トにおいて、 内部床面側に土間が形成可能となっていることを特徴と
    する建物ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項lに記載の建物ユニットにおい
    て、前記内部床面側には、前記土間と連続する収納部が
    設けられていることを特徴とする建物ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の建物ユ
    ニットにおいて、内部に前記土間に沿って階段が設けら
    れ、前記収納部は前記階段下空間に形成されていること
    を特徴とする建物ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の建物ユニットにおいて、前記土間には、外部への出
    入り口が設けられていることを特徴とする建物ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の建物ユニットにおいて、前記土間は、前記床面の長
    手方向に沿って設けられることを特徴とする建物ユニッ
    ト。
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Cited By (1)

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