JP2016079681A - 土間構造及び建物ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】柱を設置できない部分に張り出した領域があったとしても当該領域の安定性を高めることで、土間レイアウトの自由度を高める。
【解決手段】隣接する一対の建物ユニット300A,300Bの床梁(長辺床梁301a,301b)の一部を取り除いて、この取り除いた部分によって前記一対の建物ユニット300A,300Bを跨がるように土間(玄関土間308)が形成される土間構造である。一対の建物ユニット300A,300Bの一方には、一部が取り除かれた床梁(長辺床梁301a)から内側に向けて前記土間の外形に沿うように張り出す張出領域310が形成されている。張出領域310の周縁は、土間の周囲を囲む土留め360によって下方から支持されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、土間構造及び建物ユニットに関する。
従来、ユニット式建物は、建物ユニットを現場で複数組み合わせて形成される。複数の建物ユニットのうち、少なくとも1つの建物ユニットに対しては玄関を設けることになるため、建物ユニットの床梁の一部を取り除くことで玄関土間を設けている(例えば特許文献1参照)。
図6,図7は、従来の玄関の土間レイアウトの一例を示す上面視図である。なお、この図6,図7においては、隣り合う2つの建物ユニットの床部分を示している。
建物ユニット100A,100B,200A,200Bの床部分は、4本の柱111a,111b,211a,211bがなす長方形のうち長辺側に配される一対の長辺床梁101a,101b,201a,201bと、短辺側に配される一対の短辺床梁102a,102b,202a,202bとによって構成されている。そして、一対の長辺床梁101a,101b,201a,201b間には複数の根太103a,103b,203a,203bが短辺床梁102a,102b,202a,202bと平行に架設されている。
そして、図6に示す土間レイアウトでは、建物ユニット100Aの一方の長辺床梁101aの一端部を所定長さだけ取り除くとともに、当該除去部分に対応する根太103aの一部も取り除いている。そして、一方の長辺床梁101aの一端部と他方の長辺床梁101aとの間に、中間床梁105aを短辺床梁102aに平行となるように架設する。さらに、一部が取り除かれた根太103a同士の端面を連結する中間床梁104aを長辺床梁101aと平行となるように、短辺床梁102aと中間床梁105aとの間に架設する。このように長辺床梁101aや根太103aが取り除かれた領域が玄関土間106となる。玄関土間106に隣接する長辺床梁101aの端部には、図示しない長辺天井梁に連結される柱112aが設けられている。
また、図7に示す土間レイアウトでは、一方の建物ユニット200Aの一対の長辺床梁201aの一端部を所定長さだけ取り除くとともに、当該除去部分に対応する複数の根太203aも取り除いている。そして、一方の長辺床梁201aの一端部と、他方の長辺床梁201aの一端部との間に、短辺床梁202aに平行となるように中間床梁205aを架設する。
他方の建物ユニット200Bの長辺床梁201bの一端部を所定長さだけ取り除くとともに、当該除去部分に対応する根太203bの一部も取り除いている。そして、一方の長辺床梁201bの一端部と、他方の長辺床梁201bとの間に、短辺床梁202bに平行となるように中間床梁205bを架設する。そして、一部が取り除かれた根太203b同士の端面を連結する中間床梁204bを長辺床梁201bと平行となるように、短辺床梁202bと中間床梁205bとの間に架設する。このように、長辺床梁201a,201bや、根太203a,203bが取り除かれた部分が玄関土間206となる。玄関土間206に隣接する建物ユニット200A,200Bそれぞれの長辺床梁201a,201bの端部には柱212a,212bが設けられている。この柱212の上端部は図示しない長辺天井梁に連結されている。
特開2001−173102号公報
ところで、顧客の多様な要望に応じるべく様々な土間レイアウトを提案できることが望ましい。
図8に示す土間レイアウトでは、隣接する一対の建物ユニット300A,300Bの長辺床梁301a,301bの一部を取り除いて、この取り除いた部分に対して一対の建物ユニット300A,300Bを跨がるように土間が形成されている。
具体的には、建物ユニット300A,300Bの床部分は、4本の柱311a,311bがなす長方形のうち長辺側に配される一対の長辺床梁301a,301bと、短辺側に配される一対の短辺床梁302a,302bとによって構成されている。
建物ユニット300Aの一対の長辺床梁301aのうち、一方の長辺床梁301aの一端部を所定長さだけ取り除くとともに、当該除去部分に対応する根太303aの一部も取り除いている。また、他方の長辺床梁301aの中間部を所定の長さだけ取り除くとともに、当該除去部分に対応する複数の根太303aも取り除いている。
そして、一部が取り除かれた根太303a同士の端面を連結する中間床梁304aの先端部には、他方の長辺床梁301aの内側の一方の端部から短辺床梁302aと平行に延在する中間床梁305aが連結されている。また、他方の長辺床梁301aの内側の他方の端部と、一方の長辺床梁301aとは、短辺床梁302aと平行に延在する中間床梁320aによって連結されている。
他方の建物ユニット300Bでは、一方の長辺床梁301bの中間部を所定の長さだけ取り除くとともに、当該除去部分に対応する根太303bの一部も取り除いている。一方の長辺床梁301bの内側の端部と、他方の長辺床梁301bとの間に、短辺床梁302bに平行となるように中間床梁306bを架設する。そして、一部が取り除かれた根太303b同士の端面を連結する中間床梁307bを長辺床梁301bと平行となるように、一対の中間床梁306bの間に架設する。
ここで、長辺床梁301a,301bや、根太303a,303bが取り除かれた部分が玄関土間308となる。玄関土間308に隣接する建物ユニット300A,300Bそれぞれの長辺床梁301a,301bには柱309a,309bが設けられている。この柱309a,309bの上端部は図示しない長辺天井梁に連結されている。
しかしながら、建物ユニット300Aにおける玄関土間308側に張り出した根太303a及び中間床梁304a,305aからなる張出領域310においては、その上方に天井梁がないために柱を設置することができない。柱がないと張出領域310が強度的に不安定となるおそれがあり、この土間レイアウトを実際の建物に採用するのは困難であった。
このため、本発明の課題は、柱を設置できない部分に張り出した領域があったとしても当該領域の安定性を高めることで、土間レイアウトの自由度を高めることである。
請求項1記載の発明に係るユニット式建物の土間構造は、例えば図1〜図3に示すように、
隣接する一対の建物ユニット300A,300Bの床梁(長辺床梁301a,301b)の一部を取り除いて、この取り除いた部分に対して前記一対の建物ユニット300A,300Bを跨がるように土間(玄関土間308)が形成される土間構造であって、
前記一対の建物ユニット300A,300Bの一方には、前記床梁(長辺床梁301a)から内側に向けて前記土間の外形に沿うように張り出す張出領域310が形成されており、
前記張出領域310の周縁は、前記土間の周囲を囲む土留め360によって下方から支持されていることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、床梁(長辺床梁301a)から内側に向けて張り出した張出領域310の周縁が、土間(玄関土間308)の周囲を囲む土留め360によって下方から支持されているので、この土留め360によって張出領域310が安定して支持されることになる。つまり、柱を設置できない部分に形成された張出領域310の安定性を高めることができる。したがって、柱を設置できない部分に張出領域310を形成することができ、土間レイアウトの自由度を高めることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の土間構造において、例えば図2に示すように、
前記張出領域310と前記土留め360との間には、前記張出領域310の傾きを調整するための傾き調整部370が介在していることを特徴とする土間構造。
請求項2記載の発明によれば、張出領域310の傾きを調整するための傾き調整部370が介在しているので、土留め360によって安定して支持された部分で張出領域310の傾きを調整することができる。したがって、傾き調整の安定性を確保することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の土間構造において、例えば図3に示すように、
前記張出領域310と前記土留め360との間には、前記傾き調整部370を囲む枠体380が設けられていて、
前記枠体380内にはグラウト材390が充填されることを特徴としている。
請求項3記載の発明によれば、張出領域310と土留め360との間に設けられた枠体380によって、傾き調整部370が囲まれ、さらにその枠体380内にグラウト材390が充填されているので、グラウト材390が固化することにより傾き調整部370を固定することができる。したがって、設置後に張出領域310の傾きが変動することを防止することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の土間構造において、例えば図1に示すように、
前記建物ユニット300Aには、前記床梁(長辺床梁301a)の一部が取り除かれた部分を補強する治具(治具梁350a,350b及び治具柱350c)が取り外し自在に取り付けられており、
前記治具は、前記建物ユニット300Aが現場に設置され前記土間が形成されるまでに取り外されることを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、長辺床梁301aの一部が取り除かれた部分を補強する治具(治具梁350a,350b及び治具柱350c)が取り外し自在に取り付けられていて、この治具は、建物ユニット300Aが現場に設置され土間が形成されるまで取り外されるので、輸送時においては建物ユニット300Aの強度を確保し、現場設置時には治具を取り外すだけで所望の玄関土間308を形成することができる。
請求項5記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の土間構造に用いられる建物ユニット300Aであって、
前記床梁(長辺床梁301a)の一部が取り除かれた部分を補強する治具(治具梁350a,350b及び治具柱350c)が取り外し自在に取り付けられていることを特徴としている。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明と同等の作用効果を奏することができる。
本発明によれば、柱を設置できない部分に張り出した領域があったとしても当該領域の安定性を高めることができ、土間レイアウトの自由度を高めることが可能となる。
本実施形態に係るユニット式建物の土間構造で用いられる建物ユニットの概略構成を示す斜視図である。 本実施形態に係る張出領域の支持構造を示す断面図である。 図2の張出領域の一部を拡大して示す平面図である。 玄関の土間レイアウトの変形例を示す上面視図である。 図4の土間レイアウトをなす土間構造で用いられる建物ユニットの概略構成を示す斜視図である。 従来の玄関の土間レイアウトの一例を示す上面視図である。 従来の玄関の土間レイアウトの一例を示す上面視図である。 玄関の土間レイアウトの一例を示す上面視図である。
以下、図面を参照して本実施形態に係るユニット式建物の土間構造について説明する。
図1は、本実施形態に係るユニット式建物の土間構造で用いられる建物ユニットの概略構成を示す斜視図である。なお、本実施形態では、前述した図8に示す土間レイアウトをなす土間構造を例示して説明する。そして、図1においては、この土間構造に対して用いられる建物ユニット300A,300Bのうち、建物ユニット300Aの概略構成を示している。
建物ユニット300Aは、4本の柱311aと、これらの柱311aの上端部同士を連結する4本の天井梁331a,332aと、4本の柱311aの間に配される床梁301a,302aとを備えている。
4本の天井梁331a,332aは、長辺側に配置される2本の長辺天井梁331aと、短辺側に配置される長辺天井梁331aより短い2本の短辺天井梁332aと、によって構成されている。4本の柱311aの上端部間には、天井梁331a,332aがなす長方形の対角線上に配置される一対の水平ブレース333aが架設されている。
また、床梁301a,302aは、長辺側に配置される2本の長辺床梁301aと、短辺側に配置される2本の短辺床梁302aと、によって構成されている。
ここで、一対の長辺床梁301aのうち、一方の長辺床梁301aの一端部は所定長さだけ取り除かれており、当該除去部分に対応する根太303a(図8参照)の一部も取り除かれている。また、他方の長辺床梁301aの中間部は所定の長さだけ取り除かれており、当該除去部分に対応する複数の根太303aも取り除かれている。
そして、一部が取り除かれた根太303a同士の端面を連結する中間床梁304aの先端部には、他方の長辺床梁301aの内側の一方の端部から短辺床梁302aと平行に延在する中間床梁305aが連結されている。この中間床梁304a,305aで囲まれた領域は、一部が取り除かれた他方の長辺床梁301aから内側に向けて玄関土間308の外形に沿うように張り出した張出領域310となる。
なお、玄関土間308のうち、出入り口側の領域が玄関領域308aとなり、玄関に隣接して建物ユニット300Aから建物ユニット300Bまで連続する領域が土間収納領域308bとなる(図8参照)。
また、他方の長辺床梁301aの内側の他方の端部と、一方の長辺床梁301aとは、短辺床梁302aと平行に延在する中間床梁320aによって連結されている。
また、一方の長辺床梁301aの端部と、短辺床梁302aとの間には、長辺床梁301aと平行な受けフレーム340aが架設されている。この受けフレーム340aは現場にて玄関土間308に埋設される。
このような建物ユニット300Aは、工場で製造されることになるが、現場に輸送される際には、長辺床梁301aの一部が取り除かれた部分を補強する治具が取り外し自在に取り付けられている。具体的に説明すると、一方の長辺床梁301aの一部が取り除かれた側の端部と、中間床梁305aとの間には治具梁350aが取り付けられている。また、他方の長辺床梁301aの取り除かれた中間部には治具梁350bが架設されている。さらに、他方の長辺床梁301aと中間床梁320aとがなす角部と、長辺天井梁331aとの間には治具柱350cが取り付けられている。これらの治具(治具梁350a,350b及び治具柱350c)は、建物ユニット300Aが現場に設置され玄関土間308が形成されるまでに取り外される。
図2は、張出領域310の支持構造を示す断面図である。図3は張出領域310の一部を拡大して示す平面図である。なお、玄関土間308の周囲は、土留め360によって囲まれている。この土留め360の上面に対して、張出領域310の周縁が載置されている。つまり、張出領域310の周縁は土留め360によって下方から支持されている。
張出領域310の周縁と土留め360との間には、張出領域310の傾きを調整するための傾き調整部370が介在している。傾き調整部370は、例えば土留め360の上面に対して出没自在に取り付けられたボルトである。このボルトの突出量を調整することによって、中間床梁304a,305aと土留め360との間隔を調整でき、結果的に張出領域310の傾きを調整することができる。
なお、傾き調整部370は張出領域310をなす中間床梁304a,305aの底部に対し出没自在に設けられていてもよい。
そして、張出領域310が水平になると、張出領域310と土留め360との間に、傾き調整部370を囲む枠体380が設けられる。この枠体380内にはグラウト材390が充填されている。グラウト材390が固化すると、傾き調整部370が固定されることになる。
以上のように、本実施形態によれば、一部が取り除かれた長辺床梁301aから内側に向けて張り出した張出領域310の周縁が、玄関土間308の周囲を囲む土留め360によって下方から支持されているので、この土留め360によって張出領域310が安定して支持されることになる。つまり、柱を設置できない部分に形成された張出領域310の安定性を高めることができる。したがって、柱を設置できない部分に張出領域310を形成することができ、土間レイアウトの自由度を高めることができる。
また、張出領域310と土留め360との間に、張出領域310の傾きを調整するための傾き調整部370が介在しているので、土留め360によって安定して支持された部分で張出領域310の傾きを調整することができる。したがって、傾き調整の安定性を確保することができる。
また、張出領域310と土留め360との間に設けられた枠体380によって、傾き調整部370が囲まれ、さらにその枠体380内にグラウト材390が充填されているので、グラウト材390が固化することにより傾き調整部370を固定することができる。したがって、設置後に張出領域310の傾きが変動することを防止することができる。
また、傾き調整後の張出領域310と土留め360との間隔に対応した高さの枠体380を用いて、グラウト材390を枠体380の上面に面一に充填すれば、グラウト材390の上面で張出領域310を支持することができ、安定した支持が可能となる。
また、長辺床梁301aの一部が取り除かれた部分を補強する治具(治具梁350a,350b及び治具柱350c)が取り外し自在に取り付けられていて、この治具は、建物ユニット300Aが現場に設置され玄関土間308が形成されるまでに取り外されるので、輸送時においては建物ユニット300Aの強度を確保し、現場設置時には治具を取り外すだけで所望の玄関土間308を形成することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、土間として玄関土間308を例示して説明したが、これ以外の土間に対しても本発明に係る土間構造を適用可能であることはもちろんである。
また、土間レイアウトにおいても、隣接する一対の建物ユニットの床梁の一部を取り除いて、この取り除いた部分に対して一対の建物ユニットを跨がるように土間が形成されるのであれば上述した以外のレイアウトでもよい。
以下、変形例について説明する。
例えば図4に示すように、隣接する建物ユニット400A,400Bの床部分は、4本の柱411a,411bがなす長方形のうち長辺側に配される一対の長辺床梁401a,401bと、短辺側に配される一対の短辺床梁402a,402bとによって構成されている。
図5は、建物ユニット400A,400Bの概略構成を示す斜視図である。
建物ユニット400A,400Bは、4本の柱411a,411bと、これらの柱411a,411bの上端部同士を連結する4本の天井梁431a,431b,432a,432bと、4本の柱411a,411bの間に配される床梁401a,401b,402a,402bとを備えている。
4本の天井梁431a,431b,432a,432bは、長辺側に配置される2本の長辺天井梁431a,431bと、短辺側に配置される長辺天井梁431a,431bより短い2本の短辺天井梁432a,432bと、によって構成されている。
一方の建物ユニット400Aの一対の長辺天井梁431a間には中間天井梁435aが架け渡されている。そして、天井梁431a,432a及び中間天井梁435aがなす長方形の対角線上には、一対の水平ブレース433aが架設されている。
他方の建物ユニット400Bにおける天井梁431b,432bがなす長方形の対角線上には、一対の水平ブレース433bが架設されている。
一方の建物ユニット400Aの一対の長辺床梁401aのうち、一方の長辺床梁401aの一端部を所定長さだけ取り除くとともに、当該除去部分に対応する根太403aも取り除いている。一方の長辺床梁401aの一端には、短辺床梁402aよりも短い中間床梁404aが短辺床梁402aと平行になるように取り付けられている。中間床梁404aの先端部と、短辺床梁402aとの間には、長辺床梁401aと平行な受けフレーム440aが架設されている。この受けフレーム440aは現場にて玄関土間408に埋設される。
また、一方の長辺床梁401aの一端には、柱405aが設けられている。
また、他方の長辺床梁401aの他端部のみが所定長さだけ残るように、その他の部分を取り除くとともに、当該除去部分に対応する複数の根太403aも取り除いている。残存する他方の長辺床梁401aの一端部と、一方の長辺床梁401aとは、短辺床梁402aと平行に延在する中間床梁420aによって連結されている。
他方の建物ユニット400Bでは、一方の長辺床梁401bの他端部のみが所定長さだけ残るように、その他の部分を取り除くとともに、当該除去部分に対応する根太403bの一部も取り除いている。具体的には上面視階段状となるように複数の根太403bの一部を取り除いている。段部の境界には、短辺床梁402bと平行な中間床梁421bが配置されており、当該中間床梁421bの一端部が他方の長辺床梁401bに連結されている。なおかつ、一方の長辺床梁401bの一端部と、他方の長辺床梁401bとは、短辺床梁402bと平行に延在する中間床梁420bによって連結されている。また、一部が取り除かれた根太403b同士の端面を連結する中間床梁422bを長辺床梁201bと平行となるように、中間床梁420bと中間床梁421bの間、中間床梁421bと短辺床梁402bの間のそれぞれに架設する。
建物ユニット400A,400Bのうち、根太403a,403bが取り除かれた領域が玄関土間408となる。玄関土間408は、一方の長辺床梁401a、中間床梁420a,420b,421b,422b及び短辺床梁402a,402bによって囲まれている。この玄関土間408のうち、出入り口側の領域が玄関領域408aとなり、玄関領域408aに隣接する領域が土間収納領域408bとなる。また、玄関土間408のうち、受けフレーム440aよりも外側の領域にはアルコーブが形成される。
また、中間天井梁435aと、短辺天井梁432aとの間には中間天井梁436aが架け渡されている。この中間天井梁436aの両端部と、受けフレーム440との両端部との間には、それぞれサッシ間柱437aが取り付けられている。
そして、他方の建物ユニット400Bのうち、中間床梁420b,421b,422bで囲まれた領域は張出領域423である。さらに、他方の建物ユニット400Bのうち、中間床梁421b,422b及び短辺床梁402bで囲まれた領域も張出領域424である。これら張出領域423,425の周縁が、玄関土間408の周囲を囲む土留めによって支持されている。
このような建物ユニット400A,400Bにおいても、工場で製造されることになるが、現場に輸送される際には、長辺床梁401a,401bの一部が取り除かれた部分を補強する治具が取り外し自在に取り付けられている。
一方の建物ユニット400Aでは、一方の長辺床梁401aの一部が取り除かれた側の端部と、短辺床梁402aとの間に治具梁450aが取り付けられている。他方の長辺床梁401aの一部が取り除かれた側の端部と、短辺床梁402aとの間には治具梁450bが取り付けられている。そして、中間床梁404aと、治具梁450bとの間には治具梁450eが取り付けられている。
さらに、他方の長辺床梁401aの一部が取り除かれた側の端部と、長辺天井梁431aとの間には治具柱450fが取り付けられている。
他方の建物ユニット400Bでは、一方の長辺床梁401bの一部が取り除かれた側の端部と、短辺床梁402bとの間に治具梁450gが取り付けられている。さらに、一方の長辺床梁401bの一部が取り除かれた側の端部と、長辺天井梁431bとの間には治具柱450hが取り付けられている。そして、中間床梁421bの先端と治具梁450gとの間には、治具梁450iが取り付けられている。
これらの治具は、建物ユニット400A,400Bが現場に設置され玄関土間408が形成されるまでに取り外される。
300A 建物ユニット
300B 建物ユニット
301a,301b 長辺床梁(床梁)
302a,302b 短辺床梁
303a,303b 根太
304a 中間床梁
308 玄関土間
310 張出領域
311a,311b 柱
320a 中間床梁
350a 治具梁(治具)
350b 治具梁(治具)
350c 治具柱(治具)
360 土留め
370 傾き調整部
380 枠体
390 グラウト材

Claims (5)

  1. 隣接する一対の建物ユニットの床梁の一部を取り除いて、この取り除いた部分に対して前記一対の建物ユニットを跨がるように土間が形成される土間構造であって、
    前記一対の建物ユニットの一方には、前記床梁から内側に向けて前記土間の外形に沿うように張り出す張出領域が形成されており、
    前記張出領域の周縁は、前記土間の周囲を囲む土留めによって下方から支持されていることを特徴とする土間構造。
  2. 請求項1記載の土間構造において、
    前記張出領域と前記土留めとの間には、前記張出領域の傾きを調整するための傾き調整部が介在していることを特徴とする土間構造。
  3. 請求項2記載の土間構造において、
    前記張出領域と前記土留めとの間には、前記傾き調整部を囲む枠体が設けられていて、
    前記枠体内にはグラウト材が充填されることを特徴とする土間構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の土間構造において、
    前記建物ユニットには、前記床梁の一部が取り除かれた部分を補強する治具が取り外し自在に取り付けられており、
    前記治具は、前記建物ユニットが現場に設置されて前記土間が形成されるまでに取り外されることを特徴とする土間構造。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の土間構造に用いられる建物ユニットであって、
    前記床梁の一部が取り除かれた部分を補強する治具が取り外し自在に取り付けられていることを特徴とする建物ユニット。
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