JP2002137714A - バックル装置 - Google Patents

バックル装置

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JP2002137714A
JP2002137714A JP2000332405A JP2000332405A JP2002137714A JP 2002137714 A JP2002137714 A JP 2002137714A JP 2000332405 A JP2000332405 A JP 2000332405A JP 2000332405 A JP2000332405 A JP 2000332405A JP 2002137714 A JP2002137714 A JP 2002137714A
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R22/22Anchoring devices secured to the vehicle floor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/18Anchoring devices
    • B60R2022/1806Anchoring devices for buckles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Buckles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用性及び座席への乗員の着座感覚を向上で
きると共にシートアクションに対応できるバックル装置
を得る。 【解決手段】 バックル装置10では、捩りコイルスプ
リング38がバックル部材16に付勢力を付与すること
で、バックル部材16がスライド上限位置に配置される
と共にバックル部材16が起立する回動位置に配置され
る。これにより、乗員拘束用のウエビングに取り付けら
れたタングプレートをバックル18に挿入する際にバッ
クル18を手で持つ必要がなく、使用性を向上できる。
さらに、乗員が後部座席に着座した際には、前記付勢力
に抗してバックル18が下方へ押圧されてバックル18
が後部座席上面から突出することがなく、乗員の着座感
覚を向上できる。また、後部座席に対しシートアクショ
ンがなされた際には、前記付勢力に抗してバックル部材
16が回動してこのシートアクションに対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員拘束用のウエ
ビングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバ
ックルを備えたバックル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両後部座席用のバックル装置
は、例えばバックルを備えており、バックルは、座席設
置用ウエビングを介して後部座席上に配置されている。
このバックルには、乗員拘束用のウエビングに取り付け
られたタングプレートが挿入される構成である(以下、
このタイプのバックル装置を「ウエビングタイプバック
ル装置」という)。
【0003】しかしながら、このウエビングタイプバッ
クル装置では、バックルが座席設置用ウエビングを介し
て後部座席上に配置されるのみであるため、バックルの
後部座席上での位置が不安定である。このため、タング
プレートをバックルに挿入する際にはバックルを手で持
つ必要があり、使用性が悪いという問題がある。
【0004】さらに、バックルが後部座席上に凸部を形
成しているため、乗員の尻部にバックルが当接して、乗
員の着座感覚が悪いという問題もある。
【0005】また、バックル及び座席設置用ウエビング
の後部座席上での収まりが悪く、見栄えが悪いという問
題もある。
【0006】一方、タングプレートのバックルへの挿入
を容易にして使用性を向上させるために、後部座席でバ
ックルを起立した状態に設置した構成のバックル装置が
ある(以下、このタイプのバックル装置を「自立タイプ
バックル装置」という)。
【0007】しかしながら、この自立タイプバックル装
置では、バックルが後部座席で上下方向(後部座席上面
に対し略垂直な方向)へスライド不能とされている。こ
のため、乗員が着座した際には、後部座席上面から突出
するバックルに乗員の尻部が当接して、乗員の着座感覚
が悪いという問題がある。
【0008】また、この自立タイプバックル装置におい
ては、後部座席のスライド操作やリクライニング操作等
のシートアクションがなされた際に、このシートアクシ
ョンに対応してバックルが回動できる構成とすることが
望ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、使用性及び座席への乗員の着座感覚を向上できる
と共にシートアクションに対応できるバックル装置を得
ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のバック
ル装置は、車両内の座席に配置され乗員拘束用のウエビ
ングに取り付けられたタングプレートが挿入されるバッ
クルを上部に有し、かつ、柱状の回転軸が配設された連
設部を下部に有するバックル部材と、前記バックル部材
に対応して車両内に固定されると共に上下方向へ沿って
長孔が形成され、前記長孔に前記回転軸が挿通されるこ
とで前記回転軸を中心に前記連設部が回動可能とされて
前記バックル部材を回動可能に支持すると共に前記回転
軸が前記長孔の上端と下端との間で移動可能とされて前
記バックル部材をスライド可能に支持する支持部材と、
前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する
回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部
材の回動を阻止する当接部と、前記回転軸が内部に挿通
された螺旋状のバネ部を有し、一端部が前記バックル部
材に係止された捩りコイルスプリングと、前記支持部材
に設けられ、前記捩りコイルスプリングの他端部が摺動
可能に係合することで前記捩りコイルスプリングが前記
バックル部材に付勢力を付与して前記長孔の上端に前記
回転軸を当接させかつ前記バックル部材を前記当接部に
当接させる係合部と、を備えている。
【0011】請求項1に記載のバックル装置では、バッ
クル部材が上部のバックルと下部の連設部とを有してお
り、支持部材の長孔に連設部の回転軸が挿通されること
で、支持部材がバックル部材をスライド可能かつ回動可
能に支持している。
【0012】ここで、捩りコイルスプリングがバックル
部材に付勢力を付与することで、長孔上端に回転軸が当
接してバックル部材がスライド上限位置に配置されると
共に、バックル部材が当接部に当接されてバックル部材
が起立する回動位置に配置された状態とされている。こ
れにより、乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタ
ングプレートをバックルに挿入する際に、バックルを手
で持つ必要がなく、使用性を向上させることができる。
【0013】さらに、バックル部材に下方への押圧力が
作用すると、捩りコイルスプリングの付勢力に抗して回
転軸が長孔下端方向へ移動すると共に捩りコイルスプリ
ングの他端部が支持部材の係合部を摺動して、バックル
部材が下方へスライドされる。一方、バックル部材に対
する下方への押圧力が解除されると、捩りコイルスプリ
ングの付勢力によってバックル部材がスライド上限位置
(初期位置)に復帰する。これにより、乗員が座席に着
座した際には、乗員の尻部によってバックルが下方へ押
圧されてバックルが座席上面から突出することがなく、
このため、乗員の着座感覚を向上させることができる。
【0014】また、バックル部材に回動力が作用する
と、捩りコイルスプリングの付勢力に抗してバックル部
材が回転軸を中心に回動される。一方、バックル部材に
対する回動力が解除されると、捩りコイルスプリングの
付勢力によってバックル部材が起立する回動位置(初期
位置)に復帰する。これにより、座席のスライド操作や
リクライニング操作等のシートアクションがなされた際
には、バックル部材が回動してこのシートアクションに
対応することができる。
【0015】さらにまた、捩りコイルスプリングのみで
バックル部材を初期位置に復帰させることができるた
め、バックル装置を簡単な構成とすることができる。
【0016】さらにここで、バックル部材の抗スライド
力や抗回動力(トルク)を調整する際には、支持部材へ
の係合部の設置位置または捩りコイルスプリングの付勢
力を調整すればよいため、上記抗スライド力や抗回動力
を容易に調整することができる。
【0017】また、バックル部材のスライド長さ(スト
ローク)を調整するためには、支持部材への長孔の形成
長さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すれば
よい。このため、上記スライド長さを容易に調整するこ
とができると共に、バックル部材からの捩りコイルスプ
リング他端部の突出を抑制しつつ上記スライド長さを長
くすることができて、バックル装置が大型化することを
防止できる。
【0018】請求項2に記載のバックル装置は、請求項
1に記載のバックル装置において、前記支持部材の長孔
周縁に形成され、前記支持部材の長孔周縁以外の部位に
おける肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部を備えたこ
とを特徴としている。
【0019】請求項2に記載のバックル装置では、支持
部材の長孔周縁に、支持部材の長孔周縁以外の部位にお
ける肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部を形成したた
め、支持部材の長孔における剛性を高めることができ
る。このため、バックル部材のスライド長さを長くする
ために長孔を長くした場合等でも、支持部材の変形(例
えば長孔の幅が広がるような変形)を防止することがで
きる。
【0020】請求項3に記載のバックル装置は、車両内
の座席に配置され乗員拘束用のウエビングに取り付けら
れたタングプレートが挿入されるバックルを上部に有
し、かつ、上下方向へ沿って長孔が形成されると共に前
記長孔の上側または下側に係止部が形成された連設部を
下部に有するバックル部材と、前記バックル部材に対応
して車両内に固定されると共に前記長孔に挿通された回
転軸が設けられ、前記回転軸を中心に前記連設部が回動
可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持すると
共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間を移動可
能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持する
支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記バックル部
材が起立する回動位置で前記バックル部材が当接して前
記バックル部材の回動を阻止する当接部と、前記回転軸
が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有する捩りコイル
スプリングと螺旋状とされて一端が前記係止部に係止さ
れると共に他端が前記捩りコイルスプリングの一端部に
連設された圧縮コイルスプリングとを具備し、前記圧縮
コイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与し
て前記長孔の下端に前記回転軸を当接させるスプリング
部材と、前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプ
リングの他端部が係合することで前記捩りコイルスプリ
ングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記バック
ル部材を前記当接部に当接させる係合部と、前記圧縮コ
イルスプリングを収納して設けられ、前記圧縮コイルス
プリングの収縮に伴う座屈を阻止するケース部材と、を
備えている。
【0021】請求項3に記載のバックル装置では、バッ
クル部材が上部のバックルと下部の連設部とを有してお
り、連設部の長孔に支持部材の回転軸が挿通されること
で、支持部材がバックル部材をスライド可能かつ回動可
能に支持している。
【0022】ここで、スプリング部材の圧縮コイルスプ
リングがバックル部材に付勢力を付与することで、長孔
下端に回転軸が当接してバックル部材がスライド上限位
置に配置されると共に、スプリング部材の捩りコイルス
プリングがバックル部材に付勢力を付与することで、バ
ックル部材が当接部に当接されてバックル部材が起立す
る回動位置に配置された状態とされている。これによ
り、乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプ
レートをバックルに挿入する際に、バックルを手で持つ
必要がなく、使用性を向上させることができる。
【0023】さらに、バックル部材に下方への押圧力が
作用すると、圧縮コイルスプリングの付勢力に抗して回
転軸が長孔上端方向へ移動して、バックル部材が下方へ
スライドされる。一方、バックル部材に対する下方への
押圧力が解除されると、圧縮コイルスプリングの付勢力
によってバックル部材がスライド上限位置に復帰する。
これにより、乗員が座席に着座した際には、乗員の尻部
によってバックルが下方へ押圧されてバックルが座席上
面から突出することがなく、このため、乗員の着座感覚
を向上させることができる。
【0024】また、バックル部材に回動力が作用する
と、捩りコイルスプリングの付勢力に抗してバックル部
材が回転軸を中心に回動される。一方、バックル部材に
対する回動力が解除されると、捩りコイルスプリングの
付勢力によってバックル部材が起立する回動位置に復帰
する。これにより、座席のスライド操作やリクライニン
グ操作等のシートアクションがなされた際には、バック
ル部材が回動してこのシートアクションに対応すること
ができる。
【0025】さらにまた、圧縮コイルスプリングがケー
ス部材に収納されることで、ケース部材によって圧縮コ
イルスプリングの収縮に伴う座屈が阻止される。このた
め、連設部の係止部が小さくて係止部が圧縮コイルスプ
リングの一端側を均等に押圧できない場合等でも、圧縮
コイルスプリングの正規の付勢力をバックル部材に付与
することができる。また、圧縮コイルスプリングがケー
ス部材に収容されているため、圧縮コイルスプリングに
埃等の異物が付着することを防止できる。
【0026】さらにここで、バックル部材の抗スライド
力を調整する際には、連設部への係止部の形成位置また
は圧縮コイルスプリングの付勢力を調整すればよく、ま
た、バックル部材の抗回動力(トルク)を調整する際に
は、支持部材への係合部の設置位置または捩りコイルス
プリングの付勢力を調整すればよい。このため、上記抗
スライド力や抗回動力を容易に調整することができると
共に、抗スライド力と抗回動力とを独立に調整できて抗
スライド力と抗回動力とを高精度に調整することができ
る。
【0027】また、バックル部材のスライド長さ(スト
ローク)を調整するためには、連設部への長孔の形成長
さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すればよ
い。このため、上記スライド長さを容易に調整すること
ができると共に、バックル部材からの捩りコイルスプリ
ング他端部の突出を抑制しつつ上記スライド長さを長く
することができて、バックル装置が大型化することを防
止できる。
【0028】請求項4に記載のバックル装置は、車両内
の座席に配置され乗員拘束用のウエビングに取り付けら
れたタングプレートが挿入されるバックルを上部に有
し、かつ、上下方向へ沿って長孔が形成されると共に前
記長孔の上側または下側に係止部が形成された連設部を
下部に有するバックル部材と、前記バックル部材に対応
して車両内に固定されると共に前記長孔に挿通された回
転軸が設けられ、前記回転軸を中心に前記連設部が回動
可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持すると
共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間を移動可
能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持する
支持部材と、前記支持部材に設けられ、前記バックル部
材が起立する回動位置で前記バックル部材が当接して前
記バックル部材の回動を阻止する当接部と、前記回転軸
が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有する捩りコイル
スプリングと螺旋状とされて一端が前記係止部に係止さ
れると共に他端が前記捩りコイルスプリングの一端部に
連設された圧縮コイルスプリングとを具備し、前記圧縮
コイルスプリングが前記バックル部材に付勢力を付与し
て前記長孔の下端に前記回転軸を当接させるスプリング
部材と、前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプ
リングの他端部が係合することで前記捩りコイルスプリ
ングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記バック
ル部材を前記当接部に当接させる係合部と、前記連設部
の長孔周縁に形成され、前記連設部の前記長孔周縁以外
の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部
と、を備えている。
【0029】請求項4に記載のバックル装置では、バッ
クル部材が上部のバックルと下部の連設部とを有してお
り、連設部の長孔に支持部材の回転軸が挿通されること
で、支持部材がバックル部材をスライド可能かつ回動可
能に支持している。
【0030】ここで、スプリング部材の圧縮コイルスプ
リングがバックル部材に付勢力を付与することで、長孔
下端に回転軸が当接してバックル部材がスライド上限位
置に配置されると共に、スプリング部材の捩りコイルス
プリングがバックル部材に付勢力を付与することで、バ
ックル部材が当接部に当接されてバックル部材が起立す
る回動位置に配置された状態とされている。これによ
り、乗員拘束用のウエビングに取り付けられたタングプ
レートをバックルに挿入する際に、バックルを手で持つ
必要がなく、使用性を向上させることができる。
【0031】さらに、バックル部材に下方への押圧力が
作用すると、圧縮コイルスプリングの付勢力に抗して回
転軸が長孔上端方向へ移動して、バックル部材が下方へ
スライドされる。一方、バックル部材に対する下方への
押圧力が解除されると、圧縮コイルスプリングの付勢力
によってバックル部材がスライド上限位置に復帰する。
これにより、乗員が座席に着座した際には、乗員の尻部
によってバックルが下方へ押圧されてバックルが座席上
面から突出することがなく、このため、乗員の着座感覚
を向上させることができる。
【0032】また、バックル部材に回動力が作用する
と、捩りコイルスプリングの付勢力に抗してバックル部
材が回転軸を中心に回動される。一方、バックル部材に
対する回動力が解除されると、捩りコイルスプリングの
付勢力によってバックル部材が起立する回動位置に復帰
する。これにより、座席のスライド操作やリクライニン
グ操作等のシートアクションがなされた際には、バック
ル部材が回動してこのシートアクションに対応すること
ができる。
【0033】さらにここで、バックル部材の抗スライド
力を調整する際には、連設部への係止部の形成位置また
は圧縮コイルスプリングの付勢力を調整すればよく、ま
た、バックル部材の抗回動力(トルク)を調整する際に
は、支持部材への係合部の設置位置または捩りコイルス
プリングの付勢力を調整すればよい。このため、上記抗
スライド力や抗回動力を容易に調整することができると
共に、抗スライド力と抗回動力とを独立に調整できて抗
スライド力と抗回動力とを高精度に調整することができ
る。
【0034】また、バックル部材のスライド長さ(スト
ローク)を調整するためには、連設部への長孔の形成長
さの他に支持部材への係合部の設置位置を調整すればよ
い。このため、上記スライド長さを容易に調整すること
ができると共に、バックル部材からの捩りコイルスプリ
ング他端部の突出を抑制しつつ上記スライド長さを長く
することができて、バックル装置が大型化することを防
止できる。
【0035】さらにまた、連設部の長孔周縁に、連設部
の長孔周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚と
された肉厚部を形成したため、連設部の長孔における剛
性を高めることができる。このため、バックル部材のス
ライド長さを長くするために長孔を長くした場合等で
も、連設部の変形(例えば長孔の幅が広がるような変
形)を防止することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1には、
本発明の第1の実施の形態に係るバックル装置10が車
両側方から見た側面図にて示されており、図2には、バ
ックル装置10が車両前方から見た側面図にて示されて
いる。さらに、図3には、バックル装置10が分解斜視
図にて示されており、図4には、バックル装置10の車
両への設置状態が斜視図にて示されている。
【0037】本実施の形態に係るバックル装置10は、
車両内の後部座席12長手方向中央に形成された中空部
14内に一対設置されている。また、後部座席12に
は、一対の乗員拘束用のウエビング(図示省略)が設け
られており、各ウエビングにはタングプレート(図示省
略)が取り付けられている。
【0038】バックル装置10は、バックル部材16を
備えており、バックル部材16は、上部にバックル18
を有している。バックル18の上部には、挿入孔20が
設けられており、挿入孔20には上記タングプレートが
挿入される。
【0039】バックル部材16は、連設部としてのプレ
ートアンカインナ22を下部に有しており、プレートア
ンカインナ22は長板状とされている。プレートアンカ
インナ22の下部には、回転軸としての略円柱状のリベ
ット24が貫通されており、プレートアンカインナ22
は、リベット24に対し回動可能とされている。さら
に、プレートアンカインナ22には、係止孔26が形成
されており、係止孔26は、後記捩りコイルスプリング
38の一端部38Bに対応している。
【0040】バックル部材16に対応して車両内の床面
(図示省略)には、支持部材としてのブラケット28が
固定されている。ブラケット28には、長孔30が形成
されており、長孔30は上下方向へ沿って形成されてい
る。さらに、長孔30に所謂バーリング加工が施される
ことで、ブラケット28の長孔30周縁に肉厚部32が
形成されており、肉厚部32の肉厚はブラケット28の
長孔30周縁以外の部位における肉厚に比し大きくされ
ている。
【0041】ブラケット28の長孔30には、上記リベ
ット24が挿通されており、これにより、上記プレート
アンカインナ22がリベット24を中心に回動可能とさ
れてバックル部材16がブラケット28に回動可能に支
持されると共に、リベット24が長孔30の上端と下端
との間で移動可能とされてバックル部材16がブラケッ
ト28にスライド可能に支持されている。
【0042】また、ブラケット28の上部には当接部3
4が形成されており、当接部34にプレートアンカイン
ナ22が当接する際には、バックル部材16の回動が阻
止されてバックル部材16が起立する回動位置に配置さ
れる。さらに、ブラケット28の上部には係合部36が
形成されており、係合部36は、後記捩りコイルスプリ
ング38の他端部38Cに対応している。
【0043】ブラケット28とプレートアンカインナ2
2との間には、捩りコイルスプリング38が配置されて
いる。捩りコイルスプリング38は、螺旋状のバネ部3
8Aを有しており、バネ部38Aの内部にはリベット2
4が挿通されている。捩りコイルスプリング38の一端
部38Bはバネ部38Aからその接線上に延伸してお
り、一端部38Bの先端は、上記プレートアンカインナ
22の係止孔26に係止されている。さらに、捩りコイ
ルスプリング38の他端部38Cはバネ部38Aからそ
の接線上に延伸しており、他端部38Cは上記ブラケッ
ト28の係合部36に摺動可能に係合している。
【0044】これにより、捩りコイルスプリング38は
バックル部材16に付勢力を付与しており、この付勢力
によって、長孔30の上端にリベット24が当接されて
バックル部材16がスライド上限位置に配置されると共
に、プレートアンカインナ22がブラケット28の当接
部34に当接されてバックル部材16が起立する回動位
置に配置されている。
【0045】なお、上記リベット24には、プレートア
ンカインナ22の外側及びブラケット28の外側におい
て円環状のワッシャ40が貫通されており、これによ
り、バックル部材16がブラケット28に対して一層円
滑にスライド及び回動できる構成である。
【0046】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0047】以上の構成のバックル装置10では、バッ
クル部材16が上部のバックル18と下部のプレートア
ンカインナ22とを有しており、プレートアンカインナ
22に貫通されたリベット24がブラケット28の長孔
30に挿通されることで、ブラケット28がバックル部
材16をスライド可能かつ回動可能に支持している。
【0048】ここで、捩りコイルスプリング38がバッ
クル部材16に付勢力を付与することで、長孔30上端
にリベット24が当接してバックル部材16がスライド
上限位置に配置されると共に、バックル部材16(プレ
ートアンカインナ22)が当接部34に当接されてバッ
クル部材16が起立する回動位置に配置された状態とさ
れている。これにより、乗員拘束用のウエビング(図示
省略)に取り付けられたタングプレート(図示省略)を
バックル18の挿入孔20に挿入する際に、バックル1
8を手で持つ必要がなく、使用性を向上させることがで
きる。
【0049】さらに、バックル部材16に下方への押圧
力が作用すると、捩りコイルスプリング38の付勢力に
抗してリベット24が長孔30下端方向へ移動すると共
に捩りコイルスプリング38の他端部38Cがブラケッ
ト28の係合部36を摺動して、バックル部材16が下
方へスライドされる(図1及び図2の2点鎖線参照)。
一方、バックル部材16に対する下方への押圧力が解除
されると、捩りコイルスプリング38の付勢力によって
バックル部材16がスライド上限位置(初期位置)に復
帰する。これにより、乗員が後部座席12に着座した際
には、乗員の尻部によってバックル18が下方へ押圧さ
れてバックル18が後部座席12上面から突出すること
がなく、このため、乗員の着座感覚を向上させることが
できる。
【0050】また、バックル部材16に回動力が作用す
ると、捩りコイルスプリング38の付勢力に抗してバッ
クル部材16がリベット24を中心に回動される(図1
の1点鎖線参照)。一方、バックル部材16に対する回
動力が解除されると、捩りコイルスプリング38の付勢
力によってバックル部材16が起立する回動位置(初期
位置)に復帰する。これにより、後部座席12のスライ
ド操作等のシートアクションがなされた際には、バック
ル部材16が回動してこのシートアクションに対応する
ことができる。
【0051】さらにまた、捩りコイルスプリング38の
みでバックル部材16を初期位置に復帰させることがで
きるため、バックル装置10を簡単な構成とすることが
できる。
【0052】さらにここで、バックル部材16の抗スラ
イド力や抗回動力(トルク)を調整する際には、ブラケ
ット28への係合部36の設置位置または捩りコイルス
プリング38の付勢力を調整すればよいため、上記抗ス
ライド力や抗回動力を容易に調整することができる。
【0053】また、バックル部材16のスライド長さ
(ストローク)を調整するためには、ブラケット28へ
の長孔30の形成長さの他にブラケット28への係合部
36の設置位置を調整すればよい。このため、上記スラ
イド長さを容易に調整することができると共に、バック
ル部材16(プレートアンカインナ22の側部)からの
捩りコイルスプリング38他端部38Cの突出を抑制し
つつ上記スライド長さを長くすることができて、バック
ル装置10が大型化することを防止できる。
【0054】さらにまた、ブラケット28の長孔30周
縁に、ブラケット28の長孔30周縁以外の部位におけ
る肉厚に比し大きい肉厚とされた肉厚部32を形成した
ため、ブラケット28の長孔30における剛性を高める
ことができる。このため、バックル部材16のスライド
長さを長くするために長孔30を長くした場合等でも、
ブラケット28の変形(例えば長孔30の幅が広がるよ
うな変形)を防止することができる。さらにこのため、
ブラケット28の長孔30における剛性を高めるための
補強部材を別途設ける必要がなく、部品点数を低減でき
る。
【0055】また、バックル装置10が後部座席12に
形成された中空部14内に設置されているため、バック
ル装置10が後部座席12へ収容されて、見栄えを向上
させることができる。
【0056】[第2の実施の形態]図5には、本発明の
第2の実施の形態に係るバックル装置50が車両側方か
ら見た側面図にて示されており、図6には、バックル装
置50が車両前方から見た側面図にて示されている。さ
らに、図7には、バックル装置50が分解斜視図にて示
されている。
【0057】本実施の形態に係るバックル装置50は、
上記第1の実施の形態に係るバックル装置50と同様に
車両内の後部座席12長手方向中央に形成された中空部
14内に一対設置されている(図4参照)。また、後部
座席12には、一対の乗員拘束用のウエビング(図示省
略)が設けられており、各ウエビングにはタングプレー
ト(図示省略)が取り付けられている。
【0058】バックル装置50は、バックル部材52を
備えており、バックル部材52は、上部にバックル54
を有している。バックル54の上部には、挿入孔56が
設けられており、挿入孔56には上記タングプレートが
挿入される。
【0059】バックル部材52は、連設部としてのプレ
ートアンカインナ58を下部に有しており、プレートア
ンカインナ58は長板状とされている。プレートアンカ
インナ58の下側部分には、長孔60が形成されてお
り、長孔60は上下方向へ沿って形成されている。さら
に、長孔60に所謂バーリング加工が施されることで、
プレートアンカインナ58の長孔60周縁に肉厚部62
が形成されており、肉厚部62の肉厚はプレートアンカ
インナ58の長孔60周縁以外の部位における肉厚に比
し大きくされている。また、プレートアンカインナ58
には、長孔60の上方において所謂切り曲げ加工により
半楕円状の係止部64が形成されており、係止部64
は、プレートアンカインナ58の剛性を低下させないよ
うに小さくされている。
【0060】バックル部材52に対応して車両内の床面
(図示省略)には、支持部材としてのブラケット66が
固定されている。ブラケット66には、回転軸としての
略円柱状のリベット68が支持されており、リベット6
8はブラケット66に対し回動可能とされている。リベ
ット68は、上記プレートアンカインナ58の長孔60
に挿通されており、これにより、プレートアンカインナ
58がリベット68を中心に回動可能とされてバックル
部材52がブラケット66に回動可能に支持されると共
に、リベット68が長孔60の上端と下端との間で移動
可能とされてバックル部材52がブラケット66にスラ
イド可能に支持されている。
【0061】また、ブラケット66の上部には当接部7
0が形成されており、当接部70にプレートアンカイン
ナ58が当接する際には、バックル部材52の回動が阻
止されてバックル部材52が起立する回動位置に配置さ
れる。さらに、ブラケット66の上部には係合部72が
形成されており、係合部72は、後記捩りコイルスプリ
ング76の他端部76Cに対応している。
【0062】ブラケット66とプレートアンカインナ5
8との間には、スプリング部材74が配置されている。
スプリング部材74は、捩りコイルスプリング76を下
部に有しており、捩りコイルスプリング76は、螺旋状
のバネ部76Aを有してこのバネ部76Aの内部に上記
リベット68が挿通されている。スプリング部材74
は、捩りコイルスプリング76の上方において螺旋状の
圧縮コイルスプリング78を有しており、圧縮コイルス
プリング78の下端は捩りコイルスプリング76の一端
部76Bに連設されている。
【0063】圧縮コイルスプリング78の上端は、上記
プレートアンカインナ58の係止部64に係止されてい
る。これにより、圧縮コイルスプリング78がバックル
部材52に付勢力を付与しており、この付勢力によっ
て、リベット68が上記長孔60の下端に当接されて、
バックル部材52がスライド上限位置に配置されてい
る。また、図8に示す如く、係止部64の先端は、圧縮
コイルスプリング78の中心軸線上に配置されており、
このため、係止部64は、圧縮コイルスプリング78上
端を片側のみにおいて係止している。
【0064】捩りコイルスプリング76の他端部76C
はバネ部76Aからその接線上に延伸しており、他端部
76Cは上記ブラケット66の係合部72に係合してい
る。これにより、捩りコイルスプリング76はバックル
部材52に付勢力を付与しており、プレートアンカイン
ナ58がブラケット66の当接部70に当接されてバッ
クル部材52が起立する回動位置に配置されている。
【0065】プレートアンカインナ58のスプリング部
材74側の側壁にはケース部材80が設けられており、
ケース部材80は略直方体の箱状とされている。ケース
部材80のプレートアンカインナ58側の壁面は開口さ
れており、ケース部材80内にはスプリング部材74
(圧縮コイルスプリング78及び捩りコイルスプリング
76)が収納されている。ケース部材80の下部には上
記リベット68が挿通されており、これにより、ケース
部材80に対するプレートアンカインナ58のスライド
が許可された状態でケース部材80がプレートアンカイ
ンナ58に取り付けられている。図8に示す如く、圧縮
コイルスプリング78の周部分は、ケース部材80の3
つの内壁面とプレートアンカインナ58とに接触してお
り、これにより、圧縮コイルスプリング78の収縮に伴
う座屈が阻止される。
【0066】ケース部材80の側壁には一対の案内部8
2がプレートアンカインナ58幅方向に沿って突出され
た状態で設けられており、各案内部82は断面略U字状
とされて内部にプレートアンカインナ58が嵌入されて
いる。これにより、ケース部材80がプレートアンカイ
ンナ58から離間することが一層防止されて、圧縮コイ
ルスプリング78の収縮に伴う座屈が一層確実に阻止さ
れる。また、ケース部材80の上壁には嵌入孔84が形
成されており、嵌入孔84内にはプレートアンカインナ
58の係止部64が嵌入された構成である。
【0067】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0068】以上の構成のバックル装置50では、バッ
クル部材52が上部のバックル54と下部のプレートア
ンカインナ58とを有しており、ブラケット66に支持
されたリベット68がプレートアンカインナ58の長孔
60に挿通されることで、ブラケット66がバックル部
材52をスライド可能かつ回動可能に支持している。
【0069】ここで、スプリング部材74の圧縮コイル
スプリング78がバックル部材52に付勢力を付与する
ことで、長孔60下端にリベット68が当接してバック
ル部材52がスライド上限位置に配置されると共に、ス
プリング部材74の捩りコイルスプリング76がバック
ル部材52に付勢力を付与することで、バックル部材5
2(プレートアンカインナ58)が当接部70に当接さ
れてバックル部材52が起立する回動位置に配置された
状態とされている。これにより、乗員拘束用のウエビン
グ(図示省略)に取り付けられたタングプレート(図示
省略)をバックル54に挿入する際に、バックル54を
手で持つ必要がなく、使用性を向上させることができ
る。
【0070】さらに、バックル部材52に下方への押圧
力が作用すると、圧縮コイルスプリング78の付勢力に
抗してリベット68が長孔60上端方向へ移動して、バ
ックル部材52が下方へスライドされる(図5及び図6
の2点鎖線参照)。一方、バックル部材52に対する下
方への押圧力が解除されると、圧縮コイルスプリング7
8の付勢力によってバックル部材52がスライド上限位
置に復帰する。これにより、乗員が後部座席52に着座
した際には、乗員の尻部によってバックル54が下方へ
押圧されてバックル54が後部座席52上面から突出す
ることがなく、このため、乗員の着座感覚を向上させる
ことができる。
【0071】また、バックル部材52に回動力が作用す
ると、捩りコイルスプリング76の付勢力に抗してバッ
クル部材52がリベット68を中心に回動される(図5
の1点鎖線参照)。一方、バックル部材52に対する回
動力が解除されると、捩りコイルスプリング76の付勢
力によってバックル部材52が起立する回動位置に復帰
する。これにより、後部座席52のスライド操作等のシ
ートアクションがなされた際には、バックル部材52が
回動してこのシートアクションに対応することができ
る。
【0072】さらにまた、圧縮コイルスプリング78が
ケース部材80に収納されることで、ケース部材80に
よって圧縮コイルスプリング78の収縮に伴う座屈が阻
止される。このため、本実施の形態の如く、プレートア
ンカインナ58の剛性の低下を抑制するために切り曲げ
加工により形成される係止部64が小さくされて、係止
部64が圧縮コイルスプリング78の上端側を均等に押
圧できない場合等でも、圧縮コイルスプリング78の正
規の付勢力をバックル部材52に付与することができ
る。また、スプリング部材74(圧縮コイルスプリング
78及び捩りコイルスプリング76)がケース部材80
に収容されているため、スプリング部材74に埃等の異
物が付着することを防止できる。
【0073】さらにここで、バックル部材52の抗スラ
イド力を調整する際には、プレートアンカインナ58へ
の係止部64の形成位置または圧縮コイルスプリング7
8の付勢力を調整すればよく、また、バックル部材52
の抗回動力(トルク)を調整する際には、ブラケット6
6への係合部72の設置位置または捩りコイルスプリン
グ76の付勢力を調整すればよい。このため、上記抗ス
ライド力や抗回動力を容易に調整することができると共
に、抗スライド力と抗回動力とを独立に調整できて抗ス
ライド力と抗回動力とを高精度に調整することができ
る。
【0074】また、バックル部材52のスライド長さ
(ストローク)を調整するためには、プレートアンカイ
ンナ58への長孔60の形成長さの他にブラケット66
への係合部72の設置位置を調整すればよい。このた
め、上記スライド長さを容易に調整することができると
共に、バックル部材52(プレートアンカインナ58の
側部)からの捩りコイルスプリング76他端部76Cの
突出を抑制しつつ上記スライド長さを長くすることがで
きて、バックル装置50が大型化することを防止でき
る。
【0075】さらにまた、プレートアンカインナ58の
長孔60周縁に、プレートアンカインナ58の長孔60
周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされた
肉厚部62を形成したため、プレートアンカインナ58
の長孔60における剛性を高めることができる。このた
め、バックル部材52のスライド長さを長くするために
長孔60を長くした場合等でも、プレートアンカインナ
58の変形(例えば長孔60の幅が広がるような変形)
を防止することができる。さらにこのため、ブラケット
66の長孔60における剛性を高めるための補強部材を
別途設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
【0076】また、バックル装置50が後部座席52に
形成された中空部54内に設置されているため、バック
ル装置50が後部座席52へ収容されて、見栄えを向上
させることができる。
【0077】なお、本実施の形態では、プレートアンカ
インナ58において長孔60上方に係止部64を配置し
かつこれに対応して捩りコイルスプリング76の上方に
圧縮コイルスプリング78を配置した構成としたが、プ
レートアンカインナ(連設部)において長孔下方に係止
部を配置しかつこれに対応して捩りコイルスプリングの
下方に圧縮コイルスプリングを配置した構成としてもよ
い。
【0078】
【発明の効果】請求項1に記載のバックル装置では、捩
りコイルスプリングの付勢力によって、バックル部材が
スライド上限位置に配置されると共にバックル部材が起
立する回動位置に配置されているため、使用性を向上で
きる。
【0079】さらに、バックル部材が下方へスライド可
能とされているため、乗員の着座感覚を向上できる。ま
た、バックル部材が回動可能とされているため、バック
ル部材がシートアクションに対応することができる。
【0080】さらにまた、捩りコイルスプリングのみで
バックル部材を初期位置に復帰させることができるた
め、バックル装置を簡単な構成とすることができる。
【0081】さらにここで、支持部材への係合部の設置
位置または捩りコイルスプリングの付勢力を調整すれば
よいため、バックル部材の抗スライド力や抗回動力を容
易に調整できる。
【0082】また、支持部材への長孔の形成長さの他に
支持部材への係合部の設置位置を調整すればよいため、
バックル部材のスライド長さを容易に調整できると共
に、バックル装置の大型化を防止できる。
【0083】請求項2に記載のバックル装置では、支持
部材の長孔周縁に肉厚部を形成したため、支持部材の変
形を防止することができる。
【0084】請求項3に記載のバックル装置では、圧縮
コイルスプリングの付勢力によってバックル部材がスラ
イド上限位置に配置されると共に、捩りコイルスプリン
グの付勢力によってバックル部材が起立する回動位置に
配置されているため、使用性を向上できる。
【0085】さらに、バックル部材が下方へスライド可
能とされているため、乗員の着座感覚を向上できる。ま
た、バックル部材が回動可能とされているため、バック
ル部材がシートアクションに対応することができる。
【0086】さらにまた、ケース部材が圧縮コイルスプ
リングの収縮に伴う座屈を阻止するため、圧縮コイルス
プリングの正規の付勢力をバックル部材に付与できる。
また、圧縮コイルスプリングをケース部材に収容したた
め、圧縮コイルスプリングに異物が付着することを防止
できる。
【0087】さらにここで、連設部への係止部の形成位
置または圧縮コイルスプリングの付勢力を調整すればよ
いため、バックル部材の抗スライド力を容易に調整でき
ると共に、支持部材への係合部の設置位置または捩りコ
イルスプリングの付勢力を調整すればよいため、バック
ル部材の抗回動力を容易に調整できる。さらに、抗スラ
イド力と抗回動力とを独立に調整できて抗スライド力と
抗回動力とを高精度に調整できる。
【0088】また、連設部への長孔の形成長さの他に支
持部材への係合部の設置位置を調整すればよいため、バ
ックル部材のスライド長さを容易に調整できると共に、
バックル装置の大型化を防止できる。
【0089】請求項4に記載のバックル装置では、圧縮
コイルスプリングの付勢力によってバックル部材がスラ
イド上限位置に配置されると共に、捩りコイルスプリン
グの付勢力によってバックル部材が起立する回動位置に
配置されているため、使用性を向上できる。
【0090】さらに、バックル部材が下方へスライド可
能とされているため、乗員の着座感覚を向上できる。ま
た、バックル部材が回動可能とされているため、バック
ル部材がシートアクションに対応することができる。
【0091】さらにここで、連設部への係止部の形成位
置または圧縮コイルスプリングの付勢力を調整すればよ
いため、バックル部材の抗スライド力を容易に調整でき
ると共に、支持部材への係合部の設置位置または捩りコ
イルスプリングの付勢力を調整すればよいため、バック
ル部材の抗回動力を容易に調整できる。さらに、抗スラ
イド力と抗回動力とを独立に調整できて抗スライド力と
抗回動力とを高精度に調整できる。
【0092】また、連設部への長孔の形成長さの他に支
持部材への係合部の設置位置を調整すればよいため、バ
ックル部材のスライド長さを容易に調整できると共に、
バックル装置の大型化を防止できる。
【0093】さらにまた、連設部の長孔周縁に肉厚部を
形成したため、連設部の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るバックル装置を示す車
両側方から見た側面図である。
【図2】第1の実施の形態に係るバックル装置を示す車
両前方から見た側面図である。
【図3】第1の実施の形態に係るバックル装置を示す分
解斜視図である。
【図4】第1の実施の形態に係るバックル装置の車両へ
の設置状態を示す斜視図である。
【図5】第2の実施の形態に係るバックル装置を示す車
両側方から見た側面図である。
【図6】第2の実施の形態に係るバックル装置を示す車
両前方から見た側面図である。
【図7】第2の実施の形態に係るバックル装置を示す分
解斜視図である。
【図8】第2の実施の形態に係るバックル装置における
プレートアンカインナ、圧縮コイルスプリング及びケー
ス部材等を示す平面図である。
【符号の説明】
10 バックル装置 12 後部座席(座席) 14 中空部(中空部分) 16 バックル部材 18 バックル 22 プレートアンカインナ(連設部) 24 リベット(回転軸) 28 ブラケット(支持部材) 30 長孔 32 肉厚部 34 当接部 36 係合部 38 捩りコイルスプリング 38A バネ部 38B 一端部 38C 他端部 50 バックル装置 52 バックル部材 54 バックル 58 プレートアンカインナ(連設部) 60 長孔 62 肉厚部 64 係止部 66 ブラケット(支持部材) 68 リベット(回転軸) 70 当接部 72 係合部 74 スプリング部材 76 捩りコイルスプリング 76A バネ部 76B 一端部 76C 他端部 78 圧縮コイルスプリング 80 ケース部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内の座席に配置され乗員拘束用のウ
    エビングに取り付けられたタングプレートが挿入される
    バックルを上部に有し、かつ、柱状の回転軸が配設され
    た連設部を下部に有するバックル部材と、 前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に
    上下方向へ沿って長孔が形成され、前記長孔に前記回転
    軸が挿通されることで前記回転軸を中心に前記連設部が
    回動可能とされて前記バックル部材を回動可能に支持す
    ると共に前記回転軸が前記長孔の上端と下端との間で移
    動可能とされて前記バックル部材をスライド可能に支持
    する支持部材と、 前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する
    回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部
    材の回動を阻止する当接部と、 前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有し、
    一端部が前記バックル部材に係止された捩りコイルスプ
    リングと、 前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの
    他端部が摺動可能に係合することで前記捩りコイルスプ
    リングが前記バックル部材に付勢力を付与して前記長孔
    の上端に前記回転軸を当接させかつ前記バックル部材を
    前記当接部に当接させる係合部と、 を備えたバックル装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の長孔周縁に形成され、前
    記支持部材の長孔周縁以外の部位における肉厚に比し大
    きい肉厚とされた肉厚部を備えたことを特徴とする請求
    項1記載のバックル装置。
  3. 【請求項3】 車両内の座席に配置され乗員拘束用のウ
    エビングに取り付けられたタングプレートが挿入される
    バックルを上部に有し、かつ、上下方向へ沿って長孔が
    形成されると共に前記長孔の上側または下側に係止部が
    形成された連設部を下部に有するバックル部材と、 前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に
    前記長孔に挿通された回転軸が設けられ、前記回転軸を
    中心に前記連設部が回動可能とされて前記バックル部材
    を回動可能に支持すると共に前記回転軸が前記長孔の上
    端と下端との間を移動可能とされて前記バックル部材を
    スライド可能に支持する支持部材と、 前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する
    回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部
    材の回動を阻止する当接部と、 前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有する
    捩りコイルスプリングと螺旋状とされて一端が前記係止
    部に係止されると共に他端が前記捩りコイルスプリング
    の一端部に連設された圧縮コイルスプリングとを具備
    し、前記圧縮コイルスプリングが前記バックル部材に付
    勢力を付与して前記長孔の下端に前記回転軸を当接させ
    るスプリング部材と、 前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの
    他端部が係合することで前記捩りコイルスプリングが前
    記バックル部材に付勢力を付与して前記バックル部材を
    前記当接部に当接させる係合部と、 前記圧縮コイルスプリングを収納して設けられ、前記圧
    縮コイルスプリングの収縮に伴う座屈を阻止するケース
    部材と、 を備えたバックル装置。
  4. 【請求項4】 車両内の座席に配置され乗員拘束用のウ
    エビングに取り付けられたタングプレートが挿入される
    バックルを上部に有し、かつ、上下方向へ沿って長孔が
    形成されると共に前記長孔の上側または下側に係止部が
    形成された連設部を下部に有するバックル部材と、 前記バックル部材に対応して車両内に固定されると共に
    前記長孔に挿通された回転軸が設けられ、前記回転軸を
    中心に前記連設部が回動可能とされて前記バックル部材
    を回動可能に支持すると共に前記回転軸が前記長孔の上
    端と下端との間を移動可能とされて前記バックル部材を
    スライド可能に支持する支持部材と、 前記支持部材に設けられ、前記バックル部材が起立する
    回動位置で前記バックル部材が当接して前記バックル部
    材の回動を阻止する当接部と、 前記回転軸が内部に挿通された螺旋状のバネ部を有する
    捩りコイルスプリングと螺旋状とされて一端が前記係止
    部に係止されると共に他端が前記捩りコイルスプリング
    の一端部に連設された圧縮コイルスプリングとを具備
    し、前記圧縮コイルスプリングが前記バックル部材に付
    勢力を付与して前記長孔の下端に前記回転軸を当接させ
    るスプリング部材と、 前記支持部材に設けられ、前記捩りコイルスプリングの
    他端部が係合することで前記捩りコイルスプリングが前
    記バックル部材に付勢力を付与して前記バックル部材を
    前記当接部に当接させる係合部と、 前記連設部の長孔周縁に形成され、前記連設部の前記長
    孔周縁以外の部位における肉厚に比し大きい肉厚とされ
    た肉厚部と、を備えたバックル装置。
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