JP2002133865A - 半導体メモリ装置内のワード線の活性化 - Google Patents

半導体メモリ装置内のワード線の活性化

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JP2002133865A JP2000328110A JP2000328110A JP2002133865A JP 2002133865 A JP2002133865 A JP 2002133865A JP 2000328110 A JP2000328110 A JP 2000328110A JP 2000328110 A JP2000328110 A JP 2000328110A JP 2002133865 A JP2002133865 A JP 2002133865A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体メモリ装置内のワード線の活性化に伴
う消費電流を低減することのできる技術を提供する。 【解決手段】 半導体メモリ装置は、ワード線の活性化
を制御するためのワード線活性化制御部を備える。ワー
ド線活性化制御部は、同じ行アドレスを含むアドレスを
用いるオペレーションサイクルが連続する場合に、連続
するサイクルのうちの最初のサイクルにおいて活性化さ
れたワード線を、非活性化することなく連続するサイク
ルのうちの最終のサイクルまで活性化した状態で保持す
ることが可能である。そして、最初のサイクルより後で
最終のサイクル以前のサイクルにおいてリフレッシュが
実行される場合には、活性化状態のワード線を、リフレ
ッシュが実行される前に非活性化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体メモリ装
置内のワード線の活性化制御に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ装置としては、DRAMや
SRAMが用いられている。良く知られているように、
DRAMはSRAMに比べて安価で大容量であるが、リ
フレッシュ動作が必要である。一方、SRAMはリフレ
ッシュ動作は不要で使い易いが、DRAMに比べて高価
であり、また容量が小さい。
【0003】DRAMとSRAMの利点を両方備えた半
導体メモリ装置として、擬似SRAM(VSRAMある
いはPSRAMと呼ばれる)が知られている。擬似SR
AMは、DRAMと同じダイナミック型メモリセルを含
むメモリセルアレイを備えているとともに、リフレッシ
ュ制御部を内蔵しており、リフレッシュ動作を内部で実
行している。このため、擬似SRAMに接続される外部
装置(例えばCPU)は、リフレッシュ動作を意識せず
に擬似SRAMにアクセス(データの読み出しや書き込
み)することが可能である。このような擬似SRAMの
特徴は、「リフレッシュの透過性」と呼ばれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、擬似SRA
Mにおいてアクセスが実行されるサイクルでは、サイク
ル毎に、アドレスによって選択されるワード線が活性化
および非活性化されている。しかしながら、連続するサ
イクルで同一のワード線が活性化される場合などに、サ
イクル毎にワード線の活性化および非活性化を繰り返す
と、電流が無駄に消費されるという問題があった。な
お、これは、擬似SRAMに限らず、サイクル毎にワー
ド線の活性化および非活性化を繰り返す半導体メモリ装
置に共通する問題である。
【0005】この発明は、上述した従来の課題を解決す
るためになされたものであり、半導体メモリ装置内のワ
ード線の活性化に伴う消費電流を低減することのできる
技術を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、本発明の装置は、半導体メモ
リ装置であって、ダイナミック型のメモリセルがマトリ
クス状に配列された少なくとも1つのメモリセルブロッ
クと、前記メモリセルブロック内の複数本のワード線の
うちの1本を選択するための行アドレスを含むアドレス
が入力されるアドレス入力部と、前記アドレスに従って
選択されるメモリセルに対応するデータを入出力するた
めのデータ入出力部と、前記ワード線の活性化を制御す
るためのワード線活性化制御部と、を備え、前記ワード
線活性化制御部は、前記行アドレスに変化があるか否か
を検出するための行アドレス遷移検出部を備えており、
前記ワード線活性化制御部は、(a)前記メモリセルに
対し、データの読み出しと書き込みとの少なくとも一方
が可能なサイクルであって、同じ行アドレスを含むアド
レスを用いる前記サイクルが連続し、前記連続するサイ
クルにおいて前記行アドレスの変化が前記行アドレス遷
移検出部によって検出されない第1の場合には、前記連
続するサイクルのうちの最初のサイクルにおいて活性化
されたワード線を、非活性化することなく前記連続する
サイクルのうちの最終のサイクルまで活性化した状態で
保持することが可能であり、(b)前記最初のサイクル
より後で前記最終のサイクル以前のサイクルにおいてリ
フレッシュが実行される第2の場合には、前記活性化状
態のワード線を、前記リフレッシュが実行される前に非
活性化させることを特徴とする。
【0007】なお、最初のサイクルより後で最終のサイ
クル以前のリフレッシュが実行されるサイクルは、最終
のサイクルと異なるサイクルであってもよいし、最終の
サイクルであってもよい。
【0008】この半導体メモリ装置では、ワード線活性
化制御部が備えられており、ワード線活性化制御部は、
同じ行アドレスを含むアドレスを用いるサイクルが連続
する場合には、最初のサイクルで活性化されたワード線
を、同じ行アドレスが用いられる最終のサイクルまで活
性化した状態で保持することができる。そして、ワード
線活性化制御部は、リフレッシュが必要となったときに
は、活性化状態のワード線を最終のサイクルの終了を待
たずに非活性化させることができる。
【0009】このようなワード線活性化制御部を用いれ
ば、半導体メモリ装置においてリフレッシュを実行する
ことができ、また、リフレッシュが実行されない期間で
は、サイクル毎にワード線の活性化および非活性化を繰
り返す必要がないため、ワード線の活性化に伴う消費電
流を低減することが可能となる。
【0010】なお、この装置を用いる効果は、最初のサ
イクルから最終のサイクルまでの複数のサイクルのう
ち、2以上のサイクルにおいて、活性化されたワード線
上のメモリセルに対してデータの読み出しや書き込みが
行われる場合に、顕著となる。
【0011】上記の装置において、前記アドレス入力部
には、前記行アドレスとともに列アドレスも同時に入力
され、前記行アドレスは、複数ビットで構成される前記
アドレスのうちの最も上位にある複数のビットに割り当
てられていることが好ましい。
【0012】このように、行アドレスを最も上位にある
複数のビットに割り当てれば、行アドレスが比較的変化
しにくくなるので、ワード線が活性化した状態で保持さ
れる頻度を高めることができ、この結果、ワード線の活
性化に伴う消費電流を低減することが可能となる。
【0013】上記の装置において、前記半導体メモリ装
置には、前記メモリセルブロックが複数設けられてお
り、前記アドレスは、前記複数のメモリセルブロックの
うちの任意の1つのメモリセルブロックを選択するため
のブロックアドレスを含んでおり、前記ワード線活性化
制御部は、前記第1の場合には、前記最初のサイクルに
おいて活性化された第1のメモリセルブロック内のワー
ド線を、非活性化することなく前記最終のサイクルまで
活性化した状態で保持することが可能であるとともに、
さらに、前記最初のサイクルより後で前記最終のサイク
ル以前の任意のサイクルにおいて、前記第1のメモリセ
ルブロックとは異なる任意の第2のメモリセルブロック
内のメモリセルに対し、データの読み出しまたは書き込
みを実行した場合には、前記任意のサイクルにおいて活
性化された前記第2のメモリセルブロック内のワード線
を、非活性化することなく前記最終のサイクルまで活性
化した状態で保持することが可能であり、前記第2の場
合には、前記第1のメモリセルブロック内の活性化状態
のワード線を、前記第1のメモリセルブロックにおいて
前記リフレッシュが実行される前に非活性化させるとと
もに、さらに、前記第2のメモリセルブロック内に活性
化状態のワード線が含まれる場合には、前記第2のメモ
リセルブロック内の活性化状態のワード線を、前記第2
のメモリセルブロックにおいて前記リフレッシュが実行
される前に非活性化させるようにしてもよい。
【0014】なお、最初のサイクルより後で最終のサイ
クル以前の任意のサイクルは、最終のサイクルと異なる
サイクルであってもよいし、最終のサイクルであっても
よい。
【0015】このように、複数のメモリセルブロックが
設けられている場合には、ワード線活性化制御部は、2
以上のメモリセルブロックの中のワード線を同時に活性
化した状態で保持することができる。そして、リフレッ
シュが必要となったときには、各メモリセルブロックに
おいてリフレッシュが実行される前に、各メモリセルブ
ロック内の活性化状態のワード線を活性化することがで
きる。
【0016】このようなワード線活性化制御部を用いれ
ば、半導体メモリ装置においてリフレッシュを実行する
ことができるとともに、リフレッシュが実行されない期
間では、活性化されたワード線上のメモリセルに対し
て、データの読み出しや書き込みが行われる頻度を高め
ることができる。この結果、ワード線の活性化に伴う消
費電流をかなり低減することが可能となる。
【0017】上記の装置において、前記リフレッシュ
は、前記複数のメモリセルブロックの中の1つのメモリ
セルブロックにおいてデータの読み出しまたは書き込み
が実行されるサイクルでは、前記データの読み出しまた
は書き込みが実行されるメモリセルブロック以外のメモ
リセルブロックにおいて実行され、前記データの読み出
しまたは書き込みが実行されるメモリセルブロックに関
しては、当該読み出しまたは書き込みが終了した後のサ
イクルで実行され、前記ワード線活性化制御部は、前記
リフレッシュが実行される各メモリセルブロック内に活
性化状態のワード線が含まれる場合には、当該活性化状
態のワード線を、各メモリセルブロックにおいて前記リ
フレッシュが実行される直前に非活性化させることが好
ましい。
【0018】こうすれば、複数のメモリセルブロックの
中の1つにおいてデータの読み出しまたは書き込みを実
行するとともに、他のメモリセルブロックにおいてリフ
レッシュを実行することができるので、半導体メモリ装
置におけるデータの読み出しまたは書き込みを比較的高
速に行うことが可能となる。
【0019】また、本発明の方法は、ダイナミック型の
メモリセルがマトリクス状に配列された少なくとも1つ
のメモリセルブロックと、前記メモリセルブロック内の
複数本のワード線のうちの1本を選択するための行アド
レスを含むアドレスが入力されるアドレス入力部と、前
記アドレスに従って選択されるメモリセルに対応するデ
ータを入出力するためのデータ入出力部と、を備える半
導体メモリ装置において、前記ワード線の活性化を制御
するための方法であって、(a)前記メモリセルに対
し、データの読み出しと書き込みとの少なくとも一方が
可能なサイクルであって、同じ行アドレスを含むアドレ
スを用いる前記サイクルが連続し、前記連続するサイク
ルにおいて前記行アドレスの変化が検出されない第1の
場合には、前記連続するサイクルのうちの最初のサイク
ルにおいて活性化されたワード線を、非活性化すること
なく前記連続するサイクルのうちの最終のサイクルまで
活性化した状態で保持することが可能であり、(b)前
記最初のサイクルより後で前記最終のサイクル以前のサ
イクルにおいてリフレッシュが実行される第2の場合に
は、前記活性化状態のワード線を、前記リフレッシュが
実行される前に非活性化させることを特徴とする。
【0020】この方法を用いる場合にも、本発明の装置
を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、半導体メモリ
装置においてリフレッシュを実行することができるとと
もに、ワード線の活性化に伴う消費電流を低減すること
が可能となる。
【0021】なお、本発明は、種々の形態で実現するこ
とが可能であり、例えば、半導体メモリ装置、そのワー
ド線の活性化制御方法、半導体メモリ装置と制御装置と
を備えた半導体メモリシステム、半導体メモリ装置の制
御方法、および、半導体メモリ装置を備えた電子機器等
の形態で実現することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.メモリチップの端子構成と動作状態の概要: B.メモリチップ内部の全体構成: C.ワード線活性化制御部の内部構成: D.ワード線活性化制御部の動作: D1.オペレーションサイクルにおける動作(リフレッ
シュ要求が無い場合): D2.オペレーションサイクルにおける動作(リフレッ
シュ要求がある場合): D3.スタンバイサイクルおよびスヌーズ状態における
動作: E.電子機器への適用例:
【0023】A.メモリチップの端子構成と動作状態の
概要:図1は、本発明の実施例としてのメモリチップ3
00の端子の構成を示す説明図である。メモリチップ3
00は、以下のような端子を有している。
【0024】A0〜A19:アドレス入力端子(20
本), #CS:チップセレクト入力端子, ZZ:スヌーズ入力端子, #WE:ライトイネーブル入力端子, #OE:アウトプットイネーブル入力端子, #LB:下位バイトイネーブル入力端子, #UB:上位バイトイネーブル入力端子, IO0〜IO15:入出力データ端子(16本)。
【0025】なお、以下の説明では、端子名と信号名と
に同じ符号を用いている。端子名(信号名)の先頭に
「#」が付されているものは、負論理であることを意味
している。アドレス入力端子A0〜A19と入出力デー
タ端子IO0〜IO15はそれぞれ複数本設けられてい
るが、図1では簡略化されて描かれている。
【0026】このメモリチップ300は、通常の非同期
型SRAMと同じ手順でアクセスすることが可能な擬似
SRAM(VSRAM)として構成されている。ただ
し、SRAMと異なり、ダイナミック型のメモリセルが
用いられているので、所定期間内にリフレッシュが必要
となる。このため、メモリチップ300には、リフレッ
シュタイマ70を含むリフレッシュ制御部が内蔵されて
いる。本明細書では、外部装置(制御装置)からのデー
タの読み出しや書き込みの動作を「外部アクセス」と呼
び、内蔵されたリフレッシュ制御部によるリフレッシュ
動作を「内部リフレッシュ」または単に「リフレッシ
ュ」と呼ぶ。
【0027】メモリチップ300の内部には、入力され
たアドレスA0〜A19の中のいずれか1ビット以上が
変化したことを検出するためのアドレス遷移検出回路1
10が設けられている。そして、メモリチップ300内
の回路は、アドレス遷移検出回路110から供給される
アドレス遷移信号に基づいて動作する。例えば、外部ア
クセスと内部リフレッシュとの調停は、アドレス遷移信
号に基づいて行われる。なお、以下の説明では、アドレ
ス遷移検出回路110を「ATD回路」と呼び、アドレ
ス遷移信号を「ATD信号」と呼ぶ。
【0028】図1に示すチップセレクト信号#CSとス
ヌーズ信号ZZは、メモリチップ300の動作状態を制
御するための信号である。図2は、チップセレクト信号
#CSとスヌーズ信号ZZの信号レベルに応じたメモリ
チップ300の動作状態の区分を示す説明図である。な
お、本明細書において、「Hレベル」は2値信号の2つ
のレベルのうちの「1」レベルを意味し、「Lレベル」
は「0」レベルを意味している。
【0029】チップセレクト信号#CSがLレベル(ア
クティブ)でスヌーズ信号ZZがHレベルのときは、リ
ード/ライト・オペレーションサイクル(以下、単に
「オペレーションサイクル」または「リード/ライトサ
イクル」と呼ぶ)が行われる。オペレーションサイクル
では、外部アクセスの実行が可能であり、適時、内部リ
フレッシュが実行される。
【0030】チップセレクト信号#CSとスヌーズ信号
ZZが共にHレベルのときには、スタンバイサイクルが
行われる。スタンバイサイクルでは、外部アクセスの実
行が禁止されるため、すべてのワード線が非活性状態と
される。但し、内部リフレッシュが行われるときには、
リフレッシュアドレスで指定されたワード線は活性化さ
れる。
【0031】チップセレクト信号#CSがHレベル(非
アクティブ)のときにスヌーズ信号ZZがLレベルにな
ると、メモリチップ300はスヌーズ状態(「パワーダ
ウン状態」とも呼ぶ)に移行する。スヌーズ状態では、
リフレッシュ動作に必要な回路以外は停止している。ス
ヌーズ状態での消費電力は極めて少ないので、メモリ内
のデータのバックアップに適している。
【0032】なお、リフレッシュ動作は、オペレーショ
ンサイクルとスタンバイサイクルでは第1のリフレッシ
ュモードに従って実行され、スヌーズ状態では第2のリ
フレッシュモードに従って実行される。第1のリフレッ
シュモードでは、リフレッシュタイマ70がリフレッシ
ュタイミング信号を発生した後に、ATD信号に同期し
てリフレッシュ動作が開始される。一方、第2のリフレ
ッシュモードでは、リフレッシュタイマ70がリフレッ
シュタイミング信号を発生すると直ちにリフレッシュ動
作が開始される。第2のリフレッシュモードでのリフレ
ッシュ動作はATD信号と非同期に行われるので、アド
レスA0〜A19の入力は不要である。このように、こ
のメモリチップ300は、3つの動作状態にそれぞれ適
したリフレッシュモードに従ってリフレッシュを実行す
る。これらの2つのモードにおけるリフレッシュ動作の
詳細については後述する。
【0033】図1に示すアドレスA0〜A19は、20
ビットであり、1メガワードのアドレスを指定する。ま
た、入出力データIO0〜IO15は、1ワード分の1
6ビットのデータである。すなわち、アドレスA0〜A
19の1つの値は16ビット(1ワード)に対応してお
り、一度に16ビットの入出力データIO0〜IO15
を入出力することができる。
【0034】オペレーションサイクルにおいては、ライ
トイネーブル信号#WEがLレベルになるとライトサイ
クルが実行され、Hレベルになるとリードサイクルが実
行される。また、アウトプットイネーブル信号#OEが
Lレベルになると、入出力データ端子IO0〜IO15
からの出力が可能になる。下位バイトイネーブル信号#
LBや上位バイトイネーブル入力信号#UBは、1ワー
ド(16ビット)の下位バイトと上位バイトとのうちの
いずれか1バイトのみに関して読み出しや書き込みを行
うための制御信号である。例えば、下位バイトイネーブ
ル信号#LBをLレベルに設定し、上位バイトイネーブ
ル信号#UBをHレベルに設定すると、1ワードの下位
8ビットのみに関して読み出しや書き込みが行われる。
なお、図1では、電源端子は省略されている。
【0035】図3は、メモリチップ300の動作の概要
を示すタイミングチャートである。図2に示した3つの
動作状態(オペレーション、スタンバイ、スヌーズ)の
いずれであるかは、チップセレクト信号#CSとスヌー
ズ信号ZZの変化に応じて、随時判断される。図3の最
初の3つのサイクルは、オペレーションサイクルであ
る。オペレーションサイクルでは、ライトイネーブル信
号#WEのレベルに応じて読み出し(リードサイクル)
と書き込み(ライトサイクル)のいずれかが実行され
る。なお、ATD信号の最短周期Tc(すなわち、アド
レスA0〜A19の変化の最短周期)は、このメモリチ
ップ300のサイクルタイム(「サイクル周期」とも呼
ばれる)に相当する。サイクルタイムTcは、例えば約
50nsから約100nsの範囲の値に設定される。
【0036】図3の4番目のサイクルでは、チップセレ
クト信号#CSがHレベルに立ち上がっているので、ス
タンバイサイクルが開始される。5番目のサイクルで
は、さらに、スヌーズ信号ZZがLレベルに下がってい
るので、メモリチップ300はスヌーズ状態となる。な
お、図3(a)に示すように、アドレスA0〜A19が
変化しない場合には、ATD信号は生成されない。
【0037】B.メモリチップ内部の全体構成:図4
は、メモリチップ300の内部構成を示すブロック図で
ある。このメモリチップ300は、データ入出力バッフ
ァ10と、メモリセルアレイ20と、アドレスバッファ
60とを備えている。
【0038】メモリセルアレイ20は、4つのブロック
20A〜20Dに区分されている。第1のブロック20
Aは、メモリセルサブアレイ22Aと、行デコーダ24
Aと、列デコーダ26Aと、ゲート28Aとを備えてい
る。他のブロック20B〜20Dも同様である。各ブロ
ック20A〜20Dの構成はほぼ同じなので、以下では
主に第1のブロック20Aと、これに関連する他の回路
について説明する。
【0039】1つのブロック20Aの構成は、典型的な
DRAMのメモリセルアレイと同じである。すなわち、
サブアレイ22Aは、1トランジスタ1キャパシタ型の
複数のメモリセルがマトリクス状に配列されたものであ
る。各メモリセルには、ワード線とビット線対(データ
線対とも呼ばれる)とが接続されている。行デコーダ2
4Aは、行ドライバを含んでおり、供給される行アドレ
スに従ってサブアレイ22A内の複数本のワード線のう
ちの1本を選択して活性化する。列デコーダ26Aは、
列ドライバを含んでおり、供給される列アドレスに従っ
てサブアレイ22A内の複数組のビット線対の中の1ワ
ード(16ビット)分のビット線対を同時に選択する。
また、ゲート28Aは、読み出し回路や書き込み回路を
含んでおり、データ入出力バッファ10とサブアレイ2
2Aと間のデータのやり取りを可能とする。なお、ブロ
ック20A内には、図示しないプリチャージ回路やセン
スアンプなども設けられている。
【0040】アドレスバッファ60は、外部装置から与
えられた20ビットのアドレスA0〜A19を他の内部
回路に供給する回路である。最も下位の2ビットのアド
レスA0〜A1は、4つのブロック20A〜20Dのう
ちのいずれか1つを選択するためのブロックアドレスと
して用いられる。また、ブロックアドレスA0〜A1よ
りも上位の6ビットのアドレスA2〜A7は列アドレス
として用いられ、最も上位の12ビットのアドレスA8
〜A19は行アドレスとして用いられる。従って、ブロ
ックアドレスA0〜A1によって4つのブロック20A
〜20Dのうちの1つが選択され、選択されたブロック
の中から、列アドレスA2〜A7と行アドレスA8〜A
19とによって1ワード(16ビット)分のメモリセル
が選択される。選択されたメモリセルに対応する1ワー
ド分のデータは、データ入出力バッファ10を介して読
み出され、あるいは書き込まれる。すなわち、外部装置
は、1つのアドレスA0〜A19を入力することによ
り、1つのブロック内の1ワード分のメモリセルに同時
にアクセスすることが可能である。
【0041】各ブロック20A〜20Dには、それぞ
れ、行プリデコーダ30A〜30Dと、ブロックコント
ローラ40A〜40Dと、リフレッシュ要求信号発生回
路50A〜50Dとがこの順に接続されている。メモリ
チップ300内には、さらに、リフレッシュタイマ70
と、リフレッシュカウンタコントローラ90と、リフレ
ッシュカウンタ100と、ATD(アドレス遷移検出)
回路110と、行アドレス遷移検出回路130とが設け
られている。
【0042】ATD回路110は、外部装置から供給さ
れた20ビットのアドレスA0〜A19の中のいずれか
1ビット以上に変化があるか否か検出し、変化が検出さ
れたときには、図3(a)に示すようなATD信号を生
成する。
【0043】図5は、ATD回路110の内部構成を示
すブロック図である。ATD回路110は、20ビット
のアドレスA0〜A19の各ビットに対応した20個の
遷移検出回路111と、20入力ORゲート118とを
備えている。各遷移検出回路111は、インバータ11
2と、2つのパルス発生回路113,114と、ORゲ
ート115とを有している。パルス発生回路113,1
14としては、例えばワンショットマルチバイブレータ
が使用される。
【0044】第1のパルス発生回路113は、アドレス
ビットA0の立ち上がりエッジに応じて、所定のパルス
幅を有するパルスを1つ生成する。また、インバータ1
12と第2のパルス発生回路114は、アドレスビット
A0の立ち下がりエッジに応じて、所定のパルス幅を有
するパルスを1つ生成する。したがって、ORゲート1
15からは、アドレスビットA0の立ち上がりエッジと
立ち下がりエッジの各エッジ毎に、パルスが1つずつ出
力される。これは、他のアドレスビットA1〜A19に
ついても同様である。
【0045】20入力ORゲート118には、20個の
遷移検出回路111の出力が入力されている。従って、
20ビットの行アドレスA0〜A19の中の1つ以上の
ビットのレベルが変化すると、ORゲート118からパ
ルス状のATD信号が出力される。
【0046】図4のリフレッシュタイマ70は、一定の
リフレッシュ周期毎にリフレッシュタイミング信号RF
TMを発生する回路である。リフレッシュタイマ70
は、例えばリングオシレータによって構成される。リフ
レッシュ周期は、例えば約32μsに設定されている。
【0047】リフレッシュ要求信号発生回路50A〜5
0Dは、リフレッシュタイマ70から供給されるリフレ
ッシュタイミング信号RFTMに応じて、各ブロック2
0A〜20Dのためのリフレッシュ要求信号RFREQ
0〜RFREQ3を発生する。このリフレッシュ要求信
号RFREQ0〜RFREQ3は、対応するブロックコ
ントローラ40A〜40Dにそれぞれ供給される。
【0048】ブロックコントローラ40A〜40Dに
は、リフレッシュ要求信号RFREQ0〜RFREQ3
とともに、外部装置から与えられたブロックアドレスA
0〜A1が供給されている。リフレッシュ要求信号RF
REQ0〜RFREQ3は、4つのブロック20A〜2
0Dにおいてリフレッシュ動作を開始すべきことを意味
している。また、オペレーションサイクルでは、ブロッ
クアドレスA0〜A1は、4つのブロック20A〜20
Dのいずれに外部アクセスが要求されているかを示して
いる。そこで、ブロックコントローラ40A〜40D
は、これらの信号RFREQ0〜RFREQ3,A0〜
A1に応じて、4つのブロックに対する外部アクセスと
内部リフレッシュとを調停する。この調停は、具体的に
は、外部アクセス実施信号#EX0〜#EX3とリフレ
ッシュ実施信号#RF0〜#RF3との出力レベルをそ
れぞれ設定することによって行われる。
【0049】行プリデコーダ30A〜30Dは、外部ア
クセス実施信号#EX0〜#EX3とリフレッシュ実施
信号#RF0〜#RF3のレベルに応じて、外部装置か
ら与えられた行アドレスA8〜A19と、リフレッシュ
カウンタ100から与えられたリフレッシュアドレスR
FA8〜RFA19とのうちの一方を選択して、行デコ
ーダ24A〜24Dに供給する。この2種類のアドレス
A8〜A19,RFA8〜RFA19の選択は、行プリ
デコーダ毎に独立に行われる。例えば、第1のブロック
20Aに対して外部アクセスの要求がある場合にリフレ
ッシュの要求があったときには、第1の行プリデコーダ
30Aは行アドレスA8〜A19を選択して第1のブロ
ック20Aに供給し、他の行プリデコーダ30B〜30
DはリフレッシュアドレスRFA8〜RFA19を選択
して対応するブロック20B〜20Dにそれぞれ供給す
る。なお、第1の行プリデコーダ30Aは、第1のブロ
ック20Aに対する外部アクセスの終了後に、リフレッ
シュアドレスRFA8〜RFA19を第1のブロック2
0Aに供給する。
【0050】なお、リフレッシュ要求信号発生回路50
A〜50Dと、ブロックコントローラ40A〜40D
と、行プリデコーダ30A〜30Dの構成および動作に
ついては、さらに後述する。
【0051】リフレッシュカウンタコントローラ90
は、4つのブロック20A〜20Dのすべてにおいて、
同一のリフレッシュアドレスRFA8〜RFA19に従
ってリフレッシュ動作が完了したか否かを検出する。こ
の検出は、後述するように、4つのリフレッシュ要求信
号RFREQ0〜RFREQ3のレベル変化を調べるこ
とによって行われる。4つのブロック20A〜20Dに
おけるリフレッシュ動作が完了すると、リフレッシュカ
ウンタコントローラ90は、リフレッシュカウンタ10
0にカウントアップ信号#CNTUPを供給する。リフ
レッシュカウンタ100は、このカウントアップ信号#
CNTUPに応じてリフレッシュアドレスRFA8〜R
FA19の値を1つカウントアップする。
【0052】メモリチップ300は、図4に示す回路の
他に、チップセレクト信号#CSやスヌーズ信号ZZに
従ってチップ内の回路の動作状態を制御するコントロー
ラや、各種のイネーブル信号#WE,#OE,#LB,
#UBに応じて入出力状態を制御するコントローラなど
を有しているが、図4では、図示の便宜上省略されてい
る。
【0053】なお、図4のデータ入出力バッファ10と
アドレスバッファ60とは、それぞれ本発明におけるデ
ータ入出力部とアドレス入力部とに相当する。また、図
4において、データ入出力バッファ10とアドレスバッ
ファ60とメモリセルアレイ20とを除く回路部分(3
0A〜30D,40A〜40D,50A〜50D,7
0,90,100,110,130)は、メモリセルア
レイ20内のワード線の活性化を制御しており、本発明
のワード線活性化制御部に相当する。
【0054】なお、ワード線活性化制御部は、メモリセ
ルアレイ20のリフレッシュ動作を制御するリフレッシ
ュ制御部としての機能も有している。特に、行プリデコ
ーダ30A〜30Dと、ブロックコントローラ40A〜
40Dと、リフレッシュ要求信号発生回路50A〜50
Dとで構成される回路部分は、内部リフレッシュと外部
アクセスとの調停を行う調停回路としての機能を有して
いる。
【0055】C.ワード線活性化制御部の内部構成:図
6は、図4の第1のブロックコントローラ40Aの内部
構成を示すブロック図である。なお、他のブロックコン
トローラ40B〜40Dも図6と同じ構成を有してい
る。
【0056】ブロックコントローラ40Aは、外部アク
セス実施信号#EX0を発生させる外部アクセス実施信
号発生回路42と、リフレッシュ実施信号#RF0を発
生させるリフレッシュ実施信号発生回路44と、リフレ
ッシュ実施信号#RF0に応じてリセット信号RST0
を発生させるリセット信号発生回路46とを備えてい
る。外部アクセス実施信号発生回路42およびリフレッ
シュ実施信号発生回路44には、それぞれ、チップセレ
クト信号#CSと、ブロックアドレスA0〜A1と、A
TD信号と、リフレッシュ要求信号発生回路50Aから
のリフレッシュ要求信号RFREQ0とが供給されてい
る。また、外部アクセス実施信号発生回路42には、行
アドレス遷移検出回路(以下、「RATD回路」とも呼
ぶ)130から行アドレス遷移信号RAT(以下、「R
AT信号」と呼ぶ)が供給されている。
【0057】リフレッシュ要求信号発生回路50Aに
は、スヌーズ信号ZZとリフレッシュタイミング信号R
FTMとATD信号とが入力されている。リフレッシュ
要求信号発生回路50Aは、スヌーズ信号ZZがLレベ
ルのとき(すなわち、スヌーズ状態)には、リフレッシ
ュタイミング信号RFTMの立ち上がりエッジに応じて
直ちにリフレッシュ要求信号RFREQ0をHレベルに
立ち上げる。一方、スヌーズ信号ZZがHレベル(すな
わち、オペレーションサイクルおよびスタンバイサイク
ル)のときには、リフレッシュタイミング信号RFTM
が立ち上がった後に発生するATD信号の立ち上がりエ
ッジに応じてリフレッシュ要求信号RFREQ0をHレ
ベルに立ち上げる。
【0058】行アドレス遷移検出回路(RATD回路)
130は、外部装置から供給された12ビットの行アド
レスA8〜A19の中のいずれか1ビット以上に変化が
あるか否か検出し、変化が検出されたときには、RAT
信号を出力する回路である。なお、RATD回路130
は、図5に示すATD回路110と同様に構成されてお
り、RATD回路130には、アドレスA0〜A19の
うちの行アドレスA8〜A19のみが入力されている。
図4に示すように、このRAT信号は、4つのブロック
コントローラ40A〜40Dにそれぞれ供給されてい
る。
【0059】図7は、図6の外部アクセス実施信号発生
回路42の内部構成を示すブロック図である。外部アク
セス実施信号発生回路42は、RSラッチ410および
インバータ411と、セット信号生成回路420と、リ
セット信号生成回路430とを備えている。セット信号
生成回路420からの出力信号Q420はRSラッチ4
10のセット端子Sに入力され、リセット信号生成回路
430からの出力信号Q430はRSラッチ410のリ
セット端子Rに入力される。
【0060】セット信号生成回路420は、インバータ
421とデコーダ422と3入力ANDゲート423と
パルス発生回路424とを備えている。デコーダ422
は、供給されるブロックアドレスA0〜A1の値が第1
のブロック20Aを示す”0”となる場合には、その出
力をHレベルとし、他の場合にはLレベルとする。3入
力ANDゲート426には、ATD信号と、インバータ
421によって反転されたチップセレクト信号#CS
と、デコーダ422の出力信号とが入力されている。そ
して、ANDゲート423の出力は、パルス発生回路4
24に与えられる。
【0061】セット信号生成回路420は、ATD信号
に同期して、第1のブロックコントローラ40Aに関連
する第1のブロック20Aに対して外部アクセスが要求
されているか否かを判断する。すなわち、セット信号生
成回路420は、チップセレクト信号#CSがLレベル
(アクティブ)であり、かつ、ブロックアドレスA0〜
A1の値が”0”のときには、ブロック20Aに対して
外部アクセスが要求されているものと判断し、RSラッ
チ410のセット端子Sにパルス信号Q420を供給す
る。RSラッチ410およびインバータ411は、パル
ス信号Q420に従って外部アクセス実施信号#EX0
をアクティブ(Lレベル)に設定する。なお、外部アク
セス実施信号#EX0がアクティブ(Lレベル)になる
と、ブロック20A(図4)内の行アドレスA8〜A1
9によって選択されたワード線が活性化され、外部アク
セスが実施される。
【0062】リセット信号生成回路430は、インバー
タ431とANDゲート432と3入力ORゲート43
6と2つのパルス発生回路434,438とを備えてい
る。ANDゲート432には、インバータ431によっ
て反転されたデコーダ422からの出力信号とリフレッ
シュ要求信号RFREQ0とが供給されている。第1の
パルス発生回路434は、チップセレクト信号#CSの
立ち上がりエッジに伴いパルスを発生させる回路であ
る。3入力ORゲート436には、ANDゲート432
の出力信号と、RAT信号と、第1のパルス発生回路4
34の出力信号とが入力されている。そして、ORゲー
ト436の出力は、第2のパルス発生回路438に与え
られる。
【0063】リセット信号生成回路430は、次の3つ
の場合に、RSラッチ410のリセット端子Rにパルス
信号Q430を供給する。(1)第1のブロック20A
に対する外部アクセスの要求が無く、かつ、リフレッシ
ュ要求があるとき。(2)行アドレスA8〜A19が変
化したとき。(3)チップセレクト信号#CSがHレベ
ル(非アクティブ)に立ち上がったとき。RSラッチ4
10およびインバータ411は、パルス信号Q430に
従って外部アクセス実施信号#EX0を非アクティブ
(Hレベル)に設定する。
【0064】図6のリフレッシュ実施信号発生回路44
も、第1のブロック20Aへの外部アクセスが要求され
ているか否かを判断して、リフレッシュ実施信号#RF
0の状態(レベル)を設定する。すなわち、ブロック2
0Aに対する外部アクセス要求が無く、かつ、リフレッ
シュ要求があるときには、リフレッシュ実施信号#RF
0はアクティブ(Lレベル)に設定される。なお、リフ
レッシュ実施信号#RF0がアクティブ(Lレベル)に
なると、ブロック20A(図4)内のリフレッシュアド
レスRFA8〜RFA19によって選択されたワード線
が活性化され、そのワード線上のすべてのメモリセルに
ついてリフレッシュが実施される。ブロック20Aに対
する外部アクセス要求もリフレッシュ要求も無いときに
は、リフレッシュ実施信号#RF0は非アクティブ(H
レベル)に設定される。
【0065】また、ブロック20Aに対する外部アクセ
スの要求がある場合には、リフレッシュ要求があって
も、リフレッシュ実施信号#RF0は非アクティブ(H
レベル)に設定される。その後、リフレッシュ実施信号
#RF0は、ブロック20Aに対する外部アクセスが終
了するまで非アクティブ(Hレベル)のまま保持され、
外部アクセスが終了した後にアクティブ(Lレベル)に
設定される。こうしてリフレッシュ実施信号#RF0が
アクティブ(Lレベル)になると、ブロック20Aにお
けるリフレッシュ動作が開始される。
【0066】図6のリセット信号発生回路46は、リフ
レッシュ実施信号#RF0の立ち上がりエッジに応じ
て、短パルス状のリセット信号RST0を発生する。こ
のリセット信号発生回路46は、例えばワンショットマ
ルチバイブレータで構成される。リフレッシュ要求信号
発生回路50Aは、リセット信号発生回路46から供給
されたリセット信号RST0に従ってリフレッシュ要求
信号RFREQ0をLレベルに戻す。これにより、ブロ
ック20Aに対するリフレッシュ要求が解除される。
【0067】なお、ブロックコントローラ40Aの動作
については、さらに、後述する。
【0068】ブロックコントローラ40A(図6)から
出力された外部アクセス実施信号#EX0やリフレッシ
ュ実施信号#RF0は、ブロック20A内の行プリデコ
ーダ30A(図4)に供給される。
【0069】図8は、図4の第1の行プリデコーダ30
Aの内部構成を示すブロック図である。行プリデコーダ
30Aは、2つのスイッチ&ラッチ回路34,36と、
判定回路38とを備えている。なお、他の行プリデコー
ダ30B〜30Dも図8と同じ構成を有している。
【0070】判定回路38には、ブロックコントローラ
40Aから外部アクセス実施信号#EX0とリフレッシ
ュ実施信号#RF0とが供給されている。判定回路38
は、第1のスイッチ&ラッチ回路34に外部アクセス実
施信号#EX0に応じた制御信号LEXを供給し、第2
のスイッチ&ラッチ回路36にリフレッシュ実施信号#
RF0に応じた制御信号LRFを供給する。
【0071】外部アクセス実施信号#EX0がアクティ
ブ(Lレベル)の場合には、第1のスイッチ&ラッチ回
路34は、制御信号LEXに従って、外部装置から供給
された行アドレスA8〜A19をラッチして第1のブロ
ック20A内の行デコーダ24Aに供給する。また、こ
の場合には、第2のスイッチ&ラッチ回路36は、制御
信号LRFに従って、その出力を禁止している。
【0072】一方、リフレッシュ実施信号#RF0がア
クティブ(Lレベル)の場合には、第2のスイッチ&ラ
ッチ回路36は、制御信号LRFに従って、リフレッシ
ュカウンタ100(図4)から供給されたリフレッシュ
アドレスRFA8〜RFA19をラッチして行デコーダ
24Aに供給する。また、この場合には、第1のスイッ
チ&ラッチ回路34は、制御信号LEXに従って、その
出力を禁止している。
【0073】なお、ブロックコントローラ40A(図
6)は、2つの実施信号#EX0,#RF0を同時にア
クティブ(Lレベル)にすることが無いように構成され
ている。2つの実施信号#EX0,#RF0がいずれも
非アクティブ(Hレベル)のときには、行プリデコーダ
30Aは、行デコーダ24AにアドレスA8〜A19,
RFA8〜RFA19を供給しない。
【0074】このように、行プリデコーダ30Aは、2
つの実施信号#EX0,#RF0のレベルに応じて、行
アドレスA8〜A19とリフレッシュアドレスRFA8
〜RFA19とのうちの一方を選択して、ブロック20
A(図4)内の行デコーダ24Aに供給する。そして、
行デコーダ24Aは、行プリデコーダ30Aから行アド
レスA8〜A19またはリフレッシュアドレスRFA8
〜RFA19が供給されているときに、各アドレスA8
〜A19またはRFA8〜RFA19に従って選択され
るブロック20A内の1本のワード線を活性化状態とす
る。
【0075】D.ワード線活性化制御部の動作: D1.オペレーションサイクルにおける動作(リフレッ
シュ要求が無い場合):図9は、オペレーションサイク
ルにおける第1のブロックコントローラ40A(図6)
の動作を示すタイミングチャートである。オペレーショ
ンサイクルでは、チップセレクト信号#CS(図9
(b))がLレベル(アクティブ)となり、かつ、スヌ
ーズ信号ZZ(図9(c))がHレベルとなる。時刻t
1〜t7では、ATD信号(図9(a))の立ち上がり
エッジが形成されており、各時刻から始まるオペレーシ
ョンサイクルは7つ連続している。
【0076】図9は、オペレーションサイクルにおい
て、リフレッシュ要求が無い場合、すなわち、図6のリ
フレッシュ要求信号発生回路50Aに与えられるリフレ
ッシュタイミング信号RFTM(図9(k))に立ち上
がりエッジがない発生しない場合を示している。この場
合には、第1のブロックコントローラ40A内のリフレ
ッシュ実施信号発生回路44に与えられるリフレッシュ
要求信号RFREQ0(図9(l))はLレベルとな
る。したがって、リフレッシュ実施信号発生回路44か
ら出力されるリフレッシュ実施信号#RF0(図9
(m))はHレベル(非アクティブ)のままであり、リ
セット信号発生回路46から出力されるリセット信号R
ST0(図9(n))はLレベルのままである。
【0077】時刻t1から始まる第1のサイクルでは、
ブロックアドレスA0〜A1(図9(d))の値が”
0”となっており、第1のブロック20Aに対する外部
アクセスが要求されている。したがって、図7のセット
信号生成回路420は、時刻t1においてパルス信号Q
420を出力する(図9(f))。そして、RSラッチ
410およびインバータ411は、パルス信号Q420
に応じて外部アクセス実施信号#EX0(図9(j))
をLレベル(アクティブ)に設定する。
【0078】時刻t2から始まる第2のサイクルでは、
ブロックアドレスA0〜A1の値が”0”から第2のブ
ロック20Bを示す”1”に変化しており、第1のブロ
ック20Aに対する外部アクセスは要求されていない。
また、行アドレスA8〜A19(図9(e))の値が”
p”から”q”に変化している。したがって、図6のR
ATD回路130は、時刻t2において行アドレスの変
化を検出し、RAT信号(図9(g))を出力する。そ
して、図7のリセット信号生成回路430は、RAT信
号に応じてパルス信号Q430(図9(i))を出力す
る。RSラッチ410およびインバータ411は、パル
ス信号Q430に応じて外部アクセス実施信号#EX0
をHレベル(非アクティブ)に設定する。
【0079】時刻t3から始まる第3のサイクルでは、
ブロックアドレスA0〜A1の値が”0”に変化してお
り、第1のブロック20Aに対する外部アクセスが要求
されている。なお、行アドレスA8〜A19の値は”
q”のままである。このとき、第1のサイクルと同様
に、パルス信号Q420が出力されるので、外部アクセ
ス実施信号#EX0はLレベル(アクティブ)に設定さ
れる。
【0080】時刻t4から始まる第4のサイクルでは、
ブロックアドレスA0〜A1の値が”1”に変化してお
り、第1のブロック20Aに対する外部アクセスは要求
されていない。しかしながら、行アドレスA8〜A19
の値は”q”のままで変化していないので、RAT信号
はパルスを含んでいない。このため、図7のRSラッチ
410およびインバータ411は、外部アクセス実施信
号#EX0をLレベル(アクティブ)のまま保持する。
【0081】時刻t5から始まる第5のサイクルでは、
ブロックアドレスA0〜A1の値が”0”に変化してお
り、第1のブロック20Aに対する外部アクセスが要求
されている。このとき、第1および第3のサイクルと同
様に、パルス信号Q420が出力されるが、外部アクセ
ス実施信号#EX0は、既にLレベル(アクティブ)と
なっているので、Lレベル(アクティブ)のまま保持さ
れる。
【0082】時刻t6から始まる第6のサイクルでは、
ブロックアドレスA0〜A1の値が”0”のままであ
り、第1のブロック20Aに対する外部アクセスが要求
されている。そして、行アドレスA8〜A19の値は”
q”から”r”に変化している。このとき、第2のサイ
クルと同様に、RAT信号が出力されるので、外部アク
セス実施信号#EX0がHレベル(非アクティブ)に設
定される。そして、この後、第1および第3のサイクル
と同様に、パルス信号Q420が出力されるので、外部
アクセス実施信号#EX0は再度Lレベル(アクティ
ブ)に設定される。
【0083】時刻t7から始まる第7のサイクルでは、
ブロックアドレスA0〜A1の値が第3のブロック20
Cを示す”2”に変化しており、第1のブロック20A
に対する外部アクセスは要求されていない。しかしなが
ら、行アドレスA8〜A19の値は”r”のまま変化し
ていない。したがって、第4のサイクルと同様に、外部
アクセス実施信号#EX0はLレベル(アクティブ)の
まま保持される。
【0084】時刻t8の前に、チップセレクト信号#C
SはHレベル(非アクティブ)に立ち上がっている。こ
のとき、図7のリセット信号生成回路430内の第1の
パルス発生回路434はパルス信号Q434(図9
(h))を出力するので、リセット信号生成回路430
からはパルス信号Q430が出力される。これに応じ
て、外部アクセス実施信号#EX0はHレベル(非アク
ティブ)に設定される。
【0085】図9の第3のサイクルに示すように、第1
のブロックコントローラ40Aは、第1のブロック20
Aに対する外部アクセスの要求があったときには、外部
アクセス実施信号#EX0をLレベル(アクティブ)に
設定する。そして、第3〜第5のサイクルに示すよう
に、第1のブロックコントローラ40Aは、外部アクセ
ス実施信号#EX0を一旦Lレベル(アクティブ)に設
定した後には、後続のサイクルで用いられるアドレスA
0〜A19のうち、行アドレスA8〜A19が変化する
までLレベル(アクティブ)のまま保持する。
【0086】図10は、図9に示すオペレーションサイ
クルにおける各ブロックコントローラ40A〜40Dの
動作を示すタイミングチャートである。図10(a)〜
(e)は、図9(a)〜(e)と同じである。また、リ
フレッシュ要求が無い場合を仮定しているので、リフレ
ッシュタイミング信号RFTM(図10(j))は、図
9(k)と同じである。したがって、各ブロックコント
ローラ40A〜40Dに入力されるリフレッシュ要求信
号RFREQ0〜RFREQ3(図10(k)〜
(n))と、各ブロックコントローラ40A〜40Dか
ら出力されるリフレッシュ実施信号#RF0〜#RF3
(図10(o)〜(r))とは、それぞれ図9(l),
(m)と同じ信号レベルとなっている。
【0087】図10(f)〜(i)は、各ブロックコン
トローラ40A〜40Dから出力される外部アクセス実
施信号#EX0〜#EX3を示しており、図10(f)
は図9(j)と同じである。
【0088】図示するように、第2のサイクルでは、ブ
ロックアドレスA0〜A1の値が第2のブロック20B
を示す”1”に変化しており、第2のブロック20Bに
対する外部アクセスが要求されている。したがって、第
2のブロックコントローラ40Bは、外部アクセス実施
信号#EX1(図10(g))をLレベル(アクティ
ブ)に設定する。また、第2のサイクルで用いられる行
アドレスA8〜A19の値”p”は、第5のサイクルま
で”p”のまま変化していないので、第2のブロックコ
ントローラ40Bは、時刻t2から始まる4つのサイク
ルで外部アクセス実施信号#EX1をLレベル(アクテ
ィブ)のまま保持している。なお、第3,第5のサイク
ルでは、外部アクセス実施信号#EX1はLレベル(ア
クティブ)で保持されているが、第2のブロック20B
に対して外部アクセスは要求されていない。
【0089】また、第7のサイクルでは、ブロックアド
レスA0〜A1の値が第3のブロック20Cを示す”
2”に変化しているので、第3のブロックコントローラ
40Cは、外部アクセス実施信号#EX2(図10
(h))をLレベル(アクティブ)に設定している。
【0090】図10の第2〜第6のサイクルに示すよう
に、ブロックコントローラ40A〜40Dは、すでに1
つの外部アクセス信号がLレベル(アクティブ)に設定
されている場合(図10(g))にも、他の外部アクセ
ス実施信号をLレベル(アクティブ)に設定することが
できる(図10(f))。そして、各外部アクセス実施
信号は一旦Lレベル(アクティブ)に設定されると、後
続のサイクルで用いられるアドレスA0〜A19のう
ち、行アドレスA8〜A19が変化するまでLレベル
(アクティブ)のまま保持される。
【0091】なお、仮に、図10の第4のサイクルで、
第3のブロック20Cに対する外部アクセス要求がある
場合には、第3の外部アクセス実施信号#EX3もLレ
ベル(アクティブ)に設定され、行アドレスA8〜A1
9が変化するまでLレベル(アクティブ)のまま保持さ
れる。
【0092】図11は、図10に示すオペレーションサ
イクルにおけるワード線の状態を示すタイミングチャー
トである。図11(a)〜(e)は図10(a)〜
(e)と同じであり、図11(f)〜(i)は図10
(f)〜(i)と同じであり、図11(j)〜(m)は
図10(o)〜(r)と同じである。
【0093】図11(n)〜(q)は、各ブロック20
A〜20D(図4)のサブアレイ22A〜22D内のワ
ード線WLの状態を示している。なお、各サブアレイ内
には、複数本のワード線が含まれているが、1つのサブ
アレイ内では2本以上のワード線は同時に活性化されな
い。例えば、図11(n)では、サブアレイ22A内で
順次活性化される異なるワード線が同じタイミングチャ
ート上に描かれている。Hレベルに立ち上がっているワ
ード線WLp,WLq,WLrは、活性化された異なる
ワード線をそれぞれ示している。
【0094】図12は、図11の各オペレーションサイ
クルにおける各サブアレイ22A〜22D内の活性化さ
れたワード線を模式的に示す説明図である。図12
(A)〜(G)は、それぞれ図11の時刻t1〜t7か
ら始まる第1〜第7のオペレーションサイクルにおける
各サブアレイ22A〜22D内の様子を示している。な
お、サブアレイ22A〜22D内の活性化されたワード
線は横線で描かれている。また、サブアレイ22A〜2
2D内に描かれた縦線はビット線対を示しており、ワー
ド線とビット線対との双方が描かれたサブアレイでは、
ワード線とビット線対で選択された1ワード分のメモリ
セル(○印の部分)に対して外部アクセスが実施され
る。
【0095】第1のサイクルでは、図11(f)〜
(i)に示すように、第1の外部アクセス実施信号#E
X0のみがLレベル(アクティブ)に設定されている。
したがって、第1のサイクルでは、図11(n)〜
(p),図12(A)に示すように、第1のサブアレイ
22A内の行アドレスA8〜A19(図11(e))に
よって選択された”p”番目のワード線WLpのみが活
性化され、他のサブアレイ22B〜22D内のワード線
はいずれも活性化されない。なお、第1のサイクルで
は、第1のブロック20Aに対して外部アクセスが要求
されているので(図11(d))、第1のサブアレイ2
2A内のメモリセルに対して外部アクセスが実施される
(図12(A))。
【0096】第2のサイクルでは、第2の外部アクセス
実施信号#EX1のみがLレベル(アクティブ)に設定
されている。したがって、第2のサイクルでは、図11
(n)〜(p),図12(B)に示すように、第1のサ
ブアレイ22A内の”p”番目のワード線WLpが非活
性化され、第2のサブアレイ22Bの”q”番目のワー
ド線WLqのみが活性化される。なお、第2のサイクル
では、第2のブロック20Bに対して外部アクセスが要
求されているので、第2のサブアレイ22B内のメモリ
セルに対して外部アクセスが実施される(図12
(B))。
【0097】第3のサイクルでは、第2の外部アクセス
実施信号#EX1がLレベル(アクティブ)に設定され
たまま、第1の外部アクセス実施信号#EX0もLレベ
ル(アクティブ)に設定される。したがって、第3のサ
イクルでは、図11(n)〜(p),図12(C)に示
すように、第2のサブアレイ22B内の”q”番目のワ
ード線WLqが活性化されたまま、第1のサブアレイ2
2A内の”q”番目のワード線WLqが活性化される。
なお、第3のサイクルでは、第1のブロック20Aに対
して外部アクセスが要求されているので、第1のサブア
レイ22A内のメモリセルに対しては外部アクセスが実
施されるが、第2のサブアレイ22B内のメモリセルに
対しては外部アクセスは実施されない(図12
(C))。
【0098】第4,第5のサイクルでは、2つの外部ア
クセス実施信号#EX0,#EX1が共にLレベル(ア
クティブ)に設定されたままである。したがって、第
4,第5のサイクルでは、図11(n)〜(p),図1
2(D),(E)に示すように、2つのサブアレイ22
A,22B内の”q”番目のワード線WLqが双方活性
化されたままとなっている。ただし、第4のサイクルで
は、第2のサブアレイ22B内のメモリセルに対しての
み外部アクセスが実施され(図12(D))、第5のサ
イクルでは、第1のサブアレイ22A内のメモリセルに
対してのみ外部アクセスが実行される(図12
(E))。
【0099】第6のサイクルでは、第1の外部アクセス
実施信号#EX0のみがLレベル(アクティブ)に設定
されている。したがって、第6のサイクルでは、図11
(n)〜(p),図12(F)に示すように、2つのサ
ブアレイ22A,22B内の”q”番目のワード線WL
qが非活性化され、第1のサブアレイ22A内の”r”
番目のワード線WLrのみが活性化される。なお、第6
のサイクルでは、第1のサブアレイ22A内のメモリセ
ルに対して外部アクセスが実施される(図12
(F))。
【0100】第7のサイクルでは、第4のサイクルと同
様に、第1の外部アクセス実施信号#EX0に加えて、
第3の外部アクセス実施信号#EX2もLレベル(アク
ティブ)に設定されている。したがって、第7のサイク
ルでは、図11(n)〜(p),図12(G)に示すよ
うに、第1のサブアレイ22A内の”r”番目のワード
線WLrが活性化されたまま、第3のサブアレイ22C
内の”r”番目のワード線WLrが活性化される。な
お、第7のサイクルでは、第3のサブアレイ22C内の
メモリセルに対してのみ外部アクセスが実行される(図
12(G))。
【0101】図9〜図12で説明したように、各ブロッ
クコントローラ40A〜40Dは、あるブロックに対す
る外部アクセスが要求されると、そのブロックに対応す
る外部アクセス実施信号をアクティブに設定する。この
とき、そのブロック内の行アドレスで選択されたワード
線が活性化されて、活性化されたワード線上のメモリセ
ルに対して外部アクセスが実施される。そして、各ブロ
ックコントローラ40A〜40Dは、一旦、アクティブ
(Lレベル)に設定した外部アクセス実施信号を、後続
のサイクルで用いられるアドレスA0〜A19のうちの
行アドレスA8〜A19が変化するまで保持する。この
とき、ワード線は活性化した状態で保持され、そのブロ
ックに対する外部アクセスが再度要求されたサイクルで
は、すでに活性化されたワード線上のメモリセルに対し
て外部アクセスが実施される。このようにすれば、ワー
ド線の活性化および非活性化をサイクル毎に繰り返さな
くて済むので、電流の消費をかなり低減させることが可
能となる。
【0102】このように、本実施例におけるワード線活
性化制御部は、同じ行アドレスを含むアドレスを用いる
オペレーションサイクルが連続する場合に、最初のサイ
クルにおいて活性化された第1のメモリセルブロック内
のワード線を、非活性化することなく最終のサイクルま
で活性化した状態で保持することができる。
【0103】また、これと同時に、ワード線活性化制御
部は、最初のサイクルより後で最終のサイクル以前のサ
イクルにおいて活性化された第2のメモリセルブロック
内のワード線を、非活性化することなく最終のサイクル
まで活性化した状態で保持することも可能である。この
ようにして、2以上のブロックにおいて、ワード線を同
時に活性化した状態で保持する場合には、活性化された
ワード線上のメモリセルに対して外部アクセスが実施さ
れる頻度を高めることができ、この結果、ワード線の活
性化に伴う消費電流をかなり低減することが可能とな
る。
【0104】なお、本実施例においては、行アドレス
は、20ビットで構成されるアドレスのうちの最も上位
にある複数のビットに割り当てられているので、行アド
レスが比較的変化しにくくなる。このようにすれば、ワ
ード線が活性化した状態で保持される頻度を高めること
ができるので、ワード線の活性化に伴う消費電流をさら
に低減することが可能となる。
【0105】D2.オペレーションサイクルにおける動
作(リフレッシュ要求がある場合):図13は、オペレ
ーションサイクルにおいてリフレッシュ要求があった場
合の第1のブロックコントローラ40A(図6)の動作
を示すタイミングチャートであり、図9に対応する図で
ある。図13は、図9の7つの連続するオペレーション
サイクル期間中に、リフレッシュ要求があった場合の動
作を示している。なお、図13(a)〜(h)は、図9
(a)〜(h)と同じである。
【0106】図13(k)に示すように、第2のサイク
ル期間中に、リフレッシュタイミング信号RFTMがH
レベルに立ち上がっている。リフレッシュ要求信号発生
回路50A(図6)は、ATD信号(図13(a))の
次の立ち上がりエッジ(時刻t3)に同期して、リフレ
ッシュ要求信号RFREQ0(図13(l))をHレベ
ルに設定し、第1のブロック20Aに対してリフレッシ
ュを要求する。なお、前述のように、リフレッシュ要求
信号RFREQ0は、第1のブロック20Aにおいてリ
フレッシュが終了するまでHレベルに保たれる。
【0107】第3のサイクルでは、リフレッシュ要求信
号RFREQ0がHレベルに設定されており、第1のブ
ロック20Aに対してリフレッシュが要求されている
が、ブロックアドレスA0〜A1の値が”0”となって
おり、第1のブロック20Aに対する外部アクセスが要
求されている。このとき、外部アクセス実施信号#EX
0(図13(j))はLレベル(アクティブ)に設定さ
れ、第1のブロック20Aでは外部アクセスが優先して
実施される。
【0108】第4のサイクルでは、ブロックアドレスA
0〜A1の値が”1”に変化しており、第1のブロック
20Aに対して外部アクセスは要求されていない。ま
た、第4のサイクルにおいて、リフレッシュ要求信号R
FREQ0はHレベルに保持されており、第1のブロッ
ク20Aに対するリフレッシュが要求されている。この
とき、図7のリセット信号生成回路430内のANDゲ
ート432の出力はHレベルとなるので、リセット信号
生成回路430からは、パルス信号Q430(図13
(i))が出力される。そして、RSラッチ410およ
びインバータ411は、パルス信号Q430に応じて外
部アクセス実施信号#EX0をHレベル(非アクティ
ブ)に設定する。
【0109】また、第4のサイクルでは、第1のブロッ
ク20Aに対する外部アクセスの要求が無く、かつ、リ
フレッシュの要求があるので、図6のリフレッシュ実施
信号発生回路44は、リフレッシュ実施信号#RF0
(図13(m))をLレベル(アクティブ)に設定す
る。
【0110】なお、このとき、図8の第1の行プリデコ
ーダ30Aは、リフレッシュアドレスRFA8〜RFA
19を選択して第1の行デコーダ24Aに供給する。し
たがって、第1のブロック20Aでは、リフレッシュア
ドレスRFA8〜RFA19(図13(o))によって
選択された”n”番目のワード線が活性化され、そのワ
ード線上のすべてのメモリセルについてリフレッシュが
実施される。
【0111】第4のサイクルにおいて、リフレッシュ動
作を行うために十分な時間が経過すると、リフレッシュ
実施信号発生回路44は、リフレッシュ実施信号#RF
0をHレベル(非アクティブ)に立ち上げる。リセット
信号発生回路46は、リフレッシュ実施信号#RF0の
立ち上がりエッジに応じて短パルス状のリセット信号R
ST0(図13(n))を発生する。そして、リフレッ
シュ要求信号発生回路50A(図6)は、リセット信号
RST0に応じて、リフレッシュ要求信号RFREQを
Lレベルに戻す。これにより、第1のブロック20Aに
関するリフレッシュ動作が完了する。
【0112】なお、第5のサイクルでは、ブロックアド
レスA0〜A1の値が”0”に変化しているので、外部
アクセス実施信号#EX0は再度Lレベル(アクティ
ブ)に設定される。
【0113】図13と図9とを比較して分かるように、
第1のブロックコントローラ40Aは、外部アクセスの
要求がなく、かつ、リフレッシュ要求がある場合には、
行アドレスA8〜A19が変化しなくても、外部アクセ
ス実施信号#EX0をHレベル(非アクティブ)に設定
する。
【0114】図14は、図13に示すオペレーションサ
イクルにおける各ブロックコントローラ40A〜40D
の動作を示すタイミングチャートであり、図10に対応
する図である。図14(a)〜(e)は、図13(a)
〜(e)と同じである。図14(j)のリフレッシュタ
イミング信号RFTMは図13(k)と同じであり、第
1のブロックコントローラ40Aに関する各信号#EX
0(図14(f)),RFREQ0(図14(k)),
#RF0(図14(o))は、図13(j),(l),
(m)と同じである。
【0115】リフレッシュタイミング信号RFTM(図
14(j))が第2のサイクル期間中にHレベルに立ち
上がると、第3のサイクルにおいて、すべてのリフレッ
シュ要求信号RFREQ0〜RFREQ3(図14
(k)〜(n))がHレベルに設定され、各ブロック2
0A〜20Dに対するリフレッシュが要求される。
【0116】第3のサイクルでは、第1のブロック20
Aに対して外部アクセスが要求されているので、図13
で説明したように、第1のブロック20Aでは外部アク
セスが優先して実施される。一方、他の3つのブロック
20B〜20Dに対して外部アクセスは要求されていな
いので、3つのブロック20B〜20Dではリフレッシ
ュが実施される。すなわち、第3のサイクルでは、3つ
の外部アクセス実施信号#EX1〜#EX3(図14
(g)〜(i))がHレベル(非アクティブ)に設定さ
れるとともに、3つのリフレッシュ実施信号#RF1〜
#RF3(図14(p)〜(r))がLレベル(アクテ
ィブ)に設定される。なお、第3のサイクルでは、3つ
のブロック20B〜20D内のリフレッシュアドレスR
FA8〜RFA19(図14(t))によって選択され
た”n”番目のワード線が活性化され、そのワード線上
のすべてのメモリセルについてリフレッシュが実施され
る。この後、リフレッシュ実施信号#RF1〜#RF3
がHレベルに立ち上がると、リフレッシュ要求信号RF
REQ1〜RFREQ3がLレベルに戻り、3つのブロ
ック20B〜20Dに関するリフレッシュ動作が完了す
る。
【0117】なお、第4のサイクルでは、第2のブロッ
ク20Bに対する外部アクセスが要求されているので、
第2の外部アクセス実施信号#EX1(図14(g))
が再度Lレベル(アクティブ)に設定される。
【0118】ところで、図13,図14で説明したよう
に、各ブロック20A〜20Dにおけるリフレッシュ
は、同じリフレッシュアドレスRFA8〜RFA19
(図14(t))に従って実施されている。すなわち、
リフレッシュアドレスRFA8〜RFA19の値”n”
によって各ブロック20A〜20D内のn番目のワード
線が活性化され、n番目のワード線上のすべてのメモリ
セルがリフレッシュされる。なお、第1のブロック20
Aにおけるリフレッシュは第4のサイクルで実施され、
他のブロック20B〜20Dにおけるリフレッシュは第
3のサイクルで実施されており、各ブロックにおけるリ
フレッシュは、それぞれ1つのサイクル期間中に実施さ
れる。
【0119】各ブロック20A〜20Dにおけるリフレ
ッシュ動作が完了すると、リフレッシュ要求信号RFR
EQ0〜RFREQ3(図14(k)〜(n))がそれ
ぞれLレベルに戻る。図4のリフレッシュカウンタコン
トローラ90は、すべてのリフレッシュ要求信号RFR
EQ0〜RFREQ3がLレベルに戻ると、カウントア
ップ信号#CNTUP(図14(s))を発生する。
【0120】図15は、図4のリフレッシュカウンタコ
ントローラ90の内部構成を示すブロック図である。こ
のコントローラ90は、4入力NORゲート92と、N
ANDゲート94と、遅延回路96と、インバータ98
とを備えている。4入力NORゲート92には、4つの
リフレッシュ要求信号RFREQ0〜RFREQ3が入
力されている。4入力NORゲート92の出力Q92
は、NANDゲート94の一方の入力端子に入力されて
いる。出力Q92は、さらに、遅延回路96で遅延さ
れ、インバータ98で反転された後に、NANDゲート
94の他方の入力端子に入力されている。この構成から
理解できるように、NANDゲート94から出力される
カウントアップ信号#CNTUPは、4つのリフレッシ
ュ要求信号RFREQ0〜RFREQ3が共にLレベル
に立ち下がった後に、遅延回路96における遅延時間だ
けLレベルとなるようなパルス信号となる(図14
(s))。
【0121】リフレッシュカウンタ100(図4)は、
このカウントアップ信号#CNTUPに応じて、リフレ
ッシュアドレスRFA8〜RFA19(図14(t))
の値を1つカウントアップする。従って、次のリフレッ
シュ動作は、”n+1”番目のワード線に関して行われ
る。
【0122】図16は、図15に示すオペレーションサ
イクルにおけるワード線の状態を示すタイミングチャー
トであり、図11に対応する図である。図16(a)〜
(e)は図15(a)〜(e)と同じであり、図16
(f)〜(i)は図15(f)〜(i)と同じであり、
図16(j)〜(m)は図15(o)〜(r)と同じで
ある。また、図16(r)は図15(t)と同じであ
る。
【0123】図16(n)〜(q)は、各ブロック20
A〜20D(図4)のサブアレイ22A〜22D内のワ
ード線WLの状態を示している。
【0124】図17は、図16の各オペレーションサイ
クルにおける各サブアレイ22A〜22D内の活性化さ
れたワード線を模式的に示す説明図であり、図12に対
応する図である。なお、図17は、図12とほぼ同じで
あり、サブアレイ22A〜22Dの右上に「*」が付さ
れたもののみが異なっている。また、サブアレイ22A
〜22D内に破線で描かれた横線は、リフレッシュを実
施する際に活性化されたワード線を示している。
【0125】第3のサイクルでは、図16(f)〜
(i)に示すように、第1の外部アクセス実施信号#E
X0のみがLレベル(アクティブ)に設定されている。
また、図16(j)〜(m)に示すように、第2ないし
第4のリフレッシュ実施信号#RF1〜#RF3がLレ
ベル(アクティブ)に設定されている。したがって、第
3のサイクルでは、図16(n)〜(q),図17
(C)に示すように、第1のサブアレイ22A内の行ア
ドレスA8〜A19(図16(e))によって選択され
る”q”番目のワード線WLqが活性化されるととも
に、他のサブアレイ22B〜22D内のリフレッシュア
ドレスRFA8〜RFA19(図16(r))によって
選択される”n”番目のワード線WLnが活性化され
る。このとき、図16(o)と図11(o)とを比較し
て分かるように、第2のサブアレイ22B内では、”
q”番目のワード線WLqが一旦非活性化された後
に、”n”番目のワード線WLnが活性化される。
【0126】なお、第3のサイクルでは、第1のサブア
レイ22A内のメモリセルに対してのみ外部アクセスが
実施され、第2ないし第4のサブアレイ22B〜22D
内の”n”番目のワード線WLn上のすべてのメモリセ
ルについてリフレッシュが実施される(図17
(C))。
【0127】第4のサイクルでは、第2の外部アクセス
実施信号#EX1のみがLレベル(アクティブ)に設定
されている。また、第1のリフレッシュ実施信号#RF
0(図16(o))のみがLレベル(アクティブ)に設
定されている。したがって、第4のサイクルでは、図1
6(n)〜(q),図17(D)に示すように、第2の
サブアレイ22B内の”q”番目のワード線WLqが再
度活性化されるとともに、第1のサブアレイ22A内の
リフレッシュアドレスRFA8〜RFA19によって選
択される”n”番目のワード線WLnが活性化される。
【0128】なお、第4のサイクルでは、第2のサブア
レイ22B内のメモリセルに対してのみ外部アクセスが
実施され、第1のサブアレイ22A内の”n”番目のワ
ード線WLn上のすべてのメモリセルについてリフレッ
シュが実施される(図17(D))。
【0129】このようにして、4つのブロック20A〜
20Dのサブアレイ22A〜22D内において、同じリ
フレッシュアドレスRFA8〜RFA19で指定され
る”n”番目のワード線上のすべてのメモリセルがリフ
レッシュされる。
【0130】図13〜図17で説明したように、各ブロ
ックコントローラ40A〜40Dは、リフレッシュが要
求されると、外部アクセスが要求されている1つのブロ
ック以外の他のブロックに対応するリフレッシュ実施信
号をアクティブに設定する。このとき、他のブロック内
では、活性化状態で保持されているワード線が非活性化
される。その後、リフレッシュアドレスで選択されたワ
ード線が活性化されて、そのワード線上のすべてのメモ
リセルに対してリフレッシュが実施される。
【0131】そして、外部アクセスが実施される1つの
ブロックに関しては、そのブロックに対する外部アクセ
ス要求が無くなった後に、リフレッシュ実施信号がアク
ティブに設定される。このとき、その1つのブロック内
の活性化状態のワード線が非活性化される。この後、リ
フレッシュアドレスで選択されたワード線が活性化され
て、その活性化されたワード線上のすべてのメモリセル
に対してリフレッシュが実施される。
【0132】このように、本実施例におけるワード線活
性化制御部は、同じ行アドレスを含むアドレスを用いる
オペレーションサイクルが連続する場合に、最初のサイ
クルにおいて活性化された第1のメモリセルブロック内
のワード線を、非活性化することなく最終のサイクルま
で活性化した状態で保持することができる。そして、ワ
ード線活性化制御部は、最初のサイクルより後で最終の
サイクル以前のサイクルにおいてリフレッシュが実行さ
れる場合には、活性化状態のワード線を、リフレッシュ
が実行される前に非活性化させることができる。このよ
うにすれば、半導体メモリ装置においてリフレッシュを
実行することができるとともに、また、リフレッシュが
実行されない期間では、サイクル毎にワード線の活性化
および非活性化を繰り返す必要がないため、ワード線の
活性化に伴う消費電流を低減することが可能となる。
【0133】また、これと同時に、ワード線活性化制御
部は、最初のサイクルより後で最終のサイクル以前のサ
イクルにおいて活性化された第2のメモリセルブロック
内のワード線を、非活性化することなく最終のサイクル
まで活性化した状態で保持することも可能である。そし
て、ワード線活性化制御部は、最初のサイクルより後で
最終のサイクル以前のサイクルにおいてリフレッシュが
実行される場合には、第1のメモリセルブロック内の活
性化状態のワード線を、第1のメモリセルブロックにお
けるリフレッシュが実行される前に非活性化させる。ま
た、第2のメモリセルブロック内に活性化状態のワード
線が含まれる場合には、第2のメモリセルブロック内の
活性化状態のワード線を、第2のメモリセルブロックに
おけるリフレッシュが実行される前に非活性化させるこ
とができる。
【0134】このように、ワード線活性化制御部は、2
以上のメモリセルブロックの中のワード線を同時に活性
化した状態で保持することができ、リフレッシュが必要
となったときには、各メモリセルブロックにおいてリフ
レッシュが実行される前に、各メモリセルブロック内の
活性化状態のワード線を活性化することができる。
【0135】D3.スタンバイサイクルおよびスヌーズ
状態における動作:オペレーションサイクルでは、図9
〜図17で説明したように、外部アクセスとともにリフ
レッシュが実施されるが、スタンバイサイクルとスヌー
ズ状態では、外部アクセスは実施されず、リフレッシュ
のみが実施される。
【0136】図18は、スタンバイサイクルにおける各
ブロックコントローラ40A〜40Dのリフレッシュ動
作を示すタイミングチャートである。スタンバイサイク
ルでは、チップセレクト信号#CS(図18(b))が
Hレベル(非アクティブ)となり、かつ、スヌーズ信号
ZZ(図18(c))がHレベルとなる。
【0137】時刻t11においてリフレッシュタイミン
グ信号RFTM(図18(j))が立ち上がる。その
後、アドレスA0〜A19(図18(d))が変化し
て、ATD信号のパルスが発生する(図18(a))。
なお、スタンバイサイクルにおいては、原則として入出
力アドレスA0〜A19が変化する必要は無い。しか
し、図2で説明したように、本実施例のスタンバイサイ
クルでは、ATD信号に同期してリフレッシュを実行す
る第1のリフレッシュモードが採用されている。そこ
で、外部装置は、スタンバイサイクルの期間中におい
て、少なくとも1つのアドレスビット(例えばA0)を
定期的に変化させて内部リフレッシュを実行させる。こ
のようなアドレスビットの変化の周期は、リフレッシュ
タイミング信号RFTMで規定されるリフレッシュ周期
の1/2以下であることが好ましい。この理由は、リフ
レッシュ周期の1/2以下の期間毎にアドレスビットが
変化すれば、リフレッシュタイミング信号RFTMがH
レベルの期間において必ずATD信号が発生するからで
ある。
【0138】リフレッシュタイミング信号RFTMが立
ち上がると、ATD信号(図18(a))の次の立ち上
がりエッジ(時刻t12)に同期して、各ブロック20
A〜20Dに対するリフレッシュ要求信号RFREQ0
〜RFREQ3(図18(k)〜(n))がHレベルに
立ち上がる。スタンバイサイクルでは、外部アクセスは
行われないので、4つのブロック20A〜20Dに対す
る外部アクセス要求信号#EX0〜#EX3(図18
(f)〜(i))はHレベル(非アクティブ)に保持さ
れ、リフレッシュ実施信号#RF0〜3(図18(o)
〜(r))はLレベル(アクティブ)に設定される。こ
の結果、4つのブロック20A〜20Dにおいて、同じ
リフレッシュアドレスRFA8〜RFA19(図18
(t))で指定される”n”番目のワード線上のすべて
のメモリセルがリフレッシュされる。
【0139】4つのブロック20A〜20Dにおけるリ
フレッシュ動作がすべて完了すると、4つのリフレッシ
ュ要求信号RFREQ0〜RFREQ3(図18(k)
〜(n))がLレベルに戻る。リフレッシュカウンタコ
ントローラ90(図4)は、これらのリフレッシュ要求
信号RFREQ0〜RFREQ3のレベル変化に応じ
て、カウントアップ信号#CNTUP(図18(s))
を発生する。
【0140】このように、スタンバイサイクルでは、い
ずれのブロック20A〜20Dに対しても外部アクセス
が無いので、4つのブロック20A〜20Dにおいて同
時にリフレッシュ動作が実行される。
【0141】図19は、スヌーズ状態における各ブロッ
クコントローラ40A〜40Dのリフレッシュ動作を示
すタイミングチャートである。スヌーズ状態では、チッ
プセレクト信号#CS(図19(b))がHレベル(非
アクティブ)となり、かつ、スヌーズ信号ZZ(図19
(c))がLレベルとなる。なお、スヌーズ状態では、
ATD信号(図19(a))は発生しない。
【0142】時刻t21においてリフレッシュタイミン
グ信号RFTM(図19(j))が立ち上がると、直ち
に4つのブロック20A〜20Dに対するリフレッシュ
要求信号RFREQ0〜RFREQ3(図19(k)〜
(n))がHレベルに立ち上がる。スヌーズ状態では外
部アクセスは行われないので、4つのブロック20A〜
20Dに対する外部アクセス実施信号#EX0〜#EX
3(図19(f)〜(i))はHレベル(非アクティ
ブ)に保持され、リフレッシュ実施信号#RF0〜#R
F3(図19(o)〜(r))はLレベル(アクティ
ブ)に立ち下がる。この結果、4つのブロック20A〜
20Dにおいて、同じn番目のワード線上のすべてのメ
モリセルがリフレッシュされる。その後の動作は、図1
8に示したスタンバイサイクルのものと同じである。
【0143】以上のように、オペレーションサイクルや
スタンバイサイクルにおいては、リフレッシュタイミン
グ信号RFTMによってリフレッシュ動作をすべきこと
が通知されると、ATD信号に同期してリフレッシュ要
求信号RFREQ0が発生し、これに応じてリフレッシ
ュ動作が開始される(図2の第1のリフレッシュモー
ド)。一方、スヌーズ状態では、リフレッシュ動作の開
始タイミングはATD信号に同期しておらず、リフレッ
シュタイミング信号RFTMによってリフレッシュ動作
の開始時期が示されると、直ちに4つのブロック20A
〜20Dにおいて同時にリフレッシュ動作が実行される
(図2の第2のリフレッシュモード)。
【0144】なお、図18に示すように、本実施例のス
タンバイサイクルでは、第1のリフレッシュモードに従
ってリフレッシュ動作を行っているが、これに代えて、
第2のリフレッシュモードに従ってリフレッシュ動作を
行うようにしてもよい。こうすれば、スタンバイサイク
ルの期間中において、アドレスを定期的に変化させてA
TD信号を発生させる必要がなくなるという利点があ
る。
【0145】E.電子機器への適用例:図20は、本発
明による半導体メモリ装置を利用した電子機器の一実施
例としての携帯電話機の斜視図である。この携帯電話機
600は、本体部610と、蓋部620とを備えてい
る。本体部610には、キーボード612と、液晶表示
部614と、受話部616と、本体アンテナ部618と
が設けられている。また、蓋部620には、送話部62
2が設けられている。
【0146】図21は、図20の携帯電話機600の電
気的構成を示すブロック図である。CPU630には、
バスラインを介して、キーボード612と、液晶表示部
614を駆動するためのLCDドライバ632と、SR
AM640と、VSRAM642と、EEPROM64
4とが接続されている。
【0147】SRAM640は、例えば高速なキャッシ
ュメモリとして利用される。また、VSRAM642
は、例えば画像処理用の作業メモリとして利用される。
このVSRAM642(擬似SRAMあるいは仮想SR
AMと呼ばれる)としては、上述したメモリチップ30
0を採用することができる。EEPROM644は、携
帯電話機600の各種の設定値を格納するために利用さ
れる。
【0148】携帯電話機600の動作を一時的に停止さ
せるときには、VSRAM642をスヌーズ状態に維持
しておくことができる。こうすれば、VSRAM642
が内部リフレッシュを自動的に行うので、VSRAM6
42内のデータを消失させずに保持しておくことが可能
である。特に、本実施例のメモリチップ300は比較的
大容量なので、画像データなどの大量のデータを長時間
保持し続けることができるという利点がある。
【0149】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0150】(1)上記実施例では、ATD回路(図
4)が設けられており、ATD信号をブロックコントロ
ーラ40A〜40Dなどのクロック信号として用いてい
るが、これに代えて、外部装置からクロック信号を供給
するようにしてもよい。
【0151】(2)上記実施例では、メモリセルアレイ
20は4つのブロック20A〜20Dに区分されている
が、メモリセルアレイ20は1つのブロックとして扱わ
れてもよい。この場合には、ワード線活性化制御部は、
図4においてブロック毎に設けられている行プリデコー
ダ30A〜30Dと、ブロックコントローラ40A〜4
0Dと、リフレッシュ要求信号発生回路50A〜50D
とを、1つずつ備えていればよい。なお、この場合に
は、アドレスは、ブロックアドレスを含まず、行アドレ
スおよび列アドレスを含むこととなる。
【0152】このように、メモリセルアレイ20が1つ
のブロックとして扱われる場合には、ワード線活性化制
御部は、外部アクセスが要求されたときに、そのブロッ
ク内の行アドレスで選択されたワード線を活性化し、活
性化したワード線を後続のサイクルで用いられるアドレ
スのうちの行アドレスが変化するまで保持すればよい。
なお、同じ行アドレスを含むアドレスが用いられる後続
のサイクルにおいて、異なる列アドレスが用いられる場
合には、すでに活性化されたワード線上の異なるメモリ
セルに対して外部アクセスが実施される。
【0153】そして、リフレッシュを実行する場合に
は、外部アクセスを中止させて、活性化状態のワード線
を非活性化させればよい。
【0154】なお、外部アクセスの中止は、メモリチッ
プ内部で強制的に行ってもよいし、外部装置(例えばC
PU)が行ってもよい。すなわち、本実施例のワード線
活性化制御部は、リフレッシュ制御部の機能を有し、こ
れによりリフレッシュと外部アクセスとの調停を行って
いるが、外部装置がリフレッシュ制御部の機能を有して
いてもよい。外部装置は、半導体メモリ装置でリフレッ
シュが必要となったときには、メモリチップへのアクセ
スを中止すればよい。
【0155】一般に、ワード線活性化制御部は、同じ行
アドレスを含むアドレスを用いるオペレーションサイク
ルが連続する場合に、その連続するサイクルのうちの最
初のサイクルにおいて活性化されたワード線を、非活性
化することなく最終のサイクルまで活性化した状態で保
持することが可能であればよい。これと同時に、ワード
線活性化制御部は、最初のサイクルより後で最終のサイ
クル以前のサイクルにおいてリフレッシュが実行される
場合には、活性化状態のワード線を、リフレッシュが実
行される前に非活性化させることができるように構成さ
れていればよい。
【0156】なお、上記のように、メモリセルアレイ2
0が1つのブロックとして扱われる場合には、リフレッ
シュは、外部アクセスが実施されない期間中に実施され
る必要がある。しかしながら、上記実施例のように、メ
モリセルアレイを複数のブロックに区分すれば、1つの
ブロックにおいて外部アクセスが実施される期間中に、
他のブロックにおいてリフレッシュを実施することが可
能となり(リフレッシュの透過性)、この結果、データ
の読み出しまたは書き込みを比較的高速に行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのメモリチップ300の
端子の構成を示す説明図である。
【図2】チップセレクト信号#CSとスヌーズ信号ZZ
の信号レベルに応じたメモリチップ300の動作状態の
区分を示す説明図である。
【図3】メモリチップ300の動作の概要を示すタイミ
ングチャートである。
【図4】メモリチップ300の内部構成を示すブロック
図である。
【図5】ATD回路110の内部構成を示すブロック図
である。
【図6】図4の第1のブロックコントローラ40Aの内
部構成を示すブロック図である。
【図7】図6の外部アクセス実施信号発生回路42の内
部構成を示すブロック図である。
【図8】図4の第1の行プリデコーダ30Aの内部構成
を示すブロック図である。
【図9】オペレーションサイクルにおける第1のブロッ
クコントローラ40A(図6)の動作を示すタイミング
チャートである。
【図10】図9に示すオペレーションサイクルにおける
各ブロックコントローラ40A〜40Dの動作を示すタ
イミングチャートである。
【図11】図10に示すオペレーションサイクルにおけ
るワード線の状態を示すタイミングチャートである。
【図12】図11の各オペレーションサイクルにおける
各サブアレイ22A〜22D内の活性化されたワード線
を模式的に示す説明図である。
【図13】オペレーションサイクルにおいてリフレッシ
ュ要求があった場合の第1のブロックコントローラ40
A(図6)の動作を示すタイミングチャートであり、図
9に対応する図である。
【図14】図13に示すオペレーションサイクルにおけ
る各ブロックコントローラ40A〜40Dの動作を示す
タイミングチャートであり、図10に対応する図であ
る。
【図15】図4のリフレッシュカウンタコントローラ9
0の内部構成を示すブロック図である。
【図16】図15に示すオペレーションサイクルにおけ
るワード線の状態を示すタイミングチャートであり、図
11に対応する図である。
【図17】図16の各オペレーションサイクルにおける
各サブアレイ22A〜22D内の活性化されたワード線
を模式的に示す説明図であり、図12に対応する図であ
る。
【図18】スタンバイサイクルにおける各ブロックコン
トローラ40A〜40Dのリフレッシュ動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図19】スヌーズ状態における各ブロックコントロー
ラ40A〜40Dのリフレッシュ動作を示すタイミング
チャートである。
【図20】本発明による半導体メモリ装置を利用した電
子機器の一実施例としての携帯電話機の斜視図である。
【図21】図20の携帯電話機600の電気的構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
10…データ入出力バッファ 20…メモリセルアレイ 20A〜20D…ブロック 22A〜22D…メモリサブアレイ 24A〜24D…行デコーダ 26A〜26D…列デコーダ 28A〜28D…ゲート 30A〜30D…行プリデコーダ 34,36…スイッチ&ラッチ回路 38…判定回路 40A〜40D…ブロックコントローラ 42…外部アクセス実施信号発生回路 44…リフレッシュ実施信号発生回路 46…リセット信号発生回路 50A〜50D…リフレッシュ要求信号発生回路 60…アドレスバッファ 110…ATD回路 70…リフレッシュタイマ 90…リフレッシュカウンタコントローラ 92…4入力NORゲート 94…NANDゲート 96…遅延回路 98…インバータ 100…リフレッシュカウンタ 110…アドレス遷移検出回路(ATD回路) 111…遷移検出回路 112…インバータ 113,114…パルス発生回路 115…ORゲート 118…12入力ORゲート 130…行アドレス遷移検出回路(RATD回路) 300…メモリチップ 410…RSラッチ 411…インバータ 420…セット信号生成回路 421…インバータ 422…デコーダ 423…3入力ANDゲート 424…パルス発生回路 430…リセット信号生成回路 431…インバータ 432…ANDゲート 434,438…パルス発生回路 436…3入力ORゲート 600…携帯電話機 610…本体部 612…キーボード 614…液晶表示部 616…受話部 618…本体アンテナ部 620…蓋部 622…送話部 630…CPU 632…LCDドライバ 640…SRAM 642…VSRAM 644…EEPROM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月16日(2001.10.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】このように、複数のメモリセルブロックが
設けられている場合には、ワード線活性化制御部は、2
以上のメモリセルブロックの中のワード線を同時に活性
化した状態で保持することができる。そして、リフレッ
シュが必要となったときには、各メモリセルブロックに
おいてリフレッシュが実行される前に、各メモリセルブ
ロック内の活性化状態のワード線を活性化することが
できる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0122
【補正方法】変更
【補正内容】
【0122】図16は、図14に示すオペレーションサ
イクルにおけるワード線の状態を示すタイミングチャー
トであり、図11に対応する図である。図16(a)〜
(e)は図14(a)〜(e)と同じであり、図16
(f)〜(i)は図14(f)〜(i)と同じであり、
図16(j)〜(m)は図14(o)〜(r)と同じで
ある。また、図16(r)は図14(t)と同じであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0134
【補正方法】変更
【補正内容】
【0134】このように、ワード線活性化制御部は、2
以上のメモリセルブロックの中のワード線を同時に活性
化した状態で保持することができ、リフレッシュが必要
となったときには、各メモリセルブロックにおいてリフ
レッシュが実行される前に、各メモリセルブロック内の
活性化状態のワード線を活性化することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0137
【補正方法】変更
【補正内容】
【0137】時刻t11においてリフレッシュタイミン
グ信号RFTM(図18(j))が立ち上がる。その
後、アドレスA0〜A19(図18(d))が変化し
て、ATD信号のパルスが発生する(図18(a))。
なお、スタンバイサイクルにおいては、原則としてア
レスA0〜A19が変化する必要は無い。しかし、図2
で説明したように、本実施例のスタンバイサイクルで
は、ATD信号に同期してリフレッシュを実行する第1
のリフレッシュモードが採用されている。そこで、外部
装置は、スタンバイサイクルの期間中において、少なく
とも1つのアドレスビット(例えばA0)を定期的に変
化させて内部リフレッシュを実行させる。このようなア
ドレスビットの変化の周期は、リフレッシュタイミング
信号RFTMで規定されるリフレッシュ周期の1/2以
下であることが好ましい。この理由は、リフレッシュ周
期の1/2以下の期間毎にアドレスビットが変化すれ
ば、リフレッシュタイミング信号RFTMがHレベルの
期間において必ずATD信号が発生するからである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】図14に示すオペレーションサイクルにおけ
るワード線の状態を示すタイミングチャートであり、図
11に対応する図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体メモリ装置であって、 ダイナミック型のメモリセルがマトリクス状に配列され
    た少なくとも1つのメモリセルブロックと、 前記メモリセルブロック内の複数本のワード線のうちの
    1本を選択するための行アドレスを含むアドレスが入力
    されるアドレス入力部と、 前記アドレスに従って選択されるメモリセルに対応する
    データを入出力するためのデータ入出力部と、 前記ワード線の活性化を制御するためのワード線活性化
    制御部と、を備え、 前記ワード線活性化制御部は、 前記行アドレスに変化があるか否かを検出するための行
    アドレス遷移検出部を備えており、 前記ワード線活性化制御部は、(a)前記メモリセルに
    対し、データの読み出しと書き込みとの少なくとも一方
    が可能なサイクルであって、同じ行アドレスを含むアド
    レスを用いる前記サイクルが連続し、前記連続するサイ
    クルにおいて前記行アドレスの変化が前記行アドレス遷
    移検出部によって検出されない第1の場合には、 前記連続するサイクルのうちの最初のサイクルにおいて
    活性化されたワード線を、非活性化することなく前記連
    続するサイクルのうちの最終のサイクルまで活性化した
    状態で保持することが可能であり、(b)前記最初のサ
    イクルより後で前記最終のサイクル以前のサイクルにお
    いてリフレッシュが実行される第2の場合には、 前記活性化状態のワード線を、前記リフレッシュが実行
    される前に非活性化させることを特徴とする半導体メモ
    リ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体メモリ装置であっ
    て、 前記アドレス入力部には、前記行アドレスとともに列ア
    ドレスも同時に入力され、 前記行アドレスは、複数ビットで構成される前記アドレ
    スのうちの最も上位にある複数のビットに割り当てられ
    ている、半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体メモリ装
    置であって、 前記半導体メモリ装置には、前記メモリセルブロックが
    複数設けられており、 前記アドレスは、前記複数のメモリセルブロックのうち
    の任意の1つのメモリセルブロックを選択するためのブ
    ロックアドレスを含んでおり、 前記ワード線活性化制御部は、 前記第1の場合には、 前記最初のサイクルにおいて活性化された第1のメモリ
    セルブロック内のワード線を、非活性化することなく前
    記最終のサイクルまで活性化した状態で保持することが
    可能であるとともに、 さらに、前記最初のサイクルより後で前記最終のサイク
    ル以前の任意のサイクルにおいて、前記第1のメモリセ
    ルブロックとは異なる任意の第2のメモリセルブロック
    内のメモリセルに対し、データの読み出しまたは書き込
    みを実行した場合には、 前記任意のサイクルにおいて活性化された前記第2のメ
    モリセルブロック内のワード線を、非活性化することな
    く前記最終のサイクルまで活性化した状態で保持するこ
    とが可能であり、 前記第2の場合には、 前記第1のメモリセルブロック内の活性化状態のワード
    線を、前記第1のメモリセルブロックにおいて前記リフ
    レッシュが実行される前に非活性化させるとともに、 さらに、前記第2のメモリセルブロック内に活性化状態
    のワード線が含まれる場合には、 前記第2のメモリセルブロック内の活性化状態のワード
    線を、前記第2のメモリセルブロックにおいて前記リフ
    レッシュが実行される前に非活性化させる、半導体メモ
    リ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体メモリ装置であっ
    て、 前記リフレッシュは、前記複数のメモリセルブロックの
    中の1つのメモリセルブロックにおいてデータの読み出
    しまたは書き込みが実行されるサイクルでは、前記デー
    タの読み出しまたは書き込みが実行されるメモリセルブ
    ロック以外のメモリセルブロックにおいて実行され、前
    記データの読み出しまたは書き込みが実行されるメモリ
    セルブロックに関しては、当該読み出しまたは書き込み
    が終了した後のサイクルで実行され、 前記ワード線活性化制御部は、 前記リフレッシュが実行される各メモリセルブロック内
    に活性化状態のワード線が含まれる場合には、当該活性
    化状態のワード線を、各メモリセルブロックにおいて前
    記リフレッシュが実行される直前に非活性化させる、半
    導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 ダイナミック型のメモリセルがマトリク
    ス状に配列された少なくとも1つのメモリセルブロック
    と、前記メモリセルブロック内の複数本のワード線のう
    ちの1本を選択するための行アドレスを含むアドレスが
    入力されるアドレス入力部と、前記アドレスに従って選
    択されるメモリセルに対応するデータを入出力するため
    のデータ入出力部と、を備える半導体メモリ装置におい
    て、前記ワード線の活性化を制御するための方法であっ
    て、(a)前記メモリセルに対し、データの読み出しと
    書き込みとの少なくとも一方が可能なサイクルであっ
    て、同じ行アドレスを含むアドレスを用いる前記サイク
    ルが連続し、前記連続するサイクルにおいて前記行アド
    レスの変化が検出されない第1の場合には、 前記連続するサイクルのうちの最初のサイクルにおいて
    活性化されたワード線を、非活性化することなく前記連
    続するサイクルのうちの最終のサイクルまで活性化した
    状態で保持することが可能であり、(b)前記最初のサ
    イクルより後で前記最終のサイクル以前のサイクルにお
    いてリフレッシュが実行される第2の場合には、 前記活性化状態のワード線を、前記リフレッシュが実行
    される前に非活性化させることを特徴とするワード線の
    活性化制御方法。
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