JP2002131902A - フォトスペーサ用感光性樹脂組成物 - Google Patents

フォトスペーサ用感光性樹脂組成物

Info

Publication number
JP2002131902A
JP2002131902A JP2000325493A JP2000325493A JP2002131902A JP 2002131902 A JP2002131902 A JP 2002131902A JP 2000325493 A JP2000325493 A JP 2000325493A JP 2000325493 A JP2000325493 A JP 2000325493A JP 2002131902 A JP2002131902 A JP 2002131902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photopolymerization initiator
photo
spacer
photosensitive resin
liquid crystal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000325493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4491954B2 (ja
Inventor
Hiroki Omori
宏紀 大森
Mizuhito Tani
瑞仁 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2000325493A priority Critical patent/JP4491954B2/ja
Publication of JP2002131902A publication Critical patent/JP2002131902A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4491954B2 publication Critical patent/JP4491954B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Filters (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フォトスペーサに影響されて配向膜が気泡を抱
き込んだり、フォトスペーサ近傍のラビング処理が不安
定性なものとならず、且つ機械的強度の高いフォトスペ
ーサとなるフォトスペーサ用感光性樹脂組成物を提供す
ること。 【解決手段】フォトスペーサ用感光性樹脂組成物の光重
合開始剤がα−アミノケトン系光重合開始剤であるこ
と。また、チオキサンソン系光重合開始剤を含有するこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に用
いるフォトスペーサ形成用の材料として好適な感光性樹
脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置の技術においては、
カラーフィルタ側基板と薄膜トランジスタ(TFT)側
基板の両基板間に液晶層の厚みを保つために、スペーサ
と呼ばれるガラス又は樹脂製の透明球状体粒子(ビー
ズ)をセル内部に散布している。このスペーサは透明な
粒子であることから、画素内に液晶と一諸にスペーサが
入っていると、黒色表示時にスペーサ粒子を介して光が
漏れてしまい、また、液晶が封入されている両基板間に
スペーサ粒子が存在することによって、スペーサ粒子近
傍の液晶分子の配向が乱され、この部分で光漏れを生
じ、液晶表示装置のコントラストが低下し表示品質に悪
影響を及ぼすといった問題を有している。また、例え
ば、強誘電性液晶のように、両基板間の間隔(液晶層の
厚み)が狭い液晶表示装置においては、このスペーサ粒
子を用いて両基板間の間隔を均一に精度よく保ことは困
難なことである。
【0003】このような問題を解決する技術として、例
えば、感光性樹脂を用い、部分的なパターン露光〜現像
というフォトファブリケーション法により、所望の位
置、例えば、画素間の格子パターン状の遮光膜ブラック
マトリクスの位置に、柱状の樹脂製スペーサを形成する
方法が提案されている。このようなスペーサを以下フォ
トスペーサという。このフォトスペーサは、画素を避け
た位置に形成できるので、上記のような表示品質に悪影
響を及ぼすことがなくなり、表示品質の向上が望める。
また、液晶表示装置のパネルとしての機械的強度や耐衝
撃性が向上したものとなり、大型の液晶表示装置におい
ては好ましいものとなる。
【0004】一方、このフォトスペーサを用いた際には
以下のような問題がある。すなわち、液晶表示装置にお
いては、両基板間の液晶分子の配向を制御するために、
液晶表示装置を構成する両基板上、例えば、カラーフィ
ルタ上に形成されたポリイミドなどの配向膜の表面をバ
フ布などでラビング処理を行うが、フォトスペーサを設
けた後の配向膜の形成時に、例えば、フォトスペーサの
断面形状が柱状、すなわち、フォトスペーサの下部から
上部まで一様な幅を有する断面形状のフォトスペーサで
あると、このフォトスペーサに影響されてポリイミドの
配向膜が気泡を抱き込んでしまうことがある。加えて、
フォトスペーサ近傍のラビング処理が不安定なものとな
り表示品質を劣化させるおそれがある。
【0005】また、更に、フォトスペーサに対する要望
としては、単位面積当たりの機械的強度をできるだけ高
くしたいといったものがある。この要望は、例えば、液
晶表示装置を構成する両基板を貼り合わせる際に、両基
板の周辺部にシール部を設け、両基板間の間隔ができる
だけ平行になるようにして、上下定盤間に力を加えシー
ル部及びフォトスペーサを圧着し貼り合わせるが、この
フォトスペーサの機械的強度が弱いと間隔が均一になら
ず、液晶表示装置としては表示品質が劣化し、例えば、
色むらが顕著なものとなってしまうので、これを回避す
るためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記要望を
叶え、上記問題を解決するためになされたものであり、
機械的強度を高くしたフォトスペーサを形成することの
できる、且つ基板上に配向膜を形成する際に、予め形成
されたフォトスペーサに影響されてポリイミドの配向膜
が気泡を抱き込んでしまうことがなく、また、配向膜の
表面にラビング処理を行う際に、フォトスペーサ近傍の
ラビング処理が不安定にならず、基板上に配向膜を形成
しラビング処理を行うことのできるフォトスペーサ用感
光性樹脂組成物を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶表示装置
を構成するカラーフィルタ側基板もしくはTFT側基板
にフォトスペーサを形成する際に用いる、アルカリ可溶
性樹脂、光重合開始剤、光重合性モノマーを主成分とす
るフォトスペーサ用感光性樹脂組成物であって、該光重
合開始剤がα−アミノケトン系光重合開始剤であること
を特徴とするフォトスペーサ用感光性樹脂組成物であ
る。
【0008】また、本発明は、上記発明によるフォトス
ペーサ用感光性樹脂組成物において、前記光重合開始剤
が、α−アミノケトン系光重合開始剤100重量%に対
し、チオキサンソン系光重合開始剤を5〜50重量%含
有することを特徴とするフォトスペーサ用感光性樹脂組
成物である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明によるフォトスペー
サ用感光性樹脂組成物を、その実施形態に基づいて詳細
に説明する。本発明におけるアルカリ可溶性樹脂とは、
パターン露光後の現像において、非露光部がアルカリ性
現像液により溶解除去できる樹脂を言い、具体的には、
アクリル酸を含む(メタ)アクリル系樹脂、マレイン酸
系樹脂、ロジン系樹脂などがあげられる。本発明の場
合、とりわけ(メタ)アクリル系樹脂が適している。
【0010】また、光重合性モノマーとは、露光するこ
とで重合するモノマーであって、具体的には、多官能ア
クリレートの一群、すなわちペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレートのカプロラクトン付加物のヘキサ(メタ)ア
クリレート、メラミン(メタ)アクリレートなどがあげ
られる。
【0011】また、α−アミノケトン系光重合開始剤と
しては、2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル
ト2−モルフオリノプロパンー1−オン(イルガキュア
907:チバスペシヤリティーケミカルズ社製:商品
名)、2−ベンジル−2−ジメチルアミノート(4−モ
ルフオリノフエニルトブタノン−1(イルガキュア 3
69:チバスペシヤリティーケミカルズ社製:商品名)
などがあげられる。これらのα−アミノケトン系光重合
開始剤は、フォトスペーサに腰の強さ、すなわち、フォ
トスペーサ自体の単位面積当たりの機械的強度を与える
ものである。具体的には、フォトスペーサ1個あたり1
0mN/100μm2 の荷重を加えたとき、フォトス
ペーサの縦方向の塑性変形量がフォトスペーサの高さ
5.0μmに対し0.15μm以下にまで強化できる。
【0012】また、都合の良いことに、α−アミノケト
ン系光重合開始剤はフォトスペーサの上面の硬化を促進
し、上面を平坦にする作用がある。この作用は、上から
の圧力に抗すべきフォトスペーサにとっては、望ましい
作用と言える。なぜならば、フォトスペーサの上面が凸
状に膨れていると、上からの圧力が頭頂部の狭い面積に
集中してかかり、その結果、フォトスペーサの塑性変形
量が大きくなったり、割れたりして、両基板間の均一な
間隔が得にくくなるからである。
【0013】また、本発明においては、上記のα−アミ
ノケトン系光重合開始剤とともにチオキサンソン系光重
合開始剤を併用することが推奨される。チオキサンソン
系光重合開始剤としては、チオキサンソン、2−クロル
チオキサンソン、2−メチルチオキサンソン、2,4−
ジメチルチオキサンソン、イソプロピルチオキサンソ
ン、2,4−ジクロロチオキサンソン、2,4−ジエチ
ルチオキサンソン、2,4−ジイソプロピルチオキサン
ソン等があげられる。
【0014】これらのチオキサンソン系光重合開始剤を
用いることにより、柱状のフォトスペーサの縦方向断面
の本来の長方形を、上部よりも下部の幅が大きくなった
縦方向断面が台形の形状とすることができる。縦方向断
面が台形のフォトスペーサは、形状がなだらかなものと
なり、フォトスペーサ形成後にポリイミドの配向膜を塗
布しても、フォトスペーサが悪影響を及ぼすことなく、
ポリイミドの塗布膜が気泡を抱き込んでしまうことがな
くなる。加えて、フォトスペーサ近傍のラビング処理が
安定したものとなり、表示品質を劣化させるおそれがな
くなる。
【0015】チオキサンソン系光重合開始剤の添加量
は、前記のα−アミノケトン系光重合開始剤100重量
%に対し、5〜50重量%が適当である。チオキサンソ
ン系光重合開始剤を添加するほど、縦方向断面の台形の
底辺と側辺とのなす角(テーパー角)θが小さくなり、
台形の側辺が傾く傾向にある。その値は、上記の添加量
では、約30°<θ<約90°の範囲が対応する。そし
て、この範囲で制御できることが実用的である。
【0016】
【実施例】<実施例1> (各色感光性樹脂組成物の調製)2−エチルヘキシルア
クリレート 40g、メチルメタアクリレート 40
g、メタクリル酸 20g、シクロヘキサノン 300
g、2,2,−アゾビスイソブチロニトリル 0.5g
を窒素気流中で攪拌しながら80℃で5時間加熱反応さ
せ粘調な液体を得た。この液体100gに対して、青色
色剤(BASF社製、フタロシアニンブルー) 25
g、分散剤(ゼネカ(株)製:商品名「ソルスパース
24000」)5g、シクロヘキサノン 100g、ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート 20g、ビ
ス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン 3g、ビイミダ
ゾール誘導体(保土ヶ谷化学(株)製:商品名「B−C
IM」) 5gを加え、青色感光性樹脂組成物を得た。
また、青色色剤のフタロシアニンブルーに代えて、赤色
色剤(チバガイギー社製、アントラキノンレッド)を用
いて赤色感光性樹脂組成物を得、さらに緑色色剤(ヘキ
スト社製、フタロシアニングリーン)を用いて緑色感光
性樹脂組成物を得た。
【0017】(フォトスペーサ用感光性樹脂組成物の調
製)アルカリ可溶性樹脂として、アクリレート樹脂(ダ
イセル化学工業(株)社製:商品名「サイクロマーP−
ACA200M」)、光重合性モノマーとしてジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート(東亜合成(株)
製:商品名「M400」)、α−アミノケトン系光重合
開始剤として、イルガキュア907(チバスペシヤリテ
ィーケミカルズ社製:商品名)もしくはイルガキュア3
69(チバスペシヤリティーケミカルズ社製:商品
名)、希釈溶剤としてプロピレングリコールモノメチル
エーテルアセテートを用い、攪拌溶解させることで表1
に示す組成1、組成2、組成3、組成4の配合比にてフ
ォトスペーサ用感光性樹脂組成物を4種調製した。
【0018】
【表1】
【0019】(カラーフィルタの作製)まず、樹脂ブラ
ックマトリクス基板上に上記青色感光性樹脂組成物をス
ピンコーターで乾燥膜厚1.5μmになるように全面塗
布し、80℃でプレベイクを行ない、ニコン社製アライ
ナーにより超高圧水銀灯で露光量100mJ/cm2に
なるようにパターン露光した。露光後、0.5wt%の
水酸化ナトリウム水溶液により現像し、青色パターンを
形成し、230℃、1時間の加熱定着を行なった。さら
に同様にして赤色パターン、緑色パターンを形成し、
青、赤、緑の各着色パターンを形成した。得られた青、
赤、緑の各着色パターンが形成された基板上に、スパッ
タリング法にてITO膜を形成し、液晶表示装置用カラ
ーフィルタを得た。ITO膜厚は150nmであり、表
面抵抗は20Ω/cm2 であった。
【0020】(フォトスペーサの作製)こうして得たれ
たカラーフィルタのITO面に、上記フォトスペーサ用
感光性組成物を600〜1000rpmでスピンコート
し、5.0μmの膜厚を得た。その後70℃、15分の
プレベークを行なった。得られた基板に10μm角のド
ットパターンマスクを介し、精度良くアライメントを行
ない、コート面側から露光(30〜80mJ/cm2
)し、2.5wt%の炭酸ナトリウム水溶液で現像
し、現像後良く水洗した。水洗乾燥後、230℃、30
分間ベークを行ない、非表示部にパターン状のフォトス
ペーサを得た。組成1、組成2、組成3、組成4共に、
形成したフォトスペーサは上面平坦性に優れたものであ
った。さらにチオキサンソン系光重合開始剤ジイソプロ
ピルチオキサンソン(DITX)を添加した組成2、組
成3は組成1と比べ、さらに高精度にテーパー角を制御
することができた。
【0021】(液晶表示装置の作製)組成1、組成2、
組成3、組成4の感光性樹脂組成物を用いた、フォトス
ペーサが設けられた4種のカラーフィルタのITO膜上
にポリイミド系配向膜を設け、ラビング処理を施した。
また、対向するTFT側基板についてもポリイミド系の
配向膜を設け、ラビング処理を施し、この2枚の基板を
エポキシ接着剤をシール剤として用い張り合わせた後に
シール部に設けられた注入口から液晶を注入した。液晶
注入後、注入口を封止し、偏光板を両基板の外側に貼り
あわせて4種の液晶表示装置を作成した。
【0022】得られたフォトスペーサが設けられた液晶
表示装置の表示品質は、表示むらが無く一様に良好であ
った。表示面の一部を指で押したところ、押した前後で
表示品質に変化が無かった。特に、組成2、組成3は、
組成1に比べ耐圧強度、配向膜塗布性、表示品質に優れ
ていた。また、この液晶表示装置は、−40℃で1週間
放置しても気泡の発生は見られなかった。なお、チオキ
サンソン系光重合開始剤は、下記に示す化合物(1)に
記載の化合物全てにおいて同様の効果が確認できた。
【0023】
【化1】
【0024】<比較例1> (フォトスペーサ用感光性樹脂組成物の調製)アルカリ
可溶性樹脂としてアクリレート樹脂(ダイセル化学工業
(株)社製:商品名「サイクロマーP−ACA200
M」)、光重合性モノマーとしてジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレート(東亜合成(株)製:商品名「M
400」)を用い、光重合開始剤には、組成1としてメ
タロセン系光重合開始剤「イルガキュア784」を用
い、組成2としてα−ヒドロキシケトン系光重合開始剤
「イルガキュア2959」(いずれもチバスペシヤリテ
ィーケミカルズ社製:商品名)を用いた。希釈溶剤とし
てプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
を用い、表2に示す組成にてフォトスペーサ用感光性樹
脂組成物の調製した。
【0025】
【表2】
【0026】(フォトスペーサの作製)得られたフォト
スペーサ用感光性樹脂組成物を、実施例1に記載のカラ
ーフィルタのITO面上に、600〜1000rpmで
スピンコートし、5.0μmの膜厚を得た。その後70
℃、15分のプレベークを行なった。得られた基板に1
0μm角のドットパターンマスクを介し、精度良くアラ
イメントを行ない、コート面側から露光(50〜500
mJ/cm2 )し、2.5wt%の炭酸ナトリウム水
溶液で現像し、現像後良く水洗した。水洗乾燥後、23
0℃、30分間ベークを行ない、非表示部に組成1、組
成2によるパターン状のフォトスペーサを得た。
【0027】(液晶表示装置の作製)組成1、組成2の
フォトスペーサ用感光性樹脂組成物を用いたフォトスペ
ーサが設けられたカラーフィルタのITO膜上にポリイ
ミド系配向膜を設け、ラビング処理を施した。また、対
向するTFT側基板についてもポリイミド系の配向膜を
設けラビング処理を施し、この2枚の基板をエポキシ接
着剤をシール剤として用い貼り合わせた後にシール部に
設けられた注入口から液晶を注入した。液晶注入後、注
入口を封止し、偏光板を基板の外側に貼りあわせて液晶
表示装置を作成した。
【0028】組成1、組成2を用いた、フォトスペーサ
が設けられた液晶表示装置の表示品質は、表示むらが発
生し良好な表示品質が得られなかった。また、表示面の
一部を指で押したところ、押した前後で表示品質に変化
が見られ、表示むらが発生した。また、この液晶表示装
置をマイナス40℃で1週間放置したところ、組成2を
用いた液晶表示装置に気泡が発生し不良となった。
【0029】表3及び表4に、実施例1、及び比較例1
におけるフォトスペーサの形状、及びパネル特性を示
す。
【0030】
【表3】
【0031】
【表4】
【0032】
【発明の効果】本発明は、アルカリ可溶性樹脂、α−ア
ミノケトン系光重合開始剤、光重合性モノマーを主成分
とするフォトスペーサ用感光性樹脂組成物であるので、
フォトスペーサの上面を平坦にすることができ、フォト
スペーサの塑性変形量が大きくなったり、割れたりし
て、両基板間の間隔が不均一な間隔となることはない。
また、フォトスペーサに腰の強さを与えるので、機械的
強度が高くなる。
【0033】また、本発明は、上記フォトスペーサ用感
光性樹脂組成物において、光重合開始剤が、α−アミノ
ケトン系光重合開始剤とチオキサンソン系光重合開始剤
であるので、フォトスペーサの塑性変形量が大きくなっ
たり、割れたりして、両基板間の間隔が不均一な間隔と
なることはなく、また、機械的強度が高くなり、且つ、
フォトスペーサの縦方向断面が台形となり、フォトスペ
ーサ形成後にポリイミドの配向膜を塗布しても、フォト
スペーサが悪影響を及ぼすことなく、ポリイミドの塗布
膜が気泡を抱き込んでしまうことがなくなる。加えて、
フォトスペーサ近傍のラビング処理が安定したものとな
り、表示品質を劣化させるおそれがなくなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/1339 500 G02F 1/1339 500 G03F 7/027 502 G03F 7/027 502 7/029 7/029 7/032 7/032 Fターム(参考) 2H025 AB13 AC01 AD01 BC14 BC32 BC42 CA01 CA09 CA27 CB10 CB14 CB52 FA03 FA17 2H048 BA45 BA48 BB08 BB10 BB42 2H089 MA03X QA15 TA04 TA12 4J011 PA57 PA69 PA70 PB40 PC02 PC08 QA23 QA24 QA25 RA03 RA04 RA10 RA14 SA05 SA15 SA64 SA78 UA01 VA01 WA01 4J026 AA08 AA45 AA52 AC09 AC23 BA17 BA27 BA28 DB06 DB11 DB36 EA06 GA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液晶表示装置を構成するカラーフィルタ側
    基板もしくはTFT側基板にフォトスペーサを形成する
    際に用いる、アルカリ可溶性樹脂、光重合開始剤、光重
    合性モノマーを主成分とするフォトスペーサ用感光性樹
    脂組成物であって、該光重合開始剤がα−アミノケトン
    系光重合開始剤であることを特徴とするフォトスペーサ
    用感光性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記光重合開始剤が、α−アミノケトン系
    光重合開始剤100重量%に対し、チオキサンソン系光
    重合開始剤を5〜50重量%含有することを特徴とする
    請求項1記載のフォトスペーサ用感光性樹脂組成物。
JP2000325493A 2000-10-25 2000-10-25 フォトスペーサの製造方法 Expired - Fee Related JP4491954B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000325493A JP4491954B2 (ja) 2000-10-25 2000-10-25 フォトスペーサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000325493A JP4491954B2 (ja) 2000-10-25 2000-10-25 フォトスペーサの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002131902A true JP2002131902A (ja) 2002-05-09
JP4491954B2 JP4491954B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=18802854

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000325493A Expired - Fee Related JP4491954B2 (ja) 2000-10-25 2000-10-25 フォトスペーサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4491954B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7123333B2 (en) 2003-11-24 2006-10-17 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Color filter panel and its fabrication method using back exposure
US7277142B2 (en) 2003-11-05 2007-10-02 Lg Philips Lcd Co., Ltd. Color filter substrate and method for fabricating thereof
US7470491B2 (en) 2003-11-05 2008-12-30 Lg Display Co., Ltd. Method of fabricating color filter panel using back exposure and structure of color filter panel
US7601470B2 (en) 2003-11-18 2009-10-13 Lg Display Co., Ltd. Color filter substrate including processing key and method for fabricating the substrate
WO2011007649A1 (ja) * 2009-07-13 2011-01-20 株式会社Adeka 液晶滴下工法用シール剤

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000227654A (ja) * 1998-11-30 2000-08-15 Jsr Corp ブラックレジスト用感放射線性組成物
JP2001154206A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Jsr Corp スペーサー用感放射線性樹脂組成物、スペーサーおよび液晶表示素子
JP2001164072A (ja) * 1999-12-09 2001-06-19 Jsr Corp スペーサー用感放射線性樹脂組成物およびスペーサー

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000227654A (ja) * 1998-11-30 2000-08-15 Jsr Corp ブラックレジスト用感放射線性組成物
JP2001154206A (ja) * 1999-11-25 2001-06-08 Jsr Corp スペーサー用感放射線性樹脂組成物、スペーサーおよび液晶表示素子
JP2001164072A (ja) * 1999-12-09 2001-06-19 Jsr Corp スペーサー用感放射線性樹脂組成物およびスペーサー

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7277142B2 (en) 2003-11-05 2007-10-02 Lg Philips Lcd Co., Ltd. Color filter substrate and method for fabricating thereof
US7470491B2 (en) 2003-11-05 2008-12-30 Lg Display Co., Ltd. Method of fabricating color filter panel using back exposure and structure of color filter panel
US7601470B2 (en) 2003-11-18 2009-10-13 Lg Display Co., Ltd. Color filter substrate including processing key and method for fabricating the substrate
US7123333B2 (en) 2003-11-24 2006-10-17 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Color filter panel and its fabrication method using back exposure
US7423710B2 (en) 2003-11-24 2008-09-09 Lg Display Co., Ltd. Color filter panel and its fabrication method using back exposure
WO2011007649A1 (ja) * 2009-07-13 2011-01-20 株式会社Adeka 液晶滴下工法用シール剤
CN102067025A (zh) * 2009-07-13 2011-05-18 株式会社艾迪科 液晶滴下施工法用密封剂
US8410188B2 (en) 2009-07-13 2013-04-02 Adeka Corporation Sealant for one-drop fill process
CN102067025B (zh) * 2009-07-13 2014-10-08 株式会社艾迪科 液晶滴下施工法用密封剂

Also Published As

Publication number Publication date
JP4491954B2 (ja) 2010-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5790824B2 (ja) カラーフィルタ用顔料分散液、カラーフィルタ用着色組成物、カラーフィルタ、及び液晶表示装置
JP4276988B2 (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP2001083906A (ja) スペーサー形成方法、スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP4488674B2 (ja) 光硬化性樹脂組成物、液晶パネル用基板、及び、液晶パネル
JP3997038B2 (ja) スペーサー付カラーフィルタと液晶素子の製造方法
JP2004301933A (ja) 液晶表示装置用基板
KR20080067566A (ko) 액정 디스플레이용 포토 스페이서, 그 제조방법 및 액정표시 장치
JP2009204839A (ja) 液晶表示装置用カラーフィルタ及び液晶表示装置
JP2002148633A (ja) フォトスペーサを設けた液晶表示装置用カラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置
JP4491954B2 (ja) フォトスペーサの製造方法
JP4171332B2 (ja) 硬化性樹脂組成物、液晶パネル用基板、及び、液晶パネル
JP2012103474A (ja) カラーフィルタ基板の製造方法及びカラーフィルタ基板、並びにこれを用いた液晶表示装置
JP2003330011A (ja) 液晶分割配向用突起を設けたカラーフィルタ及びそれを用いた液晶表示装置
JP4251442B2 (ja) 感光性パターン形成用硬化性樹脂組成物、液晶パネル用基板、及び、液晶パネル
JP2008107779A (ja) 感光性転写材料、隔壁及びその形成方法、カラーフィルタ及びその製造方法、並びに表示装置
JP2004361448A (ja) Mva−lcd用カラーフィルター及びそれを用いたmva−lcd
JP2001083314A (ja) スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP4422497B2 (ja) カラーフィルタおよび液晶表示装置
JP2008310116A (ja) 液晶表示素子用基板の製造方法
JP2005292270A (ja) スペーサ形成用感光性樹脂組成物及びこれを用いたスペーサ付きカラーフィルタ
JP4477920B2 (ja) スペーサ付きカラーフィルタ
JP2001083525A (ja) スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP2010102003A (ja) 液晶表示装置用カラーフィルタおよび液晶表示装置
JP4645245B2 (ja) 液晶分割配向制御用突起用感光性樹脂組成物、及びそれを用いて形成した液晶分割配向制御用突起付きカラーフィルタ、及びその製造方法
JP2001109002A (ja) スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4491954

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees