JP2002130142A - 自動給水装置 - Google Patents
自動給水装置Info
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Abstract
コストの低減を図りつつ、投光手段以外から照射された
光による誤動作を防止することが可能な自動給水装置を
提供する。 【解決手段】 水洗器1と、この水洗器1の使用者Uに
向けて光L1 を照射する投光手段および前記使用者Uか
ら反射した光L2 を受光する受光手段を有し、前記水洗
器1の使用動作を感知する感知部2と、この感知部2か
らの感知信号が送られる制御部3と、前記感知信号に基
づいて送られる制御部3からの制御信号によって止水状
態と吐水状態とに切り換えられる給水部4とを備えた自
動給水装置Dであって、前記受光手段によって受光され
た光のうち、前記投光手段以外から照射された光L3 の
量に応じて、前記投光手段から照射する光L1 の量と、
受光手段の受光量に対して定める水洗器1の使用を判定
するための閾値Tとを自動的に調整するように構成して
いる。
Description
等の水洗器への給水を自動で行う自動給水装置に関す
る。
この水洗器の使用者に向けて光を照射する投光手段およ
び前記使用者から反射した光を受光する受光手段を有
し、前記水洗器の使用動作を感知する感知部と、この感
知部からの感知信号が送られる制御部と、前記感知信号
に基づいて送られる制御部からの制御信号によって止水
状態と吐水状態とに切り換えられる給水部とを備え、前
記感知部が所定の周期で間歇的に感知状態となるように
構成することによって消費電力を節約し、前記感知部が
水洗器の使用を感知した場合のみに、感知部の感知状態
となる周期が短くなって感知信号が頻繁に出力されるよ
うになるものがあった。
らなる従来の自動給水装置では、前記感知部の受光手段
の感度が水洗器の周囲の光量に関係なく設定されていた
ことから、直射日光や照明光など前記投光手段以外から
水洗器の周囲に照射された光を前記受光手段が受光した
ときに、これを投光手段からの光として誤って認識して
しまうことにより、感知部が水洗器の使用を感知した場
合と同様の動作がなされるというおそれがあった。
ので、その目的は、消費電力を節約することによってラ
ンニングコストの低減を図りつつ、投光手段以外から照
射された光による誤動作を防止することが可能な自動給
水装置を提供することである。
に、本発明の自動給水装置は、水洗器と、この水洗器の
使用者に向けて光を照射する投光手段および前記使用者
から反射した光を受光する受光手段を有し、前記水洗器
の使用動作を感知する感知部と、この感知部からの感知
信号が送られる制御部と、前記感知信号に基づいて送ら
れる制御部からの制御信号によって止水状態と吐水状態
とに切り換えられる給水部とを備えた自動給水装置であ
って、前記受光手段によって受光された光のうち、前記
投光手段以外から照射された光の量に応じて、前記投光
手段から照射する光の量と、受光手段の受光量に対して
定める水洗器の使用を判定するための閾値とを自動的に
調整するように構成している(請求項1)。
とによってランニングコストの低減を図りつつ、投光手
段以外から照射された光による誤動作を防止することが
可能な自動給水装置を提供することが可能となる。
のうち、前記投光手段以外から照射された光の量が一定
以上である場合には、自動給水機能が停止するとした場
合には(請求項2)、直射日光などの強い光を前記受光
手段が受光して、投光手段から照射しなければならない
光の量が異常に大きくなって故障したりするおそれがな
くなり、自動給水装置自体の安定性を向上・維持するこ
とができる。
状態となっており、前記投光手段は、間歇的に投光を行
い、前記受光手段における投光手段以外から照射された
光の量の測定時には、前記投光手段からの投光を停止す
るとしてもよい(請求項3)。
から照射された光の量の測定は、間歇的に行われ、かつ
水洗器の使用を感知してから水洗器の使用を感知しなく
なって一定時間が経過するまでの間は行われないとして
もよい(請求項4)。
参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例に係
る自動給水装置Dの構成を概略的に示す説明図であり、
図2は、手洗器に使用した場合の前記自動給水装置Dの
構成を概略的に示す説明図である。自動給水装置Dは、
使用に応じて自動的に水洗器1への給水を行う自動給水
機能を実現するためのものであり、水洗器1と、この水
洗器1の使用動作を感知する感知部2と、この感知部2
からの感知信号が送られる制御部3と、前記感知信号に
基づいて送られる制御部3からの制御信号によって止水
状態と吐水状態とに切り換えられる給水部4とを備えて
いる。そして、前記感知部2と制御部3とは、一つのセ
ンサ回路5として自動給水装置Dに組み込まれている。
器などである。
外線など)L1 を水洗器1の使用者Uへ向けて照射する
ための投光手段(図示せず)と、その水洗器1の使用者
Uから反射して生じた反射光L2 を受光するための受光
手段(図示せず)とを備えている。そして、感知部2が
感知状態にあるときには、前記投光手段から光L1 が照
射されるとともに、水洗器1の使用者Uから反射した反
射光L2 が前記受光手段によって受光可能となってい
る。なお、前記受光手段は、常時受光可能な状態となっ
ているが、前記投光手段は、間歇的に投光を行い、この
周期が、前記感知部2が感知状態となる周期でもある。
自体に取り付けられていてもよいし、水洗器1の近くに
設けられていてもよく、一部が水洗器1に設けられ、他
部が水洗器1とは別の位置に設けられていてもよい。
信号には、閉弁信号と開弁信号とがあり、閉弁信号が給
水部4に送られると、給水部4は止水状態となり、開弁
信号が給水部4に送られると、給水部4は吐水状態とな
る。
えば、図示しない電磁弁がオフの状態、すなわち、水洗
器1の上流側から水洗器へと送られる水が必ず通る弁座
(図示せず)を弁体(図示せず)が閉塞した状態とな
り、吐水状態のときには、前記電磁弁がオンの状態、す
なわち、前記弁座に対する前記弁体の閉塞が解除された
状態となっている。
Dでは、前記受光手段によって受光された光のうち、前
記投光手段以外から照射された光(以下、周囲光とい
う)L 3 の量に応じて、前記投光手段から照射する光L
1 の量と、受光手段の全受光量に対して定める水洗器1
の使用を判定するための閾値Tとを自動的に調整するよ
うに構成している。この構成について、以下に詳述す
る。
(直射日光)や水洗器1の近くに配置された照明器具か
らの光などであり、受光手段が受光する周囲光L3 の光
量や周囲光L3 の状態は、通常、時間帯によって変化す
ると考えられる。
設定方法を概略的に示すグラフである。なお、図3にお
いて、グラフの横軸には時間を、縦軸には光量をそれぞ
れとっている。前記受光手段は、前記反射光L2 と前記
周囲光L3 とを受光しており、全受光量が予め設定して
おいた閾値T以上となったときに、前記センサ回路5に
おいて水洗器1の使用があると判断され、この判断に基
づいて自動給水装置Dは水洗器1への給水を行うのであ
るが、前記周囲光L3 のみの光量が予め設定しておいた
閾値Tを越えるおそれがあり、この場合、実際には水洗
器1が使用されておらず、前記反射光L2 の光量がゼロ
であっても、水洗器1への給水が行われてしまうことと
なる。そのため、前記閾値Tを、前記受光手段によって
常時受光している周囲光L3 の光量よりも常に一定以上
大きくなるように調整・変更するのである。
Tを複数段階(例えば、通常の標準基準値T1 とこの標
準基準値Tよりも一定分大きい値である変更基準値T2
との2段階)に設定可能としておき、受光手段が受光し
た前記周囲光L3 の光量と閾値Tとの差が常に一定以上
または一定範囲内となるように行えばよい。
記周囲光L3 の光量と閾値Tとの差が常に一定以上とな
るように行う場合には、例えば、予め前記標準基準値T
1 よりも一定分小さい値を周囲光許容値Sとして設定し
ておき、前記周囲光L3 が前記周囲光許容値Sよりも小
さいときには、前記閾値Tが標準基準値T1 をとるよう
に設定しておく。そして、前記受光手段が受光した周囲
光L3 の光量が大きくなって、前記周囲光許容値Sを越
えたときには、前記閾値Tを標準基準値T1 から変更基
準値T2 に変更して、周囲光L3 と閾値Tとの差が一定
未満とならないようにする。また、前記受光手段が受光
した周囲光L3 の光量がさらに大きくなって、周囲光L
3 の光量が前記標準基準値T1 を越えたときには、自動
給水装置Dの自動給水機能を停止させるようにするので
ある。
囲光L3 の光量が周囲光許容値S以下となったときに
は、変更基準値T2 に設定されていた閾値Tを標準基準
値T1に戻せばよい。また、前記標準基準値T1 を越え
ていた周囲光L3 の光量が標準基準値T1 以下となった
ときには、自動給水装置Dの自動給水機能の停止を解除
するようにしてもよいし、あるいは、適宜の処置が行わ
れるまで自動給水機能を停止しておくようにしてもよ
い。
変更基準値T2 へと1段階大きくするときの基準および
閾値Tを前記変更基準値T2 から標準基準値T1 へと1
段階小さくするときの基準は、ともに前記周囲光L3 が
前記周囲光許容値Sを越えるかどうかであるが、閾値T
を前記標準基準値T1 から変更基準値T2 へと1段階大
きくするときの基準と、閾値Tを前記変更基準値T2 か
ら標準基準値T1 へと1段階小さくするときの基準とを
別々に設定してもよい。
止するための基準は、前記周囲光L 3 が前記標準基準値
T1 を越えるかどうかであるが、このような基準に限る
ものではなく、適宜に設定することができる。
許容値Sの差と、前記変更基準値T 2 および標準基準値
T1 の差は、同一でもよいし、同一でなくてもよい。
て、前記投光手段から照射する光L1の量も調整・変更
するのであり、この光L1 の量の調整・変更は、例え
ば、光L 1 の量が前記閾値Tよりも常に一定以上大きく
なるように行えばよい。
周囲光L3 の量が一定以上(標準閾値T1 以上)となっ
た場合には、自動給水装置Dの自動給水機能が停止する
ように構成したことにより、周期光L3 として例えば直
射日光などの強い光を受光手段が受光して、投光手段か
ら照射しなければならない光L1 の量が異常に大きくな
って故障したりするおそれがなくなり、自動給水装置D
の安定性を維持することができる。なお、前記自動給水
機能の停止は、例えば、前記投光手段からの光L1 の照
射を停止することで行うことができ、自動給水機能を停
止したときには、LEDランプの点滅などによって外部
へ自動給水機能の停止を表示するようにすればよい。
では、受光手段が受光した前記周囲光L3 の光量と閾値
Tとの差が常に一定以上となるように閾値Tを設定して
いたのであり、言い換えれば、受光手段が受光した前記
周囲光L3 の光量と閾値Tとの差の下限のみを基準とし
て閾値Tを設定していたのであるが、閾値Tの他の設定
(調整・変更)方法として、前記周囲光L3 の光量と閾
値Tとの差が常に一定範囲内となるように閾値Tを設定
(調整・変更)する、言い換えれば、受光手段が受光し
た前記周囲光L3 の光量と閾値Tとの差の下限のみを基
準とするのではなく同時に上限をも基準として閾値Tを
設定するようにしてもよい。
L3 の光量が大きくなって、周囲光L3 と予め設定して
あった閾値Tとの差が一定範囲以下となったときには、
周囲光L3 の光量と閾値Tとの差が一定範囲内となるよ
うに、前記閾値Tを1段階以上大きくすればよく、前記
受光手段が受光した周囲光L3 の光量が小さくなって、
周囲光L3 と予め設定してあった閾値Tとの差が一定範
囲以上となったときには、周囲光L3 の光量と閾値Tと
の差が一定範囲内となるように、前記閾値Tを1段階以
上小さくするのである。
の差を一定範囲内としておく、すなわち、周囲光L3 と
閾値Tとの差の下限と上限とを限定してその範囲外の値
をとらないように前記閾値Tを自動的に調整するように
構成すれば、周囲光L3 の量が大きくなってもその変化
にあわせて閾値Tを大きく設定することができるため、
誤動作が生じず、また、周囲光L3 がほとんどなくなっ
た場合には、前記閾値Tをその変化にあわせて小さくす
ることができ、必要とされる投光手段が照射する光L1
の量も小さくすることができるのである。これにより、
前記投光手段から照射する光L1 の量を必要以上に大き
くせずにすみ、ひいては投光手段から照射する光の量を
常に最低限必要な量とすることができ、消費電力の節約
を効果的に行え、ランニングコストの低減を大幅に図る
ことが可能となる。
段が受光した前記周囲光L3 の光量と、閾値Tとの差が
常に一定となるように行うようにしてもよい。
の投光のタイミングおよび電磁弁の開閉のタイミングと
の関係を概略的に示す説明図である。前記投光手段から
の投光は、感知部2が水洗器1の使用を感知してから水
洗器1の使用がなくなって一定時間Ta (例えば、2.
5sec)が経過するまでは、一定の周期(例えば、
0.5sec)で間歇的に行われる。
一定時間が経過した後は、上述した閾値Tの設定の更新
(すなわち、前記周囲光L3 を測定し、その測定値に基
づいて、閾値Tを変更するかしないか、または自動給水
機能を停止するかしないかを判断して、実行に移すこ
と)が一定時間Tb (例えば、1.5sec)毎に行わ
れるのであるが、この閾値Tの設定の更新を行うために
は周囲光L3 を測定する必要があり、この周囲光L3 の
測定時には前記投光手段から照射された光L1 を受光手
段に受光させたくない。そのため、感知部2が水洗器1
の使用を感知してから水洗器1の使用を感知しなくなっ
て一定時間Ta が経過するまでの間は、一定周期で間歇
的に行われていた前記投光手段からの投光が、水洗器1
の使用がなくなってから一定時間Ta が経過した後に
は、一定時間Tb 毎あるいは数回に1回(例えば、3回
に1回)だけ停止される。
電磁弁がその使用に伴って開閉し、これにより、給水部
4から水洗器1への給水と止水とが切り換えられる。
と、前記閾値Tの設定の更新とを、互いに影響が出ない
ように時間をずらして行うようにしてもよい。
水洗器1の周囲の明るさに応じて、投光手段から照射す
る光の量を調整していることから、投光手段から照射す
る光の量を減らして、消費電力を節約し、ランニングコ
ストの低減を図ることが可能となっており、このこと
は、特に電源として乾電池を用いる場合には効果が大き
いのであり、また、投光手段以外から照射された光によ
る誤動作を確実に防止することが可能となっている。
費電力を節約することによってランニングコストの低減
を図りつつ、投光手段以外から照射された光による誤動
作を防止することが可能な自動給水装置を提供すること
ができる。
概略的に示す説明図である。
略的に示す説明図である。
グラフである。
ングおよび電磁弁の開閉のタイミングとの関係を概略的
に示す説明図である。
…自動給水装置、L1…光、L2 …反射した光、L3 …
投光手段以外から照射された光、T…閾値、U…使用
者。
Claims (4)
- 【請求項1】 水洗器と、この水洗器の使用者に向けて
光を照射する投光手段および前記使用者から反射した光
を受光する受光手段を有し、前記水洗器の使用動作を感
知する感知部と、この感知部からの感知信号が送られる
制御部と、前記感知信号に基づいて送られる制御部から
の制御信号によって止水状態と吐水状態とに切り換えら
れる給水部とを備えた自動給水装置であって、前記受光
手段によって受光された光のうち、前記投光手段以外か
ら照射された光の量に応じて、前記投光手段から照射す
る光の量と、受光手段の受光量に対して定める水洗器の
使用を判定するための閾値とを自動的に調整するように
構成したことを特徴とする自動給水装置。 - 【請求項2】 前記受光手段によって受光された光のう
ち、前記投光手段以外から照射された光の量が一定以上
である場合には、自動給水機能が停止する請求項1に記
載の自動給水装置。 - 【請求項3】 前記受光手段は、常時受光可能な状態と
なっており、前記投光手段は、間歇的に投光を行い、前
記受光手段における投光手段以外から照射された光の量
の測定時には、前記投光手段からの投光を停止する請求
項1または2に記載の自動給水装置。 - 【請求項4】 前記受光手段における投光手段以外から
照射された光の量の測定は、間歇的に行われ、かつ水洗
器の使用を感知してから水洗器の使用を感知しなくなっ
て一定時間が経過するまでの間は行われない請求項1〜
3のいずれかに記載の自動給水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000325644A JP4570758B2 (ja) | 2000-10-25 | 2000-10-25 | 自動給水装置 |
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Publications (2)
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JP2002130142A true JP2002130142A (ja) | 2002-05-09 |
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- 2000-10-25 JP JP2000325644A patent/JP4570758B2/ja not_active Expired - Fee Related
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