JP2002048877A - 物体検知装置 - Google Patents

物体検知装置

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JP2002048877A
JP2002048877A JP2000237835A JP2000237835A JP2002048877A JP 2002048877 A JP2002048877 A JP 2002048877A JP 2000237835 A JP2000237835 A JP 2000237835A JP 2000237835 A JP2000237835 A JP 2000237835A JP 2002048877 A JP2002048877 A JP 2002048877A
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microcomputer
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JP2000237835A
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Kenichi Suzuki
謙一 鈴木
Katsumi Murai
克己 村井
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Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外乱光の影響を受けることなく物体を精度良く
検知すること。 【解決手段】自動水栓に設けられた物体検知装置は、赤
外線を投光する投光器6と、反射光を受ける受光器7と
を有し、蛇口3の下の特定空間における人手10の有無
を検知する。コントローラは、投光を行っていない非投
光期間と、投光を行っている投光期間とに投光器6を制
御する。コントローラは、非投光期間内の第1受光タイ
ミングで受光器7の出力を検知し、投光期間内の第2受
光タイミングで受光器7の出力を検知することにより、
特定空間における人手10の有無を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、投光された赤外
線を物体に反射させて特定空間における物体の有無を検
知するようにした物体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トイレの洗面台では、蛇口の
下に出された人手を検知して、自動的に蛇口から水を出
すようにした「自動水栓」が使用されている。この自動
水栓では、蛇口下の特定空間にある人手を検知するため
に物体検知装置が使用されている。トイレでは水が多く
使用され、掃除等のときにも水が掛けられる可能性が高
いため、この種の自動水栓には、感電を嫌って電圧の低
い乾電池を駆動用電源として使用することが多い。
【0003】乾電池を数年間に渡って保たせるために
は、できるだけ電流を流さない制御が必要となる。例え
ば、特開平6−173313号公報には、物体検知装置
であるセンサに対して、間欠的に電流を流すことが記載
されている。また、電流を流し始めたときに発生するノ
イズによるセンサの誤検出を回避するために、発光素子
を駆動するタイミングを、電源供給開始した後、所定時
間遅らせることが記載されている。また、特公平4−1
2338号公報には、投光を間欠的に行って電力消費を
少なくすること、間欠投光時のノイズを回避するため
に、投光直前の外乱光レベルを記憶して反射光を補正す
る方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平6−
173313号公報には、外乱光によるノイズを受けた
場合については、記載されておらず、外乱光により誤検
出する問題があった。
【0005】一方、特公平4−12338号公報の技術
では、外乱光レベルを検知し、その値を反射光から引き
算するオートゼロ回路を必要とし、余分な回路が必要と
なるため、コストアップとなる問題があった。誤検出し
た場合、トイレの洗面台で人がいないのに、水が出るこ
ととなり、水資源の無駄遣いとなる問題があった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その第1の目的は、外乱光の急激な変化があ
る環境下でも外乱光の影響を受けることなく物体を精度
良く検知することを可能にした物体検知装置を提供する
ことになる。この発明の第2の目的は、第1の目的に加
え、装置の消費電流を少なくすることを可能にした物体
検知装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の物体検知装置は、次のような構成を
有している。 (1)赤外線を投光する投光器と、反射光を受ける受光
器とを有し、特定空間における物体の有無を検知する物
体検知装置において、投光を行っていない非投光期間
と、投光を行っている投光期間とに投光器を制御する投
光制御手段と、非投光期間内の第1受光タイミングで受
光器の出力を検知し、投光期間内の第2受光タイミング
で受光器の出力を検知することにより、特定空間におけ
る物体の有無を判断する物体有無判断手段とを備える。
【0008】上記構成によれば、投光器から投光を行っ
ていない非投光期間内の第1受光タイミングで検知され
る受光器の出力と、投光器から投光を行っている投光期
間内の第2受光タイミングで検知される受光器の出力と
に基づき、特定空間における物体の有無が判断される。
このため、第1受光タイミングでの検知結果と、第2受
光タイミングでの検知結果との組合せにより、外乱光の
有無が容易に判別される。つまり、非投光期間内の第1
受光タイミングで受光器に出力がある場合に、それを外
乱光として容易に判断することができ、投光器からの投
光による物体からの反射光と容易に区別することができ
る。
【0009】(2)(1)に記載する物体検知装置にお
いて、定期的に受光器を駆動する駆動電流を第1所定時
間流すことにより物体検出装置を作動させる電源駆動手
段と、電源駆動手段により受光器に電源が与えられたと
きから第1所定時間経過する前であって、第2所定時間
経過する前に第1受光タイミングを設定し、第2所定時
間経過した後に第2受光タイミングを設定する受光タイ
ミング設定手段とを備える。
【0010】上記構成によれば、受光器には定期的に第
1所定時間だけ駆動電流が流され、その第1所定時間が
経過するまでの間の第2所定時間を基準に第1及び第2
の受光タイミングが設定され、その第2の受光タイミン
グで投光器により投光が行われるだけである。従って、
受光器と投光器を実質的に駆動させる時間が短くなる。
【0011】(3)(2)に記載する物体検知装置にお
いて、第1所定時間が約1080μsecであり、第2
所定時間が約1msecである。
【0012】上記構成によれば、第1所定時間と第2所
定時間が具体的に特定され、(2)の構成と同様の作用
が得られる。
【0013】(4)(1)乃至(3)の何れか一つに記
載する物体検知装置を備え、その物体検知装置により物
体として人手を検知することと、人手が検知されたとき
に開弁される水栓弁と、駆動用電源として使用される乾
電池とを備えたことを特徴とする自動水栓用制御装置。
【0014】上記構成によれば、自動水栓に使用される
ことにより、自動水栓に近付けられる人手からの反射光
と外乱とが容易に区別され、人手による反射光のみによ
り水栓弁が開弁する。又、電池の消費電流が少なくな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の物体検知装置を
自動水栓に使用される制御装置に具体化した一実施の形
態を図面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1に、物体検知装置を使用した自動水栓
1の概略構成を示す。自動水栓1は、洗面台2上に設け
られた蛇口3と、その蛇口3に繋がる配管4の途中に設
けられた電磁弁よりなる水栓弁5と、蛇口3に設けられ
た投光器6及び受光器7と、水栓弁5に隣接して設けら
れ、水栓弁5、投光器6及び受光器7等へ駆動電流を供
給する駆動用電源としての乾電池8を内蔵した電池ケー
ス9と、その電池ケース9に隣接して設けられ、水栓弁
5、投光器6及び受光器7等を制御するためのコントロ
ーラ(図示略)とを備える。
【0017】投光器6は、LEDよりなり赤外線を投光
するものである。受光器7は、フォトダイオードよりな
り、投光された赤外線の反射光を受けるものである。こ
の実施の形態の物体検知装置は、投光器6からの投光が
蛇口3の下の特定空間にある人手10に反射したとき、
その反射光を受光器7で受けて特定空間における人手1
0の有無を検知するものである。
【0018】図2に、コントローラの電気的構成を電気
回路図に示す。このコントローラは、マイクロコンピュ
ータ(マイコン)21と、マイコン21にそれぞれ接続
された電圧検出器22、駆動回路23、第1〜第3のト
ランジスタ24,25,26及び受光回路27とを備え
る。
【0019】マイコン21には、乾電池8が接続され
る。第1〜第3のトランジスタ24〜26のベースは、
それぞれマイコン21に接続される。第1トランジスタ
24のエミッタは乾電池8に接続され、そのコレクタは
電解コンデンサ28を介して接地される。第2トランジ
スタ25は、投光器6を作動させるためにオン・オフさ
れる。第2トランジスタ25のエミッタは、乾電池8に
接続され、そのコレクタは、直列に接続された投光器6
及び抵抗29を介して接地される。第3トランジスタ2
6は、受光器7を作動させるためにオン・オフされる。
第3トランジスタ26のエミッタは、乾電池8に接続さ
れ、そのコレクタは、直列に接続された受光器7及び抵
抗30を介して接地される。
【0020】受光回路7は、増幅器31と、比較器32
と、二つのコンデンサ33,34と、互いに直列に接続
された三つの抵抗35,36,37とを備える。直列接
続された三つの抵抗35〜37の一端は、第3トランジ
スタ26と受光器7との間に接続され、他端は接地され
る。増幅器31の入力端子は、受光器7と抵抗30との
間に接続される。増幅器31の別の入力端子は、コンデ
ンサ33を介して接地される。比較器32の正入力端子
には、増幅器31の出力端子が接続される。比較器32
の負入力端子は、基準電圧を印加するために抵抗36と
抵抗37の間に接続される。又、負入力端子には、コン
デンサ34が接続される。比較器32の出力端子は、マ
イコン21に接続される。この出力端子には、抵抗38
が並列に接続される。駆動回路23は、水栓弁5に接続
される。マイコン21に接続された電圧検出器22の入
力端子と出力端子の間には、抵抗39が接続される。
【0021】マイコン21は、水栓弁5、投光器6及び
受光器7の制御を統括するものであり、本発明の投光制
御手段、物体有無判断手段、電源駆動手段及びタイミン
グ設定手段に相当する。マイコン21は、周知のように
中央処理装置(CPU)、読み出し書き換えメモリ(R
AM)及び読み出し専用メモリ(ROM)等を含む。R
OMには、この実施の形態の物体検知装置と自動水栓に
関する制御プログラムが記憶される。マイコン21は、
物体検知装置を構成する投光器6と受光器7を制御する
ために、第2及び第3のトランジスタ25,26をオン
・オフ制御する。マイコン21は、受光回路27から出
力される信号に基づいて水栓弁5を制御するために、駆
動回路23へ制御信号を出力する。
【0022】ここで、マイコン21が実行する物体検知
のための制御プログラムについて説明する。図3に、そ
の制御プログラムの内容をフローチャートに示す。
【0023】先ず、ステップ100で、マイコン21
は、受光回路27からの出力検知に関するメモリのデー
タをリセット(クリア)する。
【0024】ステップ101で、マイコン21は、受光
回路27の電源をONするために第3トランジスタ26
をONする。
【0025】ステップ102で、マイコン21は、投光
器6のONタイミングを第2所定時間TLBだけ遅延処
理する。この実施の形態で、第2所定時間TLBとし
て、「1msec」が一例として適用される。
【0026】ステップ103で、マイコン21は、投光
器6が投光を行っていない非投光期間における受光回路
27の出力を第1受光タイミングで所定の前時間TFB
だけ読み込む。この実施の形態では、前時間TFBとし
て、「80μsec」が一例として適用される。
【0027】ステップ104で、マイコン21は、上記
第1受光タイミングで受光回路27からの出力検知が有
るか否かを判断する。ここで、出力検知が有る場合、非
投光期間における出力検知であり、外乱光の影響である
と考えられることから、マイコン21は、処理をステッ
プ112へ移行する。そして、ステップ112で、マイ
コン21は、第1受光タイミングで出力検知が有ったこ
とをメモリに記憶させる。次いで、ステップ113で、
受光回路27の電源をOFFするために、第3トランジ
スタ26をOFFする。
【0028】一方、ステップ104で、出力検知が無い
場合、ステップ105で、マイコン21は、投光器6の
投光を行うために、第2トランジスタ25をONする。
【0029】次いで、ステップ106で、マイコン21
は、電解コンデンサ28に充電するために、第1トラン
ジスタ24をONする。
【0030】ステップ107で、受光回路27を所定の
前時間TFBと所定の後時間TFAを足し合わせた検知
時間後に受光回路27の電源をOFFさせるためのカウ
ンタをスタートさせる。
【0031】ステップ108で、マイコン21は、投光
器6が投光を行っている投光期間における受光回路27
の出力を第2受光タイミングで所定の後時間TFAだけ
読み込む。この実施の形態では、後時間TFAとして、
「80μsec」が一例として適用される。
【0032】ステップ109で、マイコン21は、投光
器6を投光させることによる電圧低下を検出するため
に、乾電池8の容量を監視する。
【0033】ステップ110で、マイコン21は、投光
器6の投光を停止させるために、第2トランジスタ25
をOFFする。
【0034】ステップ111で、マイコン21は、電解
コンデンサ28への充電を停止させるために、第1トラ
ンジスタ24をOFFする。
【0035】その後、ステップ112で、マイコン21
は、第2受光タイミングにおける出力検知の有無をメモ
リに記憶させる。
【0036】次いで、ステップ113で、マイコン21
は、受光回路27の電源をOFFするために、第3トラ
ンジスタ26をOFFする。
【0037】上記のような制御プログラムにより、投光
器6及び受光器7を含む物体検知装置を使用して、蛇口
3の下の特定空間における人手10の検知が行われる。
【0038】図4(a)〜(d)には、上記の物体検知
動作に係り、マイコン21の「ウェークアップ」及び
「スリープ」と、受光回路27の電源のON・OFF
と、投光器6の投光・非投光と、受光器7の受光タイミ
ングとの挙動をそれぞれタイムチャートに示す。図4
(a)に示すように、この実施の形態では、乾電池8の
消費電流の低減を図るために、マイコン21が、所定の
ウェークアップ周期TSで所定のウェークアップ時間T
Mだけ自身に電源を投入して「ウェークアップ」させる
ようになっている。ここでは、ウェークアップ期間TM
として、「4000μsec」が一例として適用され
る。図4(b)に示すように、この実施の形態では、上
記ウェークアップ時間TMの中で受光回路27の電源が
第1所定時間TVだけONさせるようになっている。こ
の実施の形態では、第1所定時間TVとして、「108
0μsec」が一例として適用される。図4(b)〜
(d)に示すように、この実施の形態では、受光回路2
7に電源が与えられたときから第1所定時間TVが経過
する前において、第2所定時間TLBが経過する前に第
1受光タイミングが設定され、第2所定時間TLBが経
過した後に第2受光タイミングが設定される。又、第2
受光タイミングに合わせて投光器6の投光が、第3所定
時間TLだけ行われるようになっている。
【0039】図4から分かるように、第1受光タイミン
グは、投光器6が非投光のときに整合するものであり、
所定の前時間TFBだけ受光器7をONさせる。第2受
光タイミングは、投光器6が投光を行うときに整合する
ものであり、所定の後時間TFAだけ受光器7をONさ
せることになる。
【0040】上記のように第1及び第2の受光タイミン
グで受光回路27から出力される信号に基づいてマイコ
ン21が行う人手10の有無の判定パターンを図5に示
す。このタイムチャートからも分かるように、図5
(a)では、投光器6の投光時にのみ受光回路27の出
力がONであることから、「人手あり」の判定データと
することができる。図5(b)では、投光器6の非投光
時及び投光時の両方で受光回路27の出力がOFFであ
ることから、「人手なし」の判定データとすることがで
きる。図5(c)では、投光器6の非投光時にのみ受光
回路27の出力がONとなる異常であることから、外乱
光の影響が考えられ、「人手なし」の判定データとする
ことができる。図5(d)では、投光器6の非投光時及
び投光時の両方で受光回路27の出力がONとなる異常
であることから、外乱光の影響が考えられ、「人手な
し」の判定データとすることができる。
【0041】これらの判定パターンを図6に表で示す。
この表において、「1」と「0」の数字は、投光器6に
よる「非投光時」と「投光時」における受光器7の出力
の違いを示す。「0」は、出力が基準電圧未満の場合を
示し、「1」は、出力が基準電圧以上の場合を示す。
「非投光時」に「0」で「投光時」に「1」となるの
は、投光器6の投光時にのみ物体(人手)に反射した光
が受光器7で正常に受けられる場合を意味し、「物体あ
り」を正常に判定できる場合を意味する。「非投光時」
に「0」で「投光時」に「0」となるのは、投光器6の
投光時に反射光が受光器7で受けられない場合を意味
し、「物体なし」を正常に判定できる場合を意味する。
「非投光時」に「1」で「投光時」に「0」となるの
は、投光器6の非投光時に外乱光が受光器7で受けられ
る異常な場合を意味し、「物体なし」を判定できる場合
を意味する。「非投光時」に「1」で「投光時」に
「1」となるのは、投光器6の非投光時にも外乱光が受
光器7で受けられる異常な場合を意味し、「物体なし」
を判定できる場合を意味する。
【0042】次に、上記物体検知装置による検知結果を
使用して行われる自動水栓の制御プログラムについて説
明する。図7にこのプログラムをフローチャートに示
す。マイコン21は、このルーチンを所定時間毎に周期
的に実行する。
【0043】ステップ200で、マイコン21は、物体
検知制御に関する1回目の検知結果を入力する。ここで
の検知結果は、前述した図3に示すルーチンで得られる
検知結果を意味する。
【0044】ステップ201で、マイコン21は、図6
の表で示すロジックにより人手が有るか否かを判断す
る。人手無しの場合、マイコン21は、処理をステップ
211へ移行する。人手有りの場合、マイコン21は、
処理をステップ202へ移行する。
【0045】ステップ202で、マイコン21は、水栓
弁5がOFF状態でロックしているか否かを判断する。
この実施の形態では、蛇口3からの吐水が連続して1分
間続いたときに強制的に止水するようになっている。従
って、ここでは、水栓弁5が連続運転でOFFしている
か否かを判断することになる。ロックしている場合、マ
イコン21は、その後の処理を一旦終了する。ロックし
ていない場合、マイコン21は、ステップ203で、水
栓弁5がOFFであるか否かを判断する。ONしている
場合、マイコン21は、処理をそのままステップ207
へ移行する。OFFしている場合、マイコン21は、処
理をステップ204へ移行する。
【0046】ステップ204で、マイコン21は、2回
目の検知結果入力に先立ち遅延処理を実行する。そし
て、ステップ205で、マイコン21は、物体検知制御
に関する2回目の検知結果を入力する。この2回目の検
知結果判断は、1回目の誤検知を防止するために行われ
るものである。
【0047】ステップ206で、マイコン21は、人手
が有るか否かを判断する。人手無しの場合、マイコン2
1は、処理をステップ211へ移行する。人手有りの場
合、マイコン21は、処理をステップ207へ移行す
る。
【0048】ステップ207で、マイコン21は、「人
手なし判定カウンタ」の初期値を「3回」にリセットす
る。
【0049】ステップ208で、マイコン21は、水栓
弁5がOFF状態でロックしているか否かを判断する。
ロックしている場合、マイコン21は、その後の処理を
一旦終了する。ロックしていない場合、マイコン21
は、ステップ209で、水栓弁5がOFFであるか否か
を判断する。ONしている場合、マイコン21は、処理
をそのままステップ207へ移行する。OFFしている
場合、マイコン21は、ステップ210で、蛇口3から
吐水させるために水栓弁5を開弁制御する。
【0050】一方、ステップ201又はステップ206
から移行してステップ211で、マイコン21は、水栓
弁5のロックをリセットする。
【0051】ステップ212で、マイコン21は、水栓
弁5がONであるか否かを判断する。ここで、水栓弁5
がOFFの場合、マイコン21は、その後の処理を一旦
終了する。水栓弁5がONの場合、マイコン21は処理
をステップ213へ移行する。
【0052】ステップ213で、マイコン21は、「人
手なし判定カウンタ」の値が「0」であるか否かを判断
する。この判断結果が否定の場合、ステップ215で、
マイコン21は、「人手なし判定カウンタ」をカウント
ダウンし、その後の処理を一旦終了する。この判断結果
が肯定の場合、ステップ214で、マイコン21は、蛇
口3の止水を行うために水栓弁5を閉弁制御し、その後
の処理を一旦終了する。
【0053】以上説明したように、この実施の形態の物
体検知装置によれば、投光器6から投光を行っていない
非投光期間内における第1受光タイミングで検知される
受光器7の出力(受光回路27の出力でもある。)と、
投光器から投光を行っている投光期間内における第2受
光タイミングで検知される受光器7の出力(受光回路2
7の出力でもある。)とに基づき、蛇口3の下の特定空
間における人手の有無が判断される。このため、第1受
光タイミングでの検知結果と、第2受光タイミングでの
検知結果との組合せにより、即ち、図6に表で示す判定
ロジックにより、外乱光の有無が容易に判別される。つ
まり、非投光期間内の第1受光タイミングで受光器7に
出力がある場合に、それを外乱光として容易に判断する
ことができ、投光器6からの投光による人手からの反射
光と外乱光とを容易に区別することができる。このた
め、外乱光の急激な変化がある環境下でも外乱光の影響
を受けることなく人手を精度良く検知することができる
ようになる。
【0054】この実施の形態の物体検知装置によれば、
受光器7及び受光回路27には定期的に「1080μs
ec」の第1所定時間TVだけ駆動電流が流される。そ
の第1所定時間TVが経過するまでの間の「1mse
c」の第2所定時間TLBを基準に第1及び第2の受光
タイミングが設定される。そして、その第2の受光タイ
ミングで投光器6により投光が行われるだけである。従
って、投光器6と受光器7を実質的に駆動させる時間が
短くなる。このため、物体検知装置による消費電流を少
なくすることができるようになる。
【0055】又、この実施の形態の物体検知装置を使用
した自動水栓用制御装置によれば、投光器6と受光器7
を含む物体検知装置を自動水栓に使用することにより、
自動水栓の蛇口3に近付けられる人手10からの反射光
と外乱とが容易に区別され、人手10による反射光のみ
により水栓弁5が開弁することになる。この結果、自動
水栓が、外乱光の急激な変化がある環境下に設置されて
いるような場合でも、外乱光の影響を受けることなく人
手10を精度良く検知することができ、自動水栓を正確
に制御することができる。このため、洗面台2に人がい
ないのに水栓弁5が開いて蛇口3から水が出るという誤
動作、つまり、自動水栓の誤動作を防止することがで
き、水資源の無駄遣いを防ぐことができる。又、この自
動水栓用制御装置では、物体検知装置による消費電流が
少なくなるので、乾電池8の消費電流が低減する。この
ため、乾電池8の使用寿命を伸ばすことができ、乾電池
8の交換回数を少なくすることができる。
【0056】尚、この発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲
で以下のように実施することもできる。
【0057】(1)前記実施の形態では、物体検知装置
を自動水栓に使用したが、自動扉や自動照明等の装置に
使用することもできる。
【0058】(2)前記実施の形態では、第2受光タイ
ミングにおける受光期間を「80μsec」に設定し、
それに対する投光器6の投光期間を受光期間と同じ「8
0μsec」に設定した。これに対し、図8に示すよう
に、投光器6による投光期間を「80μsec」に設定
し、第2の受光タイミングの受光期間を投光期間の開始
時及び終了時に対してマージンを持たせた「70μse
c」程度に設定してもよい。このように設定することに
より、投光の立ち上げと立ち下げの境目で発生するおそ
れのあるノイズの影響を排除して、受光器7による受光
動作を一層正確なものにすることができる。
【0059】
【発明の効果】請求項1に記載の発明の物体検知装置に
よれば、外乱光の急激な変化がある環境下でも外乱光の
影響を受けることなく物体を精度良く検知することがで
きる。
【0060】請求項2又は請求項3に記載の発明の物体
検知装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加
え、装置の消費電流を少なくすることができる。
【0061】請求項4に記載の発明の自動水栓用制御装
置によれば、自動水栓の誤動作を防止することができ、
水資源の無駄遣いを防ぐことができる。併せて、駆動用
電源として使用される乾電池の使用寿命を伸ばすことが
でき、乾電池の交換回数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係り、物体検知装置を使用した
自動水栓の概略構成図である。
【図2】同じく、コントローラの電気的構成を示す電気
回路図である。
【図3】同じく、物体検知のための制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図4】同じく、物体検知動作の各種パラメータの挙動
を示すタイムチャートである。
【図5】同じく、人手有無の判定パターンを示すタイム
チャートである。
【図6】同じく、人手有無の判定パターンを示す表であ
る。
【図7】同じく、自動水栓の制御プログラムを示すフロ
ーチャートである。
【図8】別の実施の形態に係り、投光期間と受光期間の
関係を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 自動水栓 5 水栓弁 6 投光器 7 受光器 8 乾電池 10 人手 21 マイコン(投光制御手段、物体有無判断手段、電
源駆動手段、タイミング設定手段) 27 受光回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D060 BA03 BC07 CA04 5J084 AA02 AB07 AC10 AD03 BA20 BA36 CA03 CA12 CA19 CA31 CA52 CA69 CA70 CA78 DA01 DA08 EA02 EA40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線を投光する投光器と、反射光を受
    ける受光器とを有し、特定空間における物体の有無を検
    知する物体検知装置において、 投光を行っていない非投光期間と、投光を行っている投
    光期間とに前記投光器を制御する投光制御手段と、 前記非投光期間内の第1受光タイミングで前記受光器の
    出力を検知し、前記投光期間内の第2受光タイミングで
    前記受光器の出力を検知することにより、前記特定空間
    における物体の有無を判断する物体有無判断手段とを備
    えたことを特徴とする物体検知装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する物体検知装置におい
    て、 定期的に前記受光器を駆動する駆動電流を第1所定時間
    流すことにより物体検出装置を作動させる電源駆動手段
    と、 前記電源駆動手段により前記受光器に電源が与えられた
    ときから前記第1所定時間経過する前であって、第2所
    定時間経過する前に前記第1受光タイミングを設定し、
    前記第2所定時間経過した後に前記第2受光タイミング
    を設定する受光タイミング設定手段とを備えたことを特
    徴とする物体検知装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する物体検知装置におい
    て、 前記第1所定時間が約1080μsecであり、前記第
    2所定時間が約1msecであることを特徴とする物体
    検知装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記
    載する物体検知装置を備え、その物体検知装置により前
    記物体として人手を検知することと、 前記人手が検知されたときに開弁される水栓弁と、 駆動用電源として使用される乾電池とを備えたことを特
    徴とする自動水栓用制御装置。
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