JP4406911B2 - 物体検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には物体検知装置に関わり、特に、光等の伝播波の反射波を利用して物体の接近又は離脱を検知する物体検知装置に関する。本明細書においては、物体の一例としての人体を例にとり説明する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動給水装置や温水洗浄装置や自動水栓装置において、物体検知装置として反射型の非接触アクティブセンサを用いた装置が知られている。中でも特に、自動水栓装置では、洗面台等に設置した物体検知装置が洗面台のスパウト(噴出口)下方に手等の物体を検出すると、自動的に水栓を開いてスパウトから吐水させる構成の装置が周知である。この装置では、物体検知装置が光や超音波等の伝播波をスパウト下方に向けて発射し、その反射レベルを測定してこのレベルと閾値との比較結果からスパウト下方に存在する物体を検知するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動給水装置や温水洗浄装置の場合、検知対象物体から反射した伝播波以外に、周囲の壁に反射した伝播波が物体検知装置に戻ってくるため、反射波のレベル補正や閾値の更新等を行なわないと検知対象物体の存否を確認できないという問題がある。また、自動水栓装置の場合にも、上記と同様に検知対象物体から反射した伝播波以外に、洗面台のボウル内底面に反射した伝播波が物体検知装置に戻ってくる不具合があるのに加えて、スパウトからの吐出水や、上記ボウルの汚れや、上記ボウルの経時変化等が外乱として物体検知に悪影響を及ぼす。そのため、やはり反射波のレベル補正や閾値の更新等を行なわないと検知対象物体の存否を確認できないという問題があった。
【0004】
そこで、上記問題に対処するための手段として、物体検知装置に戻ってくる反射波のレベルを統計的に処理して検知対象物体の存否を判定する方式が特開平7−233548号公報に開示されている。
【0005】
この方式によると、例えば洗面器上に静止物が置かれたことにより誤って吐水が行われたときでも、洗面器の未使用時の反射光レベル(以下、陶器レベル)を、静止物が置かれた状態での反射光レベルによって更新することにより、速やかに止水させることができる。
【0006】
また、上述した各装置において、物体検知装置と共に手動の吐水スイッチを備えた方式のものも知られている。例えば、この方式を適用した自動水栓装置において、通常の手洗い等には物体検知装置のセンサ機能を使用するが、水溜めや洗い物等の際にはセンサ機能による吐水では不便な場合があるため、手動の吐水スイッチによって連続して吐水するようにした構成のものもある。この装置では、センサ機能を作動させて吐水を行なった場合に、吐水が途中で止ってしまったり不用意に吐水してしまう不具合があるので、手動の吐水スイッチよる吐水中はセンサ機能を停止させる機能を併せ持つものもある。
【0007】
特開平10−123260号は、手動の吐水スイッチによる吐水中、すなわちセンサ機能停止時においても、前記陶器レベルを更新するようにしたため、例えば、センサ機能停止時に洗面器上に物が置かれたとしても、センサ機能停止が解除されたときの装置の誤動作を防止できるとしている。
【0008】
しかし、上記従来例には、以下のような問題があり、図7を用いて説明する。図7は、従来例における水制御装置各部の制御状態を、タイミングチャートによって示したものである。
【0009】
図7において、手動の吐水スイッチにより吐水が開始された後に(時刻t1)、前記陶器レベルを、吐出水により吸収された低い反射光レベルによって更新する(時刻t2)。ここで、時刻t1からt2までの間隔は概ね15秒前後と短い。これは、何らかの原因で、一旦誤吐水の状態に陥った場合、短い時間で陶器レベルを更新し止水させようという狙いあるためである。やがて吐水スイッチによる吐水が終了し止水すると、センサ機能停止が解除される(時刻t3)。このとき、ボウル面からの高い反射光レベルによりセンサ機能が物体を誤検知し再び吐水する(時刻t4)。その後再び吐出水により吸収された低い反射光レベルによって止水するという吐水/止水の繰返し動作に陥ってしまう。前記特開平7−233548号公報の場合、短いインターバルでの吐水/止水の繰返し回数をカウントするカウンタにより、強制的に吐水禁止とされるが、この間無駄な水を浪費してしまうという問題があった。
【0010】
したがって本発明の目的は、上記したような誤動作を防止し、信頼性の高い物体検知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第1の発明は、伝播波の送信および物体で反射した伝播波の受信を行なうセンサ投受光手段と、前記センサ投受光手段が受信した反射光の最新データを含む連続してサンプリングされた複数のデータより平均値及び標準偏差値を含む統計値を算出するデータ演算手段と、前記データ演算手段の前記標準偏差が所定範囲内のとき動体なしと判断する動体有無判断部と、前記動体有無判断部により動体なしと判断された前記平均値が所定時間継続すると第一基準レベルとして設定する第一基準レベル設定部を有する第一基準レベル学習手段とを備え、前記第一基準レベルと比較して対象物の有無を検知する物体検知装置において、前記第一基準レベル学習手段は前記学習条件である所定時間の値を選択して設定する学習条件判断部と、前記所定時間より大きい一定時間が経過したときに前記平均値を第二基準レベルに定め第二基準レベルとして設定する第二基準レベル設定部と、前記第二基準レベルと前記平均値と比較し大小判別して前記第一基準レベル学習手段に前記所定時間の値を変更設定させる学習条件変更判断部を有するとともに、前記学習条件変更手段により変更された所定時間で設定された第一基準レベルで対象物の有無を検知することを特徴とする。その結果、反射光データの平均値や標準偏差を用いて動体の有無を判断し、その動体の有無を判断する陶器レベルの学習条件である所定時間を変更することで、状況に応じた最適な条件に変更することができるので、特殊な環境での誤動作及び使い勝手の悪化を防止する。
【0011】
第2の発明は、請求項1に記載の物体検知装置において、前記学習条件変更判断部は前記第二基準レベルが前記平均値と比較して大きいと判断したら前記第一基準レベル学習手段に前記所定時間の値を大きく設定させることを特徴とする。その結果、センサ機能と手動の吐水スイッチの機能との併用に起因する誤動作である洗面器の水溜め終了に起こる反射光レベルの上昇により誤動作が発生しない。
【0012】
第3の発明は、請求項1又は2に記載の物体検知装置において、前記学習条件変更判断部は前記第二基準レベルが前記平均値と比較して小さいと判断したら前記第一基準レベル学習手段に前記所定時間の値を小さく設定させることを特徴とする。その結果、ボウル面上に静止物が置かれたことに起因する静止物からの高い反射光レベルであるため、手を検知させるには、通常よりもセンサ部に手を近づける必要がある使い勝手の悪さを防止することができる
【0018】
【実施例】
図1は、本発明の一実施例におけるブロック図である。図1において、センサ投受光手段100は、所定周期で赤外光を投光する発光素子と、物体からの反射光を受光し光量に応じた大きさの電流(光電流)を出力する受光素子とを備え、受光素子が受光した反射光のレベルを検知して所定の信号処理を施すことにより反射光のレベルに応じた電圧信号(アナログ信号)を生成して出力するものである。
【0019】
また、データ演算手段200は、センサ投受光手段100から入力した最新データを含む過去8回の連続したデータを記憶するとともに、過去8回のデータの平均値および標準偏差を算出するものである。
【0020】
次に、学習条件変更手段300を構成する要素について説明する。動体有無判断部301は、データ演算手段200で算出された標準偏差が所定値以内のときに動体なしと判断し、所定値以上のときに動体ありと判断するものである。ここで、動体有無判断手段301は、データ演算手段200で演算された平均値と最新データとの差分が所定値以内のとき動体なしと判断し、所定値以上のときに動体ありと判断するようにしても良い。
【0021】
また、計時部302は、動体有無判断部301により動体ありと判断されたときにカウンタ(図示しない)をリセットし、動体なしと判断されたときにカウンタ(図示しない)をインクリメントすることで、動体なしと判断された時間を計時するものである。
【0022】
また、第二基準レベル設定部303は、計時部302の値が予め設定された所定時間を経過したときにデータ演算手段200で算出された平均値を第二基準レベルとして定めるものである。
【0023】
また、学習条件変更判断部304は、第二基準レベル設定部303で定められた第二基準レベルと、データ演算手段200で算出された平均値との大小関係を判定し、その結果に基づき第一基準レベル学習手段400へ学習条件の変更要求を出力するものである。
【0024】
次に、第一基準レベル学習手段400を構成する要素について説明する。学習条件群401は、互いに異なる学習条件である条件A402と条件B403とから構成されるものである。
【0025】
また、学習条件成立判断部404は、学習条件変更判断部304からの変更要求に基づき学習条件群401の中から選択された条件A402または条件B403のいずれか1つと、計時部302の値とを比較し、学習条件が成立したか否かを判断するものである。
【0026】
また、第一基準レベル設定部405は、学習条件成立判断部404で学習条件が成立したときにデータ演算手段200で算出された平均値を第一基準レベルとして定めるものである。
【0027】
次に、図2を用いて説明する。図2は、本発明の一実施例に係る水制御装置の回路構成を示す。
【0028】
この水制御装置は、例えば、洗面台やトイレ室内の手洗用シンクのような水廻り設備に設置されるものである。
【0029】
上記装置は、図示のように、人体の一部である手等を検出するためのセンサ部1と自動水栓(図示しない)を開/閉するバルブ(図示しない)を駆動するバルブ駆動部3と、センサ部1やバルブ駆動部3を制御する信号処理部5と、上記各部へ給電するための直流電源7とを備える。
【0030】
センサ部1は、投光素子9と、受光素子11と、センサ回路13と、トランジスタ15とを備える。
【0031】
投光素子9は、発光ダイオードから成っており、センサ回路13が駆動状態におかれているとき、トランジスタ15及びセンサ回路13を通じた直流電源7からの給電を受けて駆動し、例えば赤外線や可視光等の所定の光を所定の角度で投光する。
【0032】
受光素子11は、例えばフォトダイオードから成っており、センサ回路13が駆動状態におかれているとき、トランジスタ15及びセンサ回路13を通じた直流電源7からの給電を受けて駆動し、受光した光量に応じた大きさの電流(光電流)を出力する。
【0033】
センサ回路13は、トランジスタ15がオン動作し、且つ、後述するマイクロコンピュータ(以下、マイコン)29から指令信号が出力されたとき起動して、投光素子9及び受光素子11を駆動する。そして、受光素子11が受光した反射光のレベルを検知して所定の信号処理を施すことにより、反射光のレベルに応じた電圧信号(アナログ信号)を生成して出力する。
【0034】
トランジスタ15は、マイコン29からの制御信号に基づいてスイッチング動作し、直流電源7からセンサ回路13への駆動電源の給電を断/続する。
【0035】
バルブ駆動部3は、上述したバルブ(図示しない)を駆動するためのラッチングソレノイド17と、各々がマイコン29からの指令信号に基づいてスイッチング動作する4個のトランジスタ19〜25とを備えたHブリッジ回路27によって構成されている。
【0036】
このHブリッジ回路27は、例えばトランジスタ21、23が共にオン動作することにより直流電源7からトランジスタ21、ソレノイド17、トランジスタ23を経て直流電源7に至る閉ループを形成したとき、ソレノイド17がバルブ(図示しない)を開方向に駆動する。上記とは逆に、トランジスタ19、25が共にオン動作することにより直流電源7からトランジスタ19、ソレノイド17、トランジスタ25を経て直流電源7に至る閉ループを形成したとき、ソレノイド17がバルブ(図示しない)を閉方向に駆動するようになっている。
【0037】
信号処理部5は、マイコン29と、発振子31と、吐水スイッチ33と、センサ切りスイッチ35とを備える。
【0038】
発振子31は、マイコン29が動作するのに必要なクロックパルスを生成して、これをマイコン29に出力する。
【0039】
吐水スイッチ33は、使用者が手動での吐水を所望したときオンされるスイッチで、このスイッチ33がオンされると所定の電圧レベル信号がマイコン29に印可される。
【0040】
センサ切りスイッチ35は、使用者がセンサ部1の検知動作による吐水の禁止を所望したときオンされるスイッチで、このスイッチ35がオンされると所定の電圧レベル信号がマイコン29に印可される。
【0041】
マイコン29は、センサ回路13と、トランジスタ15と、Hブリッジ回路27を構成するトランジスタ19〜25とを制御するもので、これら各部を制御するための演算処理動作を行なうCPUを始め、制御プログラムを格納し、必要データを記憶するメモリや、入出力部(いずれも図示しない)等を備える。
【0042】
マイコン29は、センサ切りスイッチ35のオン/オフを確認するに先立ち、トランジスタ15をオンさせる制御信号を出力すると共に、センサ回路13に所定の指令信号を出力することによりセンサ回路13を起動し、センサ部1による吐水条件を設定するのに必要な演算処理を行なう。この演算処理は、センサ回路13から出力される電圧信号の2値化の過程と、このデータ(最新データ)によるメモリ内の最も古いデータの更新の過程と、各データの平均値を求める過程と、この平均値を、陶器レベルとして用いるに際しての処理過程とから成っている。この演算処理については、後に図4を参照して詳述する。
【0043】
マイコン29は、センサ切りスイッチ35より所定の電圧レベル信号が出力されているか否かをチェックすることにより、スイッチ35のオン/オフを確認する。このチェックによりオフを確認したときは、上記陶器レベルと平均値の差分と所定の閾値との間の比較結果から吐水を要するか否かを判定し、要すると判定したとき吐水要求フラグをセットする処理を実行する。一方、オンを確認したときは、この処理は行なわない。この演算処理についても後に図3を参照して詳述する。
【0044】
マイコン29は、また、吐水スイッチ33より所定の電圧レベル信号が出力されているか否かをチェックすることによりスイッチ33のオンを確認したときにも、手動操作による吐水を可能にすべく吐水要求フラグをセットする。これとは逆に、所定の電圧レベル信号が出力されていないことにより吐水スイッチ33のオフを確認したときには、手動操作による吐水を不能にすべく、吐水要求フラグをリセットする。
【0045】
次に、マイコン29による水制御装置各部の制御動作を、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
【0046】
まず、図3に示すメインルーチンの時間(一例として125msec)を管理するためのタイマ(図示しない)をリセット(初期化)し(ステップS101)、次に、吐水スイッチ33のオフを確認すると(ステップS102)、吐水要求フラグをリセットする。これは、使用者が手動による吐水を所望していないことを示している(ステップS103)。一方、吐水スイッチ33のオンを確認したときは(ステップS102)、吐水要求フラグをセットする。この場合は、使用者が手動による吐水を所望していることを示している(ステップS104)。次に、センサ部1の検知動作によって吐水条件を設定するためのサブルーチンである図4に示した処理動作を実行する(ステップS105)。以下、図4を参照してこのサブルーチンを説明する。
【0047】
図4において、まず、トランジスタ15をオンすることによりセンサ回路13に駆動電源を給電すると共に(ステップS121)、センサ回路13に指令信号を出力することによりセンサ回路13を起動する。これによって投光素子9及び受光素子11は駆動状態となる(ステップS122)。ここでセンサ回路13は、指令信号を受けてから、投光素子9を駆動し受光素子11の反射光レベルに応じた電圧信号を生成して出力するまで1msecを要するものとする。そのため、センサ回路13に指令信号を出力した後、1msec待って(ステップS123)、この電圧信号を読込んで2値化(A/D変換)する(ステップS124)。そして、トランジスタ15をオフすることによりセンサ回路13への駆動電源の給電を停止し(ステップS125)、この2値化した最新データにより、メモリ内の最も古いデータを更新する(ステップS126)。
【0048】
次に、メモリ内の反射光レベルの全データの平均値を演算し(ステップS127)、その平均値と上記最新データとの差分を求め、その差分が予め閾値として設定されている値である「3」より小さいか否かをチェックする。つまり、|平均値−最新データ|≦閾値3を計算する(ステップS128)。このチェックは、図1に示した動体有無判断部301に相当し、マイコン29内のカウンタA(図示しない)をインクリメントするか、或いはリセットするために行われるものである。上記チェックの結果、差分が閾値3より小さければカウンタAをインクリメントし(ステップS129)、大きければリセットする(ステップS130)。ここで、上記カウンタAは、上記平均値と上記最新データとの差分が閾値3以下の状態が何回継続したかをカウントするためのカウンタであり、図1に示した計時部302に相当する。
【0049】
次に、リセット後更新済みフラグ=1かどうかをチェックする(ステップS140)。このフラグは電源投入直後は0となっており(図示しない)、電源投入後一回目の陶器レベルの更新が終了したときに1にセットされ、以降は電源が絶たれるまで1の状態を保持するものである。このチェックにより、電源投入直後はステップS141へ移行し、カウンタAのカウンタ値が40以上か否かをチェックする(ステップS141)。
【0050】
このチェックは、図3で示したメインルーチンの周期が125msecであるため、仮にカウント値が40であれば125msec×40=5secとなるので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状態(自動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定している状態)が5秒以上継続したことを示している。上記チェックの結果、5秒以上継続していれば、自動水栓は未使用状態で受光素子11が受光する反射光レベルは安定していると判断し、上述したリセット後更新済みフラグを1にセットした後(ステップS142)、ステップS127で求めた平均値を、陶器レベルL及び陶器レベルSとしてメモリに記憶し(ステップS143及びS135)、メインルーチンへ復帰する。以降、ステップS141〜S143の処理は実行されることはない。一方、ステップS130でカウンタAがリセットされたり、或いは、カウンタAのカウント値が40に満たないことにより5秒以上継続していないと判断したときは、そのままメインルーチンへ復帰することになる。
【0051】
電源投入後一回目の陶器レベルの更新が終了した状態では、次に、カウンタAのカウンタ値が1440以上か否かをチェックする(ステップS131)。
【0052】
このチェックは、図3で示したメインルーチンの周期が125msecであるため、仮にカウント値が1440であれば125msec×1440=180secとなるので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状態(自動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定している状態)が3分以上継続したことを示している。上記チェックの結果、3分以上継続していれば、自動水栓は未使用状態で受光素子11が受光する反射光のレベルは安定していると判断し、ステップS127で求めた平均値を、陶器レベルLとしてメモリに記憶し(ステップS132)、ステップS133へ移行する。ここで、ステップS131およびS132は、図1に示した第二基準レベル設定部303に相当する。一方、ステップS130でカウンタAがリセットされたり、或いは、カウンタAのカウント値が1440に満たないことにより3分以上継続していないと判断したときは、そのままステップS133へ移行する。
【0053】
次に、センサ切りスイッチ35がオフの状態であることを示すセンサ切りSW状態フラグ=0、且つ、吐水要求フラグ=1かどうかをチェックする(ステップS133)。このチェックにより、センサ機能による吐水が行われているかどうかが分かる。上記チェックの結果、センサ機能による吐水が行われていると判定されると、次にカウンタAのカウンタ値が120以上か否かをチェックする(ステップS134)。
【0054】
このチェックは、図3で示したメインルーチンの周期が125msecであるため、仮にカウント値が120であれば125msec×120=15secとなるので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状態(自動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定している状態)が15秒以上継続したことを示している。上記チェックの結果、15秒以上継続していれば、自動水栓は未使用状態で受光素子11が受光する反射光のレベルは安定していると判断し、ステップS127で求めた平均値を、陶器レベルSとしてメモリに記憶し(ステップS135)、メインルーチンに復帰する。一方、ステップS130でカウンタAがリセットされたり、或いは、カウンタAのカウント値が120に満たないことにより15秒以上継続していないと判断したときは、そのままメインルーチンに復帰することになる。
【0055】
一方、ステップS133の結果、センサ機能による吐水状態以外の状態、すなわち、止水状態か、もしくは吐水状態であっても吐水スイッチ33による吐水状態、のいずれかであると判定されると、次に、平均値と陶器レベルLとの大小関係を判定する(ステップS136)。ここで、ステップS136は、図1に示す学習条件変更判断部304に相当する。尚、ステップS136では、実際には、平均値と、陶器レベルLから1を減算した値との大小比較とし、瞬時ノイズ等の影響による平均値の微変動を吸収できるようにしてある。
【0056】
上記チェックの結果、平均値≧陶器レベルL−1であればステップS137へ移行し、次にカウンタAのカウンタ値が64以上か否かをチェックする(ステップS137)。ここで、値64は、図1に示す学習条件群401の中の条件A402に設定された閾値に相当する。
【0057】
このチェックは、図3で示したメインルーチンの周期が125msecであるため、仮にカウント値が64であれば125msec×64=8secとなるので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状態(自動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定している状態)が8秒以上継続したことを示している。上記チェックの結果、8秒以上継続していれば、自動水栓は未使用状態で受光素子11が受光する反射光のレベルは安定していると判断し、ステップS127で求めた平均値を、陶器レベルSとしてメモリに記憶し(ステップS135)、メインルーチンに復帰する。ここで、ステップS137は図1に示す学習条件成立判断部404に相当し、またステップS135は図1に示す第一基準レベル設定部405に相当する。一方、ステップS130でカウンタAがリセットされたり、或いは、カウンタAのカウント値が64に満たないことにより8秒以上継続していないと判断したときは、そのままメインルーチンに復帰することになる。
【0058】
一方、ステップS136による判定の結果、平均値<陶器レベルL−1であればステップS138へ移行し、次にカウンタAのカウンタ値が560以上か否かをチェックする(ステップS138)。ここで、値560は、図1に示す学習条件群401の中の条件B403に設定された閾値に相当する。
【0059】
このチェックは、図3で示したメインルーチンの周期が125msecであるため、仮にカウント値が560であれば125msec×560=70secとなるので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状態(自動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定している状態)が1分10秒以上継続したことを示している。上記チェックの結果、1分10秒以上継続していれば、自動水栓は未使用状態で受光素子11が受光する反射光のレベルは安定していると判断し、ステップS127で求めた平均値を、陶器レベルSとしてメモリに記憶し(ステップS135)、メインルーチンに復帰する。ここで、ステップS138は図1に示す学習条件成立判断部404に相当し、またステップS135は図1に示す第一基準レベル設定部405に相当する。一方、ステップS130でカウンタAがリセットされたり、或いは、カウンタAのカウント値が560に満たないことにより1分10秒以上継続していないと判断したときは、そのままメインルーチンに復帰することになる。
【0060】
再び、図3のメインルーチンに戻って、センサ切りスイッチ35のオフ(即ち、センサ入りモード)を確認すると(ステップS106)、センサ切りSW状態フラグをリセットし(ステップS107)、その後、センサ部1の検知動作における吐水条件である陶器レベルSと、上記平均値との差が閾値2よりも大きいか否かチェックする(ステップS108)。この結果、大きいときは吐水要求フラグをセットした後(ステップS109)、ステップS111に移行し、小さいときは吐水要求フラグをセットせずにそのままステップS111に移行する。一方、ステップS106において、センサ切りスイッチ35のオン(即ち、センサ切りモード)を確認したときは、センサ切りSW状態フラグをセットし(ステップS110)、その後は、ステップS108、S109で示した処理を行なわずにステップS111に移行することになるため、センサ部1の検知動作により吐水要求フラグがセットされることはない。
【0061】
次に、吐水要求フラグがセットされているか否かをチェックする(ステップS111)。ステップS111以降の処理は、センサ入りモード、センサ切りモードのいずれが設定されている場合も共通である。
【0062】
上記両モードにおいて吐水スイッチ33がオンか、或いは、センサ入りモードにおいてセンサ部1の検知動作における吐水条件(即ち、平均値−陶器レベルS≧閾値2)が成立していれば(ステップS108)、吐水要求フラグがセットされている(ステップS111)。この場合、吐水中であるか否かをチェックし(ステップS112)、吐水中であればそのままステップS114に移行する。吐水中でなければ吐水要求フラグがセットされているため、バルブ(図示しない)を開方向に駆動するようソレノイド17を制御し(ステップS113)、ステップS114に移行する。一方、吐水要求フラグがセットされていないときには(ステップS111)、止水中であるか否かをチェックし(ステップS115)、止水中であればそのままステップS114に移行する。止水中でなければ吐水要求フラグがセットされていないため、バルブ(図示しない)を閉方向に駆動するようソレノイド17を制御し(ステップS116)、ステップS114に移行する。
【0063】
最後に、ステップS101でタイマーをリセット(初期化)してから125msec経過したか否かをチェックし、125msec経過した時点でメインルーチンのスタートに戻る(ステップS114)。これにより、メインルーチンの処理が一定周期で実行されることになる。
【0064】
図5及び図6は、図3及び図4においてフローチャートで示した水制御装置各部の制御状態の例を、タイミングチャートによって示したものである。
【0065】
はじめに図5を用いて説明する。図5において、マイコン29を始め、水制御装置各部が駆動状態となった時刻t0では、センサ切りスイッチ35は図5(a)に示すようにオフであり、センサ入りモードになっている。また、吐水スイッチ33も図5(b)に示すようにオフである。さらに、スパウト下方に手が伸びていたり、洗面器上に異物が載置されてはいないため、図5(c)においてセンサ部1が受光する反射光レベルの平均値と、陶器レベルS及び陶器レベルLとは一致している。このように、反射光レベルの平均値と陶器レベルSとが一致しているため、図5(d)に示すようにバルブも止水状態にある。
【0066】
次に、時刻t1でスパウト下方に手が差出されると、平均値は急激に上昇し閾値2のレベルを超えるため、バルブ吐水を開始する。この吐水は、スパウト下方に差出されていた手が引込められることにより、平均値が急激に低下して閾値2のレベル以下になる時刻t2で停止される。
【0067】
そして、時刻t3で水溜めを行なうために吐水スイッチ33をオンする。また、センサ切りスイッチ35をオンすることでセンサ切りモードに設定される。このときセンサ部1が受光する反射光レベルは、ボウル面からの反射光レベルに比べて低い。これは吐出水により光が吸収されるためである。
【0068】
次に、上記吐水スイッチ33のオン操作による吐水中での、陶器レベルS及び、陶器レベルLの更新処理について説明する。時刻t3における止水状態から吐水状態への変化により、反射光レベルの最新データと平均値との差が閾値3を超えるため、カウンタAがリセットされる。その結果、そのときの平均値による陶器レベルS及び陶器レベルLの更新処理が一時中断される。その後、閾値3以下の状態に安定すると、カウンタAはカウントアップを始める。一方、記憶されている陶器レベルLと吐水中の平均値との差が、平均値<陶器レベルL−1の関係にあるため、カウンタAのカウントアップ値が1分10秒経過するまで陶器レベルSの更新は中断されたままとなる。また、陶器レベルLについても同様に、3分経過するまで更新されない。
【0069】
やがて時刻t4で水溜めを終了させるために吐水スイッチ33をオフする。また、センサ切りスイッチ35をオフすることでセンサ入りモードに設定される。一般的に、手動の吐水スイッチによる吐水時間は、長くても1分弱である。また、吐水スイッチ33によるオフ操作が省略された場合でも、自動的に1分後に止水させるような構成のものもある。このときセンサ部1が受光する反射光レベルは、吐出水による吸収がされなくなるため再びボウル面からの反射光レベルまで上昇する。一方、陶器レベルS及び陶器レベルLは、上述した1分10秒を経過するよりも以前に、吐水状態から止水状態への変化が生じるため、カウンタAがリセットされ、時刻t3よりも以前に更新された値を保持したままである。よって、平均値−陶器レベルS<閾値2の関係にあるため誤動作が発生しない。
【0070】
次に図6を用いて説明する。図6においては、手動の吐水スイッチ33及びセンサ切りスイッチ35とは共にオフ状態、即ち、センサ入りモードに設定されているものとする。
【0071】
時刻t1でボウル面上に静止物が置かれた場合、反射光レベルが上昇し誤吐水に至る。この場合は、従来例同様、時刻t2で速やかに陶器レベルSが静止物からの反射光レベルで更新され止水することができる。尚、時刻t1からt2までの間隔は概ね15秒前後が妥当で、今回は15秒とした。
【0072】
やがて、時刻t3で静止物が取り除かれると、時刻t4で陶器レベルSを更新するが、この時刻t3からt4までの間は、記憶されている陶器レベルSの値は上記した静止物からの高い反射光レベルであるため、この間、手を検知させるには、通常よりもセンサ部1に手を近づける必要があり、使い勝手が悪い。従来例では、この場合でも上述した時刻t1からt2までの時間(概ね15秒前後)と同じ時間まで経過しないと陶器レベルが更新されないため、使い勝手の悪い状態がなかなか解除されない。これに対して、本発明では、陶器レベルL−1よりも高い値で陶器レベルSを更新する場合、時刻t1からt2までの時間とは別の時間(今回は8秒とした)で
更新されるようになるため、従来例に比べて使い勝手が向上できる。
【0073】
さらに、以上の実施例に示した各所定時間の値を不揮発性メモリ内に格納し外部より書換え可能とすることで、物体検知装置が取り付けられる洗面器等の形状や光の反射率の違いあるいは使用される頻度等により最適な値への変更が簡単にできるようになり、特殊な環境での誤動作及び使い勝手の悪化を個別に防止することが容易となる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、センサ機能と手動の吐水スイッチの機能との併用に起因する誤動作や、ボウル面上に静止物が置かれたことに起因する誤動作及び使い勝手の悪化を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るブロック図
【図2】 本発明の一実施例に係る水制御装置の回路構成を示すブロック図
【図3】 図2に示した水制御装置各部の制御動作を示すフローチャート
【図4】 センサ部による吐水条件設定のためのサブルーチンを示すフローチャート
【図5】 図2に示した水制御装置各部の制御動作例を示すタイミングチャート図
【図6】 図2に示した水制御装置各部の別の制御動作例を示すタイミングチャート図
【図7】 従来例の水制御装置各部の制御動作を示すタイミングチャート図
【符号の説明】
1…センサ部
3…バルブ駆動部
5…信号処理部
7…直流電源
9…投光素子
11…受光素子
13…センサ回路
15…トランジスタ
17…ラッチングソレノイド
19…トランジスタ
21…トランジスタ
23…トランジスタ
25…トランジスタ
27…Hブリッジ回路
29…マイクロコンピュータ
31…発振子
33…吐水スイッチ
35…センサ切りスイッチ

Claims (3)

  1. 伝播波の送信および物体で反射した伝播波の受信を行なうセンサ投受光手段と、前記センサ投受光手段が受信した反射光の最新データを含む連続してサンプリングされた複数のデータより平均値及び標準偏差値を含む統計値を算出するデータ演算手段と、前記データ演算手段の前記標準偏差が所定範囲内のとき動体なしと判断する動体有無判断部と、前記動体有無判断部により動体なしと判断された前記平均値が所定時間継続すると第一基準レベルとして設定する第一基準レベル設定部を有する第一基準レベル学習手段とを備え、前記第一基準レベルと比較して対象物の有無を検知する物体検知装置において、前記第一基準レベル学習手段は前記学習条件である所定時間の値を選択して設定する学習条件判断部と、前記所定時間より大きい一定時間が経過したときに前記平均値を第二基準レベルに定め第二基準レベルとして設定する第二基準レベル設定部と、前記第二基準レベルと前記平均値と比較し大小判別して前記第一基準レベル学習手段に前記所定時間の値を変更設定させる学習条件変更判断部を有するとともに、前記学習条件変更手段により変更された所定時間で設定された第一基準レベルで対象物の有無を検知することを特徴とする物体検知装置。
  2. 請求項1に記載の物体検知装置において、前記学習条件変更判断部は前記第二基準レベルが前記平均値と比較して大きいと判断したら前記第一基準レベル学習手段に前記所定時間の値を大きく設定させることを特徴とする物体検知装置。
  3. 請求項1又は2に記載の物体検知装置において、前記学習条件変更判断部は前記第二基準レベルが前記平均値と比較して小さいと判断したら前記第一基準レベル学習手段に前記所定時間の値を小さく設定させることを特徴とする物体検知装置。
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