JP2002267766A - 物体検知装置 - Google Patents

物体検知装置

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JP2002267766A
JP2002267766A JP2001068250A JP2001068250A JP2002267766A JP 2002267766 A JP2002267766 A JP 2002267766A JP 2001068250 A JP2001068250 A JP 2001068250A JP 2001068250 A JP2001068250 A JP 2001068250A JP 2002267766 A JP2002267766 A JP 2002267766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検知対象物以外の反射光に起因する誤動作を
防止する。 【解決手段】 反射光の変動が少ないか否かで動体の有
無を判断し、動体のない状態が所定時間経過したときに
検知対象物がない未使用時の反射光レベルとして第一基
準レベルおよび第二基準レベルを設定する。物体検知装
置は、常時複数の反射光データから平均値を算出し、平
均値と第一基準レベルとの差分が所定値以上になったと
きに物体検知ありと判定する。第二基準レベルと平均値
との大小関係に基づき、第一基準レベルの設定条件であ
る前記所定時間の値を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般には物体検知
装置に関わり、特に、光等の伝播波の反射波を利用して
物体の接近又は離脱を検知する物体検知装置に関する。
本明細書においては、物体の一例としての人体を例にと
り説明する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動給水装置や温水洗浄装置や自
動水栓装置において、物体検知装置として反射型の非接
触アクティブセンサを用いた装置が知られている。中で
も特に、自動水栓装置では、洗面台等に設置した物体検
知装置が洗面台のスパウト(噴出口)下方に手等の物体
を検出すると、自動的に水栓を開いてスパウトから吐水
させる構成の装置が周知である。この装置では、物体検
知装置が光や超音波等の伝播波をスパウト下方に向けて
発射し、その反射レベルを測定してこのレベルと閾値と
の比較結果からスパウト下方に存在する物体を検知する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動給水装
置や温水洗浄装置の場合、検知対象物体から反射した伝
播波以外に、周囲の壁に反射した伝播波が物体検知装置
に戻ってくるため、反射波のレベル補正や閾値の更新等
を行なわないと検知対象物体の存否を確認できないとい
う問題がある。また、自動水栓装置の場合にも、上記と
同様に検知対象物体から反射した伝播波以外に、洗面台
のボウル内底面に反射した伝播波が物体検知装置に戻っ
てくる不具合があるのに加えて、スパウトからの吐出水
や、上記ボウルの汚れや、上記ボウルの経時変化等が外
乱として物体検知に悪影響を及ぼす。そのため、やはり
反射波のレベル補正や閾値の更新等を行なわないと検知
対象物体の存否を確認できないという問題があった。
【0004】そこで、上記問題に対処するための手段と
して、物体検知装置に戻ってくる反射波のレベルを統計
的に処理して検知対象物体の存否を判定する方式が特開
平7−233548号公報に開示されている。
【0005】この方式によると、例えば洗面器上に静止
物が置かれたことにより誤って吐水が行われたときで
も、洗面器の未使用時の反射光レベル(以下、陶器レベ
ル)を、静止物が置かれた状態での反射光レベルによっ
て更新することにより、速やかに止水させることができ
る。
【0006】また、上述した各装置において、物体検知
装置と共に手動の吐水スイッチを備えた方式のものも知
られている。例えば、この方式を適用した自動水栓装置
において、通常の手洗い等には物体検知装置のセンサ機
能を使用するが、水溜めや洗い物等の際にはセンサ機能
による吐水では不便な場合があるため、手動の吐水スイ
ッチによって連続して吐水するようにした構成のものも
ある。この装置では、センサ機能を作動させて吐水を行
なった場合に、吐水が途中で止ってしまったり不用意に
吐水してしまう不具合があるので、手動の吐水スイッチ
よる吐水中はセンサ機能を停止させる機能を併せ持つも
のもある。
【0007】特開平10−123260号は、手動の吐
水スイッチによる吐水中、すなわちセンサ機能停止時に
おいても、前記陶器レベルを更新するようにしたため、
例えば、センサ機能停止時に洗面器上に物が置かれたと
しても、センサ機能停止が解除されたときの装置の誤動
作を防止できるとしている。
【0008】しかし、上記従来例には、以下のような問
題があり、図7を用いて説明する。図7は、従来例にお
ける水制御装置各部の制御状態を、タイミングチャート
によって示したものである。
【0009】図7において、手動の吐水スイッチにより
吐水が開始された後に(時刻t1)、前記陶器レベル
を、吐出水により吸収された低い反射光レベルによって
更新する(時刻t2)。ここで、時刻t1からt2まで
の間隔は概ね15秒前後と短い。これは、何らかの原因
で、一旦誤吐水の状態に陥った場合、短い時間で陶器レ
ベルを更新し止水させようという狙いあるためである。
やがて吐水スイッチによる吐水が終了し止水すると、セ
ンサ機能停止が解除される(時刻t3)。このとき、ボ
ウル面からの高い反射光レベルによりセンサ機能が物体
を誤検知し再び吐水する(時刻t4)。その後再び吐出
水により吸収された低い反射光レベルによって止水する
という吐水/止水の繰返し動作に陥ってしまう。前記特
開平7−233548号公報の場合、短いインターバル
での吐水/止水の繰返し回数をカウントするカウンタに
より、強制的に吐水禁止とされるが、この間無駄な水を
浪費してしまうという問題があった。
【0010】したがって本発明の目的は、上記したよう
な誤動作を防止し、信頼性の高い物体検知装置を提供す
ることにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、反射型の非接触アクティブセンサによ
り対象物の有無を検知する物体検知装置において、伝播
波の送信および物体で反射した伝播波の受信を行なうセ
ンサ投受光手段と、前記センサ投受光手段が受信した反
射光の最新データを含む複数のデータより統計値を算出
するデータ演算手段と、対象物のない状態での反射光レ
ベルを第一基準レベルとして学習する第一基準レベル学
習手段と、前記第一基準レベルの学習条件を変更する学
習条件変更手段とを備えたので、状況に応じて陶器レベ
ルの学習条件を変更することが可能である。
【0011】第2の発明は、前記統計値として、平均値
および標準偏差の少なくとも一種類を採用したので、単
純な演算により得られる平均値や標準偏差を用いて動体
の有無を判断することができる。
【0012】第3の発明は、前記学習条件変更手段は、
前記標準偏差が所定範囲内か否かに基づき動体の有無を
判断する動体有無判断部と、前記動体有無判断部により
動体なしと判断された時間を計時する計時部と、前記計
時部により所定時間が経過したときに前記平均値を第二
基準レベルとして定める第二基準レベル設定部と、前記
平均値と前記第二基準レベルとの大小関係を比較する学
習条件変更判断部とを備えたので、第一基準レベルの学
習条件を状況に応じた最適な条件に変更することができ
る。
【0013】第4の発明は、前記学習条件変更手段は、
前記最新データと前記平均値との差が所定範囲内か否か
に基づき動体の有無を判断する動体有無判断部と、前記
動体有無判断部により動体なしと判断された時間を計時
する計時部と、前記計時部により所定時間が経過したと
きに前記平均値を第二基準レベルとして定める第二基準
レベル設定部と、前記平均値と前記第二基準レベルとの
大小関係を比較する学習条件変更判断部とを備えたの
で、第一基準レベルの学習条件を状況に応じた最適な条
件に変更することができる。
【0014】第5の発明は、前記第一基準レベル学習手
段は、前記学習条件変更部の判断結果に基づき互いに異
なる複数の学習条件から成る学習条件群の中から選択さ
れるいずれか1つの学習条件と前記計時部からの情報に
基づき学習条件が成立したか否かを判断する学習条件成
立判断部と、前記学習条件成立判断部により学習条件が
成立したときに前記平均値を前記第一基準レベルとして
定める第一基準レベル設定部とを備えたので、状況に応
じた最適な学習条件下で第一基準レベルを学習すること
ができる。
【0015】第6の発明は、前記学習条件群の各条件
は、前記計時部によって計時される互いに異なる閾値と
したので、学習条件群に属する各条件の個別の設定が簡
単にできる。
【0016】第7の発明は、前記所定時間及び前記学習
条件群の各閾値は、不揮発性メモリ内に格納してあり、
外部より書換え可能としたので、物体検知装置が取り付
けられる洗面器等の形状や光の反射率の違いあるいは使
用される頻度等により最適な値への変更が簡単にでき
る。
【0017】第8の発明は、前記所定時間及び前記学習
条件群の各閾値は、電源投入によるリセット後の一回目
に限り、前記不揮発性メモリ内に格納された値よりも短
い値を採用するようにしたので、例えば洗面台施工後の
検知動作確認の際に、陶器レベルが更新されるまで長時
間に渡り待たされる等の問題がない。
【発明の実施の形態】本発明の内容をより理解しやすく
するため、以下に実施例を用いて解説する。
【0018】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるブロック
図である。図1において、センサ投受光手段100は、
所定周期で赤外光を投光する発光素子と、物体からの反
射光を受光し光量に応じた大きさの電流(光電流)を出
力する受光素子とを備え、受光素子が受光した反射光の
レベルを検知して所定の信号処理を施すことにより反射
光のレベルに応じた電圧信号(アナログ信号)を生成し
て出力するものである。
【0019】また、データ演算手段200は、センサ投
受光手段100から入力した最新データを含む過去8回
の連続したデータを記憶するとともに、過去8回のデー
タの平均値および標準偏差を算出するものである。
【0020】次に、学習条件変更手段300を構成する
要素について説明する。動体有無判断部301は、デー
タ演算手段200で算出された標準偏差が所定値以内の
ときに動体なしと判断し、所定値以上のときに動体あり
と判断するものである。ここで、動体有無判断手段30
1は、データ演算手段200で演算された平均値と最新
データとの差分が所定値以内のとき動体なしと判断し、
所定値以上のときに動体ありと判断するようにしても良
い。
【0021】また、計時部302は、動体有無判断部3
01により動体ありと判断されたときにカウンタ(図示
しない)をリセットし、動体なしと判断されたときにカ
ウンタ(図示しない)をインクリメントすることで、動
体なしと判断された時間を計時するものである。
【0022】また、第二基準レベル設定部303は、計
時部302の値が予め設定された所定時間を経過したと
きにデータ演算手段200で算出された平均値を第二基
準レベルとして定めるものである。
【0023】また、学習条件変更判断部304は、第二
基準レベル設定部303で定められた第二基準レベル
と、データ演算手段200で算出された平均値との大小
関係を判定し、その結果に基づき第一基準レベル学習手
段400へ学習条件の変更要求を出力するものである。
【0024】次に、第一基準レベル学習手段400を構
成する要素について説明する。学習条件群401は、互
いに異なる学習条件である条件A402と条件B403
とから構成されるものである。
【0025】また、学習条件成立判断部404は、学習
条件変更判断部304からの変更要求に基づき学習条件
群401の中から選択された条件A402または条件B
403のいずれか1つと、計時部302の値とを比較
し、学習条件が成立したか否かを判断するものである。
【0026】また、第一基準レベル設定部405は、学
習条件成立判断部404で学習条件が成立したときにデ
ータ演算手段200で算出された平均値を第一基準レベ
ルとして定めるものである。
【0027】次に、図2を用いて説明する。図2は、本
発明の一実施例に係る水制御装置の回路構成を示す。
【0028】この水制御装置は、例えば、洗面台やトイ
レ室内の手洗用シンクのような水廻り設備に設置される
ものである。
【0029】上記装置は、図示のように、人体の一部で
ある手等を検出するためのセンサ部1と自動水栓(図示
しない)を開/閉するバルブ(図示しない)を駆動する
バルブ駆動部3と、センサ部1やバルブ駆動部3を制御
する信号処理部5と、上記各部へ給電するための直流電
源7とを備える。
【0030】センサ部1は、投光素子9と、受光素子1
1と、センサ回路13と、トランジスタ15とを備え
る。
【0031】投光素子9は、発光ダイオードから成って
おり、センサ回路13が駆動状態におかれているとき、
トランジスタ15及びセンサ回路13を通じた直流電源
7からの給電を受けて駆動し、例えば赤外線や可視光等
の所定の光を所定の角度で投光する。
【0032】受光素子11は、例えばフォトダイオード
から成っており、センサ回路13が駆動状態におかれて
いるとき、トランジスタ15及びセンサ回路13を通じ
た直流電源7からの給電を受けて駆動し、受光した光量
に応じた大きさの電流(光電流)を出力する。
【0033】センサ回路13は、トランジスタ15がオ
ン動作し、且つ、後述するマイクロコンピュータ(以
下、マイコン)29から指令信号が出力されたとき起動
して、投光素子9及び受光素子11を駆動する。そし
て、受光素子11が受光した反射光のレベルを検知して
所定の信号処理を施すことにより、反射光のレベルに応
じた電圧信号(アナログ信号)を生成して出力する。
【0034】トランジスタ15は、マイコン29からの
制御信号に基づいてスイッチング動作し、直流電源7か
らセンサ回路13への駆動電源の給電を断/続する。
【0035】バルブ駆動部3は、上述したバルブ(図示
しない)を駆動するためのラッチングソレノイド17
と、各々がマイコン29からの指令信号に基づいてスイ
ッチング動作する4個のトランジスタ19〜25とを備
えたHブリッジ回路27によって構成されている。
【0036】このHブリッジ回路27は、例えばトラン
ジスタ21、23が共にオン動作することにより直流電
源7からトランジスタ21、ソレノイド17、トランジ
スタ23を経て直流電源7に至る閉ループを形成したと
き、ソレノイド17がバルブ(図示しない)を開方向に
駆動する。上記とは逆に、トランジスタ19、25が共
にオン動作することにより直流電源7からトランジスタ
19、ソレノイド17、トランジスタ25を経て直流電
源7に至る閉ループを形成したとき、ソレノイド17が
バルブ(図示しない)を閉方向に駆動するようになって
いる。
【0037】信号処理部5は、マイコン29と、発振子
31と、吐水スイッチ33と、センサ切りスイッチ35
とを備える。
【0038】発振子31は、マイコン29が動作するの
に必要なクロックパルスを生成して、これをマイコン2
9に出力する。
【0039】吐水スイッチ33は、使用者が手動での吐
水を所望したときオンされるスイッチで、このスイッチ
33がオンされると所定の電圧レベル信号がマイコン2
9に印可される。
【0040】センサ切りスイッチ35は、使用者がセン
サ部1の検知動作による吐水の禁止を所望したときオン
されるスイッチで、このスイッチ35がオンされると所
定の電圧レベル信号がマイコン29に印可される。
【0041】マイコン29は、センサ回路13と、トラ
ンジスタ15と、Hブリッジ回路27を構成するトラン
ジスタ19〜25とを制御するもので、これら各部を制
御するための演算処理動作を行なうCPUを始め、制御
プログラムを格納し、必要データを記憶するメモリや、
入出力部(いずれも図示しない)等を備える。
【0042】マイコン29は、センサ切りスイッチ35
のオン/オフを確認するに先立ち、トランジスタ15を
オンさせる制御信号を出力すると共に、センサ回路13
に所定の指令信号を出力することによりセンサ回路13
を起動し、センサ部1による吐水条件を設定するのに必
要な演算処理を行なう。この演算処理は、センサ回路1
3から出力される電圧信号の2値化の過程と、このデー
タ(最新データ)によるメモリ内の最も古いデータの更
新の過程と、各データの平均値を求める過程と、この平
均値を、陶器レベルとして用いるに際しての処理過程と
から成っている。この演算処理については、後に図4を
参照して詳述する。
【0043】マイコン29は、センサ切りスイッチ35
より所定の電圧レベル信号が出力されているか否かをチ
ェックすることにより、スイッチ35のオン/オフを確
認する。このチェックによりオフを確認したときは、上
記陶器レベルと平均値の差分と所定の閾値との間の比較
結果から吐水を要するか否かを判定し、要すると判定し
たとき吐水要求フラグをセットする処理を実行する。一
方、オンを確認したときは、この処理は行なわない。こ
の演算処理についても後に図3を参照して詳述する。
【0044】マイコン29は、また、吐水スイッチ33
より所定の電圧レベル信号が出力されているか否かをチ
ェックすることによりスイッチ33のオンを確認したと
きにも、手動操作による吐水を可能にすべく吐水要求フ
ラグをセットする。これとは逆に、所定の電圧レベル信
号が出力されていないことにより吐水スイッチ33のオ
フを確認したときには、手動操作による吐水を不能にす
べく、吐水要求フラグをリセットする。
【0045】次に、マイコン29による水制御装置各部
の制御動作を、図3のフローチャートを参照しながら説
明する。
【0046】まず、図3に示すメインルーチンの時間
(一例として125msec)を管理するためのタイマ
(図示しない)をリセット(初期化)し(ステップS1
01)、次に、吐水スイッチ33のオフを確認すると
(ステップS102)、吐水要求フラグをリセットす
る。これは、使用者が手動による吐水を所望していない
ことを示している(ステップS103)。一方、吐水ス
イッチ33のオンを確認したときは(ステップS10
2)、吐水要求フラグをセットする。この場合は、使用
者が手動による吐水を所望していることを示している
(ステップS104)。次に、センサ部1の検知動作に
よって吐水条件を設定するためのサブルーチンである図
4に示した処理動作を実行する(ステップS105)。
以下、図4を参照してこのサブルーチンを説明する。
【0047】図4において、まず、トランジスタ15を
オンすることによりセンサ回路13に駆動電源を給電す
ると共に(ステップS121)、センサ回路13に指令
信号を出力することによりセンサ回路13を起動する。
これによって投光素子9及び受光素子11は駆動状態と
なる(ステップS122)。ここでセンサ回路13は、
指令信号を受けてから、投光素子9を駆動し受光素子1
1の反射光レベルに応じた電圧信号を生成して出力する
まで1msecを要するものとする。そのため、センサ
回路13に指令信号を出力した後、1msec待って
(ステップS123)、この電圧信号を読込んで2値化
(A/D変換)する(ステップS124)。そして、ト
ランジスタ15をオフすることによりセンサ回路13へ
の駆動電源の給電を停止し(ステップS125)、この
2値化した最新データにより、メモリ内の最も古いデー
タを更新する(ステップS126)。
【0048】次に、メモリ内の反射光レベルの全データ
の平均値を演算し(ステップS127)、その平均値と
上記最新データとの差分を求め、その差分が予め閾値と
して設定されている値である「3」より小さいか否かを
チェックする。つまり、|平均値−最新データ|≦閾値
3を計算する(ステップS128)。このチェックは、
図1に示した動体有無判断部301に相当し、マイコン
29内のカウンタA(図示しない)をインクリメントす
るか、或いはリセットするために行われるものである。
上記チェックの結果、差分が閾値3より小さければカウ
ンタAをインクリメントし(ステップS129)、大き
ければリセットする(ステップS130)。ここで、上
記カウンタAは、上記平均値と上記最新データとの差分
が閾値3以下の状態が何回継続したかをカウントするた
めのカウンタであり、図1に示した計時部302に相当
する。
【0049】次に、リセット後更新済みフラグ=1かど
うかをチェックする(ステップS140)。このフラグ
は電源投入直後は0となっており(図示しない)、電源
投入後一回目の陶器レベルの更新が終了したときに1に
セットされ、以降は電源が絶たれるまで1の状態を保持
するものである。このチェックにより、電源投入直後は
ステップS141へ移行し、カウンタAのカウンタ値が
40以上か否かをチェックする(ステップS141)。
【0050】このチェックは、図3で示したメインルー
チンの周期が125msecであるため、仮にカウント
値が40であれば125msec×40=5secとな
るので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状態(自
動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定している状
態)が5秒以上継続したことを示している。上記チェッ
クの結果、5秒以上継続していれば、自動水栓は未使用
状態で受光素子11が受光する反射光レベルは安定して
いると判断し、上述したリセット後更新済みフラグを1
にセットした後(ステップS142)、ステップS12
7で求めた平均値を、陶器レベルL及び陶器レベルSと
してメモリに記憶し(ステップS143及びS13
5)、メインルーチンへ復帰する。以降、ステップS1
41〜S143の処理は実行されることはない。一方、
ステップS130でカウンタAがリセットされたり、或
いは、カウンタAのカウント値が40に満たないことに
より5秒以上継続していないと判断したときは、そのま
まメインルーチンへ復帰することになる。
【0051】電源投入後一回目の陶器レベルの更新が終
了した状態では、次に、カウンタAのカウンタ値が14
40以上か否かをチェックする(ステップS131)。
【0052】このチェックは、図3で示したメインルー
チンの周期が125msecであるため、仮にカウント
値が1440であれば125msec×1440=18
0secとなるので、平均値と最新値との差が閾値3以
下の状態(自動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安
定している状態)が3分以上継続したことを示してい
る。上記チェックの結果、3分以上継続していれば、自
動水栓は未使用状態で受光素子11が受光する反射光の
レベルは安定していると判断し、ステップS127で求
めた平均値を、陶器レベルLとしてメモリに記憶し(ス
テップS132)、ステップS133へ移行する。ここ
で、ステップS131およびS132は、図1に示した
第二基準レベル設定部303に相当する。一方、ステッ
プS130でカウンタAがリセットされたり、或いは、
カウンタAのカウント値が1440に満たないことによ
り3分以上継続していないと判断したときは、そのまま
ステップS133へ移行する。
【0053】次に、センサ切りスイッチ35がオフの状
態であることを示すセンサ切りSW状態フラグ=0、且
つ、吐水要求フラグ=1かどうかをチェックする(ステ
ップS133)。このチェックにより、センサ機能によ
る吐水が行われているかどうかが分かる。上記チェック
の結果、センサ機能による吐水が行われていると判定さ
れると、次にカウンタAのカウンタ値が120以上か否
かをチェックする(ステップS134)。
【0054】このチェックは、図3で示したメインルー
チンの周期が125msecであるため、仮にカウント
値が120であれば125msec×120=15se
cとなるので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状
態(自動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定して
いる状態)が15秒以上継続したことを示している。上
記チェックの結果、15秒以上継続していれば、自動水
栓は未使用状態で受光素子11が受光する反射光のレベ
ルは安定していると判断し、ステップS127で求めた
平均値を、陶器レベルSとしてメモリに記憶し(ステッ
プS135)、メインルーチンに復帰する。一方、ステ
ップS130でカウンタAがリセットされたり、或い
は、カウンタAのカウント値が120に満たないことに
より15秒以上継続していないと判断したときは、その
ままメインルーチンに復帰することになる。
【0055】一方、ステップS133の結果、センサ機
能による吐水状態以外の状態、すなわち、止水状態か、
もしくは吐水状態であっても吐水スイッチ33による吐
水状態、のいずれかであると判定されると、次に、平均
値と陶器レベルLとの大小関係を判定する(ステップS
136)。ここで、ステップS136は、図1に示す学
習条件変更判断部304に相当する。尚、ステップS1
36では、実際には、平均値と、陶器レベルLから1を
減算した値との大小比較とし、瞬時ノイズ等の影響によ
る平均値の微変動を吸収できるようにしてある。
【0056】上記チェックの結果、平均値≧陶器レベル
L−1であればステップS137へ移行し、次にカウン
タAのカウンタ値が64以上か否かをチェックする(ス
テップS137)。ここで、値64は、図1に示す学習
条件群401の中の条件A402に設定された閾値に相
当する。
【0057】このチェックは、図3で示したメインルー
チンの周期が125msecであるため、仮にカウント
値が64であれば125msec×64=8secとな
るので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状態(自
動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定している状
態)が8秒以上継続したことを示している。上記チェッ
クの結果、8秒以上継続していれば、自動水栓は未使用
状態で受光素子11が受光する反射光のレベルは安定し
ていると判断し、ステップS127で求めた平均値を、
陶器レベルSとしてメモリに記憶し(ステップS13
5)、メインルーチンに復帰する。ここで、ステップS
137は図1に示す学習条件成立判断部404に相当
し、またステップS135は図1に示す第一基準レベル
設定部405に相当する。一方、ステップS130でカ
ウンタAがリセットされたり、或いは、カウンタAのカ
ウント値が64に満たないことにより8秒以上継続して
いないと判断したときは、そのままメインルーチンに復
帰することになる。
【0058】一方、ステップS136による判定の結
果、平均値<陶器レベルL−1であればステップS13
8へ移行し、次にカウンタAのカウンタ値が560以上
か否かをチェックする(ステップS138)。ここで、
値560は、図1に示す学習条件群401の中の条件B
403に設定された閾値に相当する。
【0059】このチェックは、図3で示したメインルー
チンの周期が125msecであるため、仮にカウント
値が560であれば125msec×560=70se
cとなるので、平均値と最新値との差が閾値3以下の状
態(自動水栓が未使用で反射光レベルが比較的安定して
いる状態)が1分10秒以上継続したことを示してい
る。上記チェックの結果、1分10秒以上継続していれ
ば、自動水栓は未使用状態で受光素子11が受光する反
射光のレベルは安定していると判断し、ステップS12
7で求めた平均値を、陶器レベルSとしてメモリに記憶
し(ステップS135)、メインルーチンに復帰する。
ここで、ステップS138は図1に示す学習条件成立判
断部404に相当し、またステップS135は図1に示
す第一基準レベル設定部405に相当する。一方、ステ
ップS130でカウンタAがリセットされたり、或い
は、カウンタAのカウント値が560に満たないことに
より1分10秒以上継続していないと判断したときは、
そのままメインルーチンに復帰することになる。
【0060】再び、図3のメインルーチンに戻って、セ
ンサ切りスイッチ35のオフ(即ち、センサ入りモー
ド)を確認すると(ステップS106)、センサ切りS
W状態フラグをリセットし(ステップS107)、その
後、センサ部1の検知動作における吐水条件である陶器
レベルSと、上記平均値との差が閾値2よりも大きいか
否かチェックする(ステップS108)。この結果、大
きいときは吐水要求フラグをセットした後(ステップS
109)、ステップS111に移行し、小さいときは吐
水要求フラグをセットせずにそのままステップS111
に移行する。一方、ステップS106において、センサ
切りスイッチ35のオン(即ち、センサ切りモード)を
確認したときは、センサ切りSW状態フラグをセットし
(ステップS110)、その後は、ステップS108、
S109で示した処理を行なわずにステップS111に
移行することになるため、センサ部1の検知動作により
吐水要求フラグがセットされることはない。
【0061】次に、吐水要求フラグがセットされている
か否かをチェックする(ステップS111)。ステップ
S111以降の処理は、センサ入りモード、センサ切り
モードのいずれが設定されている場合も共通である。
【0062】上記両モードにおいて吐水スイッチ33が
オンか、或いは、センサ入りモードにおいてセンサ部1
の検知動作における吐水条件(即ち、平均値−陶器レベ
ルS≧閾値2)が成立していれば(ステップS10
8)、吐水要求フラグがセットされている(ステップS
111)。この場合、吐水中であるか否かをチェックし
(ステップS112)、吐水中であればそのままステッ
プS114に移行する。吐水中でなければ吐水要求フラ
グがセットされているため、バルブ(図示しない)を開
方向に駆動するようソレノイド17を制御し(ステップ
S113)、ステップS114に移行する。一方、吐水
要求フラグがセットされていないときには(ステップS
111)、止水中であるか否かをチェックし(ステップ
S115)、止水中であればそのままステップS114
に移行する。止水中でなければ吐水要求フラグがセット
されていないため、バルブ(図示しない)を閉方向に駆
動するようソレノイド17を制御し(ステップS11
6)、ステップS114に移行する。
【0063】最後に、ステップS101でタイマーをリ
セット(初期化)してから125msec経過したか否
かをチェックし、125msec経過した時点でメイン
ルーチンのスタートに戻る(ステップS114)。これ
により、メインルーチンの処理が一定周期で実行される
ことになる。
【0064】図5及び図6は、図3及び図4においてフ
ローチャートで示した水制御装置各部の制御状態の例
を、タイミングチャートによって示したものである。
【0065】はじめに図5を用いて説明する。図5にお
いて、マイコン29を始め、水制御装置各部が駆動状態
となった時刻t0では、センサ切りスイッチ35は図5
(a)に示すようにオフであり、センサ入りモードにな
っている。また、吐水スイッチ33も図5(b)に示す
ようにオフである。さらに、スパウト下方に手が伸びて
いたり、洗面器上に異物が載置されてはいないため、図
5(c)においてセンサ部1が受光する反射光レベルの
平均値と、陶器レベルS及び陶器レベルLとは一致して
いる。このように、反射光レベルの平均値と陶器レベル
Sとが一致しているため、図5(d)に示すようにバル
ブも止水状態にある。
【0066】次に、時刻t1でスパウト下方に手が差出
されると、平均値は急激に上昇し閾値2のレベルを超え
るため、バルブ吐水を開始する。この吐水は、スパウト
下方に差出されていた手が引込められることにより、平
均値が急激に低下して閾値2のレベル以下になる時刻t
2で停止される。
【0067】そして、時刻t3で水溜めを行なうために
吐水スイッチ33をオンする。また、センサ切りスイッ
チ35をオンすることでセンサ切りモードに設定され
る。このときセンサ部1が受光する反射光レベルは、ボ
ウル面からの反射光レベルに比べて低い。これは吐出水
により光が吸収されるためである。
【0068】次に、上記吐水スイッチ33のオン操作に
よる吐水中での、陶器レベルS及び、陶器レベルLの更
新処理について説明する。時刻t3における止水状態か
ら吐水状態への変化により、反射光レベルの最新データ
と平均値との差が閾値3を超えるため、カウンタAがリ
セットされる。その結果、そのときの平均値による陶器
レベルS及び陶器レベルLの更新処理が一時中断され
る。その後、閾値3以下の状態に安定すると、カウンタ
Aはカウントアップを始める。一方、記憶されている陶
器レベルLと吐水中の平均値との差が、平均値<陶器レ
ベルL−1の関係にあるため、カウンタAのカウントア
ップ値が1分10秒経過するまで陶器レベルSの更新は
中断されたままとなる。また、陶器レベルLについても
同様に、3分経過するまで更新されない。
【0069】やがて時刻t4で水溜めを終了させるため
に吐水スイッチ33をオフする。また、センサ切りスイ
ッチ35をオフすることでセンサ入りモードに設定され
る。一般的に、手動の吐水スイッチによる吐水時間は、
長くても1分弱である。また、吐水スイッチ33による
オフ操作が省略された場合でも、自動的に1分後に止水
させるような構成のものもある。このときセンサ部1が
受光する反射光レベルは、吐出水による吸収がされなく
なるため再びボウル面からの反射光レベルまで上昇す
る。一方、陶器レベルS及び陶器レベルLは、上述した
1分10秒を経過するよりも以前に、吐水状態から止水
状態への変化が生じるため、カウンタAがリセットさ
れ、時刻t3よりも以前に更新された値を保持したまま
である。よって、平均値−陶器レベルS<閾値2の関係
にあるため誤動作が発生しない。
【0070】次に図6を用いて説明する。図6において
は、手動の吐水スイッチ33及びセンサ切りスイッチ3
5とは共にオフ状態、即ち、センサ入りモードに設定さ
れているものとする。
【0071】時刻t1でボウル面上に静止物が置かれた
場合、反射光レベルが上昇し誤吐水に至る。この場合
は、従来例同様、時刻t2で速やかに陶器レベルSが静
止物からの反射光レベルで更新され止水することができ
る。尚、時刻t1からt2までの間隔は概ね15秒前後
が妥当で、今回は15秒とした。
【0072】やがて、時刻t3で静止物が取り除かれる
と、時刻t4で陶器レベルSを更新するが、この時刻t
3からt4までの間は、記憶されている陶器レベルSの
値は上記した静止物からの高い反射光レベルであるた
め、この間、手を検知させるには、通常よりもセンサ部
1に手を近づける必要があり、使い勝手が悪い。従来例
では、この場合でも上述した時刻t1からt2までの時
間(概ね15秒前後)と同じ時間まで経過しないと陶器
レベルが更新されないため、使い勝手の悪い状態がなか
なか解除されない。これに対して、本発明では、陶器レ
ベルL−1よりも高い値で陶器レベルSを更新する場
合、時刻t1からt2までの時間とは別の時間(今回は
8秒とした)で更新されるようになるため、従来例に比
べて使い勝手が向上できる。
【0073】さらに、以上の実施例に示した各所定時間
の値を不揮発性メモリ内に格納し外部より書換え可能と
することで、物体検知装置が取り付けられる洗面器等の
形状や光の反射率の違いあるいは使用される頻度等によ
り最適な値への変更が簡単にできるようになり、特殊な
環境での誤動作及び使い勝手の悪化を個別に防止するこ
とが容易となる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
センサ機能と手動の吐水スイッチの機能との併用に起因
する誤動作や、ボウル面上に静止物が置かれたことに起
因する誤動作及び使い勝手の悪化を防止することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るブロック図
【図2】 本発明の一実施例に係る水制御装置の回路
構成を示すブロック図
【図3】 図2に示した水制御装置各部の制御動作を
示すフローチャート
【図4】 センサ部による吐水条件設定のためのサブ
ルーチンを示すフローチャート
【図5】 図2に示した水制御装置各部の制御動作例
を示すタイミングチャート図
【図6】 図2に示した水制御装置各部の別の制御動
作例を示すタイミングチャート図
【図7】 従来例の水制御装置各部の制御動作を示す
タイミングチャート図
【符号の説明】
1…センサ部 3…バルブ駆動部 5…信号処理部 7…直流電源 9…投光素子 11…受光素子 13…センサ回路 15…トランジスタ 17…ラッチングソレノイド 19…トランジスタ 21…トランジスタ 23…トランジスタ 25…トランジスタ 27…Hブリッジ回路 29…マイクロコンピュータ 31…発振子 33…吐水スイッチ 35…センサ切りスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反射型の非接触アクティブセンサによ
    り対象物の有無を検知する物体検知装置において、伝播
    波の送信および物体で反射した伝播波の受信を行なうセ
    ンサ投受光手段と、前記センサ投受光手段が受信した反
    射光の最新データを含む複数のデータより統計値を算出
    するデータ演算手段と、対象物のない状態での反射光レ
    ベルを第一基準レベルとして学習する第一基準レベル学
    習手段と、前記第一基準レベルの学習条件を変更する学
    習条件変更手段とを備えたことを特徴とする物体検知装
    置。
  2. 【請求項2】 前記統計値として、平均値および標準
    偏差の少なくとも一種類を採用したことを特徴とする請
    求項1記載の物体検知装置。
  3. 【請求項3】 前記学習条件変更手段は、前記標準偏
    差が所定範囲内か否かに基づき動体の有無を判断する動
    体有無判断部と、前記動体有無判断部により動体なしと
    判断された時間を計時する計時部と、前記計時部により
    所定時間が経過したときに前記平均値を第二基準レベル
    として定める第二基準レベル設定部と、前記平均値と前
    記第二基準レベルとの大小関係を比較する学習条件変更
    判断部とを備えたことを特徴とする請求項1および2記
    載の物体検知装置。
  4. 【請求項4】 前記学習条件変更手段は、前記最新デ
    ータと前記平均値との差が所定範囲内か否かに基づき動
    体の有無を判断する動体有無判断部と、前記動体有無判
    断部により動体なしと判断された時間を計時する計時部
    と、前記計時部により所定時間が経過したときに前記平
    均値を第二基準レベルとして定める第二基準レベル設定
    部と、前記平均値と前記第二基準レベルとの大小関係を
    比較する学習条件変更判断部とを備えたことを特徴とす
    る請求項1および2記載の物体検知装置。
  5. 【請求項5】 前記第一基準レベル学習手段は、前記
    学習条件変更部の判断結果に基づき互いに異なる複数の
    学習条件から成る学習条件群の中から選択されるいずれ
    か1つの学習条件と前記計時部により計時される時間と
    を比較し学習条件が成立したか否かを判断する学習条件
    成立判断部と、前記学習条件成立判断部により学習条件
    が成立したときに前記平均値を前記第一基準レベルとし
    て定める第一基準レベル設定部とを備えたことを特徴と
    する請求項1から4記載の物体検知装置。
  6. 【請求項6】 前記学習条件群の各条件は、前記計時
    部によって計時される互いに異なる閾値であることを特
    徴とする請求項1から5記載の物体検知装置。
  7. 【請求項7】 前記所定時間及び前記学習条件群の各
    閾値は、不揮発性メモリ内に格納してあり、外部より書
    換え可能としたことを特徴とする請求項1から6記載の
    物体検知装置。
  8. 【請求項8】 前記所定時間及び前記学習条件群の各
    閾値は、電源投入によるリセット後の一回目に限り、前
    記不揮発性メモリ内に格納された値よりも短い値を採用
    するようにしたことを特徴とする請求項1から7記載の
    物体検知装置。
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WO2014192230A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 株式会社Lixil 人体検知センサ及び自動水栓

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WO2014192230A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 株式会社Lixil 人体検知センサ及び自動水栓
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