JP2902236B2 - 自動給水装置 - Google Patents
自動給水装置Info
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Description
い器に用いられる自動給水装置に関するものである。
知センサに接続されたセンサ回路の駆動電源として電池
が配設され、センサ回路は電池からの供給電力により駆
動するようになっていた。又、給水通路の途中には、開
弁信号、又は閉弁信号により開弁状態、又は閉弁状態を
維持するラッチングソレノイドからなる電磁弁が配設さ
れていた。さらに、このような装置には、電池の電圧低
下状態を検知する検知手段が設けられ、電圧値が所定電
圧値以下になると、LED等の報知装置を駆動させて電
池交換を促すようになっていた。
自動給水装置では、ラッチングソレノイドを用いている
ため、開弁状態から閉弁状態に移行するには積極的な閉
弁動作が必要となるが、電池の電圧が所定値以下になる
と、閉弁動作できずに開弁状態のまま、制御が停止して
しまうおそれがあった。そして、その場合には、給水状
態のままとなってしまうという問題があった。
低下状態を検知するための所定電圧値が適切でない場
合、以下のような問題を生じる。つまり、当該所定電圧
値が過大であると、早期に電池切れが報知されてしま
い、電池内に電力がまだ残っているかかわらず電池が交
換されることになる。又、所定電圧値が過小であると、
報知装置の駆動期間が短過ぎてしまい、電池交換をする
者に報知情報が伝わらないというおそれがあった。
ものであって、その目的とするところは、電池の電圧低
下時において閉弁状態を保持できるとともに、所望期間
の間、報知情報を発することにより適切な時期に電池交
換を行うことができる自動給水装置を提供することにあ
る。
に、この発明は、駆動用電力を供給する電池と、開弁信
号、又は閉弁信号により開弁状態、又は閉弁状態を維持
するラッチングソレノイドを用い、給水通路を開閉させ
る電磁弁と、前記電池の電圧値が所定電圧値よりも低下
したか否かを判別する電圧値判別手段と、前記電圧値判
別手段により前記電池が所定電圧値よりも低下したと判
別された場合、その事態を示す報知情報を発する報知手
段を駆動させるとともに、前記電磁弁を閉弁状態にする
電圧低下時制御手段とを備える自動給水装置であって、
前記電圧値判別手段の所定電圧値は、予め設定された設
定時間だけ前記報知手段を駆動させ、且つ、前記電磁弁
を閉弁状態にするために必要な最小電圧値であることを
要旨とするものである。
電圧値が所定電圧値よりも低下したか否かを判別する。
又、電圧値判別手段により電池が所定電圧値よりも低下
したと判別された場合、電圧低下時制御手段は、予め設
定された設定時間の間、その事態を示す報知情報を発す
る報知手段を駆動させるとともに、電磁弁を閉弁状態に
する。
態を維持する時間であって、例えばその時間を”24時
間”にすれば、その”24時間”の間、即ち、報知手段
が駆動されている間に報知情報に基づいて電池交換を行
えばよい。又、電池交換が行われるまで、電磁弁は閉弁
状態が保持されて、給水通路からの給水は遮断される。
置に具体化した実施例について図面に従って説明する。
た小便器1には、小便器1に洗浄水を供給するための給
水通路としての給水管3と、汚水を排出するための排水
管4とが接続されている。給水管3の途中には電磁弁5
が配設されている。同電磁弁5は開弁信号、又は閉弁信
号により開弁状態、又は閉弁状態を維持するラッチング
ソレノイドからなり、後述する制御回路8により開閉制
御されるようになっている。そして、この電磁弁5の開
弁動作によって給水管3を通して小便器1に洗浄水が供
給される。
配設されている。人検知センサ6には、センサ回路7が
接続され、さらにセンサ回路7には制御回路8が接続さ
れている。又、センサ回路7及び制御回路8には電池9
が接続されており、両回路7,8は電池9からの供給電
力により駆動されるようになっている。
いて図2を用いて説明する。図2に示すように、人検知
センサ6は発光ダイオードからなる発光素子6aと、ホ
トトランジスタからなる受光素子6bとから構成されて
おり、各素子6a,6bには、それぞれセンサ回路7の
発光回路10,受光回路11が接続されている。そし
て、発光素子6aは、発光回路10からの指令信号によ
り光(赤外線)を発光し、受光素子6bは、小便器1の
前に立った使用者からの反射光を受光する。受光回路1
1は、受光素子6bの受光動作に伴い反射光有無判定回
路12に受光信号を出力する。反射光有無判定回路12
は、受光回路11からの信号をレベル判定し、その信号
が所定レベル以上の場合のみ、制御回路8に対して信号
を出力する。
と電圧監視回路20と電磁弁駆動回路21とを有してい
る。このうち、マイクロコンピュータ13は、CPU1
4、ROM15、RAM16、タイマ17、入力ポート
18、及び出力ポート19により構成されている。CP
U14には、入力ポート18を介してセンサ回路7の反
射光有無判定回路12、電圧監視回路20、及び洗浄時
間設定スイッチ22が接続されている。そして、CPU
14は反射光有無判定回路12からの信号に基づいて小
便器1の前に使用者が立っているか否かを判別するとと
もに、ROM15内に格納されている自動洗浄プログラ
ムを実行する。
圧を一定間隔で監視し、その電圧が所定電圧値よりも低
下したか否かを判別する。この所定電圧値は、予め設定
された設定時間(本実施例では、24時間)だけ後述す
る電池切れ表示LED23を点灯させ、且つ、少なくと
も電磁弁5を1回だけ開閉動作させるために必要な電池
9の最小電圧値である。従って、電圧監視回路20によ
り電圧低下が判別されてから、少なくとも、”24時
間”の間、電池切れ表示LED23に対し点灯に要する
電力が供給され、同LED23は点灯可能となる。な
お、所定電圧値と設定時間との関係は、例えば実験デー
タに基づいて決定されるものであり、所定電圧値は電池
9の種類や性能に応じて変更できる。
浄プログラム内の小便器1の洗浄時間を所望の値に設定
するためのものである。さらに、CPU14には、出力
ポート19を介してセンサ回路7の発光回路10、電磁
弁駆動回路21、電池切れ表示LED23、及びスイッ
チング回路25が接続されている。そして、発光回路1
0は、CPU14からの信号に基づいて発光素子6aに
対し発光動作信号を出力する。又、電磁弁駆動回路21
は、CPU14からの指令信号に基づいて電磁弁5に対
し開閉動作信号を出力する。
9の電圧が所定電圧値以下になったことが判別された場
合に点灯し、点検作業者(或いは、清掃作業者)に対し
報知情報を発する。加えて、スイッチング回路25は、
例えばトランジスタを用いて構成されるものであり、C
PU14からのオン・オフ信号を受けて、電池9からセ
ンサ回路7へ電力を間欠的に供給させる。
圧値判別手段、及び電圧低下時制御手段が構成され、電
池切れ表示LED23により報知手段が構成されてい
る。次に、本実施例の自動給水装置の作用について説明
する。
る場合、マイクロコンピュータ13のCPU14は、R
OM15内に格納されている自動洗浄プログラムに基づ
いて、以下の動作を実行する。
回路10へ発光信号を出力し、発光素子6aを発光動作
させる。このとき、小便器1の前に使用者がいなけれ
ば、センサ回路7には、発光素子6aの発光動作に伴う
受光素子6bの受光信号が入力されず、CPU14は使
用者無しと判別する。一方、小便器1の前に使用者がい
れば、センサ回路7には、発光素子6aの発光動作に伴
う受光素子6bの受光信号が入力され、CPU14は使
用者有りと判別する。
4は、所定の予備洗浄待機期間が経過した後、電磁弁5
に開弁信号を出力する。このとき、電磁弁5のラッチン
グソレノイドは開弁状態に保持されて小便器1への給水
が許容され、予備洗浄が開始される。その後、所定の予
備洗浄期間が経過すると、CPU14は電磁弁5に閉弁
信号を出力する。このとき、電磁弁5のラッチングソレ
ノイドは閉弁状態に保持されて小便器1への給水が遮断
され、予備洗浄が終了される。
再び電磁弁5に開弁信号を出力して本洗浄を開始させ
る。そして、所定の本洗浄期間が経過すると、CPU1
4は電磁弁5に閉弁信号を出力して本洗浄を終了させ
る。
下した場合、CPU14は、以下の動作を実行させる。
つまり、電圧低下に伴う信号が電圧監視回路20からC
PU14に入力されると、CPU14は、電磁弁5を閉
弁状態に保持する処理を実施する。このとき、小便器1
が使用されており電磁弁5が開弁状態であれば、所定の
給水後、電磁弁5に対し閉弁信号を出力し、以後、電磁
弁5を閉弁状態を保持する。又、小便器1が使用されて
おらず電磁弁5が閉弁状態であれば、小便器1の次の使
用時において開弁信号と閉弁信号とを1回ずつ出力して
電磁弁5を1回だけ開閉動作させ、以後、電磁弁5を閉
弁状態に保持する。
D23を点灯させる。このとき、同LED23は、少な
くとも”24時間”点灯し続けて点検作業者(或いは、
清掃作業者)に電池9の電圧が低下していることを報知
し、その間に電池9が交換される。
装置では、電池9が所定電圧値よりも低下したと判別さ
れた場合、予め設定された設定時間(24時間)の間、
その事態を示す報知情報を発する電池切れ表示LED2
3を点灯させるとともに、電磁弁5を閉弁状態にするよ
うにした。
弁状態を保持でき、給水管3からの給水は遮断される。
よって、電圧低下に伴って開弁状態のまま制御が停止し
て給水状態のままとなるような事態が回避できる。又、
所望期間の間、電池9の電圧低下を示す報知情報を発す
ることができ、適切な時期に、確実に報知情報を作業者
に伝えることができる。
るものではなく、次の態様にて具体化することもでき
る。前記実施例では、電池切れ表示LED23の点灯期
間を”24時間”としたが、これを使用状況に応じて多
くしたり(例えば、12時間)、又は、少なくしたり
(例えば、48時間)してもよい。
を点灯させ続けたが、所定の時間毎に点滅させてもよ
い。又、報知手段をLEDの代わりにブザー等で構成し
てもよい。
下を判別するための所定電圧値を、LEDを点灯させ、
且つ、電磁弁5を1回だけ開閉動作させるために必要な
最小電圧値としたが、これをLEDを点灯させ、且つ、
電磁弁5を直ちに閉弁状態にするために必要な最小電圧
値にしてもよい。つまり、この場合には、電磁弁5の開
弁動作は実施されない。
おいて閉弁状態を保持できるとともに、所望期間の間、
報知情報を発することにより適切な時期に電池交換を行
うことができるという優れた効果を発揮する。
実施例を示す構成図である。
る。
判別手段,電圧低下時制御手段としての制御回路、9…
電池。
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動用電力を供給する電池と、 開弁信号、又は閉弁信号により開弁状態、又は閉弁状態
を維持するラッチングソレノイドを用い、給水通路を開
閉させる電磁弁と、 前記電池の電圧値が所定電圧値よりも低下したか否かを
判別する電圧値判別手段と、 前記電圧値判別手段により前記電池が所定電圧値よりも
低下したと判別された場合、その事態を示す報知情報を
発する報知手段を駆動させるとともに、前記電磁弁を閉
弁状態にする電圧低下時制御手段とを備える自動給水装
置であって、 前記電圧値判別手段の所定電圧値は、予め設定された設
定時間だけ前記報知手段を駆動させ、且つ、前記電磁弁
を閉弁状態にするために必要な最小電圧値であることを
特徴とする自動給水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33069792A JP2902236B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 自動給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33069792A JP2902236B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 自動給水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06173312A JPH06173312A (ja) | 1994-06-21 |
JP2902236B2 true JP2902236B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=18235558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33069792A Expired - Lifetime JP2902236B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 自動給水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2902236B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001185459A (ja) | 1999-10-15 | 2001-07-06 | Mitsubishi Chemicals Corp | 電気化学キャパシタ |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP33069792A patent/JP2902236B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06173312A (ja) | 1994-06-21 |
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