JP2002322698A - 洗浄水を用いる洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

洗浄水を用いる洗浄方法および洗浄装置

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JP2002322698A
JP2002322698A JP2001127773A JP2001127773A JP2002322698A JP 2002322698 A JP2002322698 A JP 2002322698A JP 2001127773 A JP2001127773 A JP 2001127773A JP 2001127773 A JP2001127773 A JP 2001127773A JP 2002322698 A JP2002322698 A JP 2002322698A
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cleaning
water
discharge
hand
washing
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JP2001127773A
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English (en)
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Masashi Inada
雅司 稲田
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄水の吐出部位に手が位置していることを検
出し、総量の洗浄水を吐出して手の洗浄処理を終了する
洗浄処理において、洗浄水の消費を無駄にすることな
く、確実に洗浄し得るようにする。 【解決手段】洗浄水の吐出中に手が吐出部位に位置しな
い非検出状態になると洗浄水の吐出を中断し、手が吐出
部位に位置することが設定された時間内に検出された場
合には、手に対する洗浄水の吐出を再開して洗浄処理を
続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄液で調製され
た洗浄水、電解生成酸性水、電解生成アルカル水等を洗
浄水とする洗浄処理方法、および、当該洗浄処理方法に
供する洗浄処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】作業者が手を洗浄する手段として、手を
洗浄装置の洗浄水の吐出部位に挿入して、吐出部位にて
吐出する洗浄水による洗浄する洗浄方法がある。この場
合、当該洗浄装置においては、手が吐出部位に挿入され
て吐出部位に位置すると、この状態を検出手段にて検出
し、この検出信号に基づいて洗浄水を吐出して手を洗浄
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の洗浄
装置においては、洗浄水の吐出の制御を、手が吐出部位
に位置しているか否かによって行っているのが一般であ
り、手を吐出部位に挿入すると洗浄水が吐出され、手を
吐出部位から引出すと洗浄水の吐出が停止される。この
ため、洗浄効果は、洗浄者の洗浄意識により決定され、
洗浄時間を短くすると十分に洗浄されず、また、洗浄時
間を必要以上に長くすると洗浄水を無駄に消費すること
になる。
【0004】これらの不具合に対処するために、手を吐
出部位に挿入すると、洗浄水が設定時間または設定流量
だけ自動的に吐出するように制御するようにした洗浄装
置がある。この場合においては、洗浄者は洗浄水が吐出
している間、手を洗浄水の吐出部位に挿入した状態を保
持すれば十分な洗浄効果を得ることができる。しかしな
がら、洗浄者が手を洗浄水の吐出部位に挿入した状態を
保持し得ない場合が生じて、吐出部位から引き出しても
洗浄水の吐出は停止されず、設定された吐出総量だけ吐
出した後に洗浄水の吐出が停止される。このため、吐出
されても使用されない無駄な洗浄水が多く発生する場合
がある。
【0005】また、洗浄を中断した洗浄者が再洗浄する
場合には、洗浄は最初からやり直しとなって、洗浄途中
まで中断した洗浄効果が無駄になって、この場合には大
量の洗浄水の消費が無駄になる。
【0006】従って、本発明の目的は、洗浄水の吐出部
位に手が位置していることを検出して、吐出部位に位置
する手に対して設定された総量の洗浄水を吐出して手の
洗浄処理を終了する洗浄方法、および、当該方式を採る
洗浄装置において、洗浄水の消費を無駄にすることな
く、確実に洗浄し得るようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る洗浄方法
は、洗浄水の吐出部位に手が位置していることを検出し
て、吐出部位に位置する手に対して設定された総量の洗
浄水を吐出して手の洗浄処理を終了する洗浄方法であっ
て、洗浄水の吐出中に手が吐出部位に位置しない非検出
状態になると洗浄水の吐出を中断し、手が吐出部位に位
置することが設定された時間内に検出された場合には手
に対する洗浄水の吐出を再開することを特徴とするもの
である。
【0008】本発明に係る洗浄方法においては、洗浄水
の吐出量を吐出時間または吐出流量により制御すること
ができ、さらには、当該洗浄処理の完了の有無を第三者
に確認し得るように記憶させること、当該洗浄処理状態
が洗浄処理を完了していないものについては洗浄処理の
未完を第三者に知らせること、吐出部位に位置する手に
対する洗浄水の吐出総量を、洗浄者の作業に応じて要求
される洗浄度合いに基づいて変更可能にすることができ
る。これらの各洗浄方法において、洗浄水が電解生成酸
性水であって、洗浄者が電解生成酸性水の吐出部位に手
を挿入して殺菌洗浄するようにすることができる。
【0009】本発明に係る洗浄装置は、洗浄水の吐出部
位に手が位置していることを検出して、吐出部位に位置
する手に対して設定された総量の洗浄水を吐出して手の
洗浄処理を終了する洗浄水を用いる洗浄を行う洗浄装置
であって、洗浄水の吐出部位を有する装置本体と、洗浄
水を吐出部位に供給して吐出させる供給手段、前記吐出
部位に位置する手の有無を検出する検出センサと、同検
出センサからの検出信号に基づいて洗浄水の吐出を制御
する制御装置を備え、同制御装置は、洗浄水の吐出時間
を計測する第1計測手段、および、前記検出センサから
の検出信号が中断した場合の洗浄水の吐出中断時間を計
測する第2計測手段を備え、前記吐出部位に手が位置し
ていない非検出状態にある場合には洗浄水の吐出を中断
し、前記吐出部位に手が位置することが設定された時間
内に検出された場合には、前記吐出部位に位置する手に
対する洗浄水の吐出を再開すべく機能することを特徴と
するものである。当該洗浄装置においては、前記制御装
置が有する第1計測手段を、洗浄水の吐出流量を計測す
る計測手段に置き換えることができる。
【0010】本発明に係る洗浄処理装置においては、当
該洗浄処理装置における個々の洗浄処理の完了の有無を
記憶させる記憶手段、および、記憶手段にて記憶された
洗浄処置の完了の有無を再生する表示手段を備えた構成
とすること、当該洗浄装置における個々の洗浄処理中の
洗浄処理の未完を第三者に知らせる警告手段を備えた構
成とすることができる。これらの洗浄装置においては、
洗浄水として電解生成酸性水を採用して、作業者が電解
生成酸性水の吐出部位に手を挿入して殺菌洗浄するよう
に構成することができる。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明に係る洗浄方法および洗浄
装置においては、予め設定された有効量である総量の洗
浄水を手に吐出させて洗浄するものであり、洗浄水が吐
出を終了した時点では、手の洗浄処理が完了する。洗浄
処理が完了した時点では、作業者(洗浄者)の手は、作
業者が意図した作業に適した衛生状態となる。すなわ
ち、作業者の手は、電解生成アルカリ水や洗浄剤に溶解
溶液を洗浄水とする場合には、意図した清澄状態にな
り、また、電解生成酸性水を洗浄水とする場合には、意
図した殺菌状態となる。
【0012】ところで、本発明に係る洗浄方法および洗
浄装置においては、洗浄者が意識的または無意識的に、
洗浄途中に手を洗浄水の吐出部位から引き出した場合に
は、直ちに洗浄水の吐出が停止され、設定された待機時
間の間、洗浄水の吐出状態が継続される。洗浄者は、設
定された待機時間の間に、手を洗浄水の吐出部位に挿入
すれば、洗浄水は吐出を再開して総量の残りの洗浄水を
吐出して洗浄処理を完了する。従って、この場合におい
ても、設定された総量の洗浄水を使用して洗浄処理が完
了し、洗浄水を無駄なく使用することによって、洗浄効
果を十分に発揮させることができる。
【0013】なお、洗浄者が何らかの理由で、設定され
た待機時間内に手を洗浄水の吐出部位に挿入しなかった
場合には、洗浄者は洗浄処理を放棄したものとみなし
て、洗浄処理は未完の状態で終了させる。設定された待
機時間を越えた場合の手は、通常では、時間の経過に起
因して既存の洗浄効果を認め難く、未完の洗浄処理を無
効とするほうが衛生上好ましいことである。
【0014】本発明に係る洗浄方法および洗浄装置にお
いては、洗浄処理の完了の有無を第三者に確認し得るよ
うに記憶させること、当該洗浄処理状態が洗浄処理を完
了していないものについては洗浄処理の未完を第三者に
知らせること等の手段を採ることができる。これらの手
段を採用すれば、作業環境下において衛生管理を推進す
べき管理者にとっては、各作業者が洗浄処理を規則通り
に受けたか否かを確認することができ、洗浄処理が不十
分である作業者には、再度洗浄処理を受けさせて十分に
洗浄処理を受けさせることができる。
【0015】また、本発明に係る洗浄方法および洗浄装
置においては、洗浄処理が完了する時点での洗浄水の総
吐出量を、洗浄者の作業に応じて要求される洗浄度合い
に基づいて変更可能にすることができる。かかる手段を
採用すれば、作業の種類によって要求される程度より高
い洗浄処理を回避することができて、洗浄水の無駄な消
費を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係る洗浄方法を実施し得る洗
浄装置を概略的に示している。当該洗浄装置10は、洗
浄水の吐出部位を有する装置本体10aと、洗浄水を吐
出部位に供給する供給手段である電解水生成装置10b
と、吐出部位に手が挿入されていることを検出する検出
センサ10cと、洗浄水の吐出状態を制御する制御装置
10dを備えている。制御装置10dの構成は図2に示
している。
【0017】装置本体10aは、本体ケース11内にシ
ンク12を形成されているもので、シンク12の下方に
電解水生成装置10bが配設されている。本体ケース1
1は、前面に大きく開口する手の挿入部11aが形成さ
れていて、挿入部11aはシンク12の上方空間部に臨
んでいる。シンク12の上方空間部には、電解水生成装
置10bの電解生成水の流出管路に接続されている吐出
ノズル13が臨んでいる。吐出ノズル13の配設によ
り、シンク12の上方空間部が洗浄水の吐出部位11b
に形成されている。
【0018】電解水生成装置10bは、有隔膜電解槽を
有するそれ自体は公知の装置であって、各電解室で生成
される電解生成酸性水および電解生成アルカリ水をそれ
ぞれ流出するための一対の流出管路を備えている。吐出
ノズル13は、図示しない電磁切替弁のより、電解水生
成装置10bの各電解室に連通する各流出管路に選択的
に接続されるもので、吐出ノズル13の途中には電磁開
閉弁13aが介装されている。電磁開閉弁13aは、制
御装置10dからの駆動信号に基づいて開閉動作するも
ので、開成動作した際には、吐出ノズル13の各流出管
路に対する接続状態に応じて、電解水生成装置10bに
て生成される電解生成酸性水および電解生成アルカリ水
のいずれかを選択的に吐出すべく機能する。
【0019】検出センサ10cは、本体ケース11にお
ける挿入部11aの開口側縁部に配設されていて、洗浄
者が手を挿入部11aを通して吐出部位11bに位置さ
せた場合には、洗浄者の手が吐出部位11bに位置して
いるものと判断して、これを検出信号として制御装置1
0dに出力する。
【0020】なお、図における符号14aは流量センサ
であって、流量センサ14aは電解水生成装置10bの
被電解水供給管路15aの途中に配設されている。ま
た、符号14bは、後述する制御装置10bが有するタ
イマの計測動作を停止して、タイマを初期状態に復帰さ
せるためのリセットスイッチである。また、符号15b
は、電解水生成装置10bにおける一方の電解室に接続
する流出管路であり、また、符号15cは、吐出ノズル
13から吐出してシンク12内に貯留する洗浄水を排出
するための排出管路である。
【0021】制御装置10bは、マイクロコンピュータ
を主体とするもので、図2に示すように、マイクロコン
ピュータ16、情報の入出力を行うキーボード等の入出
力操作手段17、マイクロコンピュータ16が記憶する
情報を表示するディスプレー18、および警告ランプ等
の警告手段19にて構成されている。マイクロコンピュ
ータ16は、洗浄処理を実行する複数の洗浄処理プログ
ラムを記憶する記憶手段、個々の洗浄処理状態を記憶す
る記憶手段、電磁開閉弁13aを開閉動作させる駆動手
段、洗浄水の吐出時間を計測する第1タイマ、洗浄水の
吐出状態が途中で中断された場合の中断時間(待機時
間)を計測する第2タイマを備えている。
【0022】当該マイクロコンピュータ16は、検出セ
ンサ10c、リセットスイッチ14bおよび流量センサ
14aから出力する信号を入力し得るように構成され、
かつ、これらの入力信号に基づいて、記憶手段にて記憶
する選択された洗浄プログラムに基づいて駆動手段を動
作して、電磁開閉弁13aの開閉動作を制御するように
構成されている。
【0023】図3および図4は、選択された洗浄プログ
ラムを実行するためのフローチャート20を示すもの
で、当該制御装置10bにおいては、記憶されている複
数の洗浄プログラムからの実行すべき洗浄プログラムの
選択や、個々の洗浄処理の結果の記憶情報のディスプレ
ー18への表示は、入出力操作手段17でのキー操作に
よるマイクロコンピュータ16への指示により行われ
る。
【0024】図3および図4に示すフローチャート20
に基づき実行される洗浄プログラムは、洗浄者(作業
者)群が作業環境下で要求される洗浄度合いに応じて選
択されるもので、選択された洗浄プログラムの実行にて
行われる洗浄処理により、洗浄者の手は作業環境下での
要求通りの衛生状態に洗浄される。
【0025】当該洗浄装置においては、電源の投入によ
り、装備する電解水生成装置10bが運転を開始され電
解槽の各電解室にて電解生成酸性水と、電解生成アルカ
リ水が生成される。洗浄目的に応じて選択された電解生
成水は、電解生成装置10bが有する貯留タンクに貯留
され、選択されていない電解生成水は、排出管路15b
を通して排出され、他の使用場所に設置されている貯留
タンクに貯留される。当該洗浄装置にあっては、例えば
洗浄が殺菌洗浄に選択される場合には、洗浄水としては
電解生成酸性水が選択される。
【0026】当該洗浄装置においては、洗浄者(以下作
業者という)が手を洗浄するには、装置本体10aの挿
入部11aを通して洗浄水の吐出部11bに位置させ
る。これにより、洗浄プログラムの実行がフローチャー
ト20に基づいて開始され、マイクロコンピュータ16
はステップ21にて手の位置を確認し、検出センサ10
cからの検出信号に基づいて手が吐出部11bに位置し
ているものと判断した場合には、プログラムをステップ
22に進め、電磁開閉弁13aを開成して洗浄水(電解
生成酸性水…殺菌水)を吐出するとともに、第1タイマ
を始動させて洗浄水の吐出時間の計測を開始し、プログ
ラムをステップ23に進める。
【0027】マイクロコンピュータ16は、ステップ2
3にて洗浄者の手の位置を確認して、検出センサ10c
からの検出信号に基づいて手が吐出部11bに位置して
いるものと判断した場合には、プログラムをステップ2
4に進めて洗浄水の吐出を継続するとともに吐出時間の
計測を継続して、プログラムをステップ25に進める。
マイクロコンピュータ16は、ステップ25にて第1タ
イマの計測時間が洗浄水の設定された吐出時間に達して
いるか否かを判定し、洗浄水の吐出時間に達しているも
のと判定した場合にはプログラムをステップ26に進
め、ステップ26にて開閉弁13aを閉成して洗浄水の
吐出を停止するとともに第1タイマの計測を停止して洗
浄処理を完了する。一方、マイクロコンピュータ16
は、ステップ25において、第1タイマの計測時間が洗
浄水の設定された吐出時間に達していないものと判定し
た場合には、プログラムをステップ23に戻してプログ
ラムを循環させる。
【0028】また、マイクロコンピュータ16は、ステ
ップ23にて洗浄者の手の位置を確認して、検出センサ
10cからの検出信号に基づいて手が吐出部位11bに
は位置していないものと判定した場合には、プログラム
を図4に示すステップ27aに進める。マイクロコンピ
ュータ16は、ステップ27aにて、電磁開閉弁13a
を閉成して洗浄水の吐出を停止するとともに第1タイマ
の計測を中断し、かつ、第2タイマを動作させて待機時
間の計測を開始するとともに警告ランプ19を点灯し
て、プログラムをステップ27bに進める。
【0029】マイクロコンピュータ16は、ステップ2
7bにて再度洗浄者の手の位置を確認して、検出センサ
10cからの検出信号に基づいて手が吐出部位11bに
は位置しているか否かを判定する。マイクロコンピュー
タ16は、洗浄者の手が吐出部位11bに位置していな
いものと判定した場合には、ステップ27cにて第2タ
イマの計測時間が設定された待機時間に達したか否かを
判定し、第2タイマの計測時間が設定された待機時間に
達していない場合には、プログラムをステップ27bに
戻し、第2タイマの計測時間が設定された待機時間に達
した場合には、プログラムの実行を終了して洗浄処理を
終了する。この洗浄処理の終了は、洗浄処理が未完の状
態である。
【0030】一方、マイクロコンピュータ16は、ステ
ップ27aにて洗浄者の手が吐出部位11bに位置して
いるものと判定した場合には、プログラムをステップ2
8に進め、ステップ28にて電磁開閉弁13aを開成し
て洗浄水の吐出を再開するとともに警告ランプ19を消
灯して、第1タイマを駆動して洗浄水の吐出時間の計測
を再開して積算し、かつ、第2タイマの駆動を停止して
待機時間の計測を停止する。これにより、洗浄処理が再
開され、マイクロコンピュータ16はプログラムを、図
2に示すステップ23に戻す。その後、マイクロコンピ
ュータ16は、プログラムを実行して洗浄処理を完了ま
たは未完の状態で終了させる。
【0031】マイクロコンピュータ16は、当該洗浄処
理の完了、未完の終了等の洗浄処理状態を洗浄者毎に記
憶し、洗浄処理が未完で終了した場合には警告手段19
を作動して衛生管理者に知らせる。また、衛生管理者
は、入出力装置17のキー操作により、マイクロコンピ
ュータ16が記憶する各洗浄者の洗浄状況をディスプレ
ー18に表示して、洗浄者(作業者)の洗浄度合い(手
の殺菌程度)を確認して衛生上の管理をすることができ
る。
【0032】このように、当該洗浄装置10によれば、
予め設定された有効量である総量の洗浄水を手に吐出さ
せて洗浄するものであり、洗浄水が吐出を終了した時点
では、手の洗浄処理が完了する。洗浄処理が完了した時
点では、作業者(洗浄者)の手は、作業者が意図した作
業に適した衛生状態となる。すなわち、作業者の手は、
電解生成酸性水を洗浄水とする場合には、意図した殺菌
状態となる。
【0033】ところで、当該洗浄装置10においては、
洗浄者が意識的または無意識的に、洗浄途中に手を洗浄
水の吐出部位11bから引き出した場合には、直ちに洗
浄水の吐出が停止され、設定された待機時間の間これの
停止状態が継続される。洗浄者は、設定された待機時間
の間に、手を洗浄水の吐出部位11bに挿入すれば、洗
浄水は吐出を再開して総量の残りの洗浄水を吐出して洗
浄処理を完了する。従って、この場合においても、設定
された総量の洗浄水を使用して洗浄処理が完了し、洗浄
水を無駄なく使用することによって、洗浄効果を十分に
発揮させることができる。
【0034】洗浄者が何らかの理由で、設定された待機
時間内に手を洗浄水の吐出部位11bに挿入しなかった
場合には、洗浄者は洗浄処理を放棄したものとみなし
て、洗浄処理は未完の状態で終了させる。設定された待
機時間を越えた場合の手は、通常では、時間の経過に起
因して既存の洗浄効果を認め難く、未完の洗浄処理を無
効とするほうが衛生上好ましいことである。
【0035】なお、洗浄者が意識的に洗浄処理を放棄す
る場合には、リセットスイッチ14bを操作して制御装
置10dを初期状態に復帰させるようにすることができ
る。これにより、第2タイマが計測する待機時間の終了
を待つことなく、次の洗浄者のが洗浄処理を行うことが
できる。この場合には、警告ランプ19は消灯し、当該
洗浄装置10が洗浄途中の状態ではないことを認識させ
る。
【0036】また、当該洗浄装置10においては、洗浄
処理の完了の有無を第三者に確認し得るように記憶させ
ること、当該洗浄処理状態が洗浄処理を完了していない
ものについては洗浄処理の未完を第三者に知らせる手段
を採っている。このため、作業環境下において衛生管理
を推進すべき管理者にとっては、各作業者が洗浄処理を
規則通りに受けたか否かを確認することができ、洗浄処
理が不十分である作業者には、再度洗浄処理を受けさせ
て十分に洗浄処理を受けさせることができる。
【0037】また、当該洗浄装置10においては、洗浄
処理が完了する時点での洗浄水の総吐出量を、洗浄者の
作業に応じて要求される洗浄度合いに基づいて変更可能
にすることができる。かかる手段を採用すれば、作業の
種類によって要求される程度より高い洗浄処理を回避す
ることができて、洗浄水の無駄な消費を防止することが
できる。
【0038】なお、当該洗浄装置10および洗浄方法で
は、洗浄水として電解生成酸性水を採用して殺菌洗浄を
意図しているが、洗浄水を電解生成アルカリ水に切替え
てアルカリ洗浄による清澄洗浄に変更することができ
る。また、当該洗浄装置10および洗浄方法では、洗浄
水の吐出量を吐出時間にて制御する方式を採用して、マ
イクロコンピュータ16が有する第1タイマで吐出時間
を計測する手段を採っているが、この方式を、洗浄水の
吐出流量にて制御する方式に変更することができる。こ
の場合には、第1流量センサ14aからの検出信号をマ
イクロコンピュータ16に入力して、洗浄水の流量を直
接制御する手段を採ることができ、また、第2流量セン
サ15bからの検出信号をマイクロコンピュータ16に
入力して、洗浄水の吐出流量を間接的に制御する手段を
採ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る洗浄装置を概略的に示す斜
視図である。
【図2】同洗浄装置が装備する制御装置を概略的に示す
ブロック図である。
【図3】同洗浄装置における洗浄処理プログラムを実行
するためのフローチャートの一部である。
【図4】同洗浄装置における洗浄処理プログラムを実行
するためのフローチャートの残りの一部である。
【符号の説明】
10…洗浄装置、10a…装置本体、10b…電解水生
成装置、10c…検出センサ、10d…制御装置、11
…本体ケース、11a…挿入部、11b…吐出部位、1
2…シンク、13…吐出ノズル、13a…電磁開閉弁、
14a…流量センサ、14b…リセットスイッチ、15
a…被電解水供給管路、15b…流出管路、15c…排
出管路、16…マイクロコンピュータ、17…入出力操
作手段、18…ディスプレー、19…警告手段、20…
フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03C 1/10 E03C 1/10 Fターム(参考) 2D060 CA02 CA04 4C058 AA29 BB02 DD01 DD05 DD13 DD14 EE26 JJ06 JJ07 4D061 DA03 DB07 DB08 EA02 EB01 EB04 EB37 EB39 GA30 GC15 GC20

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄水の吐出部位に手が位置していること
    を検出して、吐出部位に位置する手に対して設定された
    総量の洗浄水を吐出して手の洗浄処理を終了する洗浄水
    を用いる洗浄方法であり、洗浄水の吐出中に手が吐出部
    位に位置しない非検出状態になると洗浄水の吐出を中断
    し、手が吐出部位に位置することが設定された時間内に
    検出された場合には手に対する洗浄水の吐出を再開する
    ことを特徴とする洗浄水を用いる洗浄方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗浄方法において、洗浄
    水の吐出量を吐出時間により制御することを特徴とする
    洗浄水を用いる洗浄方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の洗浄方法において、洗浄
    水の吐出量を吐出流量により制御することを特徴とする
    洗浄水を用いる洗浄方法。
  4. 【請求項4】洗浄水の吐出部位に手が位置していること
    を検出して、吐出部位に位置する手に対して設定された
    総量の洗浄水を吐出して手の洗浄処理を終了する洗浄水
    を用いる洗浄方法であり、洗浄水の吐出中に手が吐出部
    位に位置しない非検出状態になると洗浄水の吐出を中断
    し、手が吐出部位に位置することが設定された時間内に
    検出された場合には手に対する洗浄水の吐出を再開する
    ようにするとともに、当該洗浄処理の完了の有無を第三
    者に確認し得るように記憶させることを特徴とする洗浄
    水を用いる洗浄方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の洗浄方法において、当該
    洗浄処理状態が洗浄処理を完了していないものについて
    は、洗浄処理の未完を第三者に知らせるようにすること
    を特徴とする洗浄水を用いる洗浄方法。
  6. 【請求項6】請求項1または4に記載の洗浄方法におい
    て、吐出部位に位置する手に対する洗浄水の吐出総量
    を、洗浄者の作業に応じて要求される洗浄度合いに基づ
    いて変更可能にすることを特徴とする洗浄水を用いる洗
    浄方法。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6に記載
    の洗浄方法において、洗浄水が電解生成酸性水であっ
    て、作業者が電解生成酸性水の吐出部位に手を挿入して
    殺菌洗浄するものであることを特徴とする洗浄水を用い
    る洗浄方法。
  8. 【請求項8】洗浄水の吐出部位に手が位置していること
    を検出して、吐出部位に位置する手に対して設定された
    総量の洗浄水を吐出して手の洗浄処理を終了する洗浄水
    を用いる洗浄を行う洗浄装置であり、洗浄水の吐出部位
    を有する装置本体と、洗浄水を吐出部位に供給して吐出
    させる供給手段、前記吐出部位に位置する手の有無を検
    出する検出センサと、同検出センサからの検出信号に基
    づいて洗浄水の吐出を制御する制御装置を備え、同制御
    装置は、洗浄水の吐出時間を計測する第1計測手段、お
    よび、前記検出センサからの検出信号が中断した場合の
    洗浄水の吐出中断時間を計測する第2計測手段を備え、
    前記吐出部位に手が位置していない非検出状態にある場
    合には洗浄水の吐出を中断し、前記吐出部位に手が位置
    することが設定された時間内に検出された場合には、前
    記吐出部位に位置する手に対する洗浄水の吐出を再開す
    べく機能することを特徴とする洗浄水を用いる洗浄装
    置。
  9. 【請求項9】洗浄水の吐出部位に手が位置していること
    を検出して、吐出部位に位置する手に対して設定された
    総量の洗浄水を吐出して手の洗浄処理を終了する洗浄水
    を用いる洗浄を行う洗浄装置であり、洗浄水の吐出部位
    を有する装置本体と、洗浄水を吐出部位に供給して吐出
    させる供給手段、前記吐出部位に位置する手の有無を検
    出する検出センサと、同検出センサからの検出信号に基
    づいて洗浄水の吐出を制御する制御装置を備え、同制御
    装置は、洗浄水の吐出流量を計測する第1計測手段、お
    よび、前記検出センサからの検出信号が中断した場合の
    洗浄水の吐出中断時間を計測する第2計測手段を備え、
    前記吐出部位に手が位置していない非検出状態にある場
    合には洗浄水の吐出を中断し、前記吐出部位に手が位置
    することが設定された時間内に検出された場合には、前
    記吐出部位に位置する手に対する洗浄水の吐出を再開す
    べく機能することを特徴とする洗浄水を用いる洗浄装
    置。
  10. 【請求項10】請求項8または9に記載の洗浄処理装置
    において、当該洗浄処理装置における個々の洗浄処理の
    完了の有無を記憶させる記憶手段、および、記憶手段に
    て記憶された洗浄処置の完了の有無を再生する表示手段
    を備えていることを特徴とする洗浄水を用いる洗浄装
    置。
  11. 【請求項11】請求項8,9または10に記載の洗浄装
    置において、当該洗浄装置における個々の洗浄処理中の
    洗浄処理の未完を第三者に知らせる警告手段を備えるこ
    とを特徴とする洗浄水を用いる洗浄装置。
  12. 【請求項12】請求項8,9,10または11に記載の
    洗浄装置において、洗浄水は電解生成酸性水であって、
    作業者が電解生成酸性水の吐出部位に手を挿入して殺菌
    洗浄するものであることを特徴とする洗浄水を用いる洗
    浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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