JPH09250157A - 水洗便所の給水装置 - Google Patents
水洗便所の給水装置Info
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- JPH09250157A JPH09250157A JP5800496A JP5800496A JPH09250157A JP H09250157 A JPH09250157 A JP H09250157A JP 5800496 A JP5800496 A JP 5800496A JP 5800496 A JP5800496 A JP 5800496A JP H09250157 A JPH09250157 A JP H09250157A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】給水装置の省電力化を図ることにより、制御側
リチウム電池の寿命を長くする。 【解決手段】和式便器には貯水タンクから延びる給水管
を接続し、給水管3の途中に給水制御ユニット4を設け
る。給水制御ユニット4には送信ユニット5からの赤外
光を受信する受信回路13を設ける。受信回路13には
受信回路13の受信に基づき給水電磁弁17を開閉制御
するCPU14を接続し、このCPU14にスリープ機
能を有する外部タイマT3を接続する。これらのCPU
14、給水電磁弁17及び外部タイマT3を制御側リチ
ウム電池18からの供給電力により駆動させるようにす
る。そして、外部タイマT3が受信回路13及びCPU
14を断続的に駆動制御することにより、制御側リチウ
ム電池18の消耗は抑えられる。
リチウム電池の寿命を長くする。 【解決手段】和式便器には貯水タンクから延びる給水管
を接続し、給水管3の途中に給水制御ユニット4を設け
る。給水制御ユニット4には送信ユニット5からの赤外
光を受信する受信回路13を設ける。受信回路13には
受信回路13の受信に基づき給水電磁弁17を開閉制御
するCPU14を接続し、このCPU14にスリープ機
能を有する外部タイマT3を接続する。これらのCPU
14、給水電磁弁17及び外部タイマT3を制御側リチ
ウム電池18からの供給電力により駆動させるようにす
る。そして、外部タイマT3が受信回路13及びCPU
14を断続的に駆動制御することにより、制御側リチウ
ム電池18の消耗は抑えられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗便所の給水装
置に関するものである。
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、和式便器に給水装置が設
けられた水洗便所では、和式便器に洗浄水を給水するた
めの給水管上に給水制御ユニットが設けられている。こ
の給水制御ユニットには給水管を開閉する電磁弁や、給
水信号を受信する受信回路等が設けられている。又、水
洗便所の壁面には送信ユニットが設けられ、この送信ユ
ニットには洗浄スイッチや送信回路等が設けられてい
る。前記送信ユニットは給水制御ユニットから所定距離
離れた位置に配置されている。そして、送信ユニットの
送信回路から給水信号が送信されると、給水制御ユニッ
トの受信回路にて受信される。この受信に基づき電磁弁
が開いて所定量の洗浄水が給水管を介して和式便器に給
水される。又、前記給水制御ユニット及び送信ユニット
は、給水装置の設置されていない既設の水洗便所に後か
ら取付けられるものである。そのため、通常後付けする
場合には、コンセント等の電源が水洗便所内に設けられ
ていない場合が多いので、両ユニットの電源はリチウム
電池となっている。即ち、前記各ユニット内にはそれぞ
れリチウム電池が内蔵され、このリチウム電池からの供
給電力により、前記送信回路と受信回路及び電磁弁等は
駆動されるようになっている。
けられた水洗便所では、和式便器に洗浄水を給水するた
めの給水管上に給水制御ユニットが設けられている。こ
の給水制御ユニットには給水管を開閉する電磁弁や、給
水信号を受信する受信回路等が設けられている。又、水
洗便所の壁面には送信ユニットが設けられ、この送信ユ
ニットには洗浄スイッチや送信回路等が設けられてい
る。前記送信ユニットは給水制御ユニットから所定距離
離れた位置に配置されている。そして、送信ユニットの
送信回路から給水信号が送信されると、給水制御ユニッ
トの受信回路にて受信される。この受信に基づき電磁弁
が開いて所定量の洗浄水が給水管を介して和式便器に給
水される。又、前記給水制御ユニット及び送信ユニット
は、給水装置の設置されていない既設の水洗便所に後か
ら取付けられるものである。そのため、通常後付けする
場合には、コンセント等の電源が水洗便所内に設けられ
ていない場合が多いので、両ユニットの電源はリチウム
電池となっている。即ち、前記各ユニット内にはそれぞ
れリチウム電池が内蔵され、このリチウム電池からの供
給電力により、前記送信回路と受信回路及び電磁弁等は
駆動されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、水洗便所は
定期的に利用されないことから、前記送信ユニットにお
ける送信回路からの給水信号は不定期に送信される。そ
のため、前記給水信号を受信する給水制御ユニットにお
ける受信回路は、その駆動を停止しておくことができな
かった。即ち、受信回路の駆動を停止しておけば、送信
回路からの給水信号を受信不能となってしまうため、受
信回路にはリチウム電池から電力を供給し続けなければ
ならなかった。従って、従来の給水装置では、給水制御
ユニットに内蔵されたリチウム電池が短期間で消耗して
しまうという問題があった。
定期的に利用されないことから、前記送信ユニットにお
ける送信回路からの給水信号は不定期に送信される。そ
のため、前記給水信号を受信する給水制御ユニットにお
ける受信回路は、その駆動を停止しておくことができな
かった。即ち、受信回路の駆動を停止しておけば、送信
回路からの給水信号を受信不能となってしまうため、受
信回路にはリチウム電池から電力を供給し続けなければ
ならなかった。従って、従来の給水装置では、給水制御
ユニットに内蔵されたリチウム電池が短期間で消耗して
しまうという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、給水装置の省電
力化を図ることにより電池の寿命を長くすることにあ
る。
力化を図ることにより電池の寿命を長くすることにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、給水信号を所定時間送信する送信手段と、前記送信
手段から送信される給水信号を受信する受信手段と、前
記受信手段が受信した給水信号に基づき給水弁を開閉制
御する開閉制御手段とを備えた水洗便所の給水装置にお
いて、前記受信手段及び開閉制御手段は電池から供給さ
れる電力により駆動され、同受信手段又は開閉制御手段
のうち少なくとも何れか一方への電池からの電力供給が
断続的に行われるように駆動制御する駆動制御手段を備
えたことを要旨とする。従って、請求項1に記載の発明
によれば、送信手段から給水信号が送信され、その給水
信号は電池からの供給電力により受信手段にて受信され
る。そして、その受信に基づき開閉制御手段は給水弁を
開閉制御する。給水信号を受信する際において、受信手
段又は開閉制御手段のうち少なくとも何れか一方は駆動
制御手段により断続的に駆動されるため、電池の消耗が
抑えられる。
は、給水信号を所定時間送信する送信手段と、前記送信
手段から送信される給水信号を受信する受信手段と、前
記受信手段が受信した給水信号に基づき給水弁を開閉制
御する開閉制御手段とを備えた水洗便所の給水装置にお
いて、前記受信手段及び開閉制御手段は電池から供給さ
れる電力により駆動され、同受信手段又は開閉制御手段
のうち少なくとも何れか一方への電池からの電力供給が
断続的に行われるように駆動制御する駆動制御手段を備
えたことを要旨とする。従って、請求項1に記載の発明
によれば、送信手段から給水信号が送信され、その給水
信号は電池からの供給電力により受信手段にて受信され
る。そして、その受信に基づき開閉制御手段は給水弁を
開閉制御する。給水信号を受信する際において、受信手
段又は開閉制御手段のうち少なくとも何れか一方は駆動
制御手段により断続的に駆動されるため、電池の消耗が
抑えられる。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記駆動制御手
段は前記受信手段又は開閉制御手段のうち少なくとも何
れか一方に対して電池から電力が供給されていない待機
時間を、前記送信手段から送信される給水信号の送信時
間未満となるように、同受信手段又は開閉制御手段のう
ち少なくとも何れか一方を駆動制御するものであること
を要旨とする。従って、請求項2に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の作用に加え、前記駆動制御
手段により、同受信手段又は開閉制御手段のうち少なく
とも何れか一方は、その待機時間が送信手段の送信時間
未満となるように駆動制御される。
段は前記受信手段又は開閉制御手段のうち少なくとも何
れか一方に対して電池から電力が供給されていない待機
時間を、前記送信手段から送信される給水信号の送信時
間未満となるように、同受信手段又は開閉制御手段のう
ち少なくとも何れか一方を駆動制御するものであること
を要旨とする。従って、請求項2に記載の発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の作用に加え、前記駆動制御
手段により、同受信手段又は開閉制御手段のうち少なく
とも何れか一方は、その待機時間が送信手段の送信時間
未満となるように駆動制御される。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記駆動制御手
段は前記受信手段又は開閉制御手段のうち少なくとも何
れか一方に対して電池から電力が供給されている起動時
間を、電池から電力が供給されていない待機時間未満と
なるように、同受信手段又は開閉制御手段のうち少なく
とも何れか一方を駆動制御するものであることを要旨と
する。従って、請求項3に記載の発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加え、駆動制御手段により、受
信手段又は開閉制御手段のうち少なくとも何れか一方
は、その起動時間が待機時間未満となるように駆動制御
される。
段は前記受信手段又は開閉制御手段のうち少なくとも何
れか一方に対して電池から電力が供給されている起動時
間を、電池から電力が供給されていない待機時間未満と
なるように、同受信手段又は開閉制御手段のうち少なく
とも何れか一方を駆動制御するものであることを要旨と
する。従って、請求項3に記載の発明によれば、請求項
2に記載の発明の作用に加え、駆動制御手段により、受
信手段又は開閉制御手段のうち少なくとも何れか一方
は、その起動時間が待機時間未満となるように駆動制御
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を和式便器用水洗便
所の給水装置に具体化した一実施形態を図面に基づいて
説明する。
所の給水装置に具体化した一実施形態を図面に基づいて
説明する。
【0009】図1に示すように、水洗便所1の室内には
和式便器2が設けられ、この和式便器2には図示しない
貯水タンクから延びる給水管3が接続されている。給水
管3の途中には後述する給水制御ユニット4が設けら
れ、この給水制御ユニット4はは既設の給水管3に対し
て取付可能となっている。又、前記和式便器2の斜め上
方における水洗便所1の壁面1aには後述する送信ユニ
ット5が設けられている。そして、送信ユニット5から
給水信号としての赤外光が給水制御ユニット4に向けて
発光されると、給水制御ユニット4は受光して貯水タン
ク内の洗浄水を給水管3を介して和式便器2に給水す
る。
和式便器2が設けられ、この和式便器2には図示しない
貯水タンクから延びる給水管3が接続されている。給水
管3の途中には後述する給水制御ユニット4が設けら
れ、この給水制御ユニット4はは既設の給水管3に対し
て取付可能となっている。又、前記和式便器2の斜め上
方における水洗便所1の壁面1aには後述する送信ユニ
ット5が設けられている。そして、送信ユニット5から
給水信号としての赤外光が給水制御ユニット4に向けて
発光されると、給水制御ユニット4は受光して貯水タン
ク内の洗浄水を給水管3を介して和式便器2に給水す
る。
【0010】次に、前記送信ユニット5について詳細に
詳述する。図2に示すように、送信ユニット5には便所
利用者が手動操作する洗浄スイッチ6及び便所利用者の
入退室を検知する人検知センサ7が設けられ、両者6,
7は制御回路8の入力側に接続されている。制御回路8
の出力側には送信手段としての送信回路9が接続されて
いる。この送信回路9は互いに接続された発光回路10
と、赤外光を発光する発光ダイオード11とから構成さ
れている。即ち、制御回路8の出力側には発光回路10
を介して発光ダイオード11が接続されている。又、制
御回路8には第1のタイマT1が内蔵されている。この
第1のタイマT1にて人検知センサ7が検出開始してか
ら検出終了するまでの時間、即ち、便所利用者が水洗便
所1に居た在室時間が計測されるようになっている。
詳述する。図2に示すように、送信ユニット5には便所
利用者が手動操作する洗浄スイッチ6及び便所利用者の
入退室を検知する人検知センサ7が設けられ、両者6,
7は制御回路8の入力側に接続されている。制御回路8
の出力側には送信手段としての送信回路9が接続されて
いる。この送信回路9は互いに接続された発光回路10
と、赤外光を発光する発光ダイオード11とから構成さ
れている。即ち、制御回路8の出力側には発光回路10
を介して発光ダイオード11が接続されている。又、制
御回路8には第1のタイマT1が内蔵されている。この
第1のタイマT1にて人検知センサ7が検出開始してか
ら検出終了するまでの時間、即ち、便所利用者が水洗便
所1に居た在室時間が計測されるようになっている。
【0011】そして、制御回路8は便所利用者によって
洗浄スイッチ6が操作された場合、又は第1のタイマT
1により計測される便所利用者の在室時間が所定時間
(本実施形態においては120秒)を越えた場合でその
後、人検知センサ7が便所利用者の退室を検知した場合
に、発光回路10に対してON信号を出力する。する
と、そのON信号に基づき発光回路10は発光ダイオー
ド11から給水信号としての赤外光を0.3秒間発光さ
せる。
洗浄スイッチ6が操作された場合、又は第1のタイマT
1により計測される便所利用者の在室時間が所定時間
(本実施形態においては120秒)を越えた場合でその
後、人検知センサ7が便所利用者の退室を検知した場合
に、発光回路10に対してON信号を出力する。する
と、そのON信号に基づき発光回路10は発光ダイオー
ド11から給水信号としての赤外光を0.3秒間発光さ
せる。
【0012】又、前記人検知センサ7及び制御回路8に
は送信側リチウム電池12が接続されており、両者7,
8は送信側リチウム電池12からの供給電力により駆動
されるようになっている。従って、前記発光回路10は
制御回路8を介して送信側リチウム電池12からの供給
電力により駆動されるようになっている。
は送信側リチウム電池12が接続されており、両者7,
8は送信側リチウム電池12からの供給電力により駆動
されるようになっている。従って、前記発光回路10は
制御回路8を介して送信側リチウム電池12からの供給
電力により駆動されるようになっている。
【0013】次に、前記給水制御ユニット4について詳
細に説明する。給水制御ユニット4には受信手段として
の受信回路13が設けられ、この受信回路13は開閉制
御手段としてのCPU(中央処理装置)14の入力側に
接続されている。受信回路13は互いに接続された判定
回路15と、前記発光ダイオード11から発光される赤
外光を受光するフォトダイオード16とから構成されて
いる。即ち、CPU14の入力側には判定回路15を介
してフォトダイオード16が接続され、両者15,16
はCPU14によって駆動制御されている。
細に説明する。給水制御ユニット4には受信手段として
の受信回路13が設けられ、この受信回路13は開閉制
御手段としてのCPU(中央処理装置)14の入力側に
接続されている。受信回路13は互いに接続された判定
回路15と、前記発光ダイオード11から発光される赤
外光を受光するフォトダイオード16とから構成されて
いる。即ち、CPU14の入力側には判定回路15を介
してフォトダイオード16が接続され、両者15,16
はCPU14によって駆動制御されている。
【0014】又、CPU14の出力側には給水弁として
の給水電磁弁17が接続され、この給水電磁弁17はC
PU14からの開弁信号により開閉され、この開閉によ
り前記給水管3が連通可能になっている。
の給水電磁弁17が接続され、この給水電磁弁17はC
PU14からの開弁信号により開閉され、この開閉によ
り前記給水管3が連通可能になっている。
【0015】又、CPU14内には第2のタイマT2が
内蔵されている。この第2のタイマT2にて前記給水電
磁弁17の開き時間が計測されるようになっている。こ
の給水電磁弁17の開き時間は、所定量(本実施形態に
おいては6リットル)の洗浄水が和式便器2に対して給
水されるように給水制御ユニット4の取り付け時に設定
されており、開き時間がこの設定時間を経過すると、C
PU14は給水電磁弁17を閉じ、洗浄水の給水を完了
するようになっている。
内蔵されている。この第2のタイマT2にて前記給水電
磁弁17の開き時間が計測されるようになっている。こ
の給水電磁弁17の開き時間は、所定量(本実施形態に
おいては6リットル)の洗浄水が和式便器2に対して給
水されるように給水制御ユニット4の取り付け時に設定
されており、開き時間がこの設定時間を経過すると、C
PU14は給水電磁弁17を閉じ、洗浄水の給水を完了
するようになっている。
【0016】そして、前記CPU14はスリープ機能を
備えており、起動状態と待機状態とを取り得るようにな
っている。ここで、起動状態とは、後述する制御側リチ
ウム電池18から電力供給を受けて、CPU14内でプ
ログラムが実行されている状態であり、一方、待機状態
とは、同制御側リチウム電池18から電力供給を受けて
いない状態である。この待機状態から起動状態へはCP
U14に対して外部から起動信号が入力されることによ
り切り替わり、起動状態となったCPU14は一連のプ
ログラムを実行した後、再び待機状態に戻るようになっ
ている。
備えており、起動状態と待機状態とを取り得るようにな
っている。ここで、起動状態とは、後述する制御側リチ
ウム電池18から電力供給を受けて、CPU14内でプ
ログラムが実行されている状態であり、一方、待機状態
とは、同制御側リチウム電池18から電力供給を受けて
いない状態である。この待機状態から起動状態へはCP
U14に対して外部から起動信号が入力されることによ
り切り替わり、起動状態となったCPU14は一連のプ
ログラムを実行した後、再び待機状態に戻るようになっ
ている。
【0017】更に、CPU14には駆動制御手段として
の外部タイマT3が接続されており、この外部タイマT
3は所定時間間隔でスリープ機能を有するCPU14に
対して前述した起動信号を出力するようになっている。
本実施形態においては、起動状態でのCPU14の起動
時間は1ミリ秒であり、待機状態でのCPU14の待機
時間は0.2秒である。つまり、CPU14及び同CP
U14により駆動制御される前記判定回路15とフォト
ダイオード16とは前記した時間間隔(起動時間1ミリ
秒、待機時間0.2秒)でもって起動状態と待機状態と
を繰り返し、断続的に駆動制御されるようになってい
る。よって、本実施形態において、起動状態での起動時
間と待機状態での待機時間とを比較すると、起動時間
(1ミリ秒)/待機時間(0.2秒)=1/200とな
っている。
の外部タイマT3が接続されており、この外部タイマT
3は所定時間間隔でスリープ機能を有するCPU14に
対して前述した起動信号を出力するようになっている。
本実施形態においては、起動状態でのCPU14の起動
時間は1ミリ秒であり、待機状態でのCPU14の待機
時間は0.2秒である。つまり、CPU14及び同CP
U14により駆動制御される前記判定回路15とフォト
ダイオード16とは前記した時間間隔(起動時間1ミリ
秒、待機時間0.2秒)でもって起動状態と待機状態と
を繰り返し、断続的に駆動制御されるようになってい
る。よって、本実施形態において、起動状態での起動時
間と待機状態での待機時間とを比較すると、起動時間
(1ミリ秒)/待機時間(0.2秒)=1/200とな
っている。
【0018】前記CPU14、給水電磁弁17及び外部
タイマT3には制御側リチウム電池18が接続されてお
り、同制御側リチウム電池18からの供給電力により駆
動されるようになっている。
タイマT3には制御側リチウム電池18が接続されてお
り、同制御側リチウム電池18からの供給電力により駆
動されるようになっている。
【0019】次に、上記のように構成された水洗便所の
給水装置の作用について説明する。利用者が水洗便所1
内に入室する前において、給水制御ユニット4のCPU
14は外部タイマT3によりスリープ機能としての起動
状態(1ミリ秒)と、待機状態(0.2秒)とを交互に
繰り返し、断続的に駆動されている。この状態におい
て、利用者が水洗便所1内に入室して、人検知センサ7
が利用者の入室を検出すると、第1のタイマT1が時間
計測を開始する。そして、この利用者により洗浄スイッ
チ6が手動操作されると、制御回路8は発光回路10に
ON信号を出力する。すると、このON信号に基づき、
発光回路10が発光ダイオード11から給水信号として
の赤外光を0.3秒間発光させる。一方、この赤外光を
受信するフォトダイオード16は前述したCPU14の
スリープ機能により起動状態を1ミリ秒、待機状態を
0.2秒づつ交互に繰り返し、断続的に駆動されるよう
になっている。
給水装置の作用について説明する。利用者が水洗便所1
内に入室する前において、給水制御ユニット4のCPU
14は外部タイマT3によりスリープ機能としての起動
状態(1ミリ秒)と、待機状態(0.2秒)とを交互に
繰り返し、断続的に駆動されている。この状態におい
て、利用者が水洗便所1内に入室して、人検知センサ7
が利用者の入室を検出すると、第1のタイマT1が時間
計測を開始する。そして、この利用者により洗浄スイッ
チ6が手動操作されると、制御回路8は発光回路10に
ON信号を出力する。すると、このON信号に基づき、
発光回路10が発光ダイオード11から給水信号として
の赤外光を0.3秒間発光させる。一方、この赤外光を
受信するフォトダイオード16は前述したCPU14の
スリープ機能により起動状態を1ミリ秒、待機状態を
0.2秒づつ交互に繰り返し、断続的に駆動されるよう
になっている。
【0020】従って、発信側である発光ダイオード11
が赤外光を0.3秒間発光させる間に受信側であるフォ
トダイオード16は必ず一度は起動状態となる。よっ
て、フォトダイオード16が起動状態となった時点で赤
外光がフォトダイオード16により受光される。そし
て、判定回路15が受光されたことを判定してCPU1
4に対して受光信号を送る。これに対し、CPU14は
給水電磁弁17に対して開弁信号を出力して給水電磁弁
17を開くとともに第2のタイマT2にて前記給水電磁
弁17の開き時間の計測を開始する。これにより、給水
管3から和式便器2に対して洗浄水が給水される。第2
のタイマT2の計測時間が所定時間経過すると、CPU
14は給水電磁弁17を閉じ、洗浄水の給水を停止す
る。
が赤外光を0.3秒間発光させる間に受信側であるフォ
トダイオード16は必ず一度は起動状態となる。よっ
て、フォトダイオード16が起動状態となった時点で赤
外光がフォトダイオード16により受光される。そし
て、判定回路15が受光されたことを判定してCPU1
4に対して受光信号を送る。これに対し、CPU14は
給水電磁弁17に対して開弁信号を出力して給水電磁弁
17を開くとともに第2のタイマT2にて前記給水電磁
弁17の開き時間の計測を開始する。これにより、給水
管3から和式便器2に対して洗浄水が給水される。第2
のタイマT2の計測時間が所定時間経過すると、CPU
14は給水電磁弁17を閉じ、洗浄水の給水を停止す
る。
【0021】その後、人検知センサ7が利用者の水洗便
所1からの退室を検出すると、第1のタイマT1は時間
計測を停止する。この第1のタイマT1の計測時間に基
づき制御回路8は利用者の在室時間が120秒以上か否
かを判定する。そして、在室時間が120秒以上であっ
た場合には、前記洗浄スイッチ6が手動操作された場合
と同様に、制御回路8は発光回路10にON信号を出力
する。このON信号に基づき発光回路10が発光ダイオ
ード11から赤外光を0.3秒間発光させ、この赤外光
をフォトダイオード16が起動状態になった時点で受光
し、判定回路15が、CPU14に対して受光信号を送
る。すると、CPU14が給水電磁弁17を開いて給水
管3から和式便器2に洗浄水を給水とともに第2のタイ
マT2にて前記給水電磁弁17の開き時間を計測し所定
時間経過後、給水電磁弁17を閉じ洗浄水の給水を停止
する。又、在室時間が120秒未満の場合には、洗浄水
は給水されない。
所1からの退室を検出すると、第1のタイマT1は時間
計測を停止する。この第1のタイマT1の計測時間に基
づき制御回路8は利用者の在室時間が120秒以上か否
かを判定する。そして、在室時間が120秒以上であっ
た場合には、前記洗浄スイッチ6が手動操作された場合
と同様に、制御回路8は発光回路10にON信号を出力
する。このON信号に基づき発光回路10が発光ダイオ
ード11から赤外光を0.3秒間発光させ、この赤外光
をフォトダイオード16が起動状態になった時点で受光
し、判定回路15が、CPU14に対して受光信号を送
る。すると、CPU14が給水電磁弁17を開いて給水
管3から和式便器2に洗浄水を給水とともに第2のタイ
マT2にて前記給水電磁弁17の開き時間を計測し所定
時間経過後、給水電磁弁17を閉じ洗浄水の給水を停止
する。又、在室時間が120秒未満の場合には、洗浄水
は給水されない。
【0022】本実施形態は以下に示す(1)〜(3)の
効果を有する。 (1)CPU14及び判定回路15、フォトダイオード
16を断続的に駆動した。従って、常時連続的に駆動し
た場合に比べ、電力を供給する制御側リチウム電池18
の電力消費時間を短くできるので、同制御側リチウム電
池18の寿命を長くすることができる。
効果を有する。 (1)CPU14及び判定回路15、フォトダイオード
16を断続的に駆動した。従って、常時連続的に駆動し
た場合に比べ、電力を供給する制御側リチウム電池18
の電力消費時間を短くできるので、同制御側リチウム電
池18の寿命を長くすることができる。
【0023】(2)給水信号の受信側であるCPU1
4、判定回路15及びフォトダイオード16の待機状態
での待機時間(0.2秒)を給水信号の発信側である発
光ダイオード11の発光時間(0.3秒)よりも短くし
た。そのため、発光ダイオード11から赤外光が発光さ
れている間にフォトダイオード16は必ず一度は起動状
態となり、確実に赤外光を受光できる。従って、制御側
リチウム電池18の消費電力を抑えた状態で、必要なと
き、確実に和式便器2に対して洗浄水を給水することが
できる。
4、判定回路15及びフォトダイオード16の待機状態
での待機時間(0.2秒)を給水信号の発信側である発
光ダイオード11の発光時間(0.3秒)よりも短くし
た。そのため、発光ダイオード11から赤外光が発光さ
れている間にフォトダイオード16は必ず一度は起動状
態となり、確実に赤外光を受光できる。従って、制御側
リチウム電池18の消費電力を抑えた状態で、必要なと
き、確実に和式便器2に対して洗浄水を給水することが
できる。
【0024】(3)給水信号の受信側であるCPU1
4、判定回路15及びフォトダイオード16の起動状態
での起動時間(1ミリ秒)を待機状態での待機時間
(0.2秒)を給水信号の発信側である発光ダイオード
11の発光時間(0.3秒)よりも短くし、更に上記待
機時間(0.2秒)よりも短くした。従って、制御側リ
チウム電池18の電力消費時間が短くなり、同制御側リ
チウム電池18の寿命を更に長くすることができる。
4、判定回路15及びフォトダイオード16の起動状態
での起動時間(1ミリ秒)を待機状態での待機時間
(0.2秒)を給水信号の発信側である発光ダイオード
11の発光時間(0.3秒)よりも短くし、更に上記待
機時間(0.2秒)よりも短くした。従って、制御側リ
チウム電池18の電力消費時間が短くなり、同制御側リ
チウム電池18の寿命を更に長くすることができる。
【0025】なお、本発明は前記実施形態以外に以下の
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、給水装置を和式便器2に具体
化したが、小便器や洋式便器に具体化してもよい。
ように構成してもよい。 (a)前記実施形態では、給水装置を和式便器2に具体
化したが、小便器や洋式便器に具体化してもよい。
【0026】(b)前記実施形態では、CPU14及び
判定回路15、フォトダイオード16の待機状態での待
機時間を0.2秒としたが、発光ダイオード11の発光
時間よりも短ければ任意の時間に変更してもよい。又、
CPU14及び判定回路15、フォトダイオード16の
起動状態での起動時間を1ミリ秒にしたが任意の時間に
変更してもよい。
判定回路15、フォトダイオード16の待機状態での待
機時間を0.2秒としたが、発光ダイオード11の発光
時間よりも短ければ任意の時間に変更してもよい。又、
CPU14及び判定回路15、フォトダイオード16の
起動状態での起動時間を1ミリ秒にしたが任意の時間に
変更してもよい。
【0027】(c)前記実施形態では、発光ダイオード
11から発光される赤外光を給水信号としたが、赤外光
に代えて電波等の電磁波又は超音波等の音波を給水信号
として用いてもよい。
11から発光される赤外光を給水信号としたが、赤外光
に代えて電波等の電磁波又は超音波等の音波を給水信号
として用いてもよい。
【0028】(d)前記実施形態では、外部タイマT3
がCPU14及び受信回路13を、起動状態と待機状態
とを繰り返すべく断続的に駆動制御した。これ以外に
も、外部タイマT3がCPU14又は受信回路13のう
ち何れか一方のみを断続的に駆動制御するようにしても
よい。
がCPU14及び受信回路13を、起動状態と待機状態
とを繰り返すべく断続的に駆動制御した。これ以外に
も、外部タイマT3がCPU14又は受信回路13のう
ち何れか一方のみを断続的に駆動制御するようにしても
よい。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、受信手
段又は開閉制御手段のうち少なくとも何れか一方を断続
的に駆動するようにしたため、給水装置の省電力化を図
ることができる。
段又は開閉制御手段のうち少なくとも何れか一方を断続
的に駆動するようにしたため、給水装置の省電力化を図
ることができる。
【0030】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加え、給水信号を確実に受信する
ことができる。請求項3に記載の発明によれば、請求項
2に記載の発明の効果に加え、より一層給水装置の省電
力化を図ることができる。
に記載の発明の効果に加え、給水信号を確実に受信する
ことができる。請求項3に記載の発明によれば、請求項
2に記載の発明の効果に加え、より一層給水装置の省電
力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す水洗便所の概略説明
図。
図。
【図2】同じく、給水装置の電気的構成を示すブロック
図。
図。
9…送信回路(送信手段)、13…受信回路(受信手
段)、17…給水電磁弁(給水弁)、14…CPU(開
閉制御手段)、T3…外部タイマ(駆動制御手段)。
段)、17…給水電磁弁(給水弁)、14…CPU(開
閉制御手段)、T3…外部タイマ(駆動制御手段)。
Claims (3)
- 【請求項1】給水信号を所定時間送信する送信手段と、 前記送信手段から送信される給水信号を受信する受信手
段と、 前記受信手段が受信した給水信号に基づき給水弁を開閉
制御する開閉制御手段とを備えた水洗便所の給水装置に
おいて、 前記受信手段及び開閉制御手段は電池から供給される電
力により駆動され、同受信手段又は開閉制御手段のうち
少なくとも何れか一方への電池からの電力供給が断続的
に行われるように駆動制御する駆動制御手段を備えた水
洗便所の給水装置。 - 【請求項2】前記駆動制御手段は前記受信手段又は開閉
制御手段のうち少なくとも何れか一方に対して電池から
電力が供給されていない待機時間を、前記送信手段から
送信される給水信号の送信時間未満となるように、同受
信手段又は開閉制御手段のうち少なくとも何れか一方を
駆動制御するものである請求項1に記載の水洗便所の給
水装置。 - 【請求項3】前記駆動制御手段は前記受信手段又は開閉
制御手段のうち少なくとも何れか一方に対して電池から
電力が供給されている起動時間を、電池から電力が供給
されていない待機時間未満となるように、同受信手段又
は開閉制御手段のうち少なくとも何れか一方を駆動制御
するものである請求項2に記載の水洗便所の給水装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5800496A JPH09250157A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 水洗便所の給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5800496A JPH09250157A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 水洗便所の給水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09250157A true JPH09250157A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13071844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5800496A Pending JPH09250157A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 水洗便所の給水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09250157A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104947765A (zh) * | 2015-06-24 | 2015-09-30 | 西安建筑科技大学 | 一种无水箱非接触式马桶冲水装置 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP5800496A patent/JPH09250157A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104947765A (zh) * | 2015-06-24 | 2015-09-30 | 西安建筑科技大学 | 一种无水箱非接触式马桶冲水装置 |
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