JP2645941B2 - 人体検知装置の検知距離設定方法 - Google Patents

人体検知装置の検知距離設定方法

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JP2645941B2 JP3287418A JP28741891A JP2645941B2 JP 2645941 B2 JP2645941 B2 JP 2645941B2 JP 3287418 A JP3287418 A JP 3287418A JP 28741891 A JP28741891 A JP 28741891A JP 2645941 B2 JP2645941 B2 JP 2645941B2
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雅昭 永田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、便器の自動洗浄装置な
どに用いられる人体検知装置の最適検知距離の設定を、
自動的に行えるようにする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】小便器等に取りつけられる自動洗浄装置
は、一般に、赤外線センサーを用いた人体検知装置によ
り使用者の有無を検知し、使用者が離れたら洗浄水を自
動排水するようになされている。
【0003】ところが赤外線センサーは、動作電力が大
きいため、人体検知装置に組み込んで常時動作させた場
合、その消費電気量が非常に大きくなるという欠点を持
っていた。そこで、本出願人は先に、実願昭61−41
400号において、このような不具合を解消する手段を
提案した。それは、焦電センサーで最初に人体を検知し
たのち、その出力信号に基づいて赤外線センサーを動作
させるようにしたものであって、必要時以外には赤外線
センサーへ通電しないようにしたことにより、消費電気
量の低減化を図ったものである。この場合、焦電センサ
ーは常時通電状態となるが、その動作電力は赤外線セン
サーに比べると遥かに小さいから、消費電気量はさほど
大きくならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の焦電センサーと
赤外線センサーとの組合せからなる人体検知装置は、焦
電センサーで赤外線センサーを始動させたのち、赤外線
センサーで人体の有無の確実な検知を行うものであるか
ら、赤外線センサーの検知距離の設定は極めて重要であ
る。そこで、例えば、小便器の自動洗浄装置へ取りつけ
る場合であれば、使用者の起立位置に実際に人を立た
せ、人体検知装置に設けた距離調節つまみ等を操作し
て、赤外線センサーの受光器が適正な出力をするように
投光器の出力を調節するという作業を行う。
【0005】しかしながら、上述した検知距離設定のた
めの作業は、大変煩雑で面倒なものである。というの
は、人体検知装置は、通常、壁面へ埋め込んだりカバー
を装着したりして、施工後に距離調節用つまみに触られ
て設定距離が変更されることがないように設定される。
けれども、赤外線センサーは、この施工後の状態におい
て人体検知動作をするものであるから、検知距離の設定
作業は、人体検知装置を壁面から着脱することを繰り返
して或いはカバーの着脱を繰り返して行わねばならな
い。依って、非常に手数がかかる。また、施工後に設定
距離の変更や再調節をする場合には、人体検知装置を壁
面から取り外すか又はカバーを取り外さなくてはなら
ず、大変手間を要する。その上、人体検知装置の取付位
置が変われば、人体検知距離の設定も当然変更しなくて
はならないから、施工現場ごとに、煩雑な検知距離の設
定作業が必要である。
【0006】さらに、赤外線センサーから人体までの距
離が一定であっても、衣服の色によって、赤外線の反射
率が異なる。従って、反射率の低い服装の場合にも受光
器が確実に出力するようにするため、投光器の出力を高
目に調節して、検知距離を平均的な値よりも大きく設定
してある。それ故、一般的な使用態様に対しては、無駄
な電力を消費していると言わざるを得ない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、赤外線センサ
ーの人体検知距離の設定作業を省略することができ、し
かも最適な検知距離が得られる手段を提供するものであ
って、その特徴とするところは、焦電センサーによって
人体の存在を最初に検知し、この焦電センサーの出力信
号に基づ赤外線センサー動作させるように構成され
人体検知装置による人体検知動作の実行開始時におい
て、前記赤外線センサーの投光器へ供給される電流値を
反射光量が充分となるまで漸増させることにより、赤外
線センサーの検知距離を最適検知距離に自動設定するこ
とである。
【0008】
【作用】本発明は、消費電力の小さい焦電センサーで、
最初に人体の存在を検知したのち、赤外線センサーを動
作させる。すなわち、始めは、前以って定められた値の
電流を投光器に供給して、この投光器から赤外線を投射
させる。従って、このときの検知距離は、予め初期設定
された所定値である。投射された赤外線は人体に反射さ
れ、反射光量が十分であれば、受光器から人体検知信号
が出力される。
【0009】しかし、反射光量が十分でない場合、言い
換えると人体を検知できない場合には、投光器へ供給す
る電流値を漸増させ、受光器が人体検知信号を出力する
最適距離に至るまで、検知距離を初期設定値から延長す
る。受光器から人体検知信号が出力されたならば、投光
器へ供給する電流値を一定化して検知距離を最適距離に
固定し、以後、使用者が立ち去るまで、人体検知動作を
続行する。
【0010】使用者が立ち去って、受光器からの人体検
知信号が消失したならば、例えば洗浄水バルブの作動信
号等、所定の信号を出力する。しかるのち、赤外線セン
サーにおける人体検知距離の設定を初期状態に戻し、次
の人体検知動作を準備する。
【0011】
【実施例】本発明を、便器の自動洗浄装置用の人体検知
装置に応用した場合の実施例を、図1のフローチャート
及び図2のタイムチャートを用いて説明する。本発明に
係る人体検知装置は、人体の存在を最初に検知する焦電
センサーと、焦電センサーの出力に基づいて動作を開始
する赤外線センサーと共に、赤外線センサーの投光器へ
供給する電流値を増減させる電流制御回路を備えてい
る。この電流制御回路は、原則として、電流を最初に投
光器へ供給するときの初期値を設定すると共に、赤外線
センサーの受光器から人体検知信号が出力されるまで、
投光器へ供給する電流値を初期設定値から連続的又は段
階的に漸増させ、受光器から人体検知信号を受けると電
流値をその時点の値に固定し、人体が離れて受光器から
の人体検知信号が消失したならば電流の供給を停止する
ように動作するものである。なお、赤外線センサーの投
光器には、赤外線発光ダイオードなどを使用することが
できる。
【0012】上記人体検知装置の動作状況は、以下の如
くとなる。 i)使用者が便器に近づくと、焦電センサーが人体の存
在を検知し、検知信号を出力する。 ii)焦電センサーの出力信号に基づいて、赤外線セン
サーの投光器が、赤外線の連続的又は断続的な投射を開
始する。このとき、投光器へ供給される電流値は低く設
定されている。つまり、検知距離の初期設定値は小さ
い。 iii)投光器から投射された赤外線は、人体に反射さ
れ、受光器に入射する。入射した反射光量が十分である
場合は、受光器から人体検知信号が出力される。反射光
量が不十分な場合は、検知距離が最適値に達して受光器
が人体検知信号を出力するまで、投光器に供給する電流
値を連続的又は段階的に漸増させる。 iv)受光器が人体検知信号を出力したならば、投光器
へ供給する電流値を固定して、つまり検知距離を最適距
離に設定して、人体検知動作を続行する。 v)使用者が便器から離れ、受光器からの人体検知信号
が消失したならば、洗浄水バルブを開作動させ、便器へ
洗浄水を送給する。 vi)投光器への電流供給を停止し、次の人体検知動作
に備える。
【0013】本発明を便器の自動洗浄装置用の人体検知
装置に実施した場合の基本的な態様は上記のとおりであ
るが、これ以外にも種々の応用が可能である。一例をあ
げれば、使用者が便器へ接近したとき、つまり焦電セン
サーの最初の出力が有ったときに、少量の洗浄水で便器
を予備洗浄することを付加してもよい。
【0014】なお、便器に接近した者が真の使用者であ
るか否かを判定するため、次のような措置を講じておく
ことが好ましい。まず、単に便器の傍を通過するだけの
者に対しては、焦電センサーの出力信号により赤外線セ
ンサーの投光器へ電流供給が開始されたのち、供給電流
値が所定の上限に達してもなお受光器が人体検知信号を
出力しない場合、単なる通過者と判定して、人体検知動
作を中止する。
【0015】また、便器の傍に短時間停止した者に対し
ては、投光器への供給電流値を増加させて受光器が人体
検知信号を出力したのち、再び人体検知信号が消失する
までの経過時間を、基準時間と比較し、前記経過時間が
基準時間に満たない場合は、真の使用者ではないと判定
して、赤外線センサーの人体検知を中止する。
【0016】
【0017】その他、本発明は、便器自動洗浄装置用の
人体検知装置以外への応用も可能であり、実施の状況に
応じた適宜の変更を妨げるものではない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明に係る検知距離設定方法を採用することによ
り、人体検知装置を設置するにあたり、赤外線センサー
の検知距離を調節する必要がなくなるので、施工作業が
きわめて簡易になる。勿論、施工現場ごとに検知距離を
設定することも全く不要である。
【0019】その上、赤外線センサーの投光器への供給
電流値は、必要最小限の最適値に設定されるから、無駄
がなく、消費電力の節減がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を、便器の自動洗浄装置用の人体検知装
置に応用した実施例の動作状況を示すフローチャートで
ある。
【図2】本発明を、便器の自動洗浄装置用の人体検知装
置に応用した場合の実施例における焦電センサー,投光
器,受光器,洗浄バルブの出力波形を示すタイムチャー
トである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦電センサーによって人体の存在を最初
    に検知し、この焦電センサーの出力信号に基づ赤外線
    センサー動作させるように構成された人体検知装置
    よる人体検知動作の実行開始時において、前記赤外線セ
    ンサーの投光器へ供給される電流値を反射光量が充分と
    なるまで漸増させることにより、赤外線センサーの検知
    距離を最適検知距離に自動設定することを特徴とする人
    体検知装置の検知距離設定方法。
JP3287418A 1991-08-09 1991-08-09 人体検知装置の検知距離設定方法 Expired - Lifetime JP2645941B2 (ja)

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