JP2002129995A - 内燃機関のピストンクランク機構 - Google Patents

内燃機関のピストンクランク機構

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JP2002129995A
JP2002129995A JP2000316020A JP2000316020A JP2002129995A JP 2002129995 A JP2002129995 A JP 2002129995A JP 2000316020 A JP2000316020 A JP 2000316020A JP 2000316020 A JP2000316020 A JP 2000316020A JP 2002129995 A JP2002129995 A JP 2002129995A
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複リンク式のピストンクランク機構において
ロアリンク6に起因する2次振動成分を低減する。 【解決手段】 ピストン1に連結されたアッパリンク3
と、アッパリンク3に連結されるとともに、クランクシ
ャフト4のクランクピン5に連結されたロアリンク6
と、ロアリンク6と偏心カム部10Aとを連結してロア
リンク6の自由度を規制するコントロールリンク9と、
を備える。コントロールシャフト10の回動位置によっ
てピストン1の上死点位置ひいては圧縮比が変化する。
ロアリンク6の重心Wは、第1,第2連結ピン7,8ま
での距離r1,r2よりもクランクピン5の中心までの
距離rcが小となるように、設定される。望ましくは、
クランクピン5の中心に合致する。重心Wがクランクピ
ン5の中心に近いほど、2次振動成分およびさらに高次
の振動成分が低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関のピス
トンクランク機構、特に、複リンク式のピストンクラン
ク機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関の可変圧縮比機構とし
て、複リンク式のピストンクランク機構を利用したもの
が提案されている(例えば1976年12月発行の「P
roduct Engineering」第19頁、特
開平9−228858号公報参照)。これは、ピストン
にピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンク
と、このアッパリンクの他端に連結されるとともに、ク
ランクシャフトのクランクピンに連結されたロアリンク
と、上記ロアリンクと内燃機関本体とを連結して、ロア
リンクの自由度を規制するコントロールリンクと、を備
えており、上記コントロールリンクの揺動支点位置が運
転条件に応じて制御される構成となっている。このもの
では、コントロールリンクの揺動支点位置が変化する
と、ロアリンクの姿勢が変化し、これに伴ってピストン
の上死点位置、ひいては圧縮比が変化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような複リンク式
のピストンクランク機構においては、クランクピンが回
転すると、ロアリンクがコントロールリンクとの連結点
を支点として揺動し、クランクピンの変位を拡大してピ
ストンに伝達するように機能する。従って、ロアリンク
には、その曲げ方向に大きな燃焼荷重が作用する。
【0004】上記の特開平9−228858号公報に
は、アッパリンクとの連結点と、コントロールリンクと
の連結点と、クランクピン中心とが、一直線上に配置さ
れた細長いロアリンクが開示されているが、実際には、
このような構成では、曲げ方向に作用する荷重に対しロ
アリンクの強度を十分に確保することが難しい。
【0005】従って、上記の「Product Eng
ineering」に開示されているように、アッパリ
ンクとの連結点と、コントロールリンクとの連結点と、
クランクピン中心とが、三角形の頂点にそれぞれ配置さ
れたようなロアリンクの形状とならざるを得ない。
【0006】しかしながら、このように3つの点を略三
角形状に配置したロアリンクを用いた複リンク式のピス
トンクランク機構にあっては、ロアリンクの2次振動成
分が新たに発生し、例えば自動車に搭載した場合に、車
室内のこもり音が発生するなど、内燃機関の騒音振動特
性が悪化する、という問題がある。
【0007】そこで、この発明は、ロアリンクの重心位
置を適切に設定することにより、ロアリンクに起因する
2次振動成分の悪化を回避することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッ
パリンクと、このアッパリンクの他端に第1連結ピンを
介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピン
に連結されたロアリンクと、上記ロアリンクに第2連結
ピンを介して一端が連結されるとともに、他端が内燃機
関本体に揺動可能に連結されたコントロールリンクと、
を備えてなる内燃機関のピストンクランク機構におい
て、上記ロアリンクの重心が、第1,第2連結ピンの各
中心とクランクピン中心とを結んだ三角形の内側に存在
し、重心からクランクピン中心までの距離rcが、重心
から第1連結ピンの中心までの距離r1と、重心から第
2連結ピンの中心までの距離r2と、の少なくとも一方
よりも小さいことを特徴としている。つまり、クランク
ピン中心に近い位置に重心がある。重心がクランクピン
中心に近いほど、ロアリンクに起因する2次振動成分は
低減する。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載のも
のにおいて、上記rcが、上記r1よりも小さく、かつ
上記r2よりも小さいことを特徴としている。
【0010】請求項3に係る発明は、さらに、上記rc
が0であることを特徴としている。つまり、ロアリンク
の重心位置がクランクピン中心に合致している。
【0011】請求項4に係る発明は、上記の重心が、第
1,第2連結ピンの重量を含めて定められることを特徴
としている。
【0012】請求項5に係る発明は、上記第1,第2連
結ピンに連結されるアッパリンク端部のボス部ならびに
コントロールリンク端部のボス部の重量をさらに含めて
上記の重心が定められることを特徴としている。つま
り、実際に運動する部分の等価質量に基づいて重心が定
められる。
【0013】請求項6に係る発明は、ピストンにピスト
ンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、この
アッパリンクの他端に第1連結ピンを介して連結され、
かつクランクシャフトのクランクピンに連結されたロア
リンクと、上記ロアリンクに第2連結ピンを介して一端
が連結されるとともに、他端が内燃機関本体に揺動可能
に連結されたコントロールリンクと、を備えてなる内燃
機関のピストンクランク機構において、第1,第2連結
ピンの各中心とクランクピン中心とを結ぶ線分が三角形
をなし、第1,第2連結ピンを含まないロアリンクの重
心が、クランクピン中心を挟んで第1,第2連結ピンの
反対側に位置し、第1,第2連結ピンの重量および各連
結ピンに連結されるアッパリンク端部のボス部ならびに
コントロールリンク端部のボス部の重量を含めたときの
重心が、クランクピン中心により接近することを特徴と
している。つまり、各連結ピンやボス部の重量を考慮し
た状態において重心位置が適切なものとなるように、ロ
アリンク単体での重心位置が設定されている。ここで各
連結ピンやボス部の重量を含めたときの重心が、クラン
クピン中心と合致することが望ましい。
【0014】請求項7に係る発明は、ピストン速度が最
大となるストロークの中間位置において、上記第1連結
ピンの速度が上記第2連結ピンの速度より大となること
を特徴としている。これにより、ロアリンクがクランク
ピンの変位を拡大してピストンに伝達し得るものとな
る。
【0015】請求項8に係る発明は、上記第1連結ピン
の径が上記第2連結ピンの径よりも大きいことを特徴と
している。第1連結ピンは、アッパリンクから大きな燃
焼荷重を受ける。これに対し、揺動支点として機能する
第2連結ピンに作用する荷重は比較的小さい。
【0016】請求項9に係る発明は、上記ロアリンクの
第1連結ピン周辺部分の肉厚が、第2連結ピン周辺部分
の肉厚よりも大きいことを特徴としている。
【0017】請求項10に係る発明は、上記ロアリンク
のクランクピン周辺部分の肉厚が、第1連結ピン周辺部
分の肉厚よりも大きいことを特徴としている。
【0018】このように各部を肉厚を適切にすることに
より、軽量化を図りつつ、重心位置をクランクピン中心
に近づけることができる。
【0019】請求項11に係る発明は、上記ロアリンク
は、上記第1,第2連結ピンを含む本体部と、キャップ
部とに、上記クランクピンの中心を通る平面に沿って2
分割されており、クランクピンの両側に配置された複数
のボルトによって両者が一体に組み立てられているとと
もに、各ボルトの軸線が、クランクピンと第1連結ピン
との間ならびにクランクピンと第2連結ピンとの間を通
ることを特徴としている。
【0020】ロアリンクをクランクピンに組み付けるた
めには、クランクピン中心を通る平面に沿ってロアリン
クを分割して構成する必要があるが、このように一方の
本体部に第1,第2連結ピンが含まれるように構成すれ
ば、燃焼荷重が主に本体部を介してクランクピンに伝達
され得るようになり、分割面に大きな剪断方向の力が作
用することがない。
【0021】請求項12に係る発明は、クランクピンと
第2連結ピンとの間に、2本のボルトが配置されてお
り、第2連結ピン寄りに位置する一方のボルトがクラン
クピン寄りに位置する他方のボルトよりも小径に構成さ
れていることを特徴としている。クランクピンと第2連
結ピンとの間の距離が大きい場合には、このように2本
のボルトを設ける必要が生じるが、この場合に、クラン
クピンから離れた方を相対的に細くすることで、重心位
置をクランクピン寄りに確保しやすくなる。
【0022】請求項13に係る発明は、請求項11また
は12に記載のものにおいて、上記本体部およびキャッ
プ部に、ボルト用の貫通孔がそれぞれ形成されており、
本体部側から挿入されたボルトの先端が、キャップ部外
側に配置されたナットに螺合していることを特徴として
いる。上記ナットは、キャップ部側から、つまりシリン
ダブロック底面側から締め付けることが可能である。
【0023】請求項14に係る発明は、さらに、上記本
体部に、上記ボルトの頭部を収容する凹部が形成されて
いることを特徴としている。ボルト頭部が上記凹部に収
容されることで、重心がクランクピン寄りとなる。
【0024】請求項15に係る発明は、請求項14のも
のにおいて、上記ボルトの頭部およびこれに対応する凹
部は、クランクシャフト軸方向の寸法がクランクシャフ
ト軸方向に直交する方向の寸法よりも相対的に小さな異
形をなしていることを特徴としている。例えば、楕円
形、長円形、長方形などに形成される。このように異形
とすれば、ボルト頭部と凹部との嵌合によってボルトの
回り止めがなされる。特に、クランクシャフト軸方向の
寸法を小さくすることで、ロアリンクの肉厚を増大させ
ずに凹部を設けることが可能となる。それだけ、重心が
クランクピン寄りとなる。
【0025】請求項16に係る発明は、請求項11また
は12に記載のものにおいて、上記キャップ部にボルト
用の貫通孔が形成されているとともに、本体部に雌ネジ
部が形成されており、キャップ部側から挿入されたボル
トが上記雌ネジ部に螺合していることを特徴としてい
る。この場合、上記ボルトは、キャップ部側から、つま
りシリンダブロック底面側から締め付けることが可能で
ある。
【0026】請求項17に係る発明は、上記キャップ部
に、ナットもしくはボルトの頭部を受ける座部が、ボス
状に突出して形成されていることを特徴としている。こ
の座部の形成によって、ロアリンクの重心位置がキャッ
プ部側に近付き、クランクピン中心に一層近く確保しや
すくなる。
【0027】さらに請求項18に係る発明は、上記ロア
リンクのアッパリンク側およびコントロールリンク側の
ボス部がそれぞれ二股状に構成されており、この二股状
に分岐した一対のボス部によって両端が支持された第
1,第2連結ピンを介して、一対のボス部の間に挟まれ
たアッパリンクおよびコントロールリンクが、それぞれ
揺動可能に連結されていることを特徴としている。
【0028】ロアリンクとアッパリンク、あるいはロア
リンクとコントロールリンクとを、大きな燃焼荷重に耐
えうるように十分な剛性でもって連結するためには、い
ずれか一方の端部を二股状に構成するとともに他方の端
部をその間に挟み込むように組み合わせることが望まし
いが、アッパリンクあるいはコントロールリンクの端部
を二股状とすると、その二股状部分のみならずリンクの
ロッド部分に連続する部分の厚肉化によって、各リンク
の大きな重量増加を伴う。これに対し、ロアリンク側を
二股状とすれば、ロアリンク自体は重量増加するもの
の、アッパリンクやコントロールリンクの重量増加は回
避でき、その運動に起因する振動の点で有利となる。そ
して、ロアリンクの重量増加は、前述したように、その
重心位置を適宜に設定することにより、その悪影響を最
小限に抑制可能である。
【0029】請求項19に係る発明は、上記第1連結ピ
ンが上記アッパリンクのボス部に圧入されているととも
に、上記第2連結ピンが、ロアリンクおよびコントロー
ルリンクの双方に対し回転可能なフルフロート形式とな
っていることを特徴としている。上述したように、第1
連結ピンは大きな燃焼荷重を受けることから相対的に大
径のものとなるが、これをアッパリンクのボス部に圧入
することで、該アッパリンクのボス部の外形が小さくな
り、これを受けるロアリンクの二股状に分岐した部分の
底部とクランクピン用のピン孔との間の距離が、相対的
に大きく確保される。また、第2連結ピンを、ロアリン
クおよびコントロールリンクの双方に、ブッシュを介し
てフルフロート形式で支持するようにすれば、圧入に比
べて軸受面の許容面圧が高くなるため、第2連結ピンの
小径化が可能である。
【0030】次に、請求項20に係る発明では、上記ロ
アリンクは、上記第1連結ピンを含む第1ロアリンク部
と、上記第2連結ピンを含む第2ロアリンク部とに、上
記クランクピンの中心を通る平面に沿って2分割して構
成されている。この場合、ロアリンクに大きな荷重が作
用するときには、クランクピン孔が分割面に平行に引張
力を受けるようになり、クランクピン孔の両側に位置す
る一対のボルトの内側つまりクランクピン孔周縁には、
圧縮力が作用する。そのため、必要なボルト軸力は小さ
くなる。
【0031】さらに、請求項21に係る発明では、上記
第2ロアリンク部にボルト用の貫通孔が形成されている
とともに、上記第1ロアリンク部に雌ネジ部が形成され
ており、第2ロアリンク部側から挿入されたボルトが上
記雌ネジ部に螺合して、上記第1ロアリンク部と第2ロ
アリンク部とが一体に結合されている。これにより、第
1ロアリンク部における第1連結ピン周辺の強度確保が
容易となり、クランクピンと第1連結ピンとの間での応
力集中が回避される。
【0032】また、請求項22に係る発明は、上記第1
ロアリンク部と上記第2ロアリンク部との分割面がクラ
ッキングによる破断面となっていることを特徴としてい
る。すなわち、ロアリンクを鋳造等により一体に形成し
た後に、第1ロアリンク部と第2ロアリンク部とに破断
する。このようなクラッキングによる破断面とすれば、
分割面に平行な方向への滑りが生じないため、ボルトに
作用する剪断力がより小さくなる。特に、ロアリンクで
は、大きな分割面が存在するので、非常に有効なものと
なる。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、第1、第2連結ピン
の中心とクランクピン中心とが三角形の頂点に配置され
たロアリンクとなるため、強度的に優れたものとなると
ともに、その重心位置をクランクピン中心に近付けるこ
とにより、ロアリンクに起因する2次振動成分を低減で
きる。従って、この種の複リンク式ピストンクランク機
構を用いた内燃機関の騒音振動性能が向上する。
【0034】特に請求項6のように、第1,第2連結ピ
ンやボス部の重量を見込んで予めロアリンク単体での重
心位置が反対側に位置するようにすれば、実際の運転時
におけるロアリンクの重心位置がクランクピン中心に近
いものとなり、2次振動成分を確実に低減できる。
【0035】また、請求項8〜10の発明によれば、ア
ッパリンクから伝達される燃焼荷重に対する強度確保
と、ロアリンク全体の軽量化と、を図りつつ、ロアリン
クの重心位置を適正化することができる。
【0036】また、請求項11の発明によれば、第1,
第2連結ピンを一方の本体部に含めることで、ロアリン
クの強度確保が容易となり、かつボルトに大きな剪断力
が作用しない。従って、重心位置を最適化しつつロアリ
ンク全体を軽量化できる。
【0037】また、請求項12の発明によれば、2本の
ボルトの径を異ならせることで、各部に必要なボルト軸
力を確保しつつ重心位置がクランクピン中心から離れる
ことを抑制できる。
【0038】また、請求項13〜17の発明によれば、
ボルトの配置の適正化により、組立作業の作業性を確保
しつつロアリンクの重心位置をクランクピン中心に近付
けることが可能となる。
【0039】さらに、請求項7の発明によれば、クラン
クピンの回転半径に対しピストン行程を拡大する作用が
大きく得られる。従って、所定のピストン行程を得るた
めに必要なクランクピン回転半径を小さくできる。
【0040】さらに、請求項18の発明によれば、アッ
パリンクやコントロールリンク側を二股状とする場合に
比べて、アッパリンクやコントロールリンクの軽量化が
図れ、これらの運動に起因する振動成分を低減できる、
また、請求項19の発明によれば、ロアリンクの第1連
結ピンとクランクピンとの間の部分の強度を高く確保で
きると同時に第2連結ピンを小径化して軽量化すること
ができ、ロアリンクの実質的な重心位置をクランクピン
中心により近づけることができる。
【0041】また、請求項20の発明によれば、必要な
ボルト軸力が小さくなり、ボルトの小径化が可能であ
り、ロアリンク全体を一層軽量化することができる。
【0042】請求項21の発明によれば、大きな荷重が
作用する第1連結ピンを備えた第2ロアリンク部側の構
成が単純化され、該第1連結ピンとクランクピンとの間
での応力集中が回避される。従って、ロアリンク全体を
一層軽量化することができる。
【0043】さらに、請求項22の発明によれば、分割
面をクラッキングによる破断面とすることで、第1ロア
リンク部と第2ロアリンク部との確実な位置決めが行え
ると同時に、ボルトの剪断力が小さくなり、ボルトの小
径化が可能となる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0045】図1は、この発明に係る内燃機関のピスト
ンクランク機構の一実施例を示す構成説明図である。な
お、この図は、ピストンクランク機構のリンク構成を主
に示しており、従って、各部材の寸法比等は一部誇張し
て描かれている。
【0046】このピストンクランク機構は、可変圧縮比
機構として機能するように構成されたものであって、ピ
ストン1にピストンピン2を介して一端が連結されたア
ッパリンク3と、このアッパリンク3の他端に第1連結
ピン7を介して揺動可能に連結されるとともに、クラン
クシャフト4のクランクピン5に連結されたロアリンク
6と、一端が上記ロアリンク6に第2連結ピン8を介し
て連結されるとともに、他端が内燃機関本体に連結され
て、ロアリンク6の自由度を規制するコントロールリン
ク9と、を備えている。上記ピストン1は、図示せぬシ
リンダ内を上下に摺動し、燃焼室を画成している。上記
コントロールリンク9の他端は、詳しくは、シリンダブ
ロック(図示せず)下部に配置したコントロールシャフ
ト10の偏心カム部10Aに揺動可能に支持されてお
り、上記偏心軸部10Aの回動位置によってコントロー
ルリンク9下端の揺動支点位置が変化し、これに伴って
ピストンの上死点位置、ひいては圧縮比が変化する構成
となっている。なお、上記クランクシャフト4は、図の
反時計回り方向に回転する。
【0047】上記ロアリンク6は、後述するように、ク
ランクピン5の中心を通る平面に沿って本体部6Aとキ
ャップ部6Bとに2分割されており、後述のボルトによ
って組み立てられている。
【0048】上記ロアリンク6においては、クランクピ
ン5と第1,第2連結ピン7,8とが三角形の頂点に位
置するように配置されている。なお、図中の太い実線
は、いわゆるスケルトン図として各リンクを示したもの
である。また、図において、点Wは、ロアリンク6の重
心位置を示している。この重心Wは、クランクピン5の
中心と第1,第2連結ピン7,8の各中心とを結んだ三
角形の内側に存在し、かつクランクピン5の中心から重
心Wまでの距離をrc、第1,第2連結ピン7,8の中
心までの距離をそれぞれr1,r2とすると、rc<r
1でかつrc<r2の関係が成り立つ。特に、rcが0
つまり重心Wがクランクピン5の中心に合致しているこ
とが望ましい。ここで、上記の重心Wは、第1,第2連
結ピン7,8の重量ならびにアッパリンク3およびコン
トロールリンク9の端部のボス部の重量を含めた等価慣
性重量から求めたものである。これらを除いたロアリン
ク6単体での重心は、クランクピン5の中心を挟んで第
1,第2連結ピン7,8の反対側にあり、第1,第2連
結ピン7,8および各ボス部の重量を含めることによっ
て、重心Wは、クランクピン5の中心により一層近付く
ようになっている。但し、ロアリンク6の単体での重心
についても、rc<r1でかつrc<r2の関係が成り
立つ。
【0049】また、ロアリンク6を含めたリンク構成
は、ピストン1の速度が最大となるストロークの中間位
置において、第1連結ピン7の速度がクランクピン5の
速度よりも大きくなるように設定されている。つまり、
ロアリンク6は、コントロールリンク9との接続点とな
る第2連結ピン8を支点として揺動するレバーとして機
能し、クランクピン5の動きが拡大されてアッパリンク
3に伝達される。従って、必要なピストンストロークに
比べてクランクピン5の回転半径を小さくすることがで
きる。
【0050】図2〜図4は、ロアリンク6の重心位置と
ピストンクランク機構において発生する振動との関係を
示したものであり、各図の左下のスケルトン図に示すよ
うに、図2は、重心Wがクランクピン5の中心から大き
く離れている場合の振動特性、図3は、重心Wがクラン
クピン5の中心に比較的近い場合の振動特性、図4は、
重心Wがクランクピン5の中心に合致している場合の振
動特性、をそれぞれ示している。これらの図に明らかな
ように、重心Wがクランクピン5の中心に近付くほど、
2次振動成分ならびにさらに高次の振動成分が低減す
る。
【0051】図5〜図7は、ロアリンク6のより具体的
な構成を示している。図示するように、ロアリンク6に
は、第1連結ピン7が嵌合する第1ピン孔21と、第2
連結ピン8が嵌合する第2ピン孔22と、クランクピン
5が嵌合する第3ピン孔23と、が設けられているが、
第3ピン孔23の中心を通る平面に沿って本体部6Aと
キャップ部6Bとに分割されており、かつ本体部6A
は、第1ピン孔21と第2ピン孔22を含んでいる。燃
焼荷重は、アッパリンク3から第1連結ピン7を介して
ロアリンク6に伝達され、該ロアリンク6からクランク
ピン5に伝達されるのであるが、上記のような形に本体
部6Aとキャップ部6Bとを分割すれば、主に単一部材
となる本体部6Aを介して燃焼荷重が伝達されることに
なり、両者の接合面には、大きな荷重や剪断力が加わる
ことがない。
【0052】図5に明らかなように、燃焼荷重を直接受
ける第1連結ピン7の径は、揺動支点となる第2連結ピ
ン8に比べて大径となっている。換言すれば、第2連結
ピン8は可能な範囲で小径化されており、重心Wがクラ
ンクピン5から離れることを抑制している。また、図6
に示すように、ロアリンク6の肉厚、特に第1ピン孔2
1から第2ピン孔22に亘るロアリンク6上部の肉厚
は、第2ピン孔22周辺部分が薄く、第1ピン孔21周
辺部分が厚く、かつ両者の中間部分では徐々に肉厚が変
化している。これにより、第1連結ピン7とクランクピ
ン5との間で十分な強度を確保できると同時に、第1連
結ピン7に対し大きな軸受面積を確保できる。また、ク
ランクピン5側を下部、第1,第2連結ピン7,8側を
上部としたときの上下方向については、図7に示すよう
に、下部つまりクランクピン5周辺部分が厚く、上部に
向かうに従って徐々に薄肉となっている。これにより、
前述したように、重心Wがクランクピン5の中心に近付
けられている。
【0053】図8は、上記本体部6Aとキャップ部6B
とを結合するボルトの具体的な構成を示している。この
例では、3本のボルト31,32,33が用いられてお
り、クランクピン5と第1連結ピン7との間に1本のボ
ルト31が、クランクピン5と第2連結ピン8との間に
2本のボルト32,33が配置されている。ここで、ク
ランクピン5を挟んで両側に略対称に配置されたボルト
31,32は互いに同一の径であり、ボルト32よりも
第2連結ピン8寄りに位置するボルト33は、これらよ
りも小径に構成されている。また、この実施例では、本
体部6Aおよびキャップ部6Bに、それぞれボルト用の
貫通孔が形成されており、本体部6A側から挿入した各
ボルト31,32,33の先端に、キャップ部6B側に
配置したナット34,35,36がそれぞれ螺合してい
る。
【0054】次に、図9および図10は、ボルトの異な
る例を示すもので、この実施例では、3本のボルト3
1,32,33の頭部31a,32a,33aが、クラ
ンクシャフト4の軸方向と直交する方向に沿って細長い
形状、例えば楕円形に構成されているとともに、本体部
6Aの上端面に、これらの頭部31a,32a,33a
に対応した形状の凹部37,38,39が形成されてお
り、ここに頭部31a,32a,33aが嵌合してい
る。つまり、頭部31a,32a,33aが突出するこ
となく凹部37,38,39内に収容されている。そし
て、キャップ部6B側にナット34,35,36が配置
されているが、このナット34,35,36を受ける座
部40,41,42がボス状に突出して形成されてい
る。従って、この実施例では、ボルト31,32,33
が凹部37,38,39との嵌合で回り止めされるた
め、シリンダブロック下面側からナット34,35,3
6を容易に締め付けることができ、作業性が良好なもの
となる。そして、頭部31a,32a,33aが本体部
6A内に埋め込まれた状態になると同時に座部40,4
1,42がボス状が下方に突出するので、重心Wをクラ
ンクピン5の中心に近づける上で有利となる。なお、座
部40,41,42の形成は、第3ピン孔23内周面と
座面との間の距離(肉厚)を確保する上でも有利とな
る。
【0055】また、図11は、ボルトのさらに異なる例
を示すもので、この実施例では、キャップ部6B側に貫
通孔が設けられているとともに、本体部6A側に雌ネジ
部43,44,45が形成されている。ボルト31,3
2,33は、キャップ部6B側から挿入され、上記雌ネ
ジ部43,44,45にそれぞれ螺合している。なお、
キャップ部6Bには、図9の実施例と同様に、ボルト3
1,32,33の頭部を受ける座部40,41,42が
ボス状に形成されている。
【0056】この構成によれば、やはりシリンダブロッ
ク下面側からボルト31,32,33を容易に締め付け
ることができる。また、ボルト31,32,33がクラ
ンクピン5近傍に位置するようになるので、クランクピ
ン5の中心に重心Wを近づける上で有利となる。なお、
図示するように、本体部6Aに、雌ネジ部43,44,
45に連続して孔を貫通させることにより、本体部6A
を軽量化することができる。
【0057】次に、図12〜図14は、ロアリンク6の
異なる実施例を示している。このロアリンク6は、前述
した実施例と同様に、第1連結ピン7を支持する第1ピ
ン孔21と、第2連結ピン8を支持する第2ピン孔22
と、クランクピン5が連結される第3ピン孔23と、を
備えているが、図12に明らかなように、第1ピン孔2
1が形成される一方の端部が、二股状に構成され、第1
ピン孔21が開口する一対の第1アーム部51と、該第
1アーム部51間の第1凹部52と、を備えている。同
様に、第2ピン孔22が形成される他方の端部も二股状
に構成され、第2ピン孔22が開口する一対の第2アー
ム部53と、該第2アーム部53間の第2凹部54と、
を備えている。従って、第1連結ピン7および第2連結
ピン8は、それぞれ両端部が各アーム部51,53によ
って支持されるようになっており、図15に模式的に示
したように、各凹部52,54に挟み込まれるように配
置されたアッパリンク3およびコントロールリンク9
が、第1連結ピン7および第2連結ピン8の中間部に揺
動可能に支持される。
【0058】ここで、上記第1連結ピン7は、アッパリ
ンク3のボス部に圧入されている。また、上記第2連結
ピン8は、図示せぬブッシュを介して、第2ピン孔22
およびコントロールリンク9のボス部ピン孔(図示せ
ず)の双方に対し回転可能なフルフロート形式となって
いる。
【0059】また、この実施例では、上記ロアリンク6
は、第1ピン孔21と第2ピン孔22とを結ぶ線に対し
略直交する方向に沿って2分割されている。つまり、第
1ピン孔21を含む第1ロアリンク部6Cと、第2ピン
孔22を含む第2ロアリンク部6Dとに、第3ピン孔2
3の中心を通る平面からなる分割面55に沿って、分割
されている。そして、図14に示すように、第3ピン孔
23の両側に一対のボルト56が配置され、このボルト
56によって、両者が一体化されている。ここで、上記
第2ロアリンク部6Dに、ボルト56用の貫通孔が形成
され、かつ第1ロアリンク部6Cに、雌ネジ部が形成さ
れており、一対のボルト56は、第2ロアリンク部6D
側から挿入され、先端部が第1ロアリンク部6Cの雌ネ
ジ部に螺合している。
【0060】なお、上記ロアリンク6の重心位置の関係
は、前述した実施例と基本的に変わりがない。
【0061】図16は、上記のように分割構成されたロ
アリンク6における各部の荷重の方向を説明するもので
あり、ピストン1から燃焼荷重が作用すると、第1ピン
孔21および第2ピン孔22は下方へ力f1,f2を受
け、第3ピン孔23は上方へ力f3を受けるので、第3
ピン孔23の周囲は、分割面55に平行な方向の引張力
を受ける。そして、一対のボルト56の内側つまり第3
ピン孔23寄りの部分においては、図示するように圧縮
力が作用し、分割面55を開こうとする力は発生しな
い。従って、ボルト56に必要な軸力は比較的小さく、
小径なボルト56の使用が可能である。この結果、ロア
リンク6全体を軽量化できる。
【0062】また、上記のようにボルト56の頭部が第
2ロアリンク部6D側に配置されていることから、第1
ロアリンク部6C側には、ボルト56の頭部やナットを
受ける座部を設ける必要がなく、この座部による応力集
中を回避できる。特に、図17に示すように、一般に、
第3ピン孔23中心から第1ピン孔21中心までの距離
L1は、第3ピン孔23中心から第2ピン孔22中心ま
での距離L2よりも小さく、かつ、第1ピン孔21の直
径d1は、第2ピン孔22の直径d2よりも大きく、し
かも、第1ピン孔21への荷重f1が第2ピン孔22へ
の荷重f2よりも大きいので、第1ロアリンク部6C側
に座部を設けることは好ましくない。
【0063】さらに、上記構成では、第1連結ピン7が
アッパリンク3のボス部に圧入されているため、該アッ
パリンク3のボス部の外形寸法が小さくなり、これに伴
って、アッパリンク3に対応する凹部52が小さくな
る。つまり、図18に示すように、凹部52底面と第3
ピン孔23との間の最小距離L3を比較的大きく確保す
ることが可能となる。これに対し、第2連結ピン8をフ
ルフロート形式としたことにより、圧入に比べて許容面
圧が向上するため該第2連結ピン8の径を小径化するこ
とが可能となり、第2連結ピン8を含めたロアリンク6
全体の一層の軽量化が図れる。
【0064】次に、図19は、第1ロアリンク部6C側
と第2ロアリンク部6Dとの分割面55を、クラッキン
グによる破断面とした実施例を示している。すなわち、
ロアリンク6全体を鋳造等により一体に形成した後に、
第1ロアリンク部6Cと第2ロアリンク部6Dとに破断
してある。このようなクラッキングによる破断面とすれ
ば、分割面55に平行な方向への滑りが抑制されるた
め、ボルト56に作用する剪断力が非常に小さくなり、
また、第3ピン孔23の真円度も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るピストンクランク機構の構成説
明図。
【図2】重心Wがクランクピン中心から離れている場合
の振動特性図。
【図3】重心Wがクランクピン中心に近い場合の振動特
性図。
【図4】重心Wがクランクピン中心に合致している場合
の振動特性図。
【図5】ロアリンクの一実施例を示す正面図。
【図6】図5のA−A線に沿った断面図。
【図7】図5のB−B線に沿った断面図。
【図8】ボルトの構成を示したロアリンクの断面図。
【図9】ボルトの構成の他の実施例を示したロアリンク
の断面図。
【図10】図9に示したロアリンクの平面図。
【図11】ボルトの構成のさらに他の実施例を示したロ
アリンクの断面図。
【図12】ロアリンクの異なる実施例を示す斜視図。
【図13】図12のロアリンクの正面図。
【図14】ボルトの配置を示す説明図。
【図15】このロアリンクとアッパリンクおよびコント
ロールリンクとの関係を示す平面図。
【図16】分割面に作用する力の説明図。
【図17】各ピン孔の距離等の説明図。
【図18】アッパリンク側の最小距離の説明図。
【図19】クラッキングによる分割面とした実施例のロ
アリンクの正面図。
【符号の説明】
1…ピストン 2…ピストンピン 3…アッパリンク 5…クランクピン 6…ロアリンク 6A…本体部 6B…キャップ部 6C…第1ロアリンク部 6D…第2ロアリンク部 7…第1連結ピン 8…第2連結ピン 9…コントロールリンク 10…コントロールシャフト 55…分割面 56…ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 7/06 F16C 7/06 F16J 1/14 F16J 1/14 Fターム(参考) 3G092 AA12 DD06 EA25 EA27 FA14 FA49 FA50 3J033 AA04 BA02 BA06 BA13 3J044 AA05 AA06 CA25 DA09

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンにピストンピンを介して一端が
    連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端に
    第1連結ピンを介して連結され、かつクランクシャフト
    のクランクピンに連結されたロアリンクと、上記ロアリ
    ンクに第2連結ピンを介して一端が連結されるととも
    に、他端が内燃機関本体に揺動可能に連結されたコント
    ロールリンクと、を備えてなる内燃機関のピストンクラ
    ンク機構において、 上記ロアリンクの重心が、第1,第2連結ピンの各中心
    とクランクピン中心とを結んだ三角形の内側に存在し、
    重心からクランクピン中心までの距離rcが、重心から
    第1連結ピンの中心までの距離r1と、重心から第2連
    結ピンの中心までの距離r2と、の少なくとも一方より
    も小さいことを特徴とする内燃機関のピストンクランク
    機構。
  2. 【請求項2】 上記rcが、上記r1よりも小さく、か
    つ上記r2よりも小さいことを特徴とする請求項1記載
    の内燃機関のピストンクランク機構。
  3. 【請求項3】 上記rcが0であることを特徴とする請
    求項2記載の内燃機関のピストンクランク機構。
  4. 【請求項4】 上記の重心は、第1,第2連結ピンの重
    量を含めて定められることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機構。
  5. 【請求項5】 上記第1,第2連結ピンに連結されるア
    ッパリンク端部のボス部ならびにコントロールリンク端
    部のボス部の重量をさらに含めて上記の重心が定められ
    ることを特徴とする請求項4記載の内燃機関のピストン
    クランク機構。
  6. 【請求項6】 ピストンにピストンピンを介して一端が
    連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端に
    第1連結ピンを介して連結され、かつクランクシャフト
    のクランクピンに連結されたロアリンクと、上記ロアリ
    ンクに第2連結ピンを介して一端が連結されるととも
    に、他端が内燃機関本体に揺動可能に連結されたコント
    ロールリンクと、を備えてなる内燃機関のピストンクラ
    ンク機構において、 第1,第2連結ピンの各中心とクランクピン中心とを結
    ぶ線分が三角形をなし、第1,第2連結ピンを含まない
    ロアリンクの重心が、クランクピン中心を挟んで第1,
    第2連結ピンの反対側に位置し、第1,第2連結ピンの
    重量および各連結ピンに連結されるアッパリンク端部の
    ボス部ならびにコントロールリンク端部のボス部の重量
    を含めたときの重心が、クランクピン中心により接近す
    ることを特徴とする内燃機関のピストンクランク機構。
  7. 【請求項7】 ピストン速度が最大となるストロークの
    中間位置において、上記第1連結ピンの速度が上記第2
    連結ピンの速度より大となることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機
    構。
  8. 【請求項8】 上記第1連結ピンの径が上記第2連結ピ
    ンの径よりも大きいことを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機構。
  9. 【請求項9】 上記ロアリンクの第1連結ピン周辺部分
    の肉厚が、第2連結ピン周辺部分の肉厚よりも大きいこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の内燃機
    関のピストンクランク機構。
  10. 【請求項10】 上記ロアリンクのクランクピン周辺部
    分の肉厚が、第1連結ピン周辺部分の肉厚よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の内燃
    機関のピストンクランク機構。
  11. 【請求項11】 上記ロアリンクは、上記第1,第2連
    結ピンを含む本体部と、キャップ部とに、上記クランク
    ピンの中心を通る平面に沿って2分割されており、クラ
    ンクピンの両側に配置された複数のボルトによって両者
    が一体に組み立てられているとともに、各ボルトの軸線
    が、クランクピンと第1連結ピンとの間ならびにクラン
    クピンと第2連結ピンとの間を通ることを特徴とする請
    求項1〜10のいずれかに記載の内燃機関のピストンク
    ランク機構。
  12. 【請求項12】 クランクピンと第2連結ピンとの間
    に、2本のボルトが配置されており、第2連結ピン寄り
    に位置する一方のボルトがクランクピン寄りに位置する
    他方のボルトよりも小径に構成されていることを特徴と
    する請求項11記載の内燃機関のピストンクランク機
    構。
  13. 【請求項13】 上記本体部およびキャップ部に、ボル
    ト用の貫通孔がそれぞれ形成されており、本体部側から
    挿入されたボルトの先端が、キャップ部外側に配置され
    たナットに螺合していることを特徴とする請求項11ま
    たは12に記載の内燃機関のピストンクランク機構。
  14. 【請求項14】 上記本体部に、上記ボルトの頭部を収
    容する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1
    1〜13のいずれかに記載の内燃機関のピストンクラン
    ク機構。
  15. 【請求項15】 上記ボルトの頭部およびこれに対応す
    る凹部は、クランクシャフト軸方向の寸法がクランクシ
    ャフト軸方向に直交する方向の寸法よりも相対的に小さ
    な異形をなしていることを特徴とする請求項14記載の
    内燃機関のピストンクランク機構。
  16. 【請求項16】 上記キャップ部にボルト用の貫通孔が
    形成されているとともに、本体部に雌ネジ部が形成され
    ており、キャップ部側から挿入されたボルトが上記雌ネ
    ジ部に螺合していることを特徴とする請求項11または
    12に記載の内燃機関のピストンクランク機構。
  17. 【請求項17】 上記キャップ部に、ナットもしくはボ
    ルトの頭部を受ける座部が、ボス状に突出して形成され
    ていることを特徴とする請求項13または16に記載の
    内燃機関のピストンクランク機構。
  18. 【請求項18】 上記ロアリンクのアッパリンク側およ
    びコントロールリンク側のボス部がそれぞれ二股状に構
    成されており、この二股状に分岐した一対のボス部によ
    って両端が支持された第1,第2連結ピンを介して、一
    対のボス部の間に挟まれたアッパリンクおよびコントロ
    ールリンクが、それぞれ揺動可能に連結されていること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関
    のピストンクランク機構。
  19. 【請求項19】 上記第1連結ピンが上記アッパリンク
    のボス部に圧入されているとともに、上記第2連結ピン
    が、ロアリンクおよびコントロールリンクの双方に対し
    回転可能なフルフロート形式となっていることを特徴と
    する請求項1〜6、請求項18のいずれかに記載の内燃
    機関のピストンクランク機構。
  20. 【請求項20】 上記ロアリンクは、上記第1連結ピン
    を含む第1ロアリンク部と、上記第2連結ピンを含む第
    2ロアリンク部とに、上記クランクピンの中心を通る平
    面に沿って2分割して構成されていることを特徴とする
    請求項1〜10、請求項18、19のいずれかに記載の
    内燃機関のピストンクランク機構。
  21. 【請求項21】 上記第2ロアリンク部にボルト用の貫
    通孔が形成されているとともに、上記第1ロアリンク部
    に雌ネジ部が形成されており、第2ロアリンク部側から
    挿入されたボルトが上記雌ネジ部に螺合して、上記第1
    ロアリンク部と第2ロアリンク部とが一体に結合されて
    いることを特徴とする請求項20記載の内燃機関のピス
    トンクランク機構。
  22. 【請求項22】 上記第1ロアリンク部と上記第2ロア
    リンク部との分割面がクラッキングによる破断面となっ
    ていることを特徴とする請求項11、請求項20、請求
    項21のいずれかに記載の内燃機関のピストンクランク
    機構。
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