JP2006177272A - 内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク - Google Patents

内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク Download PDF

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Abstract

【課題】ボルト33が螺合するロアリンクアッパ31の雌ねじ部35の耐久性を高める。
【解決手段】複リンク式ピストンクランク機構を構成するロアリンク4は、クランクピンへの組立性のために、クランクピン軸受部21の中心を通る分割面24に沿って、ロアリンクアッパ31とロアリンクロア32とに分割構成され、一対のボルト33によって締結される。雌ねじ部の上端開口35aの両側に一対の第1のリブ41が設けられるとともに、その端部が第2のリブ42によって分割面24に沿った第4のリブ44に連結される。ロアリンク4に作用する荷重は、これらの剛性の高いリブにより伝達されるので、雌ねじ部35の応力が減少し、耐久性が向上する。
【選択図】図2

Description

この発明は、レシプロ式内燃機関のピストンクランク機構、特に複リンク式のピストンクランク機構を構成するリンクに関する。
レシプロ式内燃機関のピストンピンとクランクピンとの間を複リンク式のピストンクランク機構で連結した従来技術として、本出願人が先に提案した特許文献1等が公知となっている。これは、ピストンのピストンピンに連結されるアッパリンクと、このアッパリンクとクランクシャフトのクランクピンとを連結するロアリンクと、一端が機関本体側に揺動可能に支持され、かつ他端が上記ロアリンクに連結されるコントロールリンクと、を備えている。そして、上記アッパリンクと上記ロアリンクとは、アッパピンを介して互いに回転可能に連結され、上記コントロールリンクと上記ロアリンクとは、コントロールピンを介して互いに回転可能に連結されている。
このような複リンク式のピストンクランク機構におけるロアリンクは、ピストンが受けた燃焼圧力をアッパリンクを介してアッパピンより受け取り、コントロールピンを支点とする一種の”てこ”のような動作でクランクピンに力を伝達する。従って、ロアリンクは、アッパピン、コントロールピンおよびクランクピンを、それぞれ回転可能に保持しつつ、各ピンから入力を受けた際にもこれらの位置関係を保つだけの強度・剛性が必要である。
一方、ロアリンクは、クランクシャフトに対する組み立て性を確保する必要があるので、上記特許文献1においては、クランクピン軸受部の中心を通る分割面に沿って、2つの半割部つまりロアリンクアッパとロアリンクロアとに分割構成し、両者を複数のボルトにて互いに締結するようにしている。特に、複数のボルトを下方つまりロアリンクロア側から挿入し、ロアリンクアッパ側の雌ねじに螺合させるようにしている。
特開2004−124776号公報
上記のように大きな荷重を受ける部材であるロアリンク自体に雌ねじを形成することは、雌ねじにおける応力集中という点では好ましくない。
図7の参考図には、矢印F1,F2,F3でもって、爆発燃焼時に、クランクピン、アッパピン、コントロールピンからそれぞれロアリンクに入力される力の方向を示している。このような三者のピンから入力される反対方向の大きな荷重力F1,F2,F3によって、ロアリンク自体に大きな応力が発生する。そして、ロアリンクアッパ101とロアリンクロア102とが分割面107で離れないように、ボルト103,105には、予め大きな軸力を与えておく必要がある。従って、ボルト103,105が螺合する雌ねじ部104,106には、ボルト軸力による応力集中に加えて、ロアリンク自体の荷重による応力が加わる。また、各々のボルト103,105の両側に作用する力の方向が反対方向となることから、雌ねじ部104,106には、応力だけでなく、大きなモーメントも作用する。従って、ロアリンクにおける雌ねじ部付近の耐久性を確保することが大きな課題となっている。
また、ロアリンクアッパ101とロアリンクロア123との分割面(合わせ面)107での面圧が低いと、分割面107の開閉によって、いわゆるフレッティング摩耗が発生し、耐久性が低下する。
この発明は、ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端にアッパピンを介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに連結されたロアリンクと、一端が機関本体側に揺動可能に支持され、かつ他端が上記ロアリンクにコントロールピンを介して連結されたコントロールリンクと、を備えてなる内燃機関のピストンクランク機構を前提としており、そのロアリンクを改良したものである。
上記ロアリンクは、上記クランクピンが嵌合する略中央のクランクピン軸受部と、上記アッパピンを保持する一端部のアッパピン用ピンボス部と、上記コントロールピンを保持する他端部のコントロールピン用ピンボス部と、を備えるとともに、上記クランクピン軸受部の中心を通る分割面に沿って、上記アッパピン用ピンボス部を含むロアリンクアッパと、上記コントロールピン用ピンボス部を含むロアリンクロアと、に分割構成され、かつ上記クランクピン軸受部の両側に配置した少なくとも2本のボルトによって上記ロアリンクアッパと上記ロアリンクロアとが締結されている。
そして、少なくとも一方のボルトは、ロアリンクロアとロアリンクアッパのいずれか一方のボルト挿入孔を貫通するとともに、他方に貫通形成された雌ねじ部に螺合して、先端が上記雌ねじ部の開口端から露出しており、上記のアッパピン用ピンボス部、クランクピン軸受部、コントロールピン用ピンボス部の間でロアリンクに作用する応力の伝達経路が上記雌ねじ部から離れるように、雌ねじ部部分の剛性に対し相対的に剛性が高い荷重伝達部が、上記雌ねじ部の外側に設けられている。
一つの具体的な態様では、ロアリンクは、上記荷重伝達部として、上記雌ねじ部の先端開口を両側から挟むように、クランクピン中心線に直交する面に沿って延びた一対の第1のリブと、上記分割面に直交する方向に延びて、上記第1のリブを上記分割面に連結する第2のリブと、を備えている。従って、ロアリンクアッパもしくはロアリンクロアに加わった荷重は、第1のリブから第2のリブを介して分割面へと伝達される。
このような荷重伝達部によってロアリンクに作用する応力の伝達経路が雌ねじ部から離れるので、その平均応力ならびに応力振幅が減少し、雌ねじ部の耐久性が向上する。
より具体的な構成では、一対の第1のリブの間の谷間部分に、ボルト中心線と直交する平面部分を有し、この平面部分に上記雌ねじ部の先端が開口している。
この場合、ロアリンクの荷重による変形方向について見ると、雌ねじ部の開口縁に隣接して隅R部が存在しないので、隅R部による応力集中と雌ねじ部の谷部での応力集中とが重複することがない。
また本発明の一つの態様では、上記雌ねじ部に隣接するロアリンクの端面に、上記雌ねじ部に向かってクランクピン軸方向に窪んだ凹部が設けられている。これにより、雌ねじ部近傍の剛性が低下し、リブ等からなる荷重伝達部との剛性比がより大となって、雌ねじ部の応力がより低下する。
一対の第1のリブのクランクピン軸受部と反対側の各端部を、第3のリブによって互いに連結するようにしてもよい。つまり、これらの第1のリブおよび第3のリブによって雌ねじ部の先端開口が三方を囲まれている。これにより、第1のリブおよび第2のリブの剛性がより高くなる。
望ましくは、上記分割面は、クランクピンからの最大荷重入力方向に対しほぼ垂直である。これにより、ボルトの剪断方向となる分割面のずれが抑制される。
また、さらに、ロアリンクの端面の雌ねじ部の側方となる部分に、上記分割面に沿った第4のリブを設けるようにしてもよい。
この第4のリブによって分割面の剛性が向上し、分割面の開閉によるフレッティング摩耗が抑制される。
また、望ましくは、雌ねじ部を有するロアリンクアッパもしくはロアリンクロアの分割面に、ボルトを囲む凹部が設けられている。つまり、この凹部の底面に雌ねじ部の一端が開口する。これにより、分割面における実質的な接触面積が減少するので、分割面での面圧が増加し、その開口を防止することができる。またボルト軸力が雌ねじ部から離れた部位を通ることになり、ボルトから遠い位置で分割面を押さえるので、やはり、分割面の開口を抑制できる。
本発明の一つの態様では、アッパピン用ピンボス部もしくはコントロールピン用ピンボス部が、ピン両端部を支持する二股状ピンボス部であり、その各々の片が、上記第1のリブの各々に直線状に連続している。このようにすれば、ピンボス部からの荷重が直接に第1のリブに伝達され、雌ねじ部の応力がより低下する。
また、本発明の一つの態様では、荷重伝達部としてロアリンクの端面に設けられたリブが、スラスト軸受面を兼ねている。これにより、例えばクランクシャフトのカウンタウェイトのスラスト方向の位置決めが可能である。従って、構成の簡素化が図れる。
また、本発明の一つの態様では、上記第1のリブおよび第2のリブの上面が、連続した一つの平面をなしており、その加工が容易なものとなっている。
本発明のピストンクランク機構は、上記コントロールリンクの機関本体側の揺動支点位置を変化させることにより、内燃機関の可変圧縮比機構として構成することができる。
この発明によれば、ロアリンク自体に作用する荷重の影響を排除して、雌ねじ部の応力集中による耐久性低下の問題を回避することができる。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。始めに、この発明のロアリンクが用いられるピストンクランク機構の概略を説明する。
図1は、この複リンク式ピストンクランク機構を可変圧縮比機構として構成した構成例を示す構成説明図である。この機構は、ロアリンク4とアッパリンク5とコントロールリンク10とを主体とした複リンク式ピストンクランク機構を備えている。
クランクシャフト1は、複数のジャーナル部2とクランクピン3とを備えており、シリンダブロック18の主軸受に、ジャーナル部2が回転自在に支持されている。上記クランクピン3は、ジャーナル部2から所定量偏心しており、ここにロアリンク4が回転自在に連結されている。カウンタウェイト15は、ジャーナル部2とクランクピン3とを接続するクランクウェブ16からクランクピン3とは反対側へ延びている。
上記ロアリンク4は、後述するように2部材に分割可能に構成されているとともに、略中央のクランクピン軸受部に上記クランクピン3が嵌合している。
アッパリンク5は、下端側がアッパピン6によりロアリンク4の一端に回動可能に連結され、上端側がピストンピン7によりピストン8に回動可能に連結されている。上記ピストン8は、燃焼圧力を受け、シリンダブロック18のシリンダ19内を往復動する。
ロアリンク4の運動を拘束するコントロールリンク10は、上端側がコントロールピン11によりロアリンク4の他端に回動可能に連結され、下端側が制御軸12を介して機関本体の一部となるシリンダブロック18の下部に回動可能に連結されている。詳しくは、制御軸12は、回転可能に機関本体に支持されているとともに、その回転中心から偏心している偏心カム部12aを有し、この偏心カム部12aに上記コントロールリンク10下端部が回転可能に嵌合している。
上記制御軸12は、図示せぬエンジンコントロールユニットからの制御信号に基づいて作動する図示せぬ圧縮比制御アクチュエータによって回動位置が制御される。
上記のような複リンク式ピストンクランク機構を用いた可変圧縮比機構においては、上記制御軸12が圧縮比制御アクチュエータによって回動されると、偏心カム部12aの中心位置、特に、機関本体に対する相対位置が変化する。これにより、コントロールリンク10の下端の揺動支持位置が変化する。そして、上記コントロールリンク10の揺動支持位置が変化すると、ピストン8の行程が変化し、ピストン上死点(TDC)におけるピストン8の位置が高くなったり低くなったりする。これにより、機関圧縮比を変えることが可能となる。
次に、上記ロアリンク4の一実施例を図2に基づいて説明する。
ロアリンク4は、上記クランクピン3が嵌合する略中央のクランクピン軸受部21と、上記アッパピン6を保持する一端部のアッパピン用ピンボス部22と、上記コントロールピン11を保持する他端部のコントロールピン用ピンボス部23と、を備えている。そして、クランクピン3への組み立て性のために、上記クランクピン軸受部21の中心を通る分割面24に沿って、上記アッパピン用ピンボス部22を含むロアリンクアッパ31と、上記コントロールピン用ピンボス部23を含むロアリンクロア32と、に分割構成され、両者が、クランクピン軸受部21の両側にそれぞれ配置された2本のボルト33(一方のボルトは図では見えない位置にある)によって一体に締結されている。上記シリンダ19が上下方向に配置されているとすると、クランクケース内で上記ロアリンクアッパ31が上側に、上記ロアリンクロア32が下側に、それぞれ位置し、2本のボルト33は、いずれもロアリンクロア32の下面側から上方へと挿入されている。
上記アッパピン用ピンボス部22のピン孔22aには、アッパピン6が回転可能に保持される。ここに組み合わされるアッパリンク5は、下端のアッパピン軸受周辺が二股状に形成されており、二股の内側に、ロアリンク4側のアッパピン用ピンボス部22が回転可能に組み合わされる。
これに対し、コントロールピン11が回転可能に挿入されるピン孔23aを備えたコントロールピン用ピンボス部23は、二股状に構成されており、この二股の内側に、コントロールリンク10一端のピンボス部が回転可能に組み合わされる。
2本のボルト33の中で、アッパピン用ピンボス部22側に位置する図示されていないボルトは、ロアリンクロア32のボルト挿入孔を貫通し、ロアリンクアッパ31側の雌ねじ部に先端部が螺合する。このボルトの中心線の延長線上には、アッパピン用ピンボス部22が位置し、そのため、雌ねじ部となるねじ孔は、軸方向にロアリンクアッパ31を貫通しておらず、先端が封止されている。従って、図2では、このボルトは見えていない。
これに対し、コントロールピン用ピンボス部23側に位置するボルト33は、上記の二股状をなすコントロールピン用ピンボス部23の谷間部分にボルト頭部33a(図3参照)が位置しており、ロアリンクロア32のボルト挿入孔34を貫通し、かつ先端部が、ロアリンクアッパ31側の雌ねじ部35に螺合している(図3参照)。このボルト33用の雌ねじ部つまりねじ孔は、ロアリンクアッパ31を上下に貫通しており、ボルト33の先端がロアリンクアッパ31上面に露出している。
上記雌ねじ部35の上端開口35aは、図示するように、ロアリンクアッパ31の上面に位置しているが、この開口35aを両側から挟むように、クランクピン中心線に直交する面に沿って延びた一対の第1のリブ41が形成されている。換言すれば、この第1のリブ41は、ロアリンク4の両側の端面部分を上方へ延長した形状をなし、開口35aの周辺の部分をアッパピン用ピンボス部22上縁部に斜めに連結している。なお、この一対の第1のリブ41の上面は、一つの平面からなる傾斜面をなしている。また、各々の第1のリブ41のコントロールピン用ピンボス部23寄りの端部から上記分割面24に達するように、上記分割面24に直交する方向に延びた一対の第2のリブ42が設けられている。さらに、この例では、ロアリンク4の端面における雌ねじ部35の側方となる部分において、分割面24に沿った第4のリブ44が形成されており、この第4のリブ44の端部に、上記第2のリブ42の下端が連結されている。
また、上記の一対の第1のリブ41の間の谷間部分に、ボルト中心線と直交する平面部分45が細長く形成されており、この平面部分45に、上記の上端開口35aが開口している。なお、ボルト33の先端は、上記の上端開口35aから僅かに突出しており、軸方向に見て、雌ねじ部35のねじ山の全てがボルト33のねじ溝に噛み合っている。
そして、図3に示すように、上記ロアリンクアッパ31の分割面24には、ボルト33の周囲を全周に亘って囲む凹部46が形成されており、この凹部46の上壁面に上記雌ねじ部35が開口している。
上記のような構成においては、前述したように、クランクピン軸受部21とアッパピン用ピンボス部22とコントロールピン用ピンボス部23とからの入力によって、ロアリンク4には、クランクピン中心線と直交する面に沿った大きな荷重が作用するが、この荷重は、上記の雌ねじ部35の周辺においては、アッパピン用ピンボス部22から剛性の高い第1のリブ41および第2のリブ42を介して分割面24の第4のリブ44へと伝達されることになる。つまり、応力の伝達経路が雌ねじ部35から離れ、雌ねじ部35への応力伝達が減少する。従って、ボルト33の軸力が作用している雌ねじ部35での平均応力ならびに応力振幅が減少し、その耐久性が向上する。
また、分割面24に設けられた第4のリブ44によって、分割面24の開口が防止され、分割面24でのフレッティング摩耗が抑制されるとともに、ボルト33の耐久性が高くなる。さらに、図3に示すように、分割面24に凹部46を設けたことで、ボルト33の軸力が凹部46の周囲つまりボルト33から離れた分割面24の周辺部に作用し、分割面24の開口がより効果的に抑制される。しかも、分割面24の実質的な接触面積が減少することにより、面圧が高くなり、この点からも開口が抑制される。
また、雌ねじ部35の上端開口35aは、平面部分45に開口しており、上記のロアリンク4における荷重作用方向については、図3からも明らかなように、雌ねじ部35の上端開口35aに隣接した隅R部が存在しない。従って、隅R部の応力集中と雌ねじ部35の切欠による応力集中とが重複することがなく、耐久性が向上する。
次に、図4は、ロアリンク4の第2の実施例を示しており、この実施例では、ロアリンクアッパ31の両側の端面に、剛性を低めるための凹部51が設けられている。この凹部51は、クランクピン軸受部21と第1のリブ41上縁部と第2のリブ41と第4のリブ44とによって囲まれた領域にあり、雌ねじ部35に向かってクランクピン軸方向に窪んでいる。従って、この実施例では、凹部51により薄肉化された雌ねじ部35近傍と第1のリブ41等との剛性比がより大きくなり、応力伝達がより確実に第1のリブ41等を介してなされることになる。そのため、雌ねじ部35への応力伝達が減少する。
また、図5は、ロアリンク4の第3の実施例を示しており、この実施例では、一対の第1のリブ41の端部(クランクピン軸受部21と反対側となるコントロールピン用ピンボス部23寄りの端部)同士を互いに連結するように、クランクピン中心線と平行な第3のリブ43を備えている。この第3のリブ43は、雌ねじ部35の上端開口35aの外側にあり、一対の第1のリブ41と第3のリブ43とによって、上記開口35aが三方を囲まれている。また同時に、一対の第2のリブ42の上端が、第3のリブ43によって互いに連結される。従って、この構成では、一対の第1のリブ41および第2のリブ42の剛性がより高くなり、荷重伝達がより確実となる。なお、上記第3のリブ43の上面は、一対の第1のリブ41とともに一つの平面として加工されており、従って、その加工が容易である。
次に、図6は、ロアリンク4の第4の実施例を示している。この実施例では、ロアリンクアッパ31のアッパピン用ピンボス部22がコントロールピン用ピンボス部23と同様の二股状ピンボス部となっており、アッパピン6の両端部を支持し、その二股状の間に、アッパリンク5が挟み込まれるようになっている。そして、この二股状をなすアッパピン用ピンボス部22の各々と一対の第1のリブ41の各々とが、クランクピン中心線に直交した同一の平面に沿って形成され、かつ直線状に連続した構成となっている。従って、上記の平面に沿ったロアリンクアッパ31の剛性が向上し、アッパピン用ピンボス部22からコントロールピン用ピンボス部23へ至る荷重が、雌ねじ部35近傍へ作用することなく、第1のリブ41等を介して確実に伝達される。
また、この実施例では、第1のリブ41の上縁部分および第4のリブ44が、ロアリンク4端面におけるスラスト軸受面52を構成している。なお、クランクピン軸受部21の第4のリブ44からほぼ180°離れた箇所にも、円弧形のスラスト軸受面53が形成されている。これらのスラスト軸受面52,53は、クランクウェブ16ないしはカウンタウェイト15の端面に当接し、クランクシャフト1の軸方向の位置決めを行う。
ロアリンクが用いられるピストンクランク機構の例を示す構成説明図。 本発明に係るロアリンクの第1実施例を示す斜視図。 このロアリンクの要部の断面図。 ロアリンクの第2実施例を示す斜視図。 ロアリンクの第3実施例を示す斜視図。 ロアリンクの第4実施例を示す斜視図。 ロアリンクに作用する荷重の説明図。
符号の説明
4…ロアリンク
21…クランクピン軸受部
22…アッパピン用ピンボス部
23…コントロールピン用ピンボス部
31…ロアリンクアッパ
32…ロアリンクロア
33…ボルト
35…雌ねじ部
41…第1のリブ
42…第2のリブ
43…第3のリブ
44…第4のリブ
46…凹部
51…凹部

Claims (12)

  1. ピストンにピストンピンを介して一端が連結されたアッパリンクと、このアッパリンクの他端にアッパピンを介して連結され、かつクランクシャフトのクランクピンに連結されたロアリンクと、一端が機関本体側に揺動可能に支持され、かつ他端が上記ロアリンクにコントロールピンを介して連結されたコントロールリンクと、を備えてなる内燃機関のピストンクランク機構において、
    上記ロアリンクは、上記クランクピンが嵌合する略中央のクランクピン軸受部と、上記アッパピンを保持する一端部のアッパピン用ピンボス部と、上記コントロールピンを保持する他端部のコントロールピン用ピンボス部と、を備えるとともに、
    上記クランクピン軸受部の中心を通る分割面に沿って、上記アッパピン用ピンボス部を含むロアリンクアッパと、上記コントロールピン用ピンボス部を含むロアリンクロアと、に分割構成され、
    かつ上記クランクピン軸受部の両側に配置した少なくとも2本のボルトによって上記ロアリンクアッパと上記ロアリンクロアとが締結されており、
    少なくとも一方のボルトは、ロアリンクロアとロアリンクアッパのいずれか一方のボルト挿入孔を貫通するとともに、他方に貫通形成された雌ねじ部に螺合して、先端が上記雌ねじ部の開口端から露出しており、
    上記のアッパピン用ピンボス部、クランクピン軸受部、コントロールピン用ピンボス部の間でロアリンクに作用する応力の伝達経路が上記雌ねじ部から離れるように、雌ねじ部部分の剛性に対し相対的に剛性が高い荷重伝達部を、上記雌ねじ部の外側に備えていることを特徴とする内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  2. 上記荷重伝達部として、上記雌ねじ部の先端開口を両側から挟むように、クランクピン中心線に直交する面に沿って延びた一対の第1のリブと、上記分割面に直交する方向に延びて、上記第1のリブを上記分割面に連結する第2のリブと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  3. 一対の第1のリブの間の谷間部分に、ボルト中心線と直交する平面部分を有し、この平面部分に上記雌ねじ部の先端が開口していることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  4. 上記雌ねじ部に隣接するロアリンクの端面に、上記雌ねじ部に向かってクランクピン軸方向に窪んだ凹部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  5. 一対の第1のリブのクランクピン軸受部と反対側の各端部を、互いに連結した第3のリブを備え、これらの第1のリブおよび第3のリブによって雌ねじ部の先端開口が三方を囲まれていることを特徴とする請求項2または3に記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  6. 上記分割面は、クランクピンからの最大荷重入力方向に対しほぼ垂直であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  7. ロアリンクの端面の雌ねじ部の側方となる部分に、上記分割面に沿った第4のリブを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  8. 雌ねじ部を有するロアリンクアッパもしくはロアリンクロアの分割面に、ボルトを囲む凹部が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  9. アッパピン用ピンボス部もしくはコントロールピン用ピンボス部が、ピン両端部を支持する二股状ピンボス部であり、その各々の片が、上記第1のリブの各々に直線状に連続していることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  10. 荷重伝達部としてロアリンクの端面に設けられたリブが、スラスト軸受面を兼ねていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  11. 上記第1のリブおよび第2のリブの上面が、連続した一つの平面をなしていることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
  12. 上記コントロールリンクの機関本体側の揺動支点位置を変化させることにより上記ピストンクランク機構が可変圧縮比機構を構成することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の内燃機関のピストンクランク機構におけるロアリンク。
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