JP2008075611A - ストローク特性可変エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】スペース効率をより一層向上してエンジンルームのコンパクト化に寄与することのできるストローク特性可変エンジンを提供する。
【解決手段】ピストン5とクランクシャフト3との間の連動状態を変化させるべく、エンジン本体に支持されたコントロールシャフト9と、ピストンとクランクシャフトとコントロールシャフトとを連動連結する連結機構(アッパリンク7、ロワリンク8、コントロールリンク13)と、コントロールシャフトを駆動するアクチュエータ14とを有するストローク特性可変エンジン1において、エンジンからの出力を車輪に伝達する出力軸(ドライブシャフト22)との間にクランクシャフトを挟む位置にコントロールシャフト或いはアクチュエータを設けるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ストローク特性可変エンジンに関し、特にFF車の横置きレイアウトに適したストローク特性可変エンジンに関するものである。
ピストンとクランクシャフトとの間を複数のリンクで連結し、これら複数のリンクのうちのいずれか1つとエンジン本体に支持されたコントロールシャフトに設けられた偏心部とをコントロールリンクで連結し、コントロールシャフトを回動させることでコントロールリンクのエンジン側支持端の位置を変化させることにより、ピストンストロークを連続的に変化させるようにしたストローク特性可変エンジンが知られている(特許文献1を参照されたい)。
特開2006−177192号公報
このようなストローク特性可変エンジンは、ピストンのストローク特性を変化させるためのリンク機構が複雑な上にコントロールシャフトを駆動するアクチュエータを要するため、特にクランクシャフトの軸端から見た幅寸法が在来のエンジンに比して大きくなりがちである。そのため、エンジンの出力を車輪に伝達する出力軸との干渉を避けてエンジンを搭載する都合上、エンジンルームが大数化してしまい、特にクランクシャフトを車幅方向に置く横置きエンジンのFF車(フロントエンジン/フロントドライブ)の場合は、前輪を駆動するハーフシャフトとの干渉を避けてエンジンを搭載する都合上、エンジンルームのコンパクト化が困難であった。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、スペース効率をより一層向上してエンジンルームのコンパクト化に寄与することのできるストローク特性可変エンジンを提供することにある。
このような課題を解決するために本発明は、ピストン5とクランクシャフト3との間の連動状態を変化させるべく、エンジン本体に支持されたコントロールシャフト9と、ピストンとクランクシャフトとコントロールシャフトとを連動連結する連結機構(アッパリンク7、ロワリンク8、コントロールリンク13)と、コントロールシャフトを駆動するアクチュエータ14とを有するストローク特性可変エンジン1において、エンジンの出力を車輪に伝達する出力軸(ドライブシャフト22)との間にクランクシャフトを挟む位置に、コントロールシャフトを設けるもの(請求項1)とするか、あるいは、アクチュエータを設けるもの(請求項2)とした。
特に、コントロールシャフトと同じ側であり、且つ最低地上高を決定しているエンジン構成部材(オイルパン23)よりも高い位置にアクチュエータを設けると良い(請求項3)。また当該エンジンを後傾エンジンとし、当該エンジンの前側における出力軸と同等の高さにアクチュエタを配置すると良い(請求項4)。
このような本発明の請求項1の構成によれば、エンジンの出力を車軸に伝達する出力軸とクランクシャフトとの間隔が大きくなることを抑制し得るので、エンジンルームの大型化を抑制できる。特に、横置きエンジンのFF車における前輪を駆動する駆動シャフトとクランクシャフトとの間隔を在来のエンジンと同等にし得るので、トランスミッションの大型化やフロントオーバーハングの増大を抑制できる。また請求項2の構成によれば、これに加えて、アクチュエータの配置自由度が高まる。従って、エンジンルームのスペース効率が高まり、エンジンルームのコンパクト化を推進する上に大きな効果を奏することができる。
そして請求項3の構成によれば、最低地上高に影響を及ぼさないので、エンジンルームの大型化を抑制できると共に、アクチュエータの保護にも寄与し得る。しかも、シリンダブロックとオイルパンとの結合部や、エンジン本体とトランスミッションとの結合部など、エンジン本体における剛性の比較的高い部位にアクチュエータを取り付けることができる。
さらに請求項4の構成によれば、アクチュエータの配置スペースを容易に確保し得ると共に、配置自由度も向上し、しかも、アクチュエータの冷却性も向上する。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明が適用されたストローク特性可変エンジンの一例としての圧縮比可変エンジンの側面図である。このエンジン1は、在来の直列多気筒エンジンと同様に、例えばシリンダブロックとクランクケースとの割り面などに設けられた軸受けにジャーナル部2が枢支されたクランクシャフト3と、クランクシャフト3の軸方向に沿って列設された複数のシリンダ4とを備えている。そしてシリンダ4に摺合したピストン5とジャーナル部2から偏心したクランクピン部6との間が、アッパリンク7とロワリンク8とで連結されている。
ロワリンク8は、概ね三角形をなし、その中間部がクランクピン部6に枢着されている。そしてロワリンク8の一端とピストン5とが、アッパリンク7で連結されている。
クランクシャフト3の前方且つ斜め下方には、コントロールシャフト9のジャーナル部10が、例えばクランクケース11内に設けられた軸受けに枢着されている。
このコントロールシャフト9には、クランクシャフト3のクランクピン部6と同様な偏心部12が設けられており、この偏心部12とロワリンク8の他端との間が、在来のエンジンにおけるピストンとクランクシャフトとを連結するコネクティングロッドと同一構成のコントロールリンク13で連結されている。
コントロールシャフト9は、その一端に結合された油圧制御のアクチュエータ14により、所定の角度範囲(略90度)を回動駆動される。
アクチュエータ14は、図2に示すように、回動中心を通る直径線上を径方向外向きに延びる一対のベーン15と、各ベーン15を受容する一対の油室16とを備えており、油室16内のベーン15の周方向両側へポンプ17で圧送する油の向きを電磁弁18で切り替えることにより、その回転方向を変化させると共に、油室16内に油圧を封入することにより、任意の角度にベーン15(コントロールシャフト9)を保持し得るようにされている。
エンジン1のシリンダヘッド部19の前側には、吸気系20が結合され、シリンダヘッド部19の後側には、排気系21が結合されている。
次に、本発明装置の作動要領について説明する。エンジン1の負荷状態に応じてアクチュエータ14を駆動し、アクチュエータ14に接続されたコントロールシャフト9を回動させて偏心部12を上下に変位させる。偏心部12を下方に位置させると、コントロールリンク13が引き下げられてロワリンク8がクランクシャフト3のクランクピン部6を中心にして時計回りに回動し、アッパリンク7が押し上げられてピストン5の上死点位置が高くなる。
この逆に、コントロールシャフト9の偏心部12を上方に位置させると、コントロールリンク13が押し上げられてロワリンク8がクランクピン部6を中心に反時計回りに回動し、アッパリンク7が引き下げられてピストン5の上死点位置が低くなる。
このようにして、コントロールシャフト9の回動によってコントロールリンク13のエンジン本体に対する連結点を上下動させることにより、ロワリンク8の運動拘束条件が変化してピストン5の上死点位置を含むストローク特性が連続的に変化することで、エンジンの圧縮比あるいは排気量が任意に制御される。なお、このピストンストローク特性の可変機構自体は、既に公知の技術である(必要ならば、特許文献1などを参照されたい)。
このエンジン1は、コントロールシャフト9並びにそれを回動駆動するアクチュエータ14を、エンジンの出力を車輪に伝達する出力軸としての前輪のドライブシャフト22との間にクランクシャフト3を挟む位置に配置している。
またアクチュエータ14は、トランスミッション(図示せず)が結合されるロアブロック等、剛性が比較的高く、しかもエンジンの最低地上高を決定している部材(例えばオイルパン23)よりも高い部位に締結されている。これにより、最低地上高に影響を及ぼさずにアクチュエータ14の取付剛性を確保するものとしている。
このように構成することにより、前輪を駆動するドライブシャフト22とクランクシャフト3との間隔が在来のエンジンと同等になり、トランスミッションが大型化せず、フロントオーバーハングも増大せずに済む。またドライブシャフト22がエンジン1の後方に配設されるのに対し、アクチュエータ14はエンジン1の前方に配設されるので、走行風が十分に当たることとなり、冷却性の上で有利である。
なお本発明は、トランスファーから前輪に駆動力を伝達する出力軸(ドライブシャフト)がエンジンの側方に延在する4輪駆動車の縦置きエンジン等にも適用し得る。
本発明が適用されたエンジンの側面図である。 アクチュエータの油圧回路図である。
符号の説明
1 ストローク特性可変エンジン
3 クランクシャフト
5 ピストン
7 アッパリンク
8 ロワリンク
9 コントロールシャフト
13 コントロールリンク
14 アクチュエータ
22 ドライブシャフト
23 オイルパン

Claims (4)

  1. ピストンとクランクシャフトとの間の連動状態を変化させるべく、エンジン本体に支持されたコントロールシャフトと、前記ピストンと前記クランクシャフトと前記コントロールシャフトとを連動連結する連結機構と、前記コントロールシャフトを駆動するアクチュエータとを有するストローク特性可変エンジンであって、
    前記コントロールシャフトが、エンジンの出力を車輪に伝達する出力軸との間に前記クランクシャフトを挟む位置に設けられることを特徴とするストローク特性可変エンジン。
  2. ピストンとクランクシャフトとの間の連動状態を変化させるべく、エンジン本体に支持されたコントロールシャフトと、前記ピストンと前記クランクシャフトと前記コントロールシャフトとを連動連結する連結機構と、前記コントロールシャフトを駆動するアクチュエータとを有するストローク特性可変エンジンであって、
    前記アクチュエータが、エンジンの出力を車輪に伝達する出力軸との間に前記クランクシャフトを挟む位置に設けられることを特徴とするストローク特性可変エンジン。
  3. 前記アクチュエータが、前記コントロールシャフトと同じ側であり、且つ最低地上高を決定しているエンジン構成部材よりも高い位置に設けられることを特徴とする請求項1若しくは2に記載のストローク特性可変エンジン。
  4. 当該エンジンは後傾エンジンであり、前記アクチュエタは、当該エンジンの前側における前記出力軸と同等の高さに配設されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のストローク特性可変エンジン。
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