JP2006177192A - 車両用ストローク特性可変エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両用ストローク特性可変エンジンのコントロールシャフトを駆動するアクチュエータの冷却性を高める。
【解決手段】 車両用ストローク特性可変エンジンEのコントロールシャフト25とコントロールリンク28とをクランクシャフト17に対して車体前方側に配置し、コントロールシャフト25を駆動するアクチュエータ31をエンジンブロック14の車体前方側の外面に配置したので、アクチュエータ31をエンジンブロック14の車体前方側にできるだけ張り出し、アクチュエータ31に車両の前方からの走行風を効果的に作用させて冷却効果を高めることで、アクチュエータ31の温度上昇を抑制して耐久性を高めることができる。しかも排ガスの熱で高温になる排気マニホールド63からアクチュエータ31をできるだけ遠ざけることで、アクチュエータ31の温度上昇を更に効果的に抑制して耐久性を高めることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ピストンに接続された第1リンクと、第1リンクおよびクランクシャフトに接続された第2リンクと、一端が第1リンクまたは第2リンクに接続されて他端がコントロールシャフトを介してエンジンブロックに移動可能に支持された第3リンクと、コントロールシャフトを駆動するアクチュエータとを備えた車両用ストローク特性可変エンジンに関する。
エンジンブロックにメインジャーナルを回転自在に支持されたクランクシャフトと、エンジンブロックにメインジャーナルを所定角度範囲で揺動自在に支持されたコントロールシャフトと、クランクシャフトのピンジャーナルに揺動自在に支持されたロアリンクと、ロアリンクをピストンに連結するアッパーリンクと、ロアリンクをコントロールシャフトのピンジャーナルに連結するコントロールリンクとを備え、コントロールシャフトの位相をアクチュエータで変化させてピストンの上死点および下死点の位置を変化させることで圧縮比を変更するストローク特性可変エンジンが、下記特許文献1、2により公知である。
特開2004−156537号公報 特開2003−322036号公報
ところで、上記特許文献1に記載されているように、コントロールシャフトの軸端に接続したアクチュエータをエンジンブロックの外面に配置した場合、そのアクチュエータがエンジンブロックの排気側に位置していると、高温の排気マニホールドの熱でアクチュエータの耐久性に悪影響が及ぶ可能性がある。
また上記特許文献2に記載されているように、アクチュエータをエンジンブロックの底部に収納すれば排ガスの熱の影響を回避することができるが、今度はアクチュエータに走行風を当てることができなくなって放熱性が低下するため、やはりアクチュエータが温度上昇して耐久性に悪影響が及ぶ可能性がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車両用ストローク特性可変エンジンのコントロールシャフトを駆動するアクチュエータの冷却性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、ピストンに接続された第1リンクと、第1リンクおよびクランクシャフトに接続された第2リンクと、一端が第1リンクまたは第2リンクに接続されて他端がコントロールシャフトを介してエンジンブロックに移動可能に支持された第3リンクと、コントロールシャフトを駆動するアクチュエータとを備えた車両用ストローク特性可変エンジンにおいて、前記第3リンクおよびコントロールシャフトをクランクシャフトに対して車体前方側に配置し、そのコントロールシャフトの軸端に接続されたアクチュエータをエンジンブロックの車体前方側の外面に配置したことを特徴とする車両用ストローク特性可変エンジンが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、ピストンに接続された第1リンクと、第1リンクおよびクランクシャフトに接続された第2リンクと、一端が第1リンクまたは第2リンクに接続されて他端がコントロールシャフトを介してエンジンブロックに移動可能に支持された第3リンクと、コントロールシャフトを駆動するアクチュエータとを備えた車両用ストローク特性可変エンジンにおいて、前記第3リンク、コントロールシャフトおよびアクチュエータを、クランクシャフトを挟んで排気マニホールドの反対側に配置したことを特徴とする車両用ストローク特性可変エンジンが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記アクチュエータに作動油を供給する油圧供給装置を、アクチュエータに対向する前部車体にエンジンブロックから離間するように配置したことを特徴とする車両用ストローク特性可変エンジンが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記アクチュエータをクランクシャフトの軸方向一端部でかつエンジンブロックの前端側に配置するとともに、油圧供給装置からの作動油をアクチュエータに供給する切換弁をエンジンブロックの前面であってアクチュエータ側の端部に配置したことを特徴とする車両用ストローク特性可変エンジンが提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、前記アクチュエータをエンジンブロックの車体前方側に配置し、エンジンブロックのシリンダヘッド側を車体後方側に傾斜させたことを特徴とする車両用ストローク特性可変エンジンが提案される。
尚、実施例のアッパーリンク22は本発明の第1リンクに対応し、実施例のロアリンク18は本発明の第2リンクに対応し、実施例のコントロールリンク28は本発明の第3リンクに対応する。
請求項1の構成によれば、車両用ストローク特性可変エンジンのコントロールシャフトとそれを第1リンクまたは第2リンクに接続する第3リンクとをクランクシャフトに対して車体前方側に配置し、コントロールシャフトを駆動するアクチュエータをエンジンブロックの車体前方側の外面に配置したので、アクチュエータをエンジンブロックの車体前方側にできるだけ張り出し、かつアクチュエータをエンジンブロックの外面に露出させることで、アクチュエータに車両の走行風を効果的に作用させて冷却効果を高め、アクチュエータの温度上昇を抑制して耐久性を高めることができる。
請求項2の構成によれば、車両用ストローク特性可変エンジンの第3リンク、コントロールシャフトおよびアクチュエータを、クランクシャフトを挟んで排気マニホールドの反対側に配置したので、排ガスの熱で高温になる排気マニホールドからアクチュエータをできるだけ遠ざけることで、アクチュエータの温度上昇を抑制して耐久性を高めるとともに、温度上昇による第3リンクとコントロールシャフトとの摺動部の油膜の保持性を向上させることができる。
請求項3の構成によれば、アクチュエータに作動油を供給する油圧供給装置を、アクチュエータに対向する前部車体にエンジンブロックから離間するように配置したので、油圧供給装置およびアクチュエータを接続する油圧配管を最短に抑えながら、エンジンの振動や熱の影響が油圧供給装置に及び難くして信頼性や耐久性を高めることができる。
請求項4の構成によれば、クランクシャフトの軸方向一端部でかつエンジンブロックの前端側に配置したアクチュエータに油圧供給装置からの作動油を供給する切換弁を、エンジンブロックの前面であってアクチュエータ側の端部に配置したので、切換弁をアクチュエータと一体に設ける場合に比べてエンジンの車幅方向寸法の大型化を抑制することができ、しかもアクチュエータと切換弁との距離を短縮してアクチュエータの作動応答性の低下を防止することができる。
請求項5の構成によれば、エンジンブロックのシリンダヘッド側を車体後方側に傾斜させたので、エンジンブロックの車体前方側に配置したアクチュエータに走行風を効果的に作用させるとともに、アクチュエータに当たった走行風を後方にスムーズに逃がすことができ、しかもアクチュエータの上部に熱がこもり難くして冷却効果を更に高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の一実施例を示すもので、図1は車両のエンジンルームの平面図、図2は図1の2方向矢視図、図3は図2の3−3線矢視図、図4は可変圧縮比エンジンの縦断面図(高圧縮比状態)、図5は図4の5−5線矢視図、図6は図4の6−6線矢視図、図7は図4の7方向矢視図、図8は可変圧縮比エンジンの縦断面図(低圧縮比状態)、図9はアクチュエータの制御系の油圧回路図である。
図1〜図3に示すように、自動車の車体前部のエンジンルーム61に、ピストンの上死点あるいは下死点の位置を変更可能なストローク特性可変エンジンの一例である可変圧縮比エンジンEが横置きに搭載されており、その左側面にトランスミッションTが結合される。エンジンEはシリンダブロック11、クランクケース12およびシリンダヘッド13を結合したエンジンブロック14を備えており、シリンダヘッド13の上部にヘッドカバー15が結合され、クランクケース12の下部にオイルパン16が結合される。エンジンEは上部のヘッドカバー15側が下部のオイルパン16側に比べて車体後方向に位置するように後傾状態で搭載されており、車体前方側にあたるシリンダヘッド13の前面に吸気マニホールド62が結合され、車体後方側にあたるシリンダヘッド13の後面に排気マニホールド63および排気管64が結合される。
シリンダブロック11、クランクケース12およびシリンダヘッド13よりなるエンジンブロック14の一端面に、チェーンカバー41が複数本のボルト42…で着脱自在に固定される。エンジンブロック14とチェーンカバー41とに挟まれた空間に配置されたタイミングチェーン43は、クランクシャフト17の軸端に設けた駆動スプロケット44と、吸気カムシャフト36および排気カムシャフト38の軸端にそれぞれ設けた従動スプロケット45,46とに巻き掛けられる。
チェーンカバー41はタイミングチェーン43を覆うカバー本体部41aと、その吸気側の下端をクランクケース12に向けて窪ませた板状の取付座41bとを備えており、この取付座41bにアクチュエータ31が嵌合して複数本(実施例では5本)のボルト47…でクランクケース12に共締めされる。即ち、取付座41bは薄肉の平板状であってクランクケース12の端面に空間を介さずに密着しており、アクチュエータ31の外周に形成された座部31aを貫通するボルト47…は、チェーンカバー41の取付座41bを貫通してクランクケース12の端面に螺合する。アクチュエータ31に隣接するクランクケース12の前面に、アクチュエータ31の作動を制御するバルブブロック48が複数本のボルト49…で固定される。
図4〜図7から明らかなように、シリンダブロック11およびクランクケース12の割り面にクランクシャフト17のメインジャーナル17aが回転自在に支持されており、メインジャーナル17aから偏心するピンジャーナル17bに概略三角形のロアリンク18の中間部が揺動自在に枢支される。シリンダブロック11に設けたシリンダスリーブ20にピストン21が摺動自在に嵌合しており、アッパーリンク22(コネクティングロッド)の上端がピストンピン23を介してピストン21に枢支されるとともに、アッパーリンク22の下端が第1ピン24を介してロアリンク18の一端部に枢支される。
クランクシャフト17の位置から横方向に偏心したクランクケース12の下面に、クランク形状のコントロールシャフト25のメインジャーナル25aが、ボルト26,26でクランクケース12の締結されたキャップ27によって揺動自在に枢支される。コントロールリンク28は本体部28aと、その下端にボルト29,29で締結されたキャップ部28bとを備えており、本体部28aの上端が第2ピン30を介してロアリンク18の他端部に枢支されるとともに、本体部28aの下端およびキャップ部28b間にコントロールシャフト25のピンジャーナル25bが枢支される。コントロールシャフト25は、その一端に設けた油圧制御のアクチュエータ31で所定角度の範囲で揺動する。
シリンダヘッド13の下面に形成された燃焼室13aに吸気ポート32および排気ポート33が開口しており、吸気ポート32を開閉する吸気バルブ34と排気ポート33を開閉する排気バルブ35とがシリンダヘッド13に設けられる。吸気バルブ34は吸気カムシャフト36により吸気ロッカーアーム37を介して開閉駆動され、排気バルブ35は排気カムシャフト38により排気ロッカーアーム39を介して開閉駆動される。
図9に示すように、アクチュエータ31は回転軸51の両側に延びる一対のベーン52,52を揺動自在に収納する扇型の油室53,53を備えており、オイルタンク54と油室53,53との間に、モータ55で駆動されるオイルポンプ56と、チェックバルブ57と、アキュムレータ58と、切換弁59とが配置される。オイルタンク54、モータ55、オイルポンプ56、チェックバルブ57およびアキュムレータ58は本発明の油圧供給装置65を構成し、また切換弁59はバルブブロック48の内部に設けられる。従って、切換弁59を左方向に切り換えるとオイルポンプ56で発生した油圧でベーン52,52が押されて回転軸51が反時計方向に回転し、逆に切換弁59を右方向に切り換えるとオイルポンプ56で発生した油圧でベーン52,52が押されて回転軸51が時計方向に回転することで、その回転軸51に接続されたコントロールシャフト25の位相が変化する。
図1および図2から明らかなように、エンジンブロック14の前端部右側面に設けたアクチュエータ31に対向するようにエンジンルーム11の前部右側にブラケット66が立設されており、そのブラケット66の上部に前記油圧供給装置65が支持される。油圧供給装置65と切換弁59とが2本の油圧配管P1,P2で接続され、切換弁59とアクチュエータ31とが2本の油圧配管P3,P4で接続される。
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用を説明する。
エンジンEの運転状態に応じてアクチュエータ31が駆動され、アクチュエータ31に接続されたコントロールシャフト25が図4に示す位置と図8に示す位置との間の任意の位置に回転する。図4に示す位置では、コントロールシャフト25のメインジャーナル25aに対してピンジャーナル25bが下方に位置するため、コントロールリンク28が引き下げられてロアリンク18がクランクシャフト17のピンジャーナル17bを中心に時計方向に揺動し、アッパーリンク22が押し上げられてピストン21の位置が高くなることで、エンジンEが高圧縮比状態になる。
逆に、図8に示す位置では、コントロールシャフト25のメインジャーナル25aに対してピンジャーナル25bが上方に位置するため、コントロールリンク28が押し上げられてロアリンク18がクランクシャフト17のピンジャーナル17bを中心に反時計方向に揺動し、アッパーリンク22が引き下げられてピストン21の位置が低くなることで、エンジンEが低圧縮比状態になる。
このように、コントロールシャフト25の揺動によってコントロールリンク28が上下動し、ロアリンク18の運動拘束条件が変化してピストン21の上死点位置を含むストローク特性が変化することで、エンジンEの圧縮比が任意に制御される。
しかして、本実施例ではコントロールシャフト25およびコントロールリンク28をクランクシャフト17に対して車体前方側に配置し、更にコントロールシャフト25の軸端に接続したアクチュエータ31をエンジンブロック14の車体前方側の外面に配置したので、アクチュエータ31をエンジンブロック14の車体前方側にできるだけ張り出し、かつエンジンブロック14の外面に露出させることで、アクチュエータ31に車両の前方からの走行風を効果的に作用させて冷却効果を高め、アクチュエータ31の温度上昇を抑制して耐久性を高めることができる。
またコントロールシャフト25、コントロールリンク28およびアクチュエータ31を、クランクシャフト17を挟んで排気マニホールド63の反対側に配置したので、排ガスの通過により高温になる排気マニホールド63からアクチュエータ31をできるだけ遠ざけることで、アクチュエータ31の温度上昇を抑制して耐久性を高めるとともに、コントロールシャフト25およびコントロールリンク28を枢支するメインジャーナル25bの油膜の保持性を向上させることができる。
またエンジンEの運転中に高温になるエンジンブロック14から離間する前部車体に油圧供給装置65を配置したので、エンジンEの振動や熱の影響が油圧供給装置65に及び難くして信頼性や耐久性を高めることができ、しかもアクチュエータ31を油圧供給装置65に対して車幅方向に対向させたので、それらを接続する油圧配管P1,P2を最短に抑えることができる。更に、エンジンブロック14の前端部側面に配置したアクチュエータ31に油圧供給装置65からの作動油を供給する切換弁59を、エンジンブロック14の前端部であってアクチュエータ31に近接する位置に配置したので、切換弁59をアクチュエータ31と一体に設ける場合に比べてエンジンEの車幅方向の寸法の大型化を抑制することができ、しかもアクチュエータ31と切換弁59との距離を短縮してアクチュエータ31の作動応答性の低下を防止することができる。
またエンジンEの上部を後傾させたので、車体前方からのエンジンルーム61に入った走行風がエンジンブロック14の前端部に設けたアクチュエータ31に最初に当たって冷却効果が高められるだけでなく、アクチュエータ31に当たった冷却風をスムーズに後方に逃がすことができ、しかもエンジンEの上部を前傾させた場合に比べてアクチュエータ31の上部に熱がこもり難くなって冷却効果が更に高められる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では可変圧縮比エンジンについて説明したが、同様の構造で各部の寸法を変更することによって、エンジンの圧縮比および排気量の何れか一方または両方を変更可能に構成することができる。本発明は、これらの可変ストローク特性可変エンジンに対して適用することができる。
また実施例ではコントロールリンク28をロアリンク18に接続しているが、それをアッパーリンク22に接続しても良い。
また実施例ではバルブブロック48をアクチュエータ31と別体に構成しているが、それらを一体に構成しても良い。
車両のエンジンルームの平面図 図1の2方向矢視図 図2の3−3線矢視図 可変圧縮比エンジンの縦断面図(高圧縮比状態) 図4の5−5線矢視図 図4の6−6線矢視図 図4の7方向矢視図 可変圧縮比エンジンの縦断面図(低圧縮比状態) アクチュエータの制御系の油圧回路図
符号の説明
13 シリンダヘッド
14 エンジンブロック
17 クランクシャフト
18 ロアリンク(第2リンク)
21 ピストン
22 アッパーリンク(第1リンク)
25 コントロールシャフト
28 コントロールリンク(第3リンク)
31 アクチュエータ
59 切換弁
63 排気マニホールド
65 油圧供給装置

Claims (5)

  1. ピストン(21)に接続された第1リンク(22)と、
    第1リンク(22)およびクランクシャフト(17)に接続された第2リンク(18)と、
    一端が第1リンク(22)または第2リンク(18)に接続されて他端がコントロールシャフト(25)を介してエンジンブロック(14)に移動可能に支持された第3リンク(28)と、
    コントロールシャフト(25)を駆動するアクチュエータ(31)と、
    を備えた車両用ストローク特性可変エンジンにおいて、
    前記第3リンク(28)およびコントロールシャフト(25)をクランクシャフト(17)に対して車体前方側に配置し、そのコントロールシャフト(25)の軸端に接続されたアクチュエータ(31)をエンジンブロック(14)の車体前方側の外面に配置したことを特徴とする車両用ストローク特性可変エンジン。
  2. ピストン(21)に接続された第1リンク(22)と、
    第1リンク(22)およびクランクシャフト(17)に接続された第2リンク(18)と、
    一端が第1リンク(22)または第2リンク(18)に接続されて他端がコントロールシャフト(25)を介してエンジンブロック(14)に移動可能に支持された第3リンク(28)と、
    コントロールシャフト(25)を駆動するアクチュエータ(31)と、
    を備えた車両用ストローク特性可変エンジンにおいて、
    前記第3リンク(28)、コントロールシャフト(25)およびアクチュエータ(31)を、クランクシャフト(17)を挟んで排気マニホールド(63)の反対側に配置したことを特徴とする車両用ストローク特性可変エンジン。
  3. 前記アクチュエータ(31)に作動油を供給する油圧供給装置(65)を、アクチュエータ(31)に対向する前部車体にエンジンブロック(14)から離間するように配置したことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用ストローク特性可変エンジン。
  4. 前記アクチュエータ(31)をクランクシャフト(17)の軸方向一端部でかつエンジンブロック(14)の前端側に配置するとともに、油圧供給装置(65)からの作動油をアクチュエータ(31)に供給する切換弁(59)をエンジンブロック(14)の前面であってアクチュエータ(31)側の端部に配置したことを特徴とする、請求項3に記載の車両用ストローク特性可変エンジン。
  5. 前記アクチュエータ(31)をエンジンブロック(14)の車体前方側に配置し、エンジンブロック(14)のシリンダヘッド(13)側を車体後方側に傾斜させたことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用ストローク特性可変エンジン。
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