JP2002121912A - 傾斜地における建物のユニット間取り及び建築物 - Google Patents

傾斜地における建物のユニット間取り及び建築物

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JP2002121912A
JP2002121912A JP2000317276A JP2000317276A JP2002121912A JP 2002121912 A JP2002121912 A JP 2002121912A JP 2000317276 A JP2000317276 A JP 2000317276A JP 2000317276 A JP2000317276 A JP 2000317276A JP 2002121912 A JP2002121912 A JP 2002121912A
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windows
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Takaomi Okabe
孝臣 岡部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の雛段式建築物は、土地の有効利用を図る
間取りにすると採光が取れず。採光を考慮する間取にす
ると敷地の有効利用が出来ない。又、対面する窓や面格
子を入れる窓は、プライバシーや開放感が損なわれる。 【解決手段】図3、以上の課題を解決するため、傾斜地
におけるユニット間取りを提供する。ユニット間取りを
左右対称に配置し、又ユニット間取りを上に1スパンず
らして積重ねると、空間7が最上階迄吹き抜ける、この
空間7が各部屋の採光を確保し、又、共用廊下10の自然
排煙やトップライトの役割を果す。一方、ユニット間取
の部屋数は3室有るのと、住戸間の空地等も無く、空間
7の面積が必要最小限になる爲、建築面積や容積が飛躍
的に上がる。又、窓は高い位置に有る爲、面格子の必要
は無く、対面する窓も無いので開放感が得られ明るい部
屋になる。又、ユニット化に依り。設計・積算・施工の
簡略化も計れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傾斜地における建
築物のユニット間取り及びこれを使用した建築物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4(その1)は、建築基準法より、
部屋1+部屋2は随時開放できる襖、又は障子で仕切ら
れている場合は二部屋を一室とみなす、とされている間
取りである。
【0003】図5(その2)は、2戸を一組として角
部屋を形成し、窓4・窓5・を設け側面より採光を取る間
取りである。
【0004】、第3の間取りとして、請求項1の空間
7を挟んで部屋1・部屋2を有する建物に似た間取りが
ある。
【0005】、第4の方法として、傾斜地をたいらに
して在来の中高層マンションを立てる建築物があるが、
今現在、殆どこの方法で行われているのが事実である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】図4(その1)より、建築基準法の、窓6が
=採光に有効な窓面積≧部屋面積×1/7、且つ、部屋面
積≧部屋1+部屋2で随時開放できる襖、又は、障子で
仕切られている場合は、二部屋を一室とみなす、とされ
ている間取りは、2部屋が限度で容積が使い切れない。
【0008】図4(その1)は、部屋1の窓は無く、部
屋2の窓6からの間接採光になる。
【0009】図4(その1)は、部屋1と部屋2の間仕切
りは随時開放できる、襖又は障子となると、部屋の独立
性と間取りに制約を受ける、
【0010】図4(その1)は、共用廊下が地下のトン
ネル状になり、自然排煙や自然光が取れない。その為、
各階ごとに機械排煙設備を設けなければならない。
【0011】図4(その1)は、日中も照明が必要にな
る。
【0012】図5(その2)は、2戸を一組として角部
屋を形成し、窓4・窓5・を設け側面より採光を取るが、
採光の面では問題はないが、住戸間の空間が多すぎて面
積及び容積が取りきれない。
【0013】上記の第3の間取りは、請求項1の空間
を挟み部屋1と部屋2の配列に似た間取り、これも採光の
面では問題ないが、部屋1・部屋2だけでは面積が伸び
きれずあまり採用されない。
【0014】以上敷地の有効利用を優先した間取りにす
ると採光が取れず。採光を取ろうとすると敷地の有効利
用が出来ない。
【0015】図5(その2)は、採光が取れたにして
も、空間を挟み窓が対面する為、プライバシーを守る意
味で思わしくない。
【0016】図5(その2)に限らず一般的な問題とし
て共用部に面する窓は防犯のため面格子を入れる、その
ため開放感が損なわれる。
【0017】前述の第4の方法では、傾斜地を平らに
して在来の中高層マンションを建てるという方法は、切
り取った部分と残す部分の境目に土留めの擁壁を必要と
し、又、大量の土を処分をしなければならずコスト高に
なる、だがこの方法が多いというのは、上記在来の、
、、の方法依り建築面積が上回り、全体のコスト
の面で勝ってたといえる、しかし、この方法は在来工法
の中高層建物となるので、ユニット間取りとはコストの
比較は出来るが雛壇式建物でないので、間取りの比較は
出来ない。
【0018】
【課題を解決するための手段】
【0019】部屋1と部屋2と部屋3に空間7-1と空間
7-2を挟んで交互に配置してなるユニット間取りであっ
て、X方向の長さをbとし、Y方向の長さをcとしたと
きの各部屋の大きさは、b×cとし、X方向の長さをa
とし、Y方向の長さをfとしたときの各空間の大きさ
は、a×fとして、又、部屋1、部屋2の、空間7-1、
空間7-2に面する壁に、窓4、窓5設け、窓の巾をw1と
し採光に有効な窓の高さをh1としたときの窓4の大きさ
は、窓4=w1×h1とし、窓の巾をw2とし採光に有効な窓
の高さをh2にしたときの窓5の大きさは、窓5=w2×h
2とし、bの長さを一定にしたとき、部屋1のcの長さ
は、c1≦(w1×h1×7)/bとし、部屋2のcの長さ
は、c2≦(w2×h2×7)/bとするユニット間取り。
【0020】上記ユニット間取りを、X方向に、上に1
スパン(a+b)ずつずらしながら、部屋1の上に部屋2
を部屋2の上に部屋3が重なるように積上げる。
【0021】
【発明の実施の形態】
【0022】図2、8の自由コアー(居間、キッチン、
バスルーム、トイレ、玄関、その他等)を含むユニット
間取りを、Y方向に、左右対称に配置する。
【0023】図3、8の自由コアーを含むユニットを、
X方向に、上に1スパン(a+b)ずつずらしながら、部
屋1の上に部屋2が、部屋2の上に部屋3がくるように
積み上げていくと、
【0024】図3、空間7は、空間7-1、空間7-2のピッ
チが同じため最上階迄吹き抜ける。部屋1・部屋2の窓
はこの空間7に面する事になる。
【0025】(図3)又、共用廊下10もこの空間7が
有る事により吹き抜けに面する事になる。
【0026】
【実施例】
【0027】図1、傾斜地におけるユニット間取りを提
供する。このユニット間取りは1住戸を構成する一部分
で有りコアー8(居間、キッチン、バスルーム、トイ
レ、玄関、その他等)と組むことにより1住戸をなす。
ユニット間取りは、次ぎのように構成されている。a=2.
0mにした場合の各長さの目安は、b≒2a≒4.0m、c≒1.5
a≒3.0m、f≒c/1.7≒1.8mとなり、部屋1=b×c、空間7
-1=a×f、部屋2=b×c、空間7-2=a×f、部屋3=b×c
の順に並べ、部屋1及び部屋2の空間7-1と空間7-2に面
する壁にそれぞれ、窓4、窓5を設ける、これらの面積
を有する二つの空間7と、それを挟む、b×cの面積を有
する三つの部屋と二つの窓から成る形状を一つのユニッ
ト間取りとして特定し、コアー8と共に1住戸を構成し
パターン化させる。
【0028】図3、パターン化したユニット間取りを、
上に1スパン(a+b)ずつずらし、部屋1の上に部屋2
が、部屋2の上に部屋3がくるように積み上げていく。
【0029】 図1。のユニット間取りの部屋とは、建
築基準法の居室部分と同じで物入れ等は含まないで良
い。
【0030】図1。又、ユニット間取り+自由コアー8
(居間、キッチン、バスルーム、トイレ、玄関、その他
等)で1住戸を形成する。
【0031】図1。自由コアー8の大きさを変える事に
よりパターンが増やせる。
【0032】図1。ユニット間取りの窓は2箇所指定し
ただけで有るが、これは必要最小限の指定で実際には指
定以外の開口部も必要で有る。
【0033】建物の最上階、最下階及び両妻側は必ずし
も、ユニット間取りが良いとは限らない、その場合、ユ
ニット間取り側とうまく取合うよう工夫する必要があ
る。
【0034】又、ユニット間取りを有した建物と在来の
中高層を組合せた建物も考えられる。
【0035】図2。其の他、空間7に面し、X0の線上
に、袖壁を≧0.5m付けると、隣住戸とのプライバシー
も守られ、同時に防火壁の役割を果たし、窓廻りの材質
仕様制限も受けなくなる。
【0036】
【発明の効果】
【0037】請求1の各部屋の配置と空間7が関係し有
ってなる効果は下記の通りである。
【0038】効果は、図4(その1)の間取り、及
び、第3の間取りの、請求項1の空間を挟み部屋1と部
屋2の配列に似た間取りでは、上述の如く採光を確保出
来る部屋数は、部屋の大きさを同一として、2部屋であ
るが、E型間取り(図1)の特徴である部屋数は3部屋
ある。
【0039】効果は、図5(その2)のように、採光
を取るための住戸間の空地も要らず、図1のユニット間
取りは、空間7の面積が必要最小限に押さえられる事に
依り、建築面積も増え、前記と合間って容積も飛躍的に
上がり、土地に対し最大限の有効利用が出来る。
【0040】効果、(図3)ユニット間取の部屋1.
部屋2の採光は空間7に面する窓4.窓5にて確保され
る。
【0041】効果、(図3)ユニット間取の部屋1、
部屋2、の採光は、直接採光で、共用廊下から手の届か
ない高い位置にある爲、面格子が要らない窓となり、明
るい部屋になる。
【0042】効果、(図3)プライバシーに関して
も、ユニット間取は対向する窓が無く、窓を空けていて
も覗かれる心配が無いので、開放感が生まれる。
【0043】効果、(図3)ユニット間取りの空間7
の最下階は共用廊下10となる。
【0044】効果、(図3)ユニット間取りの共用廊
下10は、地下扱いになるが、空間7が吹き抜けている
ので自然排煙が出来る。
【0045】効果、(図3)共用廊下はユニット間取
りの空間7がトップライトの役割をはたすため、日中の
照明は要らない。
【0046】効果、(図1)ユニット間取りをコアー
8と共にパターン化する事に依り、設計・積算・施工の
簡略化も計れる。
【0047】その他、課題中の傾斜地を平らにして在来
の中高層マンションを建てるという方法は、傾斜地の切
り取った部分と残す部分の境目に土留めの為、擁壁を必
要とし、又、大量の残土処分をしなければならないが、
ユニット間取を積み上げてなる建築物は傾斜に沿って建
てるので土留め擁壁もいらず、土の処分も少なくてす
み、コストダウンになる。
【0048】在来の中高層マンションとパターン化した
ユニット間取の建築物の大きな違いは、バルコニーの大
きさで、中高層マンションはハネ出しのバルコニーで、
2m以下とされているが、雛壇式の場合、ずれて出来る
下の住戸の屋根部分が上の階の住戸のルーフバルコニー
となり、一般マンションは庭が無いのが当たり前とされ
ているが、雛壇式マンションであるパターン化したユニ
ット間取りは、ルーフバルコニー付きマンションとな
る。
【0049】以上11項目にわたり、課題を全て満足さ
せ、しかも、土地の有効利用も図れ、ただ取れば良いと
言うことでは無く、集合住宅として理想的な間取りにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本平面図である。
【図2】基本平面図を左右対称に連続配置した平面図で
ある。
【図3】A-Aにおける断面透視図である。
【図4】従来のひな壇式にした場合(その1)の平面図
である。
【図5】従来のひな壇式にした場合(その2)の平面図
である。
【符点の説明】
1部屋1 2部屋2 3部屋3 4部屋1の窓 5部屋2の窓 6部屋3の窓 7空間(7-1、7-2) 8自由コアー(居間、キッチン、バスルーム、トイレ、
玄関、その他等) 9ルーフバルコニー 10共用廊下 11袖壁 12採光斜線10:4

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部屋1と部屋2と部屋3に空間7-1と空間
    7-2を挟んで交互に配置してなるユニット間取りであっ
    て、X方向の長さをbとし、Y方向の長さをcとしたと
    きの各部屋の大きさは、b×cとし、X方向の長さをa
    とし、Y方向の長さをfとしたときの各空間の大きさ
    は、a×fとして、又、部屋1、部屋2の、空間7-1、
    空間7-2に面する壁に、窓4、窓5設け、窓の巾をw1と
    し採光に有効な窓の高さをh1としたときの窓4の大きさ
    は、窓4=w1×h1とし、窓の巾をw2とし採光に有効な窓
    の高さをh2にしたときの窓5の大きさは、窓5=w2×h
    2とし、bの長さを一定にしたとき、部屋1のcの長さ
    は、c1≦(w1×h1×7)/bとし、部屋2のcの長さ
    は、c2≦(w2×h2×7)/bとする事を特徴とする建
    築物のユニット間取り。
  2. 【請求項2】請求項1項のユニット間取りを、X方向
    に、上に1スパン(a+b)ずつずらしながら、部屋1の
    上に部屋2を、部屋2の上に部屋3が重なるように積上
    げてなるユニット間取りで有る。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006015408A1 (en) * 2004-08-09 2006-02-16 Silverbrook Research Pty Ltd Cyanine dye having reduced visible absorption
CN104631859A (zh) * 2015-03-03 2015-05-20 上海天华建筑设计有限公司 山地住宅

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006015408A1 (en) * 2004-08-09 2006-02-16 Silverbrook Research Pty Ltd Cyanine dye having reduced visible absorption
CN104631859A (zh) * 2015-03-03 2015-05-20 上海天华建筑设计有限公司 山地住宅

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