JP2002106184A - 収納付き建物 - Google Patents

収納付き建物

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JP2002106184A
JP2002106184A JP2000335218A JP2000335218A JP2002106184A JP 2002106184 A JP2002106184 A JP 2002106184A JP 2000335218 A JP2000335218 A JP 2000335218A JP 2000335218 A JP2000335218 A JP 2000335218A JP 2002106184 A JP2002106184 A JP 2002106184A
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walking
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Hiroyuki Murata
弘之 村田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な広さと利便性をもった収納区画を確保
できるとともに、建物高さを抑制できる収納付き建物を
提供する。 【解決手段】 建物10全体の階層間収納区画132,
133および小屋裏収納区画134、つまり各収納用床
面142,143,144を平面視で互いに重ならない
状態に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収納付き建物に関
し、住宅用あるいは事務用の建物に利用できる。
【0002】
【背景技術】従来、住宅用あるいは事務用の建物におい
ては、物品を収納するための収納区画を確保することが
必須である。特に、都市部においては建物が狭小化して
おり、収納区画の確保のために様々な対応がとられてい
る。
【0003】例えば、天井裏に上れるような開閉可能な
扉および梯子を設け、天井裏を収納区画として利用する
ことがなされている。特に、天井裏が屋根裏である場
合、人が歩行可能な比較的大きな空間を確保することが
でき、小屋裏収納区画として利用が進められている。
【0004】また、床下に降りられるような扉および梯
子を設け、床下あるいは地下を収納空間として利用する
こともなされている。更に、人が歩行はできないが収納
には利用可能な中二階のような階層を形成し、階層間収
納区画として利用することもなされている。
【0005】前述した小屋裏収納区画あるいは階層間収
納区画においては、一般に天井高を規定高さ(例えば
1.4m)以下に設定されている。これは、規定高さ以
上にすると、当該収納区画を建物の床面積として算定さ
れ、建坪率や容積率の点で影響がある等の理由による。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、より多くの
収納区画を確保するべく、複数階層に収納空間を設ける
ことが望まれる。しかし、このように収納空間を増やし
ていくと建物高さが増すという問題がある。
【0007】例えば、通常の居室区画では、快適さを確
保するために天井高に所定高さ(例えば2.4m)が必
要である。ここに、床上方に収納用床面を形成して階層
間収納区画を形成したとする。この収納区画は天井高が
前述した規定高さ(例えば1.4m)以下である必要が
あるが、利便性を考慮すれば規定高さぎりぎりで設定す
ることが望ましい。
【0008】このような場合、居室自体の床面から天井
までの高さは、各々の合計(2.4m+1.4m=3.
8m)となり、標準の状態に対して相当な高さ増とな
る。更に、この居室内で収納区画が重なった場合、各々
の合計は更に増加(2.4m+1.4m+1.4m=
5.2m)となり、通常の建物としては適用が困難とな
る。
【0009】一方で、建物の高さを抑制するために各収
納区画の天井高さを抑制すると、利用にあたっての立ち
入りが困難になる等、利便性での問題を生じることにな
る。
【0010】本発明の目的は、十分な広さと利便性をも
った収納区画を確保できるとともに、建物高さを抑制で
きる収納付き建物を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、建物全体とし
て複数の収納用床面を有する収納付き建物において、建
物全体の各収納用床面が平面視で互いに重ならない状態
に配置されていることを特徴とする。あるいは、任意階
層に複数の収納用床面を有する収納付き建物において、
任意階層の各収納用床面が平面視で互いに重ならない状
態に配置されていることを特徴とする。
【0012】このような構成においては、収納用床面を
複数設けても互いに重ならないことになるため、建物全
体としてあるいは任意階層における居室空間高さを抑制
することができる。特に、建物全体として収納用区画の
重なりを回避する場合、スキップフロア等の利用によ
り、収納用区画部分を互いにずらした入れ子構造等にす
ることができ、建物全体としての高さ抑制が可能であ
る。一方、オフィスビルやマンション等の共同建物の場
合、各階層は平坦であることが望ましいが、任意階層に
おいて収納用区画の重なりを回避することで、各階層の
高さを抑制することができ、結果として建物全体の高さ
抑制が可能となる。
【0013】本発明において、前記収納用床面の一部は
上方に歩行用床面が配置されて天井高が規定寸法より低
くなった階層間収納区画とすることができる。また、前
記収納用床面の一部は屋根構造内に配置されかつ天井高
が規定寸法より低い小屋裏収納区画とすることができ
る。更に前記収納用床面の一部は床下構造内に配置され
かつ天井高が規定寸法より低い床下収納区画とすること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 (第1実施形態)図1において、建物10には一階11
および二階12がある。最上部には勾配屋根101が形
成されている。一階11には居室110があり、その天
井高さH10は居室としての快適さに必要とされる所定
寸法(例えば2.4m)より大きくとられている。二階
12には居室120があり、基本床構造121の上方に
は部分床構造122,123,124が形成されてい
る。
【0015】部分床構造122,123と基本床構造1
21との間には階層間収納区画132,133が形成さ
れ、基本床構造121の表面のうちこの階層間収納区画
132,133に面した領域は収納用床面142,14
3とされる。階層間収納区画132,133における天
井高さH22は床面積として算定されない規定高さ(例
えば1.4m)より小さくとられている。
【0016】部分床構造124と勾配屋根101との間
には小屋裏収納区画134が形成され、部分床構造12
4の表面は収納用床面144とされる。小屋裏収納区画
134における天井高さH23は床面積として算定され
ない規定高さ(例えば1.4m)より小さくとられてい
る。
【0017】基本床構造121の表面のうち収納用床面
142,143を除く部分は歩行用床面151とされ、
上方の部分床構造124との間には天井高さH20が確
保されている。部分床構造122,123の表面は歩行
用床面152,153とされ、上方の勾配屋根101と
の間には実質的に天井高さH21が確保されている。
【0018】これらの天井高さH20,H21は居室と
しての快適さに必要とされる所定寸法(例えば2.4
m)より大きくとられている。なお、歩行用床面151
から歩行用床面153にかけて階段102が設置され、
歩行用床面152から収納用床面144にかけて階段1
03が設置され、互いに通行ができるようになってい
る。
【0019】このような本実施形態においては、収納用
床面142,143と歩行用床面152,153とが互
いに対応して重なっており、収納用床面144と歩行用
床面151とが互いに対応して重なっている。従って、
二階12においては、収納用床面どうしが重なる部分は
なく、収納用床面は必ず歩行用床面と重なり、居室とし
ての天井高さに収納区画としての高さを加算した高さに
抑制できる。
【0020】また、一階11と合わせて建物10全体と
して見ても、収納用床面どうしが重なる部分はなく、建
物10全体としての高さをも抑制することができる。
【0021】(第2実施形態)図2において、建物20
は複数階層のビルディングであり、その一部の基本床構
造201,202の間には居室203が形成されてい
る。基本床構造201と基本床構造202との間には部
分床構造221,222が形成されている。
【0022】部分床構造221と基本床構造201との
間には階層間収納区画231が形成され、基本床構造2
01の表面のうちこの階層間収納区画231に面した領
域は収納用床面241とされる。階層間収納区画231
における天井高さH22は床面積として算定されない規
定高さ(例えば1.4m)より小さくとられている。
【0023】部分床構造222と基本床構造202との
間には小屋裏収納区画232が形成され、部分床構造2
22の表面は収納用床面242とされる。小屋裏収納区
画232における天井高さH23は床面積として算定さ
れない規定高さ(例えば1.4m)より小さくとられて
いる。
【0024】基本床構造201の収納用床面241でな
い部分は歩行用床面252とされ、上方の部分床構造1
24との間には天井高さH20が確保されている。部分
床構造221の表面は歩行用床面251とされ、上方の
基本床構造202との間には実質的に天井高さH21が
確保されている。
【0025】これらの天井高さH20,H21は居室と
しての快適さに必要とされる所定寸法(例えば2.4
m)より大きくとられている。なお、歩行用床面252
から歩行用床面251にかけて階段203が設置され、
歩行用床面251から収納用床面242にかけて階段2
04が設置され、互いに通行ができるようになってい
る。
【0026】このような本実施形態においては、収納用
床面241,242と歩行用床面251,252とが互
いに対応して重なっている。従って、居室203がある
階層においては、収納用床面どうしが重なる部分はな
く、収納用床面は必ず歩行用床面と重なり、居室として
の天井高さに収納区画としての高さを加算した高さに抑
制できる。
【0027】(第3実施形態)図3において、建物30
は複数階層のビルディングであり、その一部の基本床構
造301,302の間には二階層分の居室303,30
4が形成されている。基本床構造301と基本床構造3
02との間には段差状に折曲された中間床構造305が
形成されている。この中間床構造305により居室30
3を含む下側階層L1と居室304を含む上側階層L2
とが区画されている。中間床構造305の段差部分に
は、それぞれ部分床構造321,322が形成されてい
る。
【0028】部分床構造322と中間床構造305との
間には床下収納区画332が形成され、中間床構造30
5の表面のうちこの床下収納区画332に面した領域は
収納用床面342とされる。床下収納区画332におけ
る天井高さH22は床面積として算定されない規定高さ
(例えば1.4m)より小さくとられている。
【0029】部分床構造321と中間床構造305との
間には階層間収納区画331が形成され、部分床構造3
21の表面は収納用床面341とされる。小屋裏収納区
画331における天井高さH23は床面積として算定さ
れない規定高さ(例えば1.4m)より小さくとられて
いる。
【0030】居室304において、中間床構造305の
収納用床面342でない部分および部分床構造322の
表面は歩行用床面352,353,354とされ、上方
の基本床構造302との間には天井高さH21が確保さ
れている。居室303において、基本床構造301の上
面は全て歩行用床面351となっており、上方の中間床
構造305および部分床構造321との間には天井高さ
H20が確保されている。
【0031】これらの天井高さH20,H21は居室と
しての快適さに必要とされる所定寸法(例えば2.4
m)より大きくとられている。
【0032】このような本実施形態においては、収納用
床面341は歩行用床面351,352と重なってお
り、収納用床面342は歩行用床面351,354と重
なっているだけである。従って、居室303,304に
おいて、収納用床面どうしが重なる部分はなく、収納用
床面は必ず歩行用床面と重なり、居室としての天井高さ
に収納区画としての高さを加算した高さに抑制できる。
【0033】特に、居室303,304の階層を隔離す
る中間床構造305を段差状に形成することにより、各
階層で生じる収納用床面341,342による高さ増加
分を入れ子状に組み合わせることができ、建物30とし
ての高さの抑制を図ることができる。
【0034】なお、部分床構造322の延長上に開閉可
能な蓋体306を設け、床下収納区画332を拡張して
もよい。この場合、歩行用床面353も収納用床面34
2に繰り込まれる。一方、蓋体306の表面は歩行用床
面354に繰り込まれる。
【0035】(変形)なお、本発明は前記各実施形態に
限定されるものではなく、具体的構造や配置形状は実施
にあたって適宜選択すればよい。例えば、図4の建物4
0のように、階層間収納区画431,432,433と
小屋裏収納区画434,435とが互い違いに配置され
ているもの等としてもよい。この場合でも互いに重なっ
ていないので当該階層における高さを抑制することがで
きる。
【0036】また、各建物10〜40の構法は任意であ
り、鉄筋コンクリート造、木造軸組構造、木質パネル工
法、箱形ユニット工法等であってもよく、全て現場施工
であっても一部工場施工のプレハブ建築であってもよ
い。更に、複数階層のビルディング状であるか、低層の
建物であるかの規模の別、事業用のオフィスビル等であ
るか共同住宅か個人住宅であるか等の用途の別も問わな
い。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、建物全体の各収納用床
面が平面視で互いに重ならない状態に配置されているた
め、建物全体としてあるいは任意階層における居室空間
高さを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の建物を示す模式的な縦
断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の建物を示す模式的な縦
断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態の建物を示す模式的な縦
断面図である。
【図4】本発明の変形例の建物を示す模式的な縦断面図
である。
【符号の説明】
10,20,30,40 建物 142,143,144,241,242,341,3
42 収納用床面 151,152,153,251,252,351,3
52,353,354歩行用床面 132,133,231,431,432,433 階
層間収納区画 134,232,331 小屋裏収納区画 332 床下収納区画

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物全体として複数の収納用床面を有す
    る収納付き建物において、建物全体の各収納用床面が平
    面視で互いに重ならない状態に配置されていることを特
    徴とする収納付き建物。
  2. 【請求項2】 任意階層に複数の収納用床面を有する収
    納付き建物において、任意階層の各収納用床面が平面視
    で互いに重ならない状態に配置されていることを特徴と
    する収納付き建物。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した収納
    付き建物において、前記収納用床面の一部は上方に歩行
    用床面が配置されて天井高が規定寸法より低くなった階
    層間収納区画であることを特徴とする収納付き建物。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3までの何れかに記
    載した収納付き建物において、前記収納用床面の一部は
    屋根構造内に配置されかつ天井高が規定寸法より低い小
    屋裏収納区画であることを特徴とする収納付き建物。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までの何れかに記
    載した収納付き建物において、前記収納用床面の一部は
    床下構造内に配置されかつ天井高が規定寸法より低い床
    下収納区画であることを特徴とする収納付き建物。
JP2000335218A 2000-09-27 2000-09-27 収納付き建物 Pending JP2002106184A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218053A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Misawa Homes Co Ltd 蔵型収納付き建物
JP2008045300A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sumitomo Forestry Co Ltd 採光構造部分を備える建物
JP2008196111A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Misawa Homes Co Ltd 建物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218053A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Misawa Homes Co Ltd 蔵型収納付き建物
JP2008045300A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Sumitomo Forestry Co Ltd 採光構造部分を備える建物
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