JP1719880S - 住宅 - Google Patents

Abstract

この建築物は、木造住宅であり、専用住宅、併用住宅のいずれにも適用できる。併用住宅の場合、賃貸併用住宅、店舗併用住宅などとして用いられる。この建築物の階段の構造は、木造である。参考図１（部分拡大１階ロフト平面図）及び参考図２（部分拡大２階平面図）に示すとおり、この建築物の階段の踊場は、階段幅Ｗ１とほぼ同寸法の踊場幅Ｗ２の広さを有する部分と、階段幅Ｗ１よりも長い寸法の踊場幅Ｗ３の広さを有する部分とからなる。階段の踊場に隣接した位置には、建築物の上下方向に貫通した空間（例えばパイプシャフト（ＰＳ））が設けられる。この建築物の階段は、建築物の内部に設置され、建築物の平面においてほぼ中央部分に配置される。 この建築物には、木造の二重階段が設置されてもよい。二重階段は、第１階段と第２階段を有し、第１階段と第２階段は、同一の領域において互いに隣接して重ねて設けられている。下階と上階で二重階段の両側にそれぞれ居室等の室が設けられる。二重階段によれば、二つの階段が異なる領域に離れて設けられる場合と比べて、建築面積に対して二つの階段が占有する割合が低くなり、建築物において室として利用可能なスペースが相対的に増加する。二重階段によれば、この建築物を例えば１家族が使用する専用住宅とし、下階における階段の両側の室同士、上階における階段の両側の室同士で互いにアクセスできる場合であっても、敷地内に階段が二つ設けられていることが利用可能なスペースの制約とはならない。この建築物を例えば賃貸併用住宅などとし、上階における階段の両側の室同士で互いにアクセスできないように各室間が仕切られる場合、上階の一方の室には第１階段のみでアクセス可能とし、上階の他方の室には第２階段のみでアクセス可能とすることができるため、異なる階段が使用されることによって、居住者間のプライバシーを確保できる。また、下階と上階の両方において、階段の両側の室同士で互いにアクセスできないように各室間が仕切られる場合、下階の片方の室と上階の片方の室を組み合わせることで、メゾネットとすることもできる。