JP3067016U - 集合住宅の吹き抜け構造 - Google Patents

集合住宅の吹き抜け構造

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JP3067016U
JP3067016U JP1999006618U JP661899U JP3067016U JP 3067016 U JP3067016 U JP 3067016U JP 1999006618 U JP1999006618 U JP 1999006618U JP 661899 U JP661899 U JP 661899U JP 3067016 U JP3067016 U JP 3067016U
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floor door
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章 小田島
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章 小田島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅において立体的に空間を使った住宅
を造り、集合住宅にゆとりと豊かさの感じられる住戸を
得ることを課題とする。 【解決手段】 集合住宅の上下に隣接する下階戸1a、
中間階戸1、上階戸1bの三住戸において、中間階戸
に、下階戸又は下階戸と上階戸とが利用する囲繞空間3
を上下にわたり形成し、前記囲繞空間3の上部に下階戸
の天井5を設けて、天井面までを下階戸の吹き抜け区間
6として集合住宅の吹き抜け構造を構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、マンションなどの集合住宅の吹き抜け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
集合住宅においては、各住戸の高さは上下の床間の距離で決定づけられており 、空間利用は平面的な利用に限られていた。 立体的に空間を利用した住戸の構造としては、上下2つの層を1住戸として構 成するいわゆるメゾネットタイプの住戸も存在するが、メゾネットタイプの住戸 は階段が必要となり、専有面積が有効に活用できないほか、2階に分割されるた めに住空間が狭く感じられるなどの問題点を有している。 そして、床面をフラットにしつつ天井空間を拡大する構造は提案されていない 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、集合住宅において、上下の床間の距離の制約を受けない、立体的 に空間を使った住宅を造り、集合住宅にゆとりと豊かさの感じられる住戸を得る ことを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、集合住宅の上下に隣接する下階戸、中間階戸、上階戸の三住戸に おいて、中間階戸に、下階戸又は下階戸と上階戸とが利用する囲繞空間を上下に わたり形成し、前記囲繞空間の上部に下階戸の天井を設けて、天井面までを下階 戸の吹き抜け空間として集合住宅の吹き抜け構造を構成する。ここで、天井面を 上階戸の床面と同等の高さとして、囲繞空間の全てを下階戸の専有空間としても 、また天井面の上方に若干の空間を設けて、この空間を上階戸の専有空間とする こともできる。 請求項2の考案は、中間戸に加えて下階戸及び上階戸にも、中間戸の囲繞空間 と異なる位置に囲繞空間を設け、各囲繞空間の上部に天井を設け、天井の下方を 各囲繞空間の1階下の階の住戸の吹き抜け空間としたものである。
【0005】 請求項3の考案は、吹き抜け空間に採光窓を設け、採光効果を得るものであり 、請求項4の考案は、囲繞空間の上方に若干の空間を設け、この空間を上階戸の 専有空間としたものである。この空間は、物入れ等に使用することができる。
【0006】
【作用】
この考案において、中間階戸に設けた囲繞空間の下部は下階戸の吹き抜け空間 となるので、最上階でなくとも、またメゾネットタイプでなくとも吹き抜け空間 を備えた住戸が得られ、立体的に広がりのある居住空間を得ることができる。 請求項2の考案によれば、すべての階の住戸に吹き抜け空間と床下収納庫を備 えることができる。 また、請求項3の考案によれば、採光性が向上し、請求項4の考案によれば上 階戸の収納スペースを増大させることができる。
【0007】
【考案の実施の形態1】 図1、図2において、符号1は集合住宅の中住戸であり、同じ間口で上下に住 戸1,1a、1bが重なっている。前記住戸1、1a、1bの採光面2側に、こ の発明の構造が採用されている。以下、中間階の住戸を中間階戸1,下階の住戸 を下階戸1a、上階の住戸を上階戸1bとして表す。 なお、下階戸1aと上階戸1bとは同一の構造であり、図2において下階戸1 aの1階下及び上階戸1bの1階上には中間階戸1と同じ構造の住戸が位置する 。
【0008】 中間階戸1の採光面2側に囲繞空間3が設けてある。この囲繞空間3は住戸1 の空間とは壁4で隔てられており、住戸1から出入りすることはできない。そし て、前記囲繞空間3の下方は下階戸の1aに開放されており、囲繞空間3の上方 は上階戸1bに開放されている。
【0009】 前記囲繞空間3の上部には下階戸1aの天井5が設けてあり、囲繞空間3は天 井5までが下階戸1aの吹き抜け空間6を構成している。この吹き抜け空間6は 、採光面に窓9を設けてある。一方前記囲繞空間3は天井5より上方が上階戸1 bの空間であり、囲繞空間3の上端には上階戸1bの床面と同じ高さで床板7が 敷設してある。この床板7は開閉可能としてあり、前記天井5の上面と床板7と の間が、床下収納庫8を構成している。
【0010】 上記構成を集合住宅の上下階にわたり採用することにより、前記下階戸1aは 下階戸1aの1階下の階の住戸(中間階戸1と同じ構造)に設けられた囲繞空間 3の上部に形成される床下収納庫8を利用することができるので、前記下階戸1 aは吹き抜け空間6と床下収納庫8を備えた住戸となる。また、前記上階戸1b は、上階戸1bの1階上の階の住戸(中間階戸1と同じ構造)に設けられた囲繞 空間3の下部に形成される吹き抜け空間6を利用することができるので、前記上 階戸1bもまた吹き抜け空間6と床下収納庫8とを備えた住戸となる。 したがって、中間階戸1に相当する住戸以外は、吹き抜け空間と床下収納庫の 双方を備えた住戸となる。
【0011】
【考案の実施の形態2】 図3、図4は請求項2の発明に関するものである。 ここで、中間階戸1は図1に示す構造と同様に、採光面の一側(図1中左側) に囲繞空間3が設けてあり、下階戸1a及び上階戸1bは、前記囲繞空間3と異 なる位置である採光面の他側(図3中右側)に囲繞空間3a、3bが設けてある 。 そして、各囲繞空間3、3a、3bの上部には天井5が設けてあり、囲繞空間 3の上端開口部にはそれぞれ開口した階の住戸の床板7が開閉可能に敷設してあ る。 したがって、すべての階の住戸が吹き抜け空間6と床下収納庫8を備えたもの となる。
【0012】 上記各実施形態においては、吹き抜け空間に採光窓を設けたので、採光性を向 上させることができるが、採光窓を設けることは必須ではない。また、天井の上 方を上階戸の専有空間として上階戸の床下収納庫を設けたが、上階戸の専有空間 を設けることも必須ではない。天井を上階戸の床面に合わせて設けて、下階戸の 吹き抜け空間を拡大してもよい。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、中間階戸に囲繞空間を形成し、囲繞空間の下部を下階の居 住空間につながった吹き抜け空間としたので、最上階でなくとも、またメゾネッ トタイプでなくとも、上下階の床間の距離の制約を受けずに、従来と違った高さ 空間である吹き抜け空間のある住戸を得ることができる。 また、請求項2の考案によれば、最上階以外のすべての階の住戸を吹き抜け空 間きとすることができ(なお、最上階は吹き抜け空間なし)、集合住宅の居住性 を大きく向上させることができる。すなわち、全住戸不公平なく立体的に空間を 使った住宅を造ることができ、そこに住まう人に豊かさとゆとりを与えることが できる。 更に、請求項3の考案によれば、採光面の少ない中住戸であっても高い採光性 を得ることができ、請求項4の考案によれば、囲繞空間の上部を上階の専有空間 としたので、コンクリート構造であっても床下収納庫を容易に得ることができ、 集合住宅の収納力を向上させることができる。 すなわち、この考案によれば、集合住宅の住戸を立体的に構成することができ 、集合住宅に豊かさとゆとりが生まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中間層住戸の平面図
【図2】 実施形態1の断面図
【図3】 実施形態2の上住戸及び下住戸の平面図
【図4】 上住戸の断面図
【符号の説明】
1 中間階戸 1a 下階戸 1b 上階戸 2 採光面 3 囲繞空間 4 壁 5 天井 6 吹き抜け空間 7 床板 8 床下収納庫 9 採光窓

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集合住宅の上下に隣接する下階戸、中間
    階戸、上階戸の三住戸において、中間階戸に、下階戸及
    び/又は上階戸が利用する囲繞空間を上下にわたり形成
    し、前記囲繞空間の上部に下階戸の天井を設けて、天井
    面までを下階戸の吹き抜け空間とした、集合住宅の吹き
    抜け構造
  2. 【請求項2】 中間戸に加えて下階戸及び上階戸にも、
    中間戸の囲繞空間と異なる位置に囲繞空間を設け、各囲
    繞空間の上部に天井を設け、天井の下方を各囲繞空間の
    1階下の階の住戸の吹き抜け空間とした、請求項1記載
    の集合住宅の吹き抜け構造
  3. 【請求項3】 吹き抜け空間には採光窓を設けた、請求
    項1又は2に記載の集合住宅の吹き抜け構造
  4. 【請求項4】 囲繞空間は、天井の上方に若干の空間を
    有し、この空間は当該囲繞空間が設けられた階の1階上
    の住戸の専有空間とした、請求項1ないし3の何れかに
    記載の集合住宅の吹き抜け構造
JP1999006618U 1999-08-31 1999-08-31 集合住宅の吹き抜け構造 Expired - Lifetime JP3067016U (ja)

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