JP2002121791A - 排水路の形成方法および排水路装置 - Google Patents

排水路の形成方法および排水路装置

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JP2002121791A
JP2002121791A JP2000312502A JP2000312502A JP2002121791A JP 2002121791 A JP2002121791 A JP 2002121791A JP 2000312502 A JP2000312502 A JP 2000312502A JP 2000312502 A JP2000312502 A JP 2000312502A JP 2002121791 A JP2002121791 A JP 2002121791A
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drainage
drainage channel
building
diameter
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JP2000312502A
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Naoshi Shimoda
直志 霜田
Hiroshi Abe
弘 阿部
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Maezawa Kasei Kogyo KK
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Maezawa Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベンド管へのフレキシブル管の挿脱が容易な
排水路の形成方法を提供する。 【解決手段】 略水平な方向から下方に向けて湾曲した
後、略水平な方向に向けて湾曲した略クランク状のベン
ド管11を形成する。ベンド管11を住宅2の基礎3内から
外側地中域へと貫通させ、ベンド管11にフレキシブル管
21を挿脱可能に挿通する。フレキシブル管21の上流端部
23に排水設備を接続し、下流端部22を排水路へと接続し
て住宅2の排水路を形成する。ベンド管11の湾曲程度が
少なくなるので、ベンド管11に対するフレキシブル管21
の挿脱作業を容易にできる。ベンド管11へのフレキシブ
ル管21の挿脱が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物内の排水施設
を建物外の排水路へと接続する排水路の形成方法および
排水路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排水路の形成方法として
は、建物の基礎を形成する以前の状態で、排水管が基礎
内に埋設する部分は、予め排水管を配管して配筋に固定
した後、型枠内にコンクリートを打設する、または基礎
を形成するとき型枠を形成し、この型枠に排水管が貫通
する箇所に、紙製のボイド管を固定してコンクリートを
打設する。
【0003】次いで、建物の基礎を形成した後、排水管
の上流端に建物の各排水施設を接続するとともに、この
排水管の下流端を地表面下に埋設した汚水桝などの排水
路へと接続する。
【0004】ところが、この排水路の形成方法では、リ
フォームなどで建物の排水施設を変更した場合などに、
この建物の基礎を貫通した排水管を交換または再利用し
なければならないが、排水管が基礎を貫通しているた
め、排水管を全く取り壊さずに変更することが困難であ
る。このため、排水管の交換や再利用が容易でなく、各
排水施設を排水路へと接続する排水路の補修が容易では
ない。
【0005】そこで、ボイド管の代わりに、例えば塩化
ビニル樹脂製の管体を建物の基礎に貫通させて、この管
体より小径な小径管をこの管体に挿通させる。そして、
この小径管の上流端部に建物の排水設備を接続するとと
もに、この小径管の下流端部を排水路へと接続する排水
路の形成方法が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この排
水路の形成方法では、管体に挿通させた小径管の上流端
部および下流端部を略水平に突出させるために、管体を
屈曲させなければならず、管体への小径管の挿脱が容易
でないという問題を有している。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、管体への小径管の挿脱が容易な排水路の形成方法
および排水路装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の排水路の
形成方法は、建物内の排水施設を建物外の排水路へと接
続する排水路の形成方法であって、略水平な方向から下
方に向けて湾曲した後、略水平な方向に向けて湾曲した
略クランク状の管体を、前記建物の基礎内から外側地中
域へと貫通し、この管体より小径な屈曲可能な小径管を
この管体に挿脱可能に挿通し、この小径管の上流端部に
前記排水設備を接続するとともに、この小径管の下流端
部を前記排水路へと接続するものである。
【0009】そして、この構成では、略水平な方向から
下方に向けて湾曲した後、略水平な方向に向けて湾曲し
た略クランク状の管体を、建物の基礎内から外側地中域
へと貫通させる。次いで、この管体に屈曲可能な小径管
を挿脱可能に挿通した後、この小径管の上流端部に排水
設備を接続し、この小径管の下流端部を排水路へと接続
して、建物の排水路を形成する。このため、建物の排水
施設を変更などする場合であっても、略クランク状の管
体としたため、管体の湾曲程度が少なくなるので、管体
から小径管を引き抜き、この管体に新たな小径管を挿通
させて排水施設を排水路へと接続する作業が容易にな
る。よって、管体への小径管の挿脱が容易となる。
【0010】請求項2記載の排水路の形成方法は、請求
項1記載の排水路の形成方法において、管体は、建物の
基礎の内側に位置する上流端が、少なくとも水平方向に
向けてロート状に拡開しているものである。
【0011】そして、この構成では、少なくとも水平方
向に向かうロート状に管体の上流端を拡開したため、こ
の管体の上流端から突出する小径管の上流端部を少なく
とも水平方向に屈曲または湾曲させことが可能となる。
よって、小径管の配管が容易になるので、建物の排水設
備を排水路へと接続する作業がより容易になる。
【0012】請求項3記載の排水路の形成方法は、請求
項1または2記載の排水路の形成方法において、管体
は、各湾曲部分の内周側が、外方に向けて拡径している
ものである。
【0013】そして、この構成では、管体の各湾曲部分
の内周側を外方に向けて拡径したことにより、この管体
に挿通させた際におけるこの管体の各湾曲部分での小径
管の湾曲が少なくなる。よって、管体に対する小径管の
挿脱が容易になるので、建物の排水設備を変更する際な
どにおける小径管の交換作業が容易になる。
【0014】請求項4記載の排水路装置は、建物内の排
水施設を建物外の排水路へと接続する排水路装置であっ
て、略水平な方向から下方に向けて湾曲した後、略水平
な方向に向けて湾曲した略クランク状であり、建物の基
礎内から外側地中域へと貫通される管体と、この管体に
挿脱可能に挿通されて、上流端部に前記排水設備が接続
され、下流端部が前記排水路へと接続される前記管体よ
り小径な屈曲可能な小径管とを具備しているものであ
る。
【0015】そして、この構成では、略水平な方向から
下方に向けて湾曲した後、略水平な方向に向けて湾曲し
た略クランク状の管体を、建物の基礎内から外側地中域
へと貫通させる。次いで、この管体に小径管を挿脱可能
に挿通した後、この小径管の上流端部に排水設備を接続
し、この小径管の下流端部を排水路へと接続して、建物
の排水路を形成する。この結果、建物の排水施設を変更
などする場合であっても、略クランク状の管体としたた
め、管体から小径管を引き抜き、この管体に新たな小径
管を挿通させて排水施設を排水路へと接続する作業が容
易になる。よって、管体への小径管の挿脱が容易とな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の排水路装置の第1
の実施の形態の構成を図1ないし図3を参照して説明す
る。
【0017】図1ないし図3において、1は排水路装置
で、この排水路装置1は、建物としての住宅2内の図示
しない排水口などの排水施設を、この住宅2の宅地内に
埋設された図示しない排水路としての汚水桝へと接続す
る。また、住宅2の床下には、この住宅2の基礎3であ
る略水平な、いわゆるべた基礎4が形成されている。ま
た、このべた基礎4の基礎スラブから立ち上がって、住
宅2の柱などの基礎3となる、いわゆる布基礎5が形成
されている。これらべた基礎4および布基礎5は、コン
クリートにより打設されている。
【0018】また、排水路装置1は、住宅2の基礎3内
からこの基礎3の外側地中域、すなわち住宅2のべた基
礎4上からこの住宅2の布基礎5の外部位置で地表面S
下へと貫通した管体としてのVU管である曲管、すなわ
ちベンド管11を備えている。このベンド管11は、例えば
呼び径が100mmであり、塩化ビニル樹脂などで軸方
向が下方へ屈曲した後に水平方向に向けて屈曲した略円
筒状に成形されている。
【0019】さらに、このベンド管11の下流端12から上
流側に向けて所定間隔離間した位置を略水平な方向に向
けて湾曲することにより第1湾曲部15が形成されてい
る。また、このベンド管11の第1湾曲部15からさらに上
流側に向けて所定間隔離間した位置をこの湾曲した方向
と対向する方向である略水平な方向に向けて湾曲するこ
とにより第2湾曲部16が形成されている。この結果、ベ
ンド管11は、側面視略S字状である。さらに、このベン
ド管11の内径は、下流端12から上流端13まで略同径寸法
である。
【0020】そして、このベンド管11の上流端13は、べ
た基礎4から斜め、例えば略30°〜45°傾斜して上
方に向けて突出した後、略水平な方向、すなわちべた基
礎4の略水平な上端面6に沿って突出している。ここ
で、べた基礎4の上端面6は、地表面Sより上方に位置
している。さらに、ベンド管11は、略30°〜45°傾
斜した状態でべた基礎4内に埋設されており、下流端12
が布基礎5を貫通して、住宅2の外部位置である地表面
S下に突出している。
【0021】また、ベンド管11の住宅2の基礎3の内側
に位置する上流端13は、先端に向かうに連れて徐々に少
なくとも水平方向に向けて拡開したロート状であるラッ
パ状に形成されている。この上流端の開口部14は、図
2、図3(a)および図3(b)に示すように、水平方向に向
けて拡径した長円状に開口している。また、この開口部
14の両側域は、略円弧状に形成されており、この開口部
14の両側域を繋ぐ上面および下面は、略平行である。
【0022】さらに、ベンド管11の内部には、このベン
ド管11より小径な屈曲可能な小径管である曲り可能管と
しての内面平滑なフレキシブル管21が挿脱可能に挿通さ
れている。このフレキシブル管21は、ベンド管11に挿脱
可能に挿通された際に、このベンド管11内で屈曲または
湾曲する。さらに、このフレキシブル管21は、内面が面
一である。ここで、フレキシブル管21は、例えば屈曲可
能な蛇腹管や、可撓性を有するゴム製のホースなどであ
ってもよい。
【0023】そして、このフレキシブル管21の下流端部
22には、略円筒状の継手体であるソケット24が嵌挿され
て接着固定されており、このソケット24の下流端には円
筒状の塩ビ管25が嵌挿されて接着固定されている。そし
て、この塩ビ管25の下流端は、図示しない排水路として
の汚水桝の流入口に接着接続される。
【0024】また、フレキシブル管21の上流端部23は、
図1および図2に示すように、ベンド管11の上流端13か
ら略水平方向に向けて突出しており、このベンド管11の
開口部14により略水平方向である両側方向に向けて約9
0°湾曲可能である。さらに、フレキシブル管21の上流
端部23には、略円筒状の継手体としてのソケット26が嵌
挿されて接着固定されている。そして、このソケット26
の上流端には、円筒状の塩ビ管27が嵌挿されて接着固定
されており、この塩ビ管27の上流端は、住宅2の図示し
ない排水設備に接続される。
【0025】さらに、ソケット26の上流端から所定距離
離間した塩ビ管27の外周には、フレキシブル管21、ソケ
ット26および塩ビ管27をべた基礎4上の定位置に位置決
め固定する固定手段としてのフロアーバンド28が取り付
けられている。このフロアーバンド28は、べた基礎4の
上端面6に立設固定されている。
【0026】次に、上記第1の実施の形態での排水路の
形成方法について説明する。
【0027】まず、住宅2の基礎3、すなわちべた基礎
4および布基礎5を打設する以前の状態で、上流端13が
べた基礎4の上端面6から突出し、下流端12が住宅2の
外部位置である地表面S下へと貫通するように、ベンド
管11を配設する。
【0028】次いで、ベンド管11の上流端13を、例えば
ぼろ切れなどの閉塞手段で閉塞した後、べた基礎4およ
び布基礎5を打設する。
【0029】この後、ベンド管11にフレキシブル管21を
挿脱可能に挿通させる。
【0030】ここで、ベンド管11にフレキシブル管21を
挿通させ、このベンド管11を所定位置に配設した後、べ
た基礎4および布基礎5を打設してもよい。
【0031】次いで、このフレキシブル管21の上流端部
23を住宅2の排水設備に向けて湾曲させ、このフレキシ
ブル管21の上流端部23にソケット26を接着接続した後、
このソケット26の上流端に塩ビ管27を接着接続する。
【0032】そして、この塩ビ管27の上流端を住宅2の
排水設備に接着接続した後、この塩ビ管27のソケット26
から所定間隔離間した位置にフロアーバンド28を取り付
け、このフロアーバンド28をべた基礎4の上端面6に立
設してフレキシブル管31の上流域を位置決め固定する。
【0033】次いで、フレキシブル管21の下流端部22に
ソケット24を接着接続し、このソケット24の下流端に塩
ビ管25を接着接続し、この塩ビ管25の下流端を、汚水桝
の流入口に接着接続する。
【0034】このとき、ベンド管11の下流端12と、ソケ
ット24または塩ビ管25との間に形成される隙間に、完全
に硬化しない目地止め剤、例えばシリコン樹脂などを注
入して、フレキシブル管21の下流端部22を目地止め固定
する。これにより、このベンド管11の下流端12とソケッ
ト24または塩ビ管25との間に形成される隙間への土砂や
虫などの侵入を防止する。
【0035】上述したように、上記第1の実施の形態に
よれば、クランク状に湾曲したベンド管11をべた基礎4
および布基礎5に貫通させ、このベンド管11にフレキシ
ブル管21を挿通させ、このフレキシブル管21の上流端部
23に住宅2の排水設備を接続し、このフレキシブル管21
の下流端部22を汚水桝へと接続することにより、住宅2
の排水設備を汚水桝へと接続できるので、住宅2の排水
路を容易に形成できる。
【0036】また、リフォームなどして住宅2の排水施
設を改築または変更などする際に、ベンド管11からフレ
キシブル管21を引き抜くことができる。よって、このベ
ンド管11からフレキシブル管21を引き抜き、このベンド
管11に新たなフレキシブル管21を挿通させて、住宅2の
排水施設を汚水桝へと接続することにより、住宅2の排
水路を容易に補修できる。
【0037】また、第1湾曲部15および第2湾曲部16を
有するベンド管11にフレキシブル管21を挿通させ、この
フレキシブル管21で住宅2の排水設備を汚水桝に接続す
ることにより、住宅2の排水路を形成するので、ベンド
管11に挿通させた際におけるフレキシブル管21の湾曲が
少なくなる。よって、ベンド管11内に挿通させたフレキ
シブル管21を交換して、このフレキシブル管21で住宅2
の排水施設を汚水桝へと接続する作業を容易にでき、ベ
ンド管11へのフレキシブル管21の挿脱を容易にできる。
【0038】さらに、ベンド管11の上流端13の開口部14
を、先端に向かうに連れて徐々に少なくとも水平方向に
向けて拡開したロート状に形成したことにより、このベ
ンド管11の上流端13から突出するフレキシブル管21の上
流端部23を水平方向に湾曲できる。よって、フレキシブ
ル管21の上流端部23に住宅2の排水設備を接続する際に
おける配管を容易にできるから、住宅2の排水設備を汚
水桝へと接続する作業をより容易にできる。
【0039】そして、ベンド管11の下流端12を地表面S
下へと貫通させたことにより、住宅2の外部位置で地表
面S上にベンド管11およびフレキシブル管21が露出しな
い。この結果、住宅2の排水路を見た目良く形成できる
とともに、太陽光などによる紫外線の照射や衝撃などで
の排水路の劣化や損傷を防止できる。
【0040】また、住宅2の基礎3に形成したベンド管
11に曲り可能なフレキシブル管21を挿脱可能に挿通させ
たため、このベンド管11の上流端13から下流端12へとフ
レキシブル管21を容易に挿通できるとともに、挿通させ
たフレキシブル管21を容易に引き抜くことができる。
【0041】さらに、ソケット26の上流端から所定距離
離間した塩ビ管27の外周にフロアーバンド28を取り付け
たため、フレキシブル管21の上流端部23をべた基礎4上
に位置決め固定できる。よって、住宅2の排水設備から
流れてくる排水により生じるフレキシブル管21の振動を
防止できるので、各接続部分の離脱を防止できる。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態の構成を
図4を参照して説明する。
【0043】この図4に示す排水路装置1は、基本的に
は図1ないし図3に示す排水路装置1と同様であるが、
ベンド管11の各湾曲部分の内周側を外方に向けて拡径し
たものである。
【0044】そして、ベンド管11の第1湾曲部15の内周
側は、この第1湾曲部15の中心軸方向に向けて膨出形
成、すなわち拡径されている。また、このベンド管11の
第2湾曲部16の内周側もまた同様に、この第2湾曲部16
の中心軸方向に向けて膨出形成、すなわち拡径されてい
る。
【0045】また、フレキシブル管21は、第1湾曲部15
の内周側に接触するとともに、第2湾曲部16の内周側に
接触した状態で、ベンド管11内に挿通されている。
【0046】上述したように、上記第2の実施の形態に
よれば、べた基礎4および布基礎5を貫通させたベンド
管11にフレキシブル管21を挿通させ、このフレキシブル
管21の上流端部23に住宅2の排水設備を接続し、このフ
レキシブル管21の下流端部22を汚水桝へと接続すること
により、住宅2の排水路を形成できるので、図1ないし
図3に示す排水路装置1と同様の作用効果を奏すること
ができる。
【0047】さらに、ベンド管11の第1湾曲部15および
第2湾曲部16のそれぞれの内周側を、これら第1湾曲部
15および第2湾曲部16の中心軸方向に向けて膨出させた
ことにより、このベンド管11に挿通させた際におけるこ
のベンド管11の第1湾曲部15および第2の湾曲部16での
フレキシブル管21の湾曲程度を少なくできる。
【0048】この結果、ベンド管11へのフレキシブル管
21の挿脱を容易にできるので、住宅2の排水設備を改築
または変更などする際におけるフレキシブル管21の交換
作業を容易にできる。また、ベンド管11に挿通させた際
にフレキシブル管21の内周面に凹凸ができにくくなるの
で、これらベンド管11およびフレキシブル管21で住宅2
の排水路を形成した際における排水の詰まりを防止でき
る。
【0049】なお、上記各実施の形態では、住宅2の基
礎3に貫通したベンド管11に挿脱可能に挿通させたフレ
キシブル管21の上流端部23にソケット26を介して塩ビ管
27を接続し、この塩ビ管27に住宅2の排水設備を接続し
た構成について説明したが、このような構成に限定され
ることはなく、ベンド管11に挿脱可能に挿通させたフレ
キシブル管21の上流端部23に住宅2の排水施設が接続で
きる構成であればよい。このため、例えばフレキシブル
管21の上流端部23に接続されたソケット26の下流端に、
このフレキシブル管21と略同様の構成である可撓性を有
する図示しないフレキシブル管を接続し、このフレキシ
ブル管の上流端部を住宅の排水施設に接続することもで
きる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の排水路の形成方法によれ
ば、建物の基礎内から外側地中域へと貫通し、略水平な
方向から下方に向けて湾曲した後、略水平な方向に向け
て湾曲した略クランク状の管体に小径管を挿通させて、
建物の排水路を形成するので、管体の湾曲程度が少なく
なるため、管体への小径管の挿脱を容易にでき、建物の
排水施設を変更などする場合であっても、管体から小径
管を引き抜きこの管体に新たな小径管を挿通させて排水
施設を排水路へと接続する作業を容易にできる。
【0051】請求項2記載の排水路の形成方法によれ
ば、請求項1記載の排水路の形成方法の効果に加え、少
なくとも水平方向に向かうロート状に管体の上流端を拡
開したため、この管体の上流端から突出する小径管の上
流端部を少なくとも水平方向に屈曲または湾曲できるか
ら、小径管の配管を容易にでき、建物の排水設備を排水
路へと接続する作業をより容易にできる。
【0052】請求項3記載の排水路の形成方法によれ
ば、請求項1または2記載の排水路の形成方法の効果に
加え、管体の各湾曲部分の内周側を外方に向けて拡径し
たため、この管体に挿通させた際におけるこの管体の各
湾曲部分での小径管の湾曲を少なくできるから、管体へ
の小径管の挿脱をより容易にできる。
【0053】請求項4記載の排水路装置によれば、略水
平な方向から下方に向けて湾曲した後、略水平な方向に
向けて湾曲した略クランク状の管体を建物の基礎内から
外側地中域へと貫通させ、この管体に小径管を挿通させ
て建物の排水路を形成するので、管体への小径管の挿脱
を容易にでき、建物の排水施設を変更などする場合であ
っても、管体から小径管を引き抜きこの管体に新たな小
径管を挿通させて排水施設を排水路へと接続する作業を
容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水路装置の第1の実施の形態を示す
断面図である。
【図2】同上排水路装置を示す一部を切り欠いた上面図
である。
【図3】同上排水路装置の管体を示す平面図である。
(a)同上管体の正面図(b)同上管体の背面図
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 排水路装置 2 建物としての住宅 3 住宅2の基礎 11 管体としてのベンド管 13 ベンド管11の上流端 21 小径管としてのフレキシブル管 22 フレキシブル管21の下流端部 23 フレキシブル管21の上流端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内の排水施設を建物外の排水路へと
    接続する排水路の形成方法であって、 略水平な方向から下方に向けて湾曲した後、略水平な方
    向に向けて湾曲した略クランク状の管体を、前記建物の
    基礎内から外側地中域へと貫通し、 この管体より小径な屈曲可能な小径管をこの管体に挿脱
    可能に挿通し、 この小径管の上流端部に前記排水設備を接続するととも
    に、この小径管の下流端部を前記排水路へと接続するこ
    とを特徴とする排水路の形成方法。
  2. 【請求項2】 管体は、建物の基礎の内側に位置する上
    流端が、少なくとも水平方向に向けてロート状に拡開し
    ていることを特徴とする請求項1記載の排水路の形成方
    法。
  3. 【請求項3】 管体は、各湾曲部分の内周側が、外方に
    向けて拡径していることを特徴とする請求項1または2
    記載の排水路の形成方法。
  4. 【請求項4】 建物内の排水施設を建物外の排水路へと
    接続する排水路装置であって、 略水平な方向から下方に向けて湾曲した後、略水平な方
    向に向けて湾曲した略クランク状であり、建物の基礎内
    から外側地中域へと貫通される管体と、 この管体に挿脱可能に挿通されて、上流端部に前記排水
    設備が接続され、下流端部が前記排水路へと接続される
    前記管体より小径な屈曲可能な小径管とを具備している
    ことを特徴とした排水路装置。
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