JP7333718B2 - 耐震配管 - Google Patents

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Description

本発明は、建物から排出される排水を、排水桝を有する下水管に向けて流す耐震配管に関する。
建物内の排水設備で生じた排水は、建物の基礎を貫通し、下水道の排水桝に連結される排水配管を介して、下水道に排出される。こうした排水設備と下水道とを繋ぐ排水配管は、樹脂製の直管や屈曲管を組み合わせて形成されている(例えば、特許文献1~3を参照)。
一方、近年の大規模な地震などによって、上下水道の耐震性を高めることが望まれている。このため、例えば、配管に可撓管(フレキシブル管)を用いた排水路装置も知られている(例えば、特許文献4を参照)。
特開2002-115294号公報 特開2005-314976号公報 特開2010-281420号公報 特開2002-121791号公報
しかしながら、特許文献4に開示された排水路装置であっても、建物の排水設備と建物の外部の排水管とを1つの可撓管(フレキシブル管)で接続しており、地震によって建物が大きく揺れ動いた場合、建物と建物外部(地面)との揺れの違いによって、外部の排水管又は接続部分が破損してしまい、排水機能が保たれなくなるといった課題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、地震によって建物と建物外部の地面とが異なる揺れ方をした場合であっても、配管に加わる伸縮応力を緩和し、配管の排水機能を維持又は復旧可能な耐震配管を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明の耐震配管は、建物から排出される排水を、排水桝を有する下水管に向けて流す耐震配管であって、前記建物の基礎を貫通する、可撓性配管を有する第1可撓部と、前記排水桝に接続される、可撓性配管を有する第2可撓部と、前記第1可撓部と前記第2可撓部とを接続する伸縮接続部と、を備え、前記伸縮接続部と、前記第2可撓部との間には、屈曲した配管を有する屈曲部を備え、前記伸縮接続部は、前記屈曲部の一端側に接続される第1摺動管と、前記第1摺動管に対して摺動自在に差し込まれた第2摺動管と、を有することを特徴とする。
また、本発明では、前記第1可撓部の下流側の端部には、前記第2摺動管を摺動自在に接続させる弾性体が形成されていてもよい。
また、本発明の耐震配管は、建物から排出される排水を、排水桝を有する下水管に向けて流す耐震配管であって、前記建物の基礎を貫通する、可撓性配管を有する第1可撓部と、前記排水桝に接続される、可撓性配管を有する第2可撓部と、前記第1可撓部と前記第2可撓部とを接続する伸縮接続部と、を備え、前記第1可撓部の上流側には、互いに摺動自在に差し込まれた第3摺動管と第4摺動管とを有する分離部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、地震によって建物と建物外部の地面とが異なる揺れ方をした場合であっても、配管に加わる伸縮応力を緩和し、配管の排水機能を維持又は復旧可能な耐震配管を提供することができる。
本発明の一実施形態である耐震配管を示す断面図である。 図1におけるA方向から見た時の基礎の外側の耐震配管と下水管との接続部分を示す平面図である。 図1におけるB方向から見た時の基礎の外側の耐震配管と下水管との接続部分を示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態の耐震配管について説明する。なお、以下に示す各実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。また、以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
図1は、本発明の一実施形態である耐震配管を示す断面図である。また、図2は、図1におけるA方向から見た時の基礎の外側の耐震配管と下水管との接続部分を示す平面図である。また、図3は、図1におけるB方向から見た時の基礎の外側の耐震配管と下水管との接続部分を示す平面図である。
本実施形態の耐震配管10は、建物1の内部で発生した排水を、建物1の基礎2から、排水桝3が設置された下水管4に向けて流す配管であり、全長に渡って断面円形の樹脂パイプから構成される。
なお、以下の説明では、排水の流れる方向に沿って、耐震配管10の延長方向における任意の位置から建物1側を上流側、排水桝3側を下流側と称することがある。
耐震配管10は、大きく分けて基礎貫通領域E1と、外部接続領域E2とからなる。基礎貫通領域E1は、基礎2に形成された配管設置穴5の内部に配置される第1可撓部11と、この第1可撓部11の上流側、即ち第1可撓部11の一端11aに接続される分離部12とを有する。
第1可撓部11は、管の長手方向に対して所定距離伸縮できると共に、管の長手方向を任意の角度で屈曲させることができる、樹脂製の可撓管(フレキシブル管)から構成されている。こうした第1可撓部11は、配管設置穴5の内部で他端11b側が水平に、一端11a側が水平面から例えば30゜~45°程度上方に傾斜するように一部分を屈曲している。
なお、第1可撓部11は、その全体が所定角度で傾斜していても良いし、また第1可撓部11は、その全体が所定の曲率をもって屈曲していても良い。
分離部12は、第3摺動管(外筒管)12aと第4摺動管(内筒管)12bとを有する。第3摺動管12aは、一端が第1可撓部11の一端11aに接続されている。第3摺動管12aは、その内径が第4摺動管12bの外径よりも大きな樹脂製のパイプからなる。第4摺動管12bは、一端側が所定の長さ範囲、例えば±30mmの範囲で第3摺動管12aの内側に抜き差し自在の状態で形成された樹脂製のパイプからなる。
第3摺動管12aの内径と第4摺動管12bの外径との差(ギャップ)は、第3摺動管12aと第4摺動管12bとが互いに摺動可能な幅、例えば0.5mm~1mm程度であればよい。こうした構成によって、分離部12は第3摺動管12aおよび第4摺動管12bの長手方向に沿って伸縮自在にされる。
また、第3摺動管12aと第4摺動管12bとが重なる部分(差し込み部分)には、潤滑剤層(図示略)が形成されていることが好ましい。潤滑剤層としては、例えば、シリコングリースなど、防水性を有するグリースを用いることが好ましい。こうした潤滑剤層によって、第3摺動管12aと第4摺動管12bとの摺動(伸縮)時の摩擦を低減するとともに、第3摺動管12aと第4摺動管12bとが重なった部分の隙間から排水が漏水することを防止する。
また、第3摺動管12aと第4摺動管12bとが重なる部分において、例えば、第3摺動管12aの内周面には、弾性体からなるパッキン(シール部材)を形成することも好ましい。
パッキンは、自己潤滑作用を備えるものや、その表面に潤滑剤を塗布したものも使用できる。パッキンの潤滑作用により、止水性能が担保された状態で、第3摺動管12a、第4摺動管12bの移動を可能にできる。両摺動管の間に存在するパッキンは、上下左右各方向からの応力、ねじれ、管の移動や管の回転といった、地震により発生する各種応力が吸収できる。これにより、両摺動管の破損を防止できる。
また、パッキンは第3摺動管12aと第4摺動管12bのいずれか一方に保持されるため、地震により他方の摺動管が外れた場合であっても、一方の摺動管に保持されたままとなる。そのため、第4摺動管12bが第3摺動管12aから抜け落ちた場合でも、第4摺動管12bを第3摺動管12aに差し込むだけで、基礎貫通領域E1側の配管の復旧が可能となる。
なお、分離部12の上流側は、例えば、建物内の浴室やトイレなどの排水設備から延びる排水配管6に接続されていればよい。また、分離部12の上流側は、集水装置(ヘッダー)に接続されていてもよい。分離部12の上流側に接続される機器、装置は、排水等が発生するものであればどのようなものでもよく、限定されるものではない。
このような構成の分離部12は、第3摺動管12aの内側に第4摺動管12bを摺動可能に差し込むことによって、地震によって長手方向に沿った応力が加わった場合でも、第3摺動管12aと第4摺動管12bとの伸縮によって応力を吸収し、分離部12の下流側の第1可撓部11や、上流側の排水配管6の変形、破損を防止する。特に、第3摺動管12aと第4摺動管12bとが離間する方向に大きな応力が加わった場合、第3摺動管12aと第4摺動管12bとの係合が外れることによって、第1可撓部11や排水配管6の変形、破損を防止する。
外部接続領域E2は、第2可撓部14と、この第2可撓部14と上流側の第1可撓部11とを接続する伸縮接続部15と、を有している。また、第2可撓部14と伸縮接続部15との間には、屈曲部16が形成されている。なお、耐震配管10が実際に敷設された状態においては、基礎2より外部に延出する配管は土G中に埋められた状態となる。
第2可撓部14は、一端14aが屈曲部16に接続され、他端14bが排水桝3の第1接続口3aに接続されている。第2可撓部14は、管の長手方向に対して所定距離伸縮できると共に、管の長手方向を任意の角度で屈曲させることができる、樹脂製の可撓管(フレキシブル管)から構成されている。
図3に示すように、第2可撓部14は、屈曲部16によって上流側からの排水の流れに対して90°方向折れ曲がり延びる一端14a側と、ほぼ水平方向に延びる他端14b側との間で、下流側にかけて低くなる、すなわち、他端14b側から一端14a側にかけて、水平方向から上方に傾斜している。例えば、第2可撓部14は、中央部分が水平面に対して上方、より具体的には、10°~15°以上の範囲で傾斜するように撓ませた状態で配置することで、地震発生時に逆勾配となって排水が逆流することを防止できる。
更に、第2可撓部14は、40°~45°程度の傾斜角度を有することにより、第2可撓部14は、例えば、地震発生時に屈曲部16と排水桝3とが遠ざかるような応力(図3の矢印)に対しては、撓んだ状態から延びた状態に変形することでその応力に対応できる。一方で、屈曲部16と排水桝3とが近づく場合には、第2可撓部14の更なる撓みによって、その応力を解消できる。本実施形態では、第2可撓部14は長手方向の途中で傾斜角度が変化するように形成されている。
なお、傾斜角度を45°以下に設定することにより、埋設深さが深くなりすぎず、第2可撓部14およびその周縁の施工にかかる掘削量を低減可能であって、施工を容易にすることも可能である。
また、第2可撓部14は、その全体が所定角度で傾斜していても良いし、第2可撓部14は、その全体が所定の曲率をもって屈曲していても良い。
第2可撓部14の一端14aに接続される屈曲部16は、例えば90°屈曲する樹脂パイプであり、ほぼ水平に延びる伸縮接続部15の下流側を鉛直方向に屈曲させて、第2可撓部14に接続する。
伸縮接続部15は、第1摺動管(外筒管)15aと第2摺動管(内筒管)15bとを有する。第1摺動管15aは、一端が屈曲部16に接続されている。第1摺動管15aは、その内径が第2摺動管15bの外径よりも大きな樹脂製のパイプからなる。第2摺動管15bは、一端側が所定の長さ範囲、例えば±60mmの範囲で第1摺動管15aの内側で抜き差しに可能に形成された樹脂製のパイプからなる。また、第2摺動管15bの他端側は、第1可撓部11の他端11b側に接続される。
第1摺動管15aの内径と第2摺動管15bの外径との差(ギャップ)は、第1摺動管15aと第2摺動管15bとが互いに摺動可能な幅、例えば0.5mm~1mm程度であればよい。こうした構成によって、伸縮接続部15は第1摺動管15aおよび第2摺動管15bの長手方向に沿って伸縮自在にされる。
また、第1摺動管15aと第2摺動管15bとが重なる部分(差し込み部分)には、潤滑剤層(図示略)が形成されていることが好ましい。潤滑剤層としては、例えば、シリコングリースなど、防水性を有するグリースを用いることが好ましい。こうした潤滑剤層によって、第1摺動管15aと第2摺動管15bとの摺動(伸縮)時の摩擦を低減するとともに、第1摺動管15aと第2摺動管15bとが重なった部分の隙間から排水が漏水することを防止する。
また、この差し込み部分においても、上記潤滑剤層の他、例えば、第3摺動管12aの内周面に取付けられるパッキンと同じ、シール部材を設けてもよい。
また、第1可撓部11の他端11b側には、この伸縮接続部15を構成する第2摺動管15bを摺動自在に接続させる、弾性体からなるパッキン(シール部材)18が形成されている。
パッキン18は第1可撓部11の他端11b側と第2摺動管15bのいずれか一方に保持されるため、地震により第2摺動管15bが外れた場合であっても、第1可撓部11の他端11b側または第2摺動管15bのいずれか一方に保持されたままとなる。そのため、第2摺動管15bが第1可撓部11の他端11b側から抜け落ちた場合でも、第2摺動管15bを第1可撓部11の他端11b側に差し込むだけで、基礎貫通領域E2側の配管の復旧が可能となる。
パッキン18は、自己潤滑作用を備えるものや、その表面に潤滑剤を塗布したものも使用できる。パッキン18の潤滑作用により、止水性能が担保された状態で、第2摺動管15bの移動を可能にできる。第1可撓部11の他端11b側と第2摺動管15bの間に存在するパッキン18は、上下左右各方向からの応力、ねじれ、管の移動や管の回転といった、地震により発生する各種応力が吸収できる。これにより、第1可撓部11の他端11b側と第2摺動管15bの破損を防止できる。
このような構成の伸縮接続部15は、第1摺動管15aの内側に第2摺動管15bを摺動可能に差し込むことによって、地震によって長手方向に沿った応力が加わった場合でも、第1摺動管15aと第2摺動管15bとの伸縮によって応力を吸収し、伸縮接続部15は、の下流側の第2可撓部14や、上流側の第1可撓部11の変形、破損を防止する。
排水桝3は、第2可撓部14の他端14b側と下水管4とを接続し、かつ土Gに埋設されたこの接続部分を地表から点検するためのものである。排水桝3は、第2可撓部14の他端14b側が接続される第1接続口3aと、下水管4の上流側が接続される第2接続口3bと、下水管4の下流側が接続される第3接続口3cと、接続部分を地表まで延びる縦管部3dと、縦管部3dの地表側の開口面(点検口)を開閉自在に塞ぐ蓋体3eとを有している。本実施形態では、耐震配管10は、第2可撓部14が下水管4の延長方向と平行な方向から排水桝3に接続されている。
なお、従来、排水桝に対して第1接続口は建物側に形成していた。そのため、従来は排水を排水桝に導くための屈曲部を、建物側に形成した第1接続口に設ける必要があった。これに対して、本実施形態では、排水桝3の第1接続口3aおよび第3接続口3cの位置を第2可撓部14と下水管4とが互いに平行となるよう形成することにより、建物1と下水管4との距離を従来よりも近づけることができた。本実施形態の耐震配管10によれば、狭小の配管が可能になる。
以上のような構成の本実施形態の耐震配管10によれば、例えば、地震が発生した際に、建物1を支持する基礎2と、建物外部の土Gとが異なる揺れ方をした場合であっても、耐震配管10が破損することを防止できる。
例えば、可撓管(フレキシブル管)によって構成される第1可撓部11は、基礎2の揺れによる伸縮接続部15や排水配管6に対して接続角度が変化するような応力を吸収し、第1可撓部11と伸縮接続部15や排水配管6との接続部分の破損を防止する。
また、基礎2の内部に設けられた第1可撓部11と、建物外部に設けられた第1可撓部11よりも下流側の外部接続領域E2とが異なる揺れ方、例えば互いに離間する方向に揺れた場合であっても、第1可撓部11の一端11a側と、伸縮接続部15を構成する第2摺動管15bとがパッキン18を介して接続されているので、第2摺動管15bと第1可撓部11との係合が外れることができ、第1可撓部11や伸縮接続部15の変形、破損を防止することができる。
また、分離部12は、例えば地震によって基礎貫通領域E1に対して延長方向に沿った応力が加わった場合、第3摺動管12aおよび第4摺動管12bがこうした応力を吸収するように伸縮し、下流側の第1可撓部11や上流側の排水配管6に対して圧縮応力や引っ張り応力が加わることによる変形、破損を防止する。
さらに、第3摺動管12aと第4摺動管12bとの重なる部分に潤滑剤層が形成されていれば、より低摩擦でこうした応力を伸縮によって吸収できる。また、基礎貫通領域E1の延長方向に沿ってより大きな引っ張り応力が加わった場合、第3摺動管12aから第4摺動管12bが離脱できるので、下流側の第1可撓部11や上流側の排水配管6の変形、破損を防止できる。なお、分離部12は、第3摺動管12aから第4摺動管12bが離脱しても、第4摺動管12bを第3摺動管12aに差し込むだけで容易、かつ迅速に復旧させることができる。
また、例えば、可撓管(フレキシブル管)によって構成される第2可撓部14は、土Gの揺れによる変形に追従し、また、屈曲部16や排水桝36に対して近接離間時における距離の変化や接続角度の変化のような応力を吸収し、排水桝3や屈曲部16との接続部分の破損を防止する。
また、伸縮接続部15は、例えば地震によって建物1を支持する基礎2と、建物外部の土Gとが異なる揺れ方をして、延長方向に沿って圧縮応力や引っ張り応力が加わった場合であっても、第1摺動管15aおよび第2摺動管15bがこうした応力を吸収するように伸縮し、下流側の屈曲部16および第2可撓部14や、上流側の第1可撓部11に対して圧縮応力や引っ張り応力が加わることによる変形、破損を防止する。
以上のように、本実施形態の耐震配管10は、複数の応力緩和が可能な構成を組み合わせることで、建物1を支持する基礎2と、建物外部の土Gとが異なる揺れ方をした場合であっても、耐震配管10の各部の破損を防止し、各部の係合が解除された場合でも容易に復旧させることができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
2…基礎
3…排水桝
10…耐震配管
11…第1可撓部
12…分離部
12a…第3摺動管
12b…第4摺動管
14…第2可撓部
15…伸縮接続部
15a…第1摺動管
15b…第2摺動管
16…屈曲部
E1…基礎貫通領域E1
E2…外部接続領域E2

Claims (3)

  1. 建物から排出される排水を、排水桝を有する下水管に向けて流す耐震配管であって、
    前記建物の基礎を貫通する、可撓性配管を有する第1可撓部と、前記排水桝に接続される、可撓性配管を有する第2可撓部と、前記第1可撓部と前記第2可撓部とを接続する伸縮接続部と、を備え
    前記伸縮接続部と、前記第2可撓部との間には、屈曲した配管を有する屈曲部を備え、
    前記伸縮接続部は、前記屈曲部の一端側に接続される第1摺動管と、前記第1摺動管に対して摺動自在に差し込まれた第2摺動管と、を有することを特徴とする耐震配管。
  2. 前記第1可撓部の下流側の端部には、前記第2摺動管を摺動自在に接続させる弾性体が形成されていることを特徴とする請求項に記載の耐震配管。
  3. 建物から排出される排水を、排水桝を有する下水管に向けて流す耐震配管であって、
    前記建物の基礎を貫通する、可撓性配管を有する第1可撓部と、前記排水桝に接続される、可撓性配管を有する第2可撓部と、前記第1可撓部と前記第2可撓部とを接続する伸縮接続部と、を備え、
    前記第1可撓部の上流側には、互いに摺動自在に差し込まれた第3摺動管と第4摺動管とを有する分離部が形成されていることを特徴とする耐震配管
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