JP2002120950A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002120950A
JP2002120950A JP2000314202A JP2000314202A JP2002120950A JP 2002120950 A JP2002120950 A JP 2002120950A JP 2000314202 A JP2000314202 A JP 2000314202A JP 2000314202 A JP2000314202 A JP 2000314202A JP 2002120950 A JP2002120950 A JP 2002120950A
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feeding
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Shigeki Hayashi
重貴 林
Toyoaki Nanba
豊明 難波
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Sharp Corp
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6502Supplying of sheet copy material; Cassettes therefor
    • G03G15/6508Automatic supply devices interacting with the rest of the apparatus, e.g. selection of a specific cassette
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00535Stable handling of copy medium
    • G03G2215/00556Control of copy medium feeding

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の同一サイズの用紙を収容した用紙トレイ
が存在する場合に、ファーストコピータイムをできるだ
け短くできるように、用紙を選択的に給送する給紙制御
が可能な画像形成部を提供する。 【解決手段】画像形成部と、複数の用紙載置部と、その
用紙載置部のそれぞれに設けられる給送手段15と、フ
ァーストコピータイムの短縮化を図るための給紙制御を
おこなう給紙制御部100と、を備え、複数の用紙載置
部は、画像形成部への搬送時間のより短い第1の用紙載
置部と、画像形成部への搬送時間のより長い第2の用紙
載置部とを含み、上記給紙制御部100により、画像形
成部までの搬送時間がより短い第1の用紙載置部の用紙
の減少量をより少なくして、ファーストコピータイムを
短縮できる機会を多く得られるような給紙制御をおこな
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やプリンタ等
の画像形成装置に係り、詳しくは、画像形成部に用紙を
選択的に給送するための給送制御の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の画像形成装置で
は、多数若しくは大容量の給紙トレイを備えることで、
給紙トレイへの給紙回数を減らし、稼働率を向上するこ
とができる。例えば特開平7−219401号公報で
は、同一の支持体に収容され、同一サイズの用紙を収納
する2つの用紙トレイから用紙を給送する際に、少なく
とも1枚目の用紙の給送を、画像形成部に対して用紙ト
レイの近い側から行い、残りの給送時には、画像形成部
に遠い側の用紙トレイを用いることで、ファーストコピ
ータイムを短縮化する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−21940
1号公報に記載された技術では、常に、1枚目を含む数
枚を、画像形成部までの搬送距離の短い用紙載置部側か
ら搬送するように構成して、ファーストコピータイムの
短縮を図っている。しかし、同公報に記載されたよう
に、同一の支持体に支持されて一体的に引き出し可能に
した複数の用紙載置部に、同一サイズの用紙を補給した
後や、異なる支持体に支持されて、それぞれ別々に引き
出し可能にした、複数の用紙載置部に同一サイズの用紙
を補給した後、1枚目を含む数枚を、画像形成部までの
搬送距離の短い用紙載置部側から搬送するようにする
と、他の画像形成部までの搬送距離の長い側の用紙載置
部が既に給紙可能な状態になっているにもかかわらず、
画像形成部までの搬送距離の短い用紙載置部が給紙可能
な状態になるのを待たなければならず、その分、ファー
ストコピータイムが長くなってしまうという問題があ
る。
【0004】このような問題は、特に、大容量の用紙を
収容する用紙載置部が存在する画像形成部の場合に顕著
である。つまり、使用者が急いだ状況下での用紙切れへ
の対応の際に、大容量の載置部の収容上限まで用紙を補
給しなかった場合、用紙を補給した用紙載置部が画像形
成部までの搬送距離の短い用紙載置部である場合等で
は、用紙の補給後に載置部が上昇して給紙可能な状態に
なる時間が、画像形成部までの搬送距離の短い用紙載置
部から画像形成部まで用紙を搬送するのに要する時間
と、画像形成部までの搬送距離の長い用紙載置部から画
像形成部まで用紙を搬送するのに要する時間との差より
も長いことがある。
【0005】このような場合には、上記公報に記載され
た技術では、常に1枚目を含む数枚を、画像形成部まで
の搬送距離の短い用紙載置部側から搬送するようにして
いるために、上述したように、画像形成部までの搬送距
離の短い(大容量の)用紙載置部が、給紙可能な状態に
なるまでの時間だけ、ファーストコピータイムが長くな
ってしまうという問題が残る。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、複数の同一サイズの用紙を収容した用紙トレイが存
在する場合に、ファーストコピータイムをできるだけ短
くできる給紙制御が可能な画像形成部を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を以下のように構成している。
【0008】(1)用紙に画像を形成する画像形成部
と、上記画像形成部に給送を指定された同一サイズの用
紙を収容すると共に、用紙の補給を可能とする補給位置
と用紙の供給を可能とする給送位置とに、位置を変更可
能な複数の用紙載置部と、上記複数の用紙載置部のそれ
ぞれに設けられ、前記用紙載置部に載置された用紙を1
枚ずつ上記画像形成部に給送する給送手段と、給紙制御
部と、を備え、上記複数の用紙載置部は、上記画像形成
部への搬送時間のより短い第1の用紙載置部と、上記画
像形成部への搬送時間のより長い第2の用紙載置部とを
含み、上記第1の用紙載置部及び上記第2の用紙載置部
の補給位置から給送位置への変更時に、上記第1の用紙
載置部が上記第2の用紙載置部よりも先に給送位置に変
更を完了した場合には、上記第1の用紙載置部から先に
用紙の給送を開始し、上記第2の用紙載置部が給送位置
に変更が完了して、上記第1の用紙載置部から給送され
る用紙に続いて給送が可能となった後に、上記第1の用
紙載置部からの用紙の給送を中止して、上記第2の用紙
載置部から用紙を給送する一方、上記第1の用紙載置部
及び上記第2の用紙載置部の補給位置から給送位置への
変更時に、上記第2の用紙載置部が上記第1の用紙載置
部よりも先に給送位置に変更を完了した場合には、上記
第2の用紙載置部から先に用紙の給送を開始し、上記第
1の用紙載置部が給送位置に変更が完了して、上記第2
の用紙載置部から給送される用紙に続いて給送が可能と
なった後に、上記第2の用紙載置部からの用紙の給送を
中止して、上記第1の用紙載置部から用紙を給送するこ
とを特徴とする。
【0009】この構成によれば、第1の用紙載置部と第
2の用紙載置部との補給位置から給送位置への変更に要
する時間差によるファーストコピータイムが長くなるの
を抑えると共に、画像形成部までの搬送時間がより短い
用紙載置部の用紙の減少量を少なくして、ファーストコ
ピータイムを低減できる機会を多く得ることができる。
【0010】(2)用紙に画像を形成する画像形成部
と、上記画像形成部に給送を指定された同一サイズの用
紙を収容すると共に、用紙の補給を可能とする補給位置
と用紙の供給を可能とする給送位置とに、位置を変更可
能な複数の用紙載置部と、上記複数の用紙載置部のそれ
ぞれに設けられ、用紙載置部に載置された用紙を1枚ず
つ上記画像形成部に給送する給送手段と、ファーストコ
ピータイムの短縮化を図るための給紙制御をおこなう給
紙制御部と、を備え、上記複数の用紙載置部は、上記画
像形成部への搬送時間のより短い第1の用紙載置部と、
上記画像形成部への搬送時間のより長い第2の用紙載置
部とを含み、上記第2の用紙載置部から上記画像形成部
への用紙の給送中に、上記第2の用紙載置部の用紙が無
くなった場合に、上記第2の用紙載置部への用紙の補給
を報知すると共に、上記第2の用紙載置部から給送され
る用紙に続いて上記第1の用紙載置部から用紙を給送
し、その後、上記第2の用紙載置部に用紙が補給され
て、上記第2の用紙載置部が上記給送位置に変更が完了
して、上記第1の用紙載置部から給送される用紙に続い
て給送が可能となった後に、上記第1の用紙載置部から
の用紙の給送を中止して、上記第2の用紙載置部から用
紙を給送することを特徴とする。
【0011】この構成によれば、第2の用紙載置部への
用紙の補給時に、第1の用紙載置部から用紙を補給し、
第2の用紙載置部への用紙の補給が完了して第1の用紙
載置部に続いて給送できるようになった後に、再度、第
2の用紙載置部から給送するので、第2の用紙載置部へ
の用紙の補給中も画像形成が続行できて、ジョブの終了
を遅延させることなく、第1の用紙載置部の用紙の減少
を抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態に係
る画像形成装置を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0013】図1はディジタル複写機30の構成を示
し、このディジタル複写機30の本体は、大きく分けて
原稿読み取り装置としてのスキャナ部31とレーザ記録
部32とから構成されている。スキャナ部31は、透明
のガラスからなる原稿台としてのコンタクトガラス35
と、コンタクトガラス35上へ自動的に原稿を供給搬送
するための両面対応自動原稿送り装置(以下、「RAD
F:ReversingAutomatic Docu
ment Feeder」という)36と、コンタクト
ガラス35の直下に設けられ、原稿の画像を走査して読
み取るための原稿画像読み取りユニット、つまりスキャ
ナユニット40とから構成されている。
【0014】上記スキャナ部31は、コンタクトガラス
35上の原稿の画像を読み取り、読み取られた原稿画像
は、画像データとして後述するCCD素子44へ送ら
れ、このCCD素子44にて画像データに対して所定の
画像処理が施される。
【0015】上記RADF36は、原稿トレイ36a上
に複数枚の原稿をセットしておき、これらセットされた
原稿を、1枚ずつ自動的にスキャナユニット40のコン
タクトガラス35上へ給送するための装置であり、オペ
レータの選択に応じて原稿の片面、又は両面をスキャナ
ユニット40に読み取らせるように、片面原稿のための
搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換
え手段、各部を通過する原稿の状態を把握し管理するセ
ンサ群、及び制御部等から構成されている。なお、本発
明では、RADF36は特に必要とされる装置でないの
は言うまでもない。
【0016】一方、上記スキャナ部31を構成するスキ
ャナユニット40は、原稿面を照射する走査手段として
のランプリフレクタアセンブリ41と、原稿からの反射
光像を光電変換素子(CCD:Charge Coup
led Device)44に導くために、原稿からの
反射光を反射させる第1反射ミラー42aを搭載してな
る第1走査ユニット(走査ユニット)40aと、この第
1反射ミラー42aからの反射光像を感光受光手段とし
てのCCD素子44に導くための第2反射ミラー42b
及び第3反射ミラー42cを搭載してなる第2走査ユニ
ット40bと、原稿からの反射光像を上述した各反射ミ
ラー42a・42b・42cを介してCCD素子44上
に結像させるための光学レンズ43と、原稿からの反射
光像を電気的画像信号に変換する上記CCD素子44と
から構成される。
【0017】なお、スキャナ部31は、上記RADF3
6とスキャナユニット40との関連した動作により、コ
ンタクトガラス35上に読み取るべき原稿を順次載置さ
せながら、コンタクトガラス35の下面に沿ってスキャ
ナユニット40を走査移動させて原稿画像を読み取るよ
うに構成されている。特に、第1走査ユニット40a
は、コンタクトガラス35に沿って同図において左から
右、つまり副走査方向Aへと一定速度V(図示しない)
で走行される。
【0018】また、第2走査ユニット40bは、第1走
査ユニット40aの速度Vに対してV/2(図示しな
い)の速度で同一方向Aに平行に走査制御される。これ
により、コンタクトガラス35上に載置された原稿の画
像を1ライン毎に順次CCD素子44へと結像させて画
像を読み取ることができる。
【0019】スキャナユニット40にて読み取ることに
より得られた原稿画像の画像データは、図示しない画像
処理部へ送られ、各種処理が施された後、この画像処理
部のメモリに一旦記憶される。そして、出力指示に応じ
てメモリ内の画像を読み出して、レーザ記録部32に転
送して記録用紙上に画像形成される。レーザ記録部32
は、画像を形成させるための記録用紙の搬送系、レーザ
書き込みユニット46、及び画像を形成するための画像
形成部としての電子写真プロセス部48を備えている。
【0020】レーザ書き込みユニット46には、図示し
ない半導体レーザ光源、ポリゴンミラー及びfθレンズ
等が内蔵されている。半導体レーザ光源は、前記スキャ
ナユニット40にて読み取った後のメモリから読み出し
た画像データ、又は外部の装置から転送されてきた画像
データに応じてレーザ光を出射する。
【0021】このレーザ光は、ポリゴンミラーにて等角
速度偏向され、さらに、fθレンズにて、電子写真プロ
セス部48を構成する感光体ドラム48a上で等速度で
移動されるように補正される。電子写真プロセス部48
は、周知のものからなっており、感光体ドラム48aの
周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、クリーニング
器及び除電器等を備えている。
【0022】一方、記録用紙の搬送系は、上述した画像
形成を行う電子写真プロセス部48の転写器が配置され
た転写位置へと記録用紙を搬送する搬送部と、この搬送
部へと記録用紙を送り込むための各用紙トレイ51・5
2・53又は、必要なサイズの記録用紙を適宜給紙する
ための手差し給紙装置54と、転写後の記録用紙に形成
された画像、つまりトナー像を定着するための定着器4
9と、定着後の記録用紙の裏面に再度画像を形成するた
めに、記録用紙を再供給するための両面搬送路55を備
えている。
【0023】また、定着器49の下流側には、画像が記
録された記録用紙を受け取り、この記録用紙に対して所
定の処理(例えば、印字したモードに応じた用紙の区分
や、ステープル、パンチ等の処理を示す)を施す後処理
装置34が配置されている。なお、上述の用紙トレイ5
1・52・53については、本発明の主要な構成要素で
あるため、後で詳述する。
【0024】上記構成のレーザプリンタ部32では、画
像メモリから読み出された画像データは、レーザ書き込
みユニット46によってレーザ光線を出射させることに
より、電子写真プロセス部48の感光体ドラム48aの
表面上に静電潜像として形成され、トナーにより可視像
化されたトナー像は多段給紙ユニットにおけるいずれか
の用紙トレイ51・52・53、又は手差し給紙装置5
4から搬送された用紙の面上に、静電転写され定着され
る。このようにして画像が形成された用紙は定着器49
から後処理装置34内へと搬送される。
【0025】前述の装置構成により処理される用紙の搬
送路は、主搬送路33、第1用紙トレイ給紙搬送路N
l、第2用紙トレイ給紙搬送路N2、大容量用紙トレイ
給紙搬送路N3、両面搬送路55、手差し搬送路M、排
出搬送路Rに大別される。その大容量用紙トレイ給紙搬
送路N3については、後で詳述する。
【0026】次に、図1のデジタル複写機30に搭載さ
れている画像処理部の構成および機能について、デジタ
ル複写機30の装置全体の各部を、中央処理ユニット
(CPU)により動作管理している状態を示す図2を用
いて以下に説明する。
【0027】このデジタル複写機30に含まれている画
像処理部は、画像データ入力部、画像処理部、ハードデ
イスク、画像データ出力部、中央処理ユニット、画像デ
ータ通信ユニット、及び操作基板ユニットから主に構成
されている。
【0028】画像データ入力部は、CCD44にて読み
取られたラインデータに対して、シェーデイング補正等
を行い、画像処理部は、画像データ入力部から入力され
る画像信号に対し、領域分離部や下色除去処理等の補
正、及び設定されている倍率に基づいて入力された画像
情報を倍率変換するズーム処理を行って、ハードディス
クやメインメモリに処理画像を記憶する。
【0029】画像データ出力部はメインメモリより、画
像データをレーザ書き込みユニット46を制御すること
で、電子写真プロセス部48へ書き込む。そして画像デ
ータ通信ユニットは、デジタル複写機30とは別に設け
られた外部の画像入力処理装置(通信携帯端末、デジタ
ルカメラ、デジタルビデオカメラ等)からの画像データ
を受け入れるための通信インターフェイス手段である。
【0030】なお、この画像データ通信ユニットから入
力される画像データも、一旦画像処理部に入力して色空
間補正などを行うことで、デジタル複写機30の電子写
真プロセス部48で取扱うことのできるデータレベルに
変換して、ハードディスク等に記憶管理されることとな
る。
【0031】中央処理ユニットは、画像データ入力部、
画像処理部、画像データ出力部、及び画像データ通信ユ
ニットや、ADF制御ユニット、スキャナ部などデジタ
ル複写機30を構成する各駆動機構部を、シーケンス制
御により管理すると共に、各部へ制御信号を出力する。
さらに中央処理ユニットには、操作キー等からなる操作
基板ユニットが、相互通信可能な状態で接続されてお
り、操作キーの操作に応じてユーザが設定入力した複写
モード内容を示す制御信号を、中央処理ユニットに転送
して、デジタル夜写機30全体が設定されたモードに応
じて動作するように制御している。
【0032】また、中央処理ユニットからはデジタル複
写機30の各種動作状態を示す制御信号を、操作基板ユ
ニットへと転送して、操作基板ユニット側ではこの制御
信号により、装置が現在どのような状態にあるのかユー
ザに示すよう、LCDなどにより動作状態を表示するよ
うになっている。
【0033】特に、本発明の主要な構成となる給紙搬送
部は、図1の各用紙トレイ51・52・53箇所の詳細
を示す図5において、各トレイの抜き差しを検知する用
紙トレイ装抜センサ群10や、各トレイに載置されてい
る用紙のサイズを検知する用紙サイズセンサ群11、各
トレイ上の用紙の有無を検知する用紙有無センサ群1
2、各トレイ上の用紙が給紙位置に到達したか否かを検
知する用紙給紙位置センサ群13、各トレイ上が用紙補
給位置であるか否かを検知する用紙装抜位置センサ1
4、及び各トレイ上の用紙を図1の主搬送路33側へ搬
送する給送手段15に大別される。
【0034】次いで、デジタル複写機30において、フ
ァーストコピータイム(印字待機時間)の短縮化を図る
ための構成等について以下に説明する。まず、ファース
トコピータイムの短縮化を図るための給紙制御部100
は、図3に示すように、CPU(中央処理ユニット)と
記憶機能を有するROMおよびRAMからなり、その入
力側には給紙搬送部の各センサ群10〜14が接続さ
れ、出力側には給紙手段15が接続され、ROMに格納
された給紙制御プログラムに従い以下のような給紙制御
をおこなう。
【0035】以下に、図1および図4〜13に基づき、
その給紙制御について説明する。
【0036】図1における記録用紙の搬送系にて、搬送
部へと記録用紙を送り込むための各用紙トレイ51・5
2・53は、記録用紙のサイズや品質(一般紙とOHP
シート、或いは上質紙等による区別)により、ユーザの
好みに応じて選択できる用紙カセットであるが、中でも
大容量用紙トレイ53は一度に大量の印字を行ったり、
通常頻度の高い記録用紙を収める用紙カセットである。
さらにこの大容量用紙トレイ53には、(第1の用紙載
置部としての)大容量用紙トレイ第1給紙部53aと
(第2の用紙載置部としての)大容量用紙トレイ第2給
紙部53bの複数の用紙載置域を有し、大容量用紙トレ
イ53による印字要求がユーザより行われた場合、何れ
の給紙部を使用するかは装置本体が判断する構成として
いる。
【0037】図3は、図1の大容量用紙トレイ53に
て、各トレイの給紙昇降機構を示し、図1の大容量用紙
トレイ第1給紙部53aと大容量用紙トレイ第2給紙部
53bは、引き出しレール60上に一体的に形成された
給紙装置フレーム63内に配置され、夫々独立した給紙
昇降機構を有する。
【0038】大容量用紙トレイ第1給紙部53a側の給
紙昇降機構は、記録用紙が載置される第1載置台62や
この第1載置台62に一端を、そして他端を後述の第1
昇降モータ64に固定することで、第1昇降モータ64
の駆動力を第1載置台62へ伝達する第1ワイヤ68、
第1ワイヤ68の昇降方向を制御するプーリー66、第
1載置台62の昇降を制御する第1昇降モータ64、そ
して記録用紙の接触/非接触状態を検知する第1上限S
W70により構成される。
【0039】その第1上限SW70にて記録用紙の非接
触が検知された時点で第1昇降モータ64が駆動し、第
1ワイヤ68がプーリー66を経由して第1載置台62
を上昇させ、第1上限SW70にて記録用紙の接触が検
知された時点で第1昇降モータ64を停止する。なお、
大容量用紙トレイ第2給紙部53b側については、基本
機構は大容量用紙トレイ第1給紙部53a側と同様であ
り、説明を省略する。
【0040】次いで、図4に示す各センサと各用紙トレ
イが、用紙の給紙・補給の際、どのように作用し合うか
を、図5〜11に示すフローチャートとデータ構成図を
用いて以下に説明する。なお、下記に記載のSTEP〜
は各フローチャートに記載のSTEPを示す。
【0041】図6〜12中の各フローチャートは、メイ
ンルーチンである図5と周期プログラムである図12、
そして、図6のメインルーチンより制御される周期プロ
グラムの図9、及び図5のサブルーチンである図7、1
0にて構成され、図8は、図7、9、12に記載のセン
サー値を収集した際に得られるデータ構成図であり、図
11は、図10にて用紙トレイサイズテーブルを収集し
た際に得られ、図12にて各要素が設定される用紙サイ
ズテーブルのデータ構成図である。以下に具体的な各用
紙トレイ51、52、53による印字時に、用紙切れ等
が発生した場合の処理手順を示す。
【0042】ユーザの指示による印字要求により、ST
EP101ではユーザが指示した各用紙トレイ51、5
2、53の何れかのトレイにおける状態を認識する為、
図5に示した各センサの状態を収集する用紙給紙位置セ
ンサ収集ルーチンを起動することで、STEP201へ
進む。
【0043】STEP201では、該当する用紙トレイ
の各センサ値を収集するが、本実施例では各センサの状
態は特定の部材(例えばLSI等)により集中管理され
るものとし、このセンサ値を収集する際に得られる出力
フォーマットは、図8に示すようなデータ構造を成すも
のとし、詳細について以下に説明する。
【0044】この図8に示したセンサ値の出力フォーマ
ットは、4つのHigh/Lowレベル出力と1つの1
6段階に区別されるセンサ値により構成され、図8中の
用紙トレイ装抜センサ値は図5の用紙トレイ装抜センサ
群10より、用紙有無センサ値は用紙有無センサ群1
2、用紙給紙位置センサ値は用紙給紙位置センサ群1
3、用紙装抜位置センサ値は用紙装抜位置センサ14、
用紙サイズセンサ値は用紙サイズセンサ群11より夫々
得られ、用紙トレイ装抜センサ値や用紙有無センサ値、
用紙給紙位置センサ値、及び用紙装抜位置センサ値は便
宜上、用紙トレイ上の用紙が印字できる状態である場合
をHighレベルとし、用紙サイズセンサ値は検出され
た用紙サイズにより特定されるレベル(本実施例では1
がA4サイズ、2がA3〜のように定義する)とする。
【0045】STEP202では、STEP201にて
収集したセンサ値を判定し、0X 0Fとの論理積とが0
X 0FであればSTEP203へ進むことで戻り値をO
Nで終了するが、センサ値が0X 0Fでない場合にはS
TEP204へ進むことで戻り値をOFFで終了する。
ここでセンサ値と0X 0Fとの論理積は、用紙サイズセ
ンサ値を無視することを意味し、用紙サイズセンサ値以
外のセンサ値が全てHighである、即ち用紙トレイの
状態が給紙可能な状態である場合の確認を行っている。
【0046】STEPl02では用紙給紙位置センサ収
集の戻り値を判定し、戻り値がONの場合にはSTEP
l03へ進み、戻り値がONでない場合にはSTEP1
20へ進む。即ち用紙トレイの状態が給紙可能な状態で
あればSTEPl03へ、そうでなければSTEP12
0へ進むことを意味するが、本実施例では未だユーザの
指定した用紙トレイが給紙状態でない場合、つまり、S
TEP120へ進むことを先に説明する。
【0047】図6中のSTEP120〜123では、ユ
ーザの指定した用紙トレイ以外の用紙トレイを検索する
処理を行うが、まずSTEP120では、ユーザ指定の
用紙トレイと同サイズの用紙を載置した用紙トレイを検
索するために、図10に示した用紙トレイ変更ルーチン
を起動することで、STEP401へ進む。
【0048】STEP401では、図11に示した用紙
トレイサイズテーブルを収集するが、この用紙トレイサ
イズテーブルとは、各用紙トレイ51、52、53毎に
載置されている用紙のサイズが、図12の用紙装抜セン
サ収集にて記憶されたデータであるが、図12の用紙装
抜センサ収集の説明は後述する。
【0049】STEP402では、現在の用紙トレイサ
イズとSTEP401にて収集した用紙トレイサイズテ
ーブル中の各用紙サイズとを比較し、同一サイズの用紙
トレイが有ればSTEP403へ進み、使用する用紙ト
レイを変更し、続くSTEP404にて戻り値をONと
して処理を終了する。同一サイズの用紙トレイがなけれ
ば、STEP405へ進むことで戻り値をOFFとして
終了する。
【0050】STEP121では用紙トレイ変更ルーチ
ンの戻り値を判定し、ONでなければSTEP122へ
進むが、ONであればSTEP124にて図13の用紙
トレイ復旧監視を周期プログラムとして開始させた後、
STEP101からの用紙トレイの状態確認ルートへ再
び進むが、前述の周期プログラムとはある特定の周期に
て繰り返し処理されるルーチンを示し、用紙トレイ復旧
監視ではSTEP120にて用紙トレイを変更する前の
トレイが、給紙可能状態に遷移するまでを監視し、後述
のSTEP141にて該プログラムが周期抹消させられ
るまで、周期的に繰り返し起動される。
【0051】STEP122では印字処理を停止して、
各用紙トレイ51、52、53が用紙切れである旨を報
知(操作パネルへの表示や報知音の鳴動等)し、STE
P123で用紙が補給されたか否かのチェックをループ
処理した後、用紙が補給されればSTEPl01へ進む
ことで、用紙の補給をユーザへ促す。
【0052】よって他の用紙トレイが夫々異なる用紙サ
イズを載置するように設定された場合を除き、現在の使
用トレイと同一サイズの用紙トレイが見つかれば、その
用紙トレイを用いて印字を進めるように処理を進めるこ
とができる。
【0053】前述した図11の用紙トレイサイズテーブ
ルに対し、各用紙トレイに実装される用紙のサイズを記
憶させる図12の用紙装抜センサ収集の説明を以下に示
す。図12の用紙装抜センサ収集は周期プログラムであ
り、図6のメインルーチンとは独立して周期的に処理さ
れる。
【0054】まずSTEP501ではINDEXを初期
化した後、STEP502〜511のループ処理が行わ
れる。STEP502ではINDEXによる分岐を行
い、INDEXが0の場合にはSTEP503にて用紙
トレイを第1用紙トレイ51に、INDEXが1の場合
にはSTEP504にて第2用紙トレイ52、そしてI
NDEXが2の場合にはSTEP505にて大容量用紙
トレイ53とした上で、後述の共通処理が行われる。
【0055】STEP506では、該当する用紙トレイ
の各センサ値を収集するが、このセンサ値を収集する際
に得られる出力フォーマットはSTEP201同様、図
8に示すようなデータ構造を成すものとする。STEP
507ではSTEP506にて収集したセンサ値を判定
し、0X 08との論理積とが0X 00以外であればST
EP508へ進むが、センサ値が0X 00の場合にはS
TEP512へ進む。ここでセンサ値と0X 00との論
理積は、用紙サイズセンサ値や用紙有無センサ値、用紙
給紙位置センサ値、及び用紙トレイ装抜センサ値を無視
し、用紙装抜位置センサ値がLowである、即ち用紙ト
レイへ用紙が補給される状態である場合の確認を行って
いる。
【0056】よって該当する用紙トレイが用紙補給の状
態となればSTEP512へ進むことで、用紙トレイサ
イズテーブルの指定箇所がクリアされる。一方、用紙ト
レイの用紙補給状態が解除されれば、STEP508へ
進む。STEP508では用紙トレイサイズテーブルの
指定箇所がクリアされているか否かを判断し、クリアさ
れていればSTEP509へ進むことで、用紙トレイサ
イズテーブルへSTEP506にて収集した用紙サイズ
センサ値を設定した後にSTEP510へ進むが、クリ
アされていない場合には処理をスキップしてSTEP5
10へ進む。このSTEP508により用紙トレイサイ
ズテーブルへの設定を行うか否かが判断されることで、
用紙トレイの状況変化がない場合での用紙トレイサイズ
テーブルの更新を防止している。
【0057】STEP510にてINDEXのインクリ
メントを行った後、STEP511にてINDEXが3
未満か否かを判断し、3未満の場合にはSTEP502
へ進むことで、前述のループ処理を繰り返すが、3未満
でない場合には処理を終了する。よって、装置に実装さ
れる各用紙トレイ51、52、53夫々に、用紙の補給
が行われる度にその用紙サイズを検知して、用紙トレイ
サイズテーブルへフイードバックされる。
【0058】次いで、STEP102で、用紙給紙位置
センサ収集ルーチンにて戻り値がON、即ち、用紙トレ
イの状態が給紙可能な状態である場合のSTEPl03
では、図9の用紙有無センサ収集を周期プログラムとし
て開始させる。この周期プログラムとはある特定の周期
にて繰り返し処理されるルーチンを示し、用紙有無セン
サ収集では各用紙トレイ上の用紙切れ、或いは用紙補給
を検知する機能を有し、後述のSTEPl08にて該プ
ログラムが周期抹消させられるまで、周期的に繰り返し
起動される。
【0059】STEPl04では給送手段15を起動す
ることで、用紙の搬送を開始して印字処理を行うが、続
くSTEPl05ではイベント待ち状態へ遷移し、各イ
ベントに応じて処理を行う。前述の各イベントには通常
の印字終了イベントと割り込みA・B・Cを示すが、最
初に通常の印字終了イベントによるSTEPl06以降
について以下に説明する。
【0060】STEPl07ではユーザの印字要求が全
て終了したか否かを判定し、全印字が終了すればSTE
Pl08にて図9の用紙有無センサ収集を、周期プログ
ラムより抹消させた後に処理を終了するが、未だ印字が
残っている場合にはSTEPl04からのループ処理を
繰り返す。
【0061】割り込みA・Bイベントは、STEPl0
3にて開始される図9の用紙有無センサ収集による割り
込みイベントであるため、以下に図9の各処理を説明す
る。STEP301ではSTEP201同様に、該当す
る用紙トレイの各センサ値を収集し、STEP302で
はFLAGがONか否かを判定し、FLAGがONであ
ればSTEP306へ、FLAGがONでなければST
EP303へと処理を進める。このFLAGは初期状態
ではOFF状態であり、後述のSTEP305にてO
N、そしてSTEP308にてOFFへと制御される。
該周期プログラムが最初に起動された段階では、FLA
GはOFF状態であることより、STEP302ではF
LAGがONでないと判断することでSTEP303へ
進む。
【0062】STEP303ではSTEP301にて収
集したセンサ値と0X 0Dとの論理積が0X 0Dと等し
いか否かを判定し、等しければSTEP304へ進む
が、等しくない場合には処理を終了する。前述のセンサ
値と0X 0Dとの論理積は、該用紙トレイ上の用紙が無
くなったことを、用紙有無センサ群12が検知した場合
であり、即ち用紙切れが発生した時点でSTEP304
にて割り込みAイベントを発生させることとなる。よっ
て前述のSTEPl05でのイベント待ち状態におい
て、割り込みAイベントを受け付けるケースは用紙切れ
を起こした場合である。STEP304にて割り込みA
イベントを発生させた後には、FLAGをONに設定後
に処理を終了することで、次周期でのSTEP302で
は、STEP306へ進むこととなる。
【0063】STEP306ではセンサー値と0X 0F
との論理積が0X 0Fと等しいかを判定し、等しければ
STEP307へ進むが、等しくなければ処理を終了す
る。前述のセンサ値と0X 0Fとの論理積は、該用紙ト
レイが給紙可能状態であることを示し、またSTEP3
06での処理はFLAGがON状態であることより、用
紙切れを起こした後に該用紙トレイが給紙可能状態へ遷
移した場合である。
【0064】よって、センサー値と0X 0Fとの論理積
が0X 0Fと等しい場合は、該用紙トレイが給紙状態へ
遷移したことを意味するため、STEP307では割り
込みBイベントを発生後、STEP308にてFLAG
をOFFに設定して処理を終了する。
【0065】前述のSTEPl05でのイベント待ち状
態において、割り込みBイベントを受け付けるケース
は、用紙切れを起こした後に、用紙が補給され給紙位置
となり該用紙トレイが給紙可能となった場合である。
【0066】前述より該用紙トレイの用紙切れによるS
TEPll0以降の割り込みイベントAルートでは、S
TEPlllにて図10の用紙トレイ変更(説明は前述
のため省略)を実行した後、STEPl12にて戻り値
がONか否かを判定し、ONでなければSTEPl13
〜114にてSTEP122〜STEP123と同様の
ユーザへの給紙要求を行うが、戻り値がONであればS
TEPl15にて、用紙トレイを変更する旨と、それま
で使用していた用紙切れの用紙トレイへの給紙を促す報
知を行った後にSTEP101へ進むことで、他の用紙
トレイを用いて印字処理を行うべく処理を進める。
【0067】ユーザが該用紙トレイへの給紙を行うこと
で、図9の用紙有無センサ収集による該用紙トレイの給
紙可能な状態を認識した後、STEP130での割り込
みBイベントを受け付け、STEP131では用紙切れ
により代替で給紙していた用紙トレイを、用紙切れで停
止していた用紙トレイとに切り替えることで、本来ユー
ザが指示していた用紙トレイに切り替える。このように
用紙切れ時には代替の用紙トレイを用いることで、印字
処理完了までの時間を短縮することができる。つまり、
用紙切れによる装置待機状態を回避させ、かつ、ユーザ
ーの要求する用紙載置部を優先的に可動させることがで
きる。
【0068】次に、割り込みCイベントは、STEP1
24にて開始される図13の用紙トレイ復旧監視による
割り込みイベントであるため、この説明に先立って、以
下に図13の各処理について説明する。
【0069】STEP601では、STEP201同様
に、該当する用紙トレイの各センサ値を収集し、STE
P602ではSTEP601にて収集したセンサ値と0
X 0Fとの論理積が0X 0Fと等しいか否かを判定し、
等しければSTEP603へ進むことで、割り込みCイ
ベントを発生後に処理を終了するが、等しくない場合に
は処理を終了する。
【0070】前述のセンサ値と0X 0Fとの論理積は、
該用紙トレイが給紙可能状態であることを示し、また図
13の用紙トレイ復旧監視は図6のSTEPl02にて
給紙可能な状態でない処理ルートであることより、ST
EP602でのセンサ値と0 X 0Fとの論理積が0X
Fと等しくなった時点では、本来ユーザが指示した用紙
トレイが給紙可能な状態へ遷移したことを意味する。
【0071】よって、前述のSTEPl05でのイベン
ト待ち状態において、割り込みCイベントを受け付ける
ケースは、用紙トレイが未だ給紙可能な状態へ遷移する
前に、印字処理が進められた場合等に、代替として他の
用紙トレイを用いて印字処理が進められ、後に本来ユー
ザが指示する用紙トレイが給紙可能な状態へ遷移した状
態である。
【0072】よって割り込みCイベントを受け付けるS
TEP140以降では、STEP141にて図13の用
紙トレイ復旧監視を周期プログラムから抹消し、STE
P142では代替で給紙していた用紙トレイを、待機状
態であった用紙トレイとに切り替えることで、本来ユー
ザが指示していた用紙トレイに切り替える。
【0073】このように、印字要求が発生した時点で未
だ用紙トレイの状態が待機状態の場合、即座に給紙する
ことが可能な用紙トレイを代替として用いることで、装
置のファーストコピータイムを短縮することができる。
【0074】上述の例として、大量の複写処理を行う為
に、ユーザは大容量用紙トレイ53へ印字前に用紙を補
給し、給紙するトレイに大容量用紙トレイ53を選択し
た後、印字を開始する。しかし印字開始時点で大容量用
紙トレイ53が未だ給紙位置へ到達していない場合、装
置は大容量用紙トレイ53が給紙位置へ到達するまで待
つのではなく、大容量用紙トレイ53と同一用紙サイズ
を収容する他の用紙トレイ、例えば第1用紙トレイ51
が同一用紙サイズを収容する場合にはその状態を確認
し、給紙可能な状態であればこの第1用紙トレイ51を
大容量用紙トレイ53に先立って印字を行わせる。よっ
て用紙の補給後にありうる装置の待機状態による、印字
工程の遅延を防止することができる。つまり、給送可能
状態にある用紙載置部を優先的に稼働させることによ
り、ファーストコピータイムを短縮することができる。
また、両用紙載置部53a,53bの給送手段15の累
計給紙枚数を接近させて給送手段15の交換を一時にお
こなえるようにすることができる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下の効果を奏する。
【0076】請求項1によれば、第1の用紙載置部と第
2の用紙載置部との補給位置から給送位置への変更に要
する時間差によるファーストコピータイムが長くなるの
を抑えると共に、画像形成部までの搬送時間がより短い
用紙載置部の用紙の減少量をより少なくして、ファース
トコピータイムを短縮できる機会を多く得ることができ
るようにすると同時に、両用紙載置部の給送手段の累計
給紙枚数を接近させて給送手段の交換を一時におこなえ
るようにすることができる。
【0077】請求項2によれば、第2の用紙載置部への
用紙の補給時に、第2の用紙載置部にかわって、第1の
用紙載置部から用紙を給送し、第2の用紙載置部への用
紙の補給が完了して第1の用紙載置部に続いて給送でき
るようになった後に、再度、第2の用紙載置部から給送
するようにしたので、第2の用紙載置部への用紙の補給
中も画像形成が続行できて、ジョブの終了を遅延させる
ことなく、第1の用紙載置部の用紙の減少を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置(デジ
タル複写機)の構成図である。
【図2】同画像処理部等の制御系統ブロック図である。
【図3】同給紙制御部の制御系統ブロック図である。
【図4】同大容量用紙収納トレイの昇降機構を示す説明
図である。
【図5】同各用紙収納トレイおよびセンサ群の配置を示
す説明図である。
【図6】同用紙トレイの切り替えに関する処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】同図5のサブルーチンのフローチャートであ
る。
【図8】同各センサーの状態の収集時に得られるデータ
フォーマットの構成図である。
【図9】同(周期起動される)用紙有無センサ収集につ
いての処理手順を示すフローチャートである。
【図10】同図5のサブルーチンのフローチャートであ
る。
【図11】同各用紙収納トレイに載置される用紙サイズ
を記憶する用紙トレイサイズテーブルである。
【図12】同(周期起動される)用紙装抜センサ収集に
ついての処理手順を示すフローチャートである。
【図13】同(周期起動される)用紙トレイ復旧監視に
ついての処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
15−給紙手段 48−画像形成部(電子写真プロセス部) 53a−第1の用紙載置部(大容量用紙トレイ第1給紙
部) 53b−第2の用紙載置部(大容量用紙トレイ第2給紙
部) 100−給紙制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FC30 GA01 GB01 GC01 GD01 HA12 HA22 HA33 HA36 HB04 HC04 HC22 HC28 JA01 KB03 LA04 LA14 MA04 MA09 MA51 MB04 MB13 MC21 MC23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に画像を形成する画像形成部と、 上記画像形成部に給送を指定された同一サイズの用紙を
    収容すると共に、用紙の補給を可能とする補給位置と用
    紙の供給を可能とする給送位置とに、位置を変更可能な
    複数の用紙載置部と、 上記複数の用紙載置部のそれぞれに設けられ、前記用紙
    載置部に載置された用紙を1枚ずつ上記画像形成部に給
    送する給送手段と、 給紙制御部と、を備え、 上記複数の用紙載置部は、上記画像形成部への搬送時間
    のより短い第1の用紙載置部と、上記画像形成部への搬
    送時間のより長い第2の用紙載置部とを含み、 上記第1の用紙載置部及び上記第2の用紙載置部の補給
    位置から給送位置への変更時に、上記第1の用紙載置部
    が上記第2の用紙載置部よりも先に給送位置に変更を完
    了した場合には、上記第1の用紙載置部から先に用紙の
    給送を開始し、上記第2の用紙載置部が給送位置に変更
    が完了して、上記第1の用紙載置部から給送される用紙
    に続いて給送が可能となった後に、上記第1の用紙載置
    部からの用紙の給送を中止して、上記第2の用紙載置部
    から用紙を給送する一方、 上記第1の用紙載置部及び上記第2の用紙載置部の補給
    位置から給送位置への変更時に、上記第2の用紙載置部
    が上記第1の用紙載置部よりも先に給送位置に変更を完
    了した場合には、上記第2の用紙載置部から先に用紙の
    給送を開始し、上記第1の用紙載置部が給送位置に変更
    が完了して、上記第2の用紙載置部から給送される用紙
    に続いて給送が可能となった後に、上記第2の用紙載置
    部からの用紙の給送を中止して、上記第1の用紙載置部
    から用紙を給送することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 用紙に画像を形成する画像形成部と、 上記画像形成部に給送を指定された同一サイズの用紙を
    収容すると共に、用紙の補給を可能とする補給位置と用
    紙の供給を可能とする給送位置とに、位置を変更可能な
    複数の用紙載置部と、 上記複数の用紙載置部のそれぞれに設けられ、用紙載置
    部に載置された用紙を1枚ずつ上記画像形成部に給送す
    る給送手段と、 ファーストコピータイムの短縮化を図るための給紙制御
    をおこなう給紙制御部と、を備え、 上記複数の用紙載置部は、上記画像形成部への搬送時間
    のより短い第1の用紙載置部と、上記画像形成部への搬
    送時間のより長い第2の用紙載置部とを含み、 上記第2の用紙載置部から上記画像形成部への用紙の給
    送中に、上記第2の用紙載置部の用紙が無くなった場合
    に、上記第2の用紙載置部への用紙の補給を報知すると
    共に、上記第2の用紙載置部から給送される用紙に続い
    て上記第1の用紙載置部から用紙を給送し、 その後、上記第2の用紙載置部に用紙が補給されて、上
    記第2の用紙載置部が上記給送位置に変更が完了して、
    上記第1の用紙載置部から給送される用紙に続いて給送
    が可能となった後に、上記第1の用紙載置部からの用紙
    の給送を中止して、上記第2の用紙載置部から用紙を給
    送することを特徴とする画像形成装置。
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