JPH11331511A - 画像読取装置と画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置と画像形成装置

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Publication number
JPH11331511A
JPH11331511A JP10136625A JP13662598A JPH11331511A JP H11331511 A JPH11331511 A JP H11331511A JP 10136625 A JP10136625 A JP 10136625A JP 13662598 A JP13662598 A JP 13662598A JP H11331511 A JPH11331511 A JP H11331511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
image
speed
scanning
exposure
Prior art date
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Pending
Application number
JP10136625A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Someya
昭彦 染谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10136625A priority Critical patent/JPH11331511A/ja
Publication of JPH11331511A publication Critical patent/JPH11331511A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、温度に応じた原稿の読取速度の
変更でスキャナ部4の温度上昇を抑制することができ
る。 【解決手段】 この発明は、スキャナ部4の温度が異常
温度となった際に、その温度に応じて段階的にスキャナ
部4内のキャリッジが副走査方向に移動する原稿の読取
時の速度を速くし、熱源である露光ランプの点灯してい
る時間を短くするようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、デジタ
ル複写機などに用いられる画像読取装置と画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置に用いられる画像読
取装置(スキャナ)では、スキャナ内の温度をサーミス
タなどにより温度検知するようになっている。このスキ
ャナ内の温度の検知結果に基づいて、スキャナ内の温度
が所定の温度上昇の限界値を超えると、コピー動作を中
断して装置を一旦停止し、正常な温度に達するまで待つ
ようになっている。
【0003】これにより、スキャナ内の温度が限界値を
超えると、利用者は、スキャナ内の温度が下がるまで、
コピーを断念しなければならないという問題点があっ
た。また、スキャナの温度の上昇を抑えるために、専用
の冷却ファンを多数設けたり、温度上昇に応じてファン
の回転速度を切換えることが考えられてる。
【0004】しかしながら、専用の冷却ファン(冷却手
段)を多数設置すると、装置のコストアップにつながっ
てしまったり、冷却ファンのスピードを切換えると回路
が複雑になってしまったり、コストアップにつながり、
画像形成装置の製品としての製造コストが上がってしま
うという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、画像
読取装置内の温度上昇を抑制するために、装置を停止し
たり、冷却手段の増設や冷却手段の速度制御を行うこと
により製造コストが上がってしまうという問題点を解決
するもので、画像読取装置内の温度上昇に対して、装置
を止めたり、冷却手段の増設や冷却手段の速度制御を行
うことなく、読取装置内の温度上昇を抑制することがで
きる画像読取装置と画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の画像読取装置
は、原稿台上に載置される原稿を読取るものにおいて、
上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯する
露光手段、この露光手段が搭載され、この露光手段によ
る露光位置を上記原稿台に対して第1の速度で相対的に
移動することにより上記原稿台に載置された原稿を読取
走査する走査手段、上記画像読取装置内の温度を検知す
る検知手段、この検知手段により検知された温度が所定
の限界温度以上の際に、上記画像読取装置内の温度異常
を判断する判断手段、この判断手段により上記走査手段
の温度異常を判断した際に、上記走査手段の移動速度を
上記第1の速度よりも速い第2の速度に変更する変更手
段、およびこの変更手段により変更された第2の速度で
上記走査手段により読取られる原稿の読取画像を上記第
1の速度での読取画像の大きさに変換する変換手段から
構成されている。
【0007】この発明の画像読取装置は、原稿台上に載
置される原稿を読取るものにおいて、上記原稿台上に載
置される原稿を露光する際に点灯する露光手段、この露
光手段が搭載され、この露光手段による露光位置を上記
原稿台に対して所定の速度で相対的に移動することによ
り上記原稿台上の原稿を読取走査する走査手段、上記画
像読取装置内の温度を検知する検知手段、この検知手段
により検知された温度が所定の限界温度以上の際に、上
記画像読取装置内の温度異常を判断する判断手段、この
判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判断し
た際に、上記検知手段により検知された温度に応じて、
上記走査手段の移動速度を上記所定の速度よりも速い複
数段階の速度に変更する変更手段、およびこの変更手段
により上記走査手段の移動速度が変更された際に、その
変更された速度で上記走査手段により読取られる原稿の
読取画像を上記所定の速度での読取画像の大きさに変換
する変換手段から構成されている。
【0008】この発明の画像形成装置は、原稿台上に載
置される原稿を読取る画像読取装置を有するものにおい
て、上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯
する露光手段、この露光手段が搭載され、この露光手段
による露光位置を上記原稿台に対して所定の速度で相対
的に移動することにより上記原稿台上の原稿を読取走査
する走査手段、上記画像読取装置内の温度を検知する検
知手段、この検知手段により検知された温度が所定の限
界温度以上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判
断する判断手段、この判断手段により上記画像読取装置
内の温度異常を判断した際に、上記検知手段により検知
された温度に応じて、上記走査手段の移動速度を上記所
定の速度よりも速い複数段階の速度に変更する変更手
段、この変更手段により上記走査手段の移動速度が変更
された際に、その変更された速度で上記走査手段により
読取られる原稿の読取画像を上記第1の速度での読取画
像の大きさに変換する変換手段、および上記走査手段に
より上記第1の速度で読取った画像、あるいは上記変換
手段により変換した画像を被画像形成媒体に形成する画
像形成手段から構成されている。
【0009】この発明の画像読取装置は、原稿台上に載
置される原稿を読取るものにおいて、上記原稿台上に載
置される原稿を露光する際に点灯する露光手段、この露
光手段が搭載され、この露光手段による露光位置を所定
の読取開始位置から上記原稿台に対して相対的に移動す
ることにより上記原稿台上の原稿を読取走査し、原稿の
読取走査が終了した後に、上記露光位置を第1の速度で
上記読取開始位置へ移動する走査手段、上記画像読取装
置内の温度を検知する検知手段、この検知手段により検
知された温度が所定の限界温度以上の際に、上記画像読
取装置内の温度異常を判断する判断手段、およびこの判
断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判断した
際に、上記走査手段の原稿の読取走査終了後の移動速度
を上記第1の速度よりも遅い第2の速度に変更する変更
手段から構成されている。
【0010】この発明の画像読取装置は、原稿台上に載
置される原稿を読取るものにおいて、上記原稿台上に載
置される原稿を露光する際に点灯する露光手段、この露
光手段が搭載され、この露光手段による露光位置を所定
の読取開始位置から上記原稿台に対して相対的に移動す
ることにより上記原稿台上の原稿を読取走査し、原稿の
読取走査が終了した後に、上記露光位置を所定の速度で
上記読取開始位置へ移動する走査手段、上記画像読取装
置内の温度を検知する検知手段、この検知手段により検
知された温度が所定の限界温度以上の際に、上記画像読
取装置内の温度異常を判断する判断手段、およびこの判
断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判断した
際に、上記検知手段により検知された温度に応じて、上
記走査手段の原稿の読取走査終了後の移動速度を上記所
定の速度よりも遅い複数段階の速度に変更する変更手段
から構成されている。
【0011】この発明の画像形成装置は、原稿台上に載
置される原稿を読取る画像読取装置を有するものにおい
て、上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯
する露光手段、この露光手段が搭載され、この露光手段
による露光位置を所定の読取開始位置から上記原稿台に
対して相対的に移動することにより上記原稿台上の原稿
を読取走査し、原稿の読取走査が終了した後に、上記露
光位置を所定の速度で上記読取開始位置へ移動する走査
手段、上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段、
この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
断手段、この判断手段により上記画像読取装置内の温度
異常を判断した際に、上記検知手段により検知された温
度に応じて、上記走査手段の原稿の読取走査終了後の移
動速度を上記所定の速度よりも遅い複数段階の速度に変
更する変更手段、および上記走査手段により読取られる
原稿の画像を被画像形成媒体に形成する画像形成手段か
ら構成されている。
【0012】この発明の画像読取装置は、原稿台上に載
置される原稿を読取るものにおいて、上記原稿台上に載
置される原稿を露光する際に第1の光量で点灯する露光
手段、この露光手段が搭載され、この露光手段による露
光位置を上記原稿台に対して第1の速度で相対的に移動
して得られる画素を所定の基準処理時間に基づいて光電
変換することにより上記原稿台に載置された原稿を読取
走査する走査手段と、上記画像読取装置内の温度を検知
する検知手段、この検知手段により検知された温度が所
定の限界温度以上の際に、上記画像読取装置内の温度異
常を判断する判断手段、この判断手段により上記画像読
取装置内の温度異常を判断した際に、上記露光手段の光
量を上記第1の光量よりも少ない第2の光量に変更する
第1の変更手段、およびこの第1の変更手段により変更
された第2の光量に応じて、上記走査手段の上記基準処
理時間を変更するとともに、上記走査手段の上記移動手
段による移動速度を上記第1の速度よりも遅い第2の速
度に変更する変更する第2の変更手段から構成されてい
る。
【0013】この発明の画像読取装置は、原稿台上に載
置される原稿を読取るものにおいて、上記原稿台上に載
置される原稿を露光する際に所定の第1の光量で点灯す
る露光手段、この露光手段が搭載され、この露光手段に
よる露光位置を上記原稿台に対して所定の速度で相対的
に移動して得られる画素を所定の基準処理時間に基づい
て光電変換することにより上記原稿台に載置された原稿
を読取走査する走査手段、上記画像読取装置内の温度を
検知する検知手段、この検知手段により検知された温度
が所定の限界温度以上の際に、上記画像読取装置内の温
度異常を判断する判断手段、この判断手段により上記画
像読取装置内の温度異常を判断した際に、上記検知手段
により検知された温度に応じて、上記露光手段の光量を
上記所定の光量よりも少ない複数段階の光量に変更する
第1の変更手段、およびこの第1の変更手段により変更
された光量に応じて、上記走査手段の上記基準処理時間
を変更するとともに、上記走査手段の移動速度を上記所
定の速度よりも遅い複数段階の速度に変更する変更する
第2の変更手段から構成されている。
【0014】この発明の画像形成装置は、原稿台上に載
置される原稿を読取る画像読取装置を有するものにおい
て、上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に所定
の光量で点灯する露光手段、この露光手段が搭載され、
この露光手段による露光位置を上記原稿台に対して所定
の第1の速度で相対的に移動して得られる画素を所定の
基準処理時間に基づいて光電変換することにより上記原
稿台に載置された原稿を読取走査する走査手段、上記画
像読取装置内の温度を検知する検知手段、この検知手段
により検知された温度が所定の限界温度以上の際に、上
記画像読取装置内の温度異常を判断する判断手段、この
判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判断し
た際に、上記検知手段により検知された温度に応じて、
上記露光手段の光量を上記所定の光量よりも少ない複数
段階の光量に変更する第1の変更手段、この第1の変更
手段により変更された光量に応じて、上記走査手段の上
記基準処理時間を変更するとともに、上記走査手段の移
動速度を上記所定の速度よりも遅い複数段階の速度に変
更する変更する第2の変更手段、上記走査手段により読
取られる原稿の画像を被画像形成媒体に形成する画像形
成手段から構成されている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1はこの発明の画像読
取装置としてのスキャナ部を有する画像形成装置の一例
としてデジタル複写機1の概略構成を示す断面図であ
る。
【0016】図1に示すように、デジタル複写機1は装
置本体10を備え、この装置本体10内には、画像読取
手段としてのスキャナ部4、および画像形成手段として
機能するプリンタ部6が設けられている。
【0017】装置本体10の上面には、読取対象物、つ
まり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置
台(原稿台)12が設けられている。また、装置本体1
0の上面には、原稿載置台12上に原稿Dを自動的に送
る自動原稿送り装置7(以下、ADFと称する)が配設
されている。このADF7は、原稿載置台12に対して
開閉可能に配設され、原稿載置台12に載置された原稿
Dを原稿載置台12に密着させる原稿押さえとしても機
能する。
【0018】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿Dの有無を検出するエンプティセンサ9、
原稿トレイ8から原稿Dを一枚づつ取り出すピックアッ
プローラ14、取り出された原稿Dを搬送する給紙ロー
ラ15、原稿Dの先端を整位するアライニングローラ対
16、原稿載置台12のほぼ全体を覆うように配設され
た搬送ベルト18を備えている。そして、原稿トレイ8
に上向きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の
頁、つまり、最終頁から順に取り出され、アライニング
ローラ対16により整位された後、搬送ベルト18によ
って原稿載置台12の所定位置へ搬送される。
【0019】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ロ
ーラ23が配設されている。後述するスキャナ部4によ
り画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト18に
より原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ2
0、非反転センサ21、フラッパ22、および排紙ロー
ラ23を介してADF7上面の原稿排紙部24上に排出
される。原稿Dの裏面を読み取る場合、フラッパ22を
切り換えることにより、搬送ベルト18によって搬送さ
れてきた原稿Dは、反転ローラ20によって反転された
後、再度搬送ベルト18により原稿載置台12上の所定
位置に送られる。
【0020】装置本体10内に配設されたスキャナ部4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源
としての例えばハロゲンランプなどで構成される露光ラ
ンプ25、原稿Dからの反射光を所定の方向に偏向する
第1のミラー26、およびスキャナ部4内の温度を検出
するサーミスタ35を有し、これらの露光ランプ25、
第1のミラー26、サーミスタ35は、原稿載置台12
の下方に配設された第1キャリッジ27に取り付けられ
ている。
【0021】第1キャリッジ27は、原稿載置台12と
平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト等
を介してスキャナモータ(駆動モータ)37により、原
稿載置台12の下方を往復移動される。スキャナモータ
37は、ステッピングモータなどにより構成されてい
る。また、このスキャナモータ37により移動される第
1キャリッジ27は、種々の速度で移動されるようにな
っている。
【0022】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2キャリッジ28が配設
されている。第2キャリッジ28には、第1のミラー2
6により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向する
第2および第3のミラー30、31が互いに直角に取り
付けられている。第2のキャリッジ28は、第1キャリ
ッジ27を駆動する歯付きベルト等により、スキャナモ
ータ37からの回転力が伝達され、第1キャリッジ27
に対して従動されるとともに、第1キャリッジに対し
て、1/2の速度で原稿載置台12に沿って平行に移動
される。
【0023】また、原稿載置台12の下方には、第2キ
ャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集束
する結像レンズ32と、結像レンズ32により集束され
た反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが
配設されている。結像レンズ32は、第3のミラー31
により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介
して移動可能に配設され、自身が移動することで反射光
を所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34
は、後述するメインCPUから与えられる画像処理クロ
ックに従って入射した反射光を光電変換し、読み取った
原稿Dに対応する電気信号を出力する。
【0024】一方、プリンタ部6は、潜像形成手段とし
て作用するレーザ露光装置40を備えている。レーザ露
光装置40は、光源としての半導体レーザ41と、半導
体レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向す
る走査部材としてのポリゴンミラー38と、ポリゴンミ
ラー38を回転駆動するポリゴンモータ39と、ポリゴ
ンミラー38からのレーザ光を偏向して後述する感光体
ドラム44へ導く光学系42とを備えている。このよう
な構成のレーザ露光装置40は、装置本体10の図示し
ない支持フレームに固定支持されている。
【0025】半導体レーザ41は、スキャナ部4により
読み取られた原稿Dの画像情報等に応じてオン・オフ制
御される。このレーザ光はポリゴンミラー38および光
学系42を介して感光体ドラム44へ向けられ、感光体
ドラム44周面を走査することにより感光体ドラム44
周面上に静電潜像を形成する。
【0026】また、プリンタ部6は、装置本体10のほ
ぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体
ドラム44を有し、感光体ドラム44周面は、レーザ露
光装置40からのレーザ光により露光され、所望の静電
潜像が形成される。感光体ドラム44の周面には、ドラ
ム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、
感光体ドラム44周面上に形成された静電潜像に現像剤
としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現
像器46、後述する用紙カセットから給紙された被転写
材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分離
させるための剥離チャージャ47を一体に有し、感光体
ドラム44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる
転写チャージャ48、感光体ドラム44周面からコピー
用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ドラム44周面に
残留したトナーを清掃する清掃装置50、および、感光
体ドラム44周面の除電する除電器51が順に配置され
ている。
【0027】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引き出し可能な上段カセット52、中段カセッ
ト53、下段カセット54が互いに積層状態に配設さ
れ、各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填
されている。これらのカセットの側方には大容量フィー
ダ55側方には、大容量フィーダ55が設けられ、この
大容量フィーダ55には、使用頻度の高いサイズのコピ
ー用紙P、例えば、A4サイズのコピー用紙Pが約30
00枚収納されている。また、大容量フィーダ55の上
方には、手差しトレイ56を兼ねた給紙カセット57が
着脱自在に装着されている。
【0028】装置本体10内には、各カセットおよび大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成され、搬送路58の終端には定着ランプ60a
を有する定着装置60が設けられている。定着装置60
に対向した装置本体10の側壁には排出口61が形成さ
れ、排出口61にはフィニッシャ150が装着されてい
る。
【0029】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量
フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィ
ーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ
63がそれぞれ設けられている。また、搬送路58に
は、ピックアップローラ63により取り出されたコピー
用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ
対64が設けられている。
【0030】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
44周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部
へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給
紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するア
ライニング前センサ66が設けられている。
【0031】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。
【0032】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ
ャ48により用紙P上に転写される。トナー像の転写さ
れたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪
49の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、
搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定
着装置60に搬送される。そして、定着装置60によっ
て現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着された後、コピー
用紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69に
より排出口61を通してフィニッシャ150上へ排出さ
れる。
【0033】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対6
5へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面
装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積
部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過
したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転
路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚
づつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された
用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙
する給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58
と反転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口6
1あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲ
ート76が設けられている。
【0034】両面コピーを行う場合、定着装置60を通
過したコピー用紙Pは、振り分けゲート76により反転
路72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一
時的に集積された後、ピックアップローラ73および給
紙ローラ対75により、搬送路74を通してレジストロ
ーラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジス
トローラ対65により整位された後、再び転写部に送ら
れ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その
後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60および
排紙ローラ69を介してフィニッシャ150に排紙され
る。
【0035】フィニッシャ150は排紙された一部構成
の文書を一部単位でステープル止めし貯めていくもので
ある。ステープルするコピー用紙Pが一枚排出口61か
ら排出される度にガイドバー151にてステープルされ
る側に寄せて整合する。全てが排出され終わると紙押え
アーム152が排出された一部単位のコピー用紙Pを抑
えステープラユニット(図示しない)がステープル止め
を行う。その後、ガイドバー151が下がり、ステープ
ル止めが終わったコピー用紙Pはその一部単位でフィニ
ッシャ排出ローラ155にてそのフィニッシャ排出トレ
イ154に排出される。フィニッシャ排出トレイ154
の下がる量は排出されるコピー用紙Pの枚数によりある
程度決められ、一部単位に排出される度にステップ的に
下がる。また排出されるコピー用紙Pを整合するガイド
バー151はフィニッシャ排出トレイ154上に載った
既にステープル止めされたコピー用紙Pに当たらないよ
うな高さの位置にある。
【0036】また、フィニッシャ排出トレイ154は、
ソートモード時、一部ごとにシフト(たとえば、前後左
右の4つの方向へ)するシフト機構(図示しない)に接
続されている。
【0037】また、装置本体10の前面上部には、様々
な複写条件並びに複写開始などを指示する操作パネル8
0が設けられている。操作パネル80は、図2に示すよ
うに、テンキー81、コピーキー82、状態表示部8
3、液晶表示部84、原稿サイズ設定キー85、用紙サ
イズ設定キー86、濃度表示部87、濃度設定キー8
8、および倍率設定キー89によって構成されている。
【0038】テンキー81は、原稿枚数やコピー枚数を
設定するものである。また、テンキー81には、入力し
た原稿枚数やコピー枚数などをクリアしたり、コピー動
作中にコピー動作を中断するクリア/ストップキー81
aが設けられている。
【0039】コピーキー82は、コピー開始を指示する
ものである。状態表示部83は、給紙カセットの選択状
態や、原稿や、用紙のジャムなどを案内表示するもので
ある。
【0040】液晶表示部84は、原稿枚数やコピー枚数
を表示するとともに、エラーメッセージの表示や種々の
操作案内を行うものである。この液晶表示部84には、
タッチパネルが設けられており、上記選択キーの入力な
どの種々の動作指示が入力できるようになっている。
【0041】原稿サイズ設定キー85は、原稿Dのサイ
ズを設定するものである。用紙サイズ設定キー86は、
用紙Pのサイズを設定するものである。濃度表示部87
は、濃度設定キー88により設定されるコピー濃度が表
示されるものである。
【0042】倍率設定キー89は、コピー倍率を設定す
るものである。図3は、図1におけるデジタル複写機1
の電気的接続および制御のための信号の流れを概略的に
表すブロック図が示されている。
【0043】図3よれば、デジタル複写機1において、
主制御部90内のメインCPU91とスキャナ部4のス
キャナCPU100とのプリンタ部6のプリンタCPU
110の3つのCPUで構成される。メインCPU91
は、プリンタCPU110と共有RAM95を介して双
方向通信を行うものであり、メインCPU91は操作指
示をだし、プリンタCPU100は状態ステータスを返
すようになっている。プリンタCPU110とスキャナ
CPU100はシリアル通信を行い、プリンタCPU1
10は動作指示をだし、スキャナCPU100は状態ス
テータスを返すようになっている。
【0044】操作パネル80は、メインCPU91に接
続されるパネルCPU80aにプリントキー82と液晶
表示部84とが接続され、液晶表示部84の表示内容の
制御や入力内容の処理などの全体の制御が行われる。
【0045】主制御部90は、メインCPU91、RO
M92、RAM93、NVM94、共有RAM95、画
像処理部96、ページメモリ制御部97、およびページ
メモリ98によって構成されている。
【0046】メインCPU91は、主制御部90の全体
を制御するものである。ROM92は、スキャナ部4内
の検知温度に対する原稿読取時の制御プログラムなどの
種々の制御プログラムや制御データが記憶されている。
RAM93は、一時的にデータを記憶するものである。
【0047】NVM(持久ランダムアクセスメモリ:n
onvolatile RAM)94は、バッテリ(図
示しない)にバックアップされた不揮発性のメモリであ
り、電源を切った時NVM94上のデータを保持するよ
うになっている。
【0048】共有RAM95は、メインCPU91とプ
リンタCPU110との間で、双方向通信を行うために
用いるものである。画像処理部96は、トリミング、マ
スキング、画像の拡大、縮小等を行うものである。
【0049】ページメモリ制御部97は、ページメモリ
98に画像データを記憶したり、読出したりするもので
ある。ページメモリ98は、複数ページ分の画像データ
を記憶できる領域を有し、スキャナ部4からの画像デー
タを圧縮したデータを1ページ分ごとに記憶可能に形成
されている。
【0050】スキャナ部4は、スキャナ部4の全体を制
御するスキャナCPU100、制御プログラム等が記憶
されているROM101、データ記憶用のRAM10
2、CCDセンサ34を駆動するCCDドライバ10
3、露光ランプ25およびミラー26、30、31が搭
載される第1、第2キャリッジ27、28などを移動す
るスキャナモータ37の回転を制御するスキャナモータ
ドライバ104、スキャナCPU100を介してメイン
CPU91から与えられる画像処理クロック(処理基準
時間)に基づいてCCDセンサ34からの出力信号に対
するスレッショルドレベルの変動を補正するためのシェ
ーディング補正などの画像補正を行う画像補正部10
5、露光ランプ25にオン・オフ制御するとともに、露
光ランプ25に与える電力量を制御することにより露光
ランプ25の光量を制御する露光ランプ制御部106、
スキャナ部4内の温度を検出するサーミスタ35などか
ら構成されている。
【0051】プリンタ部6は、プリンタ部6の全体を制
御するプリンタCPU110、制御プログラム等が記憶
されているROM111、データ記憶用のRAM11
2、半導体レーザ41による発光をオン/オフするレー
ザドライバ113、レーザユニット40のポリゴンモー
タ39の回転を制御するポリゴンモータドライバ11
4、搬送路58による用紙Pの搬送を制御する紙搬送部
115、帯電装置45、現像器46、転写チャージャ4
8を用いて帯電、現像、転写を行う現像プロセス部11
6、定着器60を制御する定着制御部117、およびオ
プション部118によって構成されている。
【0052】また、画像処理部96、ページメモリ9
8、画像補正部105、レーザドライバ113は、画像
データバス120によって接続されている。また、第
1、第2キャリッジの駆動は、メインCPU91から制
御信号に基づいてスキャナCPU100がスキャナモー
タドライバ104に画像処理クロックに基づくモータ相
電流設定信号、駆動パルス信号、駆動パルス信号の最終
パルス信号発信後に発信される副走査方向へのフォーワ
ードスキャンから読取開始位置に戻るバックワードへの
切換え信号などを供給するようになっている。
【0053】次に、上記のように構成されるデジタル複
写機1におけるコピー動作について図4に示すフローチ
ャートを参照しつつ説明する。すなわち、利用者が装置
の電源をオンすると(ステップ1)、メインCPU91
は、定着装置60のウォーミングアップ等の初期動作を
開始する(ステップ2)。この時、メインCPU91
は、スキャナ部4内のサーミスタ35の検出結果による
スキャナ部4内の温度監視を開始する(ステップ3)。
このメインCPU91によるスキャナ部4の温度監視
は、装置の電源がオンされている間、例えば、4秒ごと
に定期的に行われる。
【0054】装置の初期動作が終了すると、メインCP
U91は、利用者によりコピーキー82がオンされたか
否かを判断する(ステップ4)。ここで、コピーキー8
2がオンされない場合、メインCPU91は、紙詰まり
や露光ランプ25のランプ切れなどの装置全体で異常が
有るか否かを判断する(ステップ5)。そして、メイン
CPU91は、コピーキー82がオンされるかあるいは
装置の異常有りが判断されるまで上記ステップ4および
ステップ5の判断を繰り返す。
【0055】ここで、利用者が操作パネル80によりコ
ピー枚数等のコピー条件を設定してコピーキー82をオ
ンすると、メインCPU91は、コピーキー82がオン
されたことを判断する(ステップ4)。コピーキー82
がオンされたことを判断すると、メインCPU91は、
4秒ごとに行われているスキャナ部4内の温度の検知結
果に基づいて、スキャナ部4内の温度が、例えば、45
℃に設定されるスキャナ部4内の限界温度値以上か否か
を判断する(ステップ6)。
【0056】この判断により、サーミスタ35により検
出されたスキャナ部4内の温度が45℃以上であると判
断した際、後述する温度上昇に対する温度抑制処理を行
う(ステップ7)。
【0057】また、スキャナ部4内の温度が45℃以上
でない判断した場合、露光ランプ制御部106により露
光ランプ25を通常の光量で点灯し、通常の読取速度で
第1、第2キャリッジ27、28を駆動させて原稿の読
取を行うことによりコピー動作を実行する(ステップ
8)。
【0058】そして、メインCPU91は、1回のコピ
ー動作つまりコピー用紙1枚分に対する画像形成が終了
すると、利用者が設定したコピー枚数の処理が終了した
か否かを判断する(ステップ9)。
【0059】この判断によりコピー動作が終了していな
いと判断した際、つまり、コピー動作を継続すると判断
した際、メインCPU91は、利用者によりコピー動作
の中断が指示されるクリア/ストップキー81aがオン
されたか否かを判断する(ステップ10)。
【0060】この判断によりクリア/ストップキー81
aがオンされなかったと判断した際、メインCPU91
は、装置に紙詰まりや露光ランプ25のランプ切れ等の
異常が発生していないかを判断する(ステップ11)。
【0061】この判断により装置に異常が発生していな
いと判断した際、メインCPU91は、上記ステップ7
に戻ることによりコピー動作を繰り返す。また、上記ス
テップ5あるいは上記ステップ11により装置の異常が
判断された際、操作パネル80の表示部84に異常に応
じた表示を行い、コピー動作を停止して異常処理を行う
(ステップ12)。
【0062】また、上記ステップ10あるいは上記ステ
ップ11で、コピー動作が終了したと判断した際、ある
いはクリア/ストップキー81aがオンされたと判断し
た際、メインCPU91は、コピー動作を中止してコピ
ー動作を終了する(ステップ13)。
【0063】次に、上記デジタル複写機1におけるスキ
ャナ部4内の温度抑制動作の第1の実施形態について説
明する。すなわち、熱源となる露光ランプ25の発光時
間を短縮することによりスキャナ部4内の温度を抑制す
る動作を行う。つまり、第1、第2キャリッジ27、2
8の駆動速度を速くして、画像を読取る時間を短縮し、
熱源である露光ランプ(光源)25の発光時間を短縮す
る。これにより、画像読取中の発熱量が減り、温度上昇
を抑制する。
【0064】例えば、第1キャリッジ27の駆動を15
%速くすれば、露光ランプ25が発光している時間は、
15%減少することになる。この際、読込まれた画像は
第1、第2キャリッジ27、28の駆動速度を速くして
いるために、縮小画像となって読取られる。このため、
読取画像がページメモリ98に蓄積される前に、画像処
理部96により画像拡大処理を行い、原稿画像に対して
100%の画像へ変換してページメモリ98に記憶す
る。
【0065】また、縮小画像として読取られた画像に対
して画像処理を行わずに縮小画像のままページメモリ9
8に記憶して、ページメモリ98から読出す際に画像処
理部96により画像拡大処理を行い、原稿画像に対して
100%の画像へ変換し、画像形成するようにしても良
い。
【0066】この第1の実施形態の一例として、スキャ
ナ部4内の検知温度によって変更する第1キャリッジ2
7の駆動速度を複数段階の検知温度に対応して段階的に
変更する場合について説明する。
【0067】例えば、スキャナ部4内の温度が45℃〜
50℃の時は第1キャリッジ27の駆動速度を15%速
くし、50℃〜55℃の時は第1キャリッジ27の駆動
速度を25%速くし、55℃〜60℃の時は第1キャリ
ッジ27の駆動速度を35%速くし、60℃〜65℃の
時は第1キャリッジ27の駆動速度を40%速くするよ
うにスキャナモータ37の設定値を変更する。また、縮
小画像で読取って拡大し100%の画像に変換する場
合、第1キャリッジ27の駆動速度が40%を超える
と、変換した後の画像に画像劣化が現れ始めるため、駆
動速度の変更を通常の駆動速度に対して40%速くする
のを限界とする。つまり、スキャナ部4内の検知温度が
65℃以上になった際、駆動速度の変更ができないた
め、読取動作(コピー動作)を停止する。
【0068】次に、上記の第1の実施の形態におけるス
キャナ部4内の温度抑制動作について図4および図5に
示すフローチャートを参照しつつ説明する。すなわち、
上記図4に示すフローチャートを用いて説明したよう
に、デジタル複写機1によるコピー動作が行われ、上記
ステップ6でスキャナ部4内の温度が45℃以上である
と判断した際、メインCPU91は、温度抑制の動作を
行うことを判断する。
【0069】この判断により温度抑制動作の実行を判断
した際、図5のステップ21に進む。そして、スキャナ
部4内の温度が50℃以上か否かを判断することにより
スキャナ部4内の温度が45℃〜50℃であるか否かを
判断する(ステップ21)。
【0070】この判断により50℃以上でないと判断し
た際、つまりスキャナ部4内の温度が45℃〜50℃と
判断した際、メインCPU91は、スキャナモータ37
による第1キャリッジ27の駆動速度を通常の駆動速度
(45℃以下の際の駆動速度)に比べて15%速くし
て、画像の読取時間を15%短縮した読取時間に変更す
る(ステップ22)。
【0071】また、検知温度が50℃以上で55以上で
ないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が45
℃〜50℃と判断した際(ステップ23)、メインCP
U91は、スキャナモータ37による第1キャリッジ2
7の駆動速度の設定を通常の駆動速度(45℃以下の際
の駆動速度)に比べて25%速くして、画像の読取時間
を25%短縮した読取時間に変更する(ステップ2
4)。
【0072】また、検知温度が55℃以上で60℃以上
でないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が5
5℃〜60℃と判断した際(ステップ25)、メインC
PU91は、スキャナモータ37による第1キャリッジ
27の駆動速度を通常の駆動速度(45℃以下の際の駆
動速度)に比べて35%速くして、画像の読取時間を3
5%短縮した読取時間に変更する(ステップ26)。
【0073】また、検知温度が60℃以上で65℃以上
でないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が5
5℃〜65℃と判断した際(ステップ27)、メインC
PU91は、スキャナモータ37による第1キャリッジ
27の駆動速度を通常の駆動速度(45℃以下の際の駆
動速度)に比べて40%速くして、画像の読取時間を4
0%短縮した読取時間に変更する(ステップ28)。
【0074】また、検知温度が65℃以上であると判断
した際(ステップ27)、メインCPU91は、読取動
作を中断し(ステップ29)、スキャナ部4内の温度監
視を継続する。そして、温度が45℃以下(正常値)で
あると判断すると(ステップ30)、メインCPU91
は、図4の上記ステップ8へ進みコピー動作を実行す
る。
【0075】また、上記ステップ22、24、26、2
8により第1キャリッジ27の駆動速度を変更すると、
メインCPU91は、図4の上記ステップ8に進みコピ
ー動作を実行する。この際、メインCPU91は、変更
された駆動速度で第1キャリッジ27を駆動させて原稿
の読取を行うとともに、変更された駆動速度に応じて読
取画像を画像処理部96により通常の駆動速度で読取っ
た原稿と同じ画像サイズになるように拡大処理してペー
ジメモリ98に記憶する。そして、ページメモリ98に
記憶した画像をコピー用紙に印刷することによりコピー
動作を実行する。
【0076】上記のように、スキャナ部の温度が異常温
度となった際に、原稿画像の読取時に、スキャナ部内の
キャリッジが副走査方向に移動する速度を速くし、熱源
である露光ランプの点灯している時間を短くすることに
より、スキャナ部の温度上昇を抑制することができる。
【0077】また、スキャナ部の温度が異常温度となっ
た際に、その温度に応じて段階的にスキャナ部内のキャ
リッジが副走査方向に移動する原稿の読取時の速度を速
くし、熱源である露光ランプの点灯している時間を短く
する。
【0078】これにより、温度に応じた原稿の読取速度
の変更でスキャナ部の温度上昇を抑制することができ
る。次に、上記デジタル複写機1のスキャナ部4内の温
度抑制動作の第2の実施形態について説明する。
【0079】すなわち、この第2の実施形態では、第1
キャリッジ27を駆動して原稿の画像を読取った後、原
稿の読取終了位置から読取開始位置に戻る際の時間を長
くし、熱源となる露光ランプ25の消灯時間を長くする
ことによりスキャナ部4内の温度を抑制する動作であ
る。
【0080】つまり、スキャナ部4は、露光ランプ制御
部106により露光ランプ25を点灯して読取開始位置
から副走査方向に第1キャリッジ27を移動させて原稿
画像を読取る。この後、第1キャリッジ27は、次の原
稿の読取りに備えるため、原稿の読取終了位置から露光
ランプ25を消灯して読取開始位置まで戻る(バックワ
ード)。この場合、通常、読取開始位置まで戻るまでの
時間は、コピー動作に要する時間を短くするため、第1
キャリッジ27の駆動速度が出来る限り速くなるように
設定されている。
【0081】このように設定されている第1キャリッジ
27のバックワードの際、通常時に設定されている第1
キャリッジ27の駆動速度を遅くすることにより露光ラ
ンプ25の消灯時間を長くし、スキャナ部4内の温度を
低下させる時間を長く設定してスキャナ部4内の温度を
抑制する動作を行う。
【0082】この第2の実施形態では、上記第1の実施
形態と同様に、スキャナ部4内の温度によってバックワ
ードの制御を複数段階に分けている。例えば、サーミス
タ35で検知されたスキャナ部4の検知温度が45℃〜
50℃の時は、通常の戻り時間の30%遅く設定し、5
0℃〜55℃の時は40%遅く設定し、55℃〜60℃
の時は、50%遅く設定し、60℃〜65℃の時は、6
O%遅く設定する。
【0083】次に、上記の第2の実施の形態におけるス
キャナ部4内の温度抑制動作について図4および図6に
示すフローチャートを参照しつつ説明する。すなわち、
デジタル複写機1において、上記図4に示すフローチャ
ートを用いて説明したように、コピー動作が行われ、上
記ステップ6でスキャナ部4内の温度が45℃以上であ
ると判断した際、メインCPU91は、温度抑制の動作
を行うことを判断する。
【0084】この判断により温度抑制動作の実行を判断
した際、図6のステップ41へ進む。そして、スキャナ
部4内の温度が50℃以上か否かを判断することにより
スキャナ部4内の温度が45℃〜50℃であるか否かを
判断する(ステップ41)。
【0085】この判断により50℃以上でないと判断し
た際、つまりスキャナ部4内の温度が45℃〜50℃と
判断した際、メインCPU91は、読取動作を行った後
のバックワード時の第1キャリッジ27の駆動速度を通
常時の駆動速度に比べて30%遅くなるように変更する
(ステップ42)。
【0086】また、検知温度が50℃以上で55以上で
ないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が45
℃〜50℃と判断した際(ステップ43)、メインCP
U91は、読取動作を行った後のバックワード時の第1
キャリッジ27の駆動速度を通常時の駆動速度に比べて
40%遅くなるように変更する(ステップ44)。
【0087】また、検知温度が55℃以上で60℃以上
でないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が5
5℃〜60℃と判断した際(ステップ45)、メインC
PU91は、読取動作を行った後のバックワード時の第
1キャリッジ27の駆動速度を通常時の駆動速度に比べ
て45%遅くなるように変更する(ステップ46)。
【0088】また、検知温度が60℃以上で65℃以上
でないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が5
5℃〜65℃と判断した際(ステップ47)、メインC
PU91は、読取動作を行った後のバックワード時の第
1キャリッジ27の駆動速度を通常時の駆動速度に比べ
て50%遅くなるように変更する(ステップ48)。
【0089】また、検知温度が65℃以上であると判断
した際(ステップ47)、メインCPU91は、コピー
動作を中断し(ステップ49)、温度監視を継続する。
そして、スキャナ部4内の検知温度が45℃以下に戻る
と(ステップ50)、図4の上記ステップ8からコピー
動作を実行する。
【0090】また、上記ステップ42、44、46、4
8により第1キャリッジ27のバックワード時の駆動速
度を変更すると、メインCPU91は、図4の上記ステ
ップ8に進みコピー動作を実行する。
【0091】上記のように、スキャナ部の温度が異常温
度となった際に、原稿画像の読取後に、スキャナ部内の
キャリッジが原稿の読取終了位置から読取開始位置に移
動する速度を遅くし、熱源である露光ランプの消灯して
いる時間を長くすることにより、スキャナ部の温度上昇
を抑制することができる。
【0092】また、スキャナ部の温度が異常温度となっ
た際に、その温度に応じて段階的にスキャナ部内のキャ
リッジが原稿の読取終了位置から読取開始位置に移動す
るバックワードの速度を遅くし、熱源である露光ランプ
の消灯している時間を長くする。
【0093】これにより、温度に応じたバックワードの
速度の変更でスキャナ部の温度上昇を抑制することがで
きる。次に、上記デジタル複写機1のスキャナ部4内の
温度抑制動作の第3の実施形態について説明する。
【0094】すなわち、露光ランプ制御部106により
熱源となる露光ランプ25の光量を下げて、読取動作を
行うことにより露光ランプ25から発生される熱量を抑
制してスキャナ部4内の温度を抑制する動作を行う。
【0095】つまり、露光ランプ25の光量を下げて、
露光ランプ25から発せられる熱量を少なくする。この
際、露光ランプ25の光量を下げたことにより読取画像
に影響がでないように、第1キャリッジ27の駆動速度
を遅くして画像処理クロックを遅くすることによりCC
Dセンサ34に受光されるエネルギーQの変動を少なく
する。
【0096】原稿の読取時に、CCDセンサ34の受光
素子に得られる単位時間(画像処理クロック)当たりの
エネルギ−Qは、単純な式で表すと、 Q=k×光量×単位時間 (kは定数) という式で表わすことが出来る。この式により、露光ラ
ンプ25の光量の減少に伴い画像処理クロックを遅くす
ることでQの変化をなくして、読取画像への影響が出な
いようにする。
【0097】この第3の実施形態では、上記第1の実施
形態と同様に、サーミスタ35で検出されたスキャナ部
4の温度が45℃〜50℃の時は、露光ランプ25から
の光量を10%減少するとともに、画像処理クロックを
10%遅くする。スキャナ部4の温度が50℃〜55℃
の時は、光量を15%減少するとともに、画像処理クロ
ックを15%遅くする。スキャナ部4の温度が55℃〜
60℃の時は、光量を20%減少するとともに、画像処
理クロックを20%遅くする。スキャナ部4の温度が6
0℃〜65℃の時は、光量を25%減少するとともに、
画像処理クロックを25%遅くする。
【0098】次に、上記の第3の実施の形態におけるス
キャナ部4内の温度抑制動作について図4および図7に
示すフローチャートを参照しつつ説明する。すなわち、
デジタル複写機1において、上記図4に示すフローチャ
ートを用いて説明したように、コピー動作が行われ、上
記ステップ6でスキャナ部4内の温度が45℃以上であ
ると判断した際、メインCPU91は、温度抑制の動作
を行うことを判断する。
【0099】この判断により温度抑制動作の実行を判断
した際、図7のステップ61へ進む。そして、スキャナ
部4内の温度が50℃以上か否かを判断することにより
スキャナ部4内の温度が45℃〜50℃であるか否かを
判断する(ステップ61)。
【0100】この判断により50℃以上でないと判断し
た際、つまりスキャナ部4内の温度が45℃〜50℃と
判断した際、メインCPU91は、露光ランプ制御部1
06による露光ランプ25の光量を通常の光量(45℃
以下の際の光量)に比べて10%少なくして、この光量
の減少に対応して、画像処理クロックを10%遅くなる
ように変更する(ステップ62)。
【0101】また、検知温度が50℃以上で55以上で
ないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が45
℃〜50℃と判断した際(ステップ63)、メインCP
U91は、露光ランプ制御部106により露光ランプ2
5の光量を通常の光量(45℃以下の際の光量)に比べ
て10%少なくして、この光量の減少に対応して、画像
クロックを10%遅くよるように変更する(ステップ6
4)。
【0102】また、検知温度が55℃以上で60℃以上
でないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が5
5℃〜60℃と判断した際(ステップ65)、メインC
PU91は、露光ランプ制御部106による露光ランプ
25の光量を通常の光量(45℃以下の際の光量)に比
べて10%少なくして、この光量の減少に対応して、画
像クロックを10%遅くなるように変更する(ステップ
66)。
【0103】また、検知温度が60℃以上で65℃以上
でないと判断した際、つまりスキャナ部4内の温度が5
5℃〜65℃と判断した際(ステップ67)、メインC
PU91は、露光ランプ制御部106により露光ランプ
25の光量を通常の光量(45℃以下の際の光量)に比
べて10%少なくして、この光量の減少に対応して、画
像クロックを10%遅くようるように変更する(ステッ
プ68)。
【0104】また、検知温度が65℃以上であると判断
した際(ステップ67)、メインCPU91は、読取動
作を中断し(ステップ69)、温度監視を継続する。そ
して、スキャナ部4の温度が45℃以下になったと判断
した際(ステップ70)、図4の上記ステップ8からコ
ピー動作を再開する。
【0105】また、上記ステップ62、64、66、6
8により露光ランプ25の光量を変更するとともに、露
光ランプ25の光量の変化に伴なう画像処理クロックを
変更すると、メインCPU91は、図4の上記ステップ
8に進みコピー動作を実行する。
【0106】上記のように、スキャナ部の温度が異常温
度となった際に、原稿画像の読取時に、熱源である露光
ランプの光量を少なくして点灯し、スキャナ部内のキャ
リッジが副走査方向に移動する速度を遅くし、露光ラン
プの光量の変更に伴なって画像処理クロックを変更する
ことにより、読取画像への影響なしでスキャナ部の温度
上昇を抑制することができる。
【0107】また、スキャナ部の温度が異常温度となっ
た際に、原稿画像の読取時に、その温度に応じて熱源で
ある露光ランプの光量を段階的に少なくして点灯し、ス
キャナ部内のキャリッジが副走査方向に移動する速度を
遅くし、露光ランプの光量の変更に伴なって画像処理ク
ロックを変更する。
【0108】これにより、温度に応じて露光ランプの光
量を変更してスキャナ部の温度上昇を抑制することがで
き、かつ読取画像に影響ない原稿画像の読取を行うこと
ができる。
【0109】なお、上記第1、第2および第3の実施形
態の温度抑制動作を温度異常が起こった際に、上記第
1、第2、第3の実施形態における特徴に基づいて選択
的に実行するようにしても良い。
【0110】また、上記第1の実施形態と上記第2の実
施形態とを同時に行うようにしても良い。すなわち、ス
キャナ部4内の温度異常を判断した際に、読取時の第1
キャリッジ27の移動速度を速くし、さらに、バックワ
ード時の第1キャリッジ27の移動速度を遅くすること
により温度を抑制する動作を行うようにしても良い。
【0111】これと同様に、上記第2の実施形態と上記
第3の実施形態とを同時に行うようにしても良い。すな
わち、スキャナ部4内の温度異常を判断した際に、露光
ランプ25の光量を少なくして画像処理クロックを遅く
し、さらに、バックワード時の第1キャリッジ27の移
動速度を遅くすることにより温度を抑制する動作を行う
ようにしても良い。
【0112】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、画像読取装置内の温度上昇に対して、装置を止めた
り、冷却手段の増設や冷却手段の速度制御を行うことな
く、読取装置内の温度上昇を抑制することができる画像
読取装置と画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わるデジタル複写機
の概略構成を示す断面図。
【図2】図1のデジタル複写機に用いられる操作パネル
を示す正面図。
【図3】図1のデジタル複写機の制御系統を説明するた
めのブロック図。
【図4】図1のデジタル複写機におけるコピー動作を説
明するためのフローチャート。
【図5】この発明の第1の実施形態の動作を説明するた
めのフローチャート。
【図6】この発明の第2の実施形態の動作を説明するた
めのフローチャート。
【図7】この発明の第3の実施形態の動作を説明するた
めのフローチャート。
【符号の説明】
1…デジタル複写機 4…スキャナ 6…プリンタ 91…メインCPU 96…画像処理部 98…ページメモリ 100…スキャナCPU 104…スキャンモータドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 106 G03G 21/00 372

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯する
    露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を上記原稿台に対して第1の速度で相対的に移動するこ
    とにより上記原稿台に載置された原稿を読取走査する走
    査手段と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記走査手段の温度異常を判断した
    際に、上記走査手段の移動速度を上記第1の速度よりも
    速い第2の速度に変更する変更手段と、 この変更手段により変更された第2の速度で上記走査手
    段により読取られる原稿の読取画像を上記第1の速度で
    の読取画像の大きさに変換する変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯する
    露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を上記原稿台に対して所定の速度で相対的に移動するこ
    とにより上記原稿台上の原稿を読取走査する走査手段
    と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判
    断した際に、上記検知手段により検知された温度に応じ
    て、上記走査手段の移動速度を上記所定の速度よりも速
    い複数段階の速度に変更する変更手段と、 この変更手段により上記走査手段の移動速度が変更され
    た際に、その変更された速度で上記走査手段により読取
    られる原稿の読取画像を上記所定の速度での読取画像の
    大きさに変換する変換手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置を有する画像形成装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯する
    露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を上記原稿台に対して所定の速度で相対的に移動するこ
    とにより上記原稿台上の原稿を読取走査する走査手段
    と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判
    断した際に、上記検知手段により検知された温度に応じ
    て、上記走査手段の移動速度を上記所定の速度よりも速
    い複数段階の速度に変更する変更手段と、 この変更手段により上記走査手段の移動速度が変更され
    た際に、その変更された速度で上記走査手段により読取
    られる原稿の読取画像を上記第1の速度での読取画像の
    大きさに変換する変換手段と、 上記走査手段により上記第1の速度で読取った画像、あ
    るいは上記変換手段により変換した画像を被画像形成媒
    体に形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯する
    露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を所定の読取開始位置から上記原稿台に対して相対的に
    移動することにより上記原稿台上の原稿を読取走査し、
    原稿の読取走査が終了した後に、上記露光位置を第1の
    速度で上記読取開始位置へ移動する走査手段と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判
    断した際に、上記走査手段の原稿の読取走査終了後の移
    動速度を上記第1の速度よりも遅い第2の速度に変更す
    る変更手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯する
    露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を所定の読取開始位置から上記原稿台に対して相対的に
    移動することにより上記原稿台上の原稿を読取走査し、
    原稿の読取走査が終了した後に、上記露光位置を所定の
    速度で上記読取開始位置へ移動する走査手段と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判
    断した際に、上記検知手段により検知された温度に応じ
    て、上記走査手段の原稿の読取走査終了後の移動速度を
    上記所定の速度よりも遅い複数段階の速度に変更する変
    更手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置を有する画像形成装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に点灯する
    露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を所定の読取開始位置から上記原稿台に対して相対的に
    移動することにより上記原稿台上の原稿を読取走査し、
    原稿の読取走査が終了した後に、上記露光位置を所定の
    速度で上記読取開始位置へ移動する走査手段と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判
    断した際に、上記検知手段により検知された温度に応じ
    て、上記走査手段の原稿の読取走査終了後の移動速度を
    上記所定の速度よりも遅い複数段階の速度に変更する変
    更手段と、 上記走査手段により読取られる原稿の画像を被画像形成
    媒体に形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に第1の光
    量で点灯する露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を上記原稿台に対して第1の速度で相対的に移動して得
    られる画素を所定の基準処理時間に基づいて光電変換す
    ることにより上記原稿台に載置された原稿を読取走査す
    る走査手段と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判
    断した際に、上記露光手段の光量を上記第1の光量より
    も少ない第2の光量に変更する第1の変更手段と、 この第1の変更手段により変更された第2の光量に応じ
    て、上記走査手段の上記基準処理時間を変更するととも
    に、上記走査手段の上記移動手段による移動速度を上記
    第1の速度よりも遅い第2の速度に変更する変更する第
    2の変更手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に所定の第
    1の光量で点灯する露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を上記原稿台に対して所定の速度で相対的に移動して得
    られる画素を所定の基準処理時間に基づいて光電変換す
    ることにより上記原稿台に載置された原稿を読取走査す
    る走査手段と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判
    断した際に、上記検知手段により検知された温度に応じ
    て、上記露光手段の光量を上記所定の光量よりも少ない
    複数段階の光量に変更する第1の変更手段と、 この第1の変更手段により変更された光量に応じて、上
    記走査手段の上記基準処理時間を変更するとともに、上
    記走査手段の移動速度を上記所定の速度よりも遅い複数
    段階の速度に変更する変更する第2の変更手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】 原稿台上に載置される原稿を読取る画像
    読取装置を有する画像形成装置において、 上記原稿台上に載置される原稿を露光する際に所定の光
    量で点灯する露光手段と、 この露光手段が搭載され、この露光手段による露光位置
    を上記原稿台に対して所定の第1の速度で相対的に移動
    して得られる画素を所定の基準処理時間に基づいて光電
    変換することにより上記原稿台に載置された原稿を読取
    走査する走査手段と、 上記画像読取装置内の温度を検知する検知手段と、 この検知手段により検知された温度が所定の限界温度以
    上の際に、上記画像読取装置内の温度異常を判断する判
    断手段と、 この判断手段により上記画像読取装置内の温度異常を判
    断した際に、上記検知手段により検知された温度に応じ
    て、上記露光手段の光量を上記所定の光量よりも少ない
    複数段階の光量に変更する第1の変更手段と、 この第1の変更手段により変更された光量に応じて、上
    記走査手段の上記基準処理時間を変更するとともに、上
    記走査手段の移動速度を上記所定の速度よりも遅い複数
    段階の速度に変更する変更する第2の変更手段と、 上記走査手段により読取られる原稿の画像を被画像形成
    媒体に形成する画像形成手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
JP10136625A 1998-05-19 1998-05-19 画像読取装置と画像形成装置 Pending JPH11331511A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009141573A (ja) * 2007-12-05 2009-06-25 Seiko Epson Corp 原稿読取装置及びデジタル複合機
JP2010109982A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Toshiba Corp 画像読取装置及びその方法
JP2015227972A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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