JPH10202985A - 画像形成装置と通信制御装置と画像形成方法と通信制御方法 - Google Patents

画像形成装置と通信制御装置と画像形成方法と通信制御方法

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JPH10202985A
JPH10202985A JP9007264A JP726497A JPH10202985A JP H10202985 A JPH10202985 A JP H10202985A JP 9007264 A JP9007264 A JP 9007264A JP 726497 A JP726497 A JP 726497A JP H10202985 A JPH10202985 A JP H10202985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
information
operation instruction
image forming
image
Prior art date
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Application number
JP9007264A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Ozawa
一之 小澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共有RAMを用いてCPU間通信を行う場合の
誤動作、及びCPU間インターフェースの滞りを防止す
る。 【解決手段】メインCPU1とメカコンCPU2との間
で共有RAM3を用いたCPU間インターフェース構成
において、メインCPU1はメカコンCPU2からの送
信したメッセージ終了を待つと共に送信パラメータエラ
ー発生の監視も行い、メカコンCPU2はメインCPU
1からのメッセージを受信すると共にフロントカバー開
等で受信したメッセージの動作ができない場合にメイン
CPU1に対して送信パラメータエラーを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば共有R
AMを用いてCPU間通信を行って原稿の画像をスキャ
ナにより読取り、この読取った信号に応じてプリンタに
より用紙上に画像を形成するデジタル複写機等の画像形
成装置と通信制御装置と画像形成方法と通信制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置におけるCPU間通
信は、CPU間に共有RAMを介し、この共有RAMの
エリアを各CPUに分けてそれぞれコマンド/ステータ
スの領域が独立して構成されている。
【0003】しかしながら、パラレルでインターフェー
ス(I/F)が可能なCPU間I/Fでは、両CPU双
方が同時にコマンド/ステータスを発行した場合のすれ
違いによる誤動作への考慮および対処手段がなかった。
【0004】双方のCPUが同時にコマンド/ステータ
スを発行した場合のワンチャンス的なタイミングシーケ
ンスのケースへの対処手段がないため、実動作側(メカ
コン)のCPUが発行したステータスが、その時にシス
テム側(メイン)のCPUが同時に発行したコマンドに
関係するものであると、CPU間I/Fの正常なシーケ
ンスが滞り、次の動作が不可能な状態となっていた。
【0005】例えば、実動作側(メカコン)でコピー終
了直後にフロントカバーが開けられた場合、実動作側
(メカコン)はシステム側(メイン)へフロントカバー
開発生のステータスを送信するが、このとき同時にシス
テム側(メイン)から次のコピーのコマンドが送信され
てしまった場合、実動作側(メカコン)がフロントカバ
ー開によりコピー不可状態にもかかわらず次のコピー動
作を開始してしまう可能性があった。この場合、実動作
側(メカコン)は、実際には正常なコピーシーケンスを
実施できないので、システム側(メイン)が実動作側
(メカコン)から送られるはずのコピー正常終了を待ち
続けてCPU間I/Fが滞ってしまう可能性があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、画像
形成装置におけるCPU間通信は、CPU間に共有RA
Mを介し、この共有RAMのエリアを各CPUに分けて
それぞれコマンド/ステータスの領域が独立して構成さ
れているので、パラレルでインターフェースが可能なC
PU間I/Fでは、両CPU双方が同時にコマンド/ス
テータスを発行した場合のすれ違いによる誤動作への考
慮および対処手段がなく、CPU間インターフェースが
滞るという問題があった。
【0007】そこで、この発明は、共有RAMを用いて
CPU間通信を行う場合の誤動作、及びCPU間インタ
ーフェースの滞りを防止することのできる画像形成装置
と通信制御装置と画像形成方法と通信制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、動作指示の制御を行う第1のCPUと、原稿の画像
を読取る読取手段と画像を形成する画像形成手段との動
作を制御する第2のCPUとの間で共有RAMを用いて
通信を行って被画像形成媒体上に画像を形成する画像形
成装置において、上記第1のCPUが、上記読取手段と
上記画像形成手段との動作指示の情報を上記第2のCP
Uへ送信する第1の送信手段と、この第1の送信手段で
送信した情報の動作指示に対する上記第2のCPUから
の動作終了情報、または動作が実行できない場合のエラ
ー発生情報を受信する第1の受信手段と、上記第2のC
PUが、上記第1のCPUからの動作指示情報を受信す
る第2の受信手段と、この第2の受信手段で受信した動
作指示情報の動作が終了した際の動作終了情報、または
受信した動作指示情報の動作が実行できない場合のエラ
ー発生情報を上記第1のCPUへ送信する第2の送信手
段とから構成されている。
【0009】この発明の通信制御装置は、動作指示の制
御を行う第1のCPUと、動作を制御する第2のCPU
とが共有RAMを介して通信制御する通信制御装置にお
いて、上記第1のCPUが、動作指示情報を上記第2の
CPUへ送信する第1の送信手段と、この第1の送信手
段で送信した動作指示情報に対する上記第2のCPUか
らの動作終了情報、または動作が実行できない場合のエ
ラー発生情報を受信する第1の受信手段と、上記第2の
CPUが、上記第1のCPUからの動作指示情報を受信
する第2の受信手段と、この第2の受信手段で受信した
動作指示情報の動作が終了した際の動作終了情報、また
は受信した動作指示情報の動作が実行できない場合のエ
ラー発生情報を上記第1のCPUへ送信する第2の送信
手段とから構成されている。
【0010】この発明の画像形成方法は、全体の制御を
司るメインCPUと、原稿の画像を読取る読取手段と画
像を形成する画像形成手段との動作を制御するメカコン
CPUとの間で共有RAMを用いて通信を行って被画像
形成媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、上
記メインCPUが、上記読取手段と上記画像形成手段と
の動作指示の情報を上記メカコンCPUへ送信し、この
送信した情報の動作指示に対する上記メカコンCPUか
らの動作終了情報、または動作が実行できない場合のエ
ラー発生情報を受信し、エラー発生情報を受信した際に
復帰待ちの処理を行い、上記メカコンCPUが、上記メ
インCPUからの動作指示情報を受信し、この受信した
動作指示情報の動作が終了した際の動作終了情報、また
は受信した動作指示情報の動作が実行できない場合のエ
ラー発生情報を上記メインCPUへ送信するようにした
ことを特徴とする。
【0011】この発明の通信制御方法は、全体の制御を
司るメインCPUと、動作を制御する動作CPUとが共
有RAMを介して通信制御する通信制御方法であって、
上記メインCPUが、動作指示情報を上記動作CPUへ
送信し、この送信した動作指示情報に対する上記動作C
PUからの動作終了情報、または動作が実行できない場
合のエラー発生情報を受信し、エラー発生情報を受信し
た際に復帰待ちの処理を行い、上記動作CPUが、上記
メインCPUからの動作指示情報を受信し、この受信し
た動作指示情報の動作が終了した際の動作終了情報、ま
たは受信した動作指示情報の動作が実行できない場合の
エラー発生情報を上記メインCPUへ送信するようにし
たことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0013】図1はこの発明の画像形成装置の一例とし
てのデジタル複写機の内部構造を示す断面図である。
【0014】図1に示すように、デジタル複写機は装置
本体10を備え、この装置本体10内には、後述する読
取手段として機能するスキャナ部4、および画像形成手
段として機能するプリンタ部6が設けられている。
【0015】装置本体10の上面には、読取対象物、つ
まり原稿Dが載置される透明なガラスからなる原稿載置
台12が設けられている。また、装置本体10の上面に
は、原稿載置台12上に原稿を自動的に送る自動原稿送
り装置7(以下、ADFと称する)が配設されている。
【0016】ADF7は、原稿Dがセットされる原稿ト
レイ8、原稿の有無を検出するエンプティセンサ9、原
稿トレイ8から原稿を一枚づつ取り出すピックアップロ
ーラ14、取り出された原稿を搬送する給紙ローラ1
5、原稿の先端を整位するアライニングローラ対16、
原稿載置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送
ベルト18を備えている。そして、原稿トレイ8に上向
きにセットされた複数枚の原稿は、その最下の頁、つま
り、最終頁から順に取り出され、アライニングローラ対
16により整位された後、搬送ベルト18によって原稿
載置台12の所定位置へ搬送される。
【0017】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でアライニングローラ対16と反対側の端部には、反転
ローラ20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ロ
ーラ23が配設されている。後述するスキャナ部4によ
り画像情報の読み取られた原稿Dは、搬送ベルト18に
より原稿載置台12上から送り出され、反転ローラ2
0、フラッパ21、および排紙ローラ22を介してAD
F7上面の原稿排紙部24上に排出される。原稿Dの裏
面を読み取る場合、フラッパ22を切換えることによ
り、搬送ベルト18によって搬送されてきた原稿Dは、
反転ローラ20によって反転された後、再度搬送ベルト
18により原稿載置台12上の所定位置に送られる。
【0018】装置本体10内に配設されたスキャナ部4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する光源
としての露光ランプ25、および原稿Dからの反射光を
所定の方向に偏向する第1のミラー26を有し、これら
の露光ランプ25および第1のミラー26は、原稿載置
台12の下方に配設された第1のキャリッジ27に取り
付けられている。
【0019】第1のキャリッジ27は、原稿載置台12
と平行に移動可能に配置され、図示しない歯付きベルト
等を介して駆動モータにより、原稿載置台12の下方を
往復移動される。
【0020】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配
設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラ
ー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向
する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に
取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1の
キャリッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1
のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1の
キャリッジに対して、1/2の速度で原稿載置台12に
沿って平行に移動される。
【0021】また、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズにより集束された
反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34とが配
設されている。結像レンズ32は、第3のミラー31に
より偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を介し
て移動可能に配設され、自身が移動することで反射光を
所望の倍率で結像する。そして、CCDセンサ34は、
入射した反射光を光電変換し、読み取った原稿Dに対応
する電気信号を出力する。
【0022】一方、プリンタ部6は、潜像形成手段とし
て作用するレーザ露光装置40を備えている。レーザ露
光装置40は、光源としての半導体レーザ41と、半導
体レーザ41から出射されたレーザ光を連続的に偏向す
る走査部材としてのポリゴンミラー36と、ポリゴンミ
ラー36を後述する所定の回転数で回転駆動する走査モ
ータとしてもポリゴンモータ37と、ポリゴンミラーか
らのレーザ光を偏向して後述する感光体ドラム44へ導
く光学系42とを備えている。このような構成のレーザ
露光装置40は、装置本体10の図示しない支持フレー
ムに固定支持されている。
【0023】半導体レーザ41は、スキャナ部4により
読み取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ
送受信文書情報等に応じてオン・オフ制御され、このレ
ーザ光はポリゴンミラー36および光学系42を介して
感光体ドラム44へ向けられ、感光体ドラム44周面を
走査することにより感光体ドラム44周面上に静電潜像
を形成する。
【0024】また、プリンタ部6は、装置本体10のほ
ぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体
ドラム44を有し、感光体ドラム44周面は、レーザ露
光装置40からのレーザ光により露光され、所望の静電
潜像が形成される。感光体ドラム44の周囲には、ドラ
ム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージャ45、
感光体ドラム44周面上に形成された静電潜像に現像剤
としてのトナーを供給して所望の画像濃度で現像する現
像器46、後述する用紙カセットから給紙された被転写
材、つまり、コピー用紙Pを感光体ドラム44から分離
させるための剥離チャージャ47を一体に有し、感光体
ドラム44に形成されたトナー像を用紙Pに転写させる
転写チャージャ48、感光体ドラム44周面からコピー
用紙Pを剥離する剥離爪49、感光体ドラム44周面に
残留したトナーを清掃する清掃装置50、および、感光
体ドラム44周面の除電する除電器51が順に配置され
ている。
【0025】装置本体10内の下部には、それぞれ装置
本体から引出し可能な上段カセット52、中段カセット
53、下段カセット54が互いに積層状態に配設され、
各カセット内にはサイズの異なるコピー用紙が装填され
ている。これらのカセットの側方には大容量フィーダ5
5が設けられ、この大容量フィーダ55には、使用頻度
の高いサイズのコピー用紙P、例えば、A4サイズのコ
ピー用紙Pが約3000枚収納されている。また、大容
量フィーダ55の上方には、手差しトレイ56を兼ねた
給紙カセット57が脱着自在に装着されている。
【0026】装置本体10内には、各カセットおよび大
容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チャージ
ャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬送路5
8が形成され、搬送路58の終端には定着ランプ60a
を有する定着装置60が設けられている。定着装置60
に対向した装置本体10の側壁には排出口61が形成さ
れ、排出口61にはシングルトレイのフィニッシャ15
0が装着されている。
【0027】上段カセット52、中段カセット53、下
段カセット54、給紙カセット57の近傍および大容量
フィーダ55の近傍には、カセットあるいは大容量フィ
ーダから用紙Pを一枚づつ取り出すピックアップローラ
63がそれぞれ設けられている。また、搬送路58に
は、ピックアップローラ63により取り出されたコピー
用紙Pを搬送路58を通して搬送する多数の給紙ローラ
対64が設けられている。
【0028】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、取り出されたコピー用紙Pの傾き
を補正するとともに、感光体ドラム44上のトナー像の
先端とコピー用紙Pの先端とを整合させ、感光体ドラム
44周面の移動速度と同じ速度でコピー用紙Pを転写部
へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、給
紙ローラ64側には、コピー用紙Pの到達を検出するア
ライニング前センサ66が設けられている。
【0029】ピックアップローラ63により各カセット
あるいは大容量フィーダ55から1枚づつ取り出された
コピー用紙Pは、給紙ローラ対64によりレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pは、レジス
トローラ対65により先端が整位された後、転写部に送
られる。
【0030】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像が、転写チャージ
ャ48により用紙P上に転写される。トナー像の転写さ
れたコピー用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離爪
49の作用により感光体ドラム44周面から剥離され、
搬送路52の一部を構成する搬送ベルト67を介して定
着装置60に搬送される。そして、定着装置60によっ
て現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着された後、コピー
用紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対69に
より排出口61を通してフィニッシャ150上へ排出さ
れる。
【0031】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過したコピー用紙Pを反転して再びレジストローラ対6
5へ送る自動両面装置70が設けられている。自動両面
装置70は、コピー用紙Pを一時的に集積する一時集積
部71と、搬送路58から分岐し、定着装置60を通過
したコピー用紙Pを反転して一時集積部71に導く反転
路72と、一時集積部に集積されたコピー用紙Pを一枚
づつ取り出すピックアップローラ73と、取り出された
用紙を搬送路74を通してレジストローラ対65へ給紙
する給紙ローラ75とを備えている。また、搬送路58
と反転路72との分岐部には、コピー用紙Pを排出口6
1あるいは反転路72に選択的に振り分ける振り分けゲ
ート76が設けられている。
【0032】両面コピーを行う場合、定着装置60を通
過したコピ用紙Pは、振り分けゲート76により反転路
72に導かれ、反転された状態で一時集積部71に一時
的に集積された後、ピックアップローラ73および給紙
ローラ対75により、搬送路74を通してレジストロー
ラ対65へ送られる。そして、コピー用紙Pはレジスト
ローラ対65により整位された後、再び転写部に送ら
れ、コピー用紙Pの裏面にトナー像が転写される。その
後、コピー用紙Pは、搬送路58、定着装置60および
排紙ローラ69を介してフィニッシャ150に排紙され
る。
【0033】フィニッシャ150は排出された一部構成
の文書を一部単位でステープル止めし貯めていくもので
ある。ステープルするコピー用紙Pが一枚排出口61か
ら排出される度にガイドバー151にてステープルされ
る側に寄せて整合する。全てが排出され終わると紙押え
アーム152が排出された一部単位のコピー用紙Pを抑
えステープラユニット(図示しない)がステープル止め
を行う。その後、ガイドバー151が下がり、ステープ
ル止めが終わったコピー用紙Pはその一部単位でフィニ
ッシャ排出ローラ155にてそのフィニッシャ排出トレ
イ154に排出される。フィニッシャ排出トレイ154
の下がる量は排出されるコピー用紙Pの枚数によりある
程度決められ、一部単位に排出される度にステップ的に
下がる。また排出されるコピー用紙Pを整合するガイド
バー151はフィニッシャ排出トレイ154上に載った
既にステープル止めされたコピー用紙Pに当たらないよ
うな高さの位置にある。
【0034】また、フィニッシャ排出トレイ154は、
ソートモード時、一部ごとにシフト(たとえば、前後左
右の4つの方向へ)するシフト機構(図示しない)に接
続されている。
【0035】また、装置本体10の前面上部には、様々
な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号な
どを入力する操作パネル80が設けられている。
【0036】操作パネル80は、図2に示すように、テ
ンキー81、プリントキー82、状態表示部83、入力
装置84、原稿サイズ設定キー85、用紙サイズ設定キ
ー86、濃度表示部87、濃度設定キー88、および倍
率設定キー89によって構成されている。
【0037】テンキー81は、原稿枚数やコピー枚数を
設定するものである。
【0038】プリントキー82は、コピー開始を指示す
るものである。
【0039】状態表示部83は、給紙カセットの選択状
態や、原稿や、用紙のジャムなどを案内表示するもので
ある。
【0040】入力装置84は、液晶表示器等で原稿枚数
やコピー枚数を表示するとともに、複写倍率や編集の表
示や種々の操作案内を行うものである。この入力装置8
4には、タッチパネルが設けられており、上記選択キー
の入力などの種々の動作指示が入力できるようになって
いる。たとえば、原稿モードとして写真モード、文字モ
ード、文字/写真モードの選択キーが表示され、入力で
きるようになっている。
【0041】原稿サイズ設定キー85は、原稿Dのサイ
ズを設定するものである。
【0042】用紙サイズ設定キー86は、用紙Pのサイ
ズを設定するものである。
【0043】濃度表示部87は、濃度設定キー88によ
り設定されるコピー濃度が表示されるものである。
【0044】倍率設定キー89は、コピー倍率を設定す
るものである。
【0045】図3は、デジタル複写機の電気的接続及び
制御のための信号のながれを概略的に示すものである。
【0046】デジタル複写機は、主として主制御部90
内のメインCPU1と操作パネル80内のパネルCPU
83と、スキャナ部4とプリンタ部6とを制御するメカ
コン制御部100内のメカコンCPU2の3つのCPU
で構成される。
【0047】操作パネル80全体を制御するパネルCP
U83には、上述したように複写開始を指示するプリン
トキー83とデジタル複写機における画像出力のための
条件、例えば、複写あるいは印字枚数及び倍率、あるい
は部分複写の指定やその領域の座標を入力するための入
力装置84と、複写枚数の設定の利用されるテンキー等
が接続されている。
【0048】主制御部90全体を制御するメインCPU
1には、ROM92、RAM93、NVM94、共有R
AM3、画像処理装置96、ページメモリ制御装置9
7、ページメモリ98等が接続されている。また、画像
処理部96、ページメモリ制御装置97、ページメモリ
98は、画像データバス120によって接続されてい
る。
【0049】ROM92は制御プログラムが記憶されて
いるものであり、RAM93は一時的にデータを記憶す
るものである。NVM94はバッテリにバックアップさ
れた不揮発性のメモリであり、電源がオフされてもNV
M94上のデータは消失されないようになっている。
【0050】共有RAM3はメインCPU1とメカコン
CPU2との間で双方向通信をおこなうために用いるも
のであり、メインCPU1は動作指示を出し、メカコン
CPU2はその指示に基づいて動作を実行し、状態ステ
ータスを返すようになっている。よって、メカコン制御
部100の動作状態はステータスとしてメインCPU1
に返され、常時、メインCPU1はメカコン制御部10
0の状態把握ができ、それらと操作パネル80からの入
力内容を判断して複写機全体をコントロールする。
【0051】メカコン制御部100を制御するメカコン
CPU2には、制御プログラムが記憶されているROM
111、データ記憶用のRAM112、半導体レーザ4
1による発光をオン/オフするレーザドライバ113、
レーザユニット40のポリゴンモータ37の回転を制御
するポリゴンモータドライバ114、搬送路58による
用紙Pの搬送を制御する紙搬送部115、帯電チャージ
ャ45、現像器46、転写チャージャ48を用いて帯
電、現像、転写を行う現像プロセス部116、定着器6
0を制御する定着制御部118、CCDセンサ34を駆
動するCCDドライバ103、ミラー26、27、28
等を移動するモータの回転を制御するスキャンモータド
ライバ104、フロントカバーの開閉状態を検知するフ
ロントカバー検知スイッチ5、露光ランプ25、および
フィニッシャー150などが接続されている。
【0052】なお、フロントカバーはデジタル複写機の
装置本体10のフロント側に配置されたカバーであり、
主に、ジャム処理、トナーカートリッジ交換、及び、各
種メインテナンスを行う際に開くドアである。このカバ
ーを開くことにより、カバーの開閉状態を検知するため
に用意されたフロントカバー検知スイッチ5によりフロ
ントカバーの開/閉状態が検知される。このフロントカ
バー検知スイッチ5の開閉状態信号は、メカコンCPU
2につながっておりメカコンCPU2にて認識可能であ
る。
【0053】また、フロントカバーが開かれると、装置
本体10に供給されている24V系の電源は全てオフさ
れるようなハードウエアとなっている。なぜなら、装置
本体10の内部には、高圧な部分があり、感電等の恐れ
があるため、この電源を落とす必要があるからである。
【0054】この24V系の電源が切断されることによ
り影響をうける部分は、キャリッジを駆動させるスキャ
ンモータの停止、トナーモータや感光体ドラム44や各
種搬送系ベルト、ローラ等を回転させるメインモータの
停止、露光ランプ25の消灯、その他各種の基準電圧等
はダウンしてしまう。よって、コピー中にフロントカバ
ーが開けられた場合は、コピー動作が停止され、フロン
トカバーが閉じられてリカバリー(再ウォーミングアッ
プ)を行わないとコピーを再開することができないよう
になっている。
【0055】図4は、メインCPU1とメカコンCPU
2間の通信構成を示すものである。メインCPU1とメ
カコンCPU2との間のインターフェースは、インター
フェースに使用する共有RAM3、メインCPU1から
メカコンCPU2への割り込み線A、メカコンCPU2
からメインCPU1への割り込み線Bとから構成されて
いる。
【0056】メインCPU−メカコンCPU間通信は、
主に、メインCPU1、メカコンCPU2双方からアク
セス可能な共有RAM3を用いて行われる。
【0057】CPU間割り込み信号は、ロー(Low )か
らハイ(High)へのレベルの切り替わり(立上がりエッ
ジ)検出で、他方のCPUに割り込みがかかる。
【0058】共有RAM3へのアクセスはバイト(BYT
E)単位で行い、共有RAM3へのアクセスの排他制御
はバイト単位でハードウエアで行う。従って、厳密には
メインCPU1、メカコンCPU2の同時アクセスはな
い。ただし、マクロ的に見れば双方からの(共有RAM
3の違う領域への)同時書き込みが可能であり、このこ
とを本実施例では同時と定義している。
【0059】図5は、CPU間インターフェースに関す
る共有RAM3エリアの概略構成を示すものである。
【0060】共有RAM3エリアをメイン→メカコン領
域、メカコン→メイン領域に分け、各領域にメッセージ
(コマンド)を書き込み、割り込みで相手にメッセージ
(コマンド)の存在を知らせることにより通信が行われ
る。詳しくは後述するがメッセージ(コマンド)のフォ
ーマットおよび通信の手順は、メイン→メカコン方向通
信、メカコン→メイン方向通信とも同一の方法である。
【0061】また、図中のポーリング通信領域とは、割
り込み(トリガ)により通信する方式ではなく、この固
定領域にあるデータが経時的に書き込まれるのを待つよ
うな特殊なインターフェース時に用い、基本的には利用
しないエリアである。
【0062】図6は、共有RAM3を用いたメッセージ
(コマンド)の構成を示すものである。メッセージは、
コマンドコード(2バイト)とメッセージサイズ(1バ
イト)と、パラメータ群(サイズ不定)で構成される。
【0063】コマンドは、予め定義したメッセージ毎に
固有の値を持ち、また、通信の重複を防ぐためのフラグ
の役割も持っている。メッセージサイズとは、コマン
ド、メッセージサイズ(バイト値)、パラメータの合計
のバイトサイズをあらわす。パラメータ領域には、各コ
マンド毎に必要とされるデータが書き込まれる。また、
これらのコマンドは、予め定義したコマンド毎に内容、
サイズとも異なる。
【0064】チェックサム領域とは共有RAM3領域ベ
ースアドレスからのオフセットの固定アドレスに送信側
より書き込まれるものである。書き込まれる内容は、コ
マンドコード、メッセージサイズ、パラメータのすべて
のデータを加算した結果の最下位1バイトが書き込まれ
る。
【0065】受信側は、受信時にこのチェックサムとコ
マンド等の加算結果の比較を行い、通信上のデータ化け
等が有るか否かのチェックを行う。この方法も、通信の
信頼性の向上の一部である。
【0066】図7は、共有RAM3を用いたCPU間通
信の基本通信シーケンスを示すものである。
【0067】データを送るCPUを送信側、データを受
け取るCPUを受信側とし、また、送信側がメッセージ
を書き込む領域を送信領域、受信側がメッセージを読出
す領域を受信領域として以下に基本的な通信の手順を示
す。
【0068】手順 1.送信側は、共有RAM3の送信領域のコマンドエリ
アをチェックする。「0」以外の時は「0」になるまで
待っている。
【0069】2.送信側は、共有RAM3の送信領域の
コマンドエリアが「0」になっていたら、割り込み信号
のレベルを下げる。
【0070】3.送信側は、コマンドコード、メッセー
ジサイズ、パラメータ、チェックサムを共有RAM3の
送信領域に書き込む。
【0071】4.送信側は、割り込み線(AまたはB)
を介して割り込み信号のレベルを上げて、立上がりエッ
ジにより受信側へ割り込みをかける。
【0072】5.受信側は、割り込み線(AまたはB)
を介して割り込みを受ける。
【0073】6.受信側は、共有RAM3の受信領域か
らメッセージサイズ分のデータを読出す。
【0074】7.受信側は、メッセージのチェックサム
を確認する。
【0075】8.受信側は、共有RAM3の受信領域の
コマンドエリアに「0」を書き込む。
【0076】上記のような手順で、CPU間メッセージ
が伝達される。
【0077】次に、このような構成において、本実施例
の方式における同時通信による問題と実施例の説明を行
う。
【0078】ここまでの説明のような共有RAM3を用
いたCPU間インターフェース構成においては、共有R
AM3の別エリアを各々のCPUにて使用するパラレル
通信方式のため、あるタイミングで同時に通信する場合
が存在する。
【0079】メインCPU1とメカコンCPU2が同じ
タイミングでメッセージ(コマンド/ステータス)を発
行した場合で、かつ、メカコンCPU2の発行したステ
ータスがメインCPU1が発行したメッセージ(コマン
ド)に関係するものであると、その後の動作に問題が生
じる恐れがある。
【0080】以下に、動作に問題の生じる恐れのある項
目をリストアップする。
【0081】1.フロントカバーオープン中の(コピ
ー)動作コマンド送信。
【0082】2.キーカウンタ抜け中の(コピー)動作
コマンド送信。
【0083】3.ウォーミングアップ中の(コピー)動
作コマンド送信。
【0084】4.スキャナユニット未装着状態でのスキ
ャン開始コマンド送信。
【0085】5.ADFユニット未装着状態でのADF
動作コマンド送信。
【0086】6.ADFの原稿停止待ち中の次のコピー
動作コマンド送信。
【0087】7.フィニッシャー未装着状態でのフィニ
ッシャーへの指示コマンド。
【0088】8.指定給紙先の異常(指定給紙先なし) 9.指定枚数の異常(指定枚数が0枚で受信等) 10.指定用紙サイズ異常(指定用紙サイズの不一致) 以上のような10項目が挙げられる。
【0089】このうち、本実施例では、フロントカバー
オープン中のコピー動作コマンド送信の場合について後
に詳細に説明する。
【0090】本実施例の方式では、メッセージ(コマン
ド)のすれ違いによるトラブルを防止するため、メカコ
ンCPU2側は受信時にコマンドの内容がスキャナ部
4、プリンタ部6の状態と矛盾した内容になっていない
かをチェックする。
【0091】メカコンCPU2は、チェックした結果が
動作に矛盾を生じるコマンドの場合はその処理を行わ
ず、送信パラメータエラーとしてメインCPU1へ通知
を行う。
【0092】メカコンCPU2のエラー発生とほぼ同じ
タイミングでメインCPU1がメカコンCPU2へ動作
の要求をした場合、エラーメッセージと動作指示メッセ
ージが同じタイミングで発行される可能性がある。この
ようなメッセージのすれ違いによる動作トラブルを防ぐ
ため、メカコンCPU2はエラーの影響により動作出来
ない指示は受け付けないように処理をおこなっている。
【0093】この場合、メカコンCPU2は送信パラメ
ータエラーとして、メインCPU1からのメッセージ
(コマンド)に記述された処理を行わなかったことをメ
インCPU1へ知らせる。
【0094】次に、本発明を説明するために比較とし
て、従来の問題となるすれ違い発生を図8のフローチャ
ートを参照して説明する。
【0095】ここでは、動作例としてメッセージのすれ
違い発生の可能性のある項目のうち、フロントカバー開
中のコピーコマンド受信時のすれ違いを説明する。
【0096】メカコンCPU側でコピー終了直後にフロ
ントカバーが開けられた場合に、メカコンCPU側はメ
インCPU側ヘ「フロントカバー開」発生のメッセージ
(ステータス)を送信するが、このとき同時に送信側か
ら次のコピーのメッセージ(コマンド)が送信された場
合に、フロントカバー開によりメカコンCPU側はコピ
ー動作不可状態にもかかわらず次のコピー動作を開始し
てしまう可能性があった。この結果、メカコンCPU側
は、実際には正常なコピーシーケンスを実施できないた
め、メインCPU側がメカコンCPU側から送られるは
ずのコピー正常終了のステータスを待ち続けて“コピー
中”の表示のままとなってしまう可能性があった。
【0097】図8において、まず、メインCPUよりメ
カコンCPUヘウォーミングアップコマンドを送信す
る。メカコンCPUは、このウォーミングアップコマン
ドによりウォーミングアップを行い、ウォーミンクアッ
プ終了後に、ウォーミングアップ終了ステータスをメイ
ンCPUへ送信する。
【0098】メカコンCPU側のウォーミングアップ終
了を待っていたメインCPUはこれによりレディ状態と
なり、操作パネルのプリントキー入力によるコピー開始
の指示を待ち、プリントキーが押されるとメカコンCP
Uに対して、コピー開始コマンドを送信し、メカコンC
PU側のコピー終了を待つ。
【0099】メカコンCPUは、メインCPUからのメ
ッセージ待ち状態であったが、このコマンドによりコピ
ーコマンド実行処理を行う。コピーが終了すると、メイ
ンCPUに対しコピー終了ステータスを送信する。
【0100】メカコンCPUは、この直後に「フロント
カバー開」が発生した場合、メインCPUへ通知する
が、メインCPUはすでに次のコピー開始コマンドを送
信していたとする。
【0101】メカコンCPUは、フロントカバー開状態
のためコピー動作が不可能な状態にもかかわらずメイン
CPUからのコピー開始コマンドを受信し、コピー開始
処理となるがフロントカバー開のため、実際にはコピー
開始処理が行えない。
【0102】しかし、メインCPUはコピー開始コマン
ド送信後のコピー終了待ちとなっているが、メカコンC
PUはコピー動作を行っていないのでコピー終了ステー
タスが発行されず、結果としてメインCPUが延々とこ
のステータスを待ち続けてしまうことになる。
【0103】そこで、このような場合に本発明では、メ
カコンCPU2側が同時に送信された次のコピー開始コ
マンド受信処理の際、現時点で動作可能か否かの状況を
判断することにより、実際にはフロントカバー開にて動
作不可能であるのでメインCPU1側へ動作不可能であ
ることを示す“送信パラメータエラー”を通知し、メイ
ンCPU1もコピー終了待ちの際、メカコンCPU2か
らの送信メッセージエラー発生の判断をいれることによ
り、メカコンCPU2からの終了ステータス待ちを延々
と行うメインCPU1のロック状態を防止する。
【0104】次に、本実施例におけるすれ違い発生時の
動作を図9のフローチャートと図8のCPU間インター
フェースシーケンスを参照して説明する。
【0105】まず、メインCPU1よりメカコンCPU
2へウォーミングアップコマンドを送信する(ST
1)。メカコンCPU2は、このウォーミングアップコ
マンドによりウォーミングアップを行い(ST11、1
2、13)、ウォーミングアップ終了後にウォーミング
アップ終了ステータスをメインCPU1に送信する(S
T14)。
【0106】メカコンCPU2側のウォーミングアップ
終了を待っていたメインCPU1は、これによりレディ
状態となり(ST3)、操作パネル80からのキー入力
によるコピー開始の指示を待ち(ST4)、プリントキ
ー82が押されるとメカコンCPU2に対してコピー開
始コマンドを送信し(ST5)、メカコンCPU2側の
コピー終了を待つ(ST6、7)。
【0107】メカコンCPU2は、メインCPU1から
のメッセージ待ち状態であったが、このコマンドにより
コマンド実行処理を行い(ST16)、コピー終了で
(ST17)、メインCPU1に対してコピー終了ステ
ータスを送信する(ST18)。
【0108】この直後に、メカコンCPU2側でフロン
トカバー開が発生した場合(ST19)、メカコンCP
U2はメインCPU1へ通知するが(ST21、2
2)、メインCPU1がすでに次のコピー開始コマンド
を送信していたとする(ST5)。
【0109】一方、メカコンCPU2は、フロントカバ
ー開状態のためコピー動作は不可能な状態にもかかわら
ず、メインCPU1からのコピー開始コマンドを受信
し、コピー開始処理となるが、フロントカバー開のため
実際にはコピー開始処理が行えない。
【0110】このとき、メカコンCPU2は、メインC
PU1に対して送信パラメータエラーを送信する(ST
20)。
【0111】メインCPU1は、メカコンCPU2から
のコピー終了を待つが(ST6)、同時に送信パラメー
タエラー発生の監視も行い(ST8)、メカコンCPU
2から送信された送信パラメータエラー通知によりリカ
バリー処理復帰待ちに遷移する(ST9)。
【0112】そしてメインCPU1は、フロントカバー
が閉じられてリカバリーされた際、メカコンCPU2に
対してウォーミングアップコマンドを送信し(ST
1)、インターフェース処理を再開する。
【0113】このように本発明では、メインCPU1、
メカコンCPU2が動作するので従来のようなロック等
の発生を防ぐことができる。
【0114】以上説明したように上記発明の実施の形態
によれば、メインCPU1とメカコンCPU2間の通信
の強化が実現され、結果として製品全体としての信頼性
の向上を図ることができる。
【0115】共有RAM3を介したパラレルインターフ
ェース方式のCPU間インターフェースを行う構成にお
いて、コマンド実動作側(メカコン)CPUでシステム
側(メイン)CPUより送信されたコマンドに対する現
時点の動作可能状態をチェックし、そのコマンド動作不
可状態の場合はシステム側(メイン)ヘエラーの通知を
行うことにより、システム側(メイン)CPUの誤動作
および滞りを防止することが可能となる。
【0116】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
共有RAMを用いてCPU間通信を行う場合の誤動作、
及びCPU間インターフェースの滞りを防止することの
できる画像形成装置と通信制御装置と画像形成方法と通
信制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデジタル複写機の概略構成を示
す断面図。
【図2】操作パネルの構成を示す平面図。
【図3】デジタル複写機の概略構成を示すブロック図。
【図4】メインCPUとメカコンCPU間の通信構成を
示す図。
【図5】CPU間インターフェースに関する共有RAM
エリアの概略構成を示す図。
【図6】共有RAMを用いたメッセージ(コマンド)の
構成を示す図。
【図7】共有RAMを用いたCPU間通信の基本通信シ
ーケンスを示す図。
【図8】従来の問題となるすれ違い発生の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図9】すれ違い発生時の動作を説明するためのフロー
チャート。
【図10】すれ違い発生時のCPU間インターフェース
シーケンスを示す図。
【符号の説明】
1…メインCPU 2…メカコンCPU 3…共有RAM 4…スキャナ部 5…フロントカバー検知スイッチ 6…プリンタ部 80…操作パネル 82…プリントキー 83…パネルCPU 90…主制御部 100…メカコン制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作指示の制御を行う第1のCPUと、
    原稿の画像を読取る読取手段と画像を形成する画像形成
    手段との動作を制御する第2のCPUとの間で共有RA
    Mを用いて通信を行って被画像形成媒体上に画像を形成
    する画像形成装置において、 上記第1のCPUが、 上記読取手段と上記画像形成手段との動作指示の情報を
    上記第2のCPUへ送信する第1の送信手段と、 この第1の送信手段で送信した情報の動作指示に対する
    上記第2のCPUからの動作終了情報、または動作が実
    行できない場合のエラー発生情報を受信する第1の受信
    手段と、 上記第2のCPUが、 上記第1のCPUからの動作指示情報を受信する第2の
    受信手段と、 この第2の受信手段で受信した動作指示情報の動作が終
    了した際の動作終了情報、または受信した動作指示情報
    の動作が実行できない場合のエラー発生情報を上記第1
    のCPUへ送信する第2の送信手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 全体の制御を司るメインCPUと、原稿
    の画像を読取る読取手段と画像を形成する画像形成手段
    との動作を制御するメカコンCPUとの間で共有RAM
    を用いて通信を行って被画像形成媒体上に画像を形成す
    る画像形成装置において、 上記メインCPUが、 上記読取手段と上記画像形成手段との動作指示の情報を
    上記メカコンCPUへ送信する第1の送信手段と、 この第1の送信手段で送信した情報の動作指示に対する
    上記メカコンCPUからの動作終了情報、または動作が
    実行できない場合のエラー発生情報を受信する第1の受
    信手段と、 この第1の受信手段でエラー発生情報を受信した際、復
    帰待ちの処理を行う処理手段と、 上記メカコンCPUが、 上記メインCPUからの動作指示情報を受信する第2の
    受信手段と、 この第2の受信手段で受信した動作指示情報の動作が終
    了した際の動作終了情報、または受信した動作指示情報
    の動作が実行できない場合のエラー発生情報を上記メイ
    ンCPUへ送信する第2の送信手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 動作指示の制御を行う第1のCPUと、
    動作を制御する第2のCPUとが共有RAMを介して通
    信制御する通信制御装置において、 上記第1のCPUが、 動作指示情報を上記第2のCPUへ送信する第1の送信
    手段と、 この第1の送信手段で送信した動作指示情報に対する上
    記第2のCPUからの動作終了情報、または動作が実行
    できない場合のエラー発生情報を受信する第1の受信手
    段と、 上記第2のCPUが、 上記第1のCPUからの動作指示情報を受信する第2の
    受信手段と、 この第2の受信手段で受信した動作指示情報の動作が終
    了した際の動作終了情報、または受信した動作指示情報
    の動作が実行できない場合のエラー発生情報を上記第1
    のCPUへ送信する第2の送信手段と、 を具備したことを特徴とする通信制御装置。
  4. 【請求項4】 全体の制御を司るメインCPUと、動作
    を制御する動作CPUとが共有RAMを介して通信制御
    する通信制御装置において、 上記メインCPUが、 動作指示情報を上記動作CPUへ送信する第1の送信手
    段と、 この第1の送信手段で送信した動作指示情報に対する上
    記動作CPUからの動作終了情報、または動作が実行で
    きない場合のエラー発生情報を受信する第1の受信手段
    と、 この第1の受信手段でエラー発生情報を受信した際、復
    帰待ちの処理を行う処理手段と、 上記動作CPUが、 上記メインCPUからの動作指示情報を受信する第2の
    受信手段と、 この第2の受信手段で受信した動作指示情報の動作が終
    了した際の動作終了情報、または受信した動作指示情報
    の動作が実行できない場合のエラー発生情報を上記メイ
    ンCPUへ送信する第2の送信手段と、 を具備したことを特徴とする通信制御装置。
  5. 【請求項5】 動作指示の制御を行う第1のCPUと、
    原稿の画像を読取る読取手段と画像を形成する画像形成
    手段との動作を制御する第2のCPUとの間で共有RA
    Mを用いて通信を行って被画像形成媒体上に画像を形成
    する画像形成方法であって、 上記第1のCPUが、上記読取手段と上記画像形成手段
    との動作指示の情報を上記第2のCPUへ送信し、この
    送信した情報の動作指示に対する上記第2のCPUから
    の動作終了情報、または動作が実行できない場合のエラ
    ー発生情報を受信し、 上記第2のCPUが、上記第1のCPUからの動作指示
    情報を受信し、この受信した動作指示情報の動作が終了
    した際の動作終了情報、または受信した動作指示の動作
    が実行できない場合のエラー発生情報を上記第1のCP
    Uへ送信するようにしたことを特徴とする画像形成方
    法。
  6. 【請求項6】 全体の制御を司るメインCPUと、原稿
    の画像を読取る読取手段と画像を形成する画像形成手段
    との動作を制御するメカコンCPUとの間で共有RAM
    を用いて通信を行って被画像形成媒体上に画像を形成す
    る画像形成方法であって、 上記メインCPUが、上記読取手段と上記画像形成手段
    との動作指示の情報を上記メカコンCPUへ送信し、こ
    の送信した情報の動作指示に対する上記メカコンCPU
    からの動作終了情報、または動作が実行できない場合の
    エラー発生情報を受信し、エラー発生情報を受信した際
    に復帰待ちの処理を行い、 上記メカコンCPUが、上記メインCPUからの動作指
    示情報を受信し、この受信した動作指示情報の動作が終
    了した際の動作終了情報、または受信した動作指示情報
    の動作が実行できない場合のエラー発生情報を上記メイ
    ンCPUへ送信するようにしたことを特徴とする画像形
    成方法。
  7. 【請求項7】 動作指示の制御を行う第1のCPUと、
    動作を制御する第2のCPUとが共有RAMを介して通
    信制御する通信制御方法であって、 上記第1のCPUが、動作指示情報を上記第2のCPU
    へ送信し、この送信した動作指示情報に対する上記第2
    のCPUからの動作終了情報、または動作が実行できな
    い場合のエラー発生情報を受信し、 上記第2のCPUが、上記第1のCPUからの動作指示
    情報を受信し、この受信した動作指示情報の動作が終了
    した際の動作終了情報、または受信した動作指示情報の
    動作が実行できない場合のエラー発生情報を上記第1の
    CPUへ送信するようにしたことを特徴とする通信制御
    方法。
  8. 【請求項8】 全体の制御を司るメインCPUと、動作
    を制御する動作CPUとが共有RAMを介して通信制御
    する通信制御方法であって、 上記メインCPUが、動作指示情報を上記動作CPUへ
    送信し、この送信した動作指示情報に対する上記動作C
    PUからの動作終了情報、または動作が実行できない場
    合のエラー発生情報を受信し、エラー発生情報を受信し
    た際に復帰待ちの処理を行い、 上記動作CPUが、上記メインCPUからの動作指示情
    報を受信し、この受信した動作指示情報の動作が終了し
    た際の動作終了情報、または受信した動作指示情報の動
    作が実行できない場合のエラー発生情報を上記メインC
    PUへ送信するようにしたことを特徴とする通信制御方
    法。
JP9007264A 1997-01-20 1997-01-20 画像形成装置と通信制御装置と画像形成方法と通信制御方法 Pending JPH10202985A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006010804A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2011235493A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Seiko Epson Corp 通信装置
JP2017222114A (ja) * 2016-06-16 2017-12-21 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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