JP2002120389A - サーマルプリンタユニット及びサーマルプリンタ装置 - Google Patents

サーマルプリンタユニット及びサーマルプリンタ装置

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JP2002120389A
JP2002120389A JP2000306725A JP2000306725A JP2002120389A JP 2002120389 A JP2002120389 A JP 2002120389A JP 2000306725 A JP2000306725 A JP 2000306725A JP 2000306725 A JP2000306725 A JP 2000306725A JP 2002120389 A JP2002120389 A JP 2002120389A
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thermal head
thermal
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thermal printer
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    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/02Platens
    • B41J11/04Roller platens
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J15/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
    • B41J15/04Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles
    • B41J15/042Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles for loading rolled-up continuous copy material into printers, e.g. for replacing a used-up paper roll; Point-of-sale printers with openable casings allowing access to the rolled-up continuous copy material

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  • Electronic Switches (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド圧を変えることなく、プラテンローラ
のロックの強さを調整可能であるようにすることを課題
とする。 【解決手段】 サーマルヘッド組立体のプラテンローラ
受け部55は、縦溝部55aと、横溝部55bと、張り
出し部55dとによって形成してある。プラテンローラ
100には、ばね部材80によってサーマルヘッド70
が当接している。プラテンローラ100は、軸受け部材
102が横溝部55bに入り込んで且つばね部材80に
よって横溝部55b内に押し込められた状態でロックし
てある。張り出し部55dの寸法及び形状を適宜調整す
ることによって、ヘッド圧を変えることなく、プラテン
ローラ100のロックの強さが変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はサーマルプリンタユ
ニット及びサーマルプリンタ装置に係り、特に携帯端末
装置及びPOS(Point Of Service)
装置に適用されており、ロール紙を使用するサーマルプ
リンタユニット及びサーマルプリンタ装置に関する。
【0002】携帯端末装置及びPOS装置のプリンタに
おいては、印字スピードの高速化及び印字用紙の交換が
し易いこと等が要求されている。この要求に応ずるべ
く、上記のプリンタとしては、印字用紙としてロール紙
を使用するラインサーマルプリンタが使用されている。
【0003】
【従来の技術】図1は従来の1例のラインサーマルプリ
ンタ装置10を示す。図2は図1のラインサーマルプリ
ンタ装置10の構成を概略的に示す。図3(A),
(B),(C)は、カバーを閉じるときのプラテンロー
ラとサーマルヘッドとの動きを示す。ラインサーマルプ
リンタ装置10は、クラムシェルタイプであり、本体1
1と、本体11に軸12によって支持されているカバー
13とを有する。本体11は、用紙ロール20が収容さ
れる用紙ロール収容部11aを有し、且つ、サーマルヘ
ッド15がヘッド加圧板バネ14と共に組み込まれてい
る。カバー13の先端に、プラテンローラ16が支持し
てある。本体11には、プラテンローラ16の軸17が
嵌合する溝18が形成してある。この溝18は、垂直の
向きの直線状であり、上方に開口18aを有する形状で
ある。
【0004】ラインサーマルプリンタ10は、カバー1
3を開き、巻き終わり部分のロール紙21をほどいた用
紙ロール20を用紙ロール収容部11a内に収め、ほど
いたロール紙21がサーマルヘッド15の前側を通るよ
うに引き出し、カバー13を閉じることによって、図2
及び図3(C)に示す印刷可能な状態となる。即ち、カ
バー13を閉じる最終段階で、図3(A),(B)に示
すように、プラテンローラ16がサーマルヘッド15に
当たってサーマルヘッド15を押し退け、軸17は溝1
8内に入り込んで、プラテンローラ16は、図2及び図
3(C)に示す位置に到る。ヘッド加圧板バネ14によ
ってサーマルヘッド15がプラテンローラ16に力F1
(これがヘッド圧である)で押し付けられ、ロール紙2
1がサーマルヘッド15とプラテンローラ16との間に
挟まれる。また、プラテンローラ16及びカバー13
は、上記の力F1によって、軸17が溝18の底部に押
し付けられて、溝18に嵌合した状態にロックされる。
【0005】用紙ロール20の交換は、カバー13のプ
ラテンローラ16側を強い力で引き上げて、開くことに
よって行われる。
【0006】このラインサーマルプリンタ10は、以下
の利点を有する。カバー13を開くとサーマルヘッド1
5とプラテンローラ16との間には広い空間が形成さ
れ、用紙ロール20の交換はし易い。また、カバー13
を閉じる操作によって、カバー13はロックされ、カバ
ー13を引き上げるとロックが解除され、特別のロック
操作及びロック解除操作は不要であるため、操作性が良
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、携帯端末装置
は、取り扱い中に、ぶつけたり、落としたりすることが
起こり得る。よって、携帯端末装置に組み込まれるライ
ンサーマルプリンタにあっては、携帯端末装置をぶつけ
たり、落としたりした場合でも、カバーが開かないよう
にロックを通常より強くすることが要求されることがあ
る。
【0008】上記のラインサーマルプリンタ10は、図
3(C)より分かるように、カバー13を閉じた状態に
ロックする力が、専ら上記の力F1に依っている構成で
ある。このため、ロックを通常より強くする場合には、
ヘッド加圧板バネ14を変更して上記の力F1を増やす
必要がある。
【0009】しかし、力F1を増やすと即ヘッド圧が最
適なヘッド圧より高くなり、印字の品質に影響が出た
り、サーマルヘッド15が磨耗し易くなって寿命が短く
なってしまうという問題があった。
【0010】また、上記とは逆に、カバーのロックを通
常より弱くすることが要求された場合には、ヘッド加圧
板バネ14を変更して上記の力F1を減らして対応する
ことになる。しかし、力F1を減らすと即ヘッド圧が最
適なヘッド圧より低くなって、印字が薄くなってしまう
という問題があった。
【0011】また、上記の力F1が斜め下を向くように
するために、サーマルヘッド15は溝18の方向に傾斜
している。このため、カバー13を閉じる最終段階で、
図3(A),(B)に示すように、プラテンローラ16
がサーマルヘッド15の上側の角部15aに強く当た
り、プラテンローラ16が傷つき易いという問題があっ
た。
【0012】図11は、クラムシェルタイプのラインサ
ーマルプリンタ装置に組み込まれる従来のラインサーマ
ルプリンタユニット130を示す。ラインサーマルプリ
ンタユニット130は、フレーム131にサーマルヘッ
ド組立体132が組み込まれており、且つ、フレーム1
31にプラテンローラ組立体133が取り外し可能に取
り付けてある構成である。
【0013】フレーム131の下側に、ロール紙を検知
するフォトセンサ134が取り付けてあり、且つ、フレ
ーム131の側面に、プラテンローラ組立体133が取
り付けられていることを検知する機械式スイッチ135
が取り付けてある。機械式スイッチ135は、その検出
ノブ部135aがフレーム131のうちプラテンローラ
組立体133が取り付けられるための凹状の受け部13
8に突き出して取り付けてある。フォトセンサ134か
らはフレキシブルケーブル136が延びており、機械式
スイッチ135からは通常の被覆ケーブル137が延び
ている。
【0014】このラインサーマルプリンタユニット13
0は、以下の問題を有している。
【0015】フレーム131の内側にスペースがないた
め、機械式スイッチ135はフレーム131の外側の面
に設けてある。よって、ラインサーマルプリンタユニッ
ト130は、フレーム131のサイズより、機械式スイ
ッチ135の分、幅寸法が大きくなってしまっていた。
【0016】フォトセンサ134と機械式スイッチ13
5とは種類が異なる部品である。よって、製造コストが
高いものとなっていた。
【0017】二種類のケーブル、即ち、フレキシブルケ
ーブル136と被覆ケーブル137とを有する構成であ
り、よって、ケーブルの配線の処理が面倒であった。
【0018】そこで、本発明は上記課題を解決したサー
マルプリンタユニット及びサーマルプリンタを提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、サー
マルヘッド組立体とプラテンローラとを有し、該サーマ
ルヘッド組立体は、該プラテンローラの両端を受けるプ
ラテンローラ受け部を有するフレームと、該フレームに
取り付けてあるサーマルヘッドと、該フレームに取り付
けてあり上記サーマルヘッドにヘッド圧を付勢するばね
部材とよりなる構成であるサーマルプリンタユニットに
おいて、該プラテンローラ受け部は、上方に開口を有す
る縦溝部と、縦溝部の下端部から上記サーマルヘッドか
ら離れる方向に延びている横溝部と、該縦溝部と該横溝
部によって相対的に形成されており、該横溝部の上側に
位置して、該横溝部の奥部より上記サーマルヘッドの方
向に張り出している張り出し部とよりなり、上記プラテ
ンローラの両端が、上記横溝部内に入り込んで、且つ、
上記ばね部材によって上記サーマルヘッドを介して押さ
れて上記横溝部内に押し込められた構成としたものであ
る。
【0020】プラテンローラ受け部が縦溝部と横溝部と
よりなり、プラテンローラがその端が横溝部内に入り込
んで且つばね部材によって横溝部内に押し込められた状
態でロックしてあるため、張り出し部の寸法及び形状を
適宜調整することによって、ヘッド圧を変えることな
く、プラテンローラのロックの強さを強くしたり弱くす
ることが可能となる。即ち、印字品質を良好に維持しつ
つ、プラテンローラのロックを適当な強さとすることが
可能となる。
【0021】請求項2の発明は、請求項1記載のサーマ
ルプリンタユニットにおいて、該プラテンローラは、両
端に軸受け部材を有し、該軸受け部材が、上記横溝部内
に入り込んで上記横溝部内に押し込められている構成と
したものである。
【0022】プラテンローラが回転しても軸受け部材は
回転しないため、印字動作時に、プラテンローラにプラ
テンローラ受け部から抜け出すような力は発生せず、よ
って、プラテンローラは安定したロック状態に維持され
る。
【0023】請求項3の発明は、請求項1記載のサーマ
ルプリンタユニットにおいて、上記サーマルヘッドの上
端を覆う部分を有する構成としたものである。
【0024】プラテンローラをプラテンローラ受け部に
嵌合させるときに、プラテンローラがサーマルヘッドの
上端の角に当たることが防止され、プラテンローラに傷
が付くことが防止される。
【0025】請求項4の発明は、用紙ロールが収容され
る用紙ロール収容部が形成してある本体と、プラテンロ
ーラの両端を受けるプラテンローラ受け部を有するフレ
ームと、該フレームに取り付けてあるサーマルヘッド
と、該フレームに取り付けてあり上記サーマルヘッドに
ヘッド圧を付勢するばね部材とよりなり、上記本体に取
り付けてあるサーマルヘッド組立体と、該本体に回動可
能に支持されており、上記プラテンローラを支持してお
り、上記用紙ロール収容部を開閉するカバーとよりな
り、該カバーが閉じて上記用紙ロール収容部を覆った状
態で、上記プラテンが上記サーマルヘッドに押し当た
り、上記プラテンローラが上記プラテンローラ受け部に
嵌合して、上記カバーが閉じた状態に保持される構成の
サーマルプリンタにおいて、上記プラテンローラ受け部
は、上方に開口を有する縦溝部と、縦溝部の下端部から
上記サーマルヘッドから離れる方向に延びている横溝部
と、該縦溝部と該横溝部によって相対的に形成されてお
り、該横溝部の上側に位置して、該横溝部の奥部より上
記サーマルヘッドの方向に張り出している張り出し部と
よりなる形状であり、上記カバーが閉じられた状態で、
上記プラテンローラの両端が、上記横溝部内に入り込ん
で、且つ、上記ばね部材によって上記サーマルヘッドを
介して押されて上記横溝部内に押し込められた構成とし
たものである。
【0026】プラテンローラ受け部が縦溝部と横溝部と
よりなり、プラテンローラがその端が横溝部内に入り込
んで且つばね部材によって横溝部内に押し込められた状
態でロックしてあるため、張り出し部の寸法及び形状を
適宜調整することによって、ヘッド圧を変えることな
く、プラテンローラのロックの強さを強くしたり弱くす
ることが可能となる。即ち、印字品質を良好に維持しつ
つ、プラテンローラのロックを適当な強さとすることが
可能となる。
【0027】請求項5の発明は、請求項4記載のサーマ
ルプリンタ装置において、該プラテンローラは、両端に
軸受け部材を有し、該軸受け部材が、上記横溝部内に入
り込んで上記横溝部内に押し込められている構成とした
ものである。
【0028】プラテンローラが回転しても軸受け部材は
回転しないため、印字動作時に、プラテンローラにプラ
テンローラ受け部から抜け出すような力は発生せず、よ
って、プラテンローラは安定したロック状態に維持され
る。
【0029】請求項6の発明は、請求項4記載のサーマ
ルプリンタユニットにおいて、上記サーマルヘッドの上
端を覆う部分を有する構成としたものである。
【0030】カバーを閉じてプラテンローラをプラテン
ローラ受け部に嵌合させるときに、プラテンローラがサ
ーマルヘッドの上端の角に当たることが防止され、プラ
テンローラに傷が付くことが防止される。
【0031】請求項7の発明は、請求項4記載のサーマ
ルプリンタユニットにおいて、上記カバーの回動軸と、
上記横溝部内に押し込められたプラテンローラの中心
と、上記サーマルヘッドが上記横溝部内に押し込められ
たプラテンローラに当たる位置とが、上記サーマルヘッ
ドが上記横溝部内に押し込められたプラテンローラに当
たる位置が、上記カバーの回動軸と上記横溝部内に押し
込められたプラテンローラの中心とを通る直線が上記プ
ラテンローラのサーマルヘッド側の周面を通る位置よ
り、上記プラテンローラの用紙を送るときの回転の方向
とは逆の方向に偏倚した位置であるように定めてある構
成としたものである。
【0032】サーマルヘッドのフレームの底面に対する
傾斜の角度が90度に近い角度となり、サーマルヘッド
の上端のプラテンローラ側への迫り出し寸法が短くなっ
て、カバーを閉じる最終段階でのプラテンローラのサー
マルヘッドの上端の角への当たりが弱くなり、プラテン
ローラは傷つきにくくなる。
【0033】請求項8の発明は、サーマルヘッド組立体
とプラテンローラとを有し、該サーマルヘッド組立体
は、該プラテンローラの両端を受けるプラテンローラ受
け部を有するフレームと、該フレームに取り付けてある
サーマルヘッドと、該フレームに取り付けてあり上記サ
ーマルヘッドにヘッド圧を付勢するばね部材とよりなる
構成であるサーマルプリンタユニットにおいて、発光部
と該発光部から出て反射されて戻る光を受光する受光部
とを有する第1及び第2のフォトセンサを、上記プラテ
ンローラ受け部の裏側に、上記プラテンローラに対向す
るように配置した構成とし、上記第1及び第2のフォト
センサが、それぞれの出力の組合わせによって、プリン
トが可能である状態、用紙ロールのロール紙が終了近く
になった状態、用紙ロールのロール紙が無くなった状
態、プラテンローラが上記プラテンローラ受け部から外
れた状態を識別する状態識別手段に接続してある構成と
したものである。
【0034】第1及び第2のフォトセンサを配置する場
所がプラテンローラ受け部の裏側であるので、第1及び
第2のフォトセンサを配置しても、サーマルプリンタユ
ニットの幅寸法は大きくならない。
【0035】第1及び第2のフォトセンサを配置するた
め、即ち、同じ種類のセンサを配置するため、異種のセ
ンサを配置する場合に比べて、製造コストが安価とな
る。
【0036】請求項9の発明は、サーマルヘッド組立体
とプラテンローラとを有し、該サーマルヘッド組立体
は、該プラテンローラの両端を受けるプラテンローラ受
け部を有するフレームと、該フレームに取り付けてある
サーマルヘッドと、該フレームに取り付けてあり上記サ
ーマルヘッドにヘッド圧を付勢するばね部材とよりなる
構成であるサーマルプリンタユニットにおいて、該プラ
テンローラ受け部は、上方に開口を有する縦溝部と、縦
溝部の下端部から上記サーマルヘッドから離れる方向に
延びている横溝部と、該縦溝部と該横溝部によって相対
的に形成されており、該横溝部の上側に位置して、該横
溝部の奥部より上記サーマルヘッドの方向に張り出して
いる張り出し部とよりなり、上記プラテンローラの両端
が、上記横溝部内に入り込んで、且つ、上記ばね部材に
よって上記サーマルヘッドを介して押されて上記横溝部
内に押し込められた構成とし、且つ、発光部と該発光部
から出て反射されて戻る光を受光する受光部とを有する
第1及び第2のフォトセンサを、上記プラテンローラ受
け部の裏側に、上記プラテンローラに対向するように配
置した構成とし、上記第1及び第2のフォトセンサが、
それぞれの出力の組合わせによって、プリントが可能で
ある状態、用紙ロールのロール紙が終了近くになった状
態、用紙ロールのロール紙が無くなった状態、プラテン
ローラが上記プラテンローラ受け部から外れた状態を識
別する状態識別手段に接続してある構成としたものであ
る。
【0037】プラテンローラ受け部が縦溝部と横溝部と
よりなり、プラテンローラがその端が横溝部内に入り込
んで且つばね部材によって横溝部内に押し込められた状
態でロックしてあるため、張り出し部の寸法及び形状を
適宜調整することによって、ヘッド圧を変えることな
く、プラテンローラのロックの強さを強くしたり弱くす
ることが可能となる。即ち、印字品質を良好に維持しつ
つ、プラテンローラのロックを適当な強さとすることが
可能となる。
【0038】第1及び第2のフォトセンサを配置する場
所がプラテンローラ受け部の裏側であるので、第1及び
第2のフォトセンサを配置しても、サーマルプリンタユ
ニットの幅寸法は大きくならない。
【0039】第1及び第2のフォトセンサを配置するた
め、即ち、同じ種類のセンサを配置するため、異種のセ
ンサを配置する場合に比べて、製造コストが安価とな
る。
【0040】請求項10の発明は、用紙ロールが収容さ
れる用紙ロール収容部が形成してある本体と、プラテン
ローラの両端を受けるプラテンローラ受け部を有するフ
レームと、該フレームに取り付けてあるサーマルヘッド
と、該フレームに取り付けてあり上記サーマルヘッドに
ヘッド圧を付勢するばね部材とよりなり、上記本体に取
り付けてあるサーマルヘッド組立体と、該本体に回動可
能に支持されており、上記プラテンローラを支持してお
り、上記用紙ロール収容部を開閉するカバーとよりな
り、該カバーが閉じて上記用紙ロール収容部を覆った状
態で、上記プラテンが上記サーマルヘッドに押し当た
り、上記プラテンローラが上記プラテンローラ受け部に
嵌合して、上記カバーが閉じた状態に保持される構成の
サーマルプリンタにおいて、発光部と該発光部から出て
反射されて戻る光を受光する受光部とを有する第1及び
第2のフォトセンサを、上記プラテンローラ受け部の裏
側に、上記プラテンローラに対向するように配置した構
成とし且つ、上記第1及び第2のフォトセンサの出力の
組合わせによって、プリントが可能である状態、用紙ロ
ールのロール紙が終了近くになった状態、用紙ロールの
ロール紙が無くなった状態、プラテンローラが上記プラ
テンローラ受け部から外れた状態を識別する状態識別手
段を有してなる構成としたものである。
【0041】第1及び第2のフォトセンサを配置する場
所がプラテンローラ受け部の裏側であるので、第1及び
第2のフォトセンサを配置しても、サーマルプリンタの
幅寸法は大きくならない。
【0042】第1及び第2のフォトセンサを配置するた
め、即ち、同じ種類のセンサを配置するため、異種のセ
ンサを配置する場合に比べて、製造コストが安価とな
る。
【0043】請求項11の発明は、用紙ロールが収容さ
れる用紙ロール収容部が形成してある本体と、プラテン
ローラの両端を受けるプラテンローラ受け部を有するフ
レームと、該フレームに取り付けてあるサーマルヘッド
と、該フレームに取り付けてあり上記サーマルヘッドに
ヘッド圧を付勢するばね部材とよりなり、上記本体に取
り付けてあるサーマルヘッド組立体と、該本体に回動可
能に支持されており、上記プラテンローラを支持してお
り、上記用紙ロール収容部を開閉するカバーとよりな
り、該カバーが閉じて上記用紙ロール収容部を覆った状
態で、上記プラテンが上記サーマルヘッドに押し当た
り、上記プラテンローラが上記プラテンローラ受け部に
嵌合して、上記カバーが閉じた状態に保持される構成の
サーマルプリンタにおいて、上記プラテンローラ受け部
は、上方に開口を有する縦溝部と、縦溝部の下端部から
上記サーマルヘッドから離れる方向に延びている横溝部
と、該縦溝部と該横溝部によって相対的に形成されてお
り、該横溝部の上側に位置して、該横溝部の奥部より上
記サーマルヘッドの方向に張り出している張り出し部と
よりなる形状であり、上記カバーが閉じられた状態で、
上記プラテンローラの両端が、上記横溝部内に入り込ん
で、且つ、上記ばね部材によって上記サーマルヘッドを
介して押されて上記横溝部内に押し込められた構成であ
り、且つ、発光部と該発光部から出て反射されて戻る光
を受光する受光部とを有する第1及び第2のフォトセン
サを、上記プラテンローラ受け部の裏側に、上記プラテ
ンローラに対向するように配置した構成とし、且つ、上
記第1及び第2のフォトセンサの出力の組合わせによっ
て、プリントが可能である状態、用紙ロールのロール紙
が終了近くになった状態、用紙ロールのロール紙が無く
なった状態、プラテンローラが上記プラテンローラ受け
部から外れた状態を識別する状態識別手段を有してなる
構成としたものである。
【0044】プラテンローラ受け部が縦溝部と横溝部と
よりなり、プラテンローラがその端が横溝部内に入り込
んで且つばね部材によって横溝部内に押し込められた状
態でロックしてあるため、張り出し部の寸法及び形状を
適宜調整することによって、ヘッド圧を変えることな
く、プラテンローラのロックの強さを強くしたり弱くす
ることが可能となる。即ち、印字品質を良好に維持しつ
つ、プラテンローラのロックを適当な強さとすることが
可能となる。
【0045】第1及び第2のフォトセンサを配置する場
所がプラテンローラ受け部の裏側であるので、第1及び
第2のフォトセンサを配置しても、サーマルプリンタの
幅寸法は大きくならない。
【0046】第1及び第2のフォトセンサを配置するた
め、即ち、同じ種類のセンサを配置するため、異種のセ
ンサを配置する場合に比べて、製造コストが安価とな
る。
【0047】請求項12の発明は、サーマルヘッド組立
体とプラテンローラとを有し、該サーマルヘッド組立体
は、該プラテンローラの両端を受けるプラテンローラ受
け部を有するフレームと、サーマルヘッドと、前面に該
サーマルヘッドが固定してあり、該フレームに支持され
ており、該サーマルヘッドが発生する熱を放熱させる放
熱板と、該フレームに取り付けてあり、上記放熱板の背
面を押して上記サーマルヘッドにヘッド圧を付勢するば
ね部材とよりなる構成であるサーマルプリンタユニット
において、上記サーマルヘッドが固定される放熱板本体
と該放熱板本体と一体的に形成してあるばね部とよりな
る構成の放熱板部材を、上記の放熱板及びばね部材に代
えて組み込んでなる構成としたものである。
【0048】放熱板部材はばね部を一体的に有する構成
であるため、ばね部材を省略することが可能である。
【0049】
【発明の実施の形態】図4及び図5は本発明の一実施例
になるラインサーマルプリンタユニット40を示す。図
8は上記のラインサーマルプリンタユニット40を備え
てなるラインサーマルプリンタ装置41を示す。
【0050】サーマルプリンタユニット40は、サーマ
ルヘッド組立体42と、これに組み合わされたプラテン
ローラ組立体43とよりなる構成である。
【0051】X1,X2はサーマルプリンタユニット4
0の長手方向、Y1,Y2はサーマルプリンタユニット
40の幅方向、Z1,Z2はサーマルプリンタユニット
40の高さ(厚さ)方向である。X1方向側はサーマル
プリンタユニット40の前面側であり、X2方向側はサ
ーマルプリンタユニット40の背面側である。
【0052】サーマルヘッド組立体41は、フレーム5
0と、フレーム50に取り付けてあるサーマルヘッド7
0と、ヘッド加圧板バネ80と、用紙送り用パルスモー
タ90とよりなる。
【0053】フレーム50は、金属(例えばアルミニウ
ム)のダイキャストであり、外形が略直方体形状であ
り、Y1,Y2方向の両側に側板51、52を有し、Y
1,Y2方向に延びている梁53、54を有する。側板
51、52には、プラテンローラ受け部55、56及び
サーマルヘッドストッパ開口57,58が形成してあ
る。
【0054】プラテンローラ受け部55は、略逆L字形
状の切欠であり、後述する軸受け部材102,103の
大きさに対応した大きさであり、図6に拡大して示すよ
うに、Z2方向に延びている縦溝部55aと、縦溝部5
5aの下部よりサーマルヘッド70から離れるX1方向
に延びている横溝部55bと、張り出し部55dとより
なる。縦溝部55aは、Z1方向端に開口55a1を有
し、Z2方向端に底部55a2を有する。横溝部55b
は、X1方向端に軸受け部材102の大きさに対応した
円弧状の奥部55b1を有する。55cは、円弧状の奥
部55b1に沿う円の中心である。
【0055】59は、ラインサーマルプリンタ装置41
におけるカバー113の回動軸114と上記の中心55
cとを通る直線である。この直線59に沿う方向を、X
1a,X2aで示す。55b1aは、上記の直線59が
円弧状の奥部55b1を表す線と交差する点である。
【0056】55dは張り出し部であり、縦溝部55a
と横溝部55bによって相対的に形成されており、横溝
部55bの上側に位置して、横溝部55bの奥部より上
記サーマルヘッドの方向であるX2方向に張り出してい
る。後述するように、張り出し部55dの寸法及び形状
がロックの強さを決める。
【0057】張り出し部55aは、点55b1aに対し
てX2a方向に寸法A張り出している。張り出し部55
aの先端は、符号60で示す面を有する。αは、面60
の直線59に対する角度である。寸法Aは、0.4mm
程度であり、角度αは約60度である。張り出し部55
aは、Z1側に、底部55a2の方向に傾斜した傾斜面
61を有する。
【0058】側板52のプラテンローラ受け部56も、
上記のプラテンローラ受け部55と同じ構成である。
【0059】図5に示すように、セラミック製のサーマ
ルヘッド70は、放熱板71の前面に固定してある。サ
ーマルヘッド70は、発熱体70aをY1−Y2方向に
整列して有し、且つ、フレキシブルケーブル72の端が
接続してある。放熱板71は、両側に位置決め用耳部7
1aを有する。ヘッド加圧板バネ80は、本体部81
と、本体部81の上端側のフック部82と、本体部81
から切り起こされて形成してあり並んでいる板バネ部8
3,84とよりなる。
【0060】サーマルヘッド70は、放熱板71の下端
縁をフレーム50に支持されて、位置決め用耳部71a
をサーマルヘッドストッパ開口57,58に係合させて
フレーム50内に組み込まれている。ヘッド加圧板バネ
80は、フック部81が梁部53と嵌合して、本体部8
2が梁部53のX1方向側面に沿って取り付けてあり、
板バネ部83,84が放熱板71をX1方向に押してい
る。図9(A)に示すように、位置決め用耳部71aが
サーマルヘッドストッパ開口57,58の端に当たって
おり、サーマルヘッド70は位置決めされている。
【0061】用紙送り用パルスモータ90は、側板52
の内側面に取り付けてある。減速ギヤ機構91が組み込
まれている箱92が側板52の外側面に取り付けてあ
る。箱92のうち、プラテンローラ受け部56に対向す
る部分に、開口93が形成してある。減速ギヤ機構91
の端のギヤ94が、この開口93に臨む箇所に位置して
いる。
【0062】図4に示すように、プラテンローラ組立体
43は、プラテンローラ100と、プラテンローラ10
0を貫通しており、Y2端側突き出し部101a及びY
1端側突き出し部101bを有する軸101と、Y2端
側突き出し部101aに取り付けてある段部102aを
有する軸受け部材102と、Y1端側突き出し部101
bに取り付けてある段部103aを有する軸受け部材1
03と、Y1端側突き出し部101bに固定してあるギ
ヤ104とよりなる構成である。
【0063】このプラテンローラ組立体43は、軸受け
102がプラテンローラ受け部55に嵌合され、軸受け
103がプラテンローラ受け部56に嵌合され、フレー
ム50の両側の側板51、52間に横架されて、サーマ
ルヘッド70と平行に設けられる。ギヤ104は、ギヤ
94と噛み合う。プラテンローラ100は、サーマルヘ
ッド70をX2方向に少し押し戻す。
【0064】図5に示すように、ロール紙21がサーマ
ルヘッド70とプラテンローラ100との間を通ってお
り、ヘッド加圧板バネ80のばね力によって、サーマル
ヘッド70の発熱体70aがロール紙21に力F10で
押し当たっている。力F10は、最適のヘッド圧であ
る。サーマルヘッド70のフレーム50の底面50eに
対する傾斜の角度βは、約80度と大きい。
【0065】サーマルプリンタユニット40は印刷指令
を受けると、サーマルヘッド70が動作されて発熱体7
0aが指令に応じて発熱してロール紙21に印字がなさ
れ、パルスモータ90が駆動されてプラテンローラ10
0が時計方向に回転されてロール紙21が送られ、印字
がなされたロール紙21が送り出される。
【0066】プラテンローラ100は、周面をサーマル
ヘッド70の発熱体70aによってロール紙21を介し
て力F10を作用され、プラテンローラ組立体43は、
軸受け部材102及び103を、夫々プラテンローラ受
け部55、56の横溝部55bの奥部55b1に押し込
まれて、プラテンローラ受け部55、56から抜け出さ
ないようにフレーム50にロックされている。
【0067】なお、ここで、仮に、軸受け部材102及
び103を設けずに、軸101の突き出し部101a、
101bをプラテンローラ受け部55、56で受けた構
成とした場合には、プラテンローラ100が時計方向に
回転されるときに、軸101の突き出し部101a、1
01bが時計方向に回転しプラテンローラ受け部55、
56の縁に沿って転動して、プラテンローラ受け部5
5、56から抜け出そうとする。しかし、上記のように
軸受け部材102及び103を設けて、軸受け部材10
2及び103をプラテンローラ受け部55、56で受け
た構成である場合には、プラテンローラ100が回転し
ても軸受け部材102及び103は回転しないため、プ
ラテンローラ受け部55、56から抜け出そうとする力
は発生せず、プラテンローラ組立体43はフレーム50
に安定にロックされる。
【0068】また、軸受け部材102、103の段部1
02a、103aが側板51、52の外面に当接して、
プラテンローラ100は、Y1−Y2方向の変位を制限
される。よって、プラテンローラ100は軸方向の振れ
を伴わずに安定に回転され、印字がなされたロール紙2
1は安定に送り出され、印字は良好に行われる。
【0069】ここで、プラテンローラ組立体43をフレ
ーム50にロックする強さを変更することについて説明
する。
【0070】張り出し部55dの寸法及び形状がプラテ
ンローラ組立体43をプラテンローラ受け部55から抜
け出さないようにロックする強さを決める。
【0071】図7(A)は、図6に示す状態を示す。図
7(B)乃至(D)中、二点鎖線は、張り出し部55d
を示す。
【0072】ロック強さ強める第1の方法:張り出し部
55dを図7(B)に示す張り出し部55d1とする。
張り出し部55d1は、張り出し部55dの張り出し寸
法Aより長い張り出し寸法A1を有する。プラテンロー
ラ組立体43はより強くロックされる。しかし、ヘッド
圧は変化せず、最適値に維持される。
【0073】ロック強さ強める第2の方法:張り出し部
55dを図7(C)に示す張り出し部55d2とする。
張り出し部55d2は、張り出し部55dの角度αより
小さい角度α2を有する。プラテンローラ組立体43は
より強くロックされる。しかし、ヘッド圧は変化せず、
最適値に維持される。
【0074】ロック強さ弱める第1の方法:張り出し部
55dを図7(D)に示す張り出し部55d3とする。
張り出し部55d3は、張り出し部55dの張り出し寸
法Aより短い張り出し寸法A3を有する。プラテンロー
ラ組立体43がロックされる強さが弱まる。しかし、ヘ
ッド圧は変化せず、最適値に維持される。
【0075】ロック強さ弱める第2の方法:張り出し部
55dを図7(E)に示す張り出し部55d4とする。
張り出し部55d4は、張り出し部55dの角度αより
小さい角度α2を有する。プラテンローラ組立体43が
ロックされる強さが弱まる。しかし、ヘッド圧は変化せ
ず、最適値に維持される。
【0076】上記のように張り出し部55dの寸法及び
形状を変えることによって、ヘッド圧を変えることな
く、プラテンローラ組立体43をフレーム50にロック
する強さが変更される。
【0077】次に、本発明の一実施例になるラインサー
マルプリンタ装置41について、図8を参照して説明す
る。
【0078】図8は携帯端末装置110の一部を構成す
るラインサーマルプリンタ装置41を示す。ラインサー
マルプリンタ装置41は、クラムシェルタイプであり、
上記構成のラインサーマルプリンタユニット40を備
え、更に、用紙ロール20を収容する部分、及びカバー
113を有する構成である。
【0079】サーマルヘッド組立体42は、そのフレー
ム50の脚50a,50bをねじ止めされてベース部材
111に取り付けてある。ベース部材111には、用紙
ロール20が収容される用紙ロール収容部112が形成
してある。ベース部材111の先端に、カバー113が
軸114よって支持されている。プラテンローラ組立体
43はその両端部をカバー103の先端の両側のフォー
ク状腕部105、106に嵌合されて横架してある。プ
ラテンローラ組立体43は、少し動きうる状態にあり、
且つ、フォーク状腕部105、106から外れない状態
にある。
【0080】ラインサーマルプリンタ装置41は、カバ
ー113を開き、巻き終わり部分のロール紙21をほど
いた用紙ロール20を用紙ロール収容部102内に収
め、ほどいたロール紙21がサーマルヘッド70の前側
を通るように引き出し、カバー113を閉じることによ
って、図9(A)乃至(C)に示す状態を経て図9
(D)に示す印刷可能な状態となる。
【0081】即ち、カバー113を閉じる最終段階で、
図9(A)及び(B)に示すように、プラテンローラ組
立体43はZ2方向に移動し、軸受け部材102、10
3がプラテンローラ受け部55、56の傾斜面61に当
たり、傾斜面61によって案内されてX2方向に変位さ
れ、開口55a1を通って縦溝部55a内に進入を開始
する。この過程で、プラテンローラ100がサーマルヘ
ッド70に当たってサーマルヘッド70をX2方向に押
し退ける。続いて、図9(C)に示すように、軸受け部
材102、103が、張り出し部55aを乗り越えて、
縦溝部55a内に進入する。続いて、サーマルヘッド7
0によって押されて、図9(D)に示すように、軸受け
部材102、103がX1方向に寄せられて横溝部55
bに嵌合して、張り出し部55aの下側に入り込み、プ
ラテンローラ組立体43がロックされる。
【0082】用紙ロール20の交換は、カバー113の
プラテンローラ100側を強い力で引き上げて、開くこ
とによって行われる。
【0083】このラインサーマルプリンタ装置41は、
以下の利点を有する。カバー113を開くとサーマルヘ
ッド70とプラテンローラ100との間には広い空間が
形成され、用紙ロール20の交換はし易い。また、カバ
ー113を閉じる操作によって、カバー113はロック
され、カバー113を引き上げるとロックが解除され、
特別のロック操作及びロック解除操作は不要であるた
め、操作性が良い。
【0084】また、カバー113の軸114の位置は適
宜定めてあり、サーマルヘッド70の発熱体70aがプ
ラテンローラ100に当たる点Pが、軸114とプラテ
ンローラ組立体43の中心55cとを通る直線59がプ
ラテンローラ100のサーマルヘッド70側の周面を通
る位置Qより、プラテンローラ100の用紙を送るとき
の回転の方向(時計方向)とは逆の方向(反時計方向)
に偏倚した位置であるようになっている。
【0085】このため、サーマルヘッド70のフレーム
50の底面に対する傾斜の角度βが約80度と大きくな
っており、サーマルヘッド70の上端のプラテンローラ
100側への迫り出し寸法が短くなって、カバー113
を閉じる最終段階でのプラテンローラ100のサーマル
ヘッド70の上端の角70cへの当たりが弱くなり、プ
ラテンローラ100は傷つきにくくなる。
【0086】なお、図10(A)乃至(C)に示すよう
に、サーマルヘッド70の上端を覆う構成とすることに
よって、上記のプラテンローラ100の傷つきの問題が
解決される。図10(A)は、放熱板71に保護パッド
120を設け、保護パッド120の湾曲部120aがサ
ーマルヘッド70の上端を覆う構成である。図10
(B)は、上端に湾曲した張り出し部71Aaを有する
放熱板71Aを設け、湾曲した張り出し部71Aaがサ
ーマルヘッド70の上端を覆う構成である。図10
(C)は、板バネ部83Aの先端に湾曲した張り出し部
83Aaを有するヘッド加圧板バネ80Aを設け、湾曲
した張り出し部83Aaがサーマルヘッド70の上端を
覆う構成である。
【0087】何れの構成によっても、プラテンローラ1
00は、湾曲部120a、張り出し部71Aa、83A
aに当たって、サーマルヘッド70の上端の角70cに
は当たらないようになり、プラテンローラ100は傷つ
かないようになる。
【0088】次に、本発明の別の実施例になるラインサ
ーマルプリンタユニット40Aについて、図12乃至図
14を参照して説明する。
【0089】本実施例になるラインサーマルプリンタユ
ニット40Aは、図4乃至図7に示すラインサーマルプ
リンタユニット40に、二つのフォトセンサを追加して
設けた構成である。図12乃至図14中、図4及び図5
に示す構成部分と対応する構成部分には同じ符号を付
し、その説明は省略する。
【0090】図12乃至図14に示すように、141は
第1のフォトセンサ、142は第2のフォトセンサであ
り、細長形状のプリント基板143の上面の両端近くに
実装してある。第1、第2のフォトセンサ141、14
2は、発光部とこの発光部から出て反射されて戻る光を
受光する受光部とが並んでいる構造である。プリント基
板143は、フレーム50の梁54の下側に固定してあ
る。梁54には、第1、第2のフォトセンサ141、1
42に対応する場所に、開口窓54a,54bが形成し
てある。第1のフォトセンサ141は、Y2方向側に位
置しており、第2のフォトセンサ142は、Y1方向側
に位置している。よって、第1、第2のフォトセンサ1
41、142及びプリント基板143は、梁54の下側
の空間に設けてあり、フレーム50からY1方向及びY
2方向に突き出さないで、組み込まれている。機械式ス
イッチは設けられていない。
【0091】図13に示すように、プラテンローラ組立
体43を基準にみると、第1のフォトセンサ141は、
プラテンローラ100のY2方向端近傍の下側に位置
し、且つ、センサ面141aの法線144がプラテンロ
ーラ組立体43の中心を通るように配置してある。14
5は、第1のフォトセンサ141の監視可能領域であ
る。
【0092】ロール紙21を基準にみると、第1のフォ
トセンサ141は、ロール紙21のY2方向端近傍に対
向するように配置してある。
【0093】第2のフォトセンサ142も、第1のフォ
トセンサ141と同様に、プラテンローラ100のY1
方向端近傍の下側に位置し、且つ、ロール紙21のY1
方向端近傍に対向するように配置してある。
【0094】図14に示すように、フレキシブルケーブ
ル72Aは、X1端側のY2側に分岐された分岐フレキ
シブルケーブル部72Aaを有する。分岐フレキシブル
ケーブル部72Aaの先端の端子部がプリント基板14
3上の端子部に半田付け接続されている。フレキシブル
ケーブル72Aはサーマルヘッド70の端子部に半田付
け接続されている。フレキシブルケーブル72AのY1
側の分岐フレキシブルケーブル部72Abは、パルスモ
ータ90の端子部に半田付け接続されている。よって、
ラインサーマルプリンタユニット40Aでは、サーマル
ヘッド70、パルスモータ90及び第1、第2のフォト
センサ141、142と外部の回路との電気的接続が、
一つのフレキシブルケーブル72Aによってなされてい
る。
【0095】ここで、ラインサーマルプリンタユニット
40Aの動作の状態と第1のフォ第1、第2のフォトセ
ンサ141、142の出力とについて説明する。 印刷を行っている状態(図13に示す正常な状態) 第1、第2のフォトセンサ141、142には、ロール
紙21が対向している。ロール紙21は白色で反射率が
高いため、受光部は強い光を受光し、第1、第2のフォ
トセンサ141、142は約5Vの電圧を出力する。 印刷を行っているときに、プラテンローラ組立体43
が誤って外れた状態(図15に示すプラテンローラ組立
体リリース状態) ロール紙21はこしを有するものであり、印刷を行って
いるときに、ロール紙21はプラテンローラ100の周
面に沿うように強制的に湾曲されている。よって、プラ
テンローラ組立体43が誤って外れた場合には、図15
に示すように、第1、第2のフォトセンサ141、14
2に対向する部分のロール紙21は上方に変位して、第
1、第2のフォトセンサ141、142から遠く離れ、
発光部から出てロール紙21で反射されて受光部に戻っ
てくる光は殆ど無く、第1、第2のフォトセンサ14
1、142の出力電圧は約0Vとなる。 印刷を行っているときに、ロール紙21が終端近くに
なった状態(ロール紙ニアエンド状態) ロール紙21には、図16に示すように、終端近くのY
2端側に、黒塗り部分21aが形成してある。
【0096】ロール紙21が終端近くまで送り出される
と、黒塗り部分21aが第2のフォトセンサ142の上
側に到る。黒塗り部分21aは反射率が低いため、第2
のフォトセンサ142の出力電圧は約0Vとなる。第1
のフォトセンサ141の出力電圧は約5Vのままであ
る。 印刷を行っているときに、ロール紙21が終端まで引
き出された状態(ロール紙エンド状態) ロール紙21が終端まで引き出されると、第1、第2の
フォトセンサ141、142は共にプラテンローラ10
0に対向する。プラテンローラ100はゴム製であり、
灰色であるため、表面の反射率は低く、第1、第2のフ
ォトセンサ141、142の出力電圧は約3Vとなる。
【0097】上記のラインサーマルプリンタユニット4
0Aは、図16に示すように、携帯端末装置110Aに
組み込まれて使用され、上記第1、第2のフォトセンサ
141、142は、ラインサーマルプリンタユニット4
0Aの動作の状態を検出する。
【0098】次に、携帯端末装置110Aにおけるライ
ンサーマルプリンタユニット40Aの動作の状態を如何
にして検出するかについて説明する。
【0099】上記フレキシブルケーブル72AのX2方
向端の端子部72Aeは、LSIパッケージ160等が
実装してある回路基板モジュール161のコネクタ16
2に接続してある。
【0100】図17は携帯端末装置のうち第1、第2の
フォトセンサ141、142に関連する部分のブロック
図を示す。
【0101】制御回路170に、閾値設定回路171、
サーマルヘッド駆動回路172、パルスモータ駆動回路
173、液晶表示部駆動回路174が接続してある。液
晶表示部175は、図16の携帯端末装置110Aの上
面に設けてある。
【0102】閾値設定回路171は、第1のフォトセン
サ141が非反転端子と接続してあるコンパレータ17
1−1と、第2のフォトセンサ142が非反転端子と接
続してあるコンパレータ171−2とよりなる。コンパ
レータ171−1の反転端子への電圧は4Vである。コ
ンパレータ171−2の反転端子への電圧は2Vであ
る。コンパレータ171−1は閾値電圧4Vを有し、コ
ンパレータ171−2は閾値電圧2Vを有する。即ち、
コンパレータ171−1、171−2は、異なる閾値電
圧を有する。コンパレータ171−1は、第1のフォト
センサ141の出力電圧が4Vより低い場合にはL信号
を送り出し、4Vを越えた場合にはH信号を送り出す。
コンパレータ171−2は、第2のフォトセンサ142
の出力電圧が2Vより低い場合にはL信号を送り出し、
2Vを越えた場合にはH信号を送り出す。
【0103】制御回路170は、図18に示すように動
作する。
【0104】ステップS1でコンパレータ171−1の
出力がLであるか否かを判断する。ステップS1がYE
Sと判断した場合には、ステップS2でコンパレータ1
71−2の出力がLであるか否かを判断する。ステップ
S1がNOと判断した場合には、ステップS3でコンパ
レータ171−2の出力がHであるか否かを判断する。
【0105】ステップS3がYESと判断した場合に
は、正常状態である旨を表示する信号を液晶表示部駆動
回路174に出力する(ステップS4)。
【0106】ステップS2がYESと判断した場合に
は、サーマルヘッド停止信号をサーマルヘッド駆動回路
172に出力し(ステップS5)、パルスモータ停止信
号をパルスモータ駆動回路173に出力し(ステップS
6)、プラテンローラ組立体リリースの旨を表示する信
号を液晶表示部駆動回路174に出力する(ステップS
7)。
【0107】ステップS3がNOと判断した場合には、
ロール紙ニアエンド状態である旨を表示する信号を液晶
表示部駆動回路174に出力する(ステップS8)。
【0108】ステップS2がNOと判断した場合には、
サーマルヘッド停止信号をサーマルヘッド駆動回路17
2に出力し(ステップS9)、パルスモータ停止信号を
パルスモータ駆動回路173に出力し(ステップS1
0)、ロール紙エンド状態である旨を表示する信号を液
晶表示部駆動回路174に出力する(ステップS1
1)。
【0109】コンパレータ171−1、171−2の出
力と、ラインサーマルプリンタユニット40Aの状態と
の関係は、図19に示すごとくになる。
【0110】ラインサーマルプリンタユニット40A及
び携帯端末装置110Aは、以下のように動作する。
【0111】コンパレータ171−1の出力がHで、コ
ンパレータ171−2の出力がHである場合には、液晶
表示部175に正常である旨の表示がなされる。
【0112】コンパレータ171−1の出力がLとな
り、コンパレータ171−2の出力もLとなると、サー
マルヘッド70の駆動が停止され、パルスモータ90の
駆動が停止され、液晶表示部175にプラテンローラ組
立体リリースの旨の表示がなされる。
【0113】コンパレータ171−1、171−2の出
力が共にHである状態で、コンパレータ171−2の出
力がLとなると、サーマルヘッド70の駆動が停止さ
れ、パルスモータ90の駆動が停止され、液晶表示部1
75にロール紙ニアエンドの旨の表示がなされる。
【0114】コンパレータ171−1、171−2の出
力が共にHである状態で、コンパレータ171−1の出
力がLとなると、サーマルヘッド70の駆動が停止さ
れ、パルスモータ90の駆動が停止され、液晶表示部1
75にロール紙エンドの旨の表示がなされる。
【0115】なお、印刷中にロール紙21の斜行が発生
した場合にも検出が可能である。ロール紙21の斜行の
方向に応じてコンパレータ171−1又はコンパレータ
171−2の出力がLとなり、ロール紙エンドを検出し
た状態又はロール紙ニアエンドを検出した状態となっ
て、印刷が停止され、ロール紙21がしわとなったり、
破れたりしてしまうことが未然に防止される。
【0116】図20は、携帯端末装置のうち第1、第2
のフォトセンサ141、142に関連する部分の変形例
のブロック図を示す。
【0117】この変形例は、閾値設定回路171Bは、
第1のコンパレータ171−1及び第2のコンパレータ
171−2が同じ閾値電圧(2.5V)を有するように
し、その代わりに、第1のフォトセンサ141及び第2
のフォトセンサ142の感度を設定する回路180を設
けた構成である。
【0118】フォトセンサ感度を設定する回路180は
以下の構成を有する。第1のフォトセンサ141の発光
部141a及び第2のフォトセンサ142の発光部14
2aには、同じ抵抗値r1の抵抗R1が接続してある。
第1のフォトセンサ141の受光部141bには、抵抗
値r2の抵抗R2が接続してある。第2のフォトセンサ
142の受光部142bには、抵抗値r3の抵抗R3が
接続してある。第1のフォトセンサ141の出力は、受
光部141bと抵抗R2との中間から取り出される。第
2のフォトセンサ142の出力は、受光部142bと抵
抗R3との中間から取り出される。ここで、r3>r2
の関係にあり、第2のフォトセンサ142の感度は、第
1のフォトセンサ141の感度より低い。
【0119】なお、閾値設定回路171Bとの関係で
は、第1のフォトセンサ141及び第2のフォトセンサ
142の感度は、第1及び第2のフォトセンサ141、
142が共に共にプラテンローラ100に対向したとき
に、第1のフォトセンサ141の出力電圧は閾値設定回
路171Bの閾値電圧(2.5V)より高く、第2のフ
ォトセンサ142の出力電圧は閾値設定回路171Bの
閾値電圧(2.5V)より低いように定めてある。
【0120】コンパレータ171−1、171−2の出
力と、ラインサーマルプリンタユニット40Aの状態と
の関係は、図19に示すものと同じとなる。
【0121】次に、第1、第2のフォトセンサ141、
142の配置の変形例について説明する。
【0122】図21(A)、(B)は、第1の変形例を
示す。この第1の変形例は、Y1方向端側の部分が白色
であるプラテンローラ100Cを使用し、プラテンロー
ラ100CのY1方向端寄りの部分に対向して第1、第
2のフォトセンサ141、142を配し、且つ、第1、
第2のフォトセンサ141、142がパルスモータ90
の端子回路基板190を利用して実装してある構成であ
る。
【0123】プラテンローラ100Cは、ゴムの二色成
形によって製造されたものであり、通常のプラテンロー
ラ部100Caと白色のプラテンローラ部100Cbと
よりなる。第1のフォトセンサ141が通常のプラテン
ローラ部100Caに対向し、第2のフォトセンサ14
2が白色のプラテンローラ部100Cbに対向する。印
刷中にロール紙エンドの状態となっても、第2のフォト
センサ142は略5Vの電圧を出力し続ける。
【0124】閾値設定回路として、コンパレータ171
−1の閾値電圧が4Vであり、コンパレータ171−2
は閾値電圧が2Vである閾値設定回路171が使用され
る。
【0125】コンパレータ171−1、171−2の出
力と、ラインサーマルプリンタユニット40Aの状態と
の関係は、図19に示すものと同じとなる。
【0126】また、第1、第2のフォトセンサ141、
142はパルスモータ90の端子回路基板190を利用
して実装してある。よって、フォトセンサを実装するた
めの専用の回路基板は不要である。このため、部品点数
を減らすことが出来、且つ、第1、第2のフォトセンサ
141、142の実装を狭いスペースで実現することが
可能である。また、引き出し用のフレキシブルケーブル
についてみると、図14中の分岐フレキシブルケーブル
部72Aaは不要であり、フレキシブルケーブルも簡単
な形状となり、配線が簡単となっている。
【0127】図22(A)、(B)は、第2の変形例を
示す。この第2の変形例は、回路基板143D上に第
1、第2のフォトセンサ141、142が対角の位置に
実装してあり、第2のフォトセンサ142がY2方向側
に位置してプラテンローラ100に対向しており、第1
のフォトセンサ141がY1方向側に位置してプラテン
ローラ100から外れているように配置してある構成で
ある。ロール紙エンドとなると、第1のフォトセンサ1
41の出力は略0Vとなる。
【0128】第1のコンパレータ171−1及び第2の
コンパレータ171−2が同じ閾値電圧(2.5V)を
有する閾値設定回路171Bが使用される。第1のフォ
トセンサ141及び第2のフォトセンサ142の感度は
同じである。この条件で、コンパレータ171−1、1
71−2の出力と、ラインサーマルプリンタユニット4
0Aの状態との関係は、図19に示すものと同じとな
る。
【0129】次に、前記放熱板71の変形例について説
明する。
【0130】図23(A)の放熱板200は、金属板部
材であり、ヘッド加圧板バネ部202を放熱板本体20
1と一体に有する構成である。ヘッド加圧板バネ202
は、放熱板本体201から延びている部分203をプレ
ス加工し折り曲げることによって形成されている。この
放熱板200は、放熱板としての機能と、ヘッド加圧板
バネとしての機能とを有する。
【0131】この放熱板200は、図23(B)に示す
ように、ラインサーマルプリンタユニット40Aに組み
込まれている。
【0132】この放熱板200を使用すると、ヘッド加
圧板バネが不要となり、部品点数が少なくなる。
【0133】図24は、別の放熱板210を示す。この
放熱板210は、放熱板本体2011に形成された渦巻
き状のスリットを、押出して、円錐形状とすることによ
って、円錐コイルばね状のヘッド加圧板バネ212を有
する構成である。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、サーマルヘッド組立体とプラテンローラとを有する
サーマルプリンタユニットにおいて、プラテンローラ受
け部が縦溝部と横溝部とよりなり、プラテンローラがそ
の端が横溝部内に入り込んで且つばね部材によって横溝
部内に押し込められた状態でロックしてあるため、張り
出し部の寸法及び形状を適宜調整することによって、ヘ
ッド圧を変えることなく、プラテンローラのロックの強
さを強くしたり弱くすることが出来る。即ち、印字品質
を良好に維持しつつ、プラテンローラのロックを適当な
強さとすることが出来る。
【0135】請求項2の発明は、請求項1記載のサーマ
ルプリンタユニットにおいて、該プラテンローラは、両
端に軸受け部材を有し、該軸受け部材が、上記横溝部内
に入り込んで上記横溝部内に押し込められている構成と
したものであるため、プラテンローラが回転しても軸受
け部材は回転しないため、印字動作時に、プラテンロー
ラにプラテンローラ受け部から抜け出すような力は発生
せず、よって、プラテンローラを安定したロック状態に
維持することが出来、よって、印字を良好な品質で行う
ことが出来る。
【0136】請求項3の発明は、請求項1記載のサーマ
ルプリンタユニットにおいて、上記サーマルヘッドの上
端を覆う部分を有する構成としたものであるため、プラ
テンローラをプラテンローラ受け部に嵌合させるとき
に、プラテンローラがサーマルヘッドの上端の角に当た
ることが防止され、プラテンローラに傷が付くことを防
止することが出来る。
【0137】請求項4の発明は、用紙ロールが収容され
る用紙ロール収容部が形成してある本体と、サーマルヘ
ッド組立体と、本体に回動可能に支持されているカバー
とよりなり、プラテンローラ受け部が縦溝部と横溝部と
よりなり、プラテンローラがその端が横溝部内に入り込
んで且つばね部材によって横溝部内に押し込められた状
態でロックしてあるため、張り出し部の寸法及び形状を
適宜調整することによって、ヘッド圧を変えることな
く、プラテンローラのロックの強さを強くしたり弱くす
ることが出来る。即ち、印字品質を良好に維持しつつ、
プラテンローラのロックを適当な強さとすることが出来
る。
【0138】請求項5の発明は、請求項4記載のサーマ
ルプリンタ装置において、該プラテンローラは、両端に
軸受け部材を有し、該軸受け部材が、上記横溝部内に入
り込んで上記横溝部内に押し込められている構成とした
ものであるため、プラテンローラが回転しても軸受け部
材は回転しないため、印字動作時に、プラテンローラに
プラテンローラ受け部から抜け出すような力は発生せ
ず、よって、プラテンローラは安定したロック状態に維
持され、よって、印字を良好な品質で行うことが出来
る。
【0139】請求項6の発明は、請求項4記載のサーマ
ルプリンタユニットにおいて、上記サーマルヘッドの上
端を覆う部分を有する構成としたものであるため、カバ
ーを閉じてプラテンローラをプラテンローラ受け部に嵌
合させるときに、プラテンローラがサーマルヘッドの上
端の角に当たることが防止され、プラテンローラに傷が
付くことを防止することが出来る。
【0140】請求項7の発明は、請求項4記載のサーマ
ルプリンタユニットにおいて、上記カバーの回動軸と、
上記横溝部内に押し込められたプラテンローラの中心
と、上記サーマルヘッドが上記横溝部内に押し込められ
たプラテンローラに当たる位置とが、上記サーマルヘッ
ドが上記横溝部内に押し込められたプラテンローラに当
たる位置が、上記カバーの回動軸と上記横溝部内に押し
込められたプラテンローラの中心とを通る直線が上記プ
ラテンローラのサーマルヘッド側の周面を通る位置よ
り、上記プラテンローラの用紙を送るときの回転の方向
とは逆の方向に偏倚した位置であるように定めてある構
成としたものであるため、サーマルヘッドのフレームの
底面に対する傾斜の角度が90度に近い角度となり、サ
ーマルヘッドの上端のプラテンローラ側への迫り出し寸
法が短くなって、カバーを閉じる最終段階でのプラテン
ローラのサーマルヘッドの上端の角への当たりが弱くな
り、プラテンローラは傷つきにくくなるように出来る。
【0141】請求項8の発明は、第1及び第2のフォト
センサを、プラテンローラ受け部の裏側に、プラテンロ
ーラに対向するように配置し、第1及び第2のフォトセ
ンサが、それぞれの出力の組合わせによって、プリント
が可能である状態、用紙ロールのロール紙が終了近くに
なった状態、用紙ロールのロール紙が無くなった状態、
プラテンローラが上記プラテンローラ受け部から外れた
状態を識別する状態識別手段に接続してある構成とした
ものであるため、4つの状態を識別可能であるサーマル
プリンタユニットを、その横幅寸法を増やさないで実現
出来、且つ、異種のセンサを配置する場合に比べて、そ
の製造コストを安価にして実現出来る。
【0142】請求項9の発明は、プラテンローラ受け部
は、上方に開口を有する縦溝部と、縦溝部の下端部から
上記サーマルヘッドから離れる方向に延びている横溝部
と、縦溝部と横溝部によって相対的に形成されており、
横溝部の上側に位置して、横溝部の奥部より上記サーマ
ルヘッドの方向に張り出している張り出し部とよりな
り、プラテンローラの両端が、横溝部内に入り込んで、
且つ、ばね部材によってサーマルヘッドを介して押され
て上記横溝部内に押し込められた構成とし、且つ、発光
部と該発光部から出て反射されて戻る光を受光する受光
部とを有する第1及び第2のフォトセンサを、上記プラ
テンローラ受け部の裏側に、プラテンローラに対向する
ように配置した構成としため、張り出し部の寸法及び形
状を適宜調整することによって、ヘッド圧を変えること
なく、プラテンローラのロックの強さを強くしたり弱く
することが出来る。即ち、印字品質を良好に維持しつ
つ、プラテンローラのロックを適当な強さとすることが
出来る。且つ、4つの状態を識別可能であるサーマルプ
リンタユニットを、その横幅寸法を増やさないで実現出
来、且つ、異種のセンサを配置する場合に比べて、その
製造コストを安価にして実現出来る。
【0143】請求項10の発明は、第1及び第2のフォ
トセンサを、プラテンローラ受け部の裏側に、プラテン
ローラに対向するように配置し、第1及び第2のフォト
センサが、それぞれの出力の組合わせによって、プリン
トが可能である状態、用紙ロールのロール紙が終了近く
になった状態、用紙ロールのロール紙が無くなった状
態、プラテンローラが上記プラテンローラ受け部から外
れた状態を識別する状態識別手段に接続してある構成と
したものであるため、4つの状態を識別可能であるサー
マルプリンタを、その横幅寸法を増やさないで実現出
来、且つ、異種のセンサを配置する場合に比べて、その
製造コストを安価にして実現出来る。
【0144】請求項11の発明は、プラテンローラ受け
部は、上方に開口を有する縦溝部と、縦溝部の下端部か
ら上記サーマルヘッドから離れる方向に延びている横溝
部と、縦溝部と横溝部によって相対的に形成されてお
り、横溝部の上側に位置して、横溝部の奥部より上記サ
ーマルヘッドの方向に張り出している張り出し部とより
なり、プラテンローラの両端が、横溝部内に入り込ん
で、且つ、ばね部材によってサーマルヘッドを介して押
されて上記横溝部内に押し込められた構成とし、且つ、
発光部と該発光部から出て反射されて戻る光を受光する
受光部とを有する第1及び第2のフォトセンサを、上記
プラテンローラ受け部の裏側に、プラテンローラに対向
するように配置した構成としため、張り出し部の寸法及
び形状を適宜調整することによって、ヘッド圧を変える
ことなく、プラテンローラのロックの強さを強くしたり
弱くすることが出来る。即ち、印字品質を良好に維持し
つつ、プラテンローラのロックを適当な強さとすること
が出来る。且つ、4つの状態を識別可能であるサーマル
プリンタを、その横幅寸法を増やさないで実現出来、且
つ、異種のセンサを配置する場合に比べて、その製造コ
ストを安価にして実現出来る。
【0145】請求項12の発明は、サーマルヘッドが固
定される放熱板本体とこれと一体的に形成してあるばね
部とよりなる構成の放熱板部材を、放熱板及びばね部材
に代えて組み込んでなる構成としたものであるため、ば
ね部材を省略することが可能であり、従来に比べてより
安価なサーマルプリンタユニットを実現することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の1例のラインサーマルプリンタを示す図
である。
【図2】図1のラインサーマルプリンタの構成を概略的
に示す図である。
【図3】カバーを閉じるときのプラテンローラがロック
位置に到るときの動作を示す図である。
【図4】本発明の一実施例のサーマルプリンタユニット
を示す斜視図である。
【図5】図4のサーマルプリンタユニットの側面図であ
る。
【図6】プラテンローラ組立体のロックの状態を示す図
である。
【図7】プラテンローラ組立体のロックの強さの変更を
説明する図である。
【図8】携帯端末装置の一部を構成するサーマルプリン
タ装置を示す図である。
【図9】カバーを閉じるときのプラテンローラがロック
位置に到るときの動作を示す図である。
【図10】サーマルヘッド部分の変形例を示す図であ
る。
【図11】従来の別の例のサーマルプリンタユニットを
示す図である。
【図12】本発明の別の実施例になるサーマルプリンタ
ユニットを示す斜視図である。
【図13】図12のサーマルプリンタユニットの側面図
である。
【図14】サーマルプリンタユニット内における、フレ
キシブルケーブルのプリント基板、サーマルヘッド及び
パルスモータへの接続を説明する図である。
【図15】プラテンローラ組立体リリース状態を示す図
である。
【図16】図12のサーマルプリンタユニットを備えた
携帯端末装置を示す図である。
【図17】図16の携帯端末装置の第1、第2のフォト
センサに関連する部分のブロック図である。
【図18】図17中の制御回路の動作のフローチャート
である。
【図19】サーマルプリンタユニットの動作状態とコン
パレータの出力との関係を示す図である。
【図20】第1、第2のフォトセンサに関連する部分の
変形例のブロック図である。
【図21】フォトセンサの配置の第1の変形例を示す図
である。
【図22】フォトセンサの配置の第2の変形例を示す図
である。
【図23】サーマルヘッドの放熱板の第1の変形例を示
す図である。
【図24】サーマルヘッドの放熱板の第2の変形例を示
す図である。
【符号の説明】
40、40A ラインサーマルプリンタユニット 41 ラインサーマルプリンタ装置 42 サーマルヘッド組立体 43 プラテンローラ組立体 50 フレーム 55,56 プラテンローラ受け部 55a 縦溝部 55b 横溝部 55d 張り出し部 70 サーマルヘッド 72,72A フレキシブルケーブル 72Aa,72Ab 分岐フレキシブルケーブル部 80 ヘッド加圧板バネ 90 用紙送り用パルスモータ 100、100C プラテンローラ 100Ca 通常のプラテンローラ部 100Cb 白色のプラテンローラ部 101 軸 102,103 軸受け部材 110、110A 携帯端末装置 113 カバー 114 軸 141 第1のフォトセンサ 142 第2のフォトセンサ 143 回路基板 170 制御回路 171,171B 閾値設定回路 171−1 第1のコンパレータ 171−2 第2のコンパレータ 180 フォトセンサ感度を設定する回路 200,210 放熱板 201,211 放熱板本体 202,212 ヘッド加圧板バネ部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッド組立体とプラテンローラ
    とを有し、該サーマルヘッド組立体は、該プラテンロー
    ラの両端を受けるプラテンローラ受け部を有するフレー
    ムと、該フレームに取り付けてあるサーマルヘッドと、
    該フレームに取り付けてあり上記サーマルヘッドにヘッ
    ド圧を付勢するばね部材とよりなる構成であるサーマル
    プリンタユニットにおいて、 該プラテンローラ受け部は、上方に開口を有する縦溝部
    と、縦溝部の下端部から上記サーマルヘッドから離れる
    方向に延びている横溝部と、該縦溝部と該横溝部によっ
    て相対的に形成されており、該横溝部の上側に位置し
    て、該横溝部の奥部より上記サーマルヘッドの方向に張
    り出している張り出し部とよりなり、 上記プラテンローラの両端が、上記横溝部内に入り込ん
    で、且つ、上記ばね部材によって上記サーマルヘッドを
    介して押されて上記横溝部内に押し込められた構成とし
    たことを特徴としたサーマルプリンタユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のサーマルプリンタユニッ
    トにおいて、 該プラテンローラは、両端に軸受け部材を有し、 該軸受け部材が、上記横溝部内に入り込んで上記横溝部
    内に押し込められている構成としたことを特徴としたサ
    ーマルプリンタユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のサーマルプリンタユニッ
    トにおいて、 上記サーマルヘッドの上端を覆う部分を有する構成とし
    たことを特徴としたサーマルプリンタユニット。
  4. 【請求項4】 用紙ロールが収容される用紙ロール収容
    部が形成してある本体と、 プラテンローラの両端を受けるプラテンローラ受け部を
    有するフレームと、該フレームに取り付けてあるサーマ
    ルヘッドと、該フレームに取り付けてあり上記サーマル
    ヘッドにヘッド圧を付勢するばね部材とよりなり、上記
    本体に取り付けてあるサーマルヘッド組立体と、 該本体に回動可能に支持されており、上記プラテンロー
    ラを支持しており、上記用紙ロール収容部を開閉するカ
    バーとよりなり、 該カバーが閉じて上記用紙ロール収容部を覆った状態
    で、上記プラテンが上記サーマルヘッドに押し当たり、
    上記プラテンローラが上記プラテンローラ受け部に嵌合
    して、上記カバーが閉じた状態に保持される構成のサー
    マルプリンタにおいて、 上記プラテンローラ受け部は、上方に開口を有する縦溝
    部と、縦溝部の下端部から上記サーマルヘッドから離れ
    る方向に延びている横溝部と、該縦溝部と該横溝部によ
    って相対的に形成されており、該横溝部の上側に位置し
    て、該横溝部の奥部より上記サーマルヘッドの方向に張
    り出している張り出し部とよりなる形状であり、 上記カバーが閉じられた状態で、上記プラテンローラの
    両端が、上記横溝部内に入り込んで、且つ、上記ばね部
    材によって上記サーマルヘッドを介して押されて上記横
    溝部内に押し込められた構成としたことを特徴としたサ
    ーマルプリンタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のサーマルプリンタ装置に
    おいて、 該プラテンローラは、両端に軸受け部材を有し、 該軸受け部材が、上記横溝部内に入り込んで上記横溝部
    内に押し込められている構成としたことを特徴としたサ
    ーマルプリンタ装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のサーマルプリンタユニッ
    トにおいて、 上記サーマルヘッドの上端を覆う部分を有する構成とし
    たことを特徴としたサーマルプリンタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のサーマルプリンタユニッ
    トにおいて、 上記カバーの回動軸と、上記横溝部内に押し込められた
    プラテンローラの中心と、上記サーマルヘッドが上記横
    溝部内に押し込められたプラテンローラに当たる位置と
    が、上記サーマルヘッドが上記横溝部内に押し込められ
    たプラテンローラに当たる位置が、上記カバーの回動軸
    と上記横溝部内に押し込められたプラテンローラの中心
    とを通る直線が上記プラテンローラのサーマルヘッド側
    の周面を通る位置より、上記プラテンローラの用紙を送
    るときの回転の方向とは逆の方向に偏倚した位置である
    ように定めてある構成としたことを特徴としたサーマル
    プリンタ装置。
  8. 【請求項8】 サーマルヘッド組立体とプラテンローラ
    とを有し、該サーマルヘッド組立体は、該プラテンロー
    ラの両端を受けるプラテンローラ受け部を有するフレー
    ムと、該フレームに取り付けてあるサーマルヘッドと、
    該フレームに取り付けてあり上記サーマルヘッドにヘッ
    ド圧を付勢するばね部材とよりなる構成であるサーマル
    プリンタユニットにおいて、 発光部と該発光部から出て反射されて戻る光を受光する
    受光部とを有する第1及び第2のフォトセンサを、上記
    プラテンローラ受け部の裏側に、上記プラテンローラに
    対向するように配置した構成とし、 上記第1及び第2のフォトセンサが、それぞれの出力の
    組合わせによって、プリントが可能である状態、用紙ロ
    ールのロール紙が終了近くになった状態、用紙ロールの
    ロール紙が無くなった状態、プラテンローラが上記プラ
    テンローラ受け部から外れた状態を識別する状態識別手
    段に接続してある構成としたことを特徴とするサーマル
    プリンタユニット。
  9. 【請求項9】 サーマルヘッド組立体とプラテンローラ
    とを有し、該サーマルヘッド組立体は、該プラテンロー
    ラの両端を受けるプラテンローラ受け部を有するフレー
    ムと、該フレームに取り付けてあるサーマルヘッドと、
    該フレームに取り付けてあり上記サーマルヘッドにヘッ
    ド圧を付勢するばね部材とよりなる構成であるサーマル
    プリンタユニットにおいて、 該プラテンローラ受け部は、上方に開口を有する縦溝部
    と、縦溝部の下端部から上記サーマルヘッドから離れる
    方向に延びている横溝部と、該縦溝部と該横溝部によっ
    て相対的に形成されており、該横溝部の上側に位置し
    て、該横溝部の奥部より上記サーマルヘッドの方向に張
    り出している張り出し部とよりなり、 上記プラテンローラの両端が、上記横溝部内に入り込ん
    で、且つ、上記ばね部材によって上記サーマルヘッドを
    介して押されて上記横溝部内に押し込められた構成と
    し、 且つ、発光部と該発光部から出て反射されて戻る光を受
    光する受光部とを有する第1及び第2のフォトセンサ
    を、上記プラテンローラ受け部の裏側に、上記プラテン
    ローラに対向するように配置した構成とし、 上記第1及び第2のフォトセンサが、それぞれの出力の
    組合わせによって、プリントが可能である状態、用紙ロ
    ールのロール紙が終了近くになった状態、用紙ロールの
    ロール紙が無くなった状態、プラテンローラが上記プラ
    テンローラ受け部から外れた状態を識別する状態識別手
    段に接続してある構成としたことを特徴とするサーマル
    プリンタユニット。
  10. 【請求項10】 用紙ロールが収容される用紙ロール収
    容部が形成してある本体と、 プラテンローラの両端を受けるプラテンローラ受け部を
    有するフレームと、該フレームに取り付けてあるサーマ
    ルヘッドと、該フレームに取り付けてあり上記サーマル
    ヘッドにヘッド圧を付勢するばね部材とよりなり、上記
    本体に取り付けてあるサーマルヘッド組立体と、 該本体に回動可能に支持されており、上記プラテンロー
    ラを支持しており、上記用紙ロール収容部を開閉するカ
    バーとよりなり、 該カバーが閉じて上記用紙ロール収容部を覆った状態
    で、上記プラテンが上記サーマルヘッドに押し当たり、
    上記プラテンローラが上記プラテンローラ受け部に嵌合
    して、上記カバーが閉じた状態に保持される構成のサー
    マルプリンタにおいて、 発光部と該発光部から出て反射されて戻る光を受光する
    受光部とを有する第1及び第2のフォトセンサを、上記
    プラテンローラ受け部の裏側に、上記プラテンローラに
    対向するように配置した構成とし、 且つ、上記第1及び第2のフォトセンサの出力の組合わ
    せによって、プリントが可能である状態、用紙ロールの
    ロール紙が終了近くになった状態、用紙ロールのロール
    紙が無くなった状態、プラテンローラが上記プラテンロ
    ーラ受け部から外れた状態を識別する状態識別手段を有
    してなる構成としたことを特徴としたサーマルプリンタ
    装置。
  11. 【請求項11】 用紙ロールが収容される用紙ロール収
    容部が形成してある本体と、 プラテンローラの両端を受けるプラテンローラ受け部を
    有するフレームと、該フレームに取り付けてあるサーマ
    ルヘッドと、該フレームに取り付けてあり上記サーマル
    ヘッドにヘッド圧を付勢するばね部材とよりなり、上記
    本体に取り付けてあるサーマルヘッド組立体と、 該本体に回動可能に支持されており、上記プラテンロー
    ラを支持しており、上記用紙ロール収容部を開閉するカ
    バーとよりなり、 該カバーが閉じて上記用紙ロール収容部を覆った状態
    で、上記プラテンが上記サーマルヘッドに押し当たり、
    上記プラテンローラが上記プラテンローラ受け部に嵌合
    して、上記カバーが閉じた状態に保持される構成のサー
    マルプリンタにおいて、 上記プラテンローラ受け部は、上方に開口を有する縦溝
    部と、縦溝部の下端部から上記サーマルヘッドから離れ
    る方向に延びている横溝部と、該縦溝部と該横溝部によ
    って相対的に形成されており、該横溝部の上側に位置し
    て、該横溝部の奥部より上記サーマルヘッドの方向に張
    り出している張り出し部とよりなる形状であり、 上記カバーが閉じられた状態で、上記プラテンローラの
    両端が、上記横溝部内に入り込んで、且つ、上記ばね部
    材によって上記サーマルヘッドを介して押されて上記横
    溝部内に押し込められた構成であり、 且つ、発光部と該発光部から出て反射されて戻る光を受
    光する受光部とを有する第1及び第2のフォトセンサ
    を、上記プラテンローラ受け部の裏側に、上記プラテン
    ローラに対向するように配置した構成とし 且つ、上記第1及び第2のフォトセンサの出力の組合わ
    せによって、プリントが可能である状態、用紙ロールの
    ロール紙が終了近くになった状態、用紙ロールのロール
    紙が無くなった状態、プラテンローラが上記プラテンロ
    ーラ受け部から外れた状態を識別する状態識別手段を有
    してなる構成としたことを特徴としたサーマルプリンタ
    装置。
  12. 【請求項12】 サーマルヘッド組立体とプラテンロー
    ラとを有し、該サーマルヘッド組立体は、該プラテンロ
    ーラの両端を受けるプラテンローラ受け部を有するフレ
    ームと、サーマルヘッドと、前面に該サーマルヘッドが
    固定してあり、該フレームに支持されており、該サーマ
    ルヘッドが発生する熱を放熱させる放熱板と、該フレー
    ムに取り付けてあり、上記放熱板の背面を押して上記サ
    ーマルヘッドにヘッド圧を付勢するばね部材とよりなる
    構成であるサーマルプリンタユニットにおいて、 上記サーマルヘッドが固定される放熱板本体と該放熱板
    本体と一体的に形成してあるばね部とよりなる構成の放
    熱板部材を、上記の放熱板及びばね部材に代えて組み込
    んでなる構成としたことを特徴とするサーマルプリンタ
    ユニット。
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