JP6893226B2 - プリンタ - Google Patents
プリンタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6893226B2 JP6893226B2 JP2019112550A JP2019112550A JP6893226B2 JP 6893226 B2 JP6893226 B2 JP 6893226B2 JP 2019112550 A JP2019112550 A JP 2019112550A JP 2019112550 A JP2019112550 A JP 2019112550A JP 6893226 B2 JP6893226 B2 JP 6893226B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding member
- platen roller
- frame
- opening
- head bracket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000032258 transport Effects 0.000 claims 2
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 21
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 19
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 19
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 9
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 4
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
開放カバーを開放状態にするためには、弾性部材を縮ませる程度の力(つまり、弾性部材によって圧力解除機構に加えられる付勢力に対抗する力)で開放用押しボタンを押下する必要がある。
特に、幅の広い印字媒体を取り扱うプリンタでは、印字ヘッドの幅、および、保持部材の幅も広くなる。保持部材の幅が広くなるほど、保持部材に加える付勢力を幅方向に均一化するため、弾性部材の数を増やす必要がある。このようなプリンタでは、特に、開放用押しボタンが押下しにくくなる。
前記プラテンローラの軸を保持し、かつ、保持を解除する保持部材と、前記保持部材上に設けられ、かつ、前記プラテンローラによって搬送された印字媒体に情報を印字する印字ヘッドと、前記保持部材を保持するフレームと、前記保持部材を前記フレームに対して回動可能に設けた回動軸と、一端が前記フレームによって支持され、他端が前記保持部材によって支持され、かつ、前記保持部材に付勢力を加えることによって前記印字媒体を介して前記印字ヘッドを前記プラテンローラに押し付ける弾性部材と、開放用押しボタンと、を備え、前記フレームは、前記弾性部材の一端を支持する支持面を有し、前記保持部材は、前記弾性部材の他端を支持する支持部と、前記支持部から前記回動軸に延びる延伸部と、を有し、前記回動軸は、空間を挟んで第1の支持ピンと第2の支持ピンを有し、前記空間には、センサが設けられ、前記回動軸は、前記プラテンローラの軸に直交する面で見た時に、前記保持部材による前記プラテンローラの軸の保持を解除するための所定の強さを超える強さの前記保持部材に対する力による前記回動軸周りの回転モーメントが、前記付勢力による前記回動軸周りの回転モーメントと比較して、より大きくなり、且つ、反対方向になるように配置され、前記保持部材による前記プラテンローラの軸の保持を解除するための前記保持部材に対する力は、押された前記開放用押しボタンから前記保持部材の所定の箇所に伝達された力である、プリンタである。
以下、本発明の一実施形態である携帯式のプリンタの全体構成について、図1〜4を参照して説明する。
図1は、本実施形態のプリンタ1の斜視図である。図2は、本実施形態のプリンタ1の開閉カバー5を開放状態とした斜視図を、ロール体の一例であるロール紙RPとともに示す図である。図3は、本実施形態のプリンタ1の筐体の概略構成を示す分解斜視図である。図4は、本実施形態のプリンタ1の通紙ルートを説明するための図である。
図3に示すように、プリンタ1は、フロントカバー2および本体ケース3がネジ(図示せず)によって相互に固定され、フロントカバー2および本体ケース3の間に、機能ユニットFUが搭載されたフレーム4を挟み込む構造となっており、それによって機能ユニットFUが保護されている。フレーム4はネジ(図示せず)によって本体ケース3に固定されている。
開放用押しボタン11は、開閉カバー5を開くためのボタンである。表示部19は、操作コマンドやメッセージ等を表示する画面であり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)により構成されている。操作ボタン20a,20bは、オペレータがプリンタ1の動作を指示するためのボタンである。電源スイッチ21は、プリンタ1の電源をオンまたはオフするためのボタンである。
本実施形態の例では、ロール紙RPに芯材がなく、帯状の連続紙CPが所定の径の円筒状の中空部を有するように巻かれることでロール紙RPが形成されている。
連続紙CPには、その長手方向に沿って予め決められた間隔毎に検針票が設けられている。連続紙CPにおいて隣接する検針票同士は、ミシン目で区切られている。図示しないが、各検針票は、3又は4の複数の票のそれぞれに対応する印刷領域から構成されており、隣接する印刷領域はミシン目で区切られている。また、連続紙CPの印字面の裏面には、長手方向に沿って、各検針票の印字基準位置(つまり、第1票の印字基準位置)、および、第2票以降の各票の印刷領域の印字基準位置を示す位置検出マークM,M’が形成されている。位置検出マークM,M’は、連続紙CPの印字面の裏面に黒色で印刷された矩形状のマークである。各検針票では、第1票の印字基準位置と、第2票以降の各票の印刷領域の印字基準位置とで異なる位置検出マークを設けてもよい。
連続紙CPの印字面には、予め決められた温度領域に達すると特定の色に発色する感熱発色層が形成されている。
図2に示すように、開閉カバー5には、開閉軸51とは反対側の端部近傍に、開閉軸51と平行な軸に沿ってプラテンローラ14が備えられている。プラテンローラ14は、ロール紙RPから繰り出される連続紙CPを搬送するための搬送手段である。
センサ13aは、例えば、各検針票の印字基準位置(すなわち、連続紙CPの位置検出マークM,M’の一方のマーク)を検出するためのセンサであり反射型光センサにより構成されている。反射型光センサは不図示の発光部と受光部を備えており、発光部は、連続紙CPの印字面の裏面に向けて光を出射し、受光部は、印字面の裏面から反射された光(反射光)を受光する。受光部は、反射光をその光強度(つまり、単位時間当たりの受光量)に応じた電気信号に光電変換し、回路基板18内の制御部(図示せず)へ出力する。黒色の位置検出マークからの反射光と、位置検出マーク以外の面(例えば白色の面)からの反射光とでは、反射光のレベル、すなわち、制御部へ出力される信号レベルが異なるため、制御部によって位置検出マークの有無を判別することができる。
センサ13bは、図2に示したロール紙RPとは異なり、帯状の台紙に複数のラベルが配列されて仮着された状態で当該台紙をロール状にしたロール紙を使用する場合に、ラベルの貼付開始位置を特定するために利用される。例えば、ラベルの有無(つまり、台紙においてラベルが仮着されている位置であるか、または隣接するラベルの間の、ラベルが仮着されていない位置であるか)を検出するためのセンサであり、透過型光センサにより構成されている。透過型光センサは、台紙のラベル貼付面側とその裏面側にそれぞれ設けられた不図示の受光部と発光部を備えており、発光部は、ラベル貼付面の裏面側から台紙に向けて光を出射し、受光部は、出射された光のうち台紙、または、台紙およびラベルを透過する成分の光(透過光)を受光する。受光部は、透過光をその光強度に応じた電気信号に光電変換し、回路基板18内の制御部へ出力する。台紙においてラベルが貼り付けられている部分とラベルが貼り付けられていない部分とでは、透過光のレベル、すなわち、制御部へ出力される信号レベルが異なるため、制御部によって、ラベルの貼付開始位置を特定することができる。
回路基板18内の制御部は、反射型センサまたは透過型センサから出力される信号レベルに基づいて、印字タイミングの制御を行う。
本実施形態のプリンタ1では、ロール紙RPから繰り出される連続紙CPが図4に示す通紙ルートによってプラテンローラ14へ搬送され、プラテンローラ14とサーマルヘッド15の間で連続紙CPを挟持しながら各検針票に印字を行う。このとき、各検針票に対する印字は、例えばセンサ13aによって検出される位置検出マークM,M’の一方のマークに基づいて印字タイミングを図りながら行われる。
本実施形態のヘッドブラケット(サーマルヘッド15を保持する「保持部材」の一例)の構成について、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、本実施形態のフレームおよびヘッドブラケットの概略構成を示す斜視図である。図6は、本実施形態のヘッドブラケットおよびプラテンローラの概略構成を示す上面図である。図7の(a)は、図6のフレーム、ヘッドブラケット、および、バネの位置関係を示す側面図であり、(b)は、図6のヘッドブラケットの作用を説明する概略図である。
また、ヘッドブラケット30は、ユーザが開放用押しボタン11を押下する力(以下「押下力」という)に応じた回動動作によってローラシャフト14aの保持を解除するように構成される。
ヘッドブラケット30の構成について説明する。
図5および図6に示すように、ヘッドブラケット30は、プリンタの上面視において、略U字形状を有する。
ヘッドブラケット30は、延伸部30b,30b’と、ローラシャフト14aの保持および保持の解除を行う切り欠き部30a,30a’と、開放用押しボタン11と係合する突出部30cと、複数のバネ29を支持する支持部30dと、から構成される。延伸部30b,30b’は、開放用押しボタン11に対する押下力に応じて、切り欠き部30a,30a’、突出部30c、および支持部30dと共に、中心軸Cを回動軸とする回動動作を行う。
支持部30dのプラテンローラ14側(Ya側)の前面部P2には、サーマルヘッド15が設けられる。つまり、サーマルヘッド15は、ヘッドブラケット30によって保持される。
延伸部30b,30b’には、中心軸Cを中心とする円形の挿通孔(不図示)が形成されている。挿通孔には、プリンタ1の内側から外側に向かう方向(Xa方向,Xb方向)に支持ピン31,31’が挿通される。支持ピン31,31’によって、ヘッドブラケット30の延伸部30b,30b’は、フレーム4に対して、中心軸Cを回動軸とする回動動作が可能に軸支される。
開閉カバー5(図4)が閉鎖状態のとき、切り欠き部30a,30a’は、ローラシャフト14aの両端に係合される。これにより、ヘッドブラケット30によってローラシャフト14aが保持され、かつ、開閉カバー5が閉鎖状態に維持される。この状態は、複数のバネ29による付勢力によって、ヘッドブラケット30の支持部30dに保持されているサーマルヘッド15がプラテンローラ14上のロール紙RPのラベルLに押圧され、印字可能な状態である。
図5に示すように、突出部30cの上面(Za側の面)には開放用押しボタン11が係合されており、それによって開放用押しボタン11に対する押下力が突出部30cに対する押下力として作用するようになっている。
フレーム4の構成のうちバネ29およびヘッドブラケット30と関連する部分について説明する。
図5、図6、および、図7の(a)に示すように、フレーム4には、複数のバネ29の各々を収容するための複数の溝部40が形成されている。従って、複数の溝部40は、複数のバネ29の配置に応じて、プラテンローラ14が延伸する方向(Xa〜Xb方向)に所定の間隔を隔てて設けられている。溝部40には、支持部30dの背面部P1に対向し、背面部P1と略平行な支持面4aを有する。
フレーム4には、延伸部30b,30b’の円形の挿通孔(不図示)に挿通される支持ピン31,31’を固定するための締結用の孔(不図示)が設けられている。例えば、支持ピン31,31’には雄ネジが形成されており、フレーム4に設けられる孔に雌ネジが形成され、それによって、延伸部30b,30b’が回動可能となるように支持ピン31,31’が固定されてもよい。
バネ29の構成について説明する。
図5、図6、および、図7の(a)に示すように、各バネ29は、ヘッドブラケット30の支持部30dの背面部P1とフレーム4の溝部40の支持面4aとの間に配設される。ここで、各バネ29の両側の支持点のうち、フレーム4の溝部40の支持面4aの側の支持点を「第1支持点」といい、ヘッドブラケット30の支持部30dの背面部P1の側の支持点を「第2支持点」という。なお、第1支持点は、各バネ29の中心軸とフレーム4の支持面4aとの交点として定義され、第2支持点は、各バネ29の中心軸とヘッドブラケット30の背面部P1との交点として定義されてもよい。各バネ29は、第1支持点と第2支持点によって支持されている。
各バネ29は、ヘッドブラケット30の支持部30dに対して、バネ29の第1支持点から第2支持点へ向かう方向(つまり、フレーム4の支持面4aからヘッドブラケット30の支持部30dの背面部P1に向かう方向(Ya方向、以下「付勢方向」という)に付勢力を加える。当該付勢力によって、ヘッドブラケット30によって保持されたサーマルヘッド15が、プラテンローラ14上のロール紙RPのラベルL(図4)に押し付けられる。
開放用押しボタン11に対して押下力が加えられたときの作用について、図7(b)を参照して説明する。図7の(b)は、図7の(a)に示した本実施形態のフレーム4、ヘッドブラケット30、および、バネ29に働く力とその作用点とを模式的に示している。
図7の(b)に示すように、開閉カバー5を開放状態にするためにユーザが開放用押しボタン11を押下すると、開放用押しボタン11に対して押下方向(Zb方向)の押下力Fが加えられる。
開放用押しボタン11に対する押下によって、各バネ29によってヘッドブラケット30の支持部30dに対して加えられる付勢方向(Ya方向)の付勢力fに対抗する力がバネ29に加えられると、ヘッドブラケット30は、押下力Fに応じた回動動作を行う。ヘッドブラケット30は、当該回動動作を行うことによって、切り欠き部30a,30a’によるローラシャフト14aの保持を解除する。切り欠き部30a,30a’によるローラシャフト14aの保持が解除されると、トーションバネ52,52’(図4)によって加えられる付勢力によって、開閉カバー5が開放状態になる。
開放用押しボタン11が押下されたときにヘッドブラケット30に対して加えられる押下力Fによるヘッドブラケット30の突出部30cにおける作用点をQ3とする。
支持ピン31,31’の中心軸Cは、第1仮想線R1に対して押下方向(Zb方向)に距離hだけ離間しているものとする。また、支持ピン31,31’の中心軸Cは、第2仮想線R2に対してバネ29の支持部30dに対する付勢方向(Ya方向)に距離dだけ離間しているものとする。第2仮想線R2は、押下力Fの作用点Q3を通る仮想線であって、かつ、押下方向(Zb方向)に沿った仮想線である。
つまり、開放用押しボタン11は、距離dが短いほど押下しにくく、距離dが長いほど押下し易いことがわかる。かかる観点から、本実施形態のプリンタ1のヘッドブラケット30では、長い距離dを確保するために、延伸部30b,30b’を設けている。
本実施形態に対する比較例について、図8および図9を参照して説明する。
図8は、本実施形態に対する比較例のヘッドブラケットおよびプラテンローラの概略構成を示す上面図である。図9の(a)は、図8のフレーム、ヘッドブラケット、および、バネの位置関係を示す側面図であり、(b)は、図8のヘッドブラケットの作用を説明する概略図である。
式1より、本実施形態に対する比較例の距離d’は本実施形態の距離dより短い。したがって、ヘッドブラケット300が回動するときに、十分な回転モーメントが作用しない。その結果、本実施形態に対する比較例の開放用押しボタン11を押下するには、十分な回転モーメントの作用なしにバネ29によってヘッドブラケット300の支持部300dに対して加えられる付勢力f(図9の(b))に対向する力を開放用押しボタン11に加える必要がある。つまり、本実施形態に対する比較例の開放用押しボタン11は、本実施形態の開放用押しボタン11より押しにくい。
とりわけ、幅の広いロール紙RPを取り扱うには、ロール紙RPの幅に対して十分に広い幅(図6のXa〜Xb方向の大きさ)を有するサーマルヘッド15およびヘッドブラケット30が必要である。そして、ヘッドブラケット30の幅が広いほど、ヘッドブラケット30を均等に付勢するために、より多くのバネ29が必要である。したがって、幅の広いロール紙RPを取り扱うプリンタでは、開放用押しボタン11が押下しにくくなる傾向にある。
しかし、本実施形態によれば、延伸部30b,30b’が設けられているので、ヘッドブラケット30の回転モーメントが得られ易く、幅の広いロール紙RPを取り扱うプリンタにおいても、開放用押しボタン11が押下し易い。
本実施形態の変形例について説明する。
本実施形態の変形例1について、図10を参照して説明する。
図10の(a)および(b)は、本実施形態の変形例1のフレーム、ヘッドブラケット、および、バネの位置関係を示す側面図である。
支持面4aは、Za〜Zb方向に延びる面である。支持面4aは、バネ29の一端が固定される第1支持点Q1を含む。
中段面4bは、Ya〜Yb方向(つまり、支持面4aに直交する方向)に延びる面である。中段面4bは、ヘッドブラケット30が回動したときにバネ29を上方向(Za方向)に支持する。
下側壁面4cは、中段面4bに対して直交する方向に延びる面である。下側壁面4cとヘッドブラケット30の背面部P1との間には、空間S2が形成される。
すなわち、本変形例のフレーム4の溝部40は、支持面4aを基準にして開放用押しボタン11の押下方向に向けて階段形状を有している。
これにより、バネ29とフレーム4とが接触することによる異音の発生やバネ29またはフレーム4の損傷を防ぐことができる。
本実施形態の変形例2について、図11を参照して説明する。
図11の(a)および(b)は、本実施形態の変形例2のフレーム、ヘッドブラケット、および、バネの位置関係を示す側面図である。
これにより、バネ29とフレーム4とが接触することによる異音の発生やバネ29またはフレーム4の損傷を防ぐことができる。
本実施形態では、図7の(a)に示すように、プリンタ1の側面視にてヘッドブラケット30の支持部30dと延伸部30b,30b’とが略L字形状を形成する場合について説明した。これに対して、本実施形態の変形例3では、プリンタ1の側面視にてヘッドブラケット30の支持部30dと延伸部30b,30b’とが略L字形状以外の形状を形成する例について説明する。
図12は、本実施形態の変形例3のフレーム、ヘッドブラケット、および、バネの位置関係を示す側面図である。
その他の変形例について説明する。
以下、本実施形態について小括する。
開放用押しボタン11と、
開放用押しボタン11に加えられた押下力に応じて開放状態になる開閉カバー5と、
印字媒体を搬送するプラテンローラ14と、
開閉カバー5が閉鎖状態のときにプラテンローラ14の軸を保持し、かつ、押下力に応じた回動動作によってプラテンローラ14の軸の保持を解除するヘッドブラケット30と、
ヘッドブラケット30上に設けられ、かつ、プラテンローラ14によって搬送された印字媒体に情報を印字するサーマルヘッド15と、
ヘッドブラケット30を保持するフレーム4と、
一端がフレーム4によって支持され、他端がヘッドブラケット30によって支持され、かつ、開閉カバー5が閉鎖状態のときに、ヘッドブラケット30に付勢力を加えることによってサーマルヘッド15を印字媒体に押し付けるバネ29と、を備え、
フレーム4は、バネ29の一端を支持する支持面4aを有し、
ヘッドブラケット30は、バネ29の他端を支持する支持部30dと、支持部30dから回動動作の回動軸に延びる延伸部30b,30b’と、を有し、
回動軸は、プラテンローラ14の軸に直交する面で見た時に、付勢力の作用点を通る仮想線であり、付勢力の方向に沿った仮想線である第1仮想線に対して押下力の作用点の反対側の領域であって、かつ、押下力の作用点を通る仮想線であり、押下力の方向に沿った仮想線である第2仮想線に対してフレーム4の支持面4aの反対側の領域に位置する。
ヘッドブラケット30の支持部30dは、回動動作によって押下力の方向に変位し、
フレーム4は、回動動作によってバネ29の外縁が接触しないように、押下力の方向に階段形状を有する。
ヘッドブラケット30の支持部30dは、回動動作によって押下力の方向に変位し、
フレーム4は、回動動作によってバネ29の外縁が接触しないように、押下力の方向に向かって傾斜する形状を有する。
例えば、上述した実施形態では、印刷媒体が、検針票がミシン目で区切られた帯状の連続紙がロール状に巻かれたロール紙である場合について説明したが、印刷媒体はその場合に限られない。
前述したように、印刷媒体は、台紙の一方の面(ラベル貼付面)に複数のラベルが一定の間隔で仮着された連続紙がロール状に巻かれたロール紙であってもよい。その場合、連続紙のラベル貼付面には、ラベルを容易に剥離することが可能なようにシリコーンのような剥離剤が被覆されている。
代替的に、印刷媒体は、帯状の連続紙の印字面に感熱発色層を設け、印字面の裏面に粘着層を形成したもの(台紙がないラベル)であってもよいし、ジャーナル紙であってもよい。
2 :フロントカバー
3 :本体ケース
4 :フレーム
4a :支持面
5 :開閉カバー
6,6’ :ロール紙ガイド部
11 :開放用押しボタン
12 :バッテリカバー
13 :センサ群
13a,13b :センサ
14 :プラテンローラ
14a :ローラシャフト
15 :サーマルヘッド
16 :ギア群
17 :ステッピングモータ
18 :回路基板
19 :表示部
20 :操作ボタン群
20a,20b :操作ボタン
21 :電源スイッチ
22 :搬送ガイド部
22a :壁面
22b :ガイド面
29 :バネ
30 :ヘッドブラケット
30a,30a’ :切り欠き部
30b,30b’ :延伸部
30c :突出部
30d :支持部
31,31’ :支持ピン
32 :センサ
40 :溝部
42 :バッテリハウジング
51 :開閉軸
52,52’ :トーションバネ
53,53’ :連結用空間
54,54’ :側片
55 :カバー内面
141 :プラテンローラギア
Claims (7)
- 印字媒体を搬送するプラテンローラと、
前記プラテンローラの軸を保持し、かつ、保持を解除する保持部材と、
前記保持部材上に設けられ、かつ、前記プラテンローラによって搬送された印字媒体に情報を印字する印字ヘッドと、
前記保持部材を保持するフレームと、
前記保持部材を前記フレームに対して回動可能に設けた回動軸と、
一端が前記フレームによって支持され、他端が前記保持部材によって支持され、かつ、前記保持部材に付勢力を加えることによって前記印字媒体を介して前記印字ヘッドを前記プラテンローラに押し付ける弾性部材と、
開放用押しボタンと、
を備え、
前記フレームは、前記弾性部材の一端を支持する支持面を有し、
前記保持部材は、前記弾性部材の他端を支持する支持部と、前記支持部から前記回動軸に延びる延伸部と、を有し、
前記回動軸は、空間を挟んで第1の支持ピンと第2の支持ピンを有し、前記空間には、センサが設けられ、
前記回動軸は、前記プラテンローラの軸に直交する面で見た時に、前記保持部材による前記プラテンローラの軸の保持を解除するための所定の強さを超える強さの前記保持部材に対する力による前記回動軸周りの回転モーメントが、前記付勢力による前記回動軸周りの回転モーメントと比較して、より大きくなり、且つ、反対方向になるように配置され、
前記保持部材による前記プラテンローラの軸の保持を解除するための前記保持部材に対する力は、押された前記開放用押しボタンから前記保持部材の所定の箇所に伝達された力である、
プリンタ。 - 前記第1の支持ピンと前記第2の支持ピンは、同軸線上に設けられる、
請求項1に記載のプリンタ。 - 前記空間は、前記同軸線上に設けられる、
請求項2に記載のプリンタ。 - 前記第1の支持ピンと前記第2の支持ピンは、前記印字媒体を前記プラテンローラに向けて搬送する搬送ガイド部によって覆われている、
請求項1から3の何れか1項に記載のプリンタ。 - 前記開放用押しボタンに加えられた押下力に応じて開放状態になる開閉カバーを更に備え、
前記弾性部材は、前記開閉カバーが閉鎖状態のときに、前記保持部材に付勢力を加えることによって前記印字ヘッドを前記印字媒体に押し付ける、
請求項1から4の何れか1項に記載のプリンタ。 - 前記回動軸は、前記保持部材による前記プラテンローラの軸の保持を解除するための前記保持部材に対する力が、前記保持を解除する方向に働き、前記付勢力が前記保持を維持する方向に働く位置に配置される、
請求項1から5の何れか1項に記載のプリンタ。 - 前記回動軸は、前記プラテンローラの軸に直交する面で見た時に、前記付勢力の作用点を通る仮想線であり、前記付勢力の方向に沿った仮想線である第1仮想線に対して前記押下力の作用点の反対側の領域であって、かつ、前記押下力の作用点を通る仮想線であり、前記押下力の方向に沿った仮想線である第2仮想線に対して前記フレームの支持面の反対側の領域に位置する、
請求項1から5の何れか1項に記載のプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019112550A JP6893226B2 (ja) | 2015-01-27 | 2019-06-18 | プリンタ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015013314A JP6544933B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | プリンタ |
JP2019112550A JP6893226B2 (ja) | 2015-01-27 | 2019-06-18 | プリンタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015013314A Division JP6544933B2 (ja) | 2015-01-27 | 2015-01-27 | プリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019188816A JP2019188816A (ja) | 2019-10-31 |
JP6893226B2 true JP6893226B2 (ja) | 2021-06-23 |
Family
ID=68391520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019112550A Active JP6893226B2 (ja) | 2015-01-27 | 2019-06-18 | プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6893226B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7101100B2 (en) * | 2004-10-14 | 2006-09-05 | Seiko Instruments Inc. | Printer apparatus |
JP4628747B2 (ja) * | 2004-10-27 | 2011-02-09 | 富士通コンポーネント株式会社 | サーマルプリンタユニット |
JP2007331112A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Seiko Epson Corp | サーマルプリンタ |
JP6329729B2 (ja) * | 2013-03-26 | 2018-05-23 | サトーホールディングス株式会社 | プリンター |
-
2019
- 2019-06-18 JP JP2019112550A patent/JP6893226B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019188816A (ja) | 2019-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6578099B2 (ja) | プリンタ | |
JP5844489B1 (ja) | プリンタ | |
JP5897656B2 (ja) | プリンタ | |
JP5850977B2 (ja) | プリンタ | |
JP5844490B1 (ja) | プリンタ | |
JP6731472B2 (ja) | プリンタ | |
JP6893226B2 (ja) | プリンタ | |
JP6196927B2 (ja) | プリンタ | |
JP2014019100A (ja) | プリンタ | |
JP6517019B2 (ja) | プリンタ | |
JP6544933B2 (ja) | プリンタ | |
JP6708774B2 (ja) | プリンタ | |
JP6722487B2 (ja) | プリンタ | |
JP6403966B2 (ja) | プリンタ | |
WO2018061406A1 (ja) | プリンタ、及びプリンタの制御方法 | |
JP6587902B2 (ja) | プリンタ | |
JP6358759B2 (ja) | プリンタ | |
JP2017081673A (ja) | プリンタおよび用紙検出方法 | |
JP2023125165A (ja) | 印刷装置 | |
JP2021123474A (ja) | プリンタおよび媒体搬送装置 | |
JP2019064278A (ja) | プリンタ | |
JP2011157153A (ja) | ロール物保持装置 | |
JP2008149476A (ja) | プリンターにおける印字用紙の押さえローラー装置 | |
JPH0471879A (ja) | インクシートカートリッジ及び前記インクシートカートリッジを用いる記録装置 | |
KR20160097930A (ko) | 포토 프린터 및 그 제어방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190712 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190712 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20200109 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200519 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200713 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200914 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201208 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210204 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6893226 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |