JPH09323454A - 記録紙の装填確認方法及びサーマルプリンタ - Google Patents

記録紙の装填確認方法及びサーマルプリンタ

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JPH09323454A
JPH09323454A JP8143346A JP14334696A JPH09323454A JP H09323454 A JPH09323454 A JP H09323454A JP 8143346 A JP8143346 A JP 8143346A JP 14334696 A JP14334696 A JP 14334696A JP H09323454 A JPH09323454 A JP H09323454A
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JP
Japan
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dummy
printing
paper
detecting
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JP8143346A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ito
清志 伊藤
Giichi Ito
義一 伊藤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録紙が誤って装填された場合であっても、簡
単な構成、簡単な処理により、その旨を報知することの
できるサーマルプリンタを提供する。 【解決手段】カバーが開かれたかを検出するステップS
1と、記録紙が有るか否かを判断するステップS2と、
記録紙がない場合にメッセージM1を出力するステップ
S4と、カバーが閉じられたか否かを判断するステップ
S3と、記録紙が有るか否かを判断するステップS5
と、記録紙がない場合にメッセージM2を出力するステ
ップS6と、記録紙を所定量だけ正方向に送るステップ
7と、ダミー印字を行うステップS8と、記録紙を所定
量だけ逆方向に送るステップS9と、検出結果が“0”
か否かを判断するステップS10と、検出結果が“0"の
ときに記録紙を所定量だけ正方向に送るステップS11
と、検出結果が“0"でないときにメッセージM3を出
力するステップS12と、記録紙をカットするステップS
13とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばPOS(P
oint−Of−Sale)システムに用いられるレシ
ートプリンタ等のサーマルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロール状の記録紙に対してサ
ーマルヘッド等によって印字等を行った後、例えばレシ
ート等として手渡すため、カッターによってその記録紙
を切断するサーマルプリンタが知られている。
【0003】図9(a)は、このような従来のサーマル
プリンタの動作を説明するための説明図である。
【0004】この図9(a)に示されるように、従来の
サーマルプリンタにおいては、ロール状の記録紙Sから
引き出された記録紙Sを印字ヘッド239とプラテン2
18とで挟持し、印字ヘッド239の熱により、記録紙
Sに塗布されている感熱剤を反応させて印字を行うよう
にしている。そして、これとは別に、プラテン218の
下方に配置された紙検出器230により、記録紙Sがプ
ラテン218の近傍に存在するか否かを検出するように
している。
【0005】ここで、記録紙Sの一方の面には、感熱剤
が塗布されている。したがって、記録紙Sは、図中実線
の矢印で示すように、印字ヘッド239に対し、その感
熱剤塗布面Jが接触するように、サーマルプリンタに装
填される必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録紙S
は、その一方の面だけに感熱剤が塗布されているので、
ユーザが誤って逆に装填してしまう場合に次のような問
題が生ずる。
【0007】図9(b)は、記録紙Sが逆に装填された
場合におけるサーマルプリンタの動作を説明するための
説明図である。
【0008】図9(b)に示すように、記録紙Sが誤っ
て装填されると、印字ヘッド239に対して、記録紙S
の感熱剤の塗布されていない面が接触するため、記録紙
Sの感熱剤塗布面Jは、印字ヘッド239に接触せず、
その結果、記録紙Sに対して印字が行われない。
【0009】更に、このような場合に、ユーザが、記録
紙Sを誤って装填してしまったものとは気がつかないこ
とも多々有る。
【0010】本発明は、このような従来の技術の課題を
考慮してなされたもので、その目的とするところは、簡
単な構成と処理により、ユーザに対し、記録紙を逆に装
填したことを報知することのできるサーマルプリンタを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、記録紙の有無を検出する紙
検出手段を備えたサーマルプリンタで用いられる記録紙
の装填確認方法であって、この記録紙の装填確認用のダ
ミー印字を行うダミー印字ステップと、この記録紙を所
定量だけ送り、上述の紙検出手段の検出範囲内に、上述
のダミー印字された領域を移動させる紙送りステップ
と、この記録紙のダミー印字された領域の印字、非印字
を検出するダミー印字領域検出ステップと、このダミー
印字検出ステップにおいて、非印字が検出されたとき
に、その旨を報知する報知ステップとを有することを特
徴とする。
【0012】この場合、請求項2記載の発明のように、
請求項1記載の発明において、ダミー印字ステップの前
に、プリンタのカバーが開かれたか否かを検出するカバ
ー検出ステップを設けることも効果的である。
【0013】また、請求項3記載の発明のように、請求
項1又は2記載の発明において、ダミー印字ステップの
前に、記録紙の有無を検出する記録紙検出ステップを設
けることも効果的である。
【0014】さらに、請求項4記載の発明のように、請
求項1乃至3のいずれか1項記載の発明において、ダミ
ー印字ステップの前に、記録紙の残量を検出する残量検
出ステップを設けることも効果的である。
【0015】さらにまた、請求項5記載の発明のよう
に、請求項1乃至4のいずれか1項記載の発明におい
て、ダミー印字領域検出ステップの後に、記録紙を所定
量だけ送り、少なくともダミー印字ステップによりダミ
ー印字された領域を裁断する裁断ステップを設けること
も効果的である。
【0016】一方、請求項6記載の発明は、記録紙の有
無を検出する紙検出手段を備えたサーマルプリンタであ
って、この記録紙の装填確認用のダミー印字を行うダミ
ー印字手段と、この記録紙を所定量だけ送り、上述の紙
検出手段の検出範囲内に、上述のダミー印字された領域
を移動させる移動手段と、上述の記録紙のダミー印字さ
れた領域の印字、非印字を上述の紙検出手段で検出して
非印字が検出されたときに、その旨を報知する報知手段
とを有することを特徴とする。
【0017】この場合、請求項7記載の発明のように、
請求項6記載の発明において、プリンタのカバーが開か
れたか否かを検出するカバー検出手段を設けることも効
果的である。
【0018】また、請求項8記載の発明のように、請求
項6又は7のいずれか1項記載の発明において、ダミー
印字を行う前に記録紙の有無を検出する記録紙検出手段
を設けることも効果的である。
【0019】さらに、請求項9記載の発明のように、請
求項6乃至8のいずれか1項記載の発明において、記録
紙の残量を検出する検出手段を設けることも効果的であ
る。さらにまた、請求項10記載の発明のように、請求
項6乃至9のいずれか1項記載の発明において、ダミー
印字された領域の印字、非印字の検出の後に、移動手段
により上述の記録紙を所定量だけ送り、少なくとも上述
のダミー印字された領域を裁断する裁断手段を設けるこ
とも効果的である。
【0020】かかる構成を有する請求項1記載の発明の
場合、この記録紙の装填確認用のダミー印字を行うダミ
ー印字ステップと、この記録紙を所定量だけ送り、上述
の紙検出手段の検出範囲内に、上述のダミー印字された
領域を移動させる紙送りステップと、この記録紙のダミ
ー印字された領域の印字、非印字を検出するダミー印字
領域検出ステップと、この検出ステップにおいて、非印
字が検出されたときに、その旨を報知する報知ステップ
とを有することから、ユーザーが誤って記録紙を表裏逆
に装着した場合には、記録紙にダミー印字が行われず、
非印字である旨が報知されるため、ユーザーは記録紙が
逆に装填されていることを判断可能になる。
【0021】この場合、請求項2記載の発明のように、
ダミー印字ステップの前に、プリンタのカバーが開かれ
たか否かを検出するカバー検出ステップを設けること、
請求項3記載の発明のように、ダミー印字ステップの前
に、記録紙の有無を検出する記録紙検出ステップを設け
ること、又は請求項4記載の発明のように、ダミー印字
ステップの前に、記録紙の残量を検出する残量検出ステ
ップを設けることによって、記録紙を交換する可能性の
高い場合にのみ装填の確認を行うことができる。
【0022】さらに、請求項5記載の発明のように、請
求項1乃至4ののいずれか1項記載の発明において、ダ
ミー印字領域検出ステップの後に、記録紙を所定量だけ
送り、少なくともダミー印字ステップによりダミー印字
された領域を裁断する裁断ステップを設ければ、ダミー
印字が行われた不要な記録紙を切断して除去することが
できる。
【0023】一方、請求項6記載の発明のように、記録
紙の有無を検出する紙検出手段を備えたサーマルプリン
タであって、記録紙の装填確認用のダミー印字を行うダ
ミー印字手段と、この記録紙を所定量だけ逆方向に送
り、上述の紙検出手段の検出範囲内に、上述のダミー印
字された領域を移動させる移動手段と、上述の記録紙の
ダミー印字された領域の印字、非印字を上述の紙検出手
段で検出して非印字が検出されたときに、その旨を報知
する報知手段とを設ければ、ユーザーが誤って記録紙を
表裏逆に装着した場合に、ユーザーに対し記録紙が逆に
装填されていることを報知可能なサーマルプリンタが容
易に得られる。
【0024】この場合、請求項7記載の発明のように、
プリンタのカバーが開かれたか否かを検出するカバー検
出手段を設けること、請求項8記載の発明のように、ダ
ミー印字を行う前に記録紙の有無を検出する記録紙検出
手段を設けること、又は請求項9記載の発明のように、
記録紙の残量を検出する検出手段を設けることによっ
て、記録紙を交換する可能性の高い場合にのみ装填の確
認を行うことができるサーマルプリンタが得られる。
【0025】また、請求項10記載の発明のように、請
求項6乃至9のいずれか1項記載の発明において、ダミ
ー印字された領域の印字、非印字の検出の後に、移動手
段により上記記録紙を所定量だけ送り、少なくとも上述
のダミー印字された領域を裁断する裁断手段を設けれ
ば、ダミー印字が行われた不要な記録紙を切断して除去
しうるサーマルプリンタが得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るサーマルプリ
ンタの好ましい実施の形態を図1〜図9を参照して詳細
に説明する。
【0027】図3は、本発明に係るサーマルプリンタの
一実施の形態の外観構成を示す斜視図である。
【0028】本実施の形態のサーマルプリンタ1は、例
えば、POSシステム等に用いられるレシートプリンタ
等に適用されるものである。
【0029】本実施の形態のサーマルプリンタ1は、例
えばロール状の記録紙Sに対して感熱方式の記録ヘッド
により印字等の記録を行うもので、概ね前方には記録
部、紙カット部、後方には記録紙Sを収納保持するため
のロール紙収納部とから構成される。
【0030】そして、内部のプリンタ機構8は、樹脂か
らなる下ケース4に固定され、側面部及び後方部は上ケ
ース3に覆われており、その前方部分は、パネル2によ
り覆われている。また、パネル2の内部には印字部が配
置されており、パネル2の上部は紙カット部が配置され
ている。紙カット部は、カッタカバー6で覆われてお
り、カッタカバー6は矢印A方向にスライドさせて引き
出すことができる。
【0031】なお、上ケース3の一方の側には、記録紙
Sを取り出す際に内部のカバーオープンレバー9を駆動
して内部のカバーフレーム10を回動させるためのオー
プンボタン7が設けられる。ここで、カバーフレーム1
0は、上部カバー5と連結されている。そして、矢印B
方向にオープンボタン7を押すと、カバーオープンレバ
ー9が時計方向に回転されてそのロック機構が外され、
上部カバー5は矢印C方向に開いてロール紙収納部が露
出するように構成される。
【0032】図1及び図2は、本実施の形態のサーマル
プリンタ1の内部のプリンタ機構8を示す斜視図であ
り、図1は、カバーフレーム10が開かれた状態のプリ
ンタ機構8の左側面を見た外観図、図2はカバーフレー
ム10が閉じられた状態のプリンタ機構8の右側面を見
た外観図である。
【0033】プリンタ機構8は、金属等からなる本体フ
レーム13の上に設けられた開閉自在のカバーフレーム
10と、可動刃32及びその可動刃駆動部109(図6
参照)を収納するためのオートカッタユニット11を有
している。この場合、印字時即ち記録紙Sを切断しない
時においては、可動刃32はオートカッタユニット11
の内部に収納されており、可動刃32の刃部は露出しな
い。この状態を、可動刃32が待機位置にあるという。
【0034】可動刃32とハサミ状に交叉する固定刃3
3はオートカッタユニット11に対向するようにカバー
フレーム10に配置される。固定刃33の上部にはブレ
ードシャッタ34が設けられている。ブレードシャッタ
34はシャッタバネ35により、固定刃33の刃部を覆
う方向に付勢されているが、図2に示すように、カバー
フレーム10を閉じた状態では、ブレードシャッタ34
の一部が本体フレーム13に具備された係合部と当接
し、ブレードシャッタ34は僅かに開く方向に持ち上げ
られる。これにより、固定刃33の刃部が露出し、可動
刃32が移動すれば固定刃33とハサミ状に交叉可能な
状態となるように構成される。
【0035】オートカッタユニット11の上面には、可
動刃32の位置を確認するための孔37と、可動刃32
を手動で移動させるノブ36が設けられており、オペレ
ータは、前述のカッタカバー6をスライド移動させる
と、オートカッタユニット11の上面の一部が露出し、
孔37とノブ36が見える状態になる。このように、本
実施の形態においては、停電等何らかの異常時におい
て、可動刃32が固定刃33と交叉した状態のままにな
り、待機位置まで戻らなくなる場合を考慮し、手動に
て、可動刃32を移動させる手段が設けられている。
【0036】カバーフレーム10は、本体フレーム13
の両側の上端部に設けられた支軸14を中心として揺動
即ち開閉自在に取り付けられている。なお、カバーフレ
ーム10には、カバーフレーム10を閉じた際に記録紙
Sとの接触を避けるための円弧状の蓋部15が設けられ
ている。なお、本サーマルプリンタ1の設置角度を変え
る場合、この蓋部15は記録紙Sを受ける保持部材とし
ても機能する。
【0037】また、本体フレーム13の右側面には、カ
バーフレーム10が閉じられている状態を検出するため
のカバー検出器44が設けられている。カバー検出器4
4は透過型の光学式検出器であり、カバーフレーム10
の一部が検出器の光軸を遮断するか否かによって、カバ
ーフレーム10が正しく閉じられているかどうかを検出
する。
【0038】なお、検出器としては、カバー検出器44
の他に、後述する紙検出器30やニヤエンド検出器24
が設けられている。これら各種検出器やオートカッタユ
ニット11、そして、後述する紙送りモータ23のリー
ド線群12が本体フレーム13の右側面に固定された中
継基板16に接続されている。中継基板16と本サーマ
ルプリンタを制御する主回路基板(図6参照)はFFC
等によって接続される。
【0039】図1に示すように、ブレードシャッタ34
は固定刃33を覆い隠しており、カバーフレーム10を
開いた状態において、オペレータが固定刃33に触って
けがをしないように配慮されている。なお、可動刃32
はオートカッタユニット11の中に収納されており、安
全上問題はない。
【0040】カバーフレーム10を開いた内部には、樹
脂製のロール紙ホルダ17が配置されている。ロール紙
ホルダ17には印字部の直前に、紙の有無を検出する紙
検出器30が設けられている。紙検出器30は反射型の
光学式検出器であり、紙検出器30より上流側には、記
録紙Sに付着した異物や紙粉を下方へ落とす穴31が設
けられており、紙粉等の影響で、検出器が誤動作しない
ようになっている。さらに、ロール紙ホルダ17には本
体フレーム13の左右の側面板と係合するスリット溝2
7が設けられており、スリット溝27が本体フレーム1
3の左右の側面板と係合すると、ロール紙ホルダ17の
幅方向が規制される為、記録紙Sに対して記録紙収納部
の内側は適正な幅が維持される。
【0041】そして、円筒形のゴムローラからなるプラ
テン18がプラテン軸受20を介してカバーフレーム1
0に回転可能に支持されている。プラテン18の一方に
はプラテン歯車19が圧入されている。本体フレーム1
3には、溝部21が設けられており、カバーフレーム1
0を閉じると、プラテン軸受20が溝部21と当接し、
プラテン18の下方向の位置決めがなされる。カバーフ
レーム10を閉じると、印字ヘッドによるプラテンへの
加圧力で、カバーフレーム10には下向きの力が作用
し、プラテン18の位置が定められる。また、カバーフ
レーム10を閉じると、プラテン歯車19と、紙送り伝
達歯車22が噛み合い、紙送りモータ23からの動力が
プラテン18へ伝達される。
【0042】また、本体フレーム13の左側面には、後
述するように、記録紙Sの紙の残量が少なくなってきた
ことを検出するためのニヤエンド検出器24が支軸であ
るボルト25を中心として回動可能に取り付けられてい
る。これは、本サーマルプリンタ1の設置角度を変える
場合、それに合わせて、ニヤエンド検出器24を最適位
置にするためのものである。例えば、図1に示すよう
に、本体フレーム13の底面28を下にして設置する場
合、ニヤエンド検出器24の検出レバー63は本体フレ
ーム13に設けられた孔32aに入り込む位置に固定さ
れる。一方、本体フレーム13の背面29を下にして設
置する場合、検出レバー63は孔32bに入り込む位置
に固定される。
【0043】本体フレーム13の左右の側面には、後述
する印字ヘッド39及びヘッド押圧板41を支持する支
持溝部50が設けられている。
【0044】図4は、プリンタ機構8の側断面図を示す
ものであり、ロール紙ホルダ17に記録紙Sが保持さ
れ、紙送りしている状態を示している。図4において
は、記録紙Sが大径の状態を示しており、紙送りされ
て、記録紙Sが小径になっていくと記録紙Sは溝部38
に落ち込むようになる。そして、前述したニヤエンド検
出器24によって、記録紙Sが小径になったことを検出
する。この点については、後述する。
【0045】記録紙Sは、プラテン18と、印字ヘッド
39に挟持されプラテン18が回転するとその摩擦力で
紙送りされる。印字ヘッド39の両側面にはヘッド支軸
40が設けられ、ヘッド支軸40は本体フレーム13に
設けられた支持溝部50の一部に支持されている。印字
ヘッド39の背面はバネ42により、プラテン18方向
に付勢されている。バネ42はヘッド押圧板41に固定
されており、ヘッド押圧板42は本体フレーム13に設
けられた支持溝部50の一部に支持されている。
【0046】印字ヘッド39の発熱体位置43はプラテ
ン18と印字ヘッド39のほぼ接点になるように位置し
ている。印字ヘッド39の発熱体位置43の下流側の部
分には案内斜面部45が設けられている。一方、カバー
フレーム10には、カッタ部へ記録紙Sを導く導入部4
7が印字ヘッド39の案内斜面部45に対向するように
設けられている。印字ヘッド39を通過した記録紙Sは
可動刃32と固定刃33の間を通り、矢印D方向へ排出
される。印字ヘッド39にはコネクタ46が具備されて
おり、本サーマルプリンタ1を制御する主回路基板(図
示せず)とFFC等によって接続される。
【0047】なお、本体フレーム13の底面28の後方
側には、サーマルプリンタ1を若干傾けて設置するため
の傾斜部28aが設けられている。また、本体フレーム
13の後部には、本体フレーム13の背面29を下にし
てサーマルプリンタ1を設置する場合に記録紙Sを保持
するための溝部60が設けられている。
【0048】以上、本実施の形態に係るサーマルプリン
タ1の全体の基本構成について概略を説明した。
【0049】図5は、本実施の形態におけるニヤエンド
検出器24の動作を示すものであり、図5(a)は、ニ
ヤエンド検出器24がオフの場合、図5(b)はニヤエ
ンド検出器24がオンの状態を示すものである。
【0050】図5(a)に示すように、記録紙Sの残量
が多い状態においては、検出レバー63の検出子64又
は突起65が記録紙Sの側面に突き当たるため、検出レ
バー63が押し戻され、リミットスイッチ67はオフの
状態に保たれる。
【0051】ところで、本実施の形態のようなサーマル
プリンタの場合、記録紙Sがドットプリンタのように断
続的に搬送されないので、記録紙Sのずれを防止するた
め印字の際に記録紙Sがある程度揺動するようなロール
紙ホルダ17の溝部の形状としているが、そのままでは
記録紙Sの揺動に伴って検出レバー63の検出子64が
記録紙Sの巻芯部75の空間76内に入り込み、リミッ
トスイッチ67が誤動作してしまうという問題がある。
しかし、図5(a)に示すように、本実施の形態によれ
ば、記録紙Sが揺動した場合であっても、検出レバー6
3の検出子64又は突起65のいずれか一方が記録紙S
の側面に突き当たるため、検出レバー63は常に押し戻
され、リミットスイッチ67はオフの状態に保たれる。
【0052】そして、図5(b)に示すように、記録紙
Sの残量がごくわずかになった場合には、記録紙Sが移
動して検出レバー63の検出子64が巻芯部75の空間
76内に入り込むため、リミットスイッチ67がオフの
状態になり、その旨の信号が中継基板16に送出され
る。これにより、記録紙Sのニヤエンド状態が検出され
る。
【0053】次に、図6を参照して、主回路基板及び中
継基板16の内の主要な構成要素について説明する。
【0054】図6に示すように、CPU100にアドレ
ス、コントロール、データバスからなるバス101が接
続される。このバス101に、プログラムデータが記憶
されたROM102、ワーク用のRAM103、LCD
(Liquid Cristal Display)1
05を駆動するためのLCD駆動回路104、インター
フェース回路106、入出力ポート108がそれぞれ接
続される。また、この入出力ポート108には、既に説
明したプリンタ機構8のニヤエンド検出器24、紙検出
器30、カバー検出器44及び可動刃駆動部109が各
々接続される。
【0055】上述したように、ニヤエンド検出器24
は、記録紙Sの残量を検出する。紙検出器30は、例え
ば反射型のセンサであり、記録紙Sに対して光を出射し
たときに、反射光の有無により、記録紙Sが存在するか
否かをプラテン18の近傍で検出する。また、紙検出器
30は、記録紙Sに対して光を照射し、その反射光が検
出できたときに、ハイレベル“1”の検出信号を、その
反射光が検出できないときに、ローレベル“0”の検出
信号を出力する。この検出信号により、記録紙S上の白
黒を検出することができる。カバー検出器44は例えば
透過型の光学式検出器であり、カバーフレーム10の一
部が検出器の光軸を遮断するか否かによって、カバーフ
レーム10が正しく閉じられているかどうかを検出す
る。また、可動刃駆動部109は、記録紙Sを裁断する
ための可動刃32を駆動するためのものであり、例えば
パルスモータ等が用いられる。
【0056】ここで、上記CPU100、バス101、
ROM102、RAM103、LCD駆動回路104、
LCD105、インターフェース回路106、入出力ポ
ート108は、主回路基板に実装されている。また、イ
ンターフェース回路106は、入出力端子107を介し
て、ホストコンピュータ(図示せず)に接続される。
【0057】サーマルプリンタ1に電源が投入される
と、CPU100は、ROM102に記憶されているプ
ログラムデータを読み、これに基いた制御動作を行う。
この制御動作は、大きく分けると、ホストコンピュータ
から転送されるデータの印刷制御、並びに記録紙Sの装
填確認制御からなる。
【0058】図7は、記録紙Sの装填確認制御を説明す
るためのフローチャートである。以下、この図7を参照
して、記録紙Sの装填確認制御について説明する。
【0059】ステップS1では、CPU100が、カバ
ー検出器44から入出力ポート108を介して供給され
る検出信号に基いて、カバーフレーム10が開かれたか
否かを判断し、「YES」と判断した場合には、ステッ
プS2に移行する。
【0060】ステップS2では、CPU100が、ニヤ
エンド検出器24から入出力ポート108を介して供給
される検出信号に基いて、記録紙Sの残量が有るか否か
を判断し、「YES」と判断した場合には、ステップS
3に移行し、「NO」と判断した場合には、ステップS
4に移行する。
【0061】ステップS3では、CPU100が、カバ
ー検出器44から入出力ポート108を介して供給され
る検出信号に基いて、カバーフレーム10が閉じられた
か否かを判断し、「YES」と判断した場合には、ステ
ップS5に移行する。
【0062】ステップS2において、CPU100が、
「NO」と判断した場合には、ステップS4に移行す
る。そして、ステップS4では、CPU100が、メッ
セージM1のキャラクタデータを、ROM102から読
み出し、当該キャラクタデータを、LCD駆動回路10
4に供給する。LCD駆動回路104は、上記キャラク
タデータを、LCD105に供給する。これにより、L
CDの表示面上には、メッセージM1が、文字画像とし
て表示される。このメッセージM1は、例えば次のよう
な文章である。
【0063】〔メッセージM1〕・・・*記録紙の残量
があとわずかです。
【0064】ステップS5では、CPU100が、紙検
出器30から入出力ポート108を介して供給される検
出信号に基いて、プラテン18の近傍において、記録紙
Sが存在するか否かを判断し、「YES」と判断した場
合には、ステップS7に移行し、「NO」であればステ
ップS6に移行する。
【0065】ここで、紙検出器30から供給される検出
信号は、例えば図8(a)に示すように、ハイレベル
“1”とローレベル“0”とからなる2値信号である。
記録紙Sが存在する場合には、反射光を受光するので、
その結果得られる検出信号のレベルは、ハイレベル
“1”となる。記録紙が存在しない場合には、反射光を
受光できないので、その結果得られる検出信号のレベル
は、ローレベル“0”となる。よって、CPU100
は、検出信号のレベルがハイレベル“1”のときには、
記録紙Sが存在するものと判断し、検出信号のレベルが
ローレベル“0”のときには、記録紙Sが存在しないも
のと判断する。
【0066】ステップS7では、CPU100が、プリ
ント機構8を制御してプラテン18を正方向に回転させ
ることにより、記録紙Sを正方向、すなわち、図4に示
す矢印D方向に所定量だけ送る。
【0067】ステップS8では、CPU100が、プリ
ント機構8を制御して、ダミー印字を行う。このダミー
印字では、図8(b)に示すように、記録紙Sの先端か
らd(例えば20mm程度)の範囲の略中央位置に、ダ
ミー印字パターンDMpが印字される。このダミー印字
パターンDMpの印字データは、図6に示したROM1
02に記憶されている。CPU100は、ダミー印字を
行う場合、ROM102に記憶されているダミー印字パ
ターンDMpのデータを読み出し、当該ダミー印字パタ
ーンDMpのデータをプリント機構8に供給する。そし
て、CPU100は、この後、プリント機構8の印字ヘ
ッド39を制御することにより、記録紙Sに、ダミー印
字パターンDMpを印字する。
【0068】ステップS5において、CPU100が、
「NO」と判断した場合には、ステップS6に移行す
る。そして、ステップS6では、CPU100が、メッ
セージM2のキャラクタデータを、ROM102から読
み出し、当該キャラクタデータをLCD駆動回路104
に供給する。LCD駆動回路104は、上記キャラクタ
データを、LCD105に供給する。これにより、LC
Dの表示面上には、メッセージM2が、文字画像として
表示される。このメッセージM2は、例えば次のような
文章である。
【0069】 〔メッセージM2〕・・・*記録紙がありません ステップS9では、CPU100が、プリント機構8を
制御してプラテン18を逆方向に回転させることによ
り、記録紙Sを、逆方向に所定量だけ送る。この場合、
図8(b)に示すように、記録紙Sが、矢印Yで示され
る方向に送られ、記録紙Sのダミー印字パターンDMp
の印字領域の位置が、紙検出器30の位置P1に重なる
ように記録紙Sが送られる。
【0070】ステップS10では、CPU100が、紙
検出器30からの検出信号(図8(a)参照)のレベル
がローレベル“0”か否かを検出し、「YES」であれ
ばステップS11に移行し、「NO」であればステップ
S12に移行する。
【0071】ここで、記録紙Sが正しい向きに装填され
ていれば、印字ヘッド39に記録紙Sの感熱剤塗布面J
(印字面)が密着し、記録紙Sにダミー印字パターンD
Mpが印字されるため、紙検出器30からの出射光は、
ダミー印字パターンDMpによって吸収され、紙検出器
30からの検出信号のレベルは、ローレベル“0”とな
る。
【0072】一方、記録紙Sが逆の向きに装填されてい
る場合には、印字ヘッド39に記録紙Sの感熱剤塗布面
Jと反対の面が密着するため、記録紙Sにダミー印字パ
ターンが印字されず、紙検出器30からの出射光は、記
録紙Sで反射され、再び紙検出器30に入射する。その
結果、紙検出器30からの検出信号のレベルは、ハイレ
ベル“1”となる。
【0073】ステップS11では、CPU100が、プ
リント機構8を制御してプラテン18を正方向に回転さ
せることにより、記録紙Sを、正方向にダミー印字パタ
ーンDMpがカットされる所定量だけ送る。これによ
り、図8(b)に示すように、記録紙Sが、矢印Yと逆
方向に送られて、図中破線で示す部分が、オートカッタ
ユニット11の可動刃32と固定刃33によって裁断可
能となる。
【0074】CPU100が、ステップS10において
「NO」と判断した場合には、ステップS12に移行す
る。そして、ステップS12では、CPU100が、メ
ッセージM4のキャラクタデータを、ROM102から
読み出し、当該キャラクタデータを、LCD駆動回路1
04に供給する。LCD駆動回路104は、上記キャラ
クタデータを、LCD105に供給する。これにより、
LCDの表示面上には、メッセージM3が、文字画像と
して表示される。このメッセージM3は、例えば次のよ
うな文章である。
【0075】〔メッセージM3〕・・・*記録紙が逆に
装填されています ステップS13では、CPU100が、可動刃駆動部1
09を制御してオートカッタユニット11の可動刃32
を駆動させる。これによって、記録紙Sは、可動刃32
及び固定刃33の相対動作により裁断される。
【0076】以上述べたように本実施の形態のサーマル
プリンタ1によれば、ダミーの印字を行い、実際に印字
されているか否かを検出するので、記録紙Sが逆に装填
されていることを簡単に報知することができる。よっ
て、ユーザに対し、記録紙Sが正しく装填されていない
ことを即座に認識させ、正しく記録紙Sを装填すること
を促すことができる。
【0077】また、図7を参照して説明したように、ス
テップS1においてカバーが開かれたか否かを判断する
ようにしているので、記録紙Sの着脱の可能性が高い場
合のみ検出を行うことができる。
【0078】そして、ステップS2において、記録紙S
が有るか否かをニヤエンド検出器24からの検出信号に
より判断するようにしているので、記録紙Sの残量が少
ない場合に限り、記録紙Sの装填確認制御を行うことが
できる。また、ステップS4においてメッセージM1を
出力するようにしているので、ユーザに記録紙Sの装填
を促すことができる。
【0079】また、ステップS5において、記録紙Sが
有るか否かを、紙検出器30からの検出信号により判断
するようにしているので、記録紙Sが装填されていない
こと又は記録紙Sの残りがないことをユーザに報知する
ことができる。
【0080】さらに、ステップS5において、記録紙S
を所定量だけ正方向に送り、ステップS8においてダミ
ー印字を行い、ステップS9において記録紙Sを所定量
だけ逆方向に送り、ステップS10において、紙検出器
30からの検出信号のレベルがローレベル“0”か否か
を検出するようにしているので、記録紙Sが逆に装填さ
れていることを容易に検出することができる。しかも、
ステップ12においてメッセージM3を出力するように
しているので、ユーザに対し、記録紙Sが逆に装填され
ていることを報知することができる。
【0081】さらにまた、ステップS11において、記
録紙Sをダミー印字が裁断される位置より下流側になる
よう正方向に送り、ステップS13において、記録紙S
をカットするようにしているので、ダミー印字を行った
部分を自動的に裁断することができる。
【0082】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0083】例えば、上述の実施の形態においては、ダ
ミー印字を行った後に記録紙を逆方向、すなわち、記録
紙をロールに引き戻す方向に送るように構成したが、本
発明はこれに限られることなく、記録紙を引き出す方向
に送るように構成することもできる。その場合には、例
えば、カバーフレームの導入部の近傍にダミー印字パタ
ーンを検出するための検出器を設け、ダミー印字後に記
録紙を正方向に送り、この検出器でダミー印字パターン
を検出するように構成すればよい。ただし、上述の実施
の形態のように、ダミー印字後に記録紙を逆方向に送
り、紙検出器によってダミー印字パターンを検出するよ
うにすれば、構成が簡素になるというメリットがある。
【0084】また、上述の実施の形態においては、カバ
ーの開閉の検出、ニヤエンド検出、リアルエンド検出に
伴ってダミー印字パターンの検出を行うようにしたが、
本発明はこれに限られず、上記検出のうちの任意のもの
と組み合わせてダミー印字パターンの検出を行うことも
でき、また、電源投入時に毎回これを行うこともでき
る。ただし、上述の実施の形態のように、カバーの開閉
の検出、ニヤエンド検出、リアルエンド検出に伴ってダ
ミー印字パターンの検出を行うように構成すれば、効率
良く、しかも、記録紙等を無駄にせずに記録紙の装填の
確認を行うことができる。
【0085】さらに、上述の実施の形態においては、P
OSシステムのサーマルプリンタを前提として説明した
が、例えばファクシミリの内部のサーマルプリンタであ
ってもよい。
【0086】さらにまた、ダミー印字及び検出の際の記
録紙の送り量は、サーマルプリンタの紙送り機構の紙送
り精度に応じて種々の値に設定することができることは
いうまでもない。
【0087】加えて、上述の実施の形態においては、紙
検出器として反射型センサを用いる場合について説明し
たが、透過型センサを用いてもよい。例えば発光部と受
光部で構成した場合には、受光部からの検出信号は、記
録紙が存在するときにローレベル“0”となり、記録紙
が存在しないときにハイレベル“1”となる。よって、
反射型センサを用いた場合と、判断の基準が逆になる。
【0088】またさらに、上述の実施の形態において
は、報知手段として、LCD駆動回路及びLCDを用い
た場合について説明したが、例えば、記録紙が誤って装
填されていることが検出されたときに、LEDを点灯さ
せたり、ブザーを鳴らすように構成してもよい。
【0089】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、記録紙の装填確認用のダミー印字を行うダミー
印字ステップと、この記録紙を所定量だけ送り、上述の
紙検出手段の検出範囲内に、上述のダミー印字された領
域を移動させる紙送りステップと、この記録紙のダミー
印字された領域の印字、非印字を検出するダミー印字領
域検出ステップと、この検出ステップにおいて、非印字
が検出されたときに、その旨を報知する報知ステップと
を有することによって、簡単な処理により、ユーザに対
し、記録紙の装填方向が誤っていることを報知すること
ができる。
【0090】この場合、請求項2記載の発明のように、
ダミー印字ステップの前に、プリンタのカバーが開かれ
たか否かを検出するカバー検出ステップを設けること、
請求項3記載の発明のように、ダミー印字ステップの前
に、記録紙の有無を検出する記録紙検出ステップを設け
ること、又は請求項4記載の発明のように、ダミー印字
ステップの前に、記録紙の残量を検出する残量検出ステ
ップを設けることによって、記録紙を交換する可能性の
高い場合にのみ装填の確認を行うことができ、効率の良
い記録紙の装填の確認を行うことができる。
【0091】さらに、請求項5記載の発明のように、請
求項1乃至4のいずれか1項記載の発明において、ダミ
ー印字領域検出ステップの後に、記録紙を所定量だけ送
り、少なくともダミー印字ステップによりダミー印字さ
れた領域を裁断する裁断ステップを設けることにより、
ダミー印字が行われた不要な記録紙を切断して除去する
ことができ、円滑な印字を行うことができる。
【0092】一方、請求項6記載の発明のように、記録
紙の有無を検出する紙検出手段を備えたサーマルプリン
タであって、この記録紙の装填確認用のダミー印字を行
うダミー印字手段と、この記録紙を所定量だけ送り、上
述の紙検出手段の検出範囲内に、上述のダミー印字され
た領域を移動させる移動手段と、上述の記録紙のダミー
印字された領域の印字、非印字を上述の紙検出手段で検
出して非印字が検出されたときに、その旨を報知する報
知手段とを設けることにより、ユーザーが誤って記録紙
を表裏逆に装填した場合に、ユーザーに対し記録紙が逆
であることを報知可能なサーマルプリンタが容易に得ら
れ、プリンタの操作性を向上させることができる。
【0093】この場合、請求項7記載の発明のように、
プリンタのカバーが開かれたか否かを検出するカバー検
出手段を設けること、請求項8記載の発明のように、ダ
ミー印字を行う前に記録紙の有無を検出する記録紙検出
手段を設けること、又は請求項9記載の発明のように、
記録紙の残量を検出する検出手段を設けることにより、
記録紙を交換する可能性の高い場合にのみ装填の確認を
行うことができ、効率の良い記録紙の装填の確認を行う
ことができる。
【0094】さらに、請求項10記載の発明のように、
請求項6乃至9のいずれか1項記載の発明において、ダ
ミー印字された領域の印字、非印字の検出の後に、移動
手段により上記記録紙を所定量だけ送り、少なくとも上
記ダミー印字された領域を裁断する裁断手段を設けれ
ば、ダミー印字が行われた不要な記録紙を切断して除去
でき、円滑な印字が可能なサーマルプリンタを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルプリンタの一実施の形態
の内部構成を示す斜視図で、カバーフレームを開けた状
態を示すものである。
【図2】同実施の形態の内部構成を示す斜視図で、カバ
ーフレームを閉じた状態を示すものである。
【図3】同実施の形態の外観構成を示す斜視図である。
【図4】同実施の形態の内部構成を示す側断面図であ
る。
【図5】同実施の形態におけるニヤエンド検出器の動作
を示す説明図であり、図5(a)は、ニヤエンド検出器
がオフの状態、図5(b)はニヤエンド検出器がオンの
状態を示すものである。
【図6】同実施の形態における主回路基板及び中継基板
の内、主要な構成要素を示す構成図である。
【図7】同実施の形態における制御動作を説明するため
のフローチャートである。
【図8】同実施の形態における記録紙に対する印字状態
の一例とその検出信号の一例を示す説明図であり、図8
(a)は、検出信号の一例を示す説明図であり、図8
(b)は、第1の実施の形態における記録紙に対する印
字状態の一例を示す説明図であ
【図9】従来のサーマルプリンタによる印字動作を示す
説明図であり、図9(a)は、正しく記録紙がセットさ
れた場合における印字動作を示す説明図であり、図9
(b)は、誤って記録紙がセットされた場合における印
字動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サーマルプリンタ 5 上部カバー 8 プリンタ機構 9 カバーオープンレバー 10 カバーフレーム 11 オートカッタユニット 13 本体フレーム 16 中継基板 17 ロール紙ホルダ 17a、17c、17d、17e、17f 支持面 17b 折曲部 24 ニヤエンド検出器 30 紙検出器 25 ボルト 32 可動刃 33 固定刃 38 溝部 44 カバー検出器 S 記録紙 100 CPU 101 バス 102 ROM 103 RAM 104 LCD駆動回路 105 LCD 106 インターフェース(IF)回路 108 入出力ポート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙の有無を検出する紙検出手段を備え
    たサーマルプリンタで用いられる記録紙の装填確認方法
    であって、 上記記録紙の装填確認用のダミー印字を行うダミー印字
    ステップと、 上記記録紙を所定量だけ送り、上記紙検出手段の検出範
    囲内に、上記ダミー印字された領域を移動させる紙送り
    ステップと、 上記記録紙のダミー印字された領域の印字、非印字を検
    出するダミー印字領域検出ステップと、 上記検出ステップにおいて、非印字が検出されたとき
    に、その旨を報知する報知ステップとを有することを特
    徴とする記録紙の装填確認方法。
  2. 【請求項2】ダミー印字ステップの前に、プリンタのカ
    バーが開かれたか否かを検出するカバー検出ステップを
    設けたことを特徴とする請求項1記載の記録紙の装填確
    認方法。
  3. 【請求項3】ダミー印字ステップの前に、記録紙の有無
    を検出する記録紙検出ステップを設けたことを特徴とす
    る請求項1又は2のいずれか1項記載の記録紙の装填確
    認方法。
  4. 【請求項4】ダミー印字ステップの前に、記録紙の残量
    を検出する残量検出ステップを設けたことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録紙の装填確認
    方法。
  5. 【請求項5】ダミー印字領域検出ステップの後に、記録
    紙を所定量だけ送り、少なくともダミー印字ステップに
    よりダミー印字された領域を裁断する裁断ステップを設
    けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記
    載の記録紙の装填確認方法。
  6. 【請求項6】記録紙の有無を検出する紙検出手段を備え
    たサーマルプリンタであって、 上記記録紙の装填確認用のダミー印字を行うダミー印字
    手段と、 上記記録紙を所定量だけ送り、上記紙検出手段の検出範
    囲内に、上記ダミー印字された領域を移動させる移動手
    段と、 上記記録紙のダミー印字された領域の印字、非印字を上
    記紙検出手段で検出して非印字が検出されたときに、そ
    の旨を報知する報知手段とを有することを特徴とするサ
    ーマルプリンタ。
  7. 【請求項7】プリンタのカバーが開かれたか否かを検出
    するカバー検出手段を設けたことを特徴とする請求項6
    記載のサーマルプリンタ。
  8. 【請求項8】ダミー印字を行う前に記録紙の有無を検出
    する記録紙検出手段を設けたことを特徴とする請求項6
    又は7のいずれか1項記載のサーマルプリンタ。
  9. 【請求項9】記録紙の残量を検出する検出手段を設けた
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項記載の
    サーマルプリンタ。
  10. 【請求項10】ダミー印字された領域の印字、非印字の
    検出の後に、移動手段により上記記録紙を所定量だけ送
    り、少なくとも上記ダミー印字された領域を裁断する裁
    断手段を設けたことを特徴とする請求項6乃至9のいず
    れか1項記載のサーマルプリンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1179433A2 (en) * 2000-08-08 2002-02-13 Fujitsu Takamisawa Component Limited Thermal printer unit and thermal printer
JP2011207074A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Seiko Epson Corp 記録装置、及び、記録装置の制御方法
JP2013049177A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Brother Industries Ltd 印刷装置

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