JP3525764B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
に用いる画像記録装置に関する。
置に用いられる方式としては、感熱紙を用いた印字方式
(感熱方式)や、インクフィルムを利用した熱転写方
式、インクジェットを用いたインクジェット方式、トナ
ーを用いた電子写真方式がある。ところで、家庭向けな
どの汎用ファクシミリでは、機器の価格を押さえるため
に前記感熱方式や熱転写方式がよく使われる。熱転写方
式は普通紙カット紙を使うため、その保存性や使いやす
さから、最近は感熱方式に代わって注目を浴びるように
なってきた。
され、感熱紙の入手の容易性、使い易さから、その保存
性の悪さにもかかわらず、市場ではまだ主流である状態
が続いている。
えれば非常に便利ではあるが、画像記録装置の構造的な
問題、すなわち感熱紙とインクフィルムを収容するスペ
ースを設けないといけないことから装置が非常に大きく
なること、連続した感熱紙をカットするためにカッタを
装置内に設ける必要があるが、感熱紙通過経路と普通紙
カット紙通過経路との両者を兼ねるための複雑な構造が
必要なこと等、装置がサイズや価格面にて多くの問題を
有していた。
の構造上、どちらの記録媒体を選択するかを行わなくて
はならず、繁雑であったり、感熱紙とインクフィルムの
熱エネルギーに対する発色性能が同一ではないため、サ
ーマルヘッドより同じ印字エネルギーを与えると、文字
がつぶれたり、掠れたりといった印字品質の低下を生じ
るという問題も有していた。
転写印字とを両立するために、インクフィルムの供給側
ロール部に感熱紙を収納し、普通紙カット紙と同じ搬送
経路を利用する発明が既に開示されている(たとえば特
開平9−20025号公報参照)。この場合、インクフ
ィルムの芯管に挿入係合するギヤに一体で形成された支
軸が装置の凹部に収納され、自在に供給側ロールが回転
するようになっており、感熱紙の場合は前記ギヤをその
まま感熱紙ロールの芯管に挿入し、インクフィルムの場
合と同じように装置の凹部(カセット収納部)に収納す
ることとなる。
入手可能な感熱紙ロールの芯管径はさまざまな種類があ
り、上記公報記載の画像記録装置では1サイズしか選択
できず、使用者には、感熱紙の芯管径を確認しながら、
指定の感熱紙を購入するという繁雑さが要求されるとい
う問題点を有していた。また、上記公報記載の画像記録
装置では、インクフィルムか感熱紙を装置に装着した
後、装置の操作パネルにおいて、感熱紙かインクフィル
ムかの指定を入力しなければならないといった問題点も
有していた。
ことなく感熱紙を使用することができ、また装着された
のは感熱紙かインクフィルムかを自動的に検出すること
ができることが要求されている。
紙を使用することができ、また装着されたのは感熱紙か
インクフィルムかを自動的に検出することができる画像
記録装置を提供することを目的とする。
明では、普通紙及び感熱紙に印字可能な画像記録装置に
おいて、インクフィルムを収納するフィルムカセット
と、当該カセットに設けられ、かつ前記インクフィルム
を巻く芯管に係合するフランジギアと、当該カセットが
前記画像記録装置に装着された際に、前記フランジギア
と係合し、前記フランジギア軸の回転により回転するエ
ンコーダと、当該エンコーダの回転を検出するエンコー
ダ用光学的センサーと、感熱紙を収納する感熱紙カセッ
トと、当該感熱紙カセットが前記画像記録装置に装着さ
れた際に、前記感熱紙カセットから引き出された感熱紙
を搬送する搬送ローラと、当該搬送ローラにより搬送さ
れた感熱紙の通過により回転するレバーと、当該レバー
の回転を検出するレバー検出用光学的センサーと、前記
エンコーダ用光学センサー及びレバー用光学センサーか
らの出力に基づいて、前記画像記録装置に装着されたの
が前記インクフィルムカセットか前記感熱紙カセットで
あるかを判断する中央処理装置と、当該判断結果を表示
する表示部と、を備えて構成される。また、請求項2の
発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記
レバー用光学センサーと前記エンコーダ用光学センサー
とからの所定の出力が無い場合には、前記中央処理装置
は、前記何れのカセットも装着されていないと判断し、
前記表示部は、その旨を表示するように構成される。
普通紙及び感熱紙に印字可能な画像記録装置において、
フィルムカセット及び感熱紙カセットのカセットのう
ち、どちらのカセットが装着されているかを表示部に表
示することにより、ユーザは、表示部を確認するだけ
で、どちらのカセットが装着されているかが確認できる
為、極めて使い勝手の良い画像記録装置を提供する。ま
た、請求項2の発明は、どちらのカセットも装着されて
いないことを表示部に表示する為、ユーザは、表示部を
確認するだけで、所望のカセットを準備することが出来
る。
録装置は、装置本体のカセット収納部に収納された熱転
写インクフィルムカセットのインクフィルムをサーマル
ヘッドの発熱体に接触させることによりインクを溶融さ
せて普通紙に転写する画像記録装置であって、感熱ロー
ル紙を載置して収納するロール供給部、とロール供給部
から感熱紙を巻き取るロール巻取部と、ロール供給部に
ロール巻取部を接続して一体化した接続部とを有する感
熱ロール紙カセットを備えることとしたものであり、従
来と同様に熱転写インクフィルムカセットがカセット収
納部に収納されると共に、感熱ロール紙カセットもカセ
ット収納部に収納され、感熱ロール紙の使用に際しては
感熱ロール紙がロール供給部に載置されるという作用を
有する。
1に記載の画像記録装置において、感熱ロール紙カセッ
トのロール巻取部と感熱紙を外部に排出する後方部パネ
ルの排出口との間に、排出口側に向かって昇り傾斜をな
す略平板形状の感熱紙排出ガイドを備えたこととしたも
のであり、感熱紙をロール巻取部から斜め上方へ搬出す
ることにより、感熱紙は感熱紙排出ガイドを介して後方
部パネルの排出口から排出されるという作用を有する。
1に記載の画像記録装置において、感熱ロール紙カセッ
トのロール巻取部は、カッタユニットと、カッタユニッ
トを通過した感熱紙を装置本体の下方へ排出する感熱紙
排出口とを有することとしたものであり、先端が下方へ
排出された感熱紙が所定長に切断され、また、下方側へ
レバーと光学式センサを設ければ、感熱紙が搬送されな
いときは入れ忘れと判定され、感熱紙が搬送されてレバ
ーが回動すると感熱紙有りと判定されるという作用を有
する。
1に記載の画像記録装置において、通過する感熱紙、普
通紙により回動するレバーと、レバーの回動を光学的に
検出するレバー検出用光学式センサと、熱転写インクフ
ィルムカセットにより回転駆動されるエンコーダと、エ
ンコーダの回転速度を検出するエンコーダ用光学式セン
サとを備えることとしたものであり、レバー検出用光学
式センサにより感熱ロール紙カセットの装着が検出さ
れ、エンコーダ用光学式センサにより熱転写インクフィ
ルムカセットの装着が検出されるという作用を有する。
2に記載の画像記録装置において、感熱紙排出ガイド
は、搬送される感熱紙の通紙面より上に突出した回動す
るレバーと、レバーの回動を光学的に検出するレバー検
出用光学式センサとを有することとしたものであり、感
熱紙が後方部パネルの排出口から排出される場合でも、
レバー検出用光学式センサにより感熱ロール紙カセット
の装着が検出されるという作用を有する。
3に記載の画像記録装置において、通過する感熱紙によ
り回動するレバーと、レバーの回動を光学的に検出する
レバー検出用光学式センサとを、感熱紙が排出される方
向に配設することとしたものであり、連続した感熱紙が
カッタユニットにより所定長に切断され、また感熱紙が
レバーを回動させることにより、レバーの回動を光学式
センサで検知して感熱ロール紙カセットの装着が検知さ
れ、また排出ジャムも検知されるという作用を有する。
1に記載の画像記録装置において、カセット収納部は押
圧時にオンになるカセット検出用スイッチを有し、熱転
写インクフィルムカセットはカセット検出用スイッチを
押圧する凸部をインクフィルム供給部の下面に有するこ
ととしたものであり、熱転写インクフィルムカセット装
着時はカセット検出用スイッチがオンとなり、感熱ロー
ル紙カセット装着時はカセット検出用スイッチがオフと
なり、カセットの種類が識別されるという作用を有す
る。
4に記載の画像記録装置において、レバー検出用光学式
センサの出力信号とエンコーダ用光学式センサの出力信
号とに基づいて、サーマルヘッドの発熱体に印加するエ
ネルギーを制御する中央処理装置を備えることとしたも
のであり、熱転写インクフィルムカセットか感熱ロール
紙カセットかが容易に識別され、その識別結果に基づい
てサーマルヘッドの発熱体が印字媒体の種類に応じて制
御されるという作用を有する。
7に記載の画像記録装置において、カセット検出用スイ
ッチの出力信号に基づいて、サーマルヘッドの発熱体に
印加するエネルギーを制御する中央処理装置を備えるこ
ととしたものであり、熱転写インクフィルムカセットか
感熱ロール紙カセットかが容易に識別され、その識別結
果に基づいてサーマルヘッドの発熱体が印字媒体の種類
に応じて制御されるという作用を有する。
〜図8を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による画
像記録装置における熱転写インクフィルムカセット装着
時の構成図であり、図2はロール供給側のエンコーダを
示す構成図、図3は本発明の実施の形態1による画像記
録装置における上方排出感熱ロール紙カセット装着時の
構成図、図4は本発明の実施の形態1による画像記録装
置におけるカッタ付感熱ロール紙カセット装着時の構成
図である。なお、単に「感熱ロール紙カセット」という
ときは上方排出感熱ロール紙カセットおよびカッタ付感
熱ロール紙カセットの両者を含み、また、単に「カセッ
ト」というときは熱転写インクフィルムカセットと感熱
ロール紙カセットの両者を含む。また、画像記録装置は
装置本体とカセットから成る。
ム、2はインクフィルムの巻取側ロール、3はインクフ
ィルムの供給側ロール、4は普通紙カット紙、5は搬送
ローラ(プラテンローラ)、6はサーマルヘッド、7は
インクフィルム剥離部、8は感熱紙、9はカセット収納
部、10はカッタ、11、11aはレバー、12はレバ
ーの回転支点、13、13aはレバー検出用光学式セン
サ、14は装置本体の後方部に配設された後方部パネ
ル、14aは後方部パネル14の排出口、15は操作パ
ネル、16は表示部、17はインクフィルムの芯管、1
8はフランジギヤ、18aはフランジギヤ支軸、19は
フランジギヤ支軸18aの収納部、20はエンコーダ、
20aはエンコーダのギヤ部、20bはエンコーダの羽
部、21はエンコーダ用光学式センサ、22は熱転写イ
ンクフィルムカセット、23は上方排出感熱ロール紙カ
セット、24はロール紙搬送ローラ、25は排出感熱
紙、26は略平板形状の感熱紙排出ガイド、27はカッ
タ付感熱ロール紙カセット、51は後に詳細に示す感熱
紙排出口である。
装着して熱転写印字を行う図1の画像記録装置について
説明する。インクフィルム1は巻取側ロール2と供給側
ロール3に巻かれた状態となっており、巻取側ロール2
と供給側ロール3との間に、インクフィルム1のインク
を溶融させ、普通紙カット紙4に転写する印字部(搬送
ローラ5とサーマルヘッド6との接点部(発熱部))が
構成され、普通紙カット紙4を搬送する搬送ローラ5が
サーマルヘッド6と対向し、インクフィルム1と普通紙
カット紙4を挟んでいる。印字が始まると、搬送ローラ
5は、A方向に回転し、普通紙カット紙4もA方向に搬
送される。普通紙カット紙4の搬送と共にインクフィル
ム1はA方向に引き出され、インクフィルム1は転写
後、剥離部7から離れ、巻取側ロール2に巻かれてい
き、逆に供給側ロール3は引き出されることからB方向
に回転する。
ム1を装着するために必要な回転自在な後方部パネル1
4が設けられており、その裏面下方にはサーマルヘッド
6が取り付けられている。同様に上面に設けられた操作
パネル15には、装置の操作を行うボタン(図示せず)
や、装置の使用状態を表すことのできるLCD(液晶デ
ィスプレイ)を利用した表示部16等が配置されてい
る。
17には、図2で示すようにフランジギヤ18が両端に
挿入されている。このフランジギヤ18には芯管17に
挿入する部分と一体にギヤが形成され、かつ装置のしか
るべき位置に収納するために設けられたフランジギヤ支
軸18aが形成されている。フランジギヤ18がインク
フィルム1の引出しに伴い回転すると、フランジギヤ1
8に回転自在に設置されたエンコーダ20がそのギヤ部
20aを介して回転する。エンコーダ20の円周部には
一定間隔で羽部20bが形成されており、その羽部20
bの一部を挟み込む形でエンコーダ用光学式センサ21
が設けられている。しかるに、インクフィルム1が供給
側ロール3から引き出されることにより、エンコーダ2
0が回転し、エンコーダ用光学式センサ21は、羽部2
0bの突起の有無を検出し、オンオフ信号つまりパルス
信号として出力する。このパルス信号のパルス数を検出
することによりエンコーダ20の回転速度を検出するこ
とができ、熱転写インクフィルムカセット22のカセッ
ト収納部9への装着を検知することができる。
を示す構成図である。図5において、インクフィルム
1、巻取側ロール2、供給側ロール3、フランジギヤ1
8は図1、図2と同様のものなので、同一符号を付し、
説明は省略する。30は供給側ロールカバー、31は巻
取側ロールカバー、32は供給側と巻取側とを接続して
一体化する接続部である。図5で、供給側ロール3、供
給側ロールカバー30等はインクフィルム供給部を構成
し、巻取側ロール2、巻取側ロールカバー31等はイン
クフィルム巻取部を構成する。
を装着して熱発色印字を行う図3の画像記録装置につい
て説明する。上方排出感熱ロール紙カセット23はカセ
ット収納部9に自重で設定され、連続した感熱紙8の一
端がサーマルヘッド6と搬送ローラ5に挟み込まれた構
造となる。搬送ローラ5の搬送方向Aの後方側には連続
した感熱紙8を上方へ搬送するロール紙搬送ローラ24
が設置されており、ロール紙搬送ローラ24により上方
に向かうようにされた感熱紙8は次は感熱紙排出ガイド
26にガイドされて後方部パネル14の排出口14aか
ら排出される。感熱紙排出ガイド26にはレバー11a
とレバー検出用光学式センサ13aとが配設されてお
り、連続した感熱紙8が感熱紙排出ガイド2を通過する
ときにレバー11が押し下げられることによりレバー検
出用光学式センサ13aは感熱紙8の通過つまり感熱紙
8の存在を検知する。
を示す構成図である。図6において、33は感熱ロール
紙8aを収納する供給側ケース、34は供給側蓋、35
は供給側蓋34を固定するパチン錠、36は供給側蓋3
4を回転自在に軸支するPP(ポリプロピレン)ヒン
ジ、37は巻取側ローラ38を収納する巻取側ケース、
39は巻取側蓋、40、41は巻取蓋39を固定するパ
チン錠、42は巻取蓋39を回転自在に軸支するPPヒ
ンジ、43、44は軸受、45、46は供給側と巻取側
とを接続して一体化する接続部である。図6で、供給側
ケース33、供給側蓋34等は上方排出感熱ロール紙カ
セット23のロール供給部33Aを構成し、巻取側ケー
ス37、巻取側蓋39等は上方排出感熱ロール紙カセッ
ト23のロール巻取部37Aを構成する。
を装着して熱発色印字を行う図4の画像記録装置につい
て説明する。カッタ付感熱ロール紙カセット27はカセ
ット収納部9に自重で設定され、連続した感熱紙8の一
端がサーマルヘッド6と搬送ローラ5に挟み込まれた構
造となる。搬送ローラ5の搬送方向Aの後方側(下流
側)には感熱紙8を適切な位置で切断するカッタ10が
構成され、カッタ10の上刃と下刃の間を通ったその後
方において、感熱紙8の先端が当たることにより自在に
上下に動くレバー11が装置上に構成されている。レバ
ー11は支点12に回転自在に構成され、感熱紙が無い
際はばねにより上方に飛び出る(図4紙面上から見て所
定角度だけ右回転する)ように付勢されている。このレ
バー11の一端は近傍に位置されたレバー検出用光学式
センサ13に挟まれており、レバー11の上下に伴い、
感熱紙8の有り無しが検知可能される。
ト27を示す構成図である。図7(a)において、10
は図4と同様のカッタ(ここではロータリカッタ)、4
7は感熱ロール紙8aを収納する供給側ケース、48は
巻取側ケース、49は巻取側蓋、50は巻取蓋49を回
転自在に軸支するPPヒンジ、51は感熱紙排出口、5
2はカッタユニット、53はカッタユニット52をカセ
ット27に固定するためのねじ、54はロータリカッタ
53に左右動を与えるモータ、55、56は供給側と巻
取側とを接続して一体化する接続部である。図7(a)
で、供給側ケース47等はカッタ付感熱ロール紙カセッ
ト27のロール供給部47Aを構成し、巻取側ケース4
8等はカッタ付感熱ロール紙カセット27のロール巻取
部48Aを構成する。図7(b)は感熱紙8のカッタ動
作の説明図である。図7(b)において、10は図7
(a)と同様のロータリカッタ、57、58はギヤ部で
ある。感熱紙8のカッタ時においてはモータ54が回転
し、ギヤ部57、58を介してロータリカッタ10を左
右に移動させ、C方向への移動を一時停止した感熱紙8
を切断する。
録装置の制御回路を示すブロック図である。本実施の形
態では、前述したように、カセット検出用スイッチ28
を使用しないので、このカセット検出用スイッチ28を
除去した回路が本実施の形態による制御回路である。図
8において、サーマルヘッド6、レバー検出用光学式セ
ンサ13、エンコーダ用光学式センサ21は図1、図
3、図4と同様のものなので、同一符号を付し、説明は
省略する。61はアナログ信号処理部、62はA/D変
換部、63はCPU、64はRAM、65はP/S(パ
ラレル・シリアル)コンバータ、66はシステムバス、
67はDRAM、68はROM、69はモデム、70は
NCU(網制御装置)である。
13は、感熱紙8によりレバー11または11aが押し
下げられたときに、感熱紙有りを示すレバー回動信号a
を出力する。またエンコーダ用光学式センサ21は、熱
転写インクフィルムカセット22が装着されたことによ
りエンコーダ20が回転したときに、熱転写インクフィ
ルムカセット22の装着を示すエンコーダ回転信号bを
出力する。なお、レバー11は普通紙カット紙4が通過
するときにも押し下げられ、レバー検出用光学式センサ
13はレバー回動信号aを出力する。従って、エンコー
ダ用光学式センサ21からエンコーダ回転信号bが出力
されたときには熱転写インクフィルムカセット22が装
着されたと判定し、レバー検出用光学式センサ13から
レバー回動信号aが出力されたときには感熱ロール紙カ
セット23またはカッタ付感熱ロール紙カセット27が
装着されたと判定する。
バー検出用光学式センサ13から出力されたレバー回動
信号a、エンコーダ用光学式センサ21から出力された
エンコーダ回転信号bはアナログ信号処理部61で処理
され、A/D変換部62でアナログ信号からデジタル信
号に変換され、バスを介してCPU63に入力される。
CPU63は、レバー回動信号a、エンコーダ回転信号
bの有無から装着されているカセットの種類を判定し、
P/Sコンバータを介してサーマルヘッド6の発熱体
(図示せず)への印加エネルギーを制御する。
について、その操作、動作等を説明する。
媒体、すなわちインクフィルム1か感熱ロール紙8a
(感熱紙は印字媒体であると共に記録媒体である)をセ
ットすることになるが、この際、後方部パネル14を開
け、インクフィルム1の場合はその芯管17にフランジ
ギヤ18を挿入し、収納部19にフランジギヤ18の支
軸18aを装着する。感熱ロール紙8aの場合は図3、
図4で示すように上方排出感熱ロール紙カセット23又
はカッタ付感熱ロール紙カセット27を供給側ケース3
3または47がカセット収納部9の右側位置(操作パネ
ル15から見て後方位置)となるように操作者が置き、
供給側ケース33または47に単に載置されているだけ
の感熱ロール紙8aの一端を引き出し、搬送ローラ5の
後方のロール紙搬送ローラ24、感熱紙排出ガイド26
またはカッタ10に通し、装着完了となる。この後、後
方部パネル14を閉めると、後方部パネル14の開閉に
同期して検知可能なスイッチ(図示せず)が設けられて
おり、後方部パネル14を閉めたことを検知すると、搬
送ローラ5はA方向に回転を始め、一定量駆動して止ま
る構成となっている。この間、もしインクフィルム1が
装着されていたならば、エンコーダ20が回転し、イン
クフィルム1が装着されていることを操作パネル15の
表示部16に表示する。この際、熱転写印字を行うため
に必要な普通紙カット紙4は装置の後方に配置されてい
るが、普通紙カット紙4は印字部まで供給されず、感熱
紙検知のためのレバー11の作動はない。
7、つまり感熱ロール紙8aが装着されている場合は、
搬送ローラ5の駆動により、感熱紙8の先端がレバー1
1または11aに当たることにより、レバー11または
11aが下がり、同時にレバー検出用光学式センサ13
または13aが感熱紙有りと判定するので、操作パネル
15の表示部16に感熱紙印字であることを表示する。
仮に、操作者の感熱紙の装着において、感熱紙8の一端
の装着が不十分で搬送ローラ5の規定駆動量に対して感
熱紙先端がレバー11、11aに達しない場合は、イン
クフィルム1及び感熱ロール紙8aの両方ともに装着さ
れていないと装置が判定するので、表示部16には装着
が完全にされておらず、再度装着を要求する内容のメッ
セージを表示する。なお、カッタ付感熱ロール紙カセッ
ト27の場合、レバー11を通過した後、感熱紙8は所
定長にカッタ10により切断される。
のような操作、動作で検知された後、装置は準備状態に
入り、その後のコピーや受信信号に基づき印字動作に入
るが、その際、感熱紙8の印字とインクフィルム1を利
用した熱転写印字とでは、サーマルヘッド6の発熱体に
加える印加エネルギーが異なるように制御し、各々に対
する最適印字を行う。
ット収納部9に収納された熱転写インクフィルムカセッ
ト22のインクフィルム1をサーマルヘッド6の発熱体
に接触させることによりインクを溶融させて普通紙カッ
ト紙4に転写する画像記録装置において、感熱ロール紙
8aを載置して収納するロール供給部とロール供給部か
ら感熱紙8を巻き取るロール巻取部とロール供給部にロ
ール巻取部を接続して一体化した接続部45、46(5
5、56)とを有する感熱ロール紙カセット23(2
7)を備えるようにしたことにより、従来と同様に熱転
写インクフィルムカセット22をカセット収納部9に収
納できると共に、感熱ロール紙カセット23または27
をカセット収納部9に収納するようにすることができる
ので、感熱ロール紙8aの使用に際しては感熱ロール紙
8aをロール供給部に載置するだけでよく、熱転写イン
クフィルムカセット22の芯管17の径を考慮すること
なく感熱紙8を使用することができる。
出用光学式センサ13により光学的に検出してレバー回
動信号aを出力し、熱転写インクフィルムカセット22
により回転駆動するエンコーダ20の回転速度をエンコ
ーダ用光学式センサ21により光学的に検出してエンコ
ーダ回転信号bを出力するようにしたことにより、熱転
写インクフィルムカセット22の存在はエンコーダ回転
信号bの有無により検知可能することができ、また感熱
ロール紙カセット23、27の存在はレバー回動信号a
により検知可能することができるので、装着されたのは
感熱紙8かインクフィルム1かを自動的に検出すること
ができる。
出力信号aとエンコーダ用光学式センサ21の出力信号
bとを中央処理装置(CPU)63で処理するようにし
たことにより、サーマルヘッド6(66)を印字媒体が
感熱紙8かインクフィルム1かに応じて容易に制御する
ことができる。
態2による画像記録装置における熱転写インクフィルム
カセット装着時の構成図であり、図10は本発明の実施
の形態2による画像記録装置における上方排出感熱ロー
ル紙カセット装着時の構成図、図11は本発明の実施の
形態2による画像記録装置におけるカッタ付感熱ロール
紙カセット装着時の構成図である。本発明の実施の形態
2による画像記録装置の構成、その制御回路の構成は略
実施の形態1の場合と同様である。実施の形態2が実施
の形態1と異なるところは、実施の形態2では、実施の
形態1におけるエンコーダ20、エンコーダ用光学式セ
ンサ21(図2参照)、レバー11、11a、レバー検
出用光学式センサ13、13aに代えて、カセット検出
用スイッチ28および熱転写インクフィルムカセット2
2の供給側ロール3の下面に設けた突起29を有する点
である(図1、図3、図4と図9、図10、図11とを
比較参照)。図9、図10、図11に示すように、カセ
ット検出用スイッチ28はカセット収納部9の底面に設
けられている。熱転写インクフィルムカセット22に突
起29を設けたことにより、熱転写インクフィルムカセ
ット22の装着時には突起29がカセット検出用スイッ
チ28を押圧し、カセット検出用スイッチ28の出力信
号c(図8参照)をオンとする。また、感熱ロール紙カ
セット23、27は、熱転写インクフィルムカセットに
おける突起29のようなスイッチ押圧部を有しないの
で、感熱ロール紙カセット23、27の装着時において
はカセット検出用スイッチ28の出力信号cはオフとな
る。なお、出力信号cの制御回路における処理は実施の
形態1の場合と同様であるので省略する。また、本実施
の形態では、出力信号cはCPU63に取り込むように
したが、出力信号cによりLCD等の表示部を直接駆動
するようにしてもよく、この場合はCPU63等の複雑
な回路は不要となる。
ルムカセット22に突起29を設けたが、熱転写インク
フィルムカセット22に突起を設けず、感熱ロール紙カ
セット23、27に突起を設けるようにしてもよい。
ット収納部9は押圧時にオンになるカセット検出用スイ
ッチ28を有し、熱転写インクフィルムカセット22は
カセット検出用スイッチ28を押圧する凸部(突起)2
9を有するようにしたことにより、熱転写インクフィル
ムカセット22装着時はカセット検出用スイッチ28が
オンとなり、感熱ロール紙カセット23、27装着時は
カセット検出用スイッチ28がオフとなり、カセットの
種類を識別することができる。
信号cを入力して処理する中央処理装置(CPU)63
を備えたことにより、熱転写インクフィルムカセット2
2か感熱ロール紙カセット23、27かが容易に識別さ
れ、例えばサーマルヘッド6を印字媒体の種類に応じて
容易に制御することができる。
普通紙及び感熱紙に印字可能な画像記録装置において、
フィルムカセット及び感熱紙カセットのカセットのう
ち、どちらのカセットが装着されているかを表示部に表
示することにより、ユーザは、表示部を確認するだけ
で、どちらのカセットが装着されているかが確認できる
為、極めて使い勝手の良い画像記録装置を提供すること
ができる。また、請求項2の発明は、どちらのカセット
も装着されていないことを表示部に表示する為、ユーザ
は、表示部を確認するだけで、所望のカセットを準備す
ることが出来るという効果を奏する。
ける熱転写インクフィルムカセット装着時の構成図
ンコーダを示す構成図
ける上方排出感熱ロール紙カセット装着時の構成図
けるカッタ付感熱ロール紙カセット装着時の構成図
成図 (b)感熱紙のカッタ動作の説明図
御回路を示すブロック図
ける熱転写インクフィルムカセット装着時の構成図
おける上方排出感熱ロール紙カセット装着時の構成図
おけるカッタ付感熱ロール紙カセット装着時の構成図
Claims (2)
- 【請求項1】普通紙及び感熱紙に印字可能な画像記録装
置において、 インクフィルムを収納するフィルムカセットと、 当該カセットに設けられ、かつ前記インクフィルムを巻
く芯管に係合するフランジギアと、 当該カセットが前記画像記録装置に装着された際に、前
記フランジギアと係合し、前記フランジギア軸の回転に
より回転するエンコーダと、 当該エンコーダの回転を検出するエンコーダ用光学的セ
ンサーと、 感熱紙を収納する感熱紙カセットと、 当該感熱紙カセットが前記画像記録装置に装着された際
に、前記感熱紙カセットから引き出された感熱紙を搬送
する搬送ローラと、 当該搬送ローラにより搬送された感熱紙の通過により回
転するレバーと、 当該レバーの回転を検出するレバー検出用光学的センサ
ーと、 前記エンコーダ用光学センサー及びレバー用光学センサ
ーからの出力に基づいて、前記画像記録装置に装着され
たのが前記インクフィルムカセットか前記感熱紙カセッ
トであるかを判断する中央処理装置と、 当該判断結果を表示する表示部と、を備える 画像記録装
置。 - 【請求項2】請求項1に記載の画像記録装置において、
前記レバー用光学センサーと前記エンコーダ用光学セン
サーとからの所定の出力が無い場合には、前記中央処理
装置は、前記何れのカセットも装着されていないと判断
し、前記表示部は、その旨を表示することを特徴とする
画像記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29035898A JP3525764B2 (ja) | 1998-10-13 | 1998-10-13 | 画像記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29035898A JP3525764B2 (ja) | 1998-10-13 | 1998-10-13 | 画像記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000125059A JP2000125059A (ja) | 2000-04-28 |
JP3525764B2 true JP3525764B2 (ja) | 2004-05-10 |
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ID=17755009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29035898A Expired - Fee Related JP3525764B2 (ja) | 1998-10-13 | 1998-10-13 | 画像記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3525764B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP5839520B1 (ja) * | 2014-06-25 | 2016-01-06 | サトーホールディングス株式会社 | ラベルプリンタ |
-
1998
- 1998-10-13 JP JP29035898A patent/JP3525764B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000125059A (ja) | 2000-04-28 |
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