JP3034312B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JP3034312B2 JP339791A JP339791A JP3034312B2 JP 3034312 B2 JP3034312 B2 JP 3034312B2 JP 339791 A JP339791 A JP 339791A JP 339791 A JP339791 A JP 339791A JP 3034312 B2 JP3034312 B2 JP 3034312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写記録装置に関し、
特に所定量の記録長さLに対し、その記録に用いられる
インクシートの使用長さをL/n(n>1)として記録
する熱転写記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、熱転写記録装置は、熱溶融性イ
ンクをベースフィルムに塗布したインクシートを使用
し、サーマルヘッドによりそのインクシートを画像信号
に対応して選択的に加熱し、溶融したインクシートを記
録紙に転写して記録を行つている。このインクシートは
一般に、1回の記録により完全にインクが記録紙に転写
されるもの(ワンタイムシート)であるため、1文字或
は1ラインの記録終了後、その記録された長さに対応す
る分だけインクシートを搬送し、次に記録する位置に、
確実にインクシートの未使用部分持ってくる必要があっ
た。このため、インクシートの使用量が増大し、感熱記
録装置に比べ熱転写記録装置のランニングコストが大幅
に高くなつていた。
【0003】このような欠点を解決するために、USP
3,984,809号や特開昭62−58917号公報
等にみられるように、記録紙とインクシートに速度差を
設けて搬送して記録を行う熱転写記録装置が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、シート状のイ
ンクシートは、インクシート供給ロールとインクシート
巻取りロールの間に張架されてサーマルヘッドに押圧さ
れており、この巻取りロールの支軸を回転駆動して搬送
している。このようなインクシートの搬送機構は機構が
簡単で、かつインクシートを、その幅方向に対してほぼ
同じ力で引っ張れるので、インクシートにしわが発生せ
ずにきれいに記録できるという利点がある。これに対
し、インクシートモータの所定回転量に対するインクシ
ートの移動量は、インクシート巻取りロールの径により
変動するため一定にならないという欠点がある。
【0005】そこで本願出願人は、インクシート巻取り
ロールの回転に従って回転駆動されるインクシート供給
ロールの回転量を検出して、インクシート巻取りロール
の径の変動に応じてインクシートの搬送量を制御する方
式を提案した。しかしながら従来の方式では、インクシ
ート・カートリツジの交換後は、1ページ分の画像記録
が終了した後でないと、記録紙の搬送長に対するインク
シートの搬送長をほぼ一定にできない。即ち、インクシ
ート・カートリツジ交換後の1枚目の記録の画品質は保
証できないという虞れがあつた。また、記録紙交換時
は、インクシート・カートリツジのインクシートがたる
んでしまい、記録紙交換後の最初の記録動作にてインク
シートのたるみどりに時間がかかつてしまうことがあ
る。このためファクシミリ装置において、記録紙を交換
した後の最初の記録動作がファクシミリ信号の受信動作
の場合、インクシートのたるみどりに時間がかかつてし
まい、通信エラーとなることがあった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、インクシート・カートリッジの交換後、或は記録紙
の交換後の最初の1枚目より、記録紙に対するインクシ
ートの搬送長をほぼ一定にして記録を行うことができる
ようにした熱転写記録装置を提供することを目的とす
る。また、インクシートカートリッジの交換後にインク
シートのたるみ取りを行う場合に、たるみ取りの動作と
装置の各種駆動動作とが混乱しないようにできる熱転写
記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の熱転写記録装置は以下のような構成を備え
る。即ち、インクシートのインクを記録媒体に転写して
記録する熱転写記録装置であって、前記記録媒体の搬送
速度と前記インクシートの搬送速度に速度差を設けて搬
送する搬送手段と、インクシートカートリッジが取り外
されたことを検知する検知手段と、装置のカバーが開か
れたことを検知する開閉検知手段と、前記検知手段及び
前記開閉検知手段による検知結果を保持する保持手段
と、前記保持手段に前記インクシートカートリッジの取
り外し、もしくは装置のカバーが開かれたことが検知さ
れた検知結果が保持されている場合、前記装置において
なされる、通信処理、コピー処理、記録媒体のカット処
理の少なくともいずれかが選択された場合には、当該選
択された処理を優先させた後に、前記インクシートを所
定量搬送させて前記インクシートのたるみ取りの処理を
行うよう制御する制御手段と、を有することを特徴とす
る。
【0008】
【作用】以上の構成によれば、インクシートカートリッ
ジが取り外されたことを検知する検知手段の検知結果お
よび装置のカバーが開かれたことを検知する開閉検知手
段の検知結果を保持しておき、インクシートカートリッ
ジの取り外し、もしくは装置のカバーが開かれたことが
検知されており、この熱転写記録装置においてなされ
る、通信処理、コピー処理、記録媒体のカット処理の少
なくともいずれかが選択された場合には、その選択され
た処理を優先させた後に、インクシートを所定量搬送さ
せてインクシートのたるみ取りの処理を行うよう制御す
る。
【0009】
【実施例】<ファクシミリ装置の説明(図1〜図2)>
図1は本実施例のファクシミリ装置の機構部の構成を示
す側断面図である。
【0010】図において、10は普通紙である記録紙1
1をコア10aにロール状に捲回したロール紙である。
このロール紙10はプラテンローラ12の矢印方向への
回転により記録紙11をサーマルヘツド13部に供給で
きるように、回転自在に装置内に収納されている。な
お、10bはロール紙装填部であつて、ロール紙10を
着脱可能に装填している。さらに、12はプラテンロー
ラであつて、記録紙11を矢印b方向に搬送するととも
に、サーマルヘッド13の発熱体132との間でインク
シート14や記録紙11を押圧するものである。サーマ
ルヘッド13の発熱により画像記録の行われた記録紙1
1は、プラテンローラ12の更なる回転によって排出ロ
ーラ16(16a,16b) 方向に搬送され、1頁分の画像記録
が終了するとカッタ15(15a,15b) の噛合によつて頁単
位に切断される。
【0011】17はインクシート14を捲回しているイ
ンクシート供給ロール、18はインクシート巻取りロー
ルであつて、後述するインクシート用モータにより駆動
され、インクシート14を矢印a方向に巻取るものであ
る。なお、このインクシート供給ロール17及びインク
シート巻取りロール18は、装置本体内のインクシート
装填部70に着脱可能に装填されている。更に、19は
インクシート14の残量検出やインクシート14の搬送
速度を検出するためのセンサである。また、20はイン
クシート14の有無、およびインクシート14に付され
たマークを基にインクシート14の残量を検出するため
のインクシートセンサ、21はスプリングで、記録紙1
1やインクシート14を介して、前記プラテンローラ1
2に対してサーマルヘッド13を押圧するものである。
また、22は記録紙の有無を検出するための記録紙セン
サである。
【0012】次に、読取部100の構成を説明する。
【0013】図において、30は原稿32を照射する光
源で、原稿32で反射された光は光学系(ミラー50,
51,レンズ52)を通してCCDセンサ31に入力さ
れ、電気信号に変換される。原稿32は図示しない原稿
搬送用モータにより駆動される搬送用ローラ53,5
4,55,56により、原稿32の読取り速度に対応し
て搬送される。なお、57は原稿積載台であつて、この
積載台57に積載された複数枚の原稿32は、搬送用ロ
ーラ54と押圧分離片58との協動によつて1枚ずつに
分離されて読取部100へ搬送される。
【0014】41は制御部101の主要部を構成する制
御基板で、この制御基板41より装置の各部に各種制御
信号が出力される。また106はモデム基板ユニツト、
107はNCU基板ユニツトである。
【0015】図2は実施例のファクシミリ装置において
サーマルヘッドにより記録を行う部分の詳細を表わした
図である。
【0016】図2において、25はインクシート搬送用
モータで、インクシート巻取りロール18を回転駆動し
て、インクシート14を矢印a方向に巻き上げている。
24は記録紙搬送用モータで、プラテンローラ12を回
転駆動して記録紙11を矢印b方向に搬送している。3
1,31aはインクシート搬送用モータ25の駆動力を
インクシート巻取ロール18に伝えるためのインクシー
ト搬送伝達ギア、32,33は記録紙搬送用モータ24
の回転駆動をプラテンローラ12に伝えるプラテン駆動
伝達ギアである。以上の構成により、記録紙11の搬送
速度をVP 、インクシート14の搬送速度をVI とする
と、VP =−nVI (n>1)となるようにインクシー
ト14及び記録紙11が搬送される。ここで、−は記録
紙11とインクシート14とが互いに対向する方向に搬
送されることを示している。なお、このnの値はインク
シート駆動伝達系のギア31,31aのギア比、及び記
録紙の伝達機構のギア32,33のギア比によって任意
に変更することができる。また、インクシート搬送用モ
ータ25及び記録紙搬送用モータ24の駆動周波数或
は、相励磁信号の1ステップ当りの回転角を変更するこ
とによっても任意に設定可能である。
【0017】21はサーマルヘッド13をプラテンロー
ラ12に押圧するための押圧バネである。37はエンコ
ーダで、34はディスク円盤、35はディスク34に等
間隔で放射状に設けられたスリット、36はフォトイン
タラプタで、スリット35を通過する光を検知して、デ
ィスク34の回転を検出している。図3は円盤34の拡
大図であり、所定角θで複数のスリット35が設けられ
ている。
【0018】38はインクシート搬送用モータ25を回
転駆動するためのドライバで、制御回路40からの指示
により、インクシート搬送用モータ25の励磁相を切り
換えることにより、インクシート搬送用モータ25を回
転駆動している。39は記録紙搬送用モータ24を駆動
するためのドライバで、同じ制御回路40からの指示に
より、記録紙搬送用モータ24の励磁相を切り換えて、
記録紙搬送用モータ24を回転駆動している。
【0019】制御回路40は、例えばマイクロプロセッ
サ等のCPU41、CPU41の制御プログラムや各種
データを記憶しているROM42、CPU41のワーク
エリアとして使用されるRAM43等を備えている。4
4はフォトインタラプタ36よりのタイミング信号、4
5はサーマルヘッド13に記録データを出力する信号
線、46はその記録データに同期したクロック信号及び
ラッチ信号、更にはストローブ信号等を含む制御信号線
である。47,48のそれぞれは、対応するモータを駆
動するためのモータ駆動信号である。
【0020】51はインクシート・カートリッジの有無
を検出するためのカートリッジ検知部で、カートリッジ
がセットされているときにはハイレベルの信号を制御部
40に出力している。52は装置のカバーの開閉を検知
するためのカバー開閉検知部で、装置のカバーが閉じて
いるときにはハイレベルの信号が制御部40に出力され
る。
【0021】以上の構成による本実施例のファクシミリ
装置の動作を簡単に説明すると、記録カバーが開状態か
ら閉状態になると、インクシート巻取りロール18を回
転駆動してインクシートのたるみどりを行う。また、イ
ンクシート・カートリツジが無しの状態から有状態を検
知すると、或は電源オフ状態から電源オン状態への移行
を検知すると、インクシートのたるみどりを行う。こう
して、前述したnの値をほぼ一定にすて記録を行う。こ
のインクシートのたるみどり動作を具体的に説明する
と、インクシート供給ロール17の回転軸に設けられた
エンコーダ37のステータスが変わるまで、インクシー
トモータ25を回転駆動する。また、前記nの値をほぼ
一定にするためには、エンコーダ37を所定角度回転さ
せるに必要なインクシート搬送用モータ25の搬送ステ
ップ数を求め、これに基づいてインクシート巻取りロー
ル18の巻取径を求める。これにより、インクシート搬
送用モータ25の搬送速度を決定する。例えば、スーパ
ーファインモードでの記録時には、記録紙11は400
ppsで搬送され、インクシート11は800pps或
は1200ppsで搬送される。これは、インクシート
巻取ロール18の径に従って、インクシート11の搬送
スピードを800ppsあるいは1200ppsに切換
えることにより行われる。また、受信動作あるいはコピ
ー動作を行つている時は、インクシート供給ロール17
に設けられたエンコーダ37を所定角度回転させるに必
要なインクシート搬送用モータ25の駆動ステップ数を
常に求め、これに応じてインクシート14の搬送スピー
ドを更新していく。
【0022】次に、以上の構成からなるファクシミリ装
置における動作を、図4及び図5のフローチャートを参
照して説明する。このフローチャートを実行する制御プ
ログラムはROM42に記憶されている。
【0023】この処理は装置の電源がオンされることに
より開始され、まずステップS1でRAM43に設けら
れたカートリッジフラグをオンにする。これは、装置の
電源がオフの間にインクシートカートリッジが交換され
た可能性があるので、カートリッジが交換されたことを
示すカートリッジフラグをオンにするものである。ステ
ップS2では、カバー開閉検知部52よりの信号を基
に、装置のカバーが開いているかを調べ、開いていれば
ステップS3でRAM43のカバー開フラグをオンに、
閉まっていればステップS4でカバー開フラグをオフに
する。次にステップS5では、カートリッジ検知部51
よりの信号を基に、インクシートカートリッジの有無を
調べ、無いときはステップS6に進み、カートリッジフ
ラグをオンにする。
【0024】次にステップS7に進み、ファクシミリの
送受信処理が指示されたかどうかを調べ、そうであれば
ステップS8に進み、ファクシミリ信号の通信処理を行
い、受信のときは記録部102により受信したファクシ
ミリ画像を復号して記録紙11に印刷する。ステップS
9でコピー動作が指示されるとステップS10に進み、
読取部100により原稿画像を読取り、記録部102で
記録紙11に印刷する。また、ステップS11でカット
動作が指示されると、ステップS12で記録紙11を所
定量搬送して、カッタ15によりページ単位に記録紙1
1を切断する。なお、これらの動作は公知であるので、
ここでは詳しく説明しない。
【0025】次にステップS13に進み、装置のカバー
開フラグがオンかどうかを調べ、オンであればステップ
S14に進み、カバーが実際に閉じているかどうかを、
カバー開閉検知部52よりの信号を基に調べる。このカ
バー開フラグがオンでないか或はカバーが開いていれば
ステップS16に進むが、カバー開フラグがオンでカバ
ーが閉じていればステップS15に進み、インクシート
カートリッジが装着された直後であると判断して、エン
コーダ37のフォトインタラプタ36よりの信号が変化
するまで、インクシート搬送用モータ25を所定量回転
させる。こうして、インクシート巻取りロール18を回
転させてインクシート供給ロール17が回転したことが
検知されると、インクシート14のたるみが除去された
ものとしてステップS2に戻る。
【0026】ステップS16では、カートリッジフラグ
がオンであるか否かを判断し、オンであればステップS
17に進み、カートリッジ検知部51よりの信号を基に
インクシート・カートリッジが実際に装着されているか
どうかをみる。カートリッジフラグがオフ或はカートリ
ッジが装着されていなければステップS2に進むが、カ
ートリッジフラグがオンでカートリッジが装着されてい
るときは、電源オフからオン状態になった時、或はイン
クシート・カートリッジが交換された直後であると判断
してステップS18に進み、前述のステップS15と同
様にしてインクシート14のたるみ取りを行う。
【0027】次にステップS19に進み、インクシート
のたるみ取りが終了したかを調べ、終了していなければ
ステップS20に進み、インクシート搬送用モータ25
を所定量以上回転したかをみる。ステップS20で所定
量以上モータ25を回転しても、エンコーダ37により
インクシート供給ロール17の回転が検出されないとき
はステップS21に進み、例えばインクシート14が切
断している等の虞れがあるため、カートリッジ点検指示
等を表示部104に表示する。なお、このようなインク
シート搬送用モータ25の回転量に基づくインクシート
14の切断検出処理は、前述のステップS15でも行う
ようにしてもよい。
【0028】ステップS19でインクシート14のたる
み取りが終了するとステップS22に進み、フォトイン
タラプタ36よりのスリット35の検出信号が変化する
までインクシート搬送用モータ25を回転させ、1スリ
ットに対するモータ25の駆動ステップ数を求める。こ
れは複数回測定し、その平均値を求めると良い。次にス
テップS23に進み、この1スリットに対するインクシ
ート搬送用モータ25の駆動ステップ数を基に、インク
シート巻取りロール18の巻取径を求める。これは、R
OM42に各巻取り径に対応した、1スリットに対する
駆動ステップ数をテーブルとして記憶しておき、このテ
ーブルを参照して決定すればよい。こうして巻取りロー
ル18の径が決定されると、この値を基にインクシート
搬送用モータ25の搬送速度を決定する。例えば、スー
パーファインモードでの記録時には記録紙11を400
ppsで搬送し、インクシート14はその巻取り径に応
じて800pps或は1200ppsで搬送される。そ
して、ステップS24に進み、カートリッジフラグをオ
フにしてステップS2に戻る。
【0029】なお、前述したインクシートのたるみどり
は、フォトインタラプタ36によりスリット35を検出
した後、更に所定量インクシート14を搬送して、より
確実に取るみ取りを行うようにしてもよい。
【0030】以上説明したように本実施例によれば、イ
ンクシート・カートリツジを変換した後、最初の1枚目
より前記nの値をほぼ一定にしてマルチプリント記録を
行うことができる。このため、最初の1枚目の記録の画
品質も保証できる。
【0031】また、装置の電源がオフ状態においては、
インクシート・カートリツジが無しであっても、これを
検知できないため、電源がオフからオン状態へ移行した
時、安全をみて前記nの値をほぼ一定にすべく、インク
シート巻取りロール18の回転量に対するインクシート
供給ロール17の回転量を検出して、記録紙11とイン
クシート14の搬送速度を決定している。
【0032】また、記録紙11が交換された時に、イン
クシートのたるみどりを行うようにしたので、記録紙1
1が交換された後の最初の記録動作にて、インクシート
のたるみどりに時間がかかることがなくなつた。これに
より、記録紙11の交換後の最初の記録動作が受信動作
の場合、インクシートのたるみどりに時間がかかること
による通信エラーの発生を抑えることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクシート・カートリッジの交換後、或は記録紙の交換
後の最初の1枚目より、記録紙に対するインクシートの
搬送長をほぼ一定にして記録を行うことができるように
した熱転写記録装置を提供することを目的とする。ま
た、インクシートカートリッジが取り外されたことを検
知した場合、もしくは装置のカバーが開かれたことを検
知した場合であっても、すぐにインクシートのたるみ取
りの処理を行わず、通信処理やカット処理といった装置
の駆動処理を優先処理した後に、インクシートのたるみ
取りの処理を行うので、インクシートのたるみ取りの動
作と装置の各種処理動作とが混乱しないようにできると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のフアクシミリ装置の機構部を示す側断
面図である。
【図2】実施例のファクシミリ装置の記録部の外観及び
制御回路との電気的接続を示す図である。
【図3】実施例のエンコーダのディスク(円盤)の正面
図である。
【図4】
【図5】実施例のファクシミリ装置におけるたるみ取り
処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 記録紙 12 プラテンローラ 13 サーマルヘッド 14 インクシート 17 インクシート供給ローラ 18 インクシート巻取りローラ 24 記録紙搬送用モータ 25 インクシート搬送用モータ 34 円盤(ディスク) 36 フォトインタラプタ 37 エンコーダ 40 制御回路 51 カートリッジ検知部 52 カバー開閉検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B41J 35/36 B41J 3/20 117A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 17/12 B41J 2/325 B41J 33/52 B41J 33/54 B41J 35/08 B41J 35/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクシートのインクを記録媒体に転写
    して記録する熱転写記録装置であって、 前記記録媒体の搬送速度と前記インクシートの搬送速度
    に速度差を設けて搬送する搬送手段と、 インクシートカートリッジが取り外されたことを検知す
    る検知手段と、 装置のカバーが開かれたことを検知する開閉検知手段
    と、 前記検知手段及び前記開閉検知手段による検知結果を保
    持する保持手段と、 前記保持手段に前記インクシートカートリッジの取り外
    し、もしくは装置のカバーが開かれたことが検知された
    検知結果が保持されている場合、前記装置においてなさ
    れる、通信処理、コピー処理、記録媒体のカット処理の
    少なくともいずれかが選択された場合には、当該選択さ
    れた処理を優先させた後に、前記インクシートを所定量
    搬送させて前記インクシートのたるみ取りの処理を行う
    よう制御する制御手段と、 を有することを特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 インクシートを巻き取るインクシート巻
    き取り用ロールとインクシート供給用ロールとを有し、
    前記制御手段は、前記たるみとりの処理の後に、前記イ
    ンクシート巻き取り用ロールの回転駆動量に対する供給
    用のロールの回転量に基づいて、前記インクシートと前
    記記録媒体との搬送量をほぼ一定に保つように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱転写記録装置。
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