JPH02111582A

JPH02111582A - 熱転写記録装置及び該装置を用いたフアクシミリ装置

Info

Publication number: JPH02111582A
Application number: JP63262828A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Ono; 健小野; Takehiro Yoshida; 武弘吉田; Makoto Kobayashi; 誠小林; Satoshi Wada; 聡和田; Hisao Terajima; 久男寺島; Minoru Yokoyama; 実横山; Takashi Awai; 孝粟井; Akihiro Asada; 昭宏朝田; Yasushi Ishida; 靖石田
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1988-10-20
Filing date: 1988-10-20
Publication date: 1990-04-24
Also published as: US5539439A; DE68926376D1; EP0365010A2; EP0365010A3; DE68926376T2; EP0365010B1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明はインクシートの有するインクを記録媒体に転写
して、記録媒体に画像記録を行う熱転写記録装置及び該
装置を用いたファクシミリ装置に関するものである。

［従来の技術］二般に、熱転写プリンタは熱溶融性（熱昇華性）インク
をベースフィルムに塗布したインクシートを使用し、サ
ーマルヘッドによりそのインクシートを画像信号に対応
して選択的に加熱し、溶融（昇華）したインクを記録紙
に転写して画像記録を行っている。このような熱転写プ
リンタでは、インクシートと記録紙とは互いにサーマル
ヘッドによる記録位置近傍で接触しており、特にインク
シートか加熱された部分では、記録紙とインクシートと
の接着力が強くなっている。

［発明が解決しようとしている課題］このため、ｌラインが全て白の画像データの記録時や、
白部分をスキップするときなど、カッタ動作時に記録紙
を所定位置に送る時のように、インクシートを停止させ
て記録紙だけを進める場合には、記録紙と同様にインク
シートも同じ方向に搬送されることがある。これは、記
録紙のみの搬送時、サーマルヘッドをプラテンから離反
し、記録紙とインクシートとの圧接状態を解除する機構
を具備している装置では、ある程度インクシートが搬送
されるのを防止できる。しかし、フルライン型の熱転写
プリンタなどのように、サーマルヘッドをプラテンから
離反する機構を備えていないプリンタでは、記録紙を搬
送しようとするとインクシートも同様に搬送されてしま
うことがある。

また前述したように、インクシートに加熱して記録紙に
転写したときは、インクシートと記録紙が接着された状
態にあるため、単に記録紙とインクシートの圧接を解除
しただけでは、記録紙とインクシートのつれ動きを防止
することはできなかった。

本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、記録媒体
あるいはインクシートの搬送時には、搬送されないイン
クシートあるいは記録媒体を、停止状態に保持する力を
増大させることにより、記録紙とインクシートとがつれ
動きするのを防止した熱転写記録装置及び該装置を用い
たファクシミリ装置を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために本発明の熱転写記録装置は以
下の様な構成からなる。即ち、インクシートの有するイ
ンクを記録媒体に転写して、前記記録媒体に画像の記録
を行う熱転写記録装置であって、前記インクシートを搬
送するインクシート搬送手段と、前記記録媒体を搬送す
る記録媒体搬送手段と、前記インクシートに作用して前
記記録媒体に画像の記録を行う記録手段と、前記記録媒
体あるいは前記インクシートのいずれかの搬送駆動時、
搬送駆動されない方の前記インクシートあるいは前記記
録媒体を停止状態に保持する保持力を増大させる保持手
段とを有する。

また本発明のファクシミリ装置は以下の様な構成からな
る。即ち、インクシートの有するインクを記録媒体に転写して、前
記記録媒体に画像の記録を行う熱転写記録装置を用いた
ファクシミリ装置であって、原堝画像を読取って入力す
る画像入力手段と、画像信号を送受信する送受信手段と
、前記インクシートを搬送するインクシート搬送手段と
、前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、前記イ
ンクシートに作用して前記記録媒体に画像の記録を行う
記録手段と、前記記録媒体あるいは前記インクシートの
いずれかの搬送駆動時、搬送駆動されない方の前記イン
クシートあるいは前記記録媒体を停止状態に保持する保
持力を増大させる保持手段とを有する。

［作用］以上の構成からなる熱転写記録装置は、録媒体あるいは
インクシートのいずれかの搬送駆動時、搬送駆動されな
い方のインクシートあるいは記録媒体を停止状態に保持
する保持力を増大させるように動作する。

また、本発明のファクシミリ装置は、記録媒体あるいは
インクシートのいずれかの搬送駆動時、搬送駆動されな
い方のインクシートあるいは記録媒体を停止状態に保持
する保持力を増大させるように動作する。

［実施例］以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細
に説明する。

［ファクシミリ装置の説明（第１図〜第４図）］第１図
〜第４図は本発明の一実施例を用いた熱転写プリンタを
、ファクシミリ装置に適用した例を示す図で、第１図は
ファクシミリ装置の制御部１０１と記録部１０２との電
気的接続を示す図、第２図はファクシミリ装置の概略構
成を示すブロック図、第３図はファクシミリ装置の側断
面図、そして第４図は記録紙とインクシートの搬送機構
を示す図である。

まず、第２図をもとにファクシミリ装置の概略構成を説
明する。

図において、１００は原稿を光電的に読取ってデジタル
画像信号として制御部１０１に出力する読取部で、原稿
搬送用モータやＣＣＤイメージセンサなどを備えている
。次に、この制御部１０１の構成を説明する。１１０は
画像データの各ラインのイメージデータを格納するライ
ンメモリで、ｆ’ＸｆＡのＬＥＥ　（ａあるいはコピー
のときは読取部１００よりの１ライン分のイメージデー
タが格納され、画像データの受信のときは復号された受
イ８画像データの１ラインデータが格納される。そして
、格納されたデータが記録部１０２に出力されることに
よって画像形成が行われる。１１１は送信する画像情報
をＭＨ符号化などにより符号化するとともに、受信した
符号化画像データを復号してイメージデータに変換する
符号化／復号化部である。また、１１２は送信する或い
は受信された符号化画像データを格納するバッファメモ
リである。これら制御部１０１の各部は、例えばマイク
ロプロセッサなどのＣＰＵ１１３により１ＩＩＪ御され
ている。制御部１０１にはこのＣＰＵ１１３の他に、Ｃ
ＰＵ１１３の制御プログラムや各種データを記憶してい
るＲＯＭ１１４、ＣＰＵ１１３（７）ワークエリアとし
て各種データを一時保存するＲＡＭ１１５などを備えて
いる。

１０２はサーマルラインヘッドを備え、熱転写記録法に
より記録紙に画像記録を行う記録部である。この構成は
第３図を参照して詳しく後述する。１０３は送信開始な
どの各種機能指示キーや電話番号の人カキ−などを含む
操作部である。１０４は通常、操作部１０３に隣接して
設けられており、各種機能や装置の状態などを表示する
表示部である。１０５は装置全体に電力を供給するため
のＴｉ’ｔＡ部である。また、１０６はモデム（変復調
器）、１０７は網制御部（ＮＣＵ）、１０８は電話器で
ある。

次に、第３図を参照して記録部１０２の構成を詳しく説
明する。なお、第２図と共通な部分は同一図番で示して
いる。

図において、１０は普通紙である記録紙１１をコア１０
ａにロール状に捲回したロール紙である。このロール遅
、氏１０は、プラテンローラ１２の矢印方向への回転に
より記録紙１１をサーマルヘッド部１３に供給できるよ
うに、回転自在に装置内に収納されている。なお、１０
ｂはロール紙装填部であって、ロール紙１０を着脱可能
に装填している。さらに１２はプラテンローラであって
、記録紙１１を矢印す方向に搬送するとともに、サーマ
ルヘッド１３の発熱体１３２との間で、インクシート１
４や記録紙１１を押圧するものである。サーマルヘッド
１３の発熱により画像記録の行われた記録紙１１は、プ
ラテンローラ１２のさらなる回転によって排出ローラ１
６　（１６ａ、１６ｂ）方向に搬送され、１頁分の画像
記録が終了するとカッタ１５　（１５ａ、１５ｂ）の噛
合によって頁単位に切断される。

１７はインクシート１４を捲回しているインクシート供
給ロール、１８はインクシート巻取ロールであって、後
述するインクシート搬送用モータにより駆動され、イン
クシート１４を矢印ａ方向に巻取るものである。なお、
このインクシート供給ロール１７及びインクシート巻取
りロール１８は、装唇本体内のインクシート装填部７０
に着脱可能に装填されている。さらに、１９はインクシ
ート１４の残量検出やインクシート１４の搬送速度を検
出するためのセンサである。また、２０はインクシート
１４の有無を検出するためのインクシートセンサ、２１
はスプリングで、記録紙１１やインクシート１４を介し
て、プラテンローラ１２に対してサーマルヘッド１３を
押圧するものである。また、２２は記録紙の有無を検出
するための記録紙センサである。

次に、読取部１００の構成を説明する。

図において、３０は原稿３２を照射する光源で、原稿３
２で反射された光は光学系（ミラー５０．５１．レンズ
５２）を通してＣＣＤセンサ３１に入力され、電気信号
に変換される。原稿３２は図示しない原稿搬送用モータ
により駆動される搬送用ローラ５３，５４，５５．５６
により、原稿３２の読取り速度に対応して搬送される。

なお、５７は原稿積載台であって、この積載台５７に積
載された複数枚の原稿３２は搬送用ローラ５４と押圧分
離片５８との協動によって１枚ずつに分離されて、読取
部１００へ搬送される。

４１は制御部１０１の主要部を構成する制御基板で、こ
の制御基板４１より装置の各部に各種制御信号が出力さ
れる。また、１０６はモデム基板ユニット、１０７はＮ
ＣＵ基板ユニットである。

さらに、第４図はインクシート１４と記録紙１１の搬送
機構の詳細を示す図である。

図において、２４はプラテンローラ１２を回転駆動し、
記録紙１１を矢印ａ方向とは反対の矢印す方向に搬送す
るための記録紙搬送用モータである。また、２５はイン
クシート１４を矢印ａ方向に搬送するためのインクシー
ト搬送用モータである。さらに、２６．２７は記録紙搬
送用モータ２４の回転をプラテンローラ１２に伝達する
伝達ギア、２８．２９はインクシート搬送用モータ２５
の回転を巻取りロール１８に伝達する伝達ギアである。

このように記録紙１１とインクシート１４の搬送方向を
互いに逆にし、インクシート１４と記録紙１１とが、サ
ーマルヘッド１３とプラテンローラ１２とにより挟まれ
る領域で押圧されて接触するように構成されている。こ
のサーマルヘッド１１３によるプラテン１２への押圧力
は解除されることがないため、記録紙１１を矢印す方向
に搬送すると、インクシート１４も同じ方向に引っ張ら
れて、移動しようとする。このとぎ、インクシート搬送
用モータ２５の励磁電流がオフになっていると、インク
シート搬送用モータ２５が自由に回転できるため、イン
クシート１４が矢印ａ方向と反対の方向に引っ張られて
しまい、インクシート１４にしわやたるみが発生する。

この実施例ではこれを防止するために、記録紙１１を搬
送するときはインクシート搬送用モータ２５のホールデ
ィング・トルクを増大させて、記録紙１１の移動につれ
てインクシート１４が矢印す方向に搬送されるのを防止
するものである。

第１図は実ｈＯｉ例のファクシミリ装置における制御部
１０１と記録部１０２との電気系接続を示す図で、他の
図面と共通する部分は同一図番で示している。

サーマルヘッド１３はラインヘッドである。そして、こ
のサーマルヘッド１３は、制御部１０１よりの１ライン
分のシリアル記録データやシフトクロック４３を入力す
るためのシフトレジスタ１３０、ラッチ信号４４により
シフトレジスタ１３０のデータをラッチするラッチ回路
１３１．１ライン分の発熱抵抗体からなる発熱素子１３
２を備えている。ここで、発熱抵抗体１３２は１３２−
１〜１３２−ｍで示されたｍ個のブロックに分割して駆
動されている。また、１３３はサーマルヘッド１３に取
付けられている、サーマルヘッド１３の温度を検出する
ための温度センサである。この温度センサ１３３の出力
信号４２は、制御部１０１内でＡ／Ｄ変換されて前記Ｃ
ＰＵ１１３に入力される。これによりＣＰＵ１１３はサ
ーマルヘッド１３の温度を検知し、その温度に対応して
ストローブ信号４７のパルス幅を変更したり、あるいは
サーマルヘッド１３のｆｆ１ｉｔｌＴ４圧などを変更し
て、インクシート１４の特性に応じてサーマルヘッド１
３への印加エネルギーを変更している。

このインクシート１４の種類（特性）は、操作部１０３
の図示しないスイッチや、インクシート１４に印刷され
たマークなどを検出して判別するようにしても良く、ま
たインクシートのカートリッジに付されたマークや切り
欠きあるいは突起などを判別して行うようにしても良い
。

４６は制御部１０１よりサーマルヘッド１３の駆動信号
を入力し、サーマルヘッド１３を各ブロック単位で駆動
するストローブ信号４フを出力する駆動回路である。な
お、この駆動回路４６は制御部１０１の指示により、サ
ーマルヘッド１３の発熱素子１３２に電流を供給する電
源線４５に出力する電圧を変更してサーマルヘッド１３
の印加エネルギーを変更することができる。３４はカッ
タ１５を噛合させて駆動する駆動部で、カッタ駆動用の
モータなどを含んでいる。３９は排紙用ローラ１６を回
転駆動する排紙用モータである。

３５．４８．４９はそれぞれ対応する排紙用モータ３９
、記録紙搬送用モータ２４及びインクシート搬送用モー
タ２５を回転駆動するモータ駆動回路である。

３２は制御部１０１より出力されるモータ駆動回路４９
の励磁電流の制御を行う電流制御信号、３３は同じく制
御部１０１より出力される、モータ駆動回路４９の相励
磁を指示する相励磁信号である。なお、これら排紙用モ
ータ３９や記録紙搬送用モータ２４及びインクシート搬
送用モータ２５は、この実施例ではステッピングモータ
であるが、これに限定されるものでなく、例えばＤＣモ
ータであっても良い。

［記録動作の説明　（第１図〜第５図）］第５図はこの
実施例のファクシミリ装置における１頁分の記録処理を
示すフローチャートで、この処理を実行する制御プログ
ラムは制御部１０１のＲＯＭ１１４に記憶されている。

この処理は記録する１ライン分のイメージデータがライ
ンメモリ１１０に格納されて、記録動作が開始できる状
態になることにより開始される。

まずステップＳ１で１ライン分の記録データをシリアル
でシフトレジスタ１３０に出力する。そして、１ライン
の記録データの転送が終了すると、ステップＳ２でラッ
チ信号４４を出力して、ラッチ回路１３１に１ライン分
の記録データを格納する。次にステップＳ３で、記録す
る１ラインの画像データが全て白（データがないか）か
どうかをみる。

白ラインデータでなければステップＳ４に進み、インク
シート搬送用モータ２５を駆動してインクシート１４を
１ライン分、第４図の矢印ａ方向に搬送する。そして、
ステップＳ５で記録紙搬送用モータ２４を駆動して、記
録紙１１を矢印す方向に１ライン分搬送する。なお、こ
の１ライン分はサーマルヘッド１３により記録される１
ドツトの長さに相当する長さである。ステップＳ６で記
録紙搬送用モータ２４とインクシート搬送用モータ２５
とをパワーダウンし、ステップＳ７で発熱抵抗体１３２
の各ブロックごとに通電して画像の記録を行う。こうし
て、１ラインの記録が終了するとステップＳ８に進み、
１頁分の記録が終了したかをみる。１頁分の記録が終了
していないとぎはステップＳ９に進み、次のラインの記
録データをサーマルヘッド１３に転送してステップＳ２
に戻る。

一方、ステップＳ３で１ラインの記録データが存在しな
い白ラインのときはステップＳＩＯに進み、電流制御信
号３２によりインクシート搬送用モータ２５の励磁電流
をアップさせて、インクシート搬送用モータ２５のホー
ルディング・トルクを増大させる。そして、ステップＳ
ｌｌで記録紙搬送用モータ２４を所定のステップ数駆動
して記録紙１１を１ライン分搬送する。これにより、記
録紙１１を搬送してもインクシート１４がつれ動きする
ことがない。次にステップＳ１２に進み、記録紙搬送用
モータ２４とインクシート搬送用モータ２５の励磁電流
を落してパワーダウンさせて、ステップＳ８に進む。

ステップＳ８で１頁分の記録が終了するとステップＳ１
３に進み、ステップＳＩＯのときと同様にして、インク
シート搬送用モータ２５の励６１２電流を大きくして、
ボールディング・トルクを増大させる。次にステップＳ
１４に進み、記録紙１１を所定量排紙ローラ１６ａ、１
６ｂ方向に送る。

そして、ステップＳ１５でカッタ１５ａ、１５ｂを駆動
して噛合させ、記録紙１１を頁単位に切断する。次にス
テップＳ１６で記録紙搬送用モータ２４を反転駆動し、
記録紙１１をサーマルヘッド１３とカッタ１５の間隔に
相当する距離だけ戻す。そしてステップＳ１７に進み、
インクシート搬送用モータ２５と記録紙搬送用モータ２
４の励６ｎ電力をパワーダウンさせ、１頁の画像記録処
理を終了する。

なお、ステップＳ４とステップＳ５で示したように、イ
ンクシート搬送用モータ２５の搬送駆動は、記録紙搬送
用モータ２４の搬送駆動よりも先にすることが望ましい
。これは、インクシート搬送用モータ２５が駆動されて
も、そのモータの特性や駆動伝達系の特性などにより、
実際にインクシート１４の搬送が開始されるまでに時間
的な遅れが生じるためである。なお、記録紙搬送用モー
タ２４の駆動を先に行っても同様の効果が得られるが、
記ｔ１紙１１の搬送を開始してからサーマルヘッド１３
の駆動（ステップｓ７に示した記録動作）までの時間が
犬ぎくなると、記録されたドツト間に隙間ができるなど
のおそれがある。

このように、記録紙１１を搬送するときには、インクシ
ート搬送用モータ２５の励磁電力を上昇させることによ
り、記録紙１１の移動に伴なうインクシート１４のつれ
動きを防止できる効果がある。

なお、この実施例ではインクシート１４を停止した状態
で記録紙１１のみを搬送する場合で説明したが、記録紙
１１を停止した状態でインクシート１４のみを搬送する
ときは、記録紙搬送用モータ２４の励磁電流を大きくし
て、記録紙１１がインクシート１４につれ動きするのを
防止するようにすれば良い。

第６図は時間に対するモータの相励磁電流Ｉの状態を示
す図で、６０は励磁電流Ｉを大キ＜シてパワーアップし
た状態を示す、６１は相励磁電流Ｉを小さくして、パワ
ーダウンした状態を示している。

なお、熱転写プリンタにおける加熱方式は、前述したサ
ーマルヘッドを用いるサーマルヘッド方式に限定される
ものでなく、例えば通電方式あるいはレーザ転写方式を
用いても良い。

また、この実施例では、サーマルラインヘッドを使用し
たときの例で説明したがこれに限定されるものでなく、
所謂シリアル型の熱転写プリンタであっても良い。

さらに、前述した実施例では、熱転写プリンタをファク
シミリ装置に適用した場合で説明したがこれに限定され
るものでなく、例えば本発明の熱転写記録装置はワード
プロセッサ、タイプライタあるいは複写装置などにも適
用できる。

また、記録媒体としては記録紙に限らずに、インク転写
が可能な材質であれば、例えば布、プラスチックシート
などが挙げられる。また、インクシートは実施例で示し
たロール構成に限定されずに、例えば記録装置本体に着
脱可能なカセットごと記録装置本体に着脱する、所謂イ
ンクシートカセットタイプなどであっても良い。

以上説明したようにこの実施例によれば、記録紙あるい
はインクシートのみを搬送駆動するときは、搬送駆動し
ない方の記録紙あるいはインクシートの搬送用モータの
励磁電流を大きくして、そのホールディング・トルりを
１曽大させることにより、搬送駆動していない方の記録
紙あるいはインクシートの移動を防止できる効果がある
。

これは特に、記録データが存在しないラインが多く、白
スキップの回数が多くなるファクシミリ等の記録装置に
おいて有効となる。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、記録媒体あるいは
インクシートの搬送時には、搬送されないインクシート
あるいは記録媒体を、停止状態に保持する力を増大させ
ることにより、記録紙とインクシートとがつれ動きする
のを防止できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の制御部と記録部との電気的接続を示す
図、第２図は実施例のファクシミリ装置の概略構成を示すブ
ロック図、第３図は実施例のファクシミリ装置の機構部を示す側断
面図、第４図はインクシートと記録紙の搬送系の構造を示す図
、第５図は実施例の記録処理を示すフローチャート、そし
て第６図はモータの相励磁のモデルを示す図である。図中、１０・・・ロール状記録紙、１１・・・記録紙、
１２・・・プラテンローラ、１３・・・サーマルヘッド
、１４・・・インクシート、１５・・・カッタ、１６・
・・排出ローラ、１７・・・インクシート供給ロール、
１８・・・インクシート巻取ロール、１９・・・インク
シ一トセンサ、２０・・・インクシート有無センサ、２
１・・・スプリング、２２・・・記録紙有無センサ、２
４・・・記録紙搬送用モータ、２５・・・インクシート
搬送用モータ、３２・・・電流制御信号、３３・・・相
励磁信号、３９・・・排紙用モータ、３５，４８．４９
・・・モータ駆動回路、１００・・・読取部、１０１・
・・制御部、１０２・・・記録部、１０３・・・操作部
、１０４・・・表示部、１０５・・・電源、１０６・・
・モデム、１０７・・・ＮＣＵ、１１０・・・ラインメ
モリ、１１１・・・符号化／復号化部、１１２・・・バ
ッファメモリ、１３２・・・発熱抵抗体（発熱素子）で
ある。第４図り相や稙第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）インクシートの有するインクを記録媒体に転写し
て、前記記録媒体に画像の記録を行う熱転写記録装置で
あつて、前記インクシートを搬送するインクシート搬送手段と、前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、前記イン
クシートに作用して前記記録媒体に画像の記録を行う記
録手段と、前記記録媒体あるいは前記インクシートのいずれかの搬
送駆動時、搬送駆動されない方の前記インクシートある
いは前記記録媒体を停止状態に保持する保持力を増大さ
せる保持手段とを有することを特徴とする熱転写記録装置。
（２）前記インクシート搬送手段あるいは前記記録媒体
搬送手段の少なくともいずれかはモータを含み、前記保
持手段は前記モータのホールディング・トルクを増大さ
せるようにしたことを特徴とする請求項第１項に記載の
熱転写記録装置。
（３）前記記録手段による記録時、前記インクシートと
前記記録媒体は対向する方向に搬送されることを特徴と
する請求項第１項に記載の熱転写記録装置。
（４）インクシートの有するインクを記録媒体に転写し
て、前記記録媒体に画像の記録を行う熱転写記録装置を
用いたファクシミリ装置であつて、原稿画像を読取つて
入力する画像入力手段と、画像信号を送受信する送受信
手段と、前記インクシートを搬送するインクシート搬送手段と、前記記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段と、前記イン
クシートに作用して前記記録媒体に画像の記録を行う記
録手段と、前記記録媒体あるいは前記インクシートのいずれかの搬
送駆動時、搬送駆動されない方の前記インクシートある
いは前記記録媒体を停止状態に保持する保持力を増大さ
せる保持手段とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
（５）前記インクシート搬送手段あるいは前記記録媒体
搬送手段の少なくともいずれかはモータを含み、前記保
持手段は前記モータのホールディング・トルクを増大さ
せるようにしたことを特徴とする請求項第４項に記載の
ファクシミリ装置。
（６）前記記録手段による記録時、前記インクシートと
前記記録媒体は対向する方向に搬送されることを特徴と
する請求項第４項に記載のファクシミリ装置。