JPH04235851A - シート搬送方法及び前記シート搬送方法を用いた記録装置 - Google Patents

シート搬送方法及び前記シート搬送方法を用いた記録装置

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JPH04235851A
JPH04235851A JP9115690A JP1569091A JPH04235851A JP H04235851 A JPH04235851 A JP H04235851A JP 9115690 A JP9115690 A JP 9115690A JP 1569091 A JP1569091 A JP 1569091A JP H04235851 A JPH04235851 A JP H04235851A
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JP
Japan
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recording
sheet
sheet material
conveying
roller
Prior art date
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Application number
JP9115690A
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English (en)
Inventor
Shigeji Kurita
茂治 栗田
Toshiyuki Hayashi
敏行 林
Toshiyuki Takano
敏行 高野
Masahiro Funakoshi
雅浩 船越
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロール状に巻き付けられ
たシート材のたるみを除去するシート搬送方法、及び前
記シート搬送方法を適用した記録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ,プリンタ等の記
録装置の記録系には、一般にロール状に巻き付けた長尺
状のシート材が用いられ、ライン型の記録ヘッドにより
1ラインごとに記録を行うように構成されている。
【0003】例えば図6に示すファクシミリ装置にあっ
ては、ロール状に巻き付けたシートロール50aより引
き出された記録シート50を、記録ヘッド51と圧接し
たプラテンローラ52でシート搬送方向下流側(以下単
に『下流側』という)に搬送し、記録情報に応じて前記
記録ヘッド51により画像を記録する。そして、画像記
録後の記録シート50は、カッター53により1頁分の
画像毎に切断されて装置外に排出される。上記切断後の
記録シート50は、前記プラテンローラ52を逆転駆動
して先端部を前記記録ヘッド51とプラテンローラ52
との圧接部まで戻すように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記構成
にあっては、記録シート50は切断後にプラテンローラ
52によって記録位置まで戻されるため、プラテンロー
ラ52よりシート搬送方向上流側(以下単に『上流側』
という)で記録シート50がたるんだ状態となる。従っ
て、次に記録を開始する場合に、上記たるみ分について
はバックテンションが加わっていないため、プラテンロ
ーラ52の搬送負荷が減り、駆動源のモータ(図示せず
)の駆動が不安定となり記録シート50の搬送むらを生
ずるおそれがあった。
【0005】また前記記録シート50にたるみが生ずる
と、記録シート50とプラテンローラ52との巻き付き
角が小さくなり、上記プラテンローラ52の記録シート
50の搬送力が低下するおそれがあった。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、記録開始位置に戻されたシート材のたるみを除去
することにより、プラテンの駆動を安定させて前記シー
ト材の搬送むらを防止したシート搬送方法及び前記シー
ト搬送方法を適用した記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される手段は、シート
搬送方法にあっては、搬送回転体を用いてシート材をシ
ート搬送方向上流側に搬送する場合には連れ回りし、シ
ート搬送方向下流側に搬送する場合には前記シート材に
搬送負荷を付与することを特徴とする。また記録装置に
あっては、記録情報に応じてシート材に像を記録する記
録手段と、前記記録手段と対向して設けられたプラテン
と、前記シート搬送方法を適用した搬送手段とを有する
ことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記手段によれば、シート材を搬送するにあた
って搬送回転体を用い、前記搬送回転体は上流側には連
れ回りして前記シート材を搬送し、下流側には前記シー
ト材に対して搬送負荷を付与する。また記録装置におい
ては、前記プラテンによりシート材の先端を上流側の記
録位置まで戻す場合には、前記搬送回転体を連れ回りさ
せて搬送し、記録位置と搬送手段との間に形成される前
記シート材のたるみを除去する。また記録動作時には、
前記プラテンにより下流側に搬送されるシート材に対し
て、前記搬送回転体によりバックテンションが付与され
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を適用した記録
装置の一実施例について説明する。尚、本実施例は記録
装置としてファクシミリ装置について説明するものとす
【0010】図1はファクシミリ装置の概略構成を示す
断面説明図、図2は装置全体の制御手段を示すブロック
図、図3はシート材の搬送手段を示す斜視説明図、図4
は記録手段の制御系を示すブロック図、図5は記録動作
を示すフローチャートである。
【0011】先ず本発明を適用したファクシミリ装置の
概略構成について、図1を参照して説明する。このファ
クシミリ装置は原稿読取部A,記録部B,及び制御部C
から構成されている。
【0012】先ず原稿読取部Aについて説明すると、フ
ァクシミリ装置の上面カバーを兼用した積載部材である
原稿トレイ1a上に積載した原稿1は、原稿挿入口2よ
り挿入されると、予備搬送ローラ3aとこれに圧接する
予備従動ローラ3bにより順次給送され、次いで分離ロ
ーラ4aとこれに圧接する分離押圧片4bとにより一枚
ずつ分離された後、後述の原稿搬送用モータにより駆動
される搬送ローラ対5a,5bと排出ローラ対6a,6
bにより下流側に搬送されるように構成されている。
【0013】画像読取位置に搬送された原稿1は、光源
7より光を照射され、その反射光をミラー8及びレンズ
9を介してCCD等の光電変換素子10に結像させて電
気信号に変換され、その画像情報を他機の記録部に送信
するように構成されている。そして、画像読取後の原稿
1は、前記排出ローラ対6a,6bにより搬送されて、
原稿排出口付近に配置された排出トレイ11に排出され
る。
【0014】尚、12は送信開始等のファンクションキ
ーやテンキー等を有する操作部、13は上記操作部12
により入力された状態を表示する表示部である。上記操
作部12にはインクシート17の種類を指示するスイッ
チ12aが設けられており、スイッチ12aがONの場
合には、マルチプリントのインクシート17が、OFF
の場合には通常のインクシート17が装着されたことを
指示する。
【0015】次に記録部Bについて説明すると、14は
長尺状の普通紙を用いたシート材であって、これを内芯
14aにロール状に巻き付けたシートロール14bが、
落とし込み式のロールホルダー15に収納されている。
【0016】16aはインクシート17を巻き付けたイ
ンクシート供給ロール、16bは上記インクシート17
を巻き取るためのインクシート巻取ロールである。この
インクシート巻取ロール16bは後述のインクシート搬
送用モータにより駆動され、インクシート17を矢印a
方向に巻き取るものである。上記インクシート供給ロー
ル16a,インクシート巻取ロール16bは、装置本体
内の装填部16cに着脱可能に装填されている。
【0017】また18は上記インクシート17の残量検
出や搬送速度を検出するためのセンサであり、19はイ
ンクシートの有無を検出するためのインクシートセンサ
である。20は上記インクシート17をガイドするため
のガイドローラである。
【0018】次に21は記録情報に応じて前記シート材
14に像を記録する記録手段である記録ヘッドである。 上記記録ヘッド21には記録情報に応じて個々通電発熱
する発熱素子が一列に配列されている。22は上記記録
ヘッド21に対向して設けられた回動可能なプラテンロ
ーラである。前記記録ヘッド21は裏面側よりスプリン
グ21eにより付勢されて、前記プラテンローラ22の
表面に圧接している。従って、上記プラテンローラ22
を回転させてシート材14を矢印b方向に搬送すると共
に、これに同期させて画像信号に応じた記録ヘッド21
の発熱素子を発熱させることにより画像記録を行うよう
に構成されている。
【0019】前記記録ヘッド21より上流側には、前記
シート材14を上流側に搬送するための搬送回転体であ
る搬送ローラ23a、及び従動回転体であるピンチロー
ラ23bが配置されている。上記ピンチローラ23bは
、前記原稿トレイ1a側に図示しない軸受を介して回転
可能に取り付けられており、回転軸の両端を図示しない
バネ材により支持されている。このバネ材によって、上
記ピンチローラ23bを搬送ローラ23aに圧接するよ
うに構成されている。また上記記録ヘッド21と搬送ロ
ーラ23aとの間には、シート材14の有無を検出する
ためのシートセンサ24が配設されている。
【0020】また25a,25bは記録後のシート材1
4を切断するためのカッターであり、26a,26bは
切断後のシート材14を装置外に排出するための排出ロ
ーラ対である。尚、前記シート材14若しくはインクシ
ート17を交換する際には、原稿トレイ1aを支点1b
を中心に回転させて、記録系Bの上面を開放することに
よって行うことができる。
【0021】前記シートロール14bより引き出された
シート材14、及びインクシート供給ロール16aより
繰り出されたインクシート17は、記録位置において記
録ヘッド21によりプラテンローラ22に押圧され、こ
のとき画像信号に応じた記録ヘッド21の発熱素子を発
熱させることにより画像を記録する。そして、記録済み
のシート材14は、カッター25a,25bに導かれ、
頁単位に画像後端からカットされて排出ローラ対26a
,26bにより装置外に排出される。
【0022】Cは上記ファクシミリ装置の制御部を示し
ており、装置全体に電力を供給する電源部27,以下に
述べる制御部品を装備した制御基板28,モデム基板ユ
ニット29,電話器30aを接続するNCU基板ユニッ
ト30等が配置されている。
【0023】ここで上記制御部Cの構成を図2に示すブ
ロック図を参照して説明する。制御部Cは、記録装置全
体の制御を行うCPU31aと、図5に示すフローチャ
ートに示す制御内容及び各種データ等を格納したROM
31bと、上記CPU31aのワークエリアとして使用
されると共に、記録枚数等の各種データの一時保存を行
うRAM31c等を有する。
【0024】また32は画像データの各ラインのイメー
ジを格納するラインメモリであって、原稿の送信若しく
はコピーの場合は原稿読取部Aからの1ライン分のイメ
ージデータが格納され、画像データの受信の場合は復号
された1ライン分のデータが格納される。そして上記ラ
インメモリ32に格納された各種データは、記録部Bに
出力されることによって、画像記録が行われる。
【0025】また33は送信する画像情報をMH符号化
等により符号化したり、受信した符号化画像データを復
号化してイメージデータに変換する符号化/復号化部で
ある。34は送受信された符号化画像データを格納する
バッファメモリである。
【0026】次に図3を参照して前記シート材14及び
インクシート17の搬送機構について詳細に説明する。 図3において、35はプラテンローラ22を回転駆動す
るためのシート搬送用モータである。また36はインク
シート17を矢印a方向に搬送するためのインクシート
搬送用モータである。上記シート搬送用モータ35は、
モータギヤ35aを介してプラテンローラ22の回転軸
に取り付けられたプラテンギヤ22aに噛合している。 またインクシート搬送用モータ36は、モータギヤ36
aを介してインクシート巻取ロール16bに同軸に取り
付けられた巻取ギヤ16dに噛合している。
【0027】また37は前記搬送ローラ23aの回転軸
に取り付けられた滑りクラッチであり、図示しない本体
フレームに固定されている。この滑りクラッチ37は、
前記搬送ローラ23aに対して回転負荷を与えるもので
あり、矢印d方向に回転するとロック状態となる一方向
クラッチが組み込まれている。
【0028】従って、前記搬送ローラ23aは前記滑り
クラッチ37に組み込まれた一方向クラッチにより矢印
d方向には回転せずに前記シート材14に対して搬送負
荷を付与し、前記シート材14の搬送に伴って矢印e方
向に連れ回りする。よって、前記搬送ローラ23aはプ
ラテンローラ22によるシート材14の矢印b方向への
搬送には寄与せず、矢印c方向への搬送にのみ寄与する
ように構成されている。
【0029】次に図4を参照して、前記記録部Bと制御
部Cとの電気系接続について説明する。前記記録ヘッド
21としては、本実施例ではライン型のサーマルヘッド
が用いられており、この記録ヘッド21は前記制御部C
より1ライン分のシリアル記録データ38を入力するた
めのシフトレジスタ21a、ラッチ信号39により上記
シフトレジスタ21aのデータをラッチするラッチ回路
21b、1ライン分の発熱抵抗体からなる発熱素子21
cを装備している。上記発熱素子21cは21c−1〜
21c−mに示すようにm個のブロックに分割されて駆
動されるものである。 また前記記録ヘッド21には、温度を検出するための温
度センサ21dを装備しており、この温度センサ21d
の出力信号40は、制御部C内でA/D変換されて前記
CPU31aに入力される。これによって、前記CPU
31aは記録ヘッド21の温度を検出して、その温度に
応じてストローブ信号41のパルス幅を変更したり、或
いは記録ヘッド21の駆動電圧等を変更して、インクシ
ート17の特性に応じて記録ヘッド21への印加エネル
ギーを変更している。
【0030】上記インクシート17の種類(特性)は、
前述したスイッチ12aにより選択されているが、イン
クシート17に印刷されたマーク等を検出してその種類
や特性を判別することも可能である。またインクシート
17を収納するカートリッジに付されたマークや切欠或
いは突起等を判別することも可能である。
【0031】42は前記制御部Cより記録ヘッド21の
駆動信号を入力し、上記記録ヘッド21を各ブロック単
位で駆動するストローブ信号41を出力する記録ヘッド
駆動回路である。この記録ヘッド駆動回路42は、前記
制御部Cの指示により、記録ヘッド21の発熱素子21
cに電流を供給するための電源線43に出力する電流の
制御時間を変更することによって、記録ヘッド21の印
加エネルギーを変更することができる。
【0032】また44,45は前記シート搬送用モータ
ー35,インクシート搬送用モーター36を夫々回転駆
動するモータ駆動回路である。上記各モータ35,36
としては、ステッピングモータを使用しているが、これ
に限定されるものではなくDCモーター等であってもよ
い。
【0033】次に本実施例に示すファクシミリ装置を使
用した1頁分の記録動作を図5に示すフローチャートを
参照して説明する。以下の処理は、制御部CのROM3
1bに記憶されているプログラムにしたがって行われる
。 またこの処理は、記録する1ライン分のイメージデータ
がラインメモリ32に格納されて、記録開始待機状態に
なることにより開始される。
【0034】まずステップS1おいて、1ライン分の記
録データ38をシリアルでシフトレジスタ21aに出力
する。1ライン分の記録データ38の転送が終了すると
、ステップS2に移行してラッチ信号39を出力して、
ラッチ回路21bに1ライン分の記録データを格納する
【0035】次にステップS3に移行してインクシート
搬送用モータ36によりインクシート巻取ロールを駆動
して、インクシート17を(1/n)ライン分だけ図1
に示す矢印a方向に搬送する。そして、ステップS4に
移行してシート搬送用モータ35によりプラテンローラ
22を駆動して、シート材14を矢印b方向に1ライン
分搬送する。この1ライン分は記録ヘッド21により記
録される1ドットの長さに相当する長さである。
【0036】次にステップS5に移行して記録ヘッド2
1の発熱素子21cの各ブロックに通電する。そしてス
テップS6に移行してブロック数mの全てに通電された
かを判断し、発熱素子21cの全ブロックに通電されて
1ライン分の記録が終了すると、ステップS7に移行し
て1頁分の記録が終了したかを判断する。1頁分の記録
が終了していない(NO)場合には、ステップS8に移
行して次の記録データ38を記録ヘッド21に転送して
、ステップS2以降の動作を繰り返す。またステップS
7で1頁分の記録が終了している(YES)場合には、
ステップS9に移行する。
【0037】ステップS9においては、シート材14を
排出ローラ対26a,26bを駆動させて矢印b方向に
所定量搬送する。そしてステップS10に移行して、カ
ッター25a,25bによりシート材14を頁単位で切
断する。
【0038】次にステップS11に移行して、切断後の
シート材14は、シート搬送用モータ35によりプラテ
ンローラ22を逆転駆動して、記録ヘッド21とカッタ
ー25a,25bとの間隔に相当する距離だけ先端部が
戻されて1頁分の記録を終了する。
【0039】次に上記記録動作における搬送ローラ23
aの制御動作について説明する。前記ステップS4の記
録動作開始からステップS9のカッター動作が開始する
までは、シート材14は矢印b方向に搬送されており、
この時搬送ローラ23aはプラテンローラ22によるシ
ート材14の搬送に伴って矢印d方向に連れ回ろうとす
る。しかし、滑りクラッチ37に組み込まれた一方向ク
ラッチはロック状態となるので、上記滑りクラッチ37
による負荷が搬送ローラ23aに与えられることとなり
、シート材14にバックテンションが付与される。従っ
て、前記プラテンローラ22対する負荷が適正に保たれ
るので、前記シート搬送用モータ35のトルク過多によ
り前記プラテンローラ22の駆動が不安定になるのを防
止することができる。
【0040】また前記ステップS11において、切断後
のシート材14が矢印c方向に搬送される場合には、前
記滑りクラッチ37に組み込まれた一方向クラッチは矢
印e方向に自由に回転可能であるので、滑りクラッチ3
7による負荷が与えられることがなく、搬送ローラ23
a,ピンチローラ23bがプラテンローラ22の近傍に
位置することから、シート材14の腰によって連れ回る
。従って、前記シート材14は搬送ローラ対23a,2
3bとプラテンローラ22との間でたるみが生じない。
【0041】また前記ステップS3及びステップS4で
示したように、インクシート搬送用モータ36の駆動は
シート搬送用モータ35の駆動より先に行うことが望ま
しい。これは、インクシート搬送用モータ36が駆動さ
れても、そのモータ36の特性や駆動伝達系の特性によ
り、実際にインクシート17の搬送が開始されるまでに
時間的な遅れが生ずるからである。また、前記シート搬
送用モータ35の駆動を先に行っても同様の効果がえら
れるが、シート材14の搬送を開始してから、記録ヘッ
ド21の駆動までの時間が大きくなると、記録されたド
ット間に隙間が生ずるおそれがあるからである。
【0042】更に本実施例では、搬送ローラ23aに滑
りクラッチ37を取り付けて負荷を加えることにより、
シート材14に対してバックテンションを付与している
が、前記シート材14の戻し分のたるみを吸収するため
に、搬送ローラ23aを駆動する駆動モータを設け、そ
の駆動モータのホールディングトルク或いはディテント
トルクを利用しても同様の効果が得られる。この場合に
は、滑りクラッチ37に組み込まれる一方向クラッチは
省略することができる。
【0043】尚、前述した実施例ではシート材14とイ
ンクシート17とを逆方向へ搬送して記録を行ういわゆ
るマルチプリントを例示したが、両シート14,17を
同一方向へ搬送して記録を行うワンタイムプリントであ
っても当然可能である。また記録方式は前記熱転写記録
方式に限定する必要はなく、感熱シートを用いる感熱記
録方式等他の記録方式を用いることも可能である。更に
前記搬送手段もローラ状のものに限定する必要はなく、
回転ベルト等の他の形式を用いることも可能である。
【0044】次に前記実施例における搬送手段のeの実
施例について説明する。前記実施例は、搬送ローラ23
a及びピンチローラ23bをプラテンローラ22の近傍
に設けたが、上記ピンチローラ23bを省略して搬送ロ
ーラ23aをプラテンローラ22に圧接してシート材1
4を挟むように構成することも可能である。
【0045】上記構成によっても、記録動作開始からカ
ッター動作を開始するまで、シート材14が矢印b方向
に搬送される時、前記搬送ローラ23aはプラテンロー
ラ22の回転と共に連れ回り、また滑りクラッチ37に
組み込まれた一方向クラッチはロック状態になるため、
前記滑りクラッチ37による負荷が搬送ローラ23aに
与えられて、シート材14に常にバックテンションを付
与することができる。
【0046】また、前記シート材14が矢印c方向に搬
送される時、前記搬送ローラ23aはプラテンローラ2
2と共に連れ回りするが、前記一方向クラッチは自由に
回転できるので、前記滑りクラッチ37による負荷が搬
送ローラ23aに付与されることはなく、シート材14
がプラテンローラ22の周上でたるむことがない。
【0047】
【発明の効果】本発明は前述のように、シート材を搬送
するにあたって搬送回転体を用い、前記搬送回転体は上
流側には連れ回りして前記シート材を搬送し、下流側に
は前記シート材に対して搬送負荷を付与する。従って、
シート材のたるみを防止して安定した搬送を行うことが
できる。また記録装置にあっては、記録位置に戻された
シート材のたるみ分が記録されている間、前記搬送回転
体により前記シート材にバックテンションが与えられて
いる。従って、前記シート材がたるむことにより生ずる
プラテンにおける搬送負荷の軽減によって、前記プラテ
ンの駆動源の駆動が不安定になるのを防止することがで
きる。また記録部におけるシート搬送力が安定するので
、送りむらがなくしかも画像品位を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の概略構成を示す断面説明図
である。
【図2】装置全体の制御手段を示すブロック図である。
【図3】シート材の搬送手段を示す斜視説明図である。
【図4】記録手段の制御系を示すブロック図である。
【図5】記録動作を示すフローチャートである。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
Aは原稿読取部、Bは記録部、Cは制御部、1は原稿、
1aは原稿トレイ、1bは支点、2は原稿挿入口、3a
は予備搬送ローラ、3bは予備従動ローラ、4aは分離
ローラ、4bは分離押圧片、5a,5bは搬送ローラ対
、6a,6bは排出ローラ対、7は光源、8はミラー、
9はレンズ、10は光電変換素子、11は排出トレイ、
12は操作部、12aはスイッチ、13は表示部、14
はシート材、14aは内芯、14bはシートロール、1
5はロールホルダー、16aはインクシート供給ロール
、16bはインクシート巻取ロール、16cは装填部、
16dは巻取ギヤ、17はインクシート、18はセンサ
、19はインクシートセンサ、20はガイドローラ、2
1は記録ヘッド、21aはシフトレジスタ、21bはラ
ッチ回路、21cは発熱素子、21dは温度センサ、2
1eはスプリング、22はプラテンローラ、22aはプ
ラテンギヤ、23aは搬送ローラ、23bピンチローラ
、24はシートセンサ、25a,25bはカッター、2
6a,26bは排出ローラ対、27は電源部、28は制
御基板、29はモデム基板ユニット、30はNCU基板
ユニット、30aは電話器、31aはCPU、31bは
ROM、31cはRAM、32はラインメモリ、33は
符号化/復号化部、34はバッファメモリ、35はシー
ト搬送用モータ、35a,36aはモータギヤ、36は
インクシート搬送用モータ、37は滑りクラッチ、38
は記録データ、39はラッチ信号、40は出力信号、4
1はストローブ信号、42は記録ヘッド駆動回路、43
は電源線、44,45はモータ駆動回路である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  搬送回転体を用いてシート材を搬送す
    るシート搬送方法において、前記搬送回転体は、前記シ
    ート材をシート搬送方向上流側に搬送する場合には連れ
    回りし、シート搬送方向下流側に搬送する場合には前記
    シート材に搬送負荷を付与することを特徴とするシート
    搬送方法。
  2. 【請求項2】  記録情報に応じてシート材に像を記録
    する記録手段と、前記記録手段と対向して設けられたプ
    ラテンと、前記請求項1記載のシート搬送方法を適用し
    た搬送手段と、を有する記録装置。
  3. 【請求項3】  前記搬送手段は前記記録手段の近傍に
    設けられている請求項2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】  前記搬送手段は前記搬送回転体がプラ
    テンに圧接するように配置された請求項2記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】  前記搬送手段に滑りクラッチと一方向
    クラッチを設けた請求項2記載の記録装置。
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