JPH06278298A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH06278298A
JPH06278298A JP6827193A JP6827193A JPH06278298A JP H06278298 A JPH06278298 A JP H06278298A JP 6827193 A JP6827193 A JP 6827193A JP 6827193 A JP6827193 A JP 6827193A JP H06278298 A JPH06278298 A JP H06278298A
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JP
Japan
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ink ribbon
thermal head
printing
platen roller
roll
Prior art date
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Application number
JP6827193A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Nose
佳孝 能勢
Masaaki Kobori
昌昭 小堀
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクリボンの巻き戻し時にインクリボンの
損傷を防止でき、かつ、構成が簡単で、印字品質の低下
を防止できる印字装置を提供すること。 【構成】 1枚の記録紙Pへの印字が終了する毎に、レ
バー43が回動してプラテンローラ22に対する感熱ヘ
ッド23の押圧力を減少させ、また、それと同時に、プ
ラテンローラ22及び供給ロール27を逆回転させてイ
ンクリボン24を所定量巻戻すようにしたした。すなわ
ち、インクリボン24の巻戻し時においても、プラテン
ローラ22と感熱ヘッド23とによりインクリボン24
を、印字動作時よりも弱い押圧力で挟持するようにし
た。その結果、供給ロール27に巻回されているインク
リボン24の外径が大きい場合でも、インクリボン24
には感熱ヘッド23押圧力で適度な負荷が加わっている
ため、巻取りロール28からインクリボン24が勢いよ
く引っ張り出されることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱ヘッドの発熱によ
りインクリボン上のインクを溶融させて用紙上に転写す
るようにした印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱転写型の印字装置は、感熱ヘッドが
プラテンローラに対向配置されている。そして、インク
リボンがこの感熱ヘッドとプラテンローラとの間で用紙
とともに挟持され、その状態で、前記感熱ヘッドの発熱
により用紙にインクの転写が行われるようになってい
る。そして、用紙へのインク転写後、インクリボンは巻
取りロールに巻き取られる。
【0003】現在インクリボンの種類としては、ワンタ
イムインクリボン及びマルチパスインクリボンの2種類
がある。前者のワンタイムインクリボンは、その印字画
質が高画質ではあるが、その印字回数が1回である。ま
た、後者のマルチパスインクリボンは、前者のワンタイ
ムインクリボンの印字画質よりもその印字画質は劣る
が、印字が複数回可能であるため、経済的な面でワンタ
イムインクリボンよりも有利である。ユーザはリボンを
その時に要求する印字画質や、印字回数に応じてインク
リボンを使い分けている。
【0004】前記マルチパスインクリボンの全部が巻取
りロールに巻取られてしまった場合には、各ロールの取
付位置を反転させることにより、再度記録紙への印字が
可能となる。すなわち、前回の印字時には供給ロールだ
ったロールが巻取りロールに、また、巻取りロールだっ
たロールが供給ロールとなる。つまり、2回印字が可能
なマルチパスインクリボンを使用する場合には、このロ
ール反転作業が1回行われることになり、また、3回印
字が可能なマルチパスインクリボンを使用する場合に
は、ロールの反転作業が2回行われることになる。
【0005】しかしながら、この場合にはマルチパスイ
ンクリボンの巻取りロールへの巻取りが完了する毎に、
ユーザ等が装置ケースから各ロールを取り外してその取
付位置を反転させなければならないため、非常にその作
業が面倒であるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これに対処するため
に、従来、インクリボンの使用完了後、そのインクリボ
ンを供給ロールに巻き戻すようにした装置が提案されて
いる。ところが、確実に用紙上にインクを転写するため
に、通常感熱ヘッドはプラテンローラに強い圧力で押圧
されている。すなわち、インクリボンはプラテンローラ
と感熱ヘッドとの間にかなり強い圧力で挟持されてい
る。
【0007】従って、このような状態でインクリボンが
巻き戻されると、そのインクリボンに無理な力が加わ
り、インクリボンに延びが発生したり、損傷する場合が
あった。この場合、次回の印字時に印字品質が低下した
り、さらには印字が不可能になったりする。
【0008】これを防止するために、リボンの巻き戻し
時に感熱ヘッドをプラテンから離間させる構成も提案さ
れている。ところが、この構成においては、感熱ヘッド
の移動を案内する構成等が必要になって、装置の構成が
複雑になる。また、この構成においては、感熱ヘッドが
プラテンローラから離間することにより、インクリボン
とプラテンローラとの間の係合関係が解除される。
【0009】このため、インクリボンとプラテンローラ
との同調関係が解除され、プラテンローラの回転速度が
一定であっても、供給ロール巻径の変化にともない、イ
ンクリボンの反転速度が変化する。従って、インクリボ
ンが歪んで供給ロール紙に巻回されたりすることがあ
り、次回の印字動作時に円滑にインクリボンが供給され
ない場合があった。
【0010】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的はインクリボンの巻き戻し
時にインクリボンの損傷を防止でき、かつ、構成が簡単
で、印字品質の低下を防止できる印字装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、感熱ヘッドとプラテンとの間にインク
リボンを用紙とともに挟持し、その状態でインクリボン
を一方向へ移動させて、感熱ヘッドの発熱によりリボン
インクを用紙上に転写する印字装置において、印字終了
後にインクリボンをその供給側に巻き戻す巻戻手段と、
その戻し時にインクリボンを挟持状態に維持したまま挟
持圧力を弱くする圧力調整手段とを設けたことを要旨と
する。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、用紙上への印字が終了す
ると、圧力調整手段によりプラテンローラと感熱ヘッド
とによるリボン挟持圧力が弱くなる。そして、巻戻手段
によりインクリボンが供給側へ巻き戻される。このと
き、リボン挟持圧力は印字動作時よりも弱くなっている
ことから、インクリボンが感熱ヘッド等に引掛かること
が少ない。また、このとき、インクリボンの移動速度と
プラテンローラの回転速度とが同調されていることか
ら、インクリボンの弛みが防止される。
【0013】
【実施例】以下、本発明をファクシミリ装置に具体化し
た一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】始めに、この実施例のファクシミリ装置の
構成を説明する。図1に示すように、装置ケース1内に
は、原稿G上の画像を読み取るための読取部2が配置さ
れている。装置ケース1の内には、受信された画像のデ
ータ等に基づいて記録紙P上に印字を行うための記録部
3が配置されている。装置ケース1内の下部には、前記
記録紙Pを収容するためのペーパカセット4a,4bが
着脱可能にそれぞれ装着されている。これらペーパカセ
ット4a,4bにはそれぞれサイズの異なる記録紙Pが
積層状態で収容されている。
【0015】前記装置ケース1の上部には原稿Gが積層
支持される原稿トレー6が配置され、送り補助ローラ7
の回転により、原稿Gに送り力が付与される。装置ケー
ス1内には、原稿Gを1枚ずつ繰り込むための分離ロー
ラ8及び分離パッド9が設けられている。前記分離ロー
ラ8の下流側には、一対のガイド板10により、原稿G
が通過する移送通路10aが形成されている。前記一方
のガイド板10には、読取窓11が形成されている。
【0016】そして、光源12から読取窓11を介して
原稿Gに照射された反射光が再度読取窓11を通過し、
複数のミラー13及びレンズ14を介して最終的にイメ
ージセンサ15に照射され、原稿Gの画像読み取りが行
われる。複数の送りローラ17は画像読み取り後の原稿
Gを原稿排出口16から排出する。
【0017】前記ペーパカセット4a,4bの上方に
は、半月状の給紙ローラ18がそれぞれ積極回転可能に
設置されている。そして、この給紙ローラ18の回転に
より、ペーパカセット4a,4b内からガイド板19を
介して記録紙Pが1枚ずつ記録部3に向かって送り出さ
れる。また、送りローラ20の回転力により、前記ペー
パカセット4から送り出される記録紙Pに、さらに送り
力が加えられる。
【0018】前記記録部3は、プラテンローラ22、同
プラテンローラ22に接触状態で配設された感熱ヘッド
23等から構成されている。そして、同プラテンローラ
22と感熱ヘッド23との間には、リボン収容カセット
21に収容されたマルチパスインクリボン(以下、単に
インクリボンという)24が挟持されている。前記プラ
テンローラ22はプラテン用モータPm(ここでは図示
せず)により積極回転する。プラテンローラ22にはロ
ータリエンコーダ61が連結され、同ロータリエンコー
ダ61は前記プラテンローラ22の回転量、すなわちイ
ンクリボン24の送り量に対応するパルスを発生するよ
うになっている。
【0019】図1及び図2に示すように、前記リボン収
容カセット21のフレームには前記インクリボン24を
巻回している供給ロール27が軸30を介して回転可能
に、かつ着脱可能に支持されている。同じく、リボン収
容カセット21のフレームには供給ロール27上のイン
クリボン24が巻き取られる巻取りロール28が軸31
を介して回転可能に、かつ着脱可能に支持されている。
【0020】前記軸30,31に形成されたギア35,
36には、ロール用モータRm(ここでは図示せず)と
連結するギア(図示せず)が噛合され、前記両ロール2
7,28はロール用モータRmの駆動力によって積極回
転される。
【0021】前記感熱ヘッド23は、ブラケット41に
取付固定されている。同ブラケット41は軸42により
装置ケース1内に回動可能に支持されている。すなわ
ち、感熱ヘッド23は装置ケース1内で軸42を中心と
して回動可能に支持されている。感熱ヘッド23の下方
には、レバー43が回転軸45を中心に回動可能に支持
されている。また、同レバー43には押圧部43aが突
出形成されている。同押圧部43aと前記感熱ヘッド2
3との間には、感熱ヘッド23をプラテンローラ22に
向けて押圧付勢するスプリング44が介在されている。
【0022】前記プラテンローラ22の上流側にはガイ
ド板50が設けられている。また、ガイド板50の上流
側には一対の供給用送りローラ47が積極回転可能に支
持されている。一方、プラテンローラ22の下流側に
は、一対の排出用送りローラ48が積極回転可能に支持
されている。そして、さらにその下流側には記録紙排出
トレー49が配置されている。前記供給用送りローラ4
7と前記ペーパカセット4a,4b側に配置された送り
ローラ20との間は、一対のガイド板46で形成された
記録紙送り通路51により連通されている。
【0023】従って、前記ペーパカセット4a,4bか
ら送り出された記録紙Pが、記録紙送り通路51を通過
して記録部3に供給されて、記録紙Pに所望のデータや
受信画情報等が印字される。そして、記録部3にて印字
された記録紙Pは、排出用送りローラ48の回転力にて
記録紙排出トレー49に排出される。
【0024】次に、ファクシミリ装置の電気的構成を図
5のブロック図に基づいて説明する。前記コントローラ
Cは中央処理装置(CPU)55、各制御用プログラム
を予め記憶した読み出し専用のメモリ(ROM)56及
び受信画情報や各種データを一時的に記憶する読み出し
及び書き込み可能なメモリ(RAM)57とから構成さ
れている。
【0025】前記CPU55の入力側には、ネットワー
クコントロールユニット(NCU)58及びモデム59
が接続されている。前記NCU58はCPU55からの
制御信号に基づいて電話回線の接・断続を行い、また、
モデム59は送受信データの変調及び復調を行う。
【0026】また、CPU55の入力側には、読取部2
及び装置ケース1の上面に設けられた操作パネルのキー
入力部60が接続されている。このキー入力部60に
は、インクリボン24の印字可能回数Nを設定するキー
や、各モードをセレクトするためのキー等が配設けられ
ている。さらに、CPU55の入力側には、プラテンロ
ーラ22の回転量を検出するロータリエンコーダ61が
接続されている。
【0027】一方、CPU55の出力側には、記録部3
の感熱ヘッド23、プラテン用モータPm、ロール用モ
ータRm及びレバー用モータLmが接続されている。C
PU55は、前記ROM56に記憶されている制御プロ
グラムに基づいて記録部3及び各モータPm,Rm,L
mを駆動制御する。
【0028】CPU55は、画情報を受信した際には、
前記RAM57に一時記憶した後、その画情報をどのサ
イズの記録紙Pに印字するか選択する。また、CPU5
5は、記録紙Pの選択を行った後、インクリボン戻し量
Rを算出する。この戻し量Rは、インクリボン24の印
字可能回数をNとしたとき、記録紙Pの送り方向の長さ
×(N−1)÷Nである。
【0029】CPU55はこのインクリボン戻し量Rを
算出した後、RAM57に記憶している画情報の印字を
開始するようになっている。そして、CPU55は、1
枚の記録紙Pに対する画情報の印字を終了した後、レバ
ー用モータLmを駆動させ、レバー43位置を図3から
図4の位置に切換保持するようになっている。レバー4
3の位置が図4の位置にある場合には、プラテンローラ
22に対する感熱ヘッド23の押圧力は、印字動作時
(図3の位置)よりも低くなる。しかし、この場合にお
いても、感熱ヘッド23はプラテンローラ22との間で
インクリボン24を挟持する。
【0030】なお、本実施例では図3の位置にレバー4
3が保持されている際の感熱ヘッド23のプラテンロー
ラ22に対する押圧力は約4kgf/cm2 、また、図
4の位置にレバー43が保持されている際の感熱ヘッド
23の押圧力は約1kgf/cm2 となるように設定さ
れている。
【0031】CPU55は、レバー用モータLmを駆動
させた後、プラテン用モータPm及びロール用モータR
mを逆回転させ、前記インクリボン戻し量Rだけ、イン
クリボン24の戻しを行うようになっている。CPU5
5は前記ロータリエンコーダ61から出力されるパルス
のカウント値が、インクリボン戻し量Rに対応するカウ
ント値に達した場合に、プラテン用モータPm及びロー
ル用モータRmの駆動を停止させるとともに、レバー4
3位置を図3の位置に復帰させる。なお、プラテンロー
ラ22の回転速度とインクリボン24の移動速度とが一
致するように、ロールモータRmの動力伝達系には同調
機構が内蔵されている。
【0032】本実施例においては、コントローラC及び
ロール用モータRm等により巻戻手段が構成され、コン
トローラC、レバー用モータLm及び前記レバー43、
スプリング44等により圧力調整手段が構成されてい
る。
【0033】次に、上記のように構成されたファクシミ
リ装置の作用を説明する。図6,7はCPU55によっ
て実行される制御の処理ルーチンを示すフローチャート
である。このフローチャートは、ROM56に格納され
たプログラムに基づいてCPU55の制御のもとに進行
する。
【0034】処理がこのルーチンに移行すると、まず、
ステップ101においてCPU55は、キー入力部60
からインクリボン24の印字可能回数Nが入力されるの
を待つ。ステップ102においては、画情報の受信を待
機し、ここで画情報を受信した場合には、ステップ10
3に移行してCPU55はその受信画情報をRAM57
に記憶保持させる。
【0035】ステップ104においては、CPU55は
受信画情報の記憶が完了したか否かを判別し、完了した
と判断した場合には、ステップ105に移行する。ステ
ップ105においてCPU55は、RAM57内の受信
画情報を、どのサイズの記録紙Pに印字するかを選択す
る。続くステップ106においては、CPU55はイン
クリボン巻き戻し量Rに達したか否かを判別する。そし
て、ステップ107においてCPU55は、記録部3を
駆動させて受信画情報の印字を開始する。
【0036】ステップ108においては、CPU55は
前記ステップ105において1枚の記録紙Pへの印字が
終了して、記録紙Pが記録部3から排出されたか否かを
判別する。ここで印字が終了したと判別した場合には、
次のステップ109に移行し、記録部3の駆動を停止さ
せて一旦印字動作を停止させる。次のステップ110に
おいては、CPU55はレバー用モータLmを駆動させ
て、レバー43を図4の位置まで回動させ、プラテンロ
ーラPmに対する感熱ヘッド23の押圧力を減少させ
る。続くステップ111においては、CPU55はプラ
テン用モータPm及びロール用モータRmを逆回転さ
せ、インクリボン24の反転動作を行う。なお、インク
リボン24の反転は、記録紙Pの送り方向の長さ×(N
−1)÷N、ずつ行われる。このため、インクリボン2
4は、記録紙Pの送り方向の長さ×(N−1)÷N、ず
つ順次使用可能回数分重複使用される。
【0037】ステップ112においてCPU55は、プ
ラテン用モータPmから発生されたパルスのカウント値
が、前記ステップ106において算出したインクリボン
反転量Rに達したか否かを判別する。ここでロータリエ
ンコーダ61から発生されたパルスのカウント値が、イ
ンクリボン戻し量Rに対応するパルスカウント値に達し
たと判断した場合には、ステップ113に移行する。
【0038】ステップ113においてCPU55は、ロ
ール用モータRm及びプラテン用モータPmの駆動を停
止させ、インクリボン24の反転動作を停止する。そし
て、ステップ114においてCPU55は、レバー用モ
ータLmを駆動させて、レバー43の位置を図3に示す
印字動作時における位置に復帰させる。
【0039】ステップ115においてCPU55は、R
AM57に未だ受信画情報が記憶されているかを判別
し、受信画情報が未だRAM57内に記憶されていると
判別した際は、前記ステップ105にジャンプしてそれ
以降の処理を繰り返す。一方、CPU55は、全画情報
の印字が完了されたと判断した場合には、前記ステップ
102にジャンプしてそれ以降の処理を繰り返す。
【0040】上記のように、本実施例のファクシミリ装
置では、1枚の記録紙Pへの印字が終了する毎に、レバ
ー43が回動してプラテンローラ22に対する感熱ヘッ
ド23の押圧力を減少させ、また、それと同時に、プラ
テンローラ22及び供給ロール27を逆回転させてイン
クリボン24を所定量巻戻すようにしたした。すなわ
ち、本実施例では、インクリボン24の巻戻し時におい
ても、プラテンローラ22と感熱ヘッド23とによりイ
ンクリボン24を、印字動作時よりも弱い押圧力で挟持
するようにした。
【0041】その結果、供給ロール27に巻回されてい
るインクリボン24の外径が大きい場合でも、インクリ
ボン24には感熱ヘッド23押圧力で適度な負荷が加わ
っているため、巻取りロール28からインクリボン24
が勢いよく引っ張り出されることがなくなる。また、本
実施例では、インクリボン24の巻戻しを、記録紙P1
枚への印字を終える毎に行っていることから、インクリ
ボン24の巻戻し量が少ない。従って、一層インクリボ
ン24の巻戻しをスムーズに行うことができるととも
に、インクリボン24の弛みを防止することができる。
【0042】その結果、インクリボン24を途中に引っ
掛けたり、インクリボン24が歪んで供給ロール27に
巻回されることがないので、インクリボン24の損傷等
による印字画質の低下を防止できる。
【0043】さらに、本実施例では、プラテンローラ2
2の回転量に基づいて、インクリボン24の巻戻量を検
出している。このため、供給ロール27に巻回されるイ
ンクリボン24の外径が変化し、時間当たりのインクリ
ボン24の送り量が変化した場合でも、確実にインクリ
ボン巻戻量Rでインクリボン24を供給ロール27に巻
戻すことができる。その結果、所定の印字可能回数Nを
越えたインクリボン24の領域を使用して、記録紙Pに
印字することがなくなり、ここでも印字画質の低下を防
止できる。
【0044】また、感熱ヘッド23がプラテンローラ2
2から離間してインクリボン24の挟持圧力を調整する
ものではないため、感熱ヘッドの移動を案内する手段の
ような構成が不要で、構成を簡単にできる。
【0045】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、インクリボン24の巻戻しを、
1枚の記録紙Pへの印字を終える毎に行ったが、これ
を、複数枚分の印字が終了する毎に行うように構成して
もよい。
【0046】(2)この発明を、感熱転写型のプリンタ
や複写機等で具体化すること。 (3)上記実施例では、インクリボンが記録紙ととも
に、紙送り方向に移動する構成において具体化したが、
インクリボン24が印字行方向に移動する構成で本発明
を具体化してもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
インクリボンを損傷することなく、供給側に巻戻すこと
ができるので、印字画質の低下を防止することができ、
しかも印字を能率良く行うことが可能となり、さらには
構成も簡単になる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したファクシミリ装置の断面図
である。
【図2】リボンカセット及びマルチパスインクリボン等
の分解斜視図である。
【図3】印字動作時におけるレバー位置を示す記録部の
部分断面図である。
【図4】インクリボン巻取り時におけるレバー位置を示
す記録部の部分断面図である。
【図5】ファクシミリ装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図6】CPUの動作を示すフローチャートである。
【図7】同じくCPUの動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
22…プラテンローラ、23…感熱ヘッド、24…イン
クリボン(マルチパスインクリボン)、43…圧力調整
手段を構成するレバー、44…圧力調整手段を構成する
スプリング、C…巻戻手段及び圧力調整手段を構成する
コントローラ、Rm…巻戻手段を構成するロール用モー
タ、Lm…圧力調整手段を構成するレバー用モータ、P
…用紙としての記録紙
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 33/38 9012−2C 33/40 9012−2C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱ヘッドとプラテンとの間にインクリ
    ボンを用紙とともに挟持し、その状態でインクリボンを
    一方向へ移動させて、感熱ヘッドの発熱によりリボンイ
    ンクを用紙上に転写する印字装置において、印字終了後
    にインクリボンをその供給側に巻き戻す巻戻手段と、そ
    の戻し時にインクリボンを挟持状態に維持したまま挟持
    圧力を弱くする圧力調整手段とを設けた印字装置。
JP6827193A 1993-03-26 1993-03-26 印字装置 Pending JPH06278298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6827193A JPH06278298A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 印字装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6827193A JPH06278298A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 印字装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06278298A true JPH06278298A (ja) 1994-10-04

Family

ID=13368933

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6827193A Pending JPH06278298A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 印字装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06278298A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6307581B1 (en) 1997-11-18 2001-10-23 Matsushita Graphic Communication Systems, Inc. Ink film unit and facsimile apparatus
JP2011051142A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Nisca Corp 印刷装置及び印刷方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6307581B1 (en) 1997-11-18 2001-10-23 Matsushita Graphic Communication Systems, Inc. Ink film unit and facsimile apparatus
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