JPH01222980A - サーマルプリンタ及びそれに用いる２ｐｌｙ感熱紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 サーマルプリンタ及びそれに用いる２ＰＬＹ感熱紙、特
に該感熱紙のセット１ｍ構、カット構造及び印字の発色
に関し、 該感熱紙を手動によらずに自動的にセットすること、発
熱体の表面温度の限界値を越さないように印字熱量を確
保すること、トップシートとボットムシートとの剥離を
容易にすること及び両シートの発行分別を容易にするこ
とを目的とし、該プリンタを少なくとも発熱体と、ゴム
ローラと、減速歯車と、駆動装置と、ピンチローラと、
紙位置検出器と、制御手段と、紙ガイドとを具備し、 前記紙位置検出器が、２ＰＬＹ感熱祇の−領域毎に印字
される位置検出マークを検出することを含み構成し、 該２ＰＬＹ感熱祇をトップシートと、ボットムシートと
からなる２ＰＬＹ感熱紙であって、前記トップシート又
ボットムシートのどちらか一方に一領域毎にスリットを
設けていることを含み構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、サーマルプリンタ及びそれに用いる２ＰＬＹ
感熱紙に関するものであり、更に詳しく言えば該感熱紙
のセット機構、カット構造及び印字発色に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

第６．７図は従来例に係る説明図である。

第６図は従来例に係るサーマルプリンタの構成を説明す
る斜視図、一部所面図を示している。

図において、１は一般しシスター等のジ−ナル型サーマ
ルプリンタである。２は発熱体（サーマルヘッド）、３
は感熱紙、４は感熱紙３をセットする手送り部、４ａは
位置合わせマーク、５は印字を終了した感熱紙３を切断
するカッターである。

なお、同図円内に示す図は、印字機構を説明する断面図
を示している０図において、発熱体２はセラミック基板
２ａ上に抵抗膜２ｂと所定間隔のドツトを有するＡｕ膜
２Ｃと、それの保護膜としてＳｉｎｇ膜２ｄや↑ａｚ０
５膜２ｅとにより構成している。なお、６は感熱紙３を
送るゴムローラである。

また、その印字原理はゴムローラ６と発熱体２に挟まれ
た感熱紙３を、不図示の印字処理制御回路より出力され
る各ドツト毎の電流をＡｕ１Ｑ２ｃに通電することによ
り、熱７が発生し、これにより感熱紙３の感熱層を熱変
化させ発色させるものである。

なお、従来の感熱紙は、１層構造のＩＦＬＹ感熱紙を多
用している。

第７図は、従来例に係る課題を説明する図であり、同図
（ａ）は感熱紙３０セツト方法の説明図を示している。

図において、感熱紙３はサーマルプリンタｌの手送り部
４により、同本体に設けられた位置合わせマーク４ａに
手動にてセットされる。

同図（ｂ）は、発熱体２の駆動時間と表面温度との関係
を説明する図であり、一部所面図を示している。

図において、横軸は発熱体２の駆動時間ｔであり、縦軸
は表面温度θと、駆動電圧Ｖとを示している。なお従来
のサーマルプリンタ１を用いて２ＰＬＹ感熱祇３０を印
字する場合は、十分な印字を得るために発熱体２の駆動
電圧ＶをｒＯＮＪにして、所定熱量を確保しなければな
らない。このため従来のＩＰＬ■感熱紙３に比べて、駆
動時間むを長く必要とする。これにより表面温度θの限
界値θ霧を超過し、Ｓｉｎｇ膜２ｄやＴａｇ’ｓ　ｎ　
２　ｅ等の保ｆｉｌｌＷに熱破壊とみられるクランク８
が生ずる。

同図（ｃ）は２ＰＬＹ感熱祇３０の構造を説明する図で
あり、一部所面図を示している。

図において、３ａはトップシート、３ｂはボットムシー
ト、９ａはトップシート感熱部、９ｂはボットムシート
感熱部、１０は印字中にトップシート３ａとボットムシ
−）３ｂとは剥離しないようにするワックス系の接着剤
、３ｃは紙である。

また、同図（ｃ）の２ＰＬＹ感熱祇３０は、従来例に係
るサーマルプリンタ１のカッター５で切断した状態を示
しており、例えばトップシート３ａをお言様用として、
ボットムシート３ｂを控えとして二枚に分離される。し
かし接着剤１０により両シート３ａ、３ｂの密着度が高
く、その糸口がつかめず、剥離作業が困難となる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで従来例によれば第７図（ａ）のように、ＩＰＬ
Ｙや２ＰＬＹの感熱紙３．３０を、サーマルプリンタ１
の゛位置合わせマーク４ａに手動により手送り部４を加
減して合わせ、感熱紙３．３０をセットしてから印字を
したり、ボットムシート３ｂの印字を濃くするために駆
動時間ｔを長くしたり、印字された感熱紙をカッター５
によって切断している。

このため下記のような課題を生ずる。

■ＩＰＬＹ感熱祇３感熱部時複写がとれない。

■ＩＰＬＹや２ＰＬＹの感熱紙３や３０のセツティング
時間を長く要する。

■２ＰＬＹ感熱紙を用いた場合、発熱体２の表面温度θ
が限界値θ−を超過し、その保護膜にクランク８が発生
する。このため熱特性が劣化し、再現性良い印字ができ
ない。

■トップシート３ａとボットムシ−）３ｂとが容易に剥
離することができない。

０両シート３ａ、３ｂが同じ印字であると、発行分別等
の管理がしずらい。

本発明はかかる従来例の課題に鑑み創作されたものであ
り、感熱紙を手動によらずに自動的にセットすること、
発熱体の表面’ｈＮ　Ｗの限界値を越えないように印字
熱量を確保すること、トップシートとボットムシートと
の剥離を容易にすること及び両シートの発色を変えるこ
とを可詣とするサーマルプリンタ及びそれに用いる２Ｐ
ＬＹ感熱紙の提供を目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明のサーマルプリンタ及びそれに用いる２ＰＬＹ感
熱紙は、その一実施例を第１〜５図に示すように、該プ
リンタを少なくとも発熱体１１と、ゴムローラ１２と減
速歯車１３と、駆動装置１４と、ピンチローラ１５と、
紙位置検出器１６と、制御手段１７と、祇ガイド１９と
を具備し、前記紙位置検出器１６が、２ＰＬＹ！ｉ３熱
祇１８の一領域毎に印字される位置検出マーク２４を検
出することを特徴とし、 その該感熱紙をトップシート１８ａと、ボットムシート
ｔａｂとからなる２ＰＬＹ感熱祇１８であって、 前記トップシート１８ａ又ボツトムシート１８ｂのどち
らか一方に一領域毎にスリット２３を設けていることを
特徴とし、 その熱転写された２ＰＬＹ感熱祇１８のトップシート１
８ａの印字の発色２５ａと、ボットムシート１８ｂの印
字の発色２５ａとを変えることを特徴とし、上記目的を
達成する。

〔作　用〕

本発明によれば、サーマルプリンタに２ＰＬＹ感熱紙の
位置検出マークを検出する紙位置検出器を設けている。

このため、該感熱紙を紙ガイドに挿入すると、その後の
発熱体と該感熱紙との位置合わせや感熱紙の有無等を、
制御手段により駆動装置を駆動したり、位置検出マーク
を検出した時点で該駆動装置を停止させたりすることが
できる。これにより感熱紙の頭出し等のセツティングを
自動的にすることが可能となる。

また本発明の２ＰＬＹ感熱紙によれば、トップシート又
はボットムシートにスリットを設けている。

このためスリット部分を折り曲げることによりトップシ
ートの剥離の糸口をつかむことができ、これにより剥離
作業を容易にすることが可能となる。

また本発明の熱転写をした２ＰＬＹ感熱紙によれば、ト
ップシート１８ａとボットムシート１８ｂとの印字の発
色を変えている。

このため、例えば両シートの発色から全行先等を分別す
ることができ、これにより事務管理等を容易にすること
が可能となる。

〔実施例〕

次に図を参照しながら本発明の実施例について説明をす
る。

第１〜５図は、本発明の実施例に係るサーマルプリンタ
及びそれに用いる２ＰＬＹ感熱紙を説明する図であり、
第１図は、本発明の実施例のサーマルプリンタの構成に
係る斜視図を示している。

図において、１１は発熱体（サーマルヘッド）であり、
画えば、１文字１６Ｘ１６ドツトに対して、ｔｉｎドツ
ト方式では６個／Ｔｌｌ１〜８個／ｌｌｌ１を有し、そ
の印字速度は２００　ドツト／ｓｅｅ程度である。

１２はゴムローラであり、感熱紙を巻き込む円筒状の物
体である。１３は減速歯車であり、駆動装置１４の回転
をゴムローラ１２の所定回転数に減速する複数の歯車で
ある。１４は駆動装置であり、直流モーター等である。

１５はピンチローラであり感熱紙の制圧をするものであ
る。

１６は紙位置検出器であり、感熱紙に印刷された位置検
出マークを検出して、制御手段１７に制御信号等を出力
する機能を有している。

１７は制御手段であり、紙位置検出器１６等から出力さ
れる制御信号を受けて、発熱体１１や駆動装置１４を制
御する機能を有している。

第２図は本発明の実施例のサーマルプリンタに係る説明
図であり、同図（ａ）は、感熱紙の送り込み機構を説明
する断面図を示している。

図において１９は紙ガイドであり、１８はＩＰＬＹや２
ＰＬＹ等の感熱紙である。なお感熱紙１８は、紙ガイド
１９に挿入されると、その後、ゴムローラ１２とピンチ
ローラ１５とにより挟まれながら、発熱体１１の所定位
置まで巻き込まれる。

同図（ｂ）は紙位置検出器１６と感熱紙１８の送り込み
方法を説明する断面図を示している。

図において、紙位置検出器１６は移動する感熱紙１８に
印刷された位置検出マーク（黒）又は感熱紙１８が無く
なったゴムローラ１２の黒色を検出する機能を有してい
る。これにより移動停止の制御信号を出力し、感熱紙１
８の送り込みを停止する。このとき発熱体１１と感熱紙
１８との位置合わせを再現性良くできる。

同図（ｃ）は紙位置検出器１６の検出動作を説明する断
面図を示している。

図において、１６ａは発光素子、１６ｂは受光素子、１
６ｃは制御信号である。

なお検出動作は、一対の発光素子１６ａと受光素子１６
ｂとを所定位置に設定することにより、例えば位置検出
マーク２４を黒色にして、感熱紙（白色）１Ｂが存在す
るときは、発光素子１６ａから出射した光が感熱紙に反
射して、受光素子１６ｂに到達し、これにより制御手段
１７に制御信号１６ｃ、ｒＨ」を出力する。また、位置
検出マーク２４やゴムローラ１２の黒色を検出したとき
は、制御手段１７に制御信号１６ｃ、「Ｌ」を出力する
ものである。

第３図は本発明の実施例の発熱体の表面温度と駆動時間
との関係図を示している。

図において、横軸は駆動時間ｔを示し、縦軸は発熱体１
１の表面温度θ（”Ｃ）と、その駆動電圧ｖ　（Ｖ）を
示している。なおθ請は発熱体１１のＴａｚＯｓ膜、Ｔ
ａＮ膜及びＣ「１膜等の保護膜の耐熱温廖、すなわち限
界値であり、４００　’Ｃ〜４５０　”Ｃ程度である。

また本実施例では１ドツトの印字は、駆動電圧Ｖを駆動
時間ｔｌ＝１　（ｓｓ〕の間ｒＯＮ、Ｌ、次のｔ２＝２
　（禦ｓ）の間ｒＯＦＦＪＬ、次のｈ＝１　（蒙ｓ）の
間「ＯＮ」する２回打ち方法により発熱体１１に通電し
ている。

これにより２ＰＬＹ感熱祇１８に要する所定熱量を表面
温度θの限界値θ閘を超過することなく得ることができ
る。

これにより本発明の実施例に係るサーマルプリンタを構
成する。

第４図は、本発明の実施例の２ＰＬＹ感熱紙に係る説明
図であり、同図（ａ）はその断面図を示している。

なお、本発明の実施例の２ＰＬＹ感熱紙（多層感熱記録
体）の基本特許は十篠製紙株式会社（特公昭５７−５４
３１８）が所有している。

図において、２ＰＬＹ感熱祇１８はトップシート１８ａ
とボットムシート１８ｂから成り、さらにトップシート
１８ａは、トップシート感熱ｆｉ１９ａと祇２０ａとに
より形成される。またボットムシート１８ｂはボットム
シート感熱層１９ｂと紙２０ｂとにより形成される。

なお、トップシート１８ａとボットムシート１８ｂとの
接着は、ワックス系の接着層２１により密着させるもの
である。

同図（ｂ）は、２ＰＬＹ感熱祇１８のトップシー　）　
１８　ａのみを切断している状態を断面図に示している
。

図において、２２はカッターであり、鋼製の刃又はレー
ザビーム等である。なお、２ＰＬＹ感熱祇１８のスリッ
ト（切れ目）２３は、−領域毎にトップシート１８ａ又
はボットムシート１８ｂのいずれか一方に入れる。なお
、他方にスリット２３が過剰に食い込んでも接続部分が
あれば剥離作業に問題はない９例えばボットムシ−１−
１８ｂを控えとして使用する場合は、お言様用にトップ
シート１８ａを剥離して手渡すために、トップシート１
８ａにスリット２３を入れる。

同図（ｃ）はトップシート１８ａの剥離方法を説明する
斜視図を示している。

図において、２３はスリット（切れ目）、２３ａは溝部
である。まず２ＰＬＹ感熱紙１Ｂのスリット２３を中ｔ
Ｌ−４こして、折り曲げるとトップシート１８ａのスリ
ット２３に溝部２３ａを生ずる。

次いでこれを剥離の糸口にしてトップシート１８ａを剥
離する。

同図（ｄ）はトップシート１８ａがボットムシート１８
ｂから剥離された斜視図を示している。

図において、トップシート１８ａを一領域毎に設けられ
たスリット２３間毎に容易に剥離することができる。

同図（ｅ）は位置検出マークの説明する上面図を示して
いる。

図において、２４は位置検出マークであり、紙位置検出
器１６の発光素子１６ａから照射される光を吸収する例
えば黒色の領域である。

なお、位置検出マーク２４はスリット２３と共に一領域
毎に設ける。

これにより感熱紙１８の有無や、セツティング等の位置
合わせを再現性良くすることができる。

第５図は、本発明の実施例の２ＰＬＹ感熱祇の印字の発
色に係る説明図を示している。

図において、例えばクーポンカードの場合、トップシー
ト１８ａの印字の発色は「黒」２５ａにして　　、ボッ
トムシ−）１８ｂの印字の発色を「青」２５ｂとする。

これにより印字の色の区別から発行先等の事務処理を容
易にすることができる。

なお、印字の発色方法はトップシート感熱層１９ａやボ
ットムシート感熱ｊＦｉ１９ｂの組成物質を変えること
により、その組み合わせとして、黒−青、青−黒、黒−
赤、赤−黒、青−赤等を得ることができる。

また、ベースとなる例えばボットムシート１８ｂの紙の
色白体を変える方法もある。

このようにして、サーマルプリンタに２ＰＬＹ感熱紙１
８の位置検出マーク２４を紙位置検出器１６を設けてい
る。このため該感熱紙１８を紙ガイド１９に挿入すると
、その後の発熱体（サーマルヘッド）１１と該感熱紙１
８との位置合わせやその有無を、制御手段１７により駆
動装置１４を駆動したり、位置検出マーク２４を検出し
た時点で駆動装置１４を停止させたりすることができる
。

これにより感熱紙１８の頭出し等のセツティングを自動
的にすることが可能となる。

また本発明の２ＰＬＹ感熱祇１８によれば、トップシー
ト１８ａ又はボットムシート１８ｂにスリット２３を設
けている。

このためスリット２３部分を折り曲げることによりトッ
プシート１８ａの剥離の糸口をつかむことができ、これ
により剥離作業を容易にすることが可能となる。

なお、本発明の熱転写をした２ＰＬＹ感熱祇１８によれ
ば、トップシートｌｅａとボットムシート１８ｂとの印
字の色２５ａ、２５ｂを変えている。

このため、例えば両シー）ｌｅａ、１８ｂの印字発色「
黒」２５ａ、「青」２５ｂから発行先等を分別すること
ができ、これにより事務管理等を容易にすることが可能
となる。

〔発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、紙位置検出器によ
り発熱体と感熱紙との位置合わせやその有無を自動的に
することができる。

このためサーマルプリンタの取扱操作の簡便化を図るこ
とが可能となる。

また本発明によれば、２ＰＬＹ感熱紙にスリットを設け
たり、印字の発色を変えているので、剥離作業や事務管
理等を容易かつ能率良くすることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例に係るサーマルプリンタの構
成を説明する斜視図、 第２図は、本発明の実施例のサーマルプリンタに係る説
明図、 第３図は、本発明の実施例の発熱体の表面温度と駆動時
間との関係図、 第４図は、本発明の実施例の２ＰＬＹ感熱紙に係る説明
図、 第５図は、本発明の実施例の２ＰＬＹ感熱紙の印字の発
色に係る説明図、 第６図は、従来例に係るサーマルプリンタの構成を説明
する斜視図、 第７図は、従来例に係る課題を説明する図である。 （符号の説明） １・・・サーマルプリンタ、 ２．１１・・・発熱体（サーマルヘッド）、３．３０．
１８・・・感熱紙（１又は２ＰＬＹ感熱紙）、 ４・・・手送り部、 ５．２２・・・カッター、 ６．１２・・・ゴムローラ、 ７・・・熱、 ２ａ・・・セラミック基板、 ２ｂ・・・抵抗膜、 ２Ｃ・・・Ａｕ膜、 ２ｄ　−・−５ｉｏ、）１． ２　ｅ　”４ａｔＯｓ　１ｌａ− ４ａ・・・位置合わせマーク、 ８・・・クランク、 ３ａ、１８ａ・・・トップシート、 ３ｂ、１８ｂ・・・ボットムシート、 ３ｃ、２０ａ、２０ｂ・−紙、 ９ａ、１９ａ・・・トップシート感熱部、９ｂ、１９ｂ
・・・ボットムシート感熱部、１０．２１・・・接着剤
（接着Ｎ）、 １３・・・減速歯車、 １４・・・駆動装置、 １５・・・ピンチローラ、 １６・・・紙位置検出器、 １６ａ・・・発光素子、 １６ｂ・・・受光素子、 １６ｃ・・・制御信号、 １７・・・制御手段、 １９・・・紙ガイド、 ２３・・・スリット、 ２３ａ・・・溝部、 ２４・・・位置検出マーク、 ２５ａ・・・発色「黒」、 ２５ｂ・・・発色「青Ｊ、 １．１．〜Ｌ、・・・駆動時間、 θ・・・表面温度、 θ麟・・・限界値、 ■・・・駆動電圧。 本発明の実施例に係るサーマルプリンタの構成を説明す
る斜視図第１図 第　２　図（そのｌ） （ｃ） 本発明の実施例のサーマルプリンタに係る説明図第　２
　図　（その２） 本発明の実施例の発熱体の表面温度と駆動時間との関係
図第３図 （ｃ）　　　　　　　　　　　　　　　　（ｄ）本発明
の実施例の２ＰＬＹ感熱紙に係る説明図第　４　図（そ
の１） （ｅ） 本発明の実施例の２ＰＬＹ感光紙に係る説明図第　４　
図（その２） 第５図 保！ＩＭ 従来例に係るサーマルプリンタの構成を説明する斜視図
第６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも発熱体（１１）と、ゴムローラ（１２
   ）と、減速歯車（１３）と、駆動装置（１４）と、ピン
   チローラ（１５）と、紙位置検出器（１６）と、制御手
   段（１７）と、紙ガイド（１９）とを具備し、 前記紙位置検出器（１６）が、２ＰＬＹ感熱紙（１８）
   の一領域毎に印字される位置検出マーク（２４）を検出
   することを特徴とするサーマルプリンタ。
2. （２）トップシート（１８ａ）と、ボットムシート（１
   ８ｂ）とからなる２ＰＬＹ感熱紙（１８）であって、 前記トップシート（１８ａ）又ボットムシート（１８ｂ
   ）のどちらか一方に一領域毎にスリット（２３）を設け
   ていることを特徴とする２ＰＬＹ感熱紙。
3. （３）熱転写された２ＰＬＹ感熱紙（１８）のトップシ
   ート（１８ａ）の印字の発色（２５ａ）と、ボットムシ
   ート（１８ｂ）の印字の発色（２５ａ）とを変えること
   を特徴とする２ＰＬＹ感熱紙。