JP2008137191A - ラベルプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、台紙なしラベルにタイミングマークを設けたり、ラベル連続体に間隔を置いて開口や窪み等の形状を形成したりする必要なく、台紙なしラベルの位置を認識することができるラベルプリンタを提供することを課題とする。
【解決手段】レーザ光を照射する発光素子11と当該発光素子11から照射されたレーザ光を受光する受光素子12とからなる透過型センサ13を設け、透過型センサ13によって、隣接する台紙なしラベル間に形成されたミシン目を検出することで、台紙なしラベルの位置を認識して印字を施す。レーザ光のスポット径を、切り込み部と非切り込み部とで構成されたミシン目における隣接する切り込み部の間隔よりも大きく設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、台紙なしラベルがミシン目を挟んで連続して形成されているラベル連続体に印字を施すラベルプリンタに関し、特にセンサによって台紙なしラベルの位置を認識して印字を施すラベルプリンタに関する。
所謂ライナレスと称される、台紙に仮着されていない台紙なしラベルが連続して形成されているラベル連続体に印字を施すラベルプリンタにおいては、台紙なしラベルの先端を検出するために設けられた矩形状の黒色マーク等のタイミングマークや、ラベル連続体に間隔を置いて形成された開口や窪み等の形状を用紙センサで検出することで、台紙なしラベルの位置を認識して印字を施すように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、台紙なしラベルの位置を認識させるために、台紙なしラベルにタイミングマークを設けたり、ラベル連続体に間隔を置いて開口や窪み等の形状を形成したりする必要があるため、台紙なしラベルにタイミングマークを設けた場合には、タイミングマークを避けて印字を施さねばならず、印字する図柄に制約が生じてしまったり、ラベル連続体に間隔を置いて開口や窪み等の形状を形成する場合には、開口が形成されていない台紙なしラベルや四角の台紙なしラベルを用いることができないという問題点があった。
特開2000−52612号公報
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、台紙なしラベルにタイミングマークを設けたり、ラベル連続体に間隔を置いて開口や窪み等の形状を形成したりする必要なく、台紙なしラベルの位置を認識することができるラベルプリンタを提供する点にある。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、台紙なしラベルがミシン目を挟んで連続して形成されているラベル連続体を搬送しながら前記台紙なしラベルに印字を施すラベルプリンタであって、レーザ光を照射する発光素子と当該発光素子から照射された前記レーザ光を受光する受光素子とからなる透過型センサを具備し、搬送される前記ラベル連続体における前記ミシン目を前記透過型センサによって検出することで、前記台紙なしラベルの位置を認識して印字を施すことを特徴とするラベルプリンタに存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、前記レーザ光のスポット径は、切り込み部と非切り込み部とで構成された前記ミシン目における隣接する前記切り込み部の間隔よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタに存する。
本発明のラベルプリンタは、レーザ光を照射する発光素子と当該発光素子から照射されたレーザ光を受光する受光素子とからなる透過型センサを設け、搬送されるラベル連続体のミシン目を透過型センサによって検出することで、台紙なしラベルの位置を認識して印字を施すように構成することにより、台紙なしラベルにタイミングマークを設けたり、ラベル連続体に間隔を置いて開口や窪み等の形状を形成したりする必要なく、台紙なしラベルの位置を認識することができるため、台紙なしラベルに印字する図柄に制約が生じることなく、開口が形成されていない台紙なしラベルや四角の台紙なしラベルを用いることができるという効果を奏する。
さらに、本発明のラベルプリンタは、レーザ光のスポット径を、切り込み部と非切り込み部とで構成されたミシン目における隣接する切り込み部の間隔よりも大きく設定することにより、ラベル連続体に形成されるレーザ光のスポット内を切り込みが通過することになり、透過型センサによってラベル連続体のミシン目を確実に検出することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係るラベルプリンタの第1の実施の形態の構成を示す概略側面図であり、図2は、図1に示すラベル連続体の構成を示す図であり、図3は、図1に示す発光素子から照射されるレーザ光のスポット径とラベル連続体に形成されたミシン目との関係を説明する説明図である。
第1の実施の形態のラベルプリンタ1は、図1を参照すると、プラテンローラ2と、発熱体がプラテンローラ2に対向する面に形成されているサーマルヘッド3とを有し、複数枚のラベルが連続して形成されているラベル連続体4とインクリボン5とを重ねてプラテンローラ2とサーマルヘッド3との間で挟持搬送し、サーマルヘッド3の発熱体を選択的に発熱させることにより、ラベルの印字面にインクリボン5からインクを転写させて所望の文字、バーコード等の印字を施すように構成されている。
ラベル連続体4は、紙管等の筒状体6にロール状に巻き回された状態で用紙供給部7に回転自在に支持され、用紙供給部7からプラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に供給される。また、インクリボン5は、リボン供給部8とリボン巻き取り部9との間に架け渡され、リボン供給部8にロール状に巻き回された状態で支持されたインクリボン5は、プラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に供給され、転写後のインクリボン5は、リボン巻き取り部9によって巻き取られる。なお、図1に示す符号10は、インクリボン5の走行を案内する案内ローラである。
第1の実施の形態のラベルプリンタ1に用いられるラベル連続体4は、図2を参照すると、所謂ライナレスと称される、台紙に仮着されていない台紙なしラベル41がマイクロミシン加工等のミシン目42を挟んで連続して形成されており、裏面には、常温でも粘着性を有する感圧性粘着剤が塗布されていると共に、表面には、シリコ−ン等の剥離剤を塗布され、ロ−ル状に巻回した時にその粘着性を回避すると共に剥離性を良好としている。なお、ラベル連続体4(台紙なしラベル41)の裏面に加熱することにより粘着性が発現するホットメルト型の粘着剤を塗布するようにしても良く、この場合には、表面にシリコ−ン等の剥離剤を塗布する必要がなくなるが、図1に示すラベルプリンタ1にホットメルト型の粘着剤を加熱して粘着性を発現させるための加熱装置が必要になってくる。また、ラベル連続体4(台紙なしラベル41)として表面側に感熱発色層が形成された感熱ラベルを用いるようにしても良く、この場合には、サーマルヘッド3の発熱体を選択的に発熱させることにより、感熱発色層を発色させて台紙なしラベル41に直接印字することができるため、ラベルプリンタ1においてリボン供給部8とリボン巻き取り部9とを省略することができる。
用紙供給部7から印字位置までのラベル連続体4の移送路には、レーザ光を照射する発光素子11と、発光素子11から照射されたレーザ光を受光する受光素子12とがラベル連続体4の移送路を挟んで上下に配設された透過型センサ13が設けられている。透過型センサ13は、ラベル連続体4に形成されているミシン目42を検出するために設けられ、透過型センサ13から出力されるミシン目42の検出信号は、図示しない制御部に入力され、制御部は、ミシン目42の検出信号によって台紙なしラベル41の先端位置を認識することで、サーマルヘッド3と、プラテンローラ2を回転駆動する図示しない駆動モータとを制御して印字を行う。
発光素子11から照射されるレーザ光は、図3を参照すると、ラベル連続体4上にスポット14を形成し、透過型センサ13によって、スポット14を通過するラベル連続体4のミシン目42を検出することになるが、ラベル連続体4のミシン目42は、ラベル連続体4の厚みの全部もしくは一部が切断された切り込み部43と、ラベル連続体4が切断されていない非切り込み部44とが直線状に連続して複数個形成されており、切り込み部43がスポット14を通過しない場合には、透過型センサ13によって、ラベル連続体4のミシン目42を検出することができない。そこで、第1の実施の形態では、発光素子11から照射されるレーザ光のスポット径Rが、隣り合う切り込み部43の間隔、すなわち非切り込み部44の長さLよりも大きくなるように設定されている。これにより、スポット14内を切り込み部43の少なくとも一部が通過することになり、透過型センサ13によってラベル連続体4のミシン目42を確実に検出することができる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明に係るラベルプリンタの第2の実施の形態で用いられるラベル連続体の構成を示す図あり、図5は、本発明に係るラベルプリンタの第2の実施の形態の構成を示す概略側面図である。
第2の実施の形態のラベルプリンタ20では、図4および図5を参照すると、感圧性粘着剤45が塗布された台紙なしラベル41がミシン目42を挟んで連続して形成されたラベル連続体4と、インクリボン5とが重ね合わされている複合ラベル連続体40が用いられ、用紙供給部7から繰り出されたラベル連続体40からインクリボン5を剥離し、剥離したインクリボン5を用紙供給部7からプラテンローラ2とサーマルヘッド3との間に供給するための複数の案内ローラ10が配設されている点で第1の実施の形態のラベルプリンタ1と異なっている。
複合ラベル連続体40は、ラベル連続体4にミシン目42を形成した後に、インクリボン5を重ね合わさせるように作製されており、インクリボン5にミシン目が存在すると、リボン切れの虞があるため、インクリボン5には、ミシン目が形成されないようなっている。
なお、本実施の形態では、発光素子11と受光素子12とがラベル連続体4の移送路を挟んで上下に配設された透過型センサ13を用いて、ラベル連続体4に形成されたミシン目42を検出するように構成したが、発光素子11と受光素子12とをラベル連続体4の移送路の一方面側に配設した反射型センサを用いてラベル連続体4に形成されたミシン目42を検出するように構成することもできる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、レーザ光を照射する発光素子11と当該発光素子11から照射されたレーザ光を受光する受光素子12とからなる透過型センサ13を設け、搬送されるラベル連続体4のミシン目42を透過型センサ13によって検出することで、台紙なしラベル41の位置を認識して印字を施すように構成することにより、台紙なしラベル41にタイミングマークを設けたり、ラベル連続体4に間隔を置いて開口や窪み等の形状を形成したりする必要なく、台紙なしラベル41の位置を認識することができるため、台紙なしラベル41に印字する図柄に制約が生じることなく、開口が形成されていない台紙なしラベル41や四角の台紙なしラベル41を用いることができるという効果を奏する。
さらに、本実施の形態によれば、レーザ光のスポット径を、切り込み部43と非切り込み部44とで構成されたミシン目42における隣接する切り込み部43の間隔よりも大きく設定することにより、ラベル連続体4に形成されるレーザ光のスポット14内を切り込み部43が通過することになり、透過型センサ13によってラベル連続体4のミシン目42を確実に検出することができるという効果を奏する。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
本発明に係るラベルプリンタの第1の実施の形態の構成を示す概略側面図である。 図1に示すラベル連続体の構成を示す図である。 図1に示す発光素子から照射されるレーザ光のスポット径とラベル連続体に形成されたミシン目との関係を説明する説明図である。 本発明に係るラベルプリンタの第2の実施の形態で用いられるラベル連続体の構成を示す図ある。 本発明に係るラベルプリンタの第2の実施の形態の構成を示す概略側面図である。
符号の説明
1 ラベルプリンタ(第1の実施の形態)
2 プラテンローラ
3 サーマルヘッド
4 ラベル連続体
5 インクリボン
6 筒状体
7 用紙供給部
8 リボン供給部
9 リボン巻き取り部
10 案内ローラ
11 発光素子
12 受光素子
13 透過型センサ
14 スポット
20 ラベルプリンタ(第2の実施の形態)
40 複合ラベル連続体
41 台紙なしラベル
42 ミシン目
43 切り込み部
44 非切り込み部
45 感圧性粘着剤

Claims (2)

  1. 台紙なしラベルがミシン目を挟んで連続して形成されているラベル連続体を搬送しながら前記台紙なしラベルに印字を施すラベルプリンタであって、
    レーザ光を照射する発光素子と当該発光素子から照射された前記レーザ光を受光する受光素子とからなる透過型センサを具備し、
    搬送される前記ラベル連続体における前記ミシン目を前記透過型センサによって検出することで、前記台紙なしラベルの位置を認識して印字を施すことを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 前記レーザ光のスポット径は、切り込み部と非切り込み部とで構成された前記ミシン目における隣接する前記切り込み部の間隔よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1記載のラベルプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014019548A (ja) * 2012-07-19 2014-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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