JPH1067162A - 転写リボン - Google Patents
転写リボンInfo
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- JPH1067162A JPH1067162A JP24400696A JP24400696A JPH1067162A JP H1067162 A JPH1067162 A JP H1067162A JP 24400696 A JP24400696 A JP 24400696A JP 24400696 A JP24400696 A JP 24400696A JP H1067162 A JPH1067162 A JP H1067162A
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Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】運用コストの低減に寄与する転写リボンを歩留
まり良く安価に実現する。 【解決手段】フイルム状の耐熱性基材上に剥離可能で且
つ面順次に形成され加熱部分が記録紙上へ転写されるイ
ンクパネルY,M,C,BKと、インクパネルの一方の
側帯部に磁気的手段によって情報を書き込み及び読み出
し可能な磁気ストライプ領域を備えた転写リボン1にお
いて、磁気ストライプ領域の磁性膜2に所定の間隔で連
続的に未付着部3を設け、インクパネルY,M,C,B
Kの他方の側帯部には光学的に検出可能でインクパネル
の位置を識別する所定長の識別マーク5を設け、識別マ
ーク5の検出中における磁性膜2の数または磁性膜未付
着部数を検出する検出手段を設け、検出手段によって検
出された磁性膜数または磁性膜未付着部数によってイン
クパネルの属性を識別可能とした構成である。
まり良く安価に実現する。 【解決手段】フイルム状の耐熱性基材上に剥離可能で且
つ面順次に形成され加熱部分が記録紙上へ転写されるイ
ンクパネルY,M,C,BKと、インクパネルの一方の
側帯部に磁気的手段によって情報を書き込み及び読み出
し可能な磁気ストライプ領域を備えた転写リボン1にお
いて、磁気ストライプ領域の磁性膜2に所定の間隔で連
続的に未付着部3を設け、インクパネルY,M,C,B
Kの他方の側帯部には光学的に検出可能でインクパネル
の位置を識別する所定長の識別マーク5を設け、識別マ
ーク5の検出中における磁性膜2の数または磁性膜未付
着部数を検出する検出手段を設け、検出手段によって検
出された磁性膜数または磁性膜未付着部数によってイン
クパネルの属性を識別可能とした構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,サーマルヘッドに備え
られた発熱素子の熱エネルギを利用し,対向する記録紙
上に介在する転写リボンのインクを転写し,所望の視覚
像を記録する熱転写記録装置に使用される転写リボンの
改良に関するものである。更に詳しくは,転写記録に使
用するインクパネルの側帯部に情報の書き込み及び読み
出しを可能とする磁気ストライプ領域を設けた転写リボ
ンの改良に関するものである。
られた発熱素子の熱エネルギを利用し,対向する記録紙
上に介在する転写リボンのインクを転写し,所望の視覚
像を記録する熱転写記録装置に使用される転写リボンの
改良に関するものである。更に詳しくは,転写記録に使
用するインクパネルの側帯部に情報の書き込み及び読み
出しを可能とする磁気ストライプ領域を設けた転写リボ
ンの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドに備えられた発熱素子の
熱エネルギを利用し,転写リボンに形成されたインクを
記録紙へ転写して視覚像を記録する熱転写記録方式にお
いては,一般に記録品質の向上と共に運用コストの低減
も技術的に重要な課題である。特に1ページ記録用にイ
エロ,マゼンタ,シアン,ブラックの4色またはブラッ
クを除いた3色インクを,1ページ長単位で面順次にカ
ラーパネルを備えた転写リボンを使用する熱転写カラー
記録装置においては,記録すべき視覚像に該当する色が
無くても,1ページ長のインクパネルがそのまま搬送さ
れて廃棄され,極めて無駄が多くなって運用コストの上
昇を招いていた。このような課題に応えるため,従来か
ら転写リボンの節約を図ることが検討されており,単色
の転写リボンにおける節約方法として日本国特許公報の
特公平6−86137号などが提案されている。また,
熱転写記録装置の記録品質を向上させるためには,転写
すべきインクの発色特性に好適な熱制御条件などの調整
が必要であり,この調整作業を記録装置自身で自動的に
実行可能な転写リボンとして日本国特許公報の特公平3
−52347号などが提案されている。
熱エネルギを利用し,転写リボンに形成されたインクを
記録紙へ転写して視覚像を記録する熱転写記録方式にお
いては,一般に記録品質の向上と共に運用コストの低減
も技術的に重要な課題である。特に1ページ記録用にイ
エロ,マゼンタ,シアン,ブラックの4色またはブラッ
クを除いた3色インクを,1ページ長単位で面順次にカ
ラーパネルを備えた転写リボンを使用する熱転写カラー
記録装置においては,記録すべき視覚像に該当する色が
無くても,1ページ長のインクパネルがそのまま搬送さ
れて廃棄され,極めて無駄が多くなって運用コストの上
昇を招いていた。このような課題に応えるため,従来か
ら転写リボンの節約を図ることが検討されており,単色
の転写リボンにおける節約方法として日本国特許公報の
特公平6−86137号などが提案されている。また,
熱転写記録装置の記録品質を向上させるためには,転写
すべきインクの発色特性に好適な熱制御条件などの調整
が必要であり,この調整作業を記録装置自身で自動的に
実行可能な転写リボンとして日本国特許公報の特公平3
−52347号などが提案されている。
【0003】先の特公平6−86137号の実施例で開
示されている転写リボンの例を,図6に示す。図6に示
す転写リボン20は,加熱部分が記録紙上に転写される
単色の熱転写性インク領域22と,その側帯部に磁気的
手段によって所定の情報を書き込み及び読み出し可能な
磁気ストライプ領域21を備えている。このような構成
の転写リボン20を使用する熱転写記録装置では,磁気
ストライプ領域21に対面して磁化状態の付与および検
出可能な磁気ヘッドに代表される磁気的手段を設け,該
磁気的手段によって熱転写記録動作に応じて磁気ストラ
イプ領域21にN極,S極の磁化を行うようになってい
る。従って,磁気ストライプ領域21における磁化状態
を同じ磁気的手段で検出しながら転写リボン20を搬送
すれば,インク領域22の未使用部分が検出できるの
で,転写リボン20を無駄なく使用できる仕組みとなっ
ている。しかしカラー記録を実行する熱転写カラー記録
装置において,このような従来例の転写リボンを使用す
る場合は,熱転写性インク領域22にイエロー,マゼン
タ,シアン,ブラック等のインクパネルを,各色ともに
1ページ長を若干超えるように面順次に備えたセット構
成とする必要があり,さらに少なくとも各セットの始ま
りを識別できるマークが必要となる。
示されている転写リボンの例を,図6に示す。図6に示
す転写リボン20は,加熱部分が記録紙上に転写される
単色の熱転写性インク領域22と,その側帯部に磁気的
手段によって所定の情報を書き込み及び読み出し可能な
磁気ストライプ領域21を備えている。このような構成
の転写リボン20を使用する熱転写記録装置では,磁気
ストライプ領域21に対面して磁化状態の付与および検
出可能な磁気ヘッドに代表される磁気的手段を設け,該
磁気的手段によって熱転写記録動作に応じて磁気ストラ
イプ領域21にN極,S極の磁化を行うようになってい
る。従って,磁気ストライプ領域21における磁化状態
を同じ磁気的手段で検出しながら転写リボン20を搬送
すれば,インク領域22の未使用部分が検出できるの
で,転写リボン20を無駄なく使用できる仕組みとなっ
ている。しかしカラー記録を実行する熱転写カラー記録
装置において,このような従来例の転写リボンを使用す
る場合は,熱転写性インク領域22にイエロー,マゼン
タ,シアン,ブラック等のインクパネルを,各色ともに
1ページ長を若干超えるように面順次に備えたセット構
成とする必要があり,さらに少なくとも各セットの始ま
りを識別できるマークが必要となる。
【0004】一般に,転写リボン20に塗布されるイン
ク領域22の塗布厚はおよそ2μm程度であるが,磁気
ストライプ領域21における磁性膜は,磁気記録信頼性
を考慮すると10μm程度の厚みが必要であり,インク
領域22と磁気ストライプ領域21とでは異なる厚みの
転写リボン20となってしまう。従って,連続的な磁気
ストライプ21を有する転写リボン20を熱転写記録装
置へ装填可能なロール状に巻回すると,図7に示したよ
うにD3<D4の関係をもってインク領域側のロール径
がD3,磁気ストライプ側のロール径がD4となり,片
側に巻き太りを生じたロールとなってしまう。
ク領域22の塗布厚はおよそ2μm程度であるが,磁気
ストライプ領域21における磁性膜は,磁気記録信頼性
を考慮すると10μm程度の厚みが必要であり,インク
領域22と磁気ストライプ領域21とでは異なる厚みの
転写リボン20となってしまう。従って,連続的な磁気
ストライプ21を有する転写リボン20を熱転写記録装
置へ装填可能なロール状に巻回すると,図7に示したよ
うにD3<D4の関係をもってインク領域側のロール径
がD3,磁気ストライプ側のロール径がD4となり,片
側に巻き太りを生じたロールとなってしまう。
【0005】一方,特公平3−52347号において
は,熱転写カラー記録装置に適する転写リボンとして,
各色インクパネルの側方すなわちリボン側帯部に長手方
向へ間欠的に磁気ストライプを設け,この磁気ストライ
プにインクの種類やインクパネルの構成などに関する属
性コードを予め磁気的に記録しておき,前述の従来例と
同様に磁気的手段を用いて属性コードを読みとり,転写
すべきインクの発色特性に好適な熱制御条件や転写記録
シーケンスなどの調整作業を記録装置自身で自動的に実
行するようにしている。この従来例では,熱転写カラー
記録時に転写リボンの搬送制御における各色インクパネ
ル先頭部の位置決めにも,この磁気ストライプの磁化状
態を読みとって頭出しを実行するようになっている。ま
た,磁気ストライプの長さについては特に考慮がなされ
ていないため,図7に示した転写リボンの巻き太り状態
が発生することになる。
は,熱転写カラー記録装置に適する転写リボンとして,
各色インクパネルの側方すなわちリボン側帯部に長手方
向へ間欠的に磁気ストライプを設け,この磁気ストライ
プにインクの種類やインクパネルの構成などに関する属
性コードを予め磁気的に記録しておき,前述の従来例と
同様に磁気的手段を用いて属性コードを読みとり,転写
すべきインクの発色特性に好適な熱制御条件や転写記録
シーケンスなどの調整作業を記録装置自身で自動的に実
行するようにしている。この従来例では,熱転写カラー
記録時に転写リボンの搬送制御における各色インクパネ
ル先頭部の位置決めにも,この磁気ストライプの磁化状
態を読みとって頭出しを実行するようになっている。ま
た,磁気ストライプの長さについては特に考慮がなされ
ていないため,図7に示した転写リボンの巻き太り状態
が発生することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように,従来例
による転写リボンでは,熱転写記録装置に装填された転
写リボンのロールに巻き太りがあるために記録部に搬送
された転写リボンに皺を発生しやすくなり,この皺によ
って記録品質を著しく損なう結果となってしまう。ま
た,転写リボンをロール状に巻回する前に転写リボンの
属性を示すコードを予め磁気記録しておく必要があり,
磁気ストライプ領域の所定位置で磁化状態に変化を与え
る磁気的書き込み作業が必要である。従ってこの作業
は,インクパネルの塗布形成工程と密接に連携した工程
で行われる必要があるが,このような作業を転写リボン
の製造工程に取り込むことは,歩留まりの低下と製作工
数の増加を招いて転写リボンの価格を上昇させる結果と
なり,運用コストの低減が課題の熱転写記録においては
極めて不都合な欠点となる。このような欠点は,熱転写
記録方式の記録装置の普及を妨げるものであり,本発明
はこれら欠点を排除し,記録品質の向上を図ると共に運
用コストの低減に寄与する転写リボンを歩留まり良く安
価に実現することを課題としている。
による転写リボンでは,熱転写記録装置に装填された転
写リボンのロールに巻き太りがあるために記録部に搬送
された転写リボンに皺を発生しやすくなり,この皺によ
って記録品質を著しく損なう結果となってしまう。ま
た,転写リボンをロール状に巻回する前に転写リボンの
属性を示すコードを予め磁気記録しておく必要があり,
磁気ストライプ領域の所定位置で磁化状態に変化を与え
る磁気的書き込み作業が必要である。従ってこの作業
は,インクパネルの塗布形成工程と密接に連携した工程
で行われる必要があるが,このような作業を転写リボン
の製造工程に取り込むことは,歩留まりの低下と製作工
数の増加を招いて転写リボンの価格を上昇させる結果と
なり,運用コストの低減が課題の熱転写記録においては
極めて不都合な欠点となる。このような欠点は,熱転写
記録方式の記録装置の普及を妨げるものであり,本発明
はこれら欠点を排除し,記録品質の向上を図ると共に運
用コストの低減に寄与する転写リボンを歩留まり良く安
価に実現することを課題としている。
【0007】
【問題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため本発明による転写リボンでは,フィルム状の透明
な耐熱性基材上に剥離可能で且つ面順次に形成され加熱
部分が記録紙上へ転写されるインクパネルと該インクパ
ネルの一方の側帯部に磁気的手段によって情報を書き込
み及び読み出し可能な磁性膜から成る磁気ストライプ領
域とを備えた転写リボンにおいて,該磁気ストライプ領
域の磁性膜に所定の間隔で連続的に未付着部を設け,前
記インクパネルの他方の側帯部には光学的に検出可能で
該インクパネルの位置を識別する所定長の識別マークを
設け,該識別マークの検出中における前記磁性膜の数ま
たは磁性膜未付着部数を検出する検出手段を設け,該検
出手段によって検出された磁性膜数または磁性膜未付着
部数によって前記インクパネルの属性を識別可能とした
構成としている。
るため本発明による転写リボンでは,フィルム状の透明
な耐熱性基材上に剥離可能で且つ面順次に形成され加熱
部分が記録紙上へ転写されるインクパネルと該インクパ
ネルの一方の側帯部に磁気的手段によって情報を書き込
み及び読み出し可能な磁性膜から成る磁気ストライプ領
域とを備えた転写リボンにおいて,該磁気ストライプ領
域の磁性膜に所定の間隔で連続的に未付着部を設け,前
記インクパネルの他方の側帯部には光学的に検出可能で
該インクパネルの位置を識別する所定長の識別マークを
設け,該識別マークの検出中における前記磁性膜の数ま
たは磁性膜未付着部数を検出する検出手段を設け,該検
出手段によって検出された磁性膜数または磁性膜未付着
部数によって前記インクパネルの属性を識別可能とした
構成としている。
【0008】
【作用】この結果,転写リボンのロール径がほぼ一定と
なって熱転写記録時の転写リボンの皺発生を防止でき,
また転写リボンの属性コードは光学的に検出できるの
で,磁気ストライプ領域に予め磁化状態の変化を与えて
おく作業が不要となる。従って本発明では,従来例に観
られる欠点を排除し,記録品質の向上と運用コストの低
減に寄与する転写リボンを歩留まり良く安価に実現する
ことが可能となる。
なって熱転写記録時の転写リボンの皺発生を防止でき,
また転写リボンの属性コードは光学的に検出できるの
で,磁気ストライプ領域に予め磁化状態の変化を与えて
おく作業が不要となる。従って本発明では,従来例に観
られる欠点を排除し,記録品質の向上と運用コストの低
減に寄与する転写リボンを歩留まり良く安価に実現する
ことが可能となる。
【0009】
【実施例】本発明の転写リボンを使用する熱転写記録装
置の一例として,図2にその概略構成を示す。同図で,
サーマルヘッド7の先端部には,記録幅に相当する幅で
発熱素子8が1列状に備えられている。記録紙19と転
写リボン1とは,転写リボン1に形成され記録可能範囲
を包含する面積を有するインクパネル付着面が記録紙1
9と密接するように,サーマルヘッド7とプラテンロー
ラ9の間を通され,且つサーマルヘッド7によってプラ
テンローラ9へ所定の圧力で押圧されている。この状態
で,プラテンローラを回転させながらサーマルヘッド7
に備えられた発熱素子列8へ通電を繰り返すと,転写リ
ボン1のインクが記録紙19へ転写される。
置の一例として,図2にその概略構成を示す。同図で,
サーマルヘッド7の先端部には,記録幅に相当する幅で
発熱素子8が1列状に備えられている。記録紙19と転
写リボン1とは,転写リボン1に形成され記録可能範囲
を包含する面積を有するインクパネル付着面が記録紙1
9と密接するように,サーマルヘッド7とプラテンロー
ラ9の間を通され,且つサーマルヘッド7によってプラ
テンローラ9へ所定の圧力で押圧されている。この状態
で,プラテンローラを回転させながらサーマルヘッド7
に備えられた発熱素子列8へ通電を繰り返すと,転写リ
ボン1のインクが記録紙19へ転写される。
【0010】転写リボン1は,張力付与棒11および1
2で所定の張力を付与されながら,供給ロール16から
巻き取りロール15へ搬送される。また,転写リボン1
の搬送経路には,転写リボン1の側帯部両側に反射板1
4による反射光を検出する光センサ13が2組備えられ
ていて,転写リボン1による光の透過および遮断を検出
可能な光学的な検出手段を構成している。2組の光セン
サ13と反射板14は,転写リボンの一方の側帯部に設
けられる先頭識別マークを検出できるような位置と,転
写リボンのもう一方の側帯部に間欠的に設けられる磁気
ストライプを検出できるような位置とに配置されてい
る。更に,この光センサ13からサーマルヘッド7寄り
に,転写リボン1に設けられる磁気ストライプ領域の磁
性膜へ磁化作用を与え且つ磁化された状態を検出できる
磁気的手段として,光センサ13と搬送方向の同一列に
磁気ヘッド10を備えてある。
2で所定の張力を付与されながら,供給ロール16から
巻き取りロール15へ搬送される。また,転写リボン1
の搬送経路には,転写リボン1の側帯部両側に反射板1
4による反射光を検出する光センサ13が2組備えられ
ていて,転写リボン1による光の透過および遮断を検出
可能な光学的な検出手段を構成している。2組の光セン
サ13と反射板14は,転写リボンの一方の側帯部に設
けられる先頭識別マークを検出できるような位置と,転
写リボンのもう一方の側帯部に間欠的に設けられる磁気
ストライプを検出できるような位置とに配置されてい
る。更に,この光センサ13からサーマルヘッド7寄り
に,転写リボン1に設けられる磁気ストライプ領域の磁
性膜へ磁化作用を与え且つ磁化された状態を検出できる
磁気的手段として,光センサ13と搬送方向の同一列に
磁気ヘッド10を備えてある。
【0011】図1に本発明の一実施例による転写リボン
を示す。同図で,転写リボン1はフィルム状で透明な耐
熱性基材の一面に,イエローインクパネルY,マゼンタ
インクパネルM,シアンインクパネルC,ブラックイン
クパネルBKが,各々有効記録面積を包含する面積で面
順次に繰り返し塗布されてインクパネル領域を構成して
おり,このY−M−C−BKのインクパネルで1ページ
記録用のセット構成となっている。転写記録の用途によ
っては,ブラックインクパネルBKを省略し,Y−M−
Cの3色インクパネルでセット構成にする場合もある。
これらインクパネル領域の一方の側帯部には,識別マー
ク領域として遮光性を有する遮光膜6が付着されてお
り,その長手方向所定位置には,各色インクパネルのセ
ットの始まりを識別する先頭マーク4として,イエロー
インクパネルYの前方WLの位置で遮光膜6が区間長W
にわたって除去されている。また,マゼンタインクパネ
ルM,シアンインクパネルC,ブラックインクパネルB
Kの位置識別用にそれぞれのインクパネルの前方SLの
位置に色マーク5として遮光膜6が区間長Sにわたって
除去されている。
を示す。同図で,転写リボン1はフィルム状で透明な耐
熱性基材の一面に,イエローインクパネルY,マゼンタ
インクパネルM,シアンインクパネルC,ブラックイン
クパネルBKが,各々有効記録面積を包含する面積で面
順次に繰り返し塗布されてインクパネル領域を構成して
おり,このY−M−C−BKのインクパネルで1ページ
記録用のセット構成となっている。転写記録の用途によ
っては,ブラックインクパネルBKを省略し,Y−M−
Cの3色インクパネルでセット構成にする場合もある。
これらインクパネル領域の一方の側帯部には,識別マー
ク領域として遮光性を有する遮光膜6が付着されてお
り,その長手方向所定位置には,各色インクパネルのセ
ットの始まりを識別する先頭マーク4として,イエロー
インクパネルYの前方WLの位置で遮光膜6が区間長W
にわたって除去されている。また,マゼンタインクパネ
ルM,シアンインクパネルC,ブラックインクパネルB
Kの位置識別用にそれぞれのインクパネルの前方SLの
位置に色マーク5として遮光膜6が区間長Sにわたって
除去されている。
【0012】インクパネル領域のもう一方の側帯部に
は,磁気ヘッド10によってN極およびS極に磁化可能
な磁気ストライプ領域に区間長Aの磁性膜2と区間長B
の未付着部3が繰り返し設けられている。この磁気スト
ライプ領域には,遮光性を有する茶褐色の磁性膜2が塗
布されており,未付着部3は転写リボン1基材に透明な
材料を使用しているので光を透過するようになってい
る。磁性膜2の付着区間長Aと未付着部3の区間長Bの
関係は,概略(磁性膜厚さ)/(インクパネルの塗布厚
さ)の比に設定してある。従って,磁性膜2の区間長A
に記録する情報量を考慮しながらこの比率を維持して区
間長Aと区間長Bを同時に変更すれば,先頭マーク4の
区間長Wにおける磁性膜2の数または未付着部3の数を
調整することができる。
は,磁気ヘッド10によってN極およびS極に磁化可能
な磁気ストライプ領域に区間長Aの磁性膜2と区間長B
の未付着部3が繰り返し設けられている。この磁気スト
ライプ領域には,遮光性を有する茶褐色の磁性膜2が塗
布されており,未付着部3は転写リボン1基材に透明な
材料を使用しているので光を透過するようになってい
る。磁性膜2の付着区間長Aと未付着部3の区間長Bの
関係は,概略(磁性膜厚さ)/(インクパネルの塗布厚
さ)の比に設定してある。従って,磁性膜2の区間長A
に記録する情報量を考慮しながらこの比率を維持して区
間長Aと区間長Bを同時に変更すれば,先頭マーク4の
区間長Wにおける磁性膜2の数または未付着部3の数を
調整することができる。
【0013】図1の実施例では,先頭マーク4の区間長
Wに磁性膜2が3本,磁性膜未付着部3が2本存在する
が,これは転写リボン1のインクパネルが,Y,M,
C,BKの4色インクパネルで構成された昇華記録用転
写リボンを示す属性コードとなっている。磁性膜2が2
本または磁性膜未付着部3が1本の場合は,インクパネ
ルがY,M,Cの3色インクパネルで構成された昇華記
録用転写リボンの属性コードとしている。このような組
み合わせは,この実施例に拘ることなく別の設定として
も何ら支障はない。また,磁性膜数または磁性膜未付着
部数の検出区間を先頭マーク4の区間Wを例に説明した
が,色マーク5の区間Sも代用可能であり,これらの識
別マークを適切に配置して利用すれば,種々の変更が可
能であることは明白である。尚,磁気ストライプ領域の
磁性膜2には,磁気ヘッド10を使用して熱転写記録装
置内の制御回路(図示せず)によって各色インクパネル
の使用状態などを書き込んでおき,書き込まれた情報は
次ページ以降の記録に際して順次読み出され,各色イン
クパネルの未使用領域が使用可能であればそのインクパ
ネルを再使用するように制御される仕組みとなってい
る。
Wに磁性膜2が3本,磁性膜未付着部3が2本存在する
が,これは転写リボン1のインクパネルが,Y,M,
C,BKの4色インクパネルで構成された昇華記録用転
写リボンを示す属性コードとなっている。磁性膜2が2
本または磁性膜未付着部3が1本の場合は,インクパネ
ルがY,M,Cの3色インクパネルで構成された昇華記
録用転写リボンの属性コードとしている。このような組
み合わせは,この実施例に拘ることなく別の設定として
も何ら支障はない。また,磁性膜数または磁性膜未付着
部数の検出区間を先頭マーク4の区間Wを例に説明した
が,色マーク5の区間Sも代用可能であり,これらの識
別マークを適切に配置して利用すれば,種々の変更が可
能であることは明白である。尚,磁気ストライプ領域の
磁性膜2には,磁気ヘッド10を使用して熱転写記録装
置内の制御回路(図示せず)によって各色インクパネル
の使用状態などを書き込んでおき,書き込まれた情報は
次ページ以降の記録に際して順次読み出され,各色イン
クパネルの未使用領域が使用可能であればそのインクパ
ネルを再使用するように制御される仕組みとなってい
る。
【0014】次に図3と図4で,光学的検出手段による
検出動作を説明する。両図ともに転写リボン1を断面図
で示しており,17が転写リボン1の基材でフィルム状
で透明な耐熱性基材となっている。基材17の一面には
各色インクパネルを構成するインク層18が形成されて
おり,この面が記録紙19と密接され,発熱素子列8に
よる加熱によってインク層18の色剤が記録紙19へ転
写される。インク層18の一方の側帯部には光センサ1
3−1と,間に基材17をはさんで反射板14−1が設
けられている。いま光センサ13−1の上に磁気ストラ
イプ領域の未付着部3が位置すると,光センサ13−1
が発する光が透明な基材17を透過し,反射板14−1
で所定の光軸へ反射されて再び光センサ13−1へ折り
返される。従って,図3の状態では,光センサ13−1
の出力が能動状態になる。転写リボン1が更に搬送され
て光センサ13−1の上に磁気ストライプ領域の磁性膜
2が位置するようになると,光センサ13−1が発した
光は,磁性膜2で遮光されて反射板14−1まで到達で
きないので,光センサ13−1へ戻らなくなる。この結
果,光センサ13−1の出力は非能動状態となる。つま
り,熱転写記録装置内の制御回路(図示せず)側で,光
センサ13−1の出力状態を監視すれば,磁性膜2また
は未付着部3を検出できることになる。
検出動作を説明する。両図ともに転写リボン1を断面図
で示しており,17が転写リボン1の基材でフィルム状
で透明な耐熱性基材となっている。基材17の一面には
各色インクパネルを構成するインク層18が形成されて
おり,この面が記録紙19と密接され,発熱素子列8に
よる加熱によってインク層18の色剤が記録紙19へ転
写される。インク層18の一方の側帯部には光センサ1
3−1と,間に基材17をはさんで反射板14−1が設
けられている。いま光センサ13−1の上に磁気ストラ
イプ領域の未付着部3が位置すると,光センサ13−1
が発する光が透明な基材17を透過し,反射板14−1
で所定の光軸へ反射されて再び光センサ13−1へ折り
返される。従って,図3の状態では,光センサ13−1
の出力が能動状態になる。転写リボン1が更に搬送され
て光センサ13−1の上に磁気ストライプ領域の磁性膜
2が位置するようになると,光センサ13−1が発した
光は,磁性膜2で遮光されて反射板14−1まで到達で
きないので,光センサ13−1へ戻らなくなる。この結
果,光センサ13−1の出力は非能動状態となる。つま
り,熱転写記録装置内の制御回路(図示せず)側で,光
センサ13−1の出力状態を監視すれば,磁性膜2また
は未付着部3を検出できることになる。
【0015】インク層18のもう一方の側帯部にも光セ
ンサ13−2と,間に基材17をはさんで反射板14−
2が設けられている。いま光センサ13−2の上に識別
マーク領域の先頭マーク4が位置すると,光センサ13
−2が発する光が透明な基材17を透過し,反射板14
−2で所定の光軸へ反射されて再び光センサ13−2へ
折り返される。従って,図3の状態では,光センサ13
−2の出力が能動状態になる。転写リボン1が更に搬送
されて光センサ13−2の上に識別マーク領域の遮光膜
6が位置するようになると,光センサ13−2が発した
光は,遮光膜6で遮光されて反射板14−2まで到達で
きないので,光センサ13−2へ戻らなくなる。この結
果,光センサ13−2の出力は非能動状態となる。つま
り,熱転写記録装置内の制御回路(図示せず)側で,光
センサ13−2の出力状態を監視すれば,遮光膜6また
は先頭マーク4や色マーク5を検出できることになる。
ンサ13−2と,間に基材17をはさんで反射板14−
2が設けられている。いま光センサ13−2の上に識別
マーク領域の先頭マーク4が位置すると,光センサ13
−2が発する光が透明な基材17を透過し,反射板14
−2で所定の光軸へ反射されて再び光センサ13−2へ
折り返される。従って,図3の状態では,光センサ13
−2の出力が能動状態になる。転写リボン1が更に搬送
されて光センサ13−2の上に識別マーク領域の遮光膜
6が位置するようになると,光センサ13−2が発した
光は,遮光膜6で遮光されて反射板14−2まで到達で
きないので,光センサ13−2へ戻らなくなる。この結
果,光センサ13−2の出力は非能動状態となる。つま
り,熱転写記録装置内の制御回路(図示せず)側で,光
センサ13−2の出力状態を監視すれば,遮光膜6また
は先頭マーク4や色マーク5を検出できることになる。
【0016】従って,光センサ13−1と光センサ13
−2の出力を同時に監視すれば,先頭マーク4の区間長
Wにおける磁性膜2の数または磁性膜未付着部3の数を
検出できることになる。別法として,所定の長さで繰り
返し構成された遮光膜6の検出と同期して磁性膜2の数
または磁性膜未付着部3の数も検出できるので,この検
出結果を利用して転写リボン1の属性を読み取るように
することも可能である。読み取られた転写リボン1の属
性は,熱転写記録装置内の制御回路(図示せず)で解読
され,この解読結果を基に昇華記録モード,溶融記録モ
ードの選択,4色記録シーケンス,3色記録シーケンス
の選択などが自動的に行われ,発熱素子列8への通電量
制御の最適化や,転写リボン1の搬送制御,記録紙19
の搬送制御の最適化も自動的に行われるようになってい
る。
−2の出力を同時に監視すれば,先頭マーク4の区間長
Wにおける磁性膜2の数または磁性膜未付着部3の数を
検出できることになる。別法として,所定の長さで繰り
返し構成された遮光膜6の検出と同期して磁性膜2の数
または磁性膜未付着部3の数も検出できるので,この検
出結果を利用して転写リボン1の属性を読み取るように
することも可能である。読み取られた転写リボン1の属
性は,熱転写記録装置内の制御回路(図示せず)で解読
され,この解読結果を基に昇華記録モード,溶融記録モ
ードの選択,4色記録シーケンス,3色記録シーケンス
の選択などが自動的に行われ,発熱素子列8への通電量
制御の最適化や,転写リボン1の搬送制御,記録紙19
の搬送制御の最適化も自動的に行われるようになってい
る。
【0017】更に光センサ13−1と搬送方向の同一列
に磁気ヘッド10を備えてあり,転写リボン1の磁気ス
トライプ領域の磁性膜2にこの磁気ヘッド10が接する
ように配置されている。図5がこの状態を示している。
従って,転写リボン1を所定の方向に搬送しながら磁気
ヘッド10に書き込み信号を入力すると,磁性膜2に対
してN極,S極の磁化が行われ,インクパネル領域の使
用状態などの情報を書き込むことが可能である。また,
同じ磁気ヘッド10を使用して磁性膜2の磁化状態を読
み込めば,既に書き込まれている情報を読み出すことが
可能である。これらの情報は,各色インクパネルの未使
用領域の把握に使用され,記録すべき画像データに再使
用可能なインクパネル未使用領域があれば,転写リボン
1の逆方向搬送によって前回使用のインクパネルを記録
部へ引き戻し,再使用することによって運用コストの低
減を図れるようになっている。
に磁気ヘッド10を備えてあり,転写リボン1の磁気ス
トライプ領域の磁性膜2にこの磁気ヘッド10が接する
ように配置されている。図5がこの状態を示している。
従って,転写リボン1を所定の方向に搬送しながら磁気
ヘッド10に書き込み信号を入力すると,磁性膜2に対
してN極,S極の磁化が行われ,インクパネル領域の使
用状態などの情報を書き込むことが可能である。また,
同じ磁気ヘッド10を使用して磁性膜2の磁化状態を読
み込めば,既に書き込まれている情報を読み出すことが
可能である。これらの情報は,各色インクパネルの未使
用領域の把握に使用され,記録すべき画像データに再使
用可能なインクパネル未使用領域があれば,転写リボン
1の逆方向搬送によって前回使用のインクパネルを記録
部へ引き戻し,再使用することによって運用コストの低
減を図れるようになっている。
【0018】このような構成による転写リボン1を実際
の熱転写記録装置へ装填するためには,図2および図6
にも示してあるように転写リボンをロール状に巻回した
状態で使用するが,磁性膜2の厚みとインクパネルの塗
布厚みすなわちインク層18の厚みの違いを,磁気スト
ライプ領域の磁性膜2の区間長Aと未付着部3の区間長
Bの比で調整しているので,識別マーク領域側ロール径
D1と磁気ストライプ領域側ロール径D2は略同一の径
となり,熱転写記録時における転写リボンの皺を防止で
きる。尚,本発明の詳細な説明で,視覚像の記録に使用
する転写リボン1のインク構成をイエロー,マゼンタ,
シアン,ブラックの4色構成を基に説明したが,前述の
ようにブラックを除いた3色構成にしても本発明に何ら
影響はなく,インクの組成についても昇華染料または溶
融顔料に関係なく,また識別マーク領域の先頭マーク4
および色マーク5を透光性として説明したが,遮光性へ
の変更や配置位置について種々の変形を行っても,同様
の効果が得られることは明白である。
の熱転写記録装置へ装填するためには,図2および図6
にも示してあるように転写リボンをロール状に巻回した
状態で使用するが,磁性膜2の厚みとインクパネルの塗
布厚みすなわちインク層18の厚みの違いを,磁気スト
ライプ領域の磁性膜2の区間長Aと未付着部3の区間長
Bの比で調整しているので,識別マーク領域側ロール径
D1と磁気ストライプ領域側ロール径D2は略同一の径
となり,熱転写記録時における転写リボンの皺を防止で
きる。尚,本発明の詳細な説明で,視覚像の記録に使用
する転写リボン1のインク構成をイエロー,マゼンタ,
シアン,ブラックの4色構成を基に説明したが,前述の
ようにブラックを除いた3色構成にしても本発明に何ら
影響はなく,インクの組成についても昇華染料または溶
融顔料に関係なく,また識別マーク領域の先頭マーク4
および色マーク5を透光性として説明したが,遮光性へ
の変更や配置位置について種々の変形を行っても,同様
の効果が得られることは明白である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明のように本発明による転写リ
ボンでは,フィルム状の透明な耐熱性基材上に剥離可能
で且つ面順次に形成され加熱部分が記録紙上へ転写され
るインクパネルと該インクパネルの一方の側帯部に磁気
的手段によって情報を書き込み及び読み出し可能な磁性
膜から成る磁気ストライプ領域とを備えた転写リボンに
おいて,該磁気ストライプ領域の磁性膜に所定の間隔で
連続的に未付着部を設け,前記インクパネルの他方の側
帯部には光学的に検出可能で該インクパネルの位置を識
別する所定長の識別マークを設け,該識別マークの検出
中における前記磁性膜の数または磁性膜未付着部数を検
出する検出手段を設け,該検出手段によって検出された
磁性膜数または磁性膜未付着部数によって前記インクパ
ネルの属性を識別可能とした構成としているので,転写
リボンのロール径がほぼ一定となって熱転写記録時の転
写リボンの皺発生を防止でき,また転写リボンの属性コ
ードは光学的に検出できるので,磁気ストライプ領域に
予め磁化状態の変化を与えておく作業が不要となり,従
来例に観られる欠点を排除し,記録品質の向上と運用コ
ストの低減に寄与する転写リボンを歩留まり良く安価に
実現することが可能となる。
ボンでは,フィルム状の透明な耐熱性基材上に剥離可能
で且つ面順次に形成され加熱部分が記録紙上へ転写され
るインクパネルと該インクパネルの一方の側帯部に磁気
的手段によって情報を書き込み及び読み出し可能な磁性
膜から成る磁気ストライプ領域とを備えた転写リボンに
おいて,該磁気ストライプ領域の磁性膜に所定の間隔で
連続的に未付着部を設け,前記インクパネルの他方の側
帯部には光学的に検出可能で該インクパネルの位置を識
別する所定長の識別マークを設け,該識別マークの検出
中における前記磁性膜の数または磁性膜未付着部数を検
出する検出手段を設け,該検出手段によって検出された
磁性膜数または磁性膜未付着部数によって前記インクパ
ネルの属性を識別可能とした構成としているので,転写
リボンのロール径がほぼ一定となって熱転写記録時の転
写リボンの皺発生を防止でき,また転写リボンの属性コ
ードは光学的に検出できるので,磁気ストライプ領域に
予め磁化状態の変化を与えておく作業が不要となり,従
来例に観られる欠点を排除し,記録品質の向上と運用コ
ストの低減に寄与する転写リボンを歩留まり良く安価に
実現することが可能となる。
【図1】本発明による転写リボンの構成例を示す図であ
る。
る。
【図2】本発明の転写リボンを使用する熱転写記録装置
の概略構成を示す図である。
の概略構成を示す図である。
【図3】本発明による転写リボンの磁性膜未付着部と光
センサの位置関係を示す図である。
センサの位置関係を示す図である。
【図4】本発明による転写リボンの磁性膜と光センサの
位置関係を示す図である。
位置関係を示す図である。
【図5】本発明による転写リボンの磁性膜と磁気ヘッド
の位置関係を示す図である。
の位置関係を示す図である。
【図6】本発明による転写リボンをロール状に巻回した
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図7】従来例における転写リボンの構成例を示す図で
ある。
ある。
【図8】従来例における転写リボンをロール状に巻回し
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
1,20 転写リボン 2,21 磁性膜 3 磁性膜未付着部 4 先頭マーク 5 色マーク 6 遮光膜 7 サーマルヘッド 8 発熱素子列 9 プラテンローラ 10 磁気ヘッド 11,12 張力付与棒 13−1,13−2 光センサ 14−1,14−2 反射板 15 巻き取りロール 16 供給ロール 17 基材 18 インク層 19 記録紙 22 インク領域 Y イエローインクパネル M マゼンタインクパネル C シアンインクパネル BK ブラックインクパネル A 磁性膜区間長 B 磁性膜未付着部区間長 W 先頭マーク区間長 S 色マーク区間長
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 篤史 群馬県桐生市相生町3ー93番地日本サーボ 株式会社研究所内 (72)発明者 遠藤 夏枝 群馬県桐生市相生町3ー93番地日本サーボ 株式会社研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルム状の透明な耐熱性基材上に剥離
可能で且つ面順次に形成され加熱部分が記録紙上へ転写
されるインクパネルと該インクパネルの一方の側帯部に
磁気的手段によって情報を書き込み及び読み出し可能な
磁性膜から成る磁気ストライプ領域とを備えた転写リボ
ンにおいて,該磁気ストライプ領域の磁性膜に所定の間
隔で連続的に未付着部を設け,前記インクパネルの他方
の側帯部には光学的に検出可能で該インクパネルの位置
を識別する所定長の識別マークを設け,該識別マークの
検出中における前記磁性膜の数または磁性膜未付着部数
を検出する検出手段を設け,該検出手段によって検出さ
れた磁性膜数または磁性膜未付着部数によって前記イン
クパネルの属性を識別可能としたことを特徴とする転写
リボン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24400696A JPH1067162A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 転写リボン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24400696A JPH1067162A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 転写リボン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1067162A true JPH1067162A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17112319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24400696A Pending JPH1067162A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 転写リボン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1067162A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014094486A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Citizen Holdings Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2014094487A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Citizen Holdings Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法 |
CN104175728A (zh) * | 2014-08-08 | 2014-12-03 | 湖州市道场乡资产经营有限公司 | 一种改进的色带结构 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP24400696A patent/JPH1067162A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014094486A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Citizen Holdings Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2014094487A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Citizen Holdings Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法 |
CN104175728A (zh) * | 2014-08-08 | 2014-12-03 | 湖州市道场乡资产经营有限公司 | 一种改进的色带结构 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041022 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041029 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050310 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |