JP2002114874A - 変性ジエン系ゴム組成物 - Google Patents

変性ジエン系ゴム組成物

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JP2002114874A JP2000306514A JP2000306514A JP2002114874A JP 2002114874 A JP2002114874 A JP 2002114874A JP 2000306514 A JP2000306514 A JP 2000306514A JP 2000306514 A JP2000306514 A JP 2000306514A JP 2002114874 A JP2002114874 A JP 2002114874A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性に優れ、しかも転がり摩擦抵抗特性、
ウェットスキッド性能やウェットオンアイス性能(雪氷
上性能)、耐摩耗性にとくに優れた変性ジエン系ゴム組
成物を提供する。 【解決手段】 重量平均分子量(Mw)が500〜1
0,000である低分子量ジエン系ゴムを、変性剤とし
てアルコキシ基を含有する有機ケイ素化合物を用いて変
性し、変性ジエン系ゴム中の変性剤に起因するケイ素含
有量が5,000〜80,000ppmである変性ジエ
ン系ゴムを5〜20重量%含有するゴム成分100重量
部に対して、シリカ10〜150重量部、カーボンブラ
ック0〜100重量部を含む変性ジエン系ゴム組成物を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり摩擦抵抗特
性(燃費特性)、ウェットスキッド性能やウェットオン
アイス性能(雪氷上性能)、耐摩耗性にとくに優れた変
性ジエン系ゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車タイヤゴムとしては、
ポリブタジエンゴム(BR)、天然ゴム(NR)および
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)などが使用されて
いる。
【0003】近年、自動車の低燃費化の要求と、水上、
雪上および氷上における走行安全性の要求が高まり、自
動車のタイヤトレッド用ゴムとして、転がり摩擦抵抗が
小さく、水上、雪上および氷上における路面グリップの
大きな材料の開発が望まれるようになってきた。
【0004】そこで、低発熱化充填剤としてシリカとシ
ランカップリング剤を使用する方法が多数報告されてい
る。シランカップリング剤を併用する理由は、シリカは
その表面官能基であるシラノール基の水素結合により粒
子同士が凝集する傾向にあり、シランカップリング剤は
これらのシラノール基と結合してシリカ同士の凝集を防
ぎ、加工性を改善できるといわれているためである。一
方、性能面では、シリカとポリマーがシランカップリン
グ剤と化学的に結合することにより転がり摩擦抵抗の低
減や摩耗性が改善されると考えられている。しかし、こ
れらの目的を達成するためにはシリカとシランカップリ
ング剤を混練り、加工中に化学的に反応させる必要があ
る。ところが、シランカップリング剤中のゴムと反応す
る官能基部分が、混練りなどの加工中にかかる温度によ
って加硫工程に至るまでに一部ゴムとの反応を起こして
しまうため、ゲル化といわれるゴム焼けの現象が起こ
る。そのため、混練りの温度や条件に関して記述した特
許が数多く報告されている。たとえば特開平8−259
735号公報、特開平8−259736号公報、特開平
8−277348号公報、特開平7−292163号公
報、特開平7−196850号公報などにあげられるよ
うに、性能をよくするためにはシリカとシランカップリ
ング剤を充分に反応させる必要があり、充分に反応させ
るためには高温でよく練る方がよいとされている。しか
し、高温で混練りするとゴム焼けが起こり、逆に低温で
練るとシリカとシランカップリング剤の反応が不充分に
なるという矛盾点が生じる。
【0005】前記問題を解決する一つの手法としては、
特開昭62−50346号公報、特開昭62−6568
号公報、特開昭63−175001号公報などに記載さ
れているように、ポリマーの末端をあらかじめシリカと
反応しやすい官能基アルコキシシランで変性する方法
や、特開平8−53576号公報の末端をエポキシ基で
変性する方法などがある。しかし、いずれの発明もシラ
ンカップリング剤の併用を記載しており、ポリマーの末
端にこれらの官能基を付加した程度ではシランカップリ
ング剤の代わりになるものではなく、また、シランカッ
プリング剤を使用する上での加工上のメリットであるシ
リカの凝集を防ぎ、ゴム組成物の粘度を低減させる効果
は不充分であった。
【0006】そこで、我々はシリカと反応しやすい官能
基をあらかじめポリマーに数多く付加してシリカとの反
応性を高める方法として、ジエン系ゴムの二重結合の部
分に官能基を付加させることを考えた。すなわち、分子
量の低いポリマーを変性し、シランカップリング剤の代
わりに用いることで前記問題を解決できることがわかっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記課題に
鑑みてなされたものであり、重量平均分子量が500〜
10,000であるジエン系ゴムを、変性剤としてアル
コキシ基を含有する有機ケイ素化合物で変性した変性ジ
エン系ゴムを用いることにより、加工性を大幅に改善で
き、しかも耐摩耗性、転がり抵抗、ウェットスキッド性
能やウェットオンアイス性能(雪氷上性能)などのウェ
ットグリップ性能を改善し得るゴム組成物を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく鋭
意検討した結果、重量平均分子量Mwが500〜10,
000である低分子量ジエン系ゴムを、変性剤としてア
ルコキシ基を含有する有機ケイ素化合物を用いて変性
し、変性ジエン系ゴム中の変性剤に起因するケイ素含有
量が5,000〜80,000ppmである変性ジエン
系ゴムをゴム組成物のゴム成分中5〜20重量%用い、
さらにシリカおよびカーボンブラックを特定量用いるこ
とにより、シリカ配合の加工性を大幅に改善でき、しか
も耐摩耗性、転がり摩擦抵抗特性、ウェットグリップ性
能に優れた特性を有するゴム組成物が得られることを見
出し、本発明を完成するにいたった。
【0009】すなわち、本発明は、重量平均分子量(M
w)が500〜10,000である低分子量ジエン系ゴ
ムを、変性剤としてアルコキシ基を含有する有機ケイ素
化合物を用いて変性し、変性ジエン系ゴム中の変性剤に
起因するケイ素含有量が5,000〜80,000pp
mである変性ジエン系ゴムを5〜20重量%含有するゴ
ム成分100重量部に対して、シリカ10〜150重量
部、カーボンブラック0〜100重量部を含むことを特
徴とする変性ジエン系ゴム組成物に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で使用される低分子量ジエ
ン系ゴムのGPCによる重量平均分子量は、500〜1
0,000であり、好ましくは1,000〜10,00
0である。前記重量平均分子量が500未満では低分子
量成分による性能低下が起こり、10,000より大き
いと変性ジエン系ゴムによる粘度低減効果が少なく加工
性が改善できず好ましくない。
【0011】前記ジエン系ゴムとしては、ポリブタジエ
ンゴム(BR)、ポリイソプレンゴム(IR)、スチレ
ン−ブタジエンゴム(SBR)、ニトリル−ブタジエン
ゴム(NBR)などがあげられる。一般的に商業生産さ
れたものを用いてもよいし、また適宜合成したものを用
いてもよい。
【0012】本発明において使用されるジエン系ゴムの
変性方法としては、当該ジエン系ゴム製造後直ちに変性
反応を行なってもよいし、変性剤とジエン系ゴムを有機
溶媒中で接触・変性反応させることによって行なっても
よい。その他の方法としては押し出し混練り機などによ
り直接混練り変性することも可能である。
【0013】低分子量ジエン系ゴムを、ジエン系ゴム製
造後直ちに変性する場合、すなわちジオレフィンの重合
を行なってジエン系ゴムを得た重合系で連続して変性を
行なう場合、変性は前記ジエン系ゴムを得た重合系に直
接変性剤を添加して行なえばよい。
【0014】低分子量ジエン系ゴムを有機溶媒中で変性
する場合、変性反応に使用する有機溶剤としては、それ
自身がジエン系ゴムと反応しないものであれば自由に使
用できる。通常はジエン系ゴムの重合溶媒と同じものが
用いられる。たとえばベンゼン、クロロベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素、n−ヘプタン、
n−ヘキサン、n−ペンタン、n−オクタンなどの脂肪
族炭化水素、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、
テトラリン、デカリンなどの脂環族炭化水素などが好適
に使用される。また、塩化メチレンやテトラヒドロフラ
ンなども使用することができる。
【0015】変性反応が遅い場合には、反応速度を大き
くするために、ハロゲン化アルミニウムやハロゲン化ア
ルキルを触媒として使用することができる。ハロゲン化
アルミニウムとしては塩化アルミニウム、臭化アルミニ
ウム、ヨウ化アルミニウムなどがあげられる。ハロゲン
化アルキルとしては臭化エチル、ヨウ化エチル、塩化ブ
チル、臭化ブチル、ヨウ化ブチルなどの炭素原子数1〜
6のアルキルのハロゲン化物があげられる。
【0016】また、触媒の添加量は、ジエン系ゴム10
0gに対して、0.01〜100ミリモルであることが
好ましい。0.01ミリモル未満の場合、反応性が低く
時間がかかり、100ミリモルをこえる場合、残存する
触媒の量が多くなりゴム物性に悪影響を与える傾向があ
る。
【0017】変性反応を行なう温度は、0〜100℃、
好ましくは室温〜70℃である。0℃未満では、変性反
応が進行しにくく、100℃をこえると、ジエン系ゴム
がゲル化するので好ましくない。
【0018】変性反応に要する時間はとくに制限はない
が、通常は0.5〜6時間の範囲が好ましい。変性時間
が0.5時間未満では、反応が充分に進行せず、6時間
をこえると、ジエン系ゴムがゲル化するおそれがあるの
で好ましくない。
【0019】ジエン系ゴムを変性する変性剤としては、
分子中にアルコキシ基を含有する有機ケイ素化合物であ
れば、とくに制限はなく、ジエン系ゴム中の二重結合に
付加反応の可能なものであればよい。たとえば、分子中
にアミノ基とアルコキシ基をもつもの、一般にシランカ
ップリング剤として用いられているもの、またはシラン
(アルコキシシラン)があげられる。
【0020】具体的には、分子中にアミノ基とアルコキ
シ基を含有する有機ケイ素化合物としては、3−アミノ
プロピルジメチルメトキシシラン、3−アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルエチルジ
メトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、3−
アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメチ
ルブトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジブトキ
シシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジ
メトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノ
プロピル)ジメトキシエチルシラン、3−(2−アミノ
エチルアミノプロピル)ジメトキシプロピルシラン、3
−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシブチ
ルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジ
エトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノ
プロピル)トリメトキシシラン、3−(2−アミノエチ
ルアミノプロピル)トリエトキシシラン、3−(2−ア
ミノエチルアミノプロピル)トリブトキシシランなどが
あげられる。これらの化合物の中では、とくに変性効果
の点から、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3
−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシメチ
ルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ト
リメトキシシランが好適に使用される。
【0021】また、シランカップリング剤として用いら
れているものとしては、ビス(3−トリエトキシシリル
プロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシ
シリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメト
キシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−ト
リメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプ
ロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリ
メトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシ
ラン、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニ
トロプロピルトリエトキシシラン、3−クロロプロピル
トリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシ
シラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−ク
ロロエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリ
ルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラ
スルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N
−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−ト
リエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバ
モイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロ
ピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエト
キシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィ
ド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモ
ノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタク
リレートモノスルフィドなどがあげられる。とくに変性
反応の起こり易さの点から、3−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、ビス(3−トリエトキシシリルプロ
ピル)テトラスルフィドが好適に使用される。
【0022】さらにアルコキシシランとしては、テトラ
メトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチル
ジメトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、エチル
トリメトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、トリ
エチルメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチル
トリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、トリ
メチルエトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ジ
エチルジエトキシシラン、トリエチルエトキシシラン、
テトラブトキシシラン、メチルトリブトキシシラン、ジ
メチルジブトキシシラン、トリメチルブトキシシラン、
エチルトリブトキシシラン、ジエチルジブトキシシラ
ン、トリエチルブトキシシラン、トリメトキシシラン、
メチルジメトキシシラン、ジメチルメトキシシラン、エ
チルジメトキシシラン、ジエチルメトキシシラン、トリ
エトキシシラン、メチルジエトキシシラン、ジメチルエ
トキシシラン、エチルジエトキシシラン、ジエチルエト
キシシラン、トリブトキシシラン、メチルジブトキシシ
ラン、ジメチルブトキシシラン、エチルジブトキシシラ
ン、ジエチルブトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、ジフェニルジメトキシシラン、フェニルトリエト
キシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキシルト
リメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン、テトラ
プロポキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、ジメ
チルジプロポキシシラン、エチルトリプロポキシシラ
ン、ジエチルジプロポキシシランなどがあげられる。こ
れらの化合物の中では、とくに添加効果とコストの両立
の点から、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ンが好適に使用される。
【0023】前記変性剤は、1種類単独、または2種類
以上を組み合わせて使用してもよい。
【0024】これらの変性剤の使用量は、好ましくはジ
エン系ゴム100gに対して0.01〜3モル、好まし
くは0.05〜2.5モル、さらに好ましくは0.1〜
2モルである。変性剤の使用量が0.01モル未満で
は、変性ジエン系ゴム中に導入されるアルコキシ基を含
有するケイ素化合物の量が少なくなり、満足すべき変性
効果が現れない。一方、変性剤の使用量が3モルをこえ
ると、変性ジエン系ゴム中に未反応変性剤が残存し、そ
の除去に手間がかかり、変性剤の無駄にもなり、さらに
顕著な物性の改善効果が現れにくい。
【0025】前記変性剤は、ジエン系ゴムの主鎖の二重
結合(シス1,4−結合部分)および/または1,2−
ビニル基および/または末端に結合すると考えられる
が、主に二重結合に結合すると考えられる。
【0026】変性ジエン系ゴムの同定は、分析手段、た
とえば構成元素(ケイ素を包含)の元素分析、赤外吸収
分光測定などで行なうことができる。本発明における変
性ジエン系ゴムの同定は、後述する方法(ケイ素の元素
分析)により行なった。変性ジエン系ゴム中の変性剤に
起因するケイ素含有量としては5,000〜80,00
0ppm、好ましくは10,000〜70,000pp
m、さらに好ましくは15,000〜60,000pp
mである。ケイ素含有量が5,000ppm未満になる
と、ジエン系ゴムの変性効果が得られず、80,000
ppmをこえると、混練り中にゴムのゲル化が促進さ
れ、加工性がわるくなる傾向があるため好ましくない。
【0027】本発明において得られる変性ジエン系ゴム
は、天然ゴムおよび/または他の合成ゴムとブレンドし
て用いられる。また、必要ならばプロセスオイルで油展
の形で用いてもよい。
【0028】前記他の合成ゴムとしては、たとえばポリ
ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ポリイソ
プレンゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴム
や、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、クロロプレン
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムなどがあげら
れる。
【0029】変性ジエン系ゴムを他の合成ゴムおよび/
または天然ゴムとブレンドして用いる場合、変性ジエン
系ゴムの配合量は本発明の変性ジエン系ゴム組成物のゴ
ム成分中5〜20重量%であり、好ましくは5〜15重
量%である。5重量%未満の場合、充分なシリカの加工
性の改良効果が得られず、20重量%をこえる場合、ジ
エン系ゴムを配合することによる性能低下(耐摩耗性、
強度、転がり摩擦抵抗の低下)が現れるため好ましくな
い。
【0030】本発明のゴム組成物に用いられるシリカの
チッ素吸着比表面積(N2SA)は50〜300m2/g
であることが好ましい。シリカのチッ素吸着比表面積
(N2SA)が50m2/g未満の場合、分散性改良効果
や補強効果が小さくなり、300m2/gをこえる場
合、分散性がわるく、発熱性が増大するために好ましく
ない。本発明のゴム組成物に使用できるシリカとして
は、とくに制限はないが、乾式法シリカ(無水ケイ
酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)などがあげられ、湿
式法シリカが加工性の点で好ましい。湿式法シリカの好
適な例としては、デグッサ社製Ultrasil VN
3(商品名)、日本シリカ社製ニップシールVN3 A
Q(商品名)などがあげられる。
【0031】かかるシリカの配合量は、ゴム成分100
重量部に対して10〜150重量部、好ましくは10〜
100重量部である。シリカの配合量が10重量部未満
の場合、補強効果が小さく、150重量部をこえる場
合、作業性が低下するために好ましくない。さらに、低
発熱性、作業性の面から、シリカの配合量は20〜10
0重量部が好ましい。
【0032】本発明のゴム組成物は、ジエン系ゴムを変
性するために変性剤として用いるシランカップリング剤
以外、ゴム組成物の成分混合時にシランカップリング剤
を含まない。しかしながら、前記成分混合時における少
量(ゴム成分100重量部に対して0.5重量部未満)
のシランカップリング剤の併用は、その効果の点から本
発明の範囲内であるといえる。
【0033】さらに本発明のゴム組成物は、チッ素吸着
比表面積(N2SA)が30〜200m2/gで、圧縮ジ
ブチルフタレート吸油量(24M4DBP吸油量)が3
0〜150ml/100gの範囲内であるカーボンブラ
ックを含んでいてもよい。チッ素吸着比表面積(N2
A)および圧縮ジブチルフタレート吸油量(24M4D
BP吸油量)が各々の下限値より小さい場合には、分散
性改良効果や補強効果が小さく、また上限値をこえる場
合には、分散性がわるく、発熱性が増大するため好まし
くない。使用できるカーボンブラックの例としては、H
AF、ISAF、SAFなどがあげられるが、とくに限
定されるものではない。
【0034】本発明のゴム組成物中に含まれるカーボン
ブラックの配合量は、前記ゴム成分100重量部に対し
0〜100重量部であり、補強性および低発熱性の面か
ら10〜85重量部が好ましい。カーボンブラックの配
合量が100重量部を超えると、発熱性が増大し好まし
くない。
【0035】なお、本発明のゴム組成物においては、前
記ゴム成分、シリカ、カーボンブラック以外にクレー、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ケイ酸マグネシ
ウムなどの無機充填剤、必要に応じて、軟化剤、老化防
止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤などの通常の
ゴム工業で使用される配合剤を適宜配合することがで
き、本発明のゴム組成物は、タイヤはもちろんのこと、
ホース、ベルトその他の各種工業用品などの機械的特性
および耐摩耗性が要求されるゴム組成物としても適用さ
れ得る。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明するが、これらは本発明を限定するものではない。
【0037】実施例および比較例に用いた各種試薬を以
下に示す。
【0038】SBR(1502);SBR1502(日
本合成ゴム(株)製) 液状ポリブタジエンゴム(BR);Polyoil(日
本ゼオン(株)製) GPCで測定した重量平均分子量(Mw):1100 シリカ;Ultrasil VN3(デグッサ社製) チッ素吸着比表面積 :180m2/g シランカップリング剤;Si69(デグッサ社製) (化学名:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テ
トラスルフィド) ステアリン酸;ステアリン酸(日本油脂(株)製) 酸化亜鉛;亜鉛華1号(三井金属鉱業(株)製) 硫黄;粉末硫黄(鶴見化学(株)製) 加硫促進剤A;ノクセラー NS(大内新興化学工業
(株)製) (化学名:N−第三−ブチル−2−ベンゾチアジル・ス
ルフェンアミド) 加硫促進剤B:ノクセラー D(大内新興化学工業
(株)製) (化学名:N,N−ジフェニル・グアニジン)
【0039】製造例において得られた変性ジエン系ゴム
(ポリマー1〜4)のムーニー粘度およびケイ素含有量
は下記の方法により測定した。
【0040】ムーニー粘度(ML1+4、100℃) JIS K6300に定められたムーニー粘度の測定法
にしたがい、100℃で1分予熱したあと、4分間測定
し、ゴムのムーニー粘度(ML1+4、100℃)として
表示した。
【0041】ケイ素含有量 白金るつぼに試料1gを採取し、硫酸を加えた後、ホッ
トプレート上で加熱、溶解、分散させ、乾固した。それ
を、ブンゼンバーナーで加熱し、炭化させた後、電気炉
で灰化させ、炭酸ナトリウムを添加した。再び電気炉中
でアルカリ溶融させた後、純水を加え、ホットプレート
上で加熱溶出させた試料を適当な濃度に希釈し、ICP
測定により変性ジエン系ゴム中のケイ素元素含有量を求
めた。
【0042】つぎに変性ジエン系ゴム(ポリマー1〜
4)の製造法について説明する。
【0043】製造例1(ポリマー1) 1リットルの撹拌機および温度調節器付きガラス製セパ
ラブルフラスコに液状ポリブタジエンゴム(日本ゼオン
(株)製、Polyoil)50gとトルエン700ミ
リリットルを加えて、撹拌下に60℃に昇温して液状ポ
リブタジエンゴムを完全に溶解させた。つぎにあらかじ
めテトラヒドロフランに溶解させた変性剤ビス(3−ト
リエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド0.12
5モルを添加して60℃、2時間変性反応した。反応終
了後、室温に冷却して、この反応液を250メッシュの
金網で濾過し、メタノール1リットルを加えゴム成分を
沈殿させた。その後、再度トルエンによる溶解、メタノ
ールによる沈殿の操作を繰り返して残存の変性剤を除去
し、酸化防止剤としてテトラキス−[メチレン−3−
(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]メタン(日本チバガイギー
(株)製、Irganox1010)をポリブタジエン
ゴムに対して1000ppmを練り混んで100℃で1
時間真空乾燥させて変性ポリブタジエンゴムを得た。
【0044】得られた変性ポリブタジエンゴムについ
て、ムーニー粘度、ケイ素含有量を測定した。得られた
結果を表1に示す。
【0045】製造例2(ポリマー2) 変性剤を3−メルカプトプロピルトリメトキシシランと
し、添加量を0.3モルにかえた以外はポリマー1と同
様にして、変性ポリブタジエンゴムを得た。得られた変
性ポリブタジエンゴムについて、ムーニー粘度、ケイ素
含有量を測定した。得られた結果を表1に示す。
【0046】製造例3(ポリマー3) 変性剤を3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリ
メトキシシランとし、添加量を0.4モルにかえ、触媒
として臭化エチル10ミリモルを使用した以外はポリマ
ー1と同様にして、変性ポリブタジエンゴムを製造し
た。得られた変性ポリブタジエンゴムについて、ムーニ
ー粘度、ケイ素含有量を測定した。得られた結果を表1
に示す。
【0047】製造例4(ポリマー4) 変性剤をテトラエトキシシランとし、添加量を1.0モ
ルにかえた以外は、ポリマー3と同様にして、変性ポリ
ブタジエンゴムを製造した。得られた変性ポリブタジエ
ンゴムについて、ムーニー粘度、ケイ素含有量を測定し
た。得られた結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】実施例1〜4および比較例1 表2に示す配合を基本配合とし、250ccのバンバリ
ータイプのプラストミルを用いて表3に示す配合割合で
混練りし(加硫剤はロールを用いて混練りした)、17
0℃で20分間プレス加硫して各種ゴム組成物を得た。
【0050】得られた各種ゴム組成物の加工性、引張強
度、転がり摩擦抵抗指数、ランボーン摩耗指数およびウ
ェットスキッド指数を下記方法により測定して求めた。
得られた結果を表3に示す。
【0051】(加工性)JIS K6300に定められ
たムーニー粘度の測定法にしたがい、130℃で測定し
た。比較例1のムーニー粘度(ML1+4)を100と
し、下記計算式で指数表示した。指数が大きいほど、ム
ーニー粘度が低く、加工性に優れている。 加工性指数=比較例1のtanδ/各配合のtanδ×
100
【0052】(引張強度)JIS K6251に準拠し
て測定し、300%のモジュラスで示した。引張強度
(M300(MPa))の数値が大きいほど反発弾性に
優れる。
【0053】(転がり摩擦抵抗特性)粘弾性スペクトロ
メーター VES(岩本製作所製)を用いて、測定温度
70℃、初期歪み10%、動歪み2%の条件で各配合の
tanδを測定し、比較例1のtanδを100とし、
下記計算式で指数表示した。指数が大きいほど、転がり
摩擦抵抗特性に優れることを示す。 転がり摩擦抵抗指数=比較例1のtanδ/各配合のt
anδ×100
【0054】(耐摩耗性)ランボーン摩耗試験機を用い
て、温度20℃、スリップ率20%、試験時間5分間の
測定条件で各配合の容積損失を計算し、比較例1の損失
量を100とし、下記計算式で指数表示した。指数が大
きいほど耐摩耗性が優れることを示す。 ランボーン摩耗指数=比較例1の損失量/各配合の損失
量×100
【0055】(ウェットスキッド性能)スタンレー社製
のポータブルスキッドテスターを用いてASTM E3
03−83の方法にしたがって測定し、以下の計算式で
指数表示した。指数が大きいほど、ウェットスキッド性
能が優れることを示す。 ウェットスキッド指数=各配合の数値/比較例1の数値
×100
【0056】
【表2】
【0057】
【表3】
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、加工性に優れ、しかも
転がり摩擦抵抗特性(燃費特性)、ウェットスキッド性
能やウェットオンアイス性能(雪氷上性能)、耐摩耗性
にとくに優れた変性ジエン系ゴム組成物が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 15:00) C08L 15:00) (72)発明者 村岡 清繁 兵庫県神戸市中央区脇浜町3丁目6番9号 住友ゴム工業株式会社内 (72)発明者 井上 篤司 千葉県市原市五井南海岸8番の1 宇部興 産株式会社千葉石油化学工場内 (72)発明者 中島 哲司 千葉県市原市五井南海岸8番の1 宇部興 産株式会社千葉石油化学工場内 Fターム(参考) 4J002 AC011 AC031 AC071 AC081 AC091 AC112 BB151 DA037 DJ016 GN01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量平均分子量Mwが500〜10,0
    00である低分子量ジエン系ゴムを、変性剤としてアル
    コキシ基を含有する有機ケイ素化合物を用いて変性し、
    変性ジエン系ゴム中の変性剤に起因するケイ素含有量が
    5,000〜80,000ppmである変性ジエン系ゴ
    ム5〜20重量%を含むゴム成分100重量部に対し
    て、シリカ10〜150重量部、カーボンブラック0〜
    100重量部を含むことを特徴とする変性ジエン系ゴム
    組成物。
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