JP2009197237A - 変性ジエン系ゴム組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】転がり摩擦抵抗特性、グリップ特性および耐摩擦性に優れた変性ジエン系ゴム組成物を提供する。
【解決手段】(A)コバルト化合物、(B)有機アルミニウム化合物および(C)水からなる触媒を用いて、共役二重結合を有するジオレフィンを重合して得られたジエン系ゴムを、変性剤であるアミノ基とアルコキシ基とを含有する有機ケイ素化合物を用いて変性した、繰り返し単位の80%以上がシス−1,4構造であり、GPCによる重量平均分子量(Mw)が20,000〜1,000,000であり、変性剤に起因する窒素含有量が10ppm以上である変性ジエン系ゴム10〜80重量%を含むゴム成分100重量部に対して、シリカ5〜100重量部およびシリカ重量に対して0〜10重量%のシランカップリング剤を配合する。
【選択図】なし

Description

本発明は、高シス−1,4構造を有するゴムを、アミノ基とアルコキシ基とを含有する有機ケイ素化合物により変性した変性ジエン系ゴムからなる転がり摩擦抵抗特性(燃費特性)、ウエットスキッド特性やウエットオンアイス特性(雪氷上性能)などのグリップ特性および耐摩擦性に優れた変性ジエン系ゴム組成物に関する。
従来から、自動車タイヤ用ゴムとしては、ポリブタジエンゴム(BR)、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)などが使用されている。
近年、自動車の低燃費化の要求と、雨天時、雪上および氷上における走行安全性の要求が高まり、自動車のタイヤトレッドゴムとして、高温時における転がり抵抗が小さく、雨天時、雪上および氷上における路面グリップの大きな材料の開発が望まれるようになってきている。
しかし、BRのように反発弾性の大きな(転がり抵抗の小さな)ゴムは、ウエットスキッド抵抗が小さく、SBRのように反発弾性が小さな(転がり抵抗が大きな)ゴムは、ウエットスキッド抵抗も大きいという特性があり、これらはお互いに二律背反の関係にある。そこで、これらの特性値をいかにバランスよく保持させ、両方の特性値を改善させるかが課題となっている。
従来から、このような問題を解決する手段として、リチウム系触媒を用いて得られた低シス共役ジエン系ゴムを、変性剤により化学変性する方法が数多く提案されている。
たとえば、低シスBRをベンゾフェノン化合物で変性する方法が、特開昭58−162604号公報、特開昭59−117514号公報に提案されており、自動車タイヤの転がり抵抗が小さく、ウエットスキッド抵抗が大きくなるという改善効果が認められている。
また、リチウム触媒で製造した低シスBRを、ケイ素またはスズ化合物と特定のアミノシラン化合物とで反応させて、変性ジエン系ゴムを製造する方法が、特開平1−284503号公報に開示されており、反発弾性が高く、低温でのJIS硬度が低く、加工性に優れることが述べられている。
しかしながら、低シスBRは、高シスBRと比較して、耐摩耗性と反発弾性が不充分であり、変性によっても、この問題点は解決することができない。
また、リチウム触媒により得られた低シスBRは、重合体の末端が活性化された状態にあり(リビング状態)、変性剤との反応が容易であるが、コバルト、チタン、ニッケル系の触媒により製造された高シスBRは、反応性に乏しく、変性剤との反応が困難である。そのために、これまで高シス−1,4構造を有するゴムに関する変性方法の提案は、あまり行なわれていなかった。
一方、近年、補強性の面から、低発熱化充填剤としてシリカを使用する方法が多数報告されているが、シリカはその表面官能基であるシラノール基の水素結合により粒子同士が凝集する傾向があるため、これらの問題を解決するために、各種シランカップリング剤が開発されている。しかし、このシランカップリング剤は、コストがかかる割に、ゴム組成物の作業性および加工性を高水準なものとするにはなお不充分である。
本発明は、転がり摩擦抵抗特性(燃費特性)、ウエットスキッド特性やウエットオンアイス特性(雪氷上性能)などのグリップ特性および耐摩擦性に優れた変性ジエン系ゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記諸問題を改善すべく鋭意検討した結果、高シス−1,4構造を有するゴムを、アミノ基とアルコキシ基とを含有するケイ素化合物により変性した変性ジエン系ゴムからなる変性ジエン系ゴム組成物が、転がり摩擦抵抗特性(燃費特性)、ウエットスキッド特性やウエットオンアイス特性(雪氷上性能)などのグリップ特性および耐摩擦性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
(A)コバルト化合物、
(B)有機アルミニウム化合物および
(C)水
からなる触媒を用いて、共役二重結合を有するジオレフィンを重合して得られたジエン系ゴムを、変性剤であるアミノ基とアルコキシ基とを含有する有機ケイ素化合物を用いて変性した、
繰り返し単位の80%以上がシス−1,4構造であり、
GPCによる重量平均分子量(Mw)が20,000〜1,000,000であり、
変性剤に起因する窒素含有量が10ppm以上
である変性ジエン系ゴム10〜80重量%を含むゴム成分100重量部に対して、
シリカ5〜100重量部および
シリカ重量に対して0〜10重量%のシランカップリング剤
を配合してなる変性ジエン系ゴム組成物(請求項1)
に関する。
本発明によれば、高シス−1,4構造を有するゴムを、アミノ基とアルコキシ基とを含有する有機ケイ素化合物により変性した変性ジエン系ゴムからなる転がり摩擦抵抗特性(燃費特性)、ウエットスキッド特性やウエットオンアイス特性(雪氷上性能)などのグリップ特性および耐摩擦性に優れた変性ジエン系ゴム組成物を得ることができる。
本発明に用いられる変性ジエン系ゴムは、(A)コバルト化合物、(B)有機アルミニウム化合物および(C)水からなる触媒を用いて、共役二重結合を有するジオレフィンを重合して得られた80%以上がシス−1,4構造を有するジエン系ゴムを、変性剤であるアミノ基とアルコキシ基とを含有する有機ケイ素化合物を用いて変性されたものである。
前記共役二重結合を有するジオレフィンとしては、一般にジエン系ゴムの原料モノマーとして用いられているものであれば、とくに限定なく用いることができる。具体的には、前記ジエン系ゴムとしてポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴムなどが好ましいことから、1,3−ブタジエン、イソプレンなどが好ましく用いられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合せて用いてもよい。なお、共重合成分としてスチレンが好ましく用いられる。
前記ジオレフィンの重合は、前記触媒を用いて、一般に重合溶媒中で行なわれる。重合条件にはとくに限定はなく、当業者に公知の一般的な条件でよい。
前記重合溶媒としては、不活性な芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素または脂環式炭化水素などがあげられる。具体的には、ベンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサン、n−ペンタン、n−ヘプタン、n−オクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリンなどである。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合せて用いてもよい。
本発明において使用される触媒の(A)成分であるコバルト化合物としては、有機カルボン酸コバルト、有機スルホン酸コバルト、コバルトのβ−ジケトン錯化合物、ハロゲン化コバルトの第三級アミン錯化合物などが用いられる。具体的には、ナフテン酸コバルト、オクテン酸コバルト、マロン酸コバルト、オクタン酸コバルト、ステアリン酸コバルト、酢酸コバルト、安息香酸コバルト、蓚酸コバルト、サリチル酸コバルト、ドデシルベンゼンスルホン酸コバルト、ビス(アセト酢酸エチル)コバルト、ビス(アセチルアセトナート)コバルト、トリス(アセチルアセトナート)コバルト、ジクロロ−ビス(ピリジン)コバルトなどがあげられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合せて用いてもよい。これらのうちでは、有機カルボン酸コバルト、とくにナフテン酸コバルト、オクテン酸コバルト、オクタン酸コバルトが好ましい。
本発明において使用される触媒の(B)成分である有機アルミニウム化合物としては、一般式AlR2X(ただし、Rはエチル基、イソブチル基、ヘキシル基などの炭素数1〜6のアルキル基を示し、2つのアルキル基は同じでも異なっていてもよい、Xは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原子を示す)で表わされるものがあげられる。具体的には、ジエチルアルミニウムモノクロリド、ジイソブチルアルミニウムモノクロリド、ジヘキシルアルミニウムモノクロリド、ジエチルアルミニウムモノブロマイドなどがあげられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合せて用いてもよい。これらのうちでは、ジエチルアルミニウムモノクロリド、ジイソブチルアルミニウムモノクロリドが好適に使用される。
前記コバルト化合物の使用量は、前記ジオレフィン1モルに対して1×10-7〜1×10-3モルが好ましい。
前記有機アルミニウム化合物の使用量は、前記ジオレフィン1モルに対して1×10-5〜1×10-1モルが好ましい。
前記水の使用量は、前記ジオレフィン1モルに対して1×10-5〜1×10-1モルが好ましい。水の添加量が1×10-5モル未満では、触媒活性向上の効果が小さく、1×10-1モルをこえると、活性が低下する。
触媒成分の添加順序にはとくに制限はないが、有機アルミニウム化合物と水とを予め反応させておいてから添加することが望ましい。
ジエン系ゴムは、アミノ基とアルコキシ基とを含有する有機ケイ素化合物を用いて変性されるが、製造後直ちに変性されるのが好ましい。ここで製造後直ちにとは、ジオレフィンの重合を行なってジエン系ゴムを得た重合系で、連続して変性を行なうことを意味する。この場合、変性は前記ジエン系ゴムを得た重合系に直接変性剤を添加して行なえばよい。変性を行なう温度は、0〜100℃の範囲が好ましく、室温〜70℃の範囲がより好ましい。温度が低すぎると、変性反応が進行しにくく、温度が高すぎると、ジエン系ゴムがゲル化するので好ましくない。変性反応時間にはとくに制限はないが、通常は0.5〜6時間の範囲が好ましい。変性時間が短かすぎると、反応が充分に進行せず、時間が長すぎると、ジエン系ゴムがゲル化するおそれがあるので好ましくない。
前記変性剤としては、分子中にアミノ基とメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ基とを含有する有機ケイ素化合物であればよく、とくに制限はない。具体的には3−アミノプロピルジメチルメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルエチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルジメチルブトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジブトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシエチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシプロピルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシブチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジエトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリエトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリブトキシシランなどがあげられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらのうちでは、とくに3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシメチルシラン、3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシランが好適に使用される。
前記変性剤の使用量は、ジエン系ゴム100gに対して0.01〜150ミリモル、さらには1.0〜100ミリモルが好ましい。変性剤の使用量が少ないと、変性ジエン系ゴム中に導入されるアミノ基とアルコキシシリル基とを含有するケイ素化合物の量(変性量)が少なくなり、満足すべき変性効果が現れにくい。一方、変性剤の使用量が多すぎると、変性ジエン系ゴム中に未反応の変性剤が残存し、その除去に手間がかかり、変性剤の無駄にもなり、さらに顕著な物性の改善効果も現れにくい。
前記変性剤は、主鎖の二重結合および(または)1,2−ビニル基および(または)末端に結合していると考えられる。
前記変性ジエン系ゴムは、その繰り返し単位の80%以上、さらには85%以上がシス−1,4構造であることが好ましい。
また、前記変性ジエン系ゴムは、そのGPC(ゲルパーミエーション法)による重量平均分子量(Mw)が20,000〜1,000,000、さらには100,000〜1,000,000であることが好ましい。重量平均分子量が20,000未満になると、低強度となり、1,000,000をこえると、加工性が低下する。また、分子量分布(Mw/数平均分子量(Mn))は1〜3であることが好ましい。さらに同様の理由から、ムーニー粘度(ML1+4、100℃)は、20〜80であることが好ましい。
ジエン系ゴムが化学的に変性されていることは、未反応の変性剤を充分に除去した変性ジエン系ゴムの窒素含有量を、後述するケルダール法により測定することにより、確認することができる。窒素含有量は、ジエン系ゴムと変性剤とが、どの程度反応したかを示す指標となる。窒素原子は含有量が微量でも容易かつ信頼性のある分析が可能であり、窒素含有量により変性ジエン系ゴムの変性率を評価することができる。
変性ジエン系ゴムの窒素含有量としては、10ppm以上、さらには10〜5,000ppmが好ましい。窒素含有量が10ppm未満になると、ジエン系ゴムを変性したことによる効果が小さくなり、5,000ppmをこえると、混練り中にゴムのゲル化が促進され、加工性がわるくなる傾向がある。
前記変性ジエン系ゴムは、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、変性ジエン系ゴムは、他の合成ゴムや天然ゴムとブレンドして用いられるが、変性ジエン系ゴムを用いることによる効果を充分に得る点から、全ゴム成分中での変性ジエン系ゴムの量は、10〜80重量%、好ましくは15〜75重量%である。また、必要ならばプロセスオイルで油展して用いてもよい。
前記他の合成ゴムとしては、たとえば未変性のジエン系ゴムであるスチレン−ブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエンゴムや、エチレン−プロピレン−ジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴムなどがあげられる。
本発明のゴム組成物に使用されるシリカにはとくに制限はなく、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)などがあげられるが、湿式法シリカが好ましい。また、窒素吸着比表面積(N2SA)が50〜300m2/gのものが好ましい。シリカの窒素吸着比表面積(N2SA)が50m2/g未満では、分散性改良効果や補強効果が小さくなる傾向があり、300m2/gをこえると、分散性がわるく、発熱性が増大する傾向がある。湿式法シリカの好ましい例としては、デグッサ社製Ultrasil VN3(商品名)、日本シリカ(株)製ニップシールVN3 AQ(商品名)などがあげられる。
シリカの配合量は、前記ゴム成分100重量部に対して5〜100重量部、好ましくは10〜85重量部、さらに好ましくは20〜65重量部である。シリカの配合量が5重量部未満では、補強効果が小さく、100重量部をこえると、作業性が低下するため好ましくない。低発熱性、作業性の面から、シリカの配合量は20〜65重量部が好ましい。
本発明のゴム組成物に使用されるシランカップリング剤は、シリカとゴム成分との結合を強め、耐摩耗性を向上させる作用を有する。前記シランカップリング剤としては、従来からシリカと併用される任意のシランカップリング剤を用いればよい。具体的には、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィドなどがあげられる。カップリング剤添加効果とコストの両立から、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドなどが好ましい。
シランカップリング剤の配合量は、前記シリカ重量に対して0〜10重量%、さらには0.5〜8重量%が好ましい。シランカップリング剤の配合量が10重量%をこえると、コストがあがる割にカップリング効果が得られず好ましくない。シリカの分散性およびカップリング効果が得られる点から、シランカップリング剤の配合量は0.5〜8重量%であることが望ましい。
さらに本発明のゴム組成物は、窒素吸着比表面積(N2SA)が30〜200m2/gで圧縮ジブチルフタレート吸油量(24M4DBP吸油量)が30〜150ml/100gの範囲であるカーボンブラックを含んでいてもよい。窒素吸着比表面積(N2SA)および圧縮ジブチルフタレート吸油量(24M4DBP吸油量)が各々の下限値より小さい場合には、分散性改良効果や補強効果が小さく、また上限値をこえる場合には、分散性がわるく、発熱性が増大する傾向がある。使用できるカーボンブラックの例としては、HAF、ISAF、SAFなどがあげられる。
なお、本発明のゴム組成物には、前記ゴム成分、シリカ、シランカップリング剤、カーボンブラック以外に、必要に応じて、軟化剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤などの通常のゴム工業で使用される配合剤を適宜配合することができ、タイヤ、ホース、ベルトその他の各種工業用品などの機械的特性および耐摩耗性などが要求されるゴム組成物として適用される。
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、これらは本発明の目的を限定するものではない。まず、以下の実施例および比較例で用いた各種薬品について以下に説明する。
(各種薬品の説明)
天然ゴム:NR 7
シリカ:デグッサ社製のUltrasil VN3(N2SA:180m2/g) シランカップリング剤:デグッサ社製のSi69(化学名:ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
加硫促進剤A:大内新興化学(株)製のノクセラー NS(化学名:N−t−ブチル−2−ベンゾチアジル・スルフェンアミド)
加硫促進剤B:大内新興化学(株)製のノクセラー D(化学名:N,N’−ジフェニル・グアニジン)
なお、ゴム成分のシス−1,4構造量、重量平均分子量と分子量分布、窒素含有量およびムーニー粘度は以下の方法により測定した。
(シス−1,4構造量)
赤外吸収スペクトル分析法により、0.4重量%の二硫化炭素溶液を用いてゴムのミクロ構造を測定することによって、シス−1,4構造量を算出した。
(重量平均分子量と分子量分布)
ポリスチレンを標準物質として、テトラヒドロフランを溶媒として、温度40℃でゲルパーミエーション(透過)クロマトグラフィー(東ソー(株)製、GPC)を行ない、得られた分子量分布曲線から求めた検量線を用いて重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)を求めた。分子量分布は、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)として算出した。
(窒素含有量)
JIS K0102にしたがい、ケルダール法により定量した。
(ムーニー粘度(ML1+4、100℃))
JIS K6300にしたがい、100℃で1分間予熱したのち、4分間測定したゴムのムーニー粘度(ML1+4、100℃)で表示した。
また、以下の実施例および比較例において、ゴム組成物の引張強度(M300)、ランボーン摩耗指数、転がり抵抗指数およびウエットスキッド指数は以下の方法により測定した。
(引張試験)
JIS K6301に準拠して測定し、300%のモジュラスで示した。
(転がり抵抗指数)
粘弾性スペクトロメーター VES(岩本製作所(株)製)を用いて、温度70℃、初期歪み10%、動歪み2%の測定条件で各配合のtanδを測定し、比較例1のtanδを100とし、下記計算式で指数表示した。指数が大きいほど、転がり抵抗特性が優れることを示す。
転がり抵抗指数=(比較例1のtanδ/各配合のtanδ)×100
(ランボーン摩耗指数)
ランボーン摩耗試験機を用いて、温度20℃、スリップ率20%、試験時間5分間の測定条件でランボーン摩耗量を測定し、各配合の容積損失を計算し、比較例1の損失量を100とし、下記計算式で指数表示した。指数が大きいほど、耐摩耗性が優れることを示す。
摩耗指数=(比較例1の損失量/各配合の損失量)×100
(ウエットスキッド指数)
スタンレー社製のポータブルスッキドテスターを用いてASTM E303−83の方法にしたがって測定し、下記計算式で指数表示した。指数が大きいほど、ウエットスキッド性能が優れることを示す。
ウエットスキッド指数=(各配合の数値/比較例1の数値)×100
つぎに、ゴム成分について説明する。
製造例1
内部を充分窒素置換した1.5Lのステンレス製オートクレーブに、1,3−ブタジエンを27.9重量%含有するベンゼン−C4留分混合溶液1L(ベンゼン26.9重量%とシス−2−ブテンを主成分とするC4留分を45.2重量%含む)を仕込み、ついで、蒸留水2ミリモル、ジエチルアルミニウムモノクロリド(n−ヘキサン溶液)2.9ミリモルを加えて、攪拌を行なった。つぎにシクロオクタジエン4.24ミリモルを添加し、オートクレーブの昇温を開始した。内温が58.5℃に到達してから、主触媒として、オクテン酸コバルト(ベンゼン溶液)0.0087ミリモルを注入することによって、1,3−ブタジエンの重合を開始し、60℃で30分間、重合反応を行なった。
重合反応終了後、未反応ガスを系外に排出し、トルエン500ミリリットルを加えることにより、未変性ポリブタジエンのトルエン溶液にしてから、さらにメタノール500ミリリットルを加えて10分間、内容物を充分攪拌した。攪拌停止後、オートクレーブの内容物を全量、別容器に移し、未変性ポリブタジエンを濾過・分離した。この分離したポリマーを800ミリリットルのトルエンに溶解させたのち、800ミリリットルのメタノールを加えてポリマーを析出させ、濾過・分離する操作を3回繰り返した。つぎに、未変性ポリマーに対して、酸化防止剤として、Irganox 1010(テトラキスー(メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタンを0.11phr、老化防止剤として、トリスノニルフェニルホスファイト0.45phrを添加して練り込み、100℃で1.5時間、真空乾燥させることによって、未変性ポリブタジエン(以下、ポリマー1という)を製造した。
得られたポリマー1を用いてシス−1,4構造量、重量平均分子量と分子量分布、窒素含有量およびムーニー粘度を測定した。結果を表1に示す。
製造例2
内部を充分窒素置換した1.5Lのステンレス製オートクレーブに、1,3−ブタジエンを27.9重量%含有するベンゼン−C4留分混合溶液1L(ベンゼン26.9重量%とシス−2−ブテンを主成分とするC4留分を45.2重量%含む)を仕込み、ついで蒸留水2ミリモル、ジエチルアルミニウムモノクロリド(n−ヘキサン溶液)2.9ミリモルを加えて、攪拌を行なった。つぎにシクロオクタジエン4.24ミリモルを添加し、オートクレーブの昇温を開始した。内温が58.5℃に到達してから、主触媒として、オクテン酸コバルト(ベンゼン溶液)0.0087ミリモルを注入することによって、1,3−ブタジエンの重合を開始し、60℃で30分間、重合反応を行なった。
重合反応完了後、直ちに同温度で、変性剤として3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシランをゴム100gに対して1.78ミリモルを添加し、120分間、変性反応を行なった。
変性反応終了後、未反応ガスを系外に排出し、トルエン500ミリリットルを加えることにより、変性ポリブタジエンのトルエン溶液にしてから、さらにメタノール500ミリリットルを加えて10分間、内容物を充分攪拌した。攪拌停止後、オートクレーブの内容物を全量、別容器に移し、変性ポリブタジエンを濾過・分離した。この分離したポリマーを、800ミリリットルのトルエンに溶解させたのち、800ミリリットルのメタノールを加えてポリマーを析出させ、濾過・分離する操作を3回繰り返した。つぎに、変性ポリマーに対して、酸化防止剤としてIrganox 1010(テトラキス−(メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタンを0.11phr、老化防止剤としてトリスノニルフェニルホスファイト0.45phrを添加して練り込み、100℃で1.5時間、真空乾燥させることによって、変性ポリブタジエン(以下、ポリマー2という)を製造した。
得られたポリマー2を用いてシス−1,4構造量、重量平均分子量と分子量分布、窒素含有量およびムーニー粘度を測定した。結果を表1に示す。
製造例3
変性剤を3−(2−アミノエチルアミノプロピル)ジメトキシメチルシランにかえた以外はポリマー2と同様にして、変性ポリブタジエン(以下、ポリマー3という)を製造した。
得られたポリマー3を用いてシス−1,4構造量、重量平均分子量と分子量分布、窒素含有量およびムーニー粘度を測定した。結果を表1に示す。
製造例4
変性剤を3−アミノプロピルトリメトキシシランにかえた以外は、ポリマー2と同様にして、変性ポリブタジエン(以下、ポリマー4という)を製造した。
得られたポリマー4を用いてシス−1,4構造量、重量平均分子量と分子量分布、窒素含有量およびムーニー粘度を測定した。結果を表1に示す。
製造例5
変性剤である3−(2−アミノエチルアミノプロピル)トリメトキシシランの添加量を0.95ミリモルにかえた以外は、ポリマー2と同様にして、変性ポリブタジエン(以下、ポリマー5という)を製造した。
得られたポリマー5を用いてシス−1,4構造量、重量平均分子量と分子量分布、窒素含有量およびムーニー粘度を測定した。結果を表1に示す。
Figure 2009197237
実施例1〜5および比較例1〜2
基本配合組成として表2に示す組成を用いた。
60ccのバンバリータイプのプラストミルを用いて表3に示す主要配合組成の組成物(のこりの成分については表2参照)を混練りし(加硫剤はロールを用いて混練りした)、150℃で30分間プレス加硫して各種ゴム組成物を調製し、引張強度(M300)、ランボーン摩耗指数、転がり抵抗指数およびウエットスキッド指数を測定した。結果を表3に示す。
Figure 2009197237
Figure 2009197237

Claims (1)

  1. (A)コバルト化合物、
    (B)ハロゲン含有有機アルミニウム化合物および
    (C)水
    からなる触媒を用いて、1,3−ブタジエンを重合して得られたポリブタジエンゴムを、重合後直ちに変性剤であるアミノ基とアルコキシ基とを含有する有機ケイ素化合物を用いて変性して得られ、
    繰り返し単位の80%以上がシス−1,4構造であり、
    ムーニー粘度(ML1+4、100℃)が20〜80であり、
    GPCによる重量平均分子量(Mw)が400,000〜1,000,000であり、
    窒素含有量が10〜5,000ppm
    である変性ポリブタジエン10〜80重量%を含むゴム成分100重量部に対して、
    シリカ5〜100重量部および
    シリカ重量に対して0.5〜10重量%のシランカップリング剤
    を配合してなる変性ポリブタジエンゴム組成物。
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