JP2002112046A - 画像形成装置およびそれに用いられるカラー画像読取装置 - Google Patents

画像形成装置およびそれに用いられるカラー画像読取装置

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JP2002112046A JP2000292895A JP2000292895A JP2002112046A JP 2002112046 A JP2002112046 A JP 2002112046A JP 2000292895 A JP2000292895 A JP 2000292895A JP 2000292895 A JP2000292895 A JP 2000292895A JP 2002112046 A JP2002112046 A JP 2002112046A
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/48Picture signal generators
    • H04N1/486Picture signal generators with separate detectors, each detector being used for one specific colour component

Abstract

(57)【要約】 【目的】電子写真方式のカラー複写機やカラープリンタ
等に用いられる誘導加熱方式の定着装置を提供する。 【解決手段】この発明のカラー画像読取装置は、光を透
過可能で、読み取り対象物を保持する板状である原稿ガ
ラス12と、原稿ガラス上の読み取り対象物を照明する
照明装置13と、読み取り対象物からの画像光に収束性
を与える縮小レンズ16と、縮小レンズで収束性が与え
られた画像光を受光し、画像光に対応する3つの電気信
号を出力する3ラインCCDセンサ17と、3ラインC
CDセンサから出力された3つの出力信号のうちの1つ
の出力信号を基準とし、残りの2つの出力信号と基準と
した出力信号とを比較して、残りの2つの出力信号に所
定の補正を与える倍率色収差補正回路と、を有するの
で、3ラインCCDセンサと縮小レンズの光軸との間の
距離に依存して画像の色ずれが生じることを抑制でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば対象物の
画像情報に対応する画像データを得る画像読取装置およ
びその画像読取装置により読み取られた画像情報に対応
する画像を形成可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置は、対象物を保持する透明
なガラス板(原稿保持部)と、原稿保持部にセットされ
た対象物を照明する照明ランプ(照明ユニット)と、照
明ユニットにより照明された対象物からの反射光を受光
して光電変換するCCDセンサ(光電変換素子)と、原
稿保持部と光電変換素子との間に設けられる光学セット
(ミラーおよび結像レンズ)等からなる。
【0003】このような画像読取装置(画像読取部)に
おいては、照明ユニットと光学セットに含まれるいくつ
かのミラーは、原稿テーブルの短辺に沿って設けられ、
原稿テーブルの直交する他の一辺の方向に、所定の速度
で移動される。これにより、対象物の画像は、照明ラン
プからの照明光により定義される第1の(原稿テーブル
の短辺)方向に細長い照射範囲に関し、光の明暗として
取り出されて、CCDセンサの受光面に案内される。ま
た、照明ランプが第1の方向と直交する第2の(他の一
辺の)方向に移動されることで、読取対象物の全域の画
像が、光の明暗として取り出されて、CCDセンサの受
光面に案内される。
【0004】上述した画像読取装置(画像読取部)にお
いては、CCDセンサの受光面(感光体の感光面)に形
成される像(光学像)の解像力は、結像レンズの前側主
平面と原稿保持部のガラス板の2面のうちの原稿が接触
される面との間の距離、結像レンズの後側主平面とCC
Dの受光面(感光体ドラムの感光面)との間の距離、お
よび光学セットのミラーの傾きあるいはCCDセンサの
固定位置等に代表される複数の調整対象に対する位置の
調整により、最適化される。
【0005】CCDセンサで光電変換された画像情報
は、例えばデジタル複写装置等においては、感光体への
潜像の形成に際して、露光系であるレーザ露光装置から
出力されるレーザビームの強度変調に用いられる。
【0006】なお、CCDセンサに代えて折り返しミラ
ーを配置し、感光体に、対象物からの反射光をそのまま
導くアナログ複写装置においても、原稿保持部と照明ユ
ニットと光学セットからなる画像読取部は、類似した構
成を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日、原稿
の画像情報をフルカラーで読み取るために、カラーCC
Dセンサを用いたカラー画像読取装置が実用化されてい
る。
【0008】しかしながら、カラーCCDセンサとして
3ラインCCDセンサを用いる場合、縮小レンズによ
り、R(赤)、G(緑)およびB(青)の3つのライン
センサに投影される原稿の画像情報は、縮小レンズの光
軸上に位置されるラインセンサと縮小レンズの光軸と直
交する面内で縮小レンズの光軸に対して所定の距離に位
置される2つのラインセンサとに照射されることにな
る。
【0009】このため、3ラインCCDセンサに投影さ
れる原稿の画像を光電変換すると、縮小レンズの倍率色
収差(横色収差)により、色成分毎に異なる大きさ
(幅)が与えられることになる。これにより、出力され
る画像信号には、色ずれが含まれることになる。横色収
差に伴う色ずれの程度は、縮小レンズを最適に設計する
ことで緩和されるが、レンズ性能の限界点やコストの上
昇から、色ずれを完全に除去することはできない。ま
た、画像形成装置の解像力が向上しているため、僅かな
横色収差が残った場合にも、画像の色ずれは、顕著にな
る。
【0010】なお、特開平10−42157号公報に
は、画像読取装置の構造的な要素の振動に起因して生じ
る色ずれを補正する画像処理方法とその装置が開示され
ている。
【0011】上述の公報に開示された画像処理方法は、
万線原稿(副走査方向に伸びる所定幅の黒細線が所定間
隔で白紙に描かれている白黒ペアラインのチャート)の
画像を読み取り、読み取った万線データと所定の閾値の
交点から色ずれ量を求めた後、それを補間して各画素位
置に対応する色ずれ量テーブルを作成し、色ずれ量テー
ブルと注目画素の近傍の画素の画像データとを関連づけ
て注目画素の色ずれ(色ずれ量テーブル上での注目画素
の位置)を補正する方法である。
【0012】しかしながら、上述の公報に開示された画
像処理方法は、万線データから位置ずれ量を算出する際
に、所定の閾値の前後の2画素のみから位置ずれ量を求
めるため、前後2画素の出力データがノイズにおかされ
ている場合には、計算結果が大きく変動する問題があ
る。また、上述の方法は、シンプソンの定理を考慮する
と、位置ずれ量算出用に、万線チャートを用いる場合、
画素周期の1/2の周波数を得ることが上限となるた
め、1回の処理で全画素の位置ずれ量を求めることがで
きず、得られたデータを用いて中間のデータを補間しな
ければならない問題がある。さらに、各画素位置に対応
する色ずれ量を格納するメモリを必要としているので、
基準色に対して残りの2色分を加えた合計3ライン分の
色ずれ量格納メモリを必要とする問題がある。
【0013】この発明の目的は、カラー画像形成装置に
利用される画像信号を生成するためのカラー画像読み込
み装置において、3ラインCCDセンサと縮小レンズの
光軸との間の距離に依存して画像の色ずれが生じること
を抑止可能なカラー画像読み込み装置を提供するもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、光を透過可能で、読み取
り対象物を保持する板状である読み取り対象保持体と、
前記読み取り対象保持体上の前記読み取り対象物を照明
する照明装置と、読み取り対象物からの画像光に収束性
を与える縮小レンズと、前記縮小レンズで収束性が与え
られた前記画像光を受光し、前記画像光に対応する3つ
の電気信号を出力する3ラインCCDセンサと、前記3
ラインCCDセンサから出力された3つの出力信号のう
ちの1つの出力信号を基準とし、残りの2つの出力信号
と前記基準とした出力信号とを比較して、前記残りの2
つの出力信号に所定の補正を与える倍率色収差補正回路
と、を有することを特徴とするカラー画像読取装置を提
供するものである。
【0015】また、この発明は、4つの辺を有する透明
な矩形の板状である読み取り対象保持体と、前記読み取
り対象保持体上の前記読み取り対象物を照明する照明装
置と、読み取り対象物からの光に収束性を与える縮小レ
ンズと、3つのラインセンサを含み、前記縮小レンズで
収束性が与えられた前記読み取り対象物からの第1の方
向に延びた帯状の画像光を色成分毎に受光して、それぞ
れの光に対応する電気信号を出力する3ラインCCDセ
ンサと、前記3ラインCCDセンサの個々のラインセン
サから出力される3つの出力のうちの1つの出力信号を
基準とし、残りの2つの出力信号と前記基準とした出力
信号とを比較して残りの2つの出力信号に所定の補正を
与える倍率色収差補正回路と、を有するカラー画像装置
における画像読取方法において、テストチャートの画像
を読み取り、テストチャートの画像に対応する個々のラ
インセンサからの出力信号を求め、前記3ラインCCD
センサの個々のラインセンサから出力される3つの出力
のうちの1つの出力信号を基準とし、残りの2つの出力
信号と前記基準とした出力信号とを比較して残りの2つ
の出力信号に所定の補正を与えることを特徴とするカラ
ー画像読取方法を提供するものである。
【0016】さらに、この発明は、光を透過可能で、読
み取り対象物を保持する板状である読み取り対象保持体
と、前記読み取り対象保持体上の前記読み取り対象物を
照明する照明装置と、読み取り対象物からの画像光に収
束性を与える縮小レンズと、前記縮小レンズで収束性が
与えられた前記画像光を受光し、前記画像光に対応する
3つの電気信号を出力する3ラインCCDセンサと、前
記3ラインCCDセンサから出力された3つの出力信号
のうちの1つの出力信号を基準とし、残りの2つの出力
信号と前記基準とした出力信号とを比較して、前記残り
の2つの出力信号に所定の補正を与える倍率色収差補正
回路と、を含むカラー画像読取装置と、前記カラー画像
読取装置により生成された出力画像信号に対応して光強
度が変化された露光光を所定の位置に出射する露光装置
と、光受容体である感光体と、前記感光体に可視化材を
選択的に供給できる現像装置と、前記可視化材を前記感
光体から被転写材に移しとる転写装置を含み、前記露光
装置から出射された露光光により前記感光体に形成され
た潜像に、前記現像装置により可視化材を供給して可視
化して可視化材像を形成する、個々の画像形成装置は、
所定の配列で配列され、時系列に従って前記カラー画像
読取装置から供給される色成分毎の出力画像信号に対応
して、色成分毎に、複数のトナー像を形成する第1およ
び第2の画像形成装置と、前記第1および第2の画像形
成装置の個々の転写装置に対して所定の位置に設けら
れ、貯留部から給送された被転写材を搬送しながら前記
第1および第2の画像形成装置により形成された前記可
視化材像を被転写材上に転写可能に、被転写材を搬送す
る被転写材搬送機構と、加熱機構と加圧機構を含み、前
記被転写材搬送機構により搬送されている被転写材に、
被転写材上に転写された前記可視化材像を定着する定着
装置と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供
するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、この発明の
実施の形態であるカラー画像形成装置を詳細に説明す
る。
【0018】図1は、この発明のカラー画像読取装置が
組み込まれる画像形成装置の例であるカラーデジタル複
写装置を説明する概略図である。
【0019】図1に示すように、カラーデジタル複写装
置1は、図示しない複写対象物の画像情報を光の明暗と
して捉え、画像情報に対応する画像信号を生成するカラ
ー画像読取装置(スキャナ)11、およびスキャナ11
もしくは外部から供給される画像信号に対応する画像を
形成する画像形成装置101からなる。
【0020】画像形成装置101は、減法混色の適用を
可能とするための3つの色成分であるY(イエロー)、
M(マゼンタ)およびC(シアン)、および明暗の補強
のためのB(黒)の4色の画像を形成する4つの102
Y、102M、102Cおよび102Bと、それぞれの
画像形成部に設けられている感光体ドラムに、スキャナ
11もしくは外部から供給される画像信号に対応して光
強度が断続的に変化されている露光光、例えばレーザビ
ームを照射する露光装置103、被転写材である用紙P
を搬送しながら各画像形成部において形成された画像
を、用紙P上に順に重ね合わせる転写ベルト104、転
写ベルト104により搬送されている用紙Pおよび用紙
P上の画像(現像剤像)を加熱しながら加圧すること
で、用紙Pに現像剤像を定着する定着装置105を有し
ている。なお、各画像形成部102Y、102M、10
2Cおよび102Bには、対応する色を再現するための
現像剤(トナー)を収容している現像装置が、それぞれ
の画像形成部の感光体ドラムの近傍の、所定の位置に設
けられている。
【0021】転写ベルト104の下方の所定の位置に
は、各画像形成部で形成されたトナー像が転写される用
紙Pを収容している用紙カセット106a、106bが
設けられている。
【0022】それぞれの用紙カセット106a、106
bには、カセット内に収容されている用紙Pを1枚ずつ
取り出すためのピックアップローラ107a、107b
が設けられている。また、各用紙カセット106a、1
06bと転写ベルト104との間には、いずれかのピッ
クアップローラにより取り出された用紙Pを転写ベルト
104に向けて給送するためのガイドやローラを含む用
紙搬送部108が形成されている。
【0023】用紙搬送部108の転写ベルト104側の
所定の位置には、いずれかのカセットから取り出されて
用紙搬送部108を搬送されている用紙Pと個々の画像
形成部において形成される画像との位置を整合するため
に、用紙Pを転写ベルト104に向けて送り出すタイミ
ングを設定するアライニングローラ109が設けられて
いる。
【0024】図1に示したカラー画像形成装置101に
おいては、スキャナ11あるいは外部装置から画像信号
が供給されると、時系列に従って、図示しない帯電電源
装置に接続されている図示しない帯電装置により、各画
像形成部の感光体ドラムが所定の電位に帯電され、露光
装置103から、画像信号に対応して、光強度が断続的
に変化されたレーザビームが、個々の感光体ドラムに照
射される。
【0025】これにより、4つの画像形成部102Y、
102M、102Cおよび102Bの感光体ドラムに、
出力すべきカラー画像に対応した静電潜像が形成され
る。
【0026】なお、各画像形成部の感光体ドラムに画像
が露光されるタイミングは、転写ベルト104上を搬送
される用紙Pの移動に合わせて、所定の順に定義されて
いる。
【0027】各画像形成部の感光体ドラムに形成された
静電潜像は、対応する予め決められた色のトナー(現像
剤)を収容している現像装置によりトナーが選択的に提
供されて現像され、転写ベルト104を介在させて感光
体ドラムと対向されている転写装置により、転写ベルト
104上の用紙Pの一方の面に、順に転写される。な
お、用紙Pは、予め選択されているサイズあるいは露光
装置103により露光される画像のサイズに対応する大
きさの用紙を収容しているカセットから取り出されて用
紙搬送部108のアライニングローラ109まで搬送さ
れ、一時的にアライニングローラ109で停止されてい
る。また、用紙Pは、露光装置103による最初の色の
画像の露光もしくは所定のタイミングで、アライニング
ローラ103から、転写ベルト104に向けて給送され
る。なお、用紙は、転写ベルト104を支持している用
紙給送部側のローラの近傍に設けられている図示しない
(用紙向け)帯電装置により帯電されて、転写ベルト1
04に密着されて、転写ベルト104の回転に伴って、
転写ベルト104により搬送される。
【0028】各画像形成部により形成されたトナーすな
わちトナー像が転写された用紙Pは、定着装置105に
搬送され、定着装置105で溶融されたトナーが定着さ
れる。
【0029】図2は、図1に示したカラー画像形成装置
に組み込まれるカラー画像読取装置(スキャナ)の一例
を説明する概略図である。
【0030】図2に示されるように、カラー画像読取装
置11は、ガラス等の光を透過する材質により形成さ
れ、4つの辺を有する矩形の板状の平面体であって、読
取(複写)対象物である原稿Oを保持する原稿テーブル
12、原稿テーブル12に載置された原稿Oを照明する
照明ランプ13、照明ランプ13を保持するとともに照
明ランプ13により照明された原稿Oからの反射光を所
定の方向に案内する第1画像ミラー14cを有する第1
キャリッジ14、第1キャリッジ14の第1画像ミラー
14cで反射された原稿Oからの反射光を所定の方向に
案内する第2画像ミラー15aおよび第3画像ミラー1
5bを有する第2キャリッジ15、第2キャリッジ15
に案内された原稿Oからの反射光に所定の縮小倍率を与
える縮小レンズ16、縮小レンズ6により所定倍率に縮
小された原稿Oからの反射光を受光して光電変換して原
稿Oの画像に対応する画像情報信号を出力する3ライン
カラーCCDセンサ17および第1および第2のキャリ
ッジ14、15を、原稿テーブル12に沿って移動可能
に支持するレール18を有している。
【0031】原稿テーブル12の一端部の近傍で第1キ
ャリッジ14が原稿Oの先端部に近接したホームポジシ
ョンに位置される際に第1キャリッジ14の照明ランプ
13および反射板14a、14bにより照明可能な位置
には、CCDセンサ17の感度やCCDセンサ17が原
稿Oの画像を白画像と黒画像とに識別するためのスレッ
ショルドレベルの補正に利用される白色基準板19が設
けられている。
【0032】図3は、図2に示したカラー画像読取装置
の3ラインCCDセンサの構造を説明する概略図であ
る。
【0033】3ラインCCDセンサ17は、加法混色に
従って、原稿Oの画像を、R(赤)、G(緑)およびB
(青)の3つの色成分画像に分解するための、3本のラ
インセンサ17a、17bおよび17cが互いに平行に
配列されている受光面を有し、中央に位置するラインセ
ンサ17bが縮小レンズ16の光軸と交わるように、固
定されている。従って、3本のラインセンサ17a
(R)、17b(G)および17c(B)のそれぞれに
おいて、同一時刻に読み取られる原稿Oの読み取り位置
は、各ラインセンサが配置される間隔毎に異なる。な
お、CCDセンサ17におけるRラインセンサ17aと
Gラインセンサ17bとの間の間隔(中心間距離)およ
びGラインセンサ17bとBラインセンサ17cとの間
の間隔(中心間距離)は、それぞれ例えば64μmに設
定される。従って、Rラインセンサ17aとBラインセ
ンサ17cとの間の間隔(中心間距離)は、128μm
である。また、それぞれのラインセンサ17a(R)、
17b(G)および17c(B)は、原色系フィルタで
ある赤色(R)フィルタ、緑色(G)フィルタおよび青
色(B)フィルタが設けられているもので、それぞれ、
R、GおよびBの色成分毎の画像信号を出力する。
【0034】図4は、図2および図3に示した3ライン
CCDセンサから出力された得られた画像信号を処理し
て、図1に示した画像形成装置における画像形成のため
の出力画像信号を生成する画像処理回路の一例を説明す
る概略ブロック図である。
【0035】3ラインCCDセンサ17のR用ラインセ
ンサ17a、G用ラインセンサ17bおよびB用ライン
センサ17cのそれぞれから出力された画像信号(ライ
ンセンサの出力)は、それぞれ、画像信号処理部50の
増幅器51a、51bおよび51cに入力され、スキャ
ナCPU57の制御により、所定のレベルまで増幅され
る。
【0036】個々の増幅器51a、51bおよび51c
で増幅された各ラインセンサ17a、17bおよび17
cからの出力は、(スキャナCPU57の制御により、
それぞれに)対応するA/D変換器52a、52bおよ
び52cによりデジタル信号に変換され、(スキャナC
PU57の制御により、それぞれに)対応するシェーデ
ィング補正回路53a、53bおよび53cに入力され
て、予め白色基準板19からの反射光に基づいて設定さ
れたスレショルドレベルに従って、白レベルと黒レベル
の基準値が補正されて、次段の副走査位置補正回路54
に、入力される。
【0037】副走査位置補正回路54に入力された画像
信号は、スキャナCPU57の制御により、各ラインセ
ンサ17a、17bおよび17cにより読み込んだ際の
副走査方向の(同一時刻の)原稿の読み取り位置のずれ
が補正されて、次段の倍率色収差補正回路55に出力さ
れる。
【0038】倍率色収差補正回路55に入力された画像
信号は、スキャナCPU57の制御により、CCDセン
サ17の各ラインセンサ(17a、17bおよび17
c)の配列と縮小レンズ16により、色成分に応じて与
えられる倍率色収差(横色収差)の影響が補正され、次
段の画像処理回路56に入力される。詳細には、倍率色
収差補正回路55は、センサ17a(R画像信号)、セ
ンサ17b(G画像信号)およびセンサ17c(B画像
信号)のそれぞれに、所定の遅延を与える遅延メモリ5
5−1、ラインCCDセンサ17において中央に位置さ
れているセンサ17b(G)の出力を基準にセンサ17
aとセンサ17cとから出力されて前に増幅されている
画像信号(複)に所定の補正を与える倍率色収差補正部
55−2および補正データメモリ(ROM)55−3を
含み、以下に説明する補正係数パラメータ発生ユニット
131により、調整作業者からの入力に基づいて任意に
変更可能で、調整エンジニアの操作により設定される補
正係数パラーメタを受け取って、例えばG画像信号に対
するR画像信号とB画像信号の位置ずれを補正して、画
像処理回路56に出力する。
【0039】画像処理回路56は、倍率色収差補正回路
55からの画像信号に対し、スキャナCPU57の制御
により、例えば色補正(カラーバランスの変更)や濃度
補正を施し、画像形成装置101の各画像形成部が色成
分毎の画像を形成するための出力画像信号を出力する。
なお、画像処理回路56から出力された出力画像信号
は、画像形成装置101の主制御基板111のメインC
PU113の制御により、例えば画像メモリ(RAM)
もしくはバッファメモリ115に保持される。
【0040】一方、副走査位置補正回路54の出力は、
(倍率色収差補正回路55による横色収差に対する補正
に前だって)図5を用いて後段に説明するように、イン
タフェース121を介して副走査位置補正回路54と接
続された補正係数パラメータ発生ユニット131、ユニ
ット131は、少なくとも3ラインセンサ17による1
回の読み取りで得られるそれぞれのセンサ17a、17
bおよび17cからの画像データを保持可能なラインメ
モリ133と、メモリ133に保持されたデータに対
し、後段に説明する所定の演算を施すデータ処理部13
5を含み、3つのラインセンサからの出力画像に対して
後段に説明する所定の演算を施して補正係数パラメータ
を生成する;に供給される。なお、ラインメモリ133
に一次的に記憶された各ラインセンサからの画像データ
に対する所定の処理は、データ処理部135に接続され
たGUI(グラフィカルユーザインタフェースすなわち
ウインドウ・システムやイメージング・システム、応用
プログラムインタフェース等を含み、画面に表示された
絵文字やアイコン等を介してコンピュータと対話可能と
したインタフェース)137を介して、調整作業者によ
り任意に設定される。
【0041】次に、カラー画像読取装置11の動作につ
いて説明する。
【0042】第1に、第1キャリッジ14がホームポジ
ションに位置され、所定のタイミングで照明ランプ13
が点灯され、白色基準板19からの反射光に基づいて、
3ラインカラーCCDセンサ17のスレショルドレベル
および感度が校正される。
【0043】原稿(対象物)Oの画像は、照明ランプ1
3および反射板14a、14bにより照明された原稿O
からの反射光すなわち原稿Oの画像情報を光の明暗とし
て含んでいる画像光)として、2つの反射板14a、1
4b相互間に定義されるスリット状の空間を通過して、
第1キャリッジ14の第1画像ミラー14cに案内され
る。
【0044】なお、照明ランプ13、反射板14a、1
4bおよび第1画像ミラー14cは、原稿テーブル12
の一辺に沿って細長く形成されているので、スリット状
の空間を通って第1画像ミラー14cに案内される画像
光は、原稿テーブル12の一辺に沿った帯状である。ま
た、この帯状領域が延出される方向は、通常、主走査方
向と呼ばれる。
【0045】第1画像ミラー14cに案内された画像光
は、第2画像ミラー15aに向けて、反射され、第2画
像ミラー15aに到達した画像光は、さらに第3画像ミ
ラー15bに向けて反射される。
【0046】第3画像ミラー15bに案内された画像光
は、縮小レンズ16に向けて反射され、縮小レンズ16
で所定の倍率に縮小されて、3ラインCCDセンサ17
の受光面に入射される。
【0047】以下、図示しないモータにより、第2キャ
リッジ15が、第1キャリッジ14が移動される速度に
対して1/2の速度となる速度で、両キャリッジ14、
15が、原稿テーブル12に沿ってレール18上を移動
されることで、原稿Oから反射された画像光が第1およ
び第2キャリッジ14、15が移動される方向と直交す
る方向の帯状領域毎に、3ラインCCDセンサ17に、
順に案内される。なお、第1および第2のキャリッジ1
4、15が移動される方向は、通常、副走査方向と呼ば
れる。
【0048】これにより、原稿Oの画像情報が、3ライ
ンCCDセンサ17の各ラインセンサ17a、17bお
よび17cにより、カラー画像信号に変換される。
【0049】ところで、前に説明したように、3ライン
カラーCCDセンサ17を用いる場合、Rラインセンサ
17aとBラインセンサ17cは、縮小レンズ16の光
軸上に位置されるGラインセンサ17bに対して、副走
査方向で異なる位置に位置されることから、増幅器51
a、51bおよび51cで増幅され、A/D変換器52
a、52bおよび52cでデジタル信号に変換されてシ
ェーディング補正回路53a、53bおよび53cでス
レショルドレベルが設定された3ラインカラーCCDセ
ンサ17の各ラインセンサ17a、17bおよび17c
からの出力信号は、図6(提案書の4)に示すように、
同位置の黒線を読み取っているにもかかわらず、R、G
およびBの信号間で、ピーク位置がずれ、出力分布が重
ならないことが分かる。
【0050】図6は、読取解像度が、600dpi(ド
ット・パー・インチ)であるカラー画像読取装置を用
い、図7に示すような、副走査方向に伸びるの黒細線を
読み取った時の出力レベルの例を説明するグラフであ
る。横軸は、主走査方向の画素位置、縦軸は、その画素
におけるセンサ出力を、白を0、黒を255とした25
6階調で正規化したものである。なお、図6において、
曲線aは、Rラインセンサの出力、曲線bは、Gライン
センサの出力、曲線cは、Bラインセンサの出力を、そ
れぞれ、示している。また、この例では、「Gに対する
RのずれであるDrとGに対するBのずれであるDbの
合計」から最大で、約0.8画素の位置ずれが発生して
いることが認められる。なお、位置ずれ量が画素サイズ
より小さい微少量であっても、センサ出力でみるとこの
差は大きく、例えばグラフの2画素目においては、Rと
Bとの間の出力レベルの差は、30(256)に達して
いる。このことは、黒線のエッジ部において、個々のラ
インセンサの出力のバランスが大きく崩れ、黒と認識で
きなくなり、黒線エッジ部に、色づき(カラーゴース
ト)が発生することを示している。
【0051】なお、横色収差は、一般に、複数のレンズ
の組み合わせからなる縮小レンズ16に含まれる個々の
レンズの性能および組み合わせ方法により増減される
が、コストの制約もあり、光学的な補正には、限界があ
る。
【0052】このため、図4に示した本願発明の画像信
号処理部では、シェーディング補正回路53a、53b
および53cからの出力信号を、副走査位置補正回路5
4により副走査位置を補正して、3つの色成分の画像信
号の位相を整合している。
【0053】倍率色収差補正回路55は、例えば隣接画
素の荷重平均を求めるものが一般的であり、図6に示し
たようなずれが存在する場合に、Gを中心としたR−G
間のずれDについて、 i画素目のR信号出力:Riを Rinew=(n+1−D)×Ri+n+(D−n)×Ri+n+1 但し、nは、n≦D<n+1を満たす整数、 Rinewは、補正後のRi ・・・(1) に従い、補正し、Gを中心としたB−G間のずれD
ついても、 i画素目のB信号出力:Biを Binew=(n+1−D)×Bi+n+(D−n)×Bi+n+1 但し、nは、n≦D<n+1を満たす整数、 Binewは、補正後のBi ・・・(2) により、Gに対するそれぞれの位置ずれを補正する回路
である。
【0054】なお、(1)式および(2)式において、
位置ずれ量Dr、Dbは、より詳細には、G画像信号の
出力に対して所定量ずれているB画像信号の出力がある
とき、G画像のi番目の位置の画素に対してずれている
B画像のずれ量BiとG画像のi−1番目の位置の画素
に対してずれているB画像のずれ量Bi−1とにより、
i番目の画素の位置は、i番目の画像の本来の位置に対
してi−1−Dの位置であり、同時に、i−1番目の
画像の本来の位置に対してi−1+Dで、それぞれ表
すことができる。これにより、上述した補正係数パラメ
ータであるK、K、LおよびLを求めることが
できる。
【0055】図8(提案書の5)は、図6に示したGラ
インセンサの出力に対するRラインセンサの出力および
Bラインセンサの出力のそれぞれに、(1)式および
(2)式を適用して、それぞれの位置ずれを補正した結
果の一例を示す。なお、図8において、曲線aは、Rラ
インセンサの出力、曲線bは、Gラインセンサの出力、
曲線cは、Bラインセンサの出力を、それぞれ、示して
いる。
【0056】図8から明らかなように、画素値が1画素
から2画素の範囲で、個々のラインセンサ17a、17
bおよび17cから出力された画像信号の位置ずれが解
消されていることが認められる。なお、上述した位置ず
れの補正は、白地に黒の細線のパターンを例に説明した
が、R、GおよびBのそれぞれのラインセンサが感度示
すパターンであれば、黒地に白の細線のパターンも利用
可能である。また、基準にするラインセンサについて
も、Gラインセンサである必要はなく、Rラインセンサ
およびBラインセンサのいずれを基準に用いてもよい。
【0057】ところで、(1)式および(2)式から容
易に理解されるが、各ラインセンサから出力された画像
信号の位置ずれを高い精度で補正するためには、隣接画
素間の重みづけが必要であり、従って、最少の1画素の
サイズより小さな位置ずれ量を測定しなければならな
い。また、横色収差は、像高(主走査位置)によっても
変化するため、位置ずれ量を測定する際には、主走査方
向の全域についても、測定する必要がある。例えば図9
に示すような、一般的なカラー画像読取装置での主走査
方向の横色収差に起因するR、GおよびB間の最大読み
取り位置ずれ量は、横軸が主走査方向の位置(単位は画
素数/10)を表し、縦軸がR、GおよびB間の読み取
り位置の最大ずれ量(単位は画素数)を表すとき、主走
査方向の全域に関して、概ね0.35画素に相当する大
きなうねりを含み、主走査方向の個々の位置において、
0.1画素程度の幅を含むことが認められる。
【0058】従って、(1)式および(2)式で求めた
隣接画素の重みづけに加えて、以下の方法を用いて、最
少の1画素のサイズより小さな位置ずれ量を測定するこ
とが好ましい。
【0059】なお、図9に示した結果は、上述した本願
発明の最少の1画素のサイズより小さな位置ずれ量を測
定することに他ならないが、図7に示したような白黒ペ
アライン画像に類似した画像を有するチャートの画像を
読み取り、読み取った万線データと所定の閾値の交点か
ら色ずれ量を求めた後、それを補間して各画素位置に対
応する色ずれ量テーブルを作成し、色ずれ量テーブルと
注目画素の近傍の画素の画像データとを関連づけて注目
画素の色ずれ(色ずれ量テーブル上での注目画素の位
置)を補正することは、従来技術の欄で説明した特開平
10−42157号公報に開示されている方法に類似す
ることから、その結果は、既に説明した通り、所定の閾
値の前後の2画素のみから位置ずれ量を求めることに起
因して、前後2画素の出力データがノイズにおかされて
いる場合に、計算結果が大きく変動する問題がある。
【0060】本願発明は、上述した万線原稿の画像を読
み取って得られる白黒ペアラインに対応する個々のライ
ンセンサからの出力信号の出力分布の重心位置を各色毎
に求め、重心位置ずれを算出して、出力信号の位置ずれ
を補正するものである。なお、各ラインセンサからの出
力信号の出力分布の重心位置を求めるためには、白黒ペ
アライン画像をCCDセンサで読み取って得られた全て
の点の出力データが利用されるため、ノイズの影響を受
けにくいことは明白である。
【0061】詳細には、図6に示した出力信号分布にお
いて、一対の白黒ペアラインの出力分布が「j」画素目
から「k」画素目の点で形成される場合(図6では、j
=0、k=6)、R信号の重心位置Pは、 P=Σ(Rixi)/ΣRi(i=j to k) ・・・(3) により求めることができる。
【0062】同様に、G信号およびB信号の重心位置P
、Pは、 P=Σ(Gixi)/ΣGi(i=j to k) ・・・(4)、and P=Σ(Bixi)/ΣBi(i=j to k) ・・・(5) で求められる(ただし、j、kは、各色で異なる場合も
ある)。
【0063】(3)式 to (5)式から、R−G、B−
G間の位置ずれ量DおよびDは、重心位置P、P
およびPに関して、 D=P−P ・・・(6) D=P−P ・・・(7) で示される。
【0064】しかしながら、上述したように、各ライン
センサからの出力信号の出力分布の重心位置を求め、R
−G、B−G間の位置ずれ量D、Dを求める場合、
周知のシンプソンの定理(時間に関して連続的に変化す
る信号がある場合、この信号に含まれている最高周波数
成分の2倍以上の周波数に相当する時間で等間隔に信号
の標本値をとれば、これらの標本値のみで元の信号が完
全に決定されることを表わす定理)から、白黒ペアライ
ンの周期に求められる周期は、3ラインCCDセンサが
有する画素間隔の2倍以上となるため、全画素位置で同
時に、位置ずれ量を算出することはできない。すなわ
ち、図6を用いて説明した例では、白黒ペアラインの周
期は、概ね7画素であり、従って、求められる重心位置
は、7画素毎に制限される。従って、全画素位置での位
置ずれ量を求めるためには、測定点から残りの画素位置
までのずれ量を補間するか、原稿テーブル12にセット
されているチャートMSの位置を副走査方向にずらし
て、新たにデータを求めることが要求される。
【0065】補間する場合は、サンプル数が多いほど、
精度の高い補間が可能となるため、例えば図10に示す
チャートMS´のように、副走査方向に対して傾きを持
ったペアラインのチャートを用いて、1回の読み取りで
複数のラインの画像を読み取らせることにより、全画素
位置における位置ずれ量を求めることができる。このこ
とは、図11(a)に示すように、チャートMS´を、
「j」、「j+1」、「j+2」、・・・で示すよう
に、副走査方向に、数回読み取ると、同一の黒線(白
線)の出現位置が、主走査方向に次第にずれて行くため
に、チャートMS´の位置を変更することなく、位置ず
れ測定点を移動できる。例えば「j」のラインにおいて
は、図11(b)に示すような重心位置に重心のある画
像が得られ、「j+1」のラインにおいては、図11
(c)に示すように、例えば主走査方向の「−」側に重
心位置がずれた重心のある画像が得られる。なお、図1
0に示すチャートにおいて、ペアラインの傾きが45°
である場合には、次のライン上の測定可能点の移動量
は、1画素に相当することから、ペアラインの周期f画
素と同じf番めラインのデータから、全画素の位置ずれ
量を求めることができる。従って、副走査方向に対して
45°の角度の複数の細線画像が形成されているチャー
トを用いることで、重心を求めるために要求される時間
を短縮できる。なお、利用可能なチャートとしては、例
えば図12に示すチャートMS″のように、4辺のそれぞ
れの長さが等しくとなり合う辺が同一の直線上に位置さ
れている複数の平行四辺形を並べた格子模様等に代表さ
れる任意の角度で交わる斜線が集合している画像を用
い、所定の閾値に対する交点をエッジ情報として抽出す
る方法により、位置ずれ量を求めることもできる。
【0066】ところで、主走査方向に対する位置ずれ量
の分布は、同じ設計基準で作られた画像読取装置相互で
は、類似した形状を示すので、関数で近似することがで
きる。この場合、任意の位置における位置ずれ量を、実
測データから得られる近似式により求めることができる
ので、近似式を表す数個のパラメータのみを格納するだ
けでよく、全画素における位置ずれ量を全て格納してお
く必要が無くなり、位置ずれ量を記憶するための格納メ
モリの容量を大幅に削減できる。
【0067】例えば、図9に示すようなパターンの位置
ずれ量の分布を有する画像読取装置においては、図13
(a)に示すような1次式、図13(b)に示すような
3次式、または図13(c)に示すような3つの直線等
のいずれかの形式で近似することができる。
【0068】例えば、図13(a)に示す1次式を用い
るならば、各画素位置iにおけるG信号から見たR信号
およびB信号の位置ずれ量(DおよびD)を、 D=K×i+L、 D=K×i+L で表すことができるので、僅か4個のパラメータ
(K、L、KおよびL)だけを格納できるメモ
リを用意すればよい。また、位置ずれ量の分布形状が既
に確認できているならば、全ての画素位置に関して位置
ずれ量を求める必要はなく、特徴的な位置(極大値、極
小値、両端および中央またはそれぞれの近傍等)のみで
データを取得すればよい。
【0069】なお、上述したようにさまざまな画素位置
での位置ずれ量を求めることおよび求められた位置ずれ
量を用いて1画素の満たない画素間の位置ずれ量を補間
することは、図4を用いて前に説明した補正係数パラメ
ータ発生ユニット131から倍率色収差補正回路55に
供給される補正係数パラメータを用いて達成される。補
正係数パラメータ発生ユニット131は、図4に示した
通り、ラインメモリ133にストアされた3ラインCC
Dセンサ17の各センサ17a、17bおよび17cか
らの出力信号に、GUI137からの入力に応じてデー
タ処理部135で所定の処理(演算)を施して補正係数
パラメータを発生し、倍率色収差補正回路55の補正デ
ータメモリ55−3に供給する。倍率色収差補正部55
−2は、補正データメモリ55−3に入力された補正係
数パラメータを用い、遅延メモリ55−1により少なく
ともR画像信号とB画像信号に所定の遅延が与えられた
結果を、位置ずれがなくなるように補正する。
【0070】例えば、画像読取装置11の原稿テーブル
12に、図7に示したような、白黒の細線が交互に形成
されている白黒ペアラインのチャートMS(白紙に、例
えば幅0.2mmの黒線が0.2mmピッチで配列され
ている)がセットされたならば、チャートMSに対応す
る3ラインカラーCCDセンサのそれぞれのラインセン
サ17a、17bおよび17cからの出力信号であるR
画像信号、G画像信号およびB画像信号を受け取り、遅
延メモリ55−1によりR画像信号とB画像信号に所定
の遅延を与えた結果と補正データメモリ55−3に保持
されている補正係数パラメータとを用い、倍率色収差補
正部55−2で、元々の出力信号を補正する。
【0071】このようにして、倍率色収差補正部55−
2において、補正係数パラメータに基づいて補正された
位置ずれ量は、スキャナCPU57の制御により、次段
の画像処理回路56に入力され、スキャナCPU57の
制御により、例えば色補正(カラーバランスの変更)や
濃度補正が施され、画像形成装置101の各画像形成部
が色成分毎の画像を形成するための出力画像信号として
画像形成部101の主制御回路111のメインCPU1
13の制御により、例えば画像メモリ(RAM)もしく
はバッファメモリ115に保持される。
【0072】なお、補正係数パラメータ発生ユニット1
31のデータ処理部135は、副走査位置補正回路54
から、インタフェース121を経由してラインメモリ1
33に各ラインセンサ17a、17bおよび17cから
の出力データが格納されると、データ処理部135によ
り、ラインメモリ133に記憶された画像データから、
加重平均を用いて、白黒ペアラインの間隔である10画
素(解像度600dpi時の白黒ペアライン幅)毎の各
色における重心位置P、PおよびPを、上述した
(3)、(4)、(5)式に従って求め、次に(6)、
(7)式より、R−G、G−B間の読み取り位置ずれ量
、Dを求める。
【0073】次に、10画素毎に算出された位置ずれ量
をもとに、画素位置iと位置ずれ量DおよびDの関
係を、例えば図12Aを用いて前に説明した一次式 D=K×i+L、 D=K×i+L で近似して、この求められたK、K、LおよびL
を補正係数パラメータとして倍率色収差補正回路55
の補正データメモリ55−3に転送する。
【0074】なお、上述した補正係数パラメータのそれ
ぞれは、例えば図14に示すように、最少自乗法により
決定される。
【0075】図14に示すように、任意のパラメータに
関し、測定データと近似式により求められた結果(近似
値)との差(誤差)が最少になるように、測定値をDi
´、近似値をDi、および誤差をΔDi(ΔDi=Di
−Di´)とし、
【数1】 となるように、各補正係数パラメータを設定する。
【0076】以下、上述した規則に従って求められた補
正係数パラメータから各画素位置における補正係数が導
かれ、(1)、(2)式に従って、位置ずれが補正され
る。
【0077】すなわち、副走査位置補正回路54から出
力される3つの出力信号の位置のGに対して副走査方向
の位置ずれを生じているR画像信号に対応するR、同
B画像信号に対応するBに対して、遅延メモリ55−
1により、補正するi番目の画素とその前後の画素であ
るi−1番目とi+1番目の合計3画素分のデータを生
成し、倍率色収差補正部55−2で、 D=K×i+L、および D=K×i+L に従って、補正係数(K、K)が画素データ(i)
に乗じられ、さらに補正係数(L、L)が加算され
る。
【0078】これにより、3ラインCCDセンサ17の
Gラインセンサ17bからの出力であるG出力信号に対
する、Rラインセンサ17aからの出力であるR出力信
号およびBラインセンサ17cからの出力であるB出力
信号のそれぞれの位置ずれ量は、図15に示すように、
わずかな範囲内に抑制される。
【0079】このようにして、各ラインセンサ17a、
17bおよび17cにより読み込んだ際の副走査方向の
(同一時刻の)原稿の読み取り位置のずれが補正された
各色の画像信号は、スキャナCPU57の制御により、
次段の画像処理回路56に入力される。 画像処理回路
56に入力された画像信号は、スキャナCPU57の制
御により、例えば色補正(カラーバランスの変更)や濃
度補正が施され、画像形成装置101の各画像形成部が
色成分毎の画像を形成するための出力画像信号として画
像形成部101の主制御回路111のメインCPU11
3の制御により、例えば画像メモリ(RAM)もしくは
バッファメモリ115に保持される。
【0080】図16は、図4を用いて説明した補正係数
パラメータ発生ユニットに対応する補正係数パラメータ
発生部を、画像読取装置の画像処理回路に併設した例を
説明する概略図である。なお、前に説明した構成と類似
した構成には、同じ符号を付して詳細な説明を省略す
る。
【0081】図16に示されるように、3ラインCCD
センサ17のR用ラインセンサ17a、G用ラインセン
サ17bおよびB用ラインセンサ17cのそれぞれから
出力された画像信号は、増幅器51a、51bおよび5
1cに入力され、スキャナCPU57の制御により、所
定のレベルまで増幅される。
【0082】個々の増幅器51a、51bおよび51c
で増幅された各画像信号は、対応するA/D変換器52
a、52bおよび52cによりデジタル信号に変換さ
れ、さらに対応するシェーディング補正回路53a、5
3bおよび53cに入力されて、予め白色基準板19か
らの反射光に基づいて設定されたスレショルドレベルに
従って、白レベルと黒レベルの基準値が補正されて、次
段の副走査位置補正回路54に、入力される。
【0083】副走査位置補正回路54に入力された画像
信号は、3ラインセンサ17による1回の読み取りで得
られるそれぞれのセンサ17a、17bおよび17cか
らの画像データを保持可能なラインメモリ63と、ライ
ンメモリ63に保持されている画像データから、加重平
均により、白黒ペアラインの間隔である10画素(解像
度600dpi時の白黒ペアライン幅)毎の各色におけ
る重心位置Pr、Pg、Pbを求めるデータ処理部65
を有するにおいて、補正係数パラメータ発生ユニット6
1を有し、前に説明したと同様の所定の演算が施される
ことで、補正係数パラメータを生成する。なお、ライン
メモリ63に一次的に記憶された各ラインセンサからの
画像データに対する所定の処理は、画像形成装置101
の主制御回路111に設けられている図示しないGUI
およびキャラクタジェネレータ等と、メインCPU11
3の制御により、画像形成装置101に組み込まれてい
る操作パネル70のディスプレイ71に表示されるキー
パターンおよび制御情報を用いて利用者が設定できる。
【0084】例えば、ディスプレイ71に表示されてい
るいくつかのキーパターン(アイコン)の中から利用者
が「倍率色収差調整モード」を選択することで、照明ユ
ニット13のランプが点灯され、原稿テーブル12にセ
ットされたチャートMSの画像光が、3ラインCCDセ
ンサ17の各ラインセンサ17a、17bおよび17c
に結像され、個々のラインセンサで光電変換された後、
デジタル化され、所定のスレショルドレベルでスレショ
ルドされて、上述した副走査補正回路54に入力され
る。
【0085】以下、スキャナCPU57の制御により、
上記画像データから白黒ペアラインの間隔である10画
素毎の各色における重心位置Pr、PgおよびPbが、
前に説明したと同様に、(3)式、(4)式および
(5)式に従って算出され、続いて、(6)式および
(7)式に従って、R−G、B−G間の読み取り位置ず
れ量であるDとDが求められる。
【0086】次に、求められた位置ずれ量を用いて、例
えば図14およびその説明で既に説明したと同様に画素
位置iに対する位置ずれ量(D、D)が、例えば図
13Aに示した一次式で近似され、K、K、L
よびLである補正係数パラメータが生成される。
【0087】続いて、上述した規則に従って求められた
補正係数パラメータから各画素位置における補正係数が
導かれ、(1)式および(2)式に従って、位置ずれが
補正される。
【0088】すなわち、副走査位置補正回路54から出
力される3つの出力信号の位置のGに対して副走査方向
の位置ずれを生じているR画像信号に対応するR、同
B画像信号に対応するBに対して、遅延メモリ55−
1により、補正するi番目の画素とその前後の画素であ
るi−1番目とi+1番目の合計3画素分のデータを生
成し、倍率色収差補正部55−2で、 D=K×i+L、 D=K×i+L に従って、補正係数「K」、「K」が画素データ
「i」に乗じられ、さらに補正係数「L」、「L
が加算される。これにより、前に説明した例と同様に、
3ラインCCDセンサ17のGラインセンサ17bから
の出力であるG出力信号に対する、Rラインセンサ17
aからの出力であるR出力信号およびBラインセンサ1
7cからの出力であるB出力信号のそれぞれの位置ずれ
量は、図15に示したと同様に、わずかな範囲内に抑制
される。
【0089】このようにして、各ラインセンサ17a、
17bおよび17cにより読み込んだ際の副走査方向の
(同一時刻の)原稿の読み取り位置のずれが補正された
各色の画像信号は、スキャナCPU57の制御により、
次段の画像処理回路56に入力される。
【0090】画像処理回路56に入力された画像信号
は、スキャナCPU57の制御により、例えば色補正
(カラーバランスの変更)や濃度補正が施され、画像形
成装置101の各画像形成部が色成分毎の画像を形成す
るための出力画像信号として画像形成部101の主制御
回路111のメインCPU113の制御により、例えば
画像メモリ(RAM)もしくはバッファメモリ115に
保持される。
【0091】以上説明したように、この発明のカラー画
像読取装置は、光を透過可能で、読み取り対象物を保持
する板状である読み取り対象保持体と、読み取り対象保
持体上の前記読み取り対象物を照明する照明装置と、読
み取り対象物からの画像光に収束性を与える縮小レンズ
と、縮小レンズで収束性が与えられた画像光を受光し、
画像光に対応する3つの電気信号を出力する3ラインC
CDセンサと、3ラインCCDセンサから出力された3
つの出力信号のうちの1つの出力信号を基準とし、残り
の2つの出力信号と基準とした出力信号とを比較して、
残りの2つの出力信号に所定の補正を与える倍率色収差
補正回路と、を有するので、1回の処理で全画素の位置
ずれ量を求めることができる。
【0092】また、この発明のカラー画像読取装置は、
白線および黒線のペアである細線画像を読み取って得ら
れるCCD出力波形から、波形の重心位置を求めること
により、画素サイズ以下の微少な読み取り位置ずれ量を
算出できる。
【0093】さらに、この発明のカラー画像読取装置
は、副走査方向に傾きを持つパターンを用いて、傾き角
に対応する数ライン分のデータから主走査方向の全画素
位置における位置ずれ量を算出できる。
【0094】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、3ラインCCDセンサを含み、その3ラインCC
Dセンサは、同一平面に互いに平行に配列された3組の
ラインセンサを含み、縮小レンズの中心を通った画像光
が前記3組のラインセンサのうちの中央に位置されるラ
インセンサに入射するように、位置されていることを特
徴とする。
【0095】さらにまた、この発明のカラー画像読取装
置は、3ラインCCDセンサを含み、その3ラインCC
Dセンサが出力する3つの出力のうちの前記中央のライ
ンセンサが出力する画像信号が、緑(G)であり、縮小
レンズの中心を通過した光に対して第1の方向にずれて
いる第2のラインセンサが出力する画像信号が、赤
(R)であり、縮小レンズの中心に対して第1の方向と
反対の第2の方向にずれている第3のラインセンサが出
力する画像信号が、青(B)であることを特徴とする。
【0096】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、倍率色収差補正回路が、中央のラインセンサの任
意の画素の出力に対応する残りの2つの出力のそれぞれ
である第2の出力および第3の出力に関し、i画素目の
第2の信号出力:iを inew=(n+1−D)×i+n+(D−n)
×i+n+1 但し、nは、n≦D<n+1を満たす整数、inew
は、補正後のiおよび、i画素目の第3の信号出力:
を inew=(n+1−D)×i+n+(D−n)
×i+n+1 但し、nは、n≦D<n+1を満たす整数、inew
は、補正後のiにより定義されるDとDにより、
中央のラインセンサの出力に対して、横色収差を補正す
ることを特徴とする。
【0097】さらにまた、この発明のカラー画像読取装
置は、倍率色収差補正回路が、緑の任意の個数の画素の
出力に対応する赤の画像の出力と青の画像の出力に関
し、任意の個数がjからkで示される時、それぞれの色
の画像信号の重心P、PおよびPを、それぞれ、 P=Σ(Rixi)/ΣRi(i=j→k)、 P=Σ(Gixi)/ΣGi(i=m→j)、 P=Σ(Bixi)/ΣBi(i=m→j) により求め、 D=P−P、 D=P−P で定義されるDとDにより、中央のラインセンサの
出力に対して横色収差を補正することを特徴とする。
【0098】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、倍率色収差補正回路が、緑の任意の画素iの出力
に対応する前記赤の画像の出力と青の画像の出力の相互
のずれに対し、一次式である D=K×i+L、 D=K×i+L 但し、K、L、KおよびLは、パラメータ、で
定義されるDとDにより、前記中央のラインセンサ
の出力に対して、横色収差を補正することを特徴とす
る。
【0099】さらにまた、この発明のカラー画像読取装
置の倍率色収差補正回路において、個々のパラメータK
、L、KおよびLは、3ラインCCDセンサが
画像を読み取るためのチャートに含まれる白黒ペアライ
ン画像が、3ラインCCDセンサがチャートの画像を読
み取る方向に対して所定の角度を有する時、3ラインC
CDセンサがチャートの画像を読み取る回数に応じて変
化する変化分に関して特定されることを特徴とする。
【0100】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、主走査方向の位置ずれ量の分布を関数で近似し
て、位置ずれ量の実測データから関数を表すパラメータ
を求め、その近似式を利用して主走査方向の全画素位置
における色ずれを補正できる。
【0101】さらにまた、この発明のカラー画像読取装
置は、白黒ペアラインの重心位置を算出することで画素
サイズ以下の位置ずれ量を測定できる。
【0102】またさらに、この発明は、白黒ペアライン
の重心位置を算出することにより、画素サイズ以下の位
置ずれ量を測定し、それに基づく補正パラメータを生成
し、補正用メモリに格納させることのできる調整装置を
提供することを特徴とする。
【0103】さらにまた、この発明のカラー画像読取装
置は、白黒ペアラインの重心位置を算出することによ
り、画素サイズ以下の位置ずれ量を測定し、それに基づ
く補正パラメータを生成し、補正メモリに格納すること
を特徴とする。
【0104】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、白黒ペアラインチャートを副走査方向に傾け、傾
き角に応じた複数ラインのデータから主走査方向の全画
素位置に対応する位置ずれ量を測定できる。
【0105】さらにまた、この発明のカラー画像読取装
置は、副走査方向に傾きを持つ白黒の連続パターンを用
いて、複数ラインのデータから白黒ラインの切り替わり
部のエッジ情報を利用して、主走査方向の全画素位置に
対応する位置ずれ量を測定できる。
【0106】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、複数ラインからなるチャートの傾け角を45°と
し、パターン周期と同じ画素数のラインデータを求める
ことで、主走査方向の全画素位置に対応する位置ずれ量
を測定できる。
【0107】さらにまた、この発明のカラー画像読取装
置は、位置ずれ量の分布を一次式で近似し、一次式を表
すパラメータのみをメモリに格納し、そのパラメータを
利用して、主走査方向の全画素位置における色ずれを補
正できる。
【0108】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、位置ずれ量の分布を多項式で近似し、多項式を表
すパラメータのみをメモリに格納し、そのパラメータを
利用して、主走査方向の全画素位置における色ずれを補
正できる。
【0109】さらにまた、この発明のカラー画像読取装
置は、位置ずれ量の分布を複数の区間に分けて、それぞ
れの区間で分布を一次式で近似し、それぞれの直線を表
すパラメータのみをメモリに格納し、そのパラメータを
利用して、主走査方向の全画素位置における色ずれを補
正できる。
【0110】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、極大値、極小値、両端を含む特徴的な位置の近傍
の位置ずれ実測データから位置ずれ量の分布を近似し、
近似式のパラメータのみをメモリに格納し、そのパラメ
ータを利用して、主走査方向の全画素位置における色ず
れを補正できる。
【0111】さらにまた、この発明は、位置ずれ量の分
布を一次式で近似し、一次式を表すパラメータのみをメ
モリに格納し、そのパラメータを利用して、主走査方向
の全画素位置における色ずれを補正できる調整装置を提
供することを特徴とする。
【0112】またさらに、この発明は、副走査方向に傾
きを持つ白黒の連続パターンを用いて、複数ラインのデ
ータから白黒ラインの切り替わり部のエッジ情報を利用
して、主走査方向の全画素位置に対応する位置ずれ量を
測定できる調整装置を提供することを特徴とする。
【0113】さらにまた、この発明は、白黒ペアライン
チャートを副走査方向に傾け、傾き角に応じた複数ライ
ンのデータから主走査方向の全画素位置に対応する位置
ずれ量を測定できる調整装置を提供することを特徴とす
る。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のカラー
画像読取装置は、位置ずれ量の分布を一次式で近似し、
一次式を表すパラメータのみをメモリに格納し、そのパ
ラメータを利用して、主走査方向の全画素位置における
色ずれを補正できる。なお、一次式の代わりに、多項式
で近似し、多項式を表すパラメータのみをメモリに格納
し、そのパラメータを利用して、主走査方向の全画素位
置における色ずれを補正することもできる。このとき、
位置ずれ量の分布を複数の区間に分けて、それぞれの区
間で分布を一次式で近似し、それぞれの直線を表すパラ
メータのみをメモリに格納し、そのパラメータを利用し
て、主走査方向の全画素位置における色ずれを補正して
もよい。
【0115】また、この発明のカラー画像読取装置は、
極大値、極小値、両端を含む特徴的な位置の近傍の位置
ずれ実測データから位置ずれ量の分布を近似し、近似式
のパラメータのみをメモリに格納し、そのパラメータを
利用して、主走査方向の全画素位置における色ずれを補
正できる。
【0116】さらに、この発明のカラー画像読取装置
は、位置ずれ量の分布を一次式で近似し、一次式を表す
パラメータのみをメモリに格納し、そのパラメータを利
用して、主走査方向の全画素位置における色ずれを補正
できる調整装置を提供することを特徴とする。
【0117】またさらに、この発明のカラー画像読取装
置は、副走査方向に傾きを持つ白黒の連続パターンを用
いて、複数ラインのデータから白黒ラインの切り替わり
部のエッジ情報を利用して、主走査方向の全画素位置に
対応する位置ずれ量を測定できる調整装置を提供するこ
とを特徴とする。
【0118】さらまたに、この発明のカラー画像読取装
置は、白黒ペアラインチャートを副走査方向に傾け、傾
き角に応じた複数ラインのデータから主走査方向の全画
素位置に対応する位置ずれ量を測定できる調整装置を提
供することを特徴とする。
【0119】これにより、3ラインCCDセンサと縮小
レンズの光軸との間の距離に依存して画像の色ずれが生
じることを抑止して、カラー画像を正確に読み取ること
のできるカラー画像取装置が得られる。また、このカラ
ー画像読取装置により得られた画像データに基づいて画
像を形成することで、色ずれのない複写物または出力画
像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像読取装置が適用される画像形成
装置の一例を説明する概略図。
【図2】図1に示した画像形成装置に組み込まれる画像
読取装置の主要部を説明する概略図。
【図3】図1および図2に示した画像読取装置に組み込
まれる3ラインCCDセンサを説明する概略図。
【図4】図2および図3に示した3ラインCCDセンサ
から出力された得られた画像信号を処理して、図1に示
した画像形成装置における画像形成のための出力画像信
号を生成する画像処理回路の一例を説明する概略ブロッ
ク図。
【図5】図4を用いて説明した画像読取装置の画像処理
回路に組み込まれる倍率色収差補正部の回路の一例を示
す概略ブロック図。
【図6】所定の読取解像度を有する画像読取装置により
読み込んだ画像の色成分毎のずれの程度を説明するグラ
フ。
【図7】画像読取装置にて読み取った画像信号の中の色
成分毎のずれを捉えることのできるチャートの画像の例
を説明する概略図。
【図8】図6に示した色成分のずれの程度を改善した状
態を示すグラフ。
【図9】図6に示した色成分毎のずれを主走査方向の全
域について説明するグラフ。
【図10】図7に示したチャートに代えて、読み取った
画像信号中の1画素間の色成分毎のずれを検知可能なチ
ャートの画像の例を説明する概略図。
【図11】図10に示したチャートの画像の傾きと画像
読取装置による読み取りの際の副走査方向の読み取りタ
イミングとの関係を説明する概略図であり、図11
(a)は、読取位置を説明する概略図、図11(b)
は、図11(a)の「j」のタイミングで読み込んだ際
の出力画像波形の重心を説明する概略図、および図11
(c)は、図11(a)の「j+1」のタイミングで読
み込んだ際の出力画像波形の重心を説明する概略図。
【図12】図7に示したチャートに代えて、読み取った
画像信号中の1画素間の色成分毎のずれを検知可能なチ
ャートの画像の例を説明する概略図。
【図13】図9に示したような色成分毎のずれを近似す
る近似式(近似曲線)を説明する概略図。
【図14】図5に示した倍率色収差補正回路において、
個々のラインセンサからの出力画像信号から色成分毎の
ずれを求める方法を説明する概略図。
【図15】図9に示した主走査方向の全域にわたる各色
成分毎のずれを改善した程度を示すグラフ。
【図16】図4に示した画像処理回路の別の例を示す概
略図。
【符号の説明】
1 ・・・カラーデジタル複写装置、 11 ・・・スキャナ(カラー画像読取装置)、 12 ・・・原稿テーブル、 13 ・・・照明ランプ、 14 ・・・第1キャリッジ、 14a・・・反射板、 14b・・・反射板、 14c・・・第1画像ミラー、 15 ・・・第2キャリッジ、 15a・・・第2画像ミラー、 15b・・・第3画像ミラー、 16 ・・・縮小レンズ、 17 ・・・3ラインカラーCCDセンサ、 17a・・・Rラインセンサ、 17b・・・Gラインセンサ、 17c・・・Bラインセンサ、 19 ・・・白色基準板、 50 ・・・画像信号処理部、 51a・・・増幅器、 51b・・・増幅器、 51c・・・増幅器、 52a・・・A/D変換器、 52b・・・A/D変換器、 52c・・・A/D変換器、 53a・・・シェーディング補正回路、 53b・・・シェーディング補正回路、 53c・・・シェーディング補正回路、 54 ・・・副走査位置補正回路、 55 ・・・倍率色収差補正回路、 55−1・・・遅延メモリ、 55−2・・・倍率色収差補正部、 55−3・・・補正データメモリ(ROM)、 56 ・・・画像信号処理回路、 57 ・・・スキャナCPU、 61 ・・・データ処理部、 63 ・・・ラインメモリ、 65 ・・・補正係数パラメータ発生ユニット、 70 ・・・操作パネル、 71 ・・・ディスプレイ、 72 ・・・キーパターン(アイコン)、 101 ・・・画像形成装置、 102Y・・・画像形成部(Y)、 102M・・・画像形成部(M)、 102C・・・画像形成部(C)、 102B・・・画像形成部(B)、 103 ・・・露光装置、 104 ・・・転写ベルト、 105 ・・・定着装置、 103 ・・・露光装置、 104 ・・・転写ベルト、 105 ・・・定着装置、 108 ・・・用紙搬送部、 109 ・・・アライニングローラ、 111 ・・・主制御回路、 113 ・・・メインCPU、 115 ・・・画像メモリ(RAM)、 131 ・・・補正係数パラメータ発生ユニット、 133 ・・・ラインメモリ、 135 ・・・データ処理部、 137 ・・・グラフィカルユーザインタフェイス(G
UI)、 O ・・・シート状媒体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 1/46 A 5C074 1/29 1/04 D 5C077 1/60 1/40 D 5C079 (72)発明者 中根 林太郎 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝テッ ク株式会社柳町事業所内 Fターム(参考) 2H030 AA01 AD12 BB02 5B047 AA01 AB04 BC05 CB04 5B057 BA02 BA19 CA01 CB01 DB02 DB06 5C051 AA01 BA03 DB01 DB22 DB28 DE12 DE19 FA01 5C072 AA01 AA03 BA19 DA02 EA05 QA14 5C074 DD22 DD24 FF15 GG03 5C077 MM03 MP08 PP05 PP32 PP39 PQ12 PQ20 PQ22 SS01 SS02 SS03 TT06 5C079 HB01 JA02 JA12 JA23 KA09 KA17 KA18 LA02 LA24 LA31 LB01 MA01 MA10 NA03 PA02 PA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を透過可能で、読み取り対象物を保持す
    る板状である読み取り対象保持体と、 前記読み取り対象保持体上の前記読み取り対象物を照明
    する照明装置と、 読み取り対象物からの画像光に収束性を与える縮小レン
    ズと、 前記縮小レンズで収束性が与えられた前記画像光を受光
    し、前記画像光に対応する3つの電気信号を出力する3
    ラインCCDセンサと、 前記3ラインCCDセンサから出力された3つの出力信
    号のうちの1つの出力信号を基準とし、残りの2つの出
    力信号と前記基準とした出力信号とを比較して、前記残
    りの2つの出力信号に所定の補正を与える倍率色収差補
    正回路と、を有することを特徴とするカラー画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】4つの辺を有する透明な矩形の板状である
    読み取り対象保持体と、前記読み取り対象保持体上の前
    記読み取り対象物を照明する照明装置と、読み取り対象
    物からの光に収束性を与える縮小レンズと、3つのライ
    ンセンサを含み、前記縮小レンズで収束性が与えられた
    前記読み取り対象物からの第1の方向に延びた帯状の画
    像光を色成分毎に受光して、それぞれの光に対応する電
    気信号を出力する3ラインCCDセンサと、前記3ライ
    ンCCDセンサの個々のラインセンサから出力される3
    つの出力のうちの1つの出力信号を基準とし、残りの2
    つの出力信号と前記基準とした出力信号とを比較して残
    りの2つの出力信号に所定の補正を与える倍率色収差補
    正回路と、を有するカラー画像装置における画像読取方
    法において、 テストチャートの画像を読み取り、 テストチャートの画像に対応する個々のラインセンサか
    らの出力信号を求め、 前記3ラインCCDセンサの個々のラインセンサから出
    力される3つの出力のうちの1つの出力信号を基準と
    し、残りの2つの出力信号と前記基準とした出力信号と
    を比較して残りの2つの出力信号に所定の補正を与える
    ことを特徴とするカラー画像読取方法。
  3. 【請求項3】光を透過可能で、読み取り対象物を保持す
    る板状である読み取り対象保持体と、前記読み取り対象
    保持体上の前記読み取り対象物を照明する照明装置と、
    読み取り対象物からの画像光に収束性を与える縮小レン
    ズと、前記縮小レンズで収束性が与えられた前記画像光
    を受光し、前記画像光に対応する3つの電気信号を出力
    する3ラインCCDセンサと、前記3ラインCCDセン
    サから出力された3つの出力信号のうちの1つの出力信
    号を基準とし、残りの2つの出力信号と前記基準とした
    出力信号とを比較して、前記残りの2つの出力信号に所
    定の補正を与える倍率色収差補正回路と、を含むカラー
    画像読取装置と、 前記カラー画像読取装置により生成された出力画像信号
    に対応して光強度が変化された露光光を所定の位置に出
    射する露光装置と、 光受容体である感光体と、前記感光体に可視化材を選択
    的に供給できる現像装置と、前記可視化材を前記感光体
    から被転写材に移しとる転写装置を含み、前記露光装置
    から出射された露光光により前記感光体に形成された潜
    像に、前記現像装置により可視化材を供給して可視化し
    て可視化材像を形成する、個々の画像形成装置は、所定
    の配列で配列され、時系列に従って前記カラー画像読取
    装置から供給される色成分毎の出力画像信号に対応し
    て、色成分毎に、複数のトナー像を形成する第1および
    第2の画像形成装置と、 前記第1および第2の画像形成装置の個々の転写装置に
    対して所定の位置に設けられ、貯留部から給送された被
    転写材を搬送しながら前記第1および第2の画像形成装
    置により形成された前記可視化材像を被転写材上に転写
    可能に、被転写材を搬送する被転写材搬送機構と、 加熱機構と加圧機構を含み、前記被転写材搬送機構によ
    り搬送されている被転写材に、被転写材上に転写された
    前記可視化材像を定着する定着装置と、を有することを
    特徴とする画像形成装置。
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